JPH0687555A

JPH0687555A - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH0687555A
Application number: JP4241651A
Authority: JP
Inventors: Naoto Hirao; 直人平尾
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1992-09-10
Filing date: 1992-09-10
Publication date: 1994-03-29
Anticipated expiration: 2013-10-08
Also published as: JP2807133B2

Abstract

(57)【要約】【目的】像形成ドラムの画像をシートに転写し、定着
後、フィンローラによりスタッカテーブルにシートを積
載する画像形成装置に関し、印刷終了後のフィンローラ
による収容シートの汚れを防止することを目的とする。【構成】像形成ドラム１０に形成した画像を搬送され
るシートに転写した後、定着して排出する画像形成部２
と、排出されたシートを回転するフィンローラ３０で搬
送し、且つスタッカテーブル３１にかき落として収容す
るスタッカ３とを有する画像形成装置において、該スタ
ッカ３の入口に設けたシート検出手段Ｓと、該シート検
出手段Ｓの出力に基づいて該フィンローラ３０の回転動
作を制御する制御部３７とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（目次）産業上の利用分野従来の技術（図５）発明が解決しようとする課題課題を解決するための手段（図１）作用実施例 (a) 一実施例の説明（図２乃至図３） (b) 他の実施例の説明（図４）発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、像形成ドラムの画像を
シートに転写し、定着後、フィンローラによりスタッカ
テーブルにシートを積載する画像形成装置に関する。

【０００３】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の
画像形成装置では、普通紙記録の要請から電子写真装置
等の潜像形成型記録装置が利用されている。このような
画像形成装置では、感光ドラムに静電潜像を形成し、現
像し、トナ−像をシートに転写して、シート上にトナ−
像を得るものであり、後処理装置として、スタッカが設
けられる。

【０００４】このスタッカでは、搬送されるシートを積
載するだけでなく、シートの先端を揃えるようにしてお
り、搬送して、先端を揃える機構が必要となる。

【０００５】

【従来の技術】図５は従来技術の説明図である。例え
ば、電子写真プリンタ装置では、図５（Ａ）に示すよう
に、用紙を収容し、供給するホッパ２と、印刷を行うプ
リンタ本体１と、印刷された用紙を収納するスタッカ３
とを有している。

【０００６】このプリンタ本体１では、感光ドラム１０
に前帯電器１１で帯電し、レーザー光学系１２で光像を
露光して、画像に応じた静電潜像を形成し、現像器１３
でトナー現像し、このトナー像を、ホッパ２から搬送さ
れる用紙に転写器１４で転写し、搬送ローラで、定着器
１６に搬送し、定着するとともに、感光ドラム１０は、
クリ−ナ−１５により残留トナ−が清掃される。

【０００７】この定着後の用紙は、スタッカ３に搬送さ
れ、スタッカテーブル３１に積載される。このスタッカ
３では、上下動するスタッカテーブル３１上に、周囲に
ゴム製のフィンを設けたフィンローラ３０が設けられて
おり、フィンローラ３０を回転させて、搬送されてきた
用紙にフィンを接触させ、用紙をスタッカテーブル３１
の最上位の用紙上にかきおとしながら、用紙を搬送し
て、スタッカ３の側面に突き当てて、先端を揃えて、積
載する。

【０００８】このフィンローラ３０は、印刷開始によ
り、感光ドラム１０とともに、回転始動され、常時回転
しており、フィンローラ３０のフィンは、スタッカテー
ブル３１の最上位の用紙を掃くように接触している。

【０００９】従来は、図５（Ｂ）に示すように、印刷
（プリント）終了コマンドが上位から到来すると、感光
ドラム１０の回転を直ちに停止せずに、残留トナーのク
リーニング等のため、３０秒程度回転させてから、停止
させており、フィンローラ３０もこれに同期して、３０
秒程度回転させてから、停止させていた。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。フィンローラ３０は、スタッカテーブル３１の最上位
の用紙を掃くように接触することにより、次の搬送され
た用紙を最上位の用紙上にかきおとして、搬送すること
から、通常の連続印刷時では、次々と次の用紙が搬送さ
れるため、最上位の用紙との接触時間が短く問題はない
が、印刷終了後は、次の用紙がこないため、最上位の用
紙は、弱い接触力ではあるが、約３０秒近くも、フィン
ローラ３０のフィンに用紙面が掃かれて、その用紙面に
印刷されていると、印刷内容を汚してしまい、印刷品質
が劣化する。

【００１１】同様に、フィンローラ３０のフィンに接
触する用紙面に印刷されてなくても、その用紙面が汚
れ、品質の良い印刷物が得られない。従って、本発明
は、印刷終了後のフィンローラによる収容シートの汚れ
を防止することができる画像形成装置を提供することを
目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項１は、像形成ドラム１０に形成し
た画像を搬送されるシートに転写した後、定着して排出
する画像形成部２と、排出されたシートを回転するフィ
ンローラ３０で搬送し、且つスタッカテーブル３１にか
き落として収容するスタッカ３とを有する画像形成装置
において、該スタッカ３の入口に設けたシート検出手段
Ｓと、該シート検出手段Ｓの出力に基づいて該フィンロ
ーラ３０の回転動作を制御する制御部３７とを有するこ
とを特徴とする。

【００１３】本発明の請求項２は、請求項１において、
前記制御部３７は、前記シート検出手段Ｓのシート検出
出力を受けてから所定時間後に、前記フィンローラ３０
の回転を停止することを特徴とする。

【００１４】本発明の請求項３は、請求項１又は２にお
いて、前記制御部３７は、上位からの印刷終了指示を受
けたことにより、前記シート検出手段Ｓの出力に従い、
前記フィンローラ３０の回転動作を制御することを特徴
とする。

【００１５】

【作用】本発明の請求項１では、印刷終了コマンド後の
停止制御を、像形成ドラム１０の停止と同期させるのを
止めて、スタッカ３の入口にシート検出手段Ｓを設け、
シート検出手段Ｓの検出出力により行うことにより、印
刷終了コマンドの到来により、最終印刷シートが到来し
て、収容すると、直ちにフィンローラ３０を停止でき、
スタッカテーブル３１の最上位のシートが長時間フィン
ローラ３０に掃かれて、シートが汚れることを防止でき
る。

【００１６】本発明の請求項２では、シート検出出力を
受けてから所定時間後に、フィンローラ３０の回転を停
止するため、最終印刷シートを収容すると、直ちにフィ
ンローラ３０を停止し、シートの汚れを防止できる。

【００１７】本発明の請求項３では、上位からの印刷終
了指示を受けた時に、シート検出出力により、フィンロ
ーラ３０の回転動作を制御するので、それまでは制御せ
ずに済み、高速印刷しても、制御部の負担が大きくなら
ない。

【００１８】

【実施例】

(a) 一実施例の説明図２は本発明の一実施例印刷装置の全体構成図、図３は
本発明の一実施例説明図であり、画像形成装置として電
子写真プリンタを示している。

【００１９】図２において、図１、図５で示したものと
同一のものは、同一の記号で示してあり、プリンタ本体
１において、感光ドラム１０の周囲に、図５で示したよ
うに、前帯電器１１、レーザー光学系１２、現像器１
３、転写部１４、除電器、クリーナー１５が配置されて
いる。

【００２０】用紙は、ホッパ２から繰り出され、印刷パ
ス１７を感光ドラム１０に搬送され、転写部１４で感光
ドラム１０のトナー像が転写され、定着器ユニット１６
に搬送され、フラッシュ定着器で構成される定着器ユニ
ット１６で、搬送される用紙のトナー像がフラッシュ定
着される。

【００２１】片面印刷の場合は、そのままスタッカ３に
搬送され、両面印刷の場合は、用紙を反転部１８に送
り、反転部１８から感光ドラム１０に反転パス１９で搬
送され、表裏反転され、表面と同様に、裏面に転写部１
４で感光ドラム１０のトナー像が転写され、定着器ユニ
ット１７に搬送され、用紙のトナー像がフラッシュ定着
され、同様にして、スタッカ３に搬送される。

【００２２】スタッカ３には、上段スタッカ３２、下段
スタッカ３３とが設けられ、各々にフィンローラ３０が
設けられるとともに、トレイ３４と、トレイ３４と各ス
タッカ３２、３３に用紙を搬送する搬送パス３５と、ス
タッカ３の入口センサＳとが設けられている。

【００２３】従って、プリンタ本体１からの用紙は、制
御部からの指示により、トレイ３４、上段スタッカ３
２、下段スタッカ３３のいずれかに排出される。この
時、上段スタッカ３２、下段スタッカ３３には、片面印
刷では、印刷面の裏面が、フィンローラ３０に対面し、
両面印刷では、表面印刷面が、フィンローラ３０に対面
する。

【００２４】従って、フィンローラ３０は、片面印刷で
は、印刷面の裏面（非印刷面）を、両面印刷では、表面
印刷面を汚すおそれがある。図３（Ａ）は、スタッカ３
の要部構成を示し、２０はドラムモータであり、プリン
タ本体１の感光ドラム１０等を回転駆動するもの、２１
は本体制御部であり、プロセッサで構成され、上位装置
（コンピュータ）等からのプリント開始／終了指示を受
け、ドラムモータ２０の駆動制御等のプリンタ本体１の
制御を行うものである。

【００２５】３６はフィンローラモータであり、フィン
ローラ３０等を回転駆動するもの、３７はスタッカ制御
部であり、プロセッサで構成され、本体制御部２１の指
示により、スタッカテーブル３１の上下動制御を行い、
入口センサＳの出力に従い、フィンローラモータ３６の
駆動制御を行うものである。

【００２６】図３（Ｂ）のタイムチャート図に従い、動
作を説明する。上位装置からプリント開始指示が到来す
ると、本体制御部２１は、ドラムモータ２０を回転駆動
し、感光ドラム１０等を回転させる。

【００２７】このプリント開始指示は、スタッカ制御部
３７にも伝達され、スタッカ制御部３７は、フィンロー
ラモータ３６を回転駆動し、フィンローラ３０等を回転
させる。

【００２８】これにより、印刷可能となり、上位装置か
らの印刷データに従い、本体制御部２１の制御により、
感光ドラム１０上にトナー像が形成され、用紙に転写さ
れ、用紙のトナー像が定着され、スタッカ３に排出され
る。

【００２９】スタッカ３では、入口センサＳが用紙を検
出すると、スタッカ制御部３７がその出力により、スタ
ッカテーブル３１を用紙１枚分下降させ、スタッカテー
ブル３１の最上位の用紙とフィンローラ３０との間に、
用紙が入り込める余裕を与え、搬送パス３５を送られて
きた用紙は、フィンローラ３０とスタッカテーブル３１
の最上位の用紙との間に入り込み、フィンローラ３０で
搬送されながら、最上位の用紙上に、かきおとされ、用
紙はスタッカ３２の側面に、突き当てられて、整列す
る。

【００３０】この間、フィンローラ３１は回転し、上位
装置からの印刷データに従ってプリンタ本体１で印刷さ
れた用紙が、スタッカ３に排出され、スタッカテーブル
３１上に次々と積載される。

【００３１】このようにして、印刷が続けられていくう
ちに、上位装置からプリント終了コマンドが到来する
と、本体制御部２１は、図５（Ｂ）に示したように、３
０秒間ドラムモータ２０を回転駆動した後、ドラムモー
タ２０を停止し、感光ドラム１０の回転を停止する。

【００３２】この３０秒の回転により、感光ドラム１０
は、残留トナーがきれいにクリーニグされ、残留電位も
零となる。一方、スタッカ制御部３７は、本体制御部２
１からプリント終了指示を受けると、図３（Ｂ）に示す
ように、フィンローラ３０の回転を、入口センサＳの出
力により制御し、入口センサＳが用紙有りを検出する
と、タイマを起動して、Ｔ１時間後に、フィンローラモ
ータ３６を停止し、フィンローラ３０の回転を停止す
る。

【００３３】このＴ１時間は、入口センサＳから用紙
が、搬送パス３５により、スタッカ３２に用紙が収容さ
れるに充分な時間であり、且つ収容された用紙表面がフ
ィンローラ３０に余分に掃かれることがない時間であ
る。

【００３４】通常、大型の高速プリンタでは、上位から
１度に数百頁以上の印刷指示があるため、これを高速で
連続印刷するから、フィンローラ３０を１頁印刷毎に、
起動、停止制御を行うと、制御の負担が大変となり、無
駄であるから、印刷開始から印刷終了までは、フィンロ
ーラ３０を連続回転し、最終頁のみ入口センサＳの出力
により、フィンローラ３０の回転の停止制御を行うよう
にして、フィンローラ３０による最終用紙の汚れを防止
するようにしている。

【００３５】(b) 他の実施例の説明図４は本発明の他の実施例説明図である。図４（Ａ）の
例では、スタッカ制御部３７の最終頁制御において、入
口センサＳの用紙有りの立ち下がりを検出して、タイマ
を起動し、時間Ｔ２後に、フィンローラ３０の回転を停
止するものであり、このようにしても、図３の実施例と
同様の効果を奏する。

【００３６】又、図４（Ｂ）の例では、フィンローラ３
０を連続回転せずに、入口センサＳの用紙有り検出出力
の立ち上がりにより、フィンローラ３０の回転を開始
し、用紙有り検出出力の立ち下がりから、タイマを起動
し、時間Ｔ２後に、フィンローラ３０を停止するもので
あり、低速のプリンタや、少量印刷の場合に効果があ
る。

【００３７】上述の実施例の他に、本発明は、次のよう
な変形が可能である。上述の実施例では、画像形成装置を電子写真機構で説
明したが、トナー像を転写する印刷機構（例えば、静電
記録機構等）等にも使用できる。

【００３８】シートは、用紙に限らず、他の媒体を用
いることができる。画像形成装置をプリンタで説明したが、複写機、ファ
クシミリ等他の画像形成装置であっても良い。

【００３９】両面印刷装置で説明したが、片面印刷装
置にも適用できる。以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の主旨
の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の
範囲から排除するものではない。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。印刷終了コマンド後の停止制御を、像形成ドラム１０
の停止と同期させずに、スタッカ３の入口にシート検出
手段Ｓを設け、シート検出手段Ｓの検出出力により行う
ことにより、印刷終了コマンドの到来により、最終印刷
シートが到来して、収容すると、直ちにフィンローラ３
０を停止でき、スタッカテーブル３１の最上位のシート
が長時間フィンローラ３０に掃かれて、シートが汚れる
ことを防止できる。

【００４１】制御部３７の制御方法を変更するだけで
実現でき、簡易に且つ安価に実現でき、印刷シートの品
質向上に寄与する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明の一実施例印刷装置の全体構成図であ
る。

【図３】本発明の一実施例説明図である。

【図４】本発明の他の実施例説明図である。

【図５】従来技術の説明図である。

【符号の説明】

１プリンタ本体２ホッパ３スタッカ１０感光ドラム（像形成ドラム）１４転写部２０ドラムモータ２１本体制御部３０フィンローラ３１スタッカテーブル３２スタッカ３６フィンローラモータ３７スタッカ制御部Ｓ入口センサ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】像形成ドラム（１０）に形成した画像を
搬送されるシートに転写した後、定着して排出する画像
形成部（２）と、排出されたシートを回転するフィンロ
ーラ（３０）で搬送し、且つスタッカテーブル（３１）
にかき落として収容するスタッカ（３）とを有する画像
形成装置において、該スタッカ（３）の入口に設けたシート検出手段（Ｓ）
と、該シート検出手段（Ｓ）の出力に基づいて該フィン
ローラ（３０）の回転動作を制御する制御部（３７）と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項２】前記制御部（３７）は、前記シート検出
手段（Ｓ）のシート検出出力を受けてから所定時間後
に、前記フィンローラ（３０）の回転を停止することを
特徴とする請求項１の画像形成装置。
【請求項３】前記制御部（３７）は、上位からの印刷
終了指示を受けたことにより、前記シート検出手段
（Ｓ）の出力に従い、前記フィンローラ（３０）の回転
動作を制御することを特徴とする請求項１又は２の画像
形成装置。