JPH068739A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPH068739A
JPH068739A JP4031806A JP3180692A JPH068739A JP H068739 A JPH068739 A JP H068739A JP 4031806 A JP4031806 A JP 4031806A JP 3180692 A JP3180692 A JP 3180692A JP H068739 A JPH068739 A JP H068739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic clutch
switch
brake
wheel
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP4031806A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyoshi Watanabe
直良 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP4031806A priority Critical patent/JPH068739A/ja
Publication of JPH068739A publication Critical patent/JPH068739A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 滑り易い坂道で車両がパーキングブレーキで
安全に駐車でき、あるいは4輪駆動状態で安全に発進で
きる動力伝達装置の提供を目的とする。 【構成】 第1の発明の動力伝達装置は、通電時に前輪
11,13と後輪15,17とを相対回転不能に連結す
る電磁クラッチ27と、パーキングブレーキ29の制動
操作に連動して前記電磁クラッチを電源から切離すスイ
ッチとを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の動力伝達装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−97425号公報に「トラ
ンスファ・ケース」が記載されている。これは、エンジ
ンの駆動力を前輪と後輪とに差動分配するセンターデフ
ァレンシャル装置(センターデフ)と、その差動をロッ
クする電磁クラッチとを備えている。この電磁クラッチ
は電流を与えられたとき差動ロックするように構成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように前輪と後輪
の差動をロックする電磁クラッチを備えた4輪駆動車を
雪道のような滑り易い坂に駐車する場合、差動をロック
させておくと4輪に制動力が掛ってパーキングブレーキ
(サイドブレーキ)の効きがよいが、バッテリに大きな
負担が掛る。
【0004】しかし、図7に示すように、サイドブレー
キ201をかけた状態では前輪203,205と後輪2
07,209の各ブレーキ部に斜線を施して示したよう
に4輪ブレーキの状態であるが、エンジンのキースイッ
チを切ると差動ロックが解除されて図8に示すように2
輪ブレーキ状態になり車輪のグリップ力が不足すること
がある。従来、この現象に対してはスパイクタイヤのよ
うなグリップ力の大きいタイヤを用いたり、パーキング
ブレーキを荷重の大きい車輪側に設けるなどの対策がと
られてきたが、前者は通常のタイヤとの付け換えが面倒
でありコストも高く、後者は効果が不充分である。
【0005】又、滑り易い坂道で発進する際、パーキン
グブレーキを解除する前に前後輪をロックさせておくと
4輪駆動状態になり有利である。
【0006】そこで、この発明は、パーキングブレーキ
で車両が傾斜地に安全に駐車できると共に、4輪駆動状
態で発進できる動力伝達装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の動力伝達装
置は、通電時に前輪と後輪とを相対回転不能に連結する
電磁クラッチと、パーキングブレーキの制動操作に連動
して前記電磁クラッチを電源から切離すスイッチとを備
えたことを特徴とする。
【0008】第2の発明の動力伝達装置は、通電時に前
輪と後輪とを相対回転不能に連結する電磁クラッチと、
パーキングブレーキの制動操作に連動して電磁クラッチ
を電源から切離す第1のスイッチと、パーキングブレー
キの操作レバーを制動位置にロックするロック部材のロ
ック解除操作に連動して電磁クラッチを電源に接続する
第2のスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1発明では、パーキングブレーキをかけると
スイッチにより、又、第2発明ではパーキングブレーキ
をかけた後ロック部材で操作レバーを制動位置にロック
すると、第1と第2のスイッチにより、電磁クラッチが
電源から切離されて前後輪ロックが解除され、エンジン
のキースイッチを切る前に車両は2輪ブレーキ状態にな
る。従って、坂道駐車に際してパーキングブレーキをか
けた時に駐車可能か否かを知ることができ、従来例と異
ってキースイッチを切ってから車輪のグリップ力不足が
発生することがなく、安全性が高まる。
【0010】又、第2発明ではパーキングブレーキのロ
ック部材をロック解除操作すると第2のスイッチを介し
て電磁クラッチに通電され、前後輪がロックされてパー
キングブレーキによる4輪ブレーキ状態となる。又、パ
ーキングブレーキの操作レバーを倒して制動を解除する
と第1のスイッチにより前後輪のロックが維持されて4
輪駆動可能な状態になる。このように、4輪ブレーキの
状態から直接4輪駆動の状態に移行できるから滑り易い
坂道で安全に発進できる。
【0011】いずれの発明でも、駐車中は電磁クラッチ
へ通電が停止されるからバッテリに負担が掛らない。
【0012】
【実施例】図1と図2とにより第一発明の一実施例の説
明をする。図1はこの実施例を用いた4WDの動力系を
示し、図2はこの実施例の回路図を示す。符号を付して
いない部材等は図示されていない。
【0013】図1に示したように、この動力系はエンジ
ン1、トランスミッション3,センタデフ5、フロント
デフ7(前輪側のデファレンシャル装置)、リヤデフ9
(後輪側のデファレンシャル装置)、前輪11,13、
後輪15,17、前後輪の各ブレーキ19,21,2
3,25などから構成されている。エンジン1の駆動力
はトランスミッション3からセンターデフ5を介してフ
ロントデフ7とリヤデフ9とに分配され、更にそれぞれ
前輪11,13と後輪15,17に分配される。
【0014】センターデフ5は差動機構と差動制限用の
電磁クラッチ27とを備えており、電磁クラッチ27は
自動又は手動で操作され電力を供給されると連結状態に
なって差動機構の差動をロックし、前後輪は相対回転不
能に連結される。
【0015】サイドブレーキ29(パーキングブレー
キ)は後輪15,17のブレーキ23,25側に設けら
れ、図1のように操作レバー31を引くと制動状態にな
る。制動状態の車輪のブレーキ部には斜線を施して示し
てある。
【0016】図2に示すように、エンジン1はキースイ
ッチ33を介して、又電磁クラッチ27はキースイッチ
33とスイッチ35とを介して、それぞれバッテリ37
に接続されている。このスイッチ35はサイドブレーキ
29の操作レバー31を引く(制動状態)と開き、倒す
(制動解除状態)と閉じる。
【0017】このような回路構成により停車に際してサ
イドブレーキ29をかけると電磁クラッチ27がバッテ
リ37から切り離されて前輪11,13と後輪15,1
7間のロックが解除され、車両はサイドブレーキ29に
よる2輪(後輪)ブレーキの状態になる。
【0018】従って、センタデフ5をロックした状態で
停車する際、サイドブレーキ29をかけた瞬間に駐車可
能なグリップ力が得られるか否かを知ることができ、従
来例と異ってキースイッチを切ると図7と図8に示すよ
うに4輪ブレーキが2輪ブレーキに変ってグリップ力が
小さくなることがなく滑りやすい坂道でも安全に駐車で
きる。
【0019】従って、特別にグリップ力の大きいタイヤ
と交換する必要がなく、駐車中は電磁クラッチ27に通
電しないからバッテリ37に負担が掛らない。
【0020】なお、回路上のキースイッチ33の位置を
矢印39の個所にし、スイッチ35と並列にしてもよ
い。この場合はキースイッチ33を先に切ってもスイッ
チ35の機能が保たれる。
【0021】次に、図3ないし図6により第2発明の一
実施例を説明する。図3,図4はこの実施例を用いた4
WD車の動力系を示し、図6はこの実施例の回路図を示
す。この動力系の構成は図1と同じであって、同じ機能
のものには同じ符号を付してあり、説明を省く。
【0022】サイドブレーキ41は後輪15,17側に
設けられ、図5に実線で描いたように操作レバー43を
引くと制動状態になる。
【0023】図6に示すように、エンジン1はキースイ
ッチ33を介してバッテリ37に接続されている。電磁
クラッチ27はキースイッチ33と、互いに並列に配置
された第1と第2のスイッチ45,47とを介してバッ
テリ37に接続されている。第1のスイッチ45は上記
実施例のスイッチ35と同様に、サイドブレーキ41の
操作レバー43を引くと開き、倒すと閉じる。スイッチ
47は図5に示す操作レバー43のロックボタン49
(ロック部材)の操作と連動し、ボタン49を押し込ん
でロックを解除すると閉じ、放すと開く。
【0024】このような回路構成により、停車に際して
サイドブレーキ41をかけるとスイッチ45が開き、ロ
ックボタン49を放すとスイッチ47も開いて電磁クラ
ッチ27がバッテリ37から切離され、前輪11,13
と後輪15,17間のロックが解除され、図3のブレー
キ23,25に斜線を施して示したように車両はサイド
ブレーキ41による2輪(後輪)ブレーキ状態になって
駐車可能か否かを知ることができ、従来例と異ってキー
スイッチを切るとグリップ力が急に減少することがな
く、滑り易い坂道で安全に駐車できる。
【0025】従って、タイヤのグリップ力を大きくする
対策が不要であり、駐車中はバッテリ37に負担が掛ら
ない。
【0026】又、発進に際しては、キースイッチ33を
入れて、操作レバー43のロックボタン49を押し込む
と電磁クラッチ27がロック状態となり、図4でブレー
キ19,21,23,25に斜線を施して示したように
車両はサイドブレーキ41による4輪ブレーキ状態にな
る。図5に破線で示したように、操作レバー43を倒し
てロックボタン49を放すと第1のスイッチ45により
電磁クラッチ27のロック状態が保持され、図4で各車
輪に斜線を施して示したように車両は4WD発進可能な
状態になる。こうして、4輪ブレーキ状態から直接4輪
駆動状態に移行できるから滑り易い坂道で安全に発進で
きる。
【0027】キースイッチ33は図6の矢印51の個所
にしてもよい。この場合、キースイッチ33の状態に関
係なく各スイッチ45,47の機能が保たれる。
【0028】なお、この発明において電磁クラッチは上
記各実施例のようなセンターデフのデフロック装置に限
らず、前輪と後輪とを相対回転不能に連結するものであ
ればよい。
【0029】
【発明の効果】第1の発明の動力伝達装置は、前輪と後
輪とを回転不能に連結する電磁クラッチをパーキングブ
レーキの制動操作に連動して開放するように構成し、第
2の発明の動力伝達装置は第1の発明の構成にパーキン
グレバーのロック解除操作に連動して電磁クラッチを連
結する機能を加えた。
【0030】従って、パーキングブレーキの操作時とキ
ースイッチをOFFにした時とで車両の制動状態が変化
せず滑り易い坂道で安全に駐車でき(第1と第2の発
明)、発進に際してはパーキングブレーキによる4輪制
動状態から直接4輪駆動状態に移行できるから滑り易い
坂道で安全に発進できる。
【0031】又、駐車中はバッテリに負担が掛らないと
共にグリップ力の大きいタイヤを用いる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施例を用いた車両の停車時の状
態を示すスケルトン機構図である。
【図2】図1の実施例の回路図である。
【図3】第2発明の一実施例を用いた車両の停車時の状
態を示すスケルトン機構図である。
【図4】図3の実施例を用いた車両の発進時の状態を示
すスケルトン機構図である。
【図5】図3の実施例のサイドブレーキを示す図面であ
る。
【図6】図3の実施例の回路図である。
【図7】従来の動力伝達装置を用いた車両の停車時の状
態を示すスケルトン機構図である。
【図8】従来の動力伝達装置を用いた車両の停車時の状
態を示すスケルトン機構図である。
【符号の説明】
11,13 前輪 15,17 後輪 27 電磁クラッチ 29,41 サイドブレーキ(パーキングブレーキ) 35 スイッチ 37 バッテリ(電源) 43 操作レバー 45 第1のスイッチ 47 第2のスイッチ 49 ロックボタン(ロック部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電時に前輪と後輪とを相対回転不能に
    連結する電磁クラッチと、パーキングブレーキの制動操
    作に連動して前記電磁クラッチを電源から切離すスイッ
    チとを備えたことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 通電時に前輪と後輪とを相対回転不能に
    連結する電磁クラッチと、パーキングブレーキの制動操
    作に連動して電磁クラッチを電源から切離す第1のスイ
    ッチと、パーキングブレーキの操作レバーを制動位置に
    ロックするロック部材のロック解除操作に連動して電磁
    クラッチを電源に接続する第2のスイッチとを備えたこ
    とを特徴とする動力伝達装置。
JP4031806A 1992-02-19 1992-02-19 動力伝達装置 Pending JPH068739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4031806A JPH068739A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 動力伝達装置

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JP4031806A JPH068739A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 動力伝達装置

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JPH068739A true JPH068739A (ja) 1994-01-18

Family

ID=12341341

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JP4031806A Pending JPH068739A (ja) 1992-02-19 1992-02-19 動力伝達装置

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JP (1) JPH068739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007984A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Fuji Heavy Ind Ltd 4輪駆動車の制御装置
JP2007112391A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Advics:Kk 車両の停止保持装置、及び車両の停止保持方法
JP2018523606A (ja) * 2015-07-27 2018-08-23 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両を制動する方法

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