JPH0687942U - シャッタのセット機構 - Google Patents

シャッタのセット機構

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JPH0687942U
JPH0687942U JP2910393U JP2910393U JPH0687942U JP H0687942 U JPH0687942 U JP H0687942U JP 2910393 U JP2910393 U JP 2910393U JP 2910393 U JP2910393 U JP 2910393U JP H0687942 U JPH0687942 U JP H0687942U
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JP
Japan
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iron piece
lever
closing
electromagnet
side iron
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Pending
Application number
JP2910393U
Other languages
English (en)
Inventor
信之 福井
美代司 谷川
聖一 今野
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁石の少ない保持力で安定した露出作動を
行い、また小型のシャッタのセット機構を提供する。 【構成】 開放側鉄片レバー5が軸5aに、閉鎖側鉄片
レバー7が軸7aにそれぞれ回動可能に支持されてい
る。開放側電磁石1は開放側鉄片レバー5の軸5aより
も閉鎖側鉄片レバー8の軸8aに近いところに配置さ
れ、逆に閉鎖側電磁石3は閉鎖側鉄片レバー8の軸8a
より開放側鉄片レバー5の軸5aに近いところに配置さ
れる。また開放側鉄片レバー5と閉鎖側鉄片レバー8は
互いに交差するように構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ用シャッタの制御機構をセット側に作動するシャッタのセッ ト機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカメラ用シャッタのセット機構としては、たとえば図4に示すようなも のがある。同図に示すシャッタのセット機構においては、公知の方法により圧着 レバー31を軸31aの回りにバネ34に抗して時計回り方向に回動させること により、支持板32及び圧着板33が図中右方向に進行して、開放側鉄片レバー 25および閉鎖側鉄片レバー28に各々設けられた鉄片軸26aおよび29aを 押圧し、さらに開放側鉄片レバー25および閉鎖側鉄片レバー28が、各々軸2 5aおよび28aの回りにバネ27および30に抗して回動して、開放側鉄片2 6および閉鎖側鉄片29がそれぞれ、電磁石21、23の鉄芯21b、23bに 接触する。そして、レリーズレバーの係止部34bが圧着レバー31の係止部3 1cを係止することによりセット動作が終了する。
【0003】 次にカメラレリーズ動作に連動して、公知の方法によりコイル21a、23a への通電が開始されて、鉄芯21b、23bが磁化して、その端面に鉄片26、 29を吸着する。その後、ミラーアップ動作に連動してレリーズレバー35は軸 35aの回りにバネ36に抗して時計方向に回動し、係止部34bと圧着レバー 31の係合部31cとの係合を解除する。これにより、圧着レバー31と支持板 32及び圧着板33はバネ34の付勢により反時計方向に回動し退去する。この 状態で、コイル21a、23aへの通電が順次遮断されることにより鉄芯21b 、23bは消磁され、開放側鉄片レバー25および閉鎖側鉄片レバー28は各鉄 片レバーバネ27、30により付勢され、各々の軸25aおよび28aの回りに 上記と逆方向に回動し、開放側鉄片レバーの突起部25bが開放羽根群の係止を 解除し、開放羽根群が開放作動した後閉鎖側鉄片レバーの突起部28bが閉鎖羽 根群の係止を解除し閉鎖羽根群が閉鎖作動をして、一連の露出動作を終了させる ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシャッタのセット機構でシャッタを同図中上 下方向に小型化しようとした場合、各鉄片レバーバネ27、30の付勢力は一定 にもかかわらず開放側鉄片レバー25及び閉鎖側鉄片レバー28の回動軸25a 、28aと開放及び閉鎖側鉄片26、29との距離が短くなるため、各鉄片レバ ーバネ27、30に抗する電磁石21、23の保持力が足りなくなる。このよう な状態で作動を行うと電磁石21、23が鉄片26、29を保持できなくなり、 確実な露出作動が行えなくなるという問題が生じる。また保持力を上げるために 電圧を上げると結果的に電力消耗量が増大する。更に鉄片レバーバネの力量を低 減させると羽根群の係止解除までの時間バラツキが生じ、露出時間が不安定にな るといる問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、露出の開始のため開放羽根群を開放制御 すべく回動自在に軸支された開放側鉄片レバーと、閉鎖羽根群を閉鎖制御すべく 回動自在に軸支された閉鎖側鉄片レバーと、前記開放側及び閉鎖側鉄片レバーに それぞれ設けた鉄片を吸着・釈放制御する開放側及び閉鎖側電磁石と、前記開放 側及び閉鎖側鉄片レバーをそれぞれ前記電磁石に対して圧着方向へ作動する圧着 部材とを備え、前記開放側電磁石と前記閉鎖側電磁石とをほぼ並列に配置し、前 記開放側鉄片レバーの支持軸は前記閉鎖側電磁石を介在して、また前記閉鎖側鉄 片レバーの支持軸は前記開放側電磁石を介在してそれぞれ配置した構成とする。
【0006】
【作用】
このように一方の鉄片レバーの回動中心を他方の電磁石を介在して配置するよ うに交差させる構成とすることにより各鉄片レバーの支持軸から鉄片までの作動 半径を従来のものよりも長く取ることが出来きるので電磁石の保持力を上げずに 鉄片レバーバネの付勢力を上げたり、電磁石を小型化して鉄片レバーバネの付勢 力を従来と同じにすることが可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の詳細を添付図面にしたがって説明する。図1、図2、図3は本 考案によるシャッタのセット機構の一実施例を説明する図であり、図1はセット 開始前を示す平面図であり、図2はセット完了を示す平面図であり、図3は本実 施例の要部断面図である。各図において、開放側電磁石1はコイル1aと鉄芯1 bからなる。閉鎖側電磁石3はコイル3aと鉄芯3bからなる。開放側鉄片レバ ー5は軸5aの回りに回動可能となっている。開放側鉄片レバー5の先端側(図 中上端側)には、鉄片軸6aを介して鉄片6が支持されている。また、開放側鉄 片レバー5と鉄片6の間にはバネ16が設けてあり鉄片6が開放側鉄片レバー5 に対して鉄芯2と密着する方向に付勢されている。開放側鉄片レバー5はバネ7 により常に反時計回り方向に付勢されているとともに、不図示の開放用係止レバ ーと係合する係号部5bを有している。閉鎖側鉄片レバー8は軸8aの回りに回 動可能となっている。閉鎖側鉄片レバー8の先端側(図中下端側)には、鉄片軸 9aを介して鉄片9が支持されている。また、閉鎖側鉄片レバー8と鉄片9の間 にはバネ17が設けてあり鉄片9が閉鎖側鉄片レバー8に対して鉄芯4と密着す る方向に付勢されている。閉鎖側鉄片レバー8はバネ10により常に時計回り方 向に付勢されているとともに、不図示の閉鎖用係止レバーと係合する係合部8b を有し、断面的には開放鉄片レバー5及び閉鎖鉄片レバー8は図3に示すように 構成されている。圧着レバー11は軸11aの回りに回動可能となっており、バ ネ12により常に時計回り方向に付勢されている。圧着レバー11の一端側(図 中下端側)には、ピン11bが植設されており、他端(図中上端側)には、セッ トレバー13のピン13bと係合する係合部11cを有する。また、レリーズレ バー15の係合部15bにより係止される係止部11dを有する。ピン11bは 、開放側鉄片レバー5の当接部5c、閉鎖側鉄片レバー8の当接部8cとそれぞ れ当接するよう配置されている。上記各部材はシャッタ開口を有する基板18に 支持された第2基板19上に軸支されている。セットレバー13は基板18上の 軸13aの回りに回動可能となっており、バネ14によって常に反時計方向に付 勢されている。セットレバー13の端部にはピン13cが配置されカメラ側のセ ット部材と係合している。レリーズレバー15は軸15aの回りに回動可能とな っており、バネ16によって時計方向に付勢されている。レリーズレバー15の 端部には不図示のリセット部材と係合する係合部15cを有する。
【0008】 上記構成のセット機構においてセット動作について説明する。図1において、 まずセットレバー13がピン13cと係合するカメラ側のセット部材によりバネ 14の付勢力に抗して時計方向に回動すると、セットレバー13のピン13bが 圧着レバー11の係合部11cと係合し圧着レバー11はバネ12の付勢力に抗 して反時計方向に回動する。この回動により圧着レバー11の端部に設置された ピン13bは開放側鉄片レバー5の当接部5cおよび閉鎖側鉄片レバー8の当接 部8cに当接して開放側鉄片レバー5をバネ10の付勢力に抗して時計方向に、 閉鎖側鉄片レバー8をバネ7の付勢力に抗して反時計方向にそれぞれ回動させる 。開放側鉄片レバー5の回動により鉄片6は鉄芯1bと当接する。同様に閉鎖側 鉄片レバー8の回動により鉄片9は鉄芯3bと当接する。鉄片6、9がそれぞれ 鉄芯1b、3bに当接した後、圧着レバー11は、開放側鉄片レバー5および閉 鎖側鉄片レバー8を更に回動させる方向に回動する。この時、圧着レバー11の 係止部11dにレリーズレバー15の係合部15bが係合し圧着レバー11のバ ネ12による時計方向の回動を阻止される。セットレバー13は前記動作を行な った後カメラ側のセット部材の退避に追従して最初の位置に復帰する。以上でセ ット機構の一連のセット動作が終了し、図2で示す状態となる。
【0009】 セット動作終了後に露出動作を行う場合には、レリーズレバー15をカメラレ リーズ動作に連動して反時計回り方向に回動させる。すると、レリーズレバー1 5の係止部15bが圧着レバー11の係止部11dから外れて、バネ12によっ て圧着レバー11が時計回り方向に回動し、ピン11bが当接部5c、8cから 離返して鉄片6、9への圧着力を解除し、鉄片6、9は電磁石1、3の吸着力の みにより保持される。その後不図示の制御回路により開放側電磁石1への通電が 遮断されると、開放側鉄片レバー5はバネ7により反時計回り方向に回動し、係 合部5bが不図示の開放用係止レバーを回動させて露出が開始する。それから所 定時間経過後、上記制御回路により閉鎖側電磁石3への通電が遮断されると、閉 鎖側鉄片レバー8がバネ10により時計回り方向に回動し、係合部8bが不図示 の閉鎖用係止レバーを回動させて露出が終了し、図1の状態に戻る。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のセット機構によれば、同一スペースでありながら 鉄片の作動半径が長くなるために電磁石により鉄片を吸着保持する力を減少する ことができ、従って少ない電力消耗量で確実に電磁石と鉄片を吸着する事が出来 、また従来と同じ電圧で作動させるときにも小さい電磁石で構成することが可能 になるり小型のシャッタが構成しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のセット開始前を示す平面図である。
【図2】本実施例のセット完了を示す平面図である。
【図3】本実施例の要部断面図である。
【図4】従来のシャッタのセット開始前を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 開放側電磁石 3 閉鎖側電磁石 5 開放側鉄片レバー 6、9 鉄片 8 閉鎖側鉄片レバー 11 圧着レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出の開始のため開放羽根群を開放制御
    すべく回動自在に軸支された開放側鉄片レバーと、露出
    の終了のため閉鎖羽根群を閉鎖制御すべく回動自在に軸
    支された閉鎖側鉄片レバーと、前記開放側及び閉鎖側鉄
    片レバーにそれぞれ設けた鉄片を吸着・釈放制御する開
    放側及び閉鎖側電磁石と、前記開放側及び閉鎖側鉄片レ
    バーをそれぞれ前記電磁石に対して圧着方向へ作動する
    圧着部材とを備え、前記開放側電磁石と前記閉鎖側電磁
    石とをほぼ並列に配置し、前記開放側鉄片レバーの支持
    軸は前記閉鎖側電磁石を介在して、また前記閉鎖側鉄片
    レバーの支持軸は前記開放側電磁石を介在してそれぞれ
    配置したことを特徴とするシャッタのセット機構。
JP2910393U 1993-06-01 1993-06-01 シャッタのセット機構 Pending JPH0687942U (ja)

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