JPH0687952U - カメラの画面切換装置 - Google Patents
カメラの画面切換装置Info
- Publication number
- JPH0687952U JPH0687952U JP033865U JP3386593U JPH0687952U JP H0687952 U JPH0687952 U JP H0687952U JP 033865 U JP033865 U JP 033865U JP 3386593 U JP3386593 U JP 3386593U JP H0687952 U JPH0687952 U JP H0687952U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- camera
- plates
- pin
- switching device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切換部をユニット化してカメラボディ−のア
パ−チャ−部に一体に装着することにより従来に比較
し、簡易で信頼性の高いカメラの画面切換装置を提供す
る。 【構成】 カメラのアパ−チャ−部の上下に上側画面マ
スク板6と下側マスク板5が支軸9によって回動可能に
設けられている。上下画面マスク板5,6の側部にはピ
ン8,10が植設され、ピン10はベルクランク13
に、ピン8は上下摺動板16に係合している。切換レバ
−21を操作することにより上下摺動板16が上下動さ
せられ、切換レバ−21を広角画面側に切り換えると、
上下摺動板16が上昇した位置となり、上下画面マスク
板5,6は閉じた状態となる。反対に標準画面側に切り
換えると、上下摺動板16が下降した位置となり、上下
画面マスク板5,6は開いた状態となり、画面の切換が
できる。
パ−チャ−部に一体に装着することにより従来に比較
し、簡易で信頼性の高いカメラの画面切換装置を提供す
る。 【構成】 カメラのアパ−チャ−部の上下に上側画面マ
スク板6と下側マスク板5が支軸9によって回動可能に
設けられている。上下画面マスク板5,6の側部にはピ
ン8,10が植設され、ピン10はベルクランク13
に、ピン8は上下摺動板16に係合している。切換レバ
−21を操作することにより上下摺動板16が上下動さ
せられ、切換レバ−21を広角画面側に切り換えると、
上下摺動板16が上昇した位置となり、上下画面マスク
板5,6は閉じた状態となる。反対に標準画面側に切り
換えると、上下摺動板16が下降した位置となり、上下
画面マスク板5,6は開いた状態となり、画面の切換が
できる。
Description
【0001】
本考案は、カメラの画面切換操作が可能な装置、さらに詳しくいえば、フィル ム面部分をユニット化してなるカメラの画面切換装置に関する。
【0002】
元来カメラは、標準画面サイズで撮影されてきたが、近年、多様化が進み画面 サイズをパノラマに表現する傾向にある。 パノラマサイズにする機構としては、撮影前フィルム装填時にアダプタ−を装 着するものがある。また、撮影途中で切換できるものもある。
【0003】
本考案は後者のタイプに属すもので、その目的は切換部をユニット化してカメ ラボディ−のアパ−チャ−部に一体に装着することにより従来に比較し、簡易で 信頼性の高いカメラの画面切換装置を提供することにある。
【0004】
前記目的を達成するために本考案によるカメラの画面切換装置は、カメラのア パ−チャとなる部分の上下にそれぞれ画面マスク板を枢着し、前記上下の画面マ スク板に、その側部から突出するようにピン部材を付設し、前記ピン部材を前記 アパ−チャの側面に設けた摺動板の上下移動により円弧移動させることによって 、前記上下の画面マスク板を開閉させ、前記摺動板は上下移動手段により上下動 させるようにしたフィルム面ユニットから構成してある。 また、本発明は上記構成に加えて、前記摺動板の上下動にしたがってファイン ダマスクの切換等の情報伝達を行うように構成してある。
【0005】
以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説明する。 図1は本考案によるカメラの画面切換装置がカメラボディ−に組み込まれる状 態を説明するための斜視図である。 カメラボディ−本体1のアパ−チァ−部に当たる部分に本考案による画面切換 装置であるフィルム面ユニット3が一体に装着される。 フィルム面ユニット3のアパ−チャ−の上下には画面マスク板6,5が枢着され ている。
【0006】 図2は本考案によるカメラの画面切換装置の実施例を示す斜視図である。 フィルム面ユニット3は暗箱を構成し、下側画面マスク板5と上側画面マスク板 6は支軸7,9により回動可能となっている。 支軸9の一端は、側板11の切込溝11aに,支軸7の一端は側板11の切込溝 11bにそれぞれ支持されている(図2中では支軸7,9を途中で切断し、切込 溝11a,11bで支持される支軸部分は省略してある)。 下側画面マスク板5の側部にはピン8が、上側画面マスク板6の側部にはピン1 0がそれぞれ設けられている。 側板11は、ピン8および10が円弧状に移動したとき逃げのための長溝11 dおよび11cを有している。
【0007】 また、側板11には上下画面マスク板5,6を開扉するピン8および10を回 動させるため、ベルクランク13のクランク軸12が植設されている。 ベルクランク13の一端は、切込溝13aが形成されており、この切込溝13a にピン10の端部が係合している。 ベルクランク13の他端には、回動ピン15が植設されている。 さらに側板11の外側には、上下摺動板16が配置されている。 上下摺動板16は、図4に示すように上部にピン回動狭間17を、下部に摺動溝 18と継口19を有している。ピン回動狭間17には回動ピン15が、摺動溝1 8にはピン8がそれぞれ係合している。
【0008】 広角画面であるパノラマと標準画面とを切換える切換レバ−21が切換レバ− 軸20で回動可能に設けられており、切換レバ−21の他端部が上記継口19に 係合している。 図2は上下画面マスク板5および6を閉じた状態であり、広角画面を形成して いる。 この状態では図3で示すように撮影レンズ2を通ってくる被写体像の光は画面 切換時主光線23の画角となる。 また、上下画面マスク板6および5を開いた状態では被写体像の光は標準画面主 光線4の画角になる。
【0009】 図5は、画面切換時の上下摺動板の移動に伴うピンおよびベルクランクの動作 を説明するための図である。 以下、図5も併せ用いて画面切換の動作を説明する。 図2の状態は、上述したようにパノラマ状態であり、上下画面マスク板5および 6が閉じている。このときは上下摺動板16は上下移動手段である切換レバ−2 1によって上に移動した状態であり、回動ピン15は、ピン回動狭間17で押し 上げられ、ベルクランク13は時計方向に最も回転した状態であるので、ピン1 0は長溝11cの最も下の位置にもたらされ、上側画面マスク板6は閉じている 。 また、ピン8は、摺動溝18により押し上げられ、長溝11dの最も上の位置 にもたらされ、下側画面マスク板5は閉じている。
【0010】 切換レバ−21を標準サイズ側に回転させると、上下摺動板16は下に移動し 、それに伴い回動ピン15をピン回動狭間17で下に押し下げる。ベルクランク 13は反時計方向に回転しピン10は長溝11cの最も上の位置にもたらされ、 上側画面マスク板6は開く。 一方、ピン8は摺動溝18によって長溝11dの最も下の位置にもたらされ、 下側画面マスク板5は開く。 ファインダの視野についても標準とパノラマのサイズを切り換えるため、上下 摺動板16の上下移動によってファインダマスクの切換のための情報伝達が行わ れる。 なお、ピン回動狭間17の幅は、摺動溝18に対し回動範囲が小さく、上下摺 動板16の移動量に合わせるために広めにとってある。
【0011】
以上、説明したように本考案は、カメラのアパ−チャとなる部分の上下にそれ ぞれ画面マスク板を枢着し、前記上下の画面マスク板に、その側部から突出する ようにピン部材を付設し、前記ピン部材を前記アパ−チャの側面に設けた摺動板 の上下移動により円弧移動させることによって、前記上下の画面マスク板を開閉 させ、前記摺動板は上下移動手段により上下動させるようにしたフィルム面ユニ ットから構成してある。 したがって、簡易で信頼性の高い画面切換装置を実現でき、他の目的にも応用 可能な機構を提供できる。
【図1】本考案によるカメラの画面切換装置が組み込ま
れる状態を説明するための斜視図である。
れる状態を説明するための斜視図である。
【図2】本考案によるカメラの画面切換装置の実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】カメラの画面切換装置を上方から見た図であ
る。
る。
【図4】上下摺動板の詳細を示す図である。
【図5】切換時の上下摺動板の移動に伴うピンおよびベ
ルクランクの動作を説明するための図である。
ルクランクの動作を説明するための図である。
1…カメラボディ−本体 2…撮影レンズ 3…フィルム面ユニット 4…標準画面主光線 5…下側画面マスク板 6…上側画面マスク板 7,9…支軸 8,10…ピン 11…側板 12…クランク軸 13…ベルクランク 15…回動ピン 16…上下摺動板 17…ピン回動狭間 18…摺動溝 19…継口 20…切換レバ−軸 21…切換レバ− 23…画面切換時主光線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラのアパ−チャとなる部分の上下に
それぞれ画面マスク板を枢着し、 前記上下の画面マスク板に、その側部から突出するよう
にピン部材を付設し、 前記ピン部材を前記アパ−チャの側面に設けた摺動板の
上下移動により円弧移動させることによって、前記上下
の画面マスク板を開閉させ、 前記摺動板は上下移動手段により上下動させるようにし
たフィルム面ユニットから構成したことを特徴とするカ
メラの画面切換装置。 - 【請求項2】 前記画面マスク板が閉じた状態ではアパ
−チャの一部は遮られて広角画面となり、前記マスク板
が上下に開いた状態では標準画面になることを特徴とす
る請求項1記載のカメラの画面切換装置。 - 【請求項3】 前記摺動板の上下動にしたがってファイ
ンダマスクの切換等の情報伝達を行うことを特徴とする
請求項1または2記載のカメラの画面切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP033865U JPH0687952U (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | カメラの画面切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP033865U JPH0687952U (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | カメラの画面切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687952U true JPH0687952U (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=12398401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP033865U Pending JPH0687952U (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | カメラの画面切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687952U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01267624A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-25 | Kyocera Corp | カメラの画面サイズ切換装置 |
JPH03238440A (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 疑似パノラマ写真撮影可能なカメラ |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP033865U patent/JPH0687952U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01267624A (ja) * | 1988-04-20 | 1989-10-25 | Kyocera Corp | カメラの画面サイズ切換装置 |
JPH03238440A (ja) * | 1990-02-16 | 1991-10-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | 疑似パノラマ写真撮影可能なカメラ |
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