JPH0687379A - 車両用アンダーミラー装置 - Google Patents

車両用アンダーミラー装置

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Publication number
JPH0687379A
JPH0687379A JP18303593A JP18303593A JPH0687379A JP H0687379 A JPH0687379 A JP H0687379A JP 18303593 A JP18303593 A JP 18303593A JP 18303593 A JP18303593 A JP 18303593A JP H0687379 A JPH0687379 A JP H0687379A
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JP
Japan
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link
mirror
deflector
movable member
guide rail
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Application number
JP18303593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kokita
北 秀 計 小
Masumi Nishikawa
川 増 美 西
Shoji Okada
田 尚 司 岡
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の作動機構と第2の作動機構とが確実に
連動・同期して作動し得るようにすること。 【構成】 ミラー構造体(3)の両側に第1の作動機構
(4)及び第2の作動機構(4’)を配置すると共に第
1の作動機構(4)と第2の作動機構(4’)とを連動
シヤフト(8)で連係した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、車両後方等の視界を確
保し視認性を向上させるために車両後部に配設されたア
ンダーミラー装置に関するものであり、特に、ミラー構
造体が車両後部に配設されたデフレクタ構造体内に収納
される非使用状態及びデフレクタ構造体より突出した使
用状態とを取り得るアンダーミラー装置に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のアンダーミラー装置とし
ては、特開平1−127430号公報に示されるものが
知られている。これは、ミラー構造体をミラー構造体の
両側に配設されたベルトプーリ,リンク及びタイミング
ベルトから構成される第1及び第2の作動機構を介して
デフレクタ構造体に支持し、第1の作動機構を作動させ
ることによつてミラー構造体を介して第2の作動機構も
作動させ、この第1及び第2の作動機構の作動によつて
ミラー構造体を移動させ、ミラー構造体をデフレクタ内
に収納された非使用状態又はデフレクタ構造体より突出
した使用状態としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のアンダーミラー装置であると、第2の作動機構は、ミ
ラー構造体が第1の作動機構の作動によつて移動するこ
とによつて第1の作動機構に追従して作動する。このた
め、視界を広くするためにミラー構造体を大きくする
と、第1の作動機構と第2の作動機構が同期して作動せ
ず(第1の作動機構に第2の作動機構が追従しきれ
ず)、ミラー構造体のスムーズな移動が阻害されたりミ
ラー構造体の第1の作動機構が配設される側と第2の作
動機構が配設される側との間で位置すれを生じさせる恐
れがあつた。このことは、非使用状態時におけるミラー
構造体とデフレクタ構造体との干渉及び使用状態時にお
ける視界の確保不足やミラー構造体のねじれ等の様々な
問題点を発生させることとなる。
【0005】故に、本発明は、第1の作動機構と第2の
作動機構とが確実に連動・同期して作動し得るようにす
ることを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、車両後部
に配設されたデフレクタ構造体と、該デフレクタ構造体
に前記デフレクタ構造体内に収納された非使用状態及び
デフレクタ構造体より突出した使用状態とを取り得るよ
うに支持されたミラー構造体と、前記デフレクタ構造体
と前記ミラー構造体の両側との間に配設され前記ミラー
構造体を前記デフレクタ構造体に支持すると共に前記ミ
ラー構造体を前記非使用状態又は前記使用状態へと移動
させる第1及び第2の作動機構と、前記デフレクタ構造
体内に配設され前記第1の作動機構に連係された駆動機
構と、前記デフレクタ構造体内に配設され前記第2の作
動機構に連係された従動機構と、前記デフレクタ構造体
内に配設され前記駆動機構と前記従動機構とを連係する
連動シヤフトとを有した、ことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、第1の作動機構及び
第2の作動機構は、駆動機構の駆動がミラー構造体を介
することなく直接作用されて作動する。これにより、第
1の作動機構と第2の作動機構とが確実に連動・同期し
て作動され得る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、車両1の
後部に配設されたバツクウインド1aの上方には車両1
の走行時に発生する走行風を整流して車両走行時の空気
抵抗を低減したりバツクウインド1aに走行風を吹きつ
けてバツククインド1aを清掃(主に雨滴の除去等)し
たりする中空のデフレクタ2が固定されている。このデ
フレクタ2には、凹部2a,凹部2aの上部に位置する
凹部2b及び凹部2aの両側付近に連続して位置する凹
部2cが夫々形成されており、凹部2aには後述する可
動部材3が配置可能で、凹部2cには可動部材3をデフ
レクタ2内に収納される図11の非使用状態A(図1
示)及びデフレクタ2より突出する図12の使用状態B
(図1示)を取り得るようにデフレクタ2に支持すると
共に可動部材3を非使用状態A又は使用状態Bへと移動
させる後述する第1及び第2の作動機構4,4’が配置
される。又、凹部2bには車両1のブレーキと連動する
ストツプランプ5が配置されている。
【0011】次に可動部材3について説明する。
【0012】図2ないし図4に示されるように、可動部
材3は、非使用状態Aでデフレクタ2の外装壁2fと略
面一となりデフレクタ2の外装の一部分を構成すること
となる可動本体31及び使用状態Bで車両後方下部を映
し出すミラー32とから構成されており、ミラー32は
非使用状態Aでデフレクタ2の凹部2a内に収納され可
動本体31と凹部2aを構成する底壁2dとによつて隠
蔽されるように可動本体31に形成された立壁31aに
その全周が固定されている。又、可動本体31には非使
用状態Aにおいて凹部2cを隠蔽すると共に外装壁2f
と重合するラツプ部分31bを有しており、このラツプ
部分31bには外装壁2fと当接してその間をシールす
るシール部材33が配設されている。このシール部材3
3によつてデフレクタ2と可動部材3との間に雨水や埃
等が浸入することが防止され、ミラー32が汚れたり,
可動部材3,作動機構4が凍結して作動不良となつたり
すること等が防止される。
【0013】図2,図5及び図8に示されるように、第
1の作動機構4は、ガイドレール41,ガイドレール4
1に摺動自在に支持され且つ可動部材3の一側に連結さ
れる第1のリンク42及び第1のリンク42に連結され
且つ後述する駆動機構6に連結される第2のリンク43
とから構成されている。又、第2の作動機構4’は、ガ
イドレール41’,ガイドレール41’に摺動自在に支
持され且つ可動部材3の他側に連結される第1のリンク
42’及び第1のリンク42’に連結され且つ後述する
従動機構7に連結される第2のリンク43’とから構成
されている。
【0014】次に第1の作動機構4について説明する。
尚、第2の作動機構4’については第1の作動機構4と
同様の構成であるのでその説明は省略する。
【0015】図2ないし図7に示されるように、ガイド
レール41はデフレクタ2の上下方向(図1示上下方
向)に渡り延在配置されており、断面略C形状を呈する
と共に長手方向において円弧形状を呈している。このガ
イドレール41はデフレクタ2内にブラケツト44を介
してビス45により固定されている。ガイドレール41
の開口41aは、デフレクタ2の凹部2bを構成する側
壁2eと対向しており、この側壁2eにはガイドレール
41の開口41aと対向し且つ長手方向に沿う貫通長溝
2gが形成されている。又、ガイドレール41の開口4
1aはガイドレール41に固定された板材48と側壁2
eとによつて挟持されて配設された対のシール部材49
により被覆され、このシール部材49によつてガイドレ
ール41内に雨水や埃等が浸入しないように配慮されて
おり、これにより、ガイドレール41の腐食やグリスの
流出等が防止される。
【0016】第1のリンク42の一端には貫通長溝2g
及び開口41aを介してガイドレール41内に延在する
ピン46が立設されており、このピン46回りにはガイ
ドレール41に摺接移動可能に支持されるローラ47が
回転自在に支持されている。
【0017】これにより、第1のリンク42はピン46
及びローラ47を介してガイドレール41に摺動自在に
支持されることとなる。又、ピン46の先端にはガイド
レール41の底壁と摺接するクツシヨン体50が固定さ
れている。このクツシヨン体50によつてガイドレール
41とローラ47との間のガタ止めがなされ、ローラ4
1のスムーズな摺動が確保される。尚、ガイドレール4
1の開口41aを被覆するシール部材49は弾性を有し
ており、ローラ47の位置する部分は外側に屈曲されて
ローラ47と密着すると共に第1のリンク42がガイド
レール41に沿つて摺動する際にはローラ47がシール
部材49を押し退けながらガイドレール41内を摺接移
動していく。第1のリンク42の他端にはブラケツト部
分42aが形成されており、このブラケツト部分42a
はビス(図示せず)によつて可動部材3の可動本体31
の立壁31aに固定されている。これにより、第1のリ
ンク42が可動部材3に連結される。又、ガイドレール
41下端付近の底壁にはローラ47と当接可能なストツ
パ体53が設けられており、このストツパ体53によつ
て第2のリンク43の摺動を規制している。
【0018】第2のリンク43の一端はピン51により
第1のリンク42に回動自在に支持されている。これに
より、第2のリンク43が第1のリンク42に連結され
る。
【0019】このピン51には一端52aが第2のリン
ク43の係止穴に係止され且つ他端52bが第1のリン
ク42に形成されたフランジ部42bと係合可能なスプ
リング52が配設されている。又、図5及び図8に示さ
れるように、第2の作動機構4’の第2のリンク43’
は、第1の作動機構4の第2のリンク43に対して、長
さA分だけ長く設定され且つ角度B分だけ傾斜が付けら
れており、後述する第1の作動機構4と第2の作動機構
4’の作動の同期が補助されている。尚、第2のリンク
43の一端を可動部材3に支持するようにしてもよい。
この場合、第1のリンク42の他端は可動部材3の下側
(可動部材3が使用状態Aにある際の図1示下側)に固
定され、第2のリンク43の一端は可動部材3の上側
(可動部材3が使用状態Bにある際の図1示上側)に支
持されることとなる。
【0020】次に駆動機構6について説明する。
【0021】図6及び図7に示されるように、駆動機構
6は、この駆動機構6を収納するケース61がブラケツ
ト44に固定されることによつてデフレクタ22内に配
置されている。モータ62はケース61に支持されてお
り、その出力軸62aには第1ウオームギヤ62bが固
着されている。ケース61には伝達軸63が周知の軸受
構造によつて回転自在に支持されており、この伝達軸6
3には第1ウオームギヤ62bと噛合する第1ギヤ63
a及び第2ウオームギヤ63bが一体に形成されてい
る。ケース61には第1出力軸64及び第2出力軸65
が周知の軸受構造によつて夫々回転自在に支持されてい
る。第1出力軸64には第2ギヤ64aが、第2出力軸
65には第3ギヤ65aが夫々一体に形成されており、
第2ギヤ64aは第2ウオームギヤ63b及び第3ギヤ
65aに噛合されている。この第1出力軸64及び第2
出力軸65の先端はケース61の貫通穴より外方へ突出
延在しており、第2出力軸65は第2のリンク43の他
端にねじ止めされて固定されている。これにより、駆動
機構6が第2のリンク43に連結される。又、デフレク
タ2内には連動シヤフト8が可動部材3の長手方向に沿
つて配設されており、第1出力軸64はこの連動シヤフ
ト8の一端に設けられたカラー8aによつて連動シヤフ
ト8に固定されている。
【0022】次に従動機構7について説明する。
【0023】図9及び図10に示されるように、従動機
構7は、この従動機構7を収納するケース71がブラケ
ツト44’に固定されることによつてデフレクタ2内に
配置されている。ケース71には入力軸72及び第3出
力軸73が周知の軸受構造によつて回転自在に支持され
ている。この入力軸72及び第3出力軸73には第4ギ
ヤ72a及び第5ギヤ73aが夫々一体に形成されてお
り、第4ギヤ72aと第5ギヤ73aとは噛合されてい
る。入力軸72及び入力軸73の先端はケース71の貫
通穴より外方へ突出延在しており、第3出力軸73は第
2のリンク43’の他端にねじ止めされて固定されてい
る。又、入力軸74は連動シヤフト8の他端に設けられ
たカラー8bによつて連動シヤフト8に固定されてい
る。これにより、従動機構7と駆動機構6が連結され
る。この結果、駆動機構6の駆動によつて可動部材3を
介することなく直接第1の作動機構4と第2の作動機構
4’とが作動させられることとなり、第1の作動機構4
と第2の作動機構4’の連動・同期がなされ、可動部材
3は第1の作動機構4及び第2の作動機構4’の作動に
よつて両側で移動動作されることとなる。
【0024】次に作動について説明する。
【0025】図1及び図11に示される可動部材3がデ
フレクタ2内に収納された非使用状態Aにおいて、駆動
機構6のモータ62を駆動させると、第1ウオームギヤ
62bと第1ギヤ63aとの噛合及び第2ギヤ64aと
第2ウオームギヤ63b及び第3ギヤ65aとの噛合に
より伝達軸63を介して第1出力軸64及び第2出力軸
65が回転する。この第2出力軸65の回転は第1の作
動機構4に伝えられる。又、第1出力軸64の回転は連
動シヤフト8を介して従動機構7に伝えられ、第4ギヤ
72aと第5ギヤ73aとの噛合により入力軸72に伝
えられた回転は第3出力軸73を介して第2の作動機構
4’に伝えられる。これにより、第1及び第2の作動機
構4,4’が連動・同期して作動する。第2出力軸65
及び第3出力軸73の回転によつて第2のリンク43,
43’が図1示時計方向に回動すると、第1のリンク4
2,42’がガイドレール41,41’に沿つて図1示
下方向に摺動しながら図1示反時計方向に回動して立ち
上がり、可動部材3がガイドレール41,41’及び第
1のリンク42,42’によつてその姿勢が規制されな
がらデフレクタ2に近接した小さな移動軌跡で移動して
いく。この際、第1のリンク42,42’の動作(回動
及びガイドレール41,41’に沿う摺動)は、第2の
リンク42,42’の間に長さA分及び角度B分の差が
設定されているので、確実に同期されることとなる。
又、第1のリンク42,42’はその動作(図1示時計
方向の回動及び図1示下方向の摺動)途中でスプリング
52の他端52bと係合し、スプリング52,52’を
撓ませながらその動作を続ける。
【0026】そして、第1のリンク42,42’の摺動
がストツパ体53,53’との当接によつて規制される
と、過負荷検知等によりモータ62が停止され、図1及
び図12に示される可動部材3がデフレクタ2より突出
した使用状態Bとなる。これにより、可動部材3のミラ
ー32が車両後方下部を映し出し、車両後方の視界が確
保されるようになり、例えば、車両後退時等の車両後方
の確認として役立たされる。尚、この使用状態Bでは第
1のリンク42,42’にスプリング52,52’が撓
まされたことによつて発生した反発力が作用している。
【0027】又、図1及び図12に示される使用状態B
において、前述とは逆にモータ62を駆動させると、駆
動機構6及び従動機構7を介して第2のリンク43,4
3’が図1示反時計方向に回動し、第1のリンク42,
42’がガイドレール41,41’に沿つて図1示上方
向に摺動しながら図1示時計方向に回動して立ち上がつ
てゆく。この際、第1のリンク42,42’にはスプリ
ング52,52’の反発力が作用しているので、この第
1のリンク42,42’の動作(図1示反時計方向の回
動及び図1示上方向の摺動)はスプリング52の反発力
によつて補助される。これにより、可動部材3がガイド
レール41,41’及び第1のリンク42,42’によ
つてその姿勢が規制されながらデフレクタ2に近接した
小さな移動軌跡で移動していき、図1及び図11に示さ
れる非使用状態Aとなる。尚、モータ62の停止は、可
動部材3がデフレクタ2内に収納されることによる過負
荷検知等によつて行われる。
【0028】上記したように、第1及び第2の作動機構
4,4’は、駆動機構6の駆動が従動機構7によつて可
動部材3を介することなく連動シヤフト8によつて直接
伝えられて、連動・同期されて作動し、可動部材3をそ
の両側で移動動作させるので、可動部材3は位置ずれす
ることなく、スムーズに移動させられる。これにより、
非使用状態A時における可動部材3とデフレクタ2との
干渉及び使用状態B時における可動部材3のミラー32
の視界の確保不足や可動部材3のねじれ等の様々な問題
点が解消される。又、可動部材3を大きくしたとして
も、第1及び第2の作動機構4,4’は確実に連動・同
期させられて作動されるので、従来に比べ、可動部材3
を大きくしてミラー32による視界をより広く確保する
ことができる。更に、第2のリンク43,43’との間
に長さA分及び角度B分の差が設定され、第1のリンク
42,42’の動作が同期されているので、可動部材3
の位置ずれをより確実に解消し且つスムーズな移動をよ
り確実に確保することができる。尚、第2のリンク4
3,43’との間の差は、長さA及び角度Bのどちらか
一方のみとしてもよい。又、この差を第1のリンク4
2,42’の間に設定してもよい。
【0029】又、デフレクタ2内に配設され駆動機構6
と従動機構7とを連結する(第1及び第2の作動機構
4,4’を連動させる)連動シヤフト8を第2のリンク
43,43’が連結される第2出力軸65及び第3出力
軸73とは別の第1出力軸64及び入力軸72に連結さ
れているので、第2のリンク43,43’の配置に関係
なく連動シヤフト8をデフレクタ2内で自由に配置する
ことができる。これにより、デフレクタ2の厚みC(図
1示)を大きくすることなく、連動シヤフト8のデフレ
クタ2内への配設が可能となりデフレクタ2の不必要な
大型・重量増大化つまり装置全体の不必要な大型・重量
増大化が避けられる。これにより、振動による車両1に
対する装置全体の振動つまり可動部材3のミラー31の
ビビリを抑えることができ、ミラー31による視認性を
向上させることができる。
【0030】次に変形例について説明する。
【0031】この変形例は、図13及び図14に示され
るように、第2の作動機構4’を可動部材3の姿勢を規
定する機構を省略して可動部材3を動作させる機構のみ
でつまり第3のリンク54のみで構成したものである。
この第3のリンク54は、一端が可動部材3にボルト等
により回動自在に連結され且つ他端が連動シヤフト8に
連係されている従動機構7の第3出力軸73にねじ止め
されて固定されているものである。これにより、装置全
体の不必要な大型・重量増大化が避けられる。
【0032】
【発明の効果】本発明では、第1及び第2の作動機構を
ミラー構造体を介することなく連動シヤフトによつて直
接作動させるので、第1及び第2の作動機構を確実に連
動・同期させて作動させることができ、これにより、ミ
ラー構造体を位置ずれさせることなく、スムーズに移動
させることができる。又、ミラー構造体を大きくしたと
しても第1及び第2の作動機構を確実に連動・同期させ
て作動させることができ、従来に比べ、車両後方等の広
い視界を確保することができる。
【0033】又、第1及び第2の作動機構の第1又は第
2のリンク間に角度差又は長さ差を設定しているので、
より確実にミラー構造体を位置ずれさせることなく、ス
ムーズに移動させることができる。
【0034】更に、第1及び第2の作動機構の第2のリ
ンクが連結される駆動機構及び従動機構の出力軸とは別
の出力軸に連動シヤフトを連結して第1の作動機構と第
2の作動機構とを連動・同期させているので、第2のリ
ンクの配置に関係なく連動シヤフトをデフレクタ構造体
内で自由に配置することができ、装置全体を小型・軽量
化することができる。
【0035】その上、第2の作動機構を第3のリンクの
みで構成することにより、装置全体の不必要な大型・重
量増大化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用アンダーミラー装置の作動
説明図である。
【図2】本発明に係る車両用アンダーミラー装置の正面
図である。
【図3】作動機構の支持状態を示す断面図である。
【図4】作動機構が位置しない部分での図3に相当する
断面図である。
【図5】駆動機構側の作動機構(第1の作動機構)の側
面図である。
【図6】駆動機構側の作動機構の部分断面正面図であ
る。
【図7】駆動機構側の作動機構の部分断面側面図であ
る。
【図8】従動機構側の作動機構(第2の作動機構)の側
面図である。
【図9】従動機構側の作動機構の正面図である。
【図10】従動機構側の作動機構の部分断面側面図であ
る。
【図11】ミラー構造体の非使用状態時における車両後
部の斜視図である。
【図12】ミラー構造体の使用状態時における車両後部
の斜視図である。
【図13】本発明に係る車両用アンダーミラー装置の変
形例を示す図2に相当する正面図である。
【図14】本発明に係る車両用アンダーミラー装置の変
形例の従動機構側の作動機構を示す図8に相当する側面
図である。
【符号の説明】
1 車両 2 デフレクタ(デフレクタ構造体) 3 可動部材(ミラー構造体) 4 第1の作動機構 6 駆動機構 7 従動機構 8 連動シヤフト 4’ 第2の作動機構 54 第3のリンク 62 モータ 64 第1出力軸 65 第2出力軸 72 入力軸 73 第3出力軸 41,41’ ガイドレール 42,42’ 第1のリンク 43,43’ 第2のリンク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部に配設されたデフレクタ構造体
    と、該デフレクタ構造体に前記デフレクタ構造体内に収
    納された非使用状態及びデフレクタ構造体より突出した
    使用状態とを取り得るように支持されたミラー構造体
    と、前記デフレクタ構造体と前記ミラー構造体の両側と
    の間に配設され前記ミラー構造体を前記デフレクタ構造
    体に支持すると共に前記ミラー構造体を前記非使用状態
    又は前記使用状態へと移動させる第1及び第2の作動機
    構と、前記デフレクタ構造体内に配設され前記第1の作
    動機構に連係された駆動機構と、前記デフレクタ構造体
    内に配設され前記第2の作動機構に連係された従動機構
    と、前記デフレクタ構造体内に配設され前記駆動機構と
    前記従動機構とを連係する連動シヤフトとを有する車両
    用アンダーミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の作動機構を、前記デ
    フレクタ構造体に支持されたガイドレールと、該ガイド
    レールに摺動自在に支持され前記ミラー構造体に連結さ
    れた第1のリンクと、該第1のリンク又は前記ミラー構
    造体に連結され且つ前記駆動機構に連結された第2のリ
    ンクとを有して構成し、前記第1の作動機構の前記第1
    又は第2のリンク及び前記第2の作動機構の前記第1又
    は第2のリンクのリンク長さに差を設定した請求項1記
    載の車両用アンダーミラー装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の作動機構を、前記デ
    フレクタ構造体に支持されたガイドレールと、該ガイド
    レールに摺動自在に支持され前記ミラー構造体に連結さ
    れた第1のリンクと、該第1のリンク又は前記ミラー構
    造体に連結され且つ前記駆動機構に連結された第2のリ
    ンクとを有して構成し、前記第1の作動機構の前記第1
    又は第2のリンクと前記第2の作動機構の前記第1又は
    第2のリンクとの間に角度差を設定した請求項1記載の
    車両用アンダーミラー装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動機構は、モータと、該モータに
    連係され前記連動シヤフトに連結された第1出力軸と、
    前記モータに連係され前記第1の作動機構に連結された
    第2出力軸とを有し、前記従動機構は、前記連動シヤフ
    トに連結された入力軸と、該入力軸に連係され前記第2
    の作動機構に連結された第3出力軸とを有する請求項1
    記載の車両用アンダーミラー装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の作動機構を、前記デフレクタ
    構造体に支持されたガイドレールと、該ガイドレールに
    摺動自在に支持され前記ミラー構造体に連結された第1
    のリンクと、該第1のリンク又は前記ミラー構造体に連
    結され且つ前記駆動機構に連結された第2のリンクとを
    有して構成し、前記第2の作動機構を前記ミラー構造体
    に連結され且つ前記従動機構に連結された第3のリンク
    を有して構成した、請求項1記載の車両用アンダーミラ
    ー装置。
JP18303593A 1992-07-23 1993-07-23 車両用アンダーミラー装置 Pending JPH0687379A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5724198A (en) * 1995-09-12 1998-03-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Retractable rear under view mirror device for an automotive vehicle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5724198A (en) * 1995-09-12 1998-03-03 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Retractable rear under view mirror device for an automotive vehicle

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