JPH0687407B2 - 受像機 - Google Patents

受像機

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JPH0687407B2
JPH0687407B2 JP23094688A JP23094688A JPH0687407B2 JP H0687407 B2 JPH0687407 B2 JP H0687407B2 JP 23094688 A JP23094688 A JP 23094688A JP 23094688 A JP23094688 A JP 23094688A JP H0687407 B2 JPH0687407 B2 JP H0687407B2
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JP
Japan
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JP23094688A
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浩二 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は受像機に関し、特に一般に用いられるテレビジ
ョン受像機やコンピュータ端末に用いられるディスプレ
イ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図に例えば、最近用いられるようになった本発明に
係わる概念を説明するための受像機を示している。第3
図の受像機は、大きく分けて表示部分であるカラー受像
管(以下CRTと称する)1、それを駆動するための回路
(図示せず)、及びケース20で構成されている。
第4図(a),(b)は一般的に用いられるCRT1を説明
するためのものであり、(a)が一部破断図を含むCRT
の側面図、(b)がその正面図である。
第4図(a)において、シャドウマスク式カラー受像管
の一般的なものはガラス真空容器からなるものであり、
パネルの前面部2Aの内面には螢光スクリーン3が装着さ
れている。またパネル部前面図2Aはパネル部側面部2Bを
介して漏斗状をなすファンネル部4へ繋がっており、上
記ガラス真空容器はこれらと、電子銃(図示せず)を包
含するネック部5とで構成されている。
螢光スクリーン3はこれと対向するシャドウマスクであ
るフリット封着面6の無数に穿たれた小孔に対応して焼
付けられる。7はパネル2とファンネル4をガラスはん
だであるフリットガラスで封着せしめた部分である。
以上のような構成のCRT1はガラス真空容器であるが故
に、例えばガラス部の傷が進展して「爆縮」するという
現象に至る場合がある。この現象は内部が真空であり、
CRT1には大気圧がかかっているがガラスがクラック等で
破壊した時には、一旦ガラス破片が内部へ吸い込まれて
その後、飛び出してくる現象である。この飛び出したガ
ラス破片は非常に危険であるが故に、CRT1には通常「防
爆処理」が行われる。例えば第4図のパネル側面部2Bに
紙テープ7を巻回し、この上から高張力鋼である金属バ
ンド10で緊縮せしめ、この緊縮力によりガラスの破損が
あってもガラスの破片がパネルの前面2A側に飛び出すの
を著しく減じるようにしている。9はCRT1を受像機を取
り付けるための耳であり、バンド10とパネル2Bの間で狭
持されたり、バンド10に溶接されたりしている。
また、第4図(b)はCRT1の正面図であり、今後の説明
のために長軸、短軸、及び対角軸を夫々X,Y,P軸とし、
スクリーンセンターをO軸とする。このO軸はネック部
5の中心軸を含む管軸と一致しているものである。パネ
ル2の側壁にほぼ合ったような一点鎖線で示される螢光
スクリーン3が示されている。
第5図は最近の受像機のデザイン上の流行を説明するも
ので、受像機のケースの内、螢光スクリーン3の周囲部
を縁取る“エスカッチョン”とよばれる窓枠21の大きさ
とスクリーン3の大きさを示している。以前の一般的な
受像機のデザインでは窓枠21の中抜きの寸法WEは、スク
リーンの寸法WSとほぼ一致せしめられていた。ところが
最近のデザインではWE>WSの傾向のものが好まれるよう
になってきた。また通常、この窓枠21はよりスクリーン
3を好ましく見せるため、及び受像機内の余計な内蔵物
が見えないように黒色の樹脂による成型品で作られてい
る。
第6図(a)及び(b)は最近の傾向を詳説するための
ものであり、CRT1のX軸端部のスクリーンの周辺部の断
面図を示している。第6図(a)は従来のデザインによ
る窓枠の例であり、窓枠21の中抜きの寸法WEとスクリー
ンの寸法WSとはWE=WSの関係を示していて、窓枠21はパ
ネル2Aの観視者22側に設けられるが、問題は、螢光スク
リーン3はパネルの内面、窓枠21は外面であることであ
る。通常パネルガラスはサイズによって異なるが、10〜
15mm程度である。第6図(b)は最近の傾向の場合の窓
枠21の例で、この図の場合パネルの肉厚をHとし観視者
の視線22が管軸θ度傾いているとすると第6図(b)ケ
ースのデザインではHtanθのスクリーンの量だけ従来に
比べスクリーンを欠くことなく見ることができる。
なお、ここではCRT1の長軸であるX軸方向だけで説明を
行ったが、これはY軸、P軸についても同じ傾向にあ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところでCRTはガラス真空容器であるが故に真空にする
と応力がガラスに発生する。
第7図はCRTの真空による応力発生の様子を示した図で
あり、CRTの右上半分、即ち管軸中心で考えて第1象限
だけを示している。従ってY軸方向に相当するCRTの管
壁に沿った線をSA、同じようにX軸,P軸に相当するもの
をLA,DAとしている。図で斜線で示している部分がガラ
スに引っ張り応力が発生している部分であり、これは特
に要注意の部分である。
また、第8図の(a),(b)(c)は上記SA,LA,DAに
沿った応力をそれぞれ示していて、CRT表面より外側に
向って引っ張り応力を、内側に向かっては圧縮応力を示
している。ここでさらに注目すべきことは、引っ張り応
力の高い部分はパネル前面側有効スクリーン端部付近か
らパネル側面部2B,フリットシール部7及びファンネル
4の一部であるが、これらの部位は第6図(a)の従来
のデザインの場合には応力の高い所が最終顧客の所では
むき出しになっていなかったことである。即ち、パネル
側面2Bからファンネル4はセットの内部にあり、しかも
スクリーン端部についても第6図(a)のごとく、応力
の高い所は隠れた構造であった。しかるに第3図,第5
図,第6図(b)のような最近のデザインでは従来に比
べ引っ張り応力の高い所がむき出しになっており、言わ
ば市場での予期せぬ傷がつく可能性が高くなり、CRTの
爆縮可能性が高くなった構造となっている。
本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、最近のデザインの特徴を生かしたまま、より信
頼性の高いCRTを有する受像機を得ることを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる受像機は、受像管の全面パネルを構成
する螢光スクリーンの周囲部を縁取る窓枠を透明部分と
不透明部分とから構成するとともに透明な窓枠を不透明
な窓枠の内側に設け、上記透明部分の窓枠の開口寸法WE
A,不透明部分の窓枠の開口寸法WEBと、スクリーンの寸
法WSとの関係を、WEB>WEA≒WSとするようにしたもので
ある。
〔作用〕
この発明においては、上記のような構造としたから、受
像機のデザイン上はWS<WEを満足しながら、実質上応力
の高い部分は窓枠の透明な部位で蔽われているため、不
本意な傷がついて破壊に至るような心配は、確率上は長
い経験のある従来と同じベルにすることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例による受像機を示す図であ
る。
本実施例では従来の窓枠21が2つの部位21Aと21Bに分か
れており、21Bの方は従来と同じ不透明の窓枠であり、2
1Aは材質が、例えば3mm以下の透明エンビプレートのよ
うな樹脂板よりなる透明の窓枠である。
第2図は第1図の窓枠の大きさ関係を示す従来の第6図
(a)及び(b)に相当する図であり、透明の窓枠21A
の開口寸法WEA,不透明の窓枠21Bの開口寸法WEBと、スク
リーン3の寸法WSとの関係は、 WEB>WEA≒WS となっている。
ここで第1図に示したように、透明の窓枠21Aはスクリ
ーン端付近を全周にわたって蔽っている。また、不透明
の窓枠21Bは最近の従来例である第3図によるものと同
じである。ここで透明の窓枠21Aは窓枠21Bに接着されて
固定されていても良いし、CRTの表面に前もって固着さ
れたものを受像機に取り付けても良い。また、透明の窓
枠21Aは巨視的には第3図に示すものと同じようにする
ために境目で極端な線を意識することがないように3mm
より薄い肉厚とするのが望ましい。
このような本実施例においては、受像機のデザイン上は
WS<WEを満足しており、実質上応力の高い部分は透明な
窓枠で蔽われているため、予期せぬ傷がついてCRTが爆
縮する可能性がひくくなり、信頼性の高いCRTを有する
受像機を得ることができる。
また本発明の他の実施例として、受像機の組立上の繁雑
さを避けるために、スクリーン3の周縁部に前もって、
例えはケイ酸塩を含むような塗膜を設けて加熱処理を行
い、21Aに相当するものをスクリーンパネルの前面、外
面へのハードコートとして作ることもできる。
また本発明のさらに他の実施例においては、必ずしも加
熱処理による焼付を行わない膜とすることもでき、この
場合傷のつく易さの点ではこれを著しく軽減できるもの
である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、受像管の全面パネルを構
成する螢光スクリーンの周囲部を縁取る窓枠を透明部分
と不透明部分とから構成するとともに窓枠の内側を透明
なものとし、透明部分の窓枠の開口寸法WEA,不透明部分
の窓枠の開口寸法WEBと、スクリーンの寸法WSとの関係
を、 WEB>WEA≒WS としたので、受像機のデザインは新規の
もののままで、ガラスの破壊へつながる傷がつきにくい
構造にすることができ、受像管の信頼性、ひいては受像
機の信頼性を上げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による受像機を示す図、第2
図は本発明の一実施例による受像機のスクリーン窓枠の
サイズを説明するための図、第3図は従来の受像機を示
す図、第4図(a),(b)は受像管の構成を説明する
図、第5図は最近の流行の受像機を示す図、第6図
(a),(b)は最近のデザイン上の流行の受像機のス
クリーン窓枠のサイズを示す図、第7図及び第8図
(a)〜(c)は受像管の真空による応力発生の様子を
説明する図である。 図中、1は受像管、2はパネル、2Aはパネル前面部、2B
はパネル側面部、3は螢光スクリーン、4はファンネル
部、5はネック部、6はフリット封着面(シャドウマス
ク)、7はフリットシール部、8は紙テープ、9は耳、
10は金属バンド、20はケース、21は窓枠、21Aは透明部
材による窓枠、21Bは不透明部材による窓枠、22は観視
者の目、WS,WEA,WEBはそれぞれ螢光スクリーンサイズ,
窓枠Aの開口サイズ及び窓枠Bの開口サイズである。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受像管前面パネルの内面に螢光スクリーン
    を有し、上記パネルの外面に上記螢光スクリーンの周囲
    部を縁取る窓枠を備えた受像機において、 上記窓枠は不透明部分と透明部分とからなり、透明部分
    が内側に設けられ、 上記透明部分の窓枠の開口寸法WEA,上記不透明部分の窓
    枠の開口寸法WEBと、上記螢光スクリーンの寸法WSとの
    関係を、 WEB>WEA≒WS としたことを特徴とする受像機。
JP23094688A 1988-09-14 1988-09-14 受像機 Expired - Lifetime JPH0687407B2 (ja)

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JP23094688A JPH0687407B2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 受像機

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JP23094688A JPH0687407B2 (ja) 1988-09-14 1988-09-14 受像機

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JPH0279344A JPH0279344A (ja) 1990-03-19
JPH0687407B2 true JPH0687407B2 (ja) 1994-11-02

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