JPH0687510U - 壁パネルの縦目地構造 - Google Patents

壁パネルの縦目地構造

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JPH0687510U
JPH0687510U JP3414293U JP3414293U JPH0687510U JP H0687510 U JPH0687510 U JP H0687510U JP 3414293 U JP3414293 U JP 3414293U JP 3414293 U JP3414293 U JP 3414293U JP H0687510 U JPH0687510 U JP H0687510U
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JP
Japan
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vertical joint
wall panel
substrate
vertical
joint
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JP3414293U
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English (en)
Inventor
順祐 竹山
将男 邑橋
竜一 三浦
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Nozawa Corp
Original Assignee
Nozawa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 たとえ一次シール材が破断した場合でも、水
の建物内への浸入を防止することができ、しかも容易に
施工できるようにする。 【構成】 躯体側であるアングル材11に取り付けた複
数枚の壁パネル13相互がなす縦目地M1 を、その外部
側に縦一次シール材14を充填することにより封止す
る。また縦目地M1 のアングル材11側における壁パネ
ル13とアングル材11との間には、基板21の両側部
に中空状膨出部22をそれぞれ形成すると共に、基板2
1の中空状膨出部22側の面の略中央に、平面視略V字
形のフィン部23を設けてなる長尺状の裏打ちシール部
材20を介在させる。なお、裏打ちシール部材20は、
基板21をアングル材11に取り付けると共に、中空状
膨出部22を縦目地M1 の両側の壁パネル13にそれぞ
れ当接させ、かつフィン部23の両端を縦目地M1 の両
側の壁パネル13に密着させた状態で配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば押し出し成型中空パネル等の壁パネルの接合目地の構造に関し 、特に壁パネルの縦目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
押し出し成型中空パネル等の壁パネルを複数枚、躯体に取り付けるに際し、こ れら各壁パネル相互は縦目地、横目地を形成する。通常、この縦目地、横目地に はそれぞれ、気密、水密を目的として、壁パネルの取り付け後、つまり目地形成 後に目地の外部側にポリサルファイド系シーラ等からなる一次シール材が充填さ れる。また横目地の内部側にはシリコンゴムやクロロプレンゴム等からなるガス ケットが、壁パネルの取り付け前に各壁パネルの上端面に予め接着しておくこと で二次シール材として配置される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが従来の目地構造においては、縦目地の内部側に二次シール材が配置さ れていないため、壁パネルの層間変位や気圧等によって一次シール材が破断した 場合、縦目地から水が回り込んで容易に建物内に水が入ってしまうという問題が あった。 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、たとえ一次シール材が破断し た場合でも、水の建物内への浸入を確実に防止することができる壁パネルの縦目 地構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、躯体に取り付けた複数枚の壁パネル相互 がなす縦目地を、その外部側に一次シール材を充填することにより封止した壁パ ネルの縦目地構造において、前記縦目地の前記躯体側における前記壁パネルと前 記躯体との間には、基板の両側部に中空状膨出部をそれぞれ形成すると共に、前 記基板の該中空状膨出部側の面の略中央に、平面視略V字形のフィン部を設けて なる長尺状の裏打ちシール部材を介在させたものであって、前記裏打ちシール部 材の基板を前記躯体に取り付けると共に、前記中空状膨出部を前記縦目地の両側 の壁パネルにそれぞれ当接させ、かつ前記フィン部の両端を前記縦目地の両側の 壁パネルに密着させた状態で配置したものである。
【0005】
【作用】
本考案によれば、裏打ちシール部材のフィン部の両端を縦目地の両側の壁パネ ルに密着させた状態で配置するので、つまり前記フィン部が前記壁パネルの内面 側から前記縦目地を覆うように配置されるので、外部側の一次シール材が破断し て前記縦目地に水が回り込んでも、水は前記フィン部をガイドにしてそのまま流 下し、けっして建物内へ浸入することはない。
【0006】 しかも、このとき前記裏打ちシール部材の基板を躯体に取り付けると共に、中 空状膨出部を前記縦目地の両側の壁パネルにそれぞれ当接させるので、すなわち 、前記基板と中空状膨出部も、前記フィン部を含んでさらに前記縦目地を覆う状 態に配置されるので、万が一前記フィン部から水が入り込んでも、同様に前記基 板と中空状膨出部をガイドにしてそのまま流下するため、建物内に水がけっして 浸入することがなく、完璧な防水機能が果たされる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案に係る壁パネルの縦目地構造の実施例を図面に基づいて説明する 。 図1は壁パネルを建物躯体に取り付けた状態を示した正面図であり、図2は図 1におけるX−X線断面図、図3は図1におけるY−Y線断面図である。 図中11は躯体側のアングル材であり、アングル材11の上下方向には、横辺 12aと縦辺12bとからなる側面視略L字形の重量受け金物12が所定の間隔 で溶接固定され、複数枚の壁パネル13が、その内面側の下端を重量受け金物1 2の横辺12aに支持させ、かつ内面側を縦辺12bにパッキング31を介して 当接させた状態でアングル材11に取り付けられている。
【0008】 また各壁パネル13は、例えばその上端面、下端面がそれぞれ側面視略凸状、 略逆凹状に形成され、また側端面が略平坦に形成された押し出し成型中空パネル からなるもので、壁パネル13の取り付けに際しては、下側の壁パネル13の凸 状部分に上側の壁パネル13の凹状部分が嵌め入れられた状態となっている。そ してさらに、重量受け金物12を介してアングル材11に取り付けられた各壁パ ネル13は、断面略Z型のクリップ32をアングル材11の外側及び壁パネル1 3の内面側に跨がって配置させ、ボルト33及びナット34でクリップ32と壁 パネル13を挟み込んで締め付けることによってアングル材11に固定されてい る。
【0009】 これら壁パネル13相互がなす縦目地M1 のアングル材11側におけるアング ル材11と壁パネル13の内面側との間には、後述する如く縦目地M1 を覆うよ うに裏打ちシール部材20が介在されている。 この裏打ちシール部材20は図4に示したように、基板21の両側部に中空状 膨出部22がそれぞれ形成され、かつ基板21の中空状膨出部22側の面の略中 央に、平面視略V字形のフィン部23が設けられてなる長尺状のもので、フィン 部23はその両端が中空状膨出部22よりも前方に突出するように、幅寸法及び 屈曲角度が設定されている。また裏打ちシール部材20は、エチレン−プロピレ ン−ジエノメチレンゴムやクロロプレンゴム、シリコンゴム等の合成樹脂材によ って一体的に成型されており、全体が極めて弾性に富むものとなっている。
【0010】 このような裏打ちシール部材20は、予めアングル材11に基板21の中空状 膨出部22とは反対側の面を接着しておくことで、壁パネル13の取り付けと同 時に、アングル材11と壁パネル13の内面側との間に、中空状膨出部22が縦 目地M1 の両側の壁パネル13の内面側にそれぞれ当接した状態で配置される。 しかもこのとき、フィン部23はその両端が縦目地M1 の両側の壁パネル13の 内面側に密着した状態で配置される。
【0011】 すなわち、上記したようにフィン部23は両端が中空状膨出部22よりも前方 に突出するように設定されているため、中空状膨出部22に縦目地M1 の両側の 壁パネル13の内面側を当接させた状態では、フィン部23の両端に所定の押圧 力が加えられて、フィン部23は両端が壁パネル13の内面側にピッタリと密着 しつつ拡開した状態となる。 従って、縦目地M1 は、壁パネル13の内面側から中空状膨出部22及び基板 21と、フィン部23とによって二重に覆われた状態となり、完全に封止される 。
【0012】 一方、縦目地M1 には、その内部側に耐火パッキング15が取り付けられ、外 部側には縦一次シール材14が充填されている。この耐火パッキング15は、縦 目地M1 形成後に外部から挿入され、また縦一次シール材14は耐火パッキング 15挿入後、ポリサルファイド系シーラ等の充填材を縦目地M1 に充填すること により形成される。
【0013】 また壁パネル13相互がなす横目地M2 には、外部側に横一次シール材16が 充填されており、下側の壁パネル13の凸状部分の頂部と上側の壁パネル13の 逆凹状部分の上部との間には、つまり横目地M2 の横一次シール材16より内部 側にはウレタン等からなるパッキング17が介装されている。さらに、横目地M 2 の最も内部側には、エチレン−プロピレン−ジエノメチレンゴムやクロロプレ ンゴム、シリコンゴム等の合成樹脂材によって一体的に成型された例えば中空円 柱状のガスケットが 横二次シール材18として設けられている。
【0014】 横一次シール材16は、横目地M2 形成後に目地の外部側にポリサルファイド 系シーラ等の充填材を充填することにより形成され、またパッキング17と横二 次シール材18はそれぞれ、壁パネル13の取り付け前に各壁パネル13の凸状 部分の頂部、凸状部分の頂部より壁パネル13の内面側に予め接着しておくこと で配置される。 なお、縦目地M1 と横目地M2 の交差部の外部側においては、先に縦一次シー ル材14が充填され、横一次シール材16は縦一次シール材14に密着するよう に充填される。また縦目地M1 と横目地M2 の交差部の内部側においては、裏打 ちシール部材20の中空状膨出部22と、横二次シール材18とが密着状態で接 触している。
【0015】 以上のように本実施例においては、縦目地M1 のアングル材11側におけるア ングル材11と壁パネル13の内面側との間に、裏打ちシール部材20のフィン 部23が縦目地M1 を覆うように配置されるので、たとえ縦一次シール材14が 破断して縦目地M1 に水が回り込んでも、水はフィン部23をガイドにしてその まま流下し、けっして建物内へ浸入することはない。
【0016】 またフィン部23と共に一体成型された基板21と中空状膨出部22も、フィ ン部23を含んでさらに縦目地M1 を覆う状態に配置されるので、つまり縦目地 M1 が裏打ちシール部材20によって壁パネル13の内面側から二重に封止され るので、万が一フィン部23から水が入り込んでも、同様に基板21と中空状膨 出部22をガイドにしてそのまま下方に流下するため、建物内に水がけっして浸 入することがなく、完璧な防水機能が果たされる。
【0017】 さらに本実施例では、横目地M2 から水が浸入しても、目地交差部以外のとこ ろでは内部側の横二次シール材18によって建物内への浸入が阻止され、また縦 目地M1 と横目地M2 の目地交差部では、横目地M2 から水が浸入しても上記し たように裏打ちシール部材20のフィン部23を伝って流下するため、建物内に 水が浸入することがない。従って横目地M2 からの水の浸入も確実に防止される こととなる。
【0018】 また裏打ちシール部材20は、基板21の両側部に一対の中空状膨出部22を 有し、かつ基板21の略中央にフィン部23を有する長尺状のものであり、基板 21を躯体側のアングル材11に取り付けておくことで、壁パネル13の取り付 けと同時に縦目地M1 を壁パネル13の内面側から覆う状態に配置することがで きるので、施工性が非常に容易である。 しかも裏打ちシール部材20を壁パネル13とアングル材11との間に介在さ せた場合において、フィン部23は壁パネル13の内面側にピッタリと密着する ように形成されているので、裏打ちシール部材20の取り付けと同時に確実に防 水機能を発揮する等、縦目地M1 に確実な防水処理を施すうえで非常に有効であ る。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の壁パネルの縦目地構造によれば、縦目地の外部側 に一次シール材が充填され、前記縦目地の前記躯体側における壁パネルと前記躯 体との間には裏打ちシール部材が前記縦目地を前記壁パネルの内面側から二重に 覆う状態に配置されるので、たとえ前記一次シール材が破断して縦目地に水が回 り込んでも、前記裏打ちシール部材によって建物内への水の浸入が確実に阻止さ れ、完璧な防水機能が果たされる。
【0020】 しかも前記裏打ちシール部材は、基板の両側部に一対の中空状膨出部を有し、 かつ前記基板の略中央にフィン部を有する長尺状のものであり、前記壁パネルの 取り付けと同時に取り付けられるので、施工性が非常に容易となる。 また前記裏打ちシール部材は一体成型された定型状のものであり、前記壁パネ ルと前記躯体との間に介在させた場合において、前記フィン部が前記壁パネルに 密着するように形成されているので、いずれの施工者によっても前記裏打ちシー ル部材の取り付けと同時に確実に防水機能を発揮する等、縦目地に確実な防水処 理を施すうえで非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁パネルを建物躯体に取り付けた状態を示した
正面図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線断面図である。
【図4】裏打ちシール部材の一例を示した概略平面図で
ある。
【符号の説明】
11 アングル材(躯体) 13 壁パネル 14 縦一次シール材 20 裏打ちシール部材 21 基板 22 中空状膨出部 23 フィン部 M1 縦目地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体に取り付けた複数枚の壁パネル相互
    がなす縦目地を、その外部側に一次シール材を充填する
    ことにより封止した壁パネルの縦目地構造において、 前記縦目地の前記躯体側における前記壁パネルと前記躯
    体との間には、基板の両側部に中空状膨出部をそれぞれ
    形成すると共に、前記基板の該中空状膨出部側の面の略
    中央に、平面視略V字形のフィン部を設けてなる長尺状
    の裏打ちシール部材を介在させたものであって、 前記裏打ちシール部材の基板を前記躯体に取り付けると
    共に、前記中空状膨出部を前記縦目地の両側の壁パネル
    にそれぞれ当接させ、かつ前記フィン部の両端を前記縦
    目地の両側の壁パネルに密着させた状態で配置したこと
    を特徴とする壁パネルの縦目地構造。
JP3414293U 1993-05-31 1993-05-31 壁パネルの縦目地構造 Pending JPH0687510U (ja)

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