JPH0688055U - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JPH0688055U
JPH0688055U JP3552893U JP3552893U JPH0688055U JP H0688055 U JPH0688055 U JP H0688055U JP 3552893 U JP3552893 U JP 3552893U JP 3552893 U JP3552893 U JP 3552893U JP H0688055 U JPH0688055 U JP H0688055U
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JP
Japan
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electric wire
connector
terminal
wire
housing
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Application number
JP3552893U
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English (en)
Inventor
敏明 岡部
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧接端子に接続された電線を外付け部品を用
いることなく、確実に押さえ込むように構成したコネク
タを提供する。 【構成】 ハウジング31は、圧接により電線3が接続
された圧接端子Tを収納する端子収容室32の該電線を
配索する底板部33の位置に電線配索孔34を開口する
とともに、前記底板部に電線押さえ部35を有し、前記
電線押さえ部が前記電線配索孔に挿通する前記電線を前
記底板部に沿って屈曲状態に保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被覆のままの電線を圧接刃に接続導通する圧接端子をコネクタハウ ジング内に装着したコネクタに関するものであり、更に詳しくはコネクタハウジ ングの改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種電子機器はもとより、エレクトロニクス化された近年の自動車において電 線と電線との接続、電子機器との接続にコネクタが多用されている。コネクタは 、一般的に電線を接続した端子をハウジング内に装着した構成になっているが、 電線と端子との接続を半田付けや圧着によらず圧接により行うようにしたものが ある。
【0003】 係る圧接端子は、端子のU字状スロットに形成した圧接刃に、絶縁被覆された ままの電線を圧入することにより、圧接刃が電線の被覆を切り込み、電線の導体 と通電可能に接続されるものであり、従来の半田付けや圧着によるものに較べて 電線接続作業性の向上に利点を有したものである。
【0004】 しかし、反面、この圧接端子は、接続された電線の後抜け方向の外力に弱く、 電線が圧接刃から比較的容易にすり抜け易いと云う難点を伴っている。 特に、圧接コネクタが自動車のワイヤーハーネスに適用された場合、ワイヤー ハーネスは、振動等による音の発生源とならないように弛みのない緊張した状態 に配索されるため、上記の課題は顕著なものとなる。
【0005】 そこで、この難点を解消するため、例えば実開平4−15161号公報に開示 されたものがある。
【0006】 図5および図6にこの開示されたものを示すと、圧接端子用コネクタハウジン グ12は、ハウジング12に設けた複数の端子収容室13の後端寄り、即ち図5 の右側で圧接端子11を挿入する矢印Aを付した側には、図6に於いて明瞭に示 すように底が開口された電線収容孔9を設けている。そして、この開口前後の縁 部から対向する片持梁状の板状のバネ片15が突設され、このバネ片15が電線 収容孔9のバネ底片を構成している。
【0007】 一方、ハウジング12の上方に示した電線押さえ部材10は、電線収容孔9に 個別対応して下方に配列した電線押さえ突起16、ハウジング12の側部に設け た係止爪17に係止する係止孔19を形成した係止片18等を備えて構成されて いる。
【0008】 そして、連結された複数個の圧接端子11を切り離して各端子収容室13内に 収容するとともに、各端子11のU字状スロット1内に電線3を嵌め込み、その 上部から電線押さえ部材10を被着させると、電線押さえ突起16が電線3を下 方に押さえ付けて、電線収容孔9の中に電線3が膨出するようになり、湾曲状の 曲げ配線部20が形成される。
【0009】 この結果、バネ片15が電線3の曲げ配線部20により下方変位するとともに 、反発力により曲げ配線部20を上方に付勢して電線押さえ突起16に押し付け るようになる。即ち、電線3はバネ片15と電線押さえ部材10とにより曲げ状 態に挟着されて所謂ストレインリリーフに形成され、電線3の引き外力がこの曲 げによって分散し弱められることにより、後抜けが阻止された。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成にあっては、電線に曲げ状態を形成するため、別部材 として構成した電線押さえ部材10をハウジング12に嵌め込んで両端固定梁状 に固着しているため、特に図示したような多極コネクタを考慮して電線押さえ部 材10の横幅方向の寸法が長く形成されたものに対して電線に引き張力が加わっ た場合、電線押さえ部材10は挟着により生ずる反力により中間部に浮き上りを 生じ、一様なストレインリリーフ機能が発揮できない欠点を有している。
【0011】 また、ハウジングとは別部材の電線押さえ部材10を必要としたため、部品点 数が増加して管理コストの上昇を招く。更に、別部材を用いることにより、多段 式コネクタの構成に不利である。
【0012】 本考案の目的は、圧接端子に接続された電線を外付け部材を用いることなく曲 げ状態にして、電線の後抜けを防止するストレインリリーフ機能を有する圧接コ ネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る前記目的は、ハウジングに形成した端子収容室内に圧接により電 線を接続した圧接端子を収納してなる圧接コネクタにおいて、前記ハウジングで あって、前記電線を配索する底板部の位置に電線配索孔を開口するとともに、前 記端子収容室より前記電線配索孔に挿通される前記電線を前記底板部に沿って屈 曲状態に保持する電線押さえ部を設けたことを特徴とする圧接コネクタにより達 成される。
【0014】
【作用】
端子収容室内の圧接端子と接続した電線を、該収容室を形成するハウジングの 底板部に開口した電線配索孔に挿通させるとともに、電線押さえ部が再び底板部 の背面側に沿わせて配索させて屈曲状態にしているので、電線の後抜けを阻止す ることができる。
【0015】 次に、図1〜図3を参照して本考案の圧接コネクタの一実施例を説明する。 図1は圧接コネタクの一部切り欠き斜視図を、図2は図1の要部縦断面図を、 図3はコネクタの電線作業手順を示す側面図をそれぞれ示してある。なお、本実 施例に用いる圧接端子Tは従来端子11の一部形状を変更しており、従来同様の 作用をなす部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0016】 ハウジング31は合成樹脂を一体成形したものであり、圧接端子Tを収容する ため一部上面が天板36によって覆われるとともに、複数の仕切壁39で仕切ら れた端子収容室32が所望個数設けられている。そして、収容室32の前面壁部 32aには、圧接端子Tの電気接続部7内に相手コネクタの雄端子(図示せず) を案内するための挿入孔32bが設けられている。また、各収容室32の底板部 33には、圧接端子Tの抜けを防止する弾性係止片38が底板部33より延設さ れている。
【0017】 また、各収容室32の後端側では、該端子収容室32を形成する底板部33が 二重床構造に設けられているとともに、端子収容室32内に配置される圧接端子 Tの後端部と一致する位置において、この二重床構造を貫通する電線配索孔34 が設けられている。 更に端子収容室32の、電線配索孔34より後端部には二重床構造が延設し、 かつ電線配索孔34と連通するように設けられた電線押さえ部35が形成されて いる。
【0018】 電線押さえ部35について更に詳述すると、この押さえ部35は、ハウジング 後端部において端子収容室32を形成する仕切壁39及び両側壁37が、底板部 33の背面側に延設されかつ折曲されて片持梁状に張出すことで相互に対向する 先端部35aを有し、この先端部35aに電線3を差し込むことにより先端部3 5aが弾性変形して電線3を底板部33の背面に沿って保持できるものである。 すなわち、電線配索孔34および電線押さえ部35は相互作用によりストレイ ンリリーフを形成して電線3を屈曲させるためのものであり、この作用について は後に詳述する。
【0019】 圧接端子Tは従来同様に各端子収容室32に収納されるのであるが、その後端 部において形状が一部異なっている。すなわち、圧接端子Tは電線3を加締接続 するインシュレーションバレル8の後方端が折曲され、電線折返部9に形成され ている。なお、圧接端子Tの電気接続部7には、ハウジング31に形成した抜け 止め突起38が係合するための係止孔7aが開口されており、また、電気接続部 7とインシュレーションバレル8との間には圧接刃2が形成されている。
【0020】 次に電線3に曲げを形成するストレインリリーフについて、コネクタ組立工程 に従って説明する。 先ず、圧接端子Tは、図2に示すように各端子収容室32内に個別に収納され 、抜け止め突起38と係止孔7aとの係合によって固定状態に設けられる。
【0021】 圧接端子Tと電線3との接続は、図3(a)に示すように、電線3先端を矢印 Pで示す如くコネクタの下部側より電線配索孔34に挿入した後、端子後端の電 線折返部9にて反転屈曲させて端子Tに並行配置する。
【0022】 次いで、図3(b)に示すように電線3先端を圧接刃2に圧入させると同時に 、インシュレーションバレル8で電線3を加締めて固着し端子Tに接続させる。
【0023】 次に、電線3を後端側において矢印Qに示す如く底板部33と平行となるよう に折り曲げ、電線押さえ部35の先端部35aに差し込む。これにより、電線3 は、図3(c)に示す如く底板部33の背面に沿って保持される。
【0024】 上記組立が完了すると、電線3は電線折返部9において反転屈曲され、さらに 電線配索孔34及び電線押さえ部35を通過することにより屈曲状態に設けられ て配索されることになる。従って、電線3に外部引張力が作用しても、電線折返 部9での反転屈曲と電線配索孔34及び電線押さえ部35を通過することにより 生じる屈曲状態とでストレインリリーフが効果的に作用して、電線3の後抜けを 防止することはもとより圧接端子Tの引き抜けも阻止する。
【0025】 この結果、圧接端子Tから電線3が抜け出るようなことがなく、配索作業時に 特別の注意を払う必要がない。また配索作業は図3に示すように電線配索孔34 より電線3を挿入して該電線3を端子部及び電線押さえ部35に配置して容易に 行なうことができる。
【0026】 このように、本実施例に示したハウジング31及び圧接端子Tの構造によれば 、電線3の抜け防止を電線折返部9と電線押さえ部35との作用により行ってい るので、従来例で説明した別部材を全く不要にできる。 なお、上記実施例では、圧着端子Tの電線折返部9によっても電線3が曲げら れ、ストレインリリーフが行われているように述べたが、本発明は、あくまでも コネクタに形成した電線配索孔34及び電線押さえ部35の作用だけでその目的 が充分に達成できるものである。
【0027】 次に図4を参照して本考案の他の実施例を説明する。 本実施例の特徴は、既述のハウジング31を用いて多段式コネクタTCを構成 したことである。 多段式コネクタTCは、一個のハウジング31を用いて構成したコネクタCを 収納箱51に収納して構成されるものであり、各コネクタCの構成は先の第1の 実施例で説明したとおりである。但し、図4にはコネクタCとして4個の圧接端 子Tを装着したコネクタを示しているが、圧接端子Tの数等は図示に限定される ものではなく、必要に応じて自在に変更してよいものである。
【0028】 収納箱51は合成樹脂を用いて一体成型したものであり、枠体52内に仕切り 板53によりコネクタCを収納する収納部54が形成されている。そして、各収 納部54の一方の開口部、即ち図4に示すコネクタCを挿入する側の開口部近傍 には、各仕切り板53に一対の弾性係止片55が設けられている。
【0029】 この弾性係止片55は、各収納部54内にコネクタCを挿入した場合に、左右 両側に位置する端子収容部32の電線配索孔34(共に、図1参照)に係止し、 各コネクタCの位置決めと抜け止めとを行うようになっている。
【0030】 多段式コネクタTCは、各コネクタCを矢印Bに示す方向から収納部54に収 納して組立てられるものであるが、各コネクタCは、先の図1乃至図3の実施例 で説明したように外付け部品を用いることなく小型に構成されている。従って、 収納部54の内部空間も狭くてよく、収納箱51全体も小型化され取扱い易いも のである。
【0031】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案に係るコネクタは、ハウジングの端子収容室の 底板部に電線配索孔を設けるとともに、底板部の背面側に電線押さえ部を設けて おり、圧着端子と接続した電線を電線配索孔に挿通しかつ電線押さえ部で保持し て曲げ状態に配索しているので、電線に外力が加わっても該電線の圧接端子から の後抜けを阻止して、圧接端子と電線との接続不良を生じさせない。更に、電線 押さえ部はハウジングと一体構成されているので、構造的に強固であり変形を容 易に起さない。また、コネクタは電線を押さえ込むための外付け部品を不要にし ているため、部品点数及び作業工数の削減が可能になるうえに、コネクタの小型 化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すハウジングの一部切
り欠き斜視図である。
【図2】図1の要部を示す断面図である。
【図3】電線の作業手順を示す断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す多段式コネクタの斜
視図である。
【図5】従来のコネクタの構造を示す分解斜視図であ
る。
【図6】従来のコネクタの構造を示す一部切り欠き斜視
図である。
【符号の説明】
8 インシュレーションバレル 9 電線折返部 31 ハウジング 32 端子収容室 33 底板部 34 電線配索孔 35 電線押さえ部 51 収納箱 54 収納部 55 弾性係止片 C コネクタ TC 多段式コネクタ T 圧接端子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成した端子収容室内に圧
    接により電線を接続した圧接端子を収納してなる圧接コ
    ネクタにおいて、前記ハウジングであって、前記電線を
    配索する底板部の位置に電線配索孔を開口するととも
    に、前記端子収容室より前記電線配索孔に挿通される前
    記電線を前記底板部に沿って屈曲状態に保持する電線押
    さえ部を設けたことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記電線押さえ部は、ハウジング後端部
    において端子収容室を形成する側壁が底板部の背面側に
    延設されかつ片持ち状に折曲されて互いに対向する先端
    部を有し、前記先端部に電線を差し込むことにより弾性
    的に変形して前記電線を保持することを特徴とする請求
    項1記載の圧接コネクタ。
JP3552893U 1993-06-07 1993-06-07 圧接コネクタ Pending JPH0688055U (ja)

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JP3552893U JPH0688055U (ja) 1993-06-07 1993-06-07 圧接コネクタ

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