JPH0336982Y2 - - Google Patents

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JPH0336982Y2
JPH0336982Y2 JP1982165245U JP16524582U JPH0336982Y2 JP H0336982 Y2 JPH0336982 Y2 JP H0336982Y2 JP 1982165245 U JP1982165245 U JP 1982165245U JP 16524582 U JP16524582 U JP 16524582U JP H0336982 Y2 JPH0336982 Y2 JP H0336982Y2
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crank
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、カメラレンズの自動絞プリセツト装
置に関する。
「従来技術およびその問題点」 周知のように自動絞プリセツト装置は、一眼レ
フカメラにおいて撮影直前迄絞開放で明るい結像
をフアインダー視し、撮影時にはシヤツタレリー
ズによるボデイ側の絞駆動部材の作動により、予
め設定した絞値迄瞬時に絞込んで撮影するもので
ある。その具体的構造は従来多数が知られている
が、いずれも基本的には、ボデイ側の絞駆動部材
の作動をレリーズ板により受けて絞作動環を回動
させ、この絞作動環の回動を絞開閉環に伝達して
該開閉環を絞込方向に回動させ、この開閉環の回
動角度を、絞目盛環の絞値に応じてストツパ面の
位置を変えるストツパ部材により規制するという
構成を備えている。
ところが従来の交換レンズでは、レンズ系によ
つて設置位置が定まつてしまう絞羽根(絞開閉
環)に合わせて、レンズ毎に区々に絞作動環、ス
トツパクランク等の位置を定めている。このよう
な従来の交換レンズでは、絞機構の統一化の範囲
は極めて狭く、このため組立、分解修理等は、
個々のレンズ毎の構造を熟知して行なう必要があ
つた。また特に小型のレンズでは上記各部品の収
納スペースに限りがあるため、強度、絞精度等を
犠牲にせざるを得ない場合があつた。すなわち例
えば各部材の連動関係を得るためのピンやレバー
の長さを長く設定すると、絞作動時にこれら部材
に撓みやねじれが発生し、これが原因で絞精度が
悪化する場合がある。絞値をカメラボデイ側で設
定する、いわゆるシヤツタ優先やプログラム式の
自動露出撮影では、上記撓みやねじれの影響はよ
り顕著になる。
「考案の目的」 本考案は、このような従来のレンズ鏡筒につい
ての問題意識に鑑み、絞機構の統一化を従来構造
より、より広い範囲で可能とし、かつ構成部材の
撓みやねじれが絞精度に影響を与えることのない
自動絞プリセツト装置を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、絞作動環、ストツパクランク等の絞
関連部材をレンズ鏡筒の後部にまとめて配置する
という着想に基づいてなされたもので、カメラボ
デイ側の絞駆動部材と連係するレリーズ板を一体
に有し、光軸を中心に回動可能な完全環体からな
る絞作動環と;この絞作動環と連結されて常時等
しい光軸を中心とする回動をし、回動に伴い絞を
開閉する絞開閉環と;手動で回動操作される絞目
盛環とともに回動する、カム溝を有するカム環
と;レンズ鏡筒の固定筒に枢着され、上記カム環
の回動位置に連動してストツパ面の位置を変える
ストツパクランクと;を備え、上記ストツパ面
が、上記絞作動環に植設したストツパピンと当接
して絞開口を制御する自動絞プリセツト装置であ
つて、さらに絞作動環を、固定筒後端のバヨネツ
ト環またはこのバヨネツト環の内側に位置する遮
光環に回動自在に支持させ、ストツパクランク
は、ストツパ面と枢着部とカム環のカム溝との連
結をなす制御ピンとを結ぶ線分が直角以下の角度
をなすベルクランク状に形成し、これをバヨネツ
ト環を固定する固定筒の後端面に枢着したことを
特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図ないし第3図は本考案の第一の実施例を示す
もので、カメラボデイに装着すべきバヨネツト環
1は、レンズ鏡筒の固定筒2の後端部に固定ビス
3を介して固定されている。絞目盛環4は、固定
筒2の後端部外周に回動可能に嵌められており、
この目盛環4の内周部には深度環5が位置してい
る。深度環5は固定ビス6により固定筒2に固定
されていて、固定筒の一部を構成している。バヨ
ネツト環1は、第3図に明らかなように、この深
度環5に固定したものである。
固定筒2の内部には、レンズ群Lを保持した可
動レンズ枠7が配設されており、この可動レンズ
枠7は周知のフオーカシング機構により光軸方向
に進退動する。この可動レンズ枠7には絞羽根支
持環8が一体的に、絞開閉環9が回動自在に支持
されており、絞羽根10のピン10aは支持環8
のカム溝8aに、ピン10bは絞開閉環9の枢着
孔9aにそれぞれ嵌合していて、絞開閉環9の回
動に伴ない数枚の絞羽根10による絞開口が開閉
する。
この絞開閉環9は絞作動環11に連動して回動
するもので、絞作動環11は遮光環12にベアリ
ング13を介して回動自在に支持されている。こ
の絞作動環11は、光軸を中心とする完全環体か
らなつている。遮光環12はバヨネツト環1の内
側に螺合、ねじ止め等の手段で固定されたもの
で、かくして絞作動環11はレンズ鏡筒の後端部
に回動自在に支持されることになる。14はベア
リング押え環を示す。
この絞作動環11には、固定ビス15によりレ
リーズ板16が固定されており、このレリーズ板
16は遮光環12の切欠17からカメラボデイ側
に突出してカメラボデイの絞駆動部材と連係す
る。またこのレリーズ板16と一体に、前方に延
びる連動板18が設けられ、この連動板18は絞
開閉環9に固定したフオーク19内に摺動可能に
嵌まつていて、絞作動環11と絞開閉環9が常時
一体的に回動する。絞作動環11は、引張ばね2
0により常時は絞が閉じる方向に回動付勢されて
いる。
絞目盛環4の内側の、固定筒2の後端面と深度
環5の内方フランジ5aの間には、カム環21が
回動自在に支持されており、深度環5の内方フラ
ンジ5aの後端面には枢着ビス22によりストツ
パクランク23が枢着されている。カム環21は
その半径方向突起24を絞目盛環4の内面の連動
溝25に嵌入させていて、常時絞目盛環4と等し
い回動をする。このカム溝21にはカム溝26が
穿設されており、このカム溝26には上記ストツ
パクランク23の一方の腕に植設した制御ピン2
7が嵌まつている。
ストツパクランク23の他方の腕には、絞作動
環11に植設したストツパピン28と当接するス
トツパ面29が形成されており、このストツパ面
29の位置が、カム溝26の形状に従い、絞目盛
環4で設定する絞値に応じて変化する。このスト
ツパクランク23は、そのストツパ面29、枢着
ビス22および制御ピン27を結ぶ線分が直角以
下の角度をなすベルクランク状をなしている。2
1aは絞値情報をカメラボデイ側に与える情報伝
達板である。
絞目盛環4の内周面には、絞値ステツプに合わ
せてV溝30が形成されており、深度環5には、
このV溝30内に進入してクリツクストツプ機構
を構成するクリツクボール31が支持されてい
る。
上記構成の交換レンズ鏡筒は、次のように作動
する。バヨネツト環1によりカメラボデイに装着
すると、ボデイ側の絞駆動部材とレリーズ板16
が係合し、該絞駆動部材が引張ばね20の力に打
ち勝つてレリーズ板16、つまり絞作動環11お
よび絞開閉環9を開放状態に保持する。この状態
でシヤツタをレリーズすると、ボデイの絞駆動部
材がレリーズ板16を解放し、その結果、引張ば
ね20の力によつて絞作動環11および絞開閉環
9が絞込方向に回動する。すると絞作動環11の
ストツパピン28が、プリセツトされた絞値に応
じた位置に移動しているストツパクランク23の
ストツパ面29と衝突し、以後の回動が規制され
る。よつて絞開閉環9も回動が規制されて絞開口
は絞値に応じた大きさとなる。
カメラボデイ側の絞駆動部材の移動量を制御し
て絞値を決定するシヤツタ優先またはプログラム
式の自動露出撮影の際は、カム環21,ストツパ
クランク23が第1図に鎖線で示す位置に移動
し、ストツパ面29はストツパピン28が最小絞
値迄回動するのを許容する。
そして本考案は、絞作動環11がレンズ鏡筒の
後端部に位置する遮光環12に支持されているた
め、レリーズ板16の長さが最短で済む。従つて
特にカメラボデイ側で絞値を決定する自動露出時
に、レリーズ板16の撓み等の変形による絞誤差
は生じにくくなる。また絞作動環11の回動角を
制御するストツパクランク23が固定筒2の後端
面に枢着されていて該絞作動環11と近接してい
るため、ストツパピン28の長さも短くて済み、
さらに絞作動環11とストツパクランク23がレ
ンズ鏡筒の後端部にまとめて配置されることか
ら、組立、調整が容易となり、また絞機構の統一
化へ向けての一助となる。さらに絞作動環11
は、光軸を中心とする完全環体から構成されてお
り、またストツパクランク23はその腕が短いベ
ルクランク状をしているために、絞作動環11お
よびストツパクランク23自体の変形も生じにく
く、これらの変形によつて絞精度が不安定になる
こともない。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、絞
作動環11を板状体から形成して、これと一体に
レリーズ板16および連動板18を設けている。
またベアリングを用いることなく、押え環32に
よつて絞作動環11を遮光環12に回動自在に支
持している。
上記二つの実施例はいずれも遮光環12に絞作
動環11を回動自在に支持したものであるが、バ
ヨネツト環1の内面適所にこれを回動自在に支持
しても同様の効果が得られる。
「考案の効果」 以上のように本考案の絞機構は、バヨネツト環
を固定すべき固定筒の後端面に、絞作動環の回動
角を規制するベルクランク状のストツパクランク
を枢着したから、レリーズ板、ストツパクランク
のストツパピン等、撓む可能性の高い部材を最短
にして撓みに起因する絞精度への悪影響を除くこ
とができる。また絞機構の重要部分がレンズ鏡筒
の狭い輪帯内に配設されるため、絞機構の統一化
が部分的にしろ可能となり、かつ組立、分解修理
とも容易になるという利点が得られる。さらに本
考案は、絞作動環が光軸を中心とする完全環体と
して構成され、ストツパクランクがベルクランク
状に形成されているために、これらに相当する部
材を、支点と作用点が光軸を挟んで反対側に位置
する半月状レバーから構成する場合に比し、はる
かにこれら部材の変形が少なく、よつて全体とし
て絞精度をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動絞プリセツト装置の
実施例を示す要部の背面図、第2図、第3図はそ
れぞれ第1図の−線、−線に沿う断面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す第2図と
同様の断面図である。 1……バヨネツト環、2……固定筒、4……絞
目盛環、5……深度環、9……絞開閉環、10…
…絞羽根、11……絞作動環、12……遮光環、
16……レリーズ板、18……連動板、20……
引張ばね、21……カム環、23……ストツパク
ランク、26……カム溝、28……ストツパピ
ン、29……ストツパ面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カメラボデイ側の絞駆動部材と連係するレリー
    ズ板を一体に有し、光軸を中心に回動可能な完全
    環体からなる絞作動環と; この絞作動環と連結されて常時等しい光軸を中
    心とする回動をし、回動に伴い絞を開閉する絞開
    閉環と; 手動で回動操作される絞目盛環とともに回動す
    る、カム溝を有するカム環と; レンズ鏡筒の固定筒に枢着され、上記カム環の
    回動位置に連動してストツパ面の位置を変えるス
    トツパクランクと;を備え、 上記ストツパ面は、上記絞作動環に植設したス
    トツパピンと当接して絞開口を制御する自動絞プ
    リセツト装置であつて、 さらに上記絞作動環は、固定筒後端のバヨネツ
    ト環またはこのバヨネツト環の内側に位置する遮
    光環に回動自在に支持されており、 上記ストツパクランクは、ストツパ面と枢着部
    とカム環のカム溝との連結をなす制御ピンとを結
    ぶ線分が直角以下の角度をなすベルクランク状を
    なしていて、これが上記バヨネツト環を固定する
    固定筒の後端面に枢着されていることを特徴とす
    る自動絞プリセツト装置。
JP16524582U 1982-10-30 1982-10-30 自動絞プリセツト装置 Granted JPS5971323U (ja)

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JP16524582U JPS5971323U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 自動絞プリセツト装置

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JP16524582U JPS5971323U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 自動絞プリセツト装置

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Publication Number Publication Date
JPS5971323U JPS5971323U (ja) 1984-05-15
JPH0336982Y2 true JPH0336982Y2 (ja) 1991-08-06

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JP16524582U Granted JPS5971323U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 自動絞プリセツト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54117142U (ja) * 1978-01-31 1979-08-16

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JPS5971323U (ja) 1984-05-15

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