JPH068719A - サスペンション制御装置 - Google Patents

サスペンション制御装置

Info

Publication number
JPH068719A
JPH068719A JP17115192A JP17115192A JPH068719A JP H068719 A JPH068719 A JP H068719A JP 17115192 A JP17115192 A JP 17115192A JP 17115192 A JP17115192 A JP 17115192A JP H068719 A JPH068719 A JP H068719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical acceleration
road surface
control
detection value
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17115192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3163757B2 (ja
Inventor
Hideo Tohata
秀夫 戸畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17115192A priority Critical patent/JP3163757B2/ja
Publication of JPH068719A publication Critical patent/JPH068719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3163757B2 publication Critical patent/JP3163757B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車輪と車体との間に介装したアクチュエータを
前方路面状態に応じて予見制御する場合に適正な制御力
を発生させて乗心地を向上させる。 【構成】各上下加速度ZGFL 〜ZGRR をフィルタ処理し
て低周波成分でなる上下加速度ZGFL ′〜ZGRR ′を抽
出し(ステップS3)、前輪側の上下加速度ZGf′(f=F
L,FR)及びストローク検出値SFL, FRとを車速検出値
Vに基づいて算出した前輪と後輪との間の遅延時間τR
と共に順次シフトレジスタにシフトすると共に遅延時間
を減算しながら格納し、遅延時間τR が零となった前輪
側上下加速度ZGf′と現在の後輪側上下加速度ZGr′(r
=RL,RR)とを比較し、両者が同符号で且つZGf′≧
Gr′であるときに予見制御ゲインKp を増加させて
(ステップS11)予見制御力を増加させ、その他のときに
は、車体に対する加振力となると判断して、予見制御ゲ
インKp を減少させて(ステップS9) 予見制御力を減少
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御対象車輪より前方
位置で検出した路面情報に基づいて制御対象車輪及び車
体間に介挿したアクチュエータを予見制御するようにし
たサスペンション制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション制御装置として
は、本出願人が先に提案した特開昭60−35618号
公報に記載されているものがある。この従来例は、車速
を検出する車速検出手段と、前車輪へ加えられる加速度
を検出する加速度検出手段と、後車輪へ加振力を付与す
る加振手段と、前記車速検出手段および加速度検出手段
の出力信号に基づいて前記加振手段を制御する制御手段
と、を有し、前記前車輪へ加速度が加えられると車速に
対応した時間経過後に、前記前車輪へ加えられた加速度
に対応して同方向に作用する加振力を前記後車輪へ与
え、路面からの後車輪への振動入力を防止する構成を有
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のサスペンション制御装置にあっては、制御対象車輪
(後輪)に対する加振力を、この制御対象車輪より前方
の前輪の運動情報のみにみって決定するようにしている
ので、加振手段によって後輪に加えられた加振力が、後
輪の路面からの入力の吸収に対して過不足する場合や、
車速検出値は一定であっても路面状況により加振力発生
タイミングにずれが生じたり、前輪の運動情報に横風に
よるロール等の車体側の運動に起因する雑音が含まれる
場合でも、これらの状況に無関係に、後輪に対する加振
力の制御が行われることになり、後輪に対する加振力の
反作用により車体が加振されるおそれがあるという未解
決の課題がある。
【0004】そこで、本発明は上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、制御対象車輪のアク
チュエータに対する制御力が適正であるか否かを評価し
て制御ゲインを変更することにより、制御力を適正化さ
せて、良好な予見制御を行うことができるサスペンショ
ン制御装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るサスペンション制御装置は、図1の基
本構成図に示すように、制御対象車輪と車体との間に介
装されたアクチュエータと、該アクチュエータを駆動制
御する駆動手段と、車速を検出する車速検出手段と、前
記制御対象車輪より前方の路面情報を検出する前方路面
情報検出手段と、各制御対象車輪位置における車体の上
下加速度を検出する第1の上下加速度検出手段と、前記
前方路面情報検出手段位置における車体の上下加速度を
検出する第2の上下加速度検出手段と、前記前方路面情
報検出手段の路面情報を当該前方路面情報検出手段で検
出した路面に前記制御対象車輪が到達するまでの前記車
速検出手段の車速検出値に基づく遅延時間分遅延させた
遅延路面情報に基づいて前記駆動手段に対する予見制御
指令値を形成する予見制御手段と、前記第1の上下加速
度検出手段の加速度検出値と前記第2の上下加速度検出
手段の加速度検出値を前記遅延時間分遅延させた遅延加
速度検出値とを比較して前記予見制御手段における制御
ゲインを変更するゲイン補正手段とを備えたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明に係るサスペンション制御装置において
は、第1の上下加速度検出手段で、制御対象車輪位置に
おける車体上下加速度を検出すると共に、第2の上下加
速度検出手段で前方路面情報検出手段位置での車体上下
加速度を検出し、比較手段で両車体上下加速度を比較し
て、予見制御手段によるアクチュエータの制御が適正で
あるか否かを判定し、適正であるときには、振動絶縁効
果を高めるために制御ゲインを大きくし、不適正である
ときには制御ゲインを小さくして制御力の反作用による
車体の加振を抑制する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は、本発明の第1実施例を示す概略構成図で
あり、図中、10は車体側部材を、11FL〜11RRは前
左〜後右車輪を、12は能動型サスペンションを夫々示
す。
【0008】能動型サスペンション12は、車体側部材
10と車輪11FL〜11RRの各車輪側部材14との間に
各々介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダ1
8FL〜18RRと、これら油圧シリンダ18FL〜18RRの
作動圧を個別に調整する圧力制御弁20FL〜20RRと、
これら圧力制御弁20FL〜20RRに所定圧力の作動油を
供給側配管21Sを介して供給すると共に、圧力制御弁
20FL〜20RRからの戻り油を戻り側配管21Rを通じ
て回収する油圧源22と、この油圧源22及び圧力制御
弁20FL〜20RR間の供給圧側配管21Sに介挿された
蓄圧用のアキュムレータ24F,24Rと、車速を検出
してこれに応じたパルス信号を出力する車速センサ26
と、前輪側油圧シリンダ18FL及び18FRと並列に配設
されて前輪11FL及び11FRと車体との間の相対変位を
検出するストロークセンサ27FL及び27FRと、前輪1
1FL及び11RRに夫々対応する位置における車体の上下
方向加速度を夫々個別に検出する第2の上下加速度検出
手段としての上下方向加速度センサ28FL及び28FR
と、後輪11RL及び11RRに夫々対応する位置における
車体の上下方向加速度を夫々個別に検出する第1の上下
加速度検出手段としての上下方向加速度センサ28RL及
び28RRと、前輪側の上下方向加速度センサ28FL及び
28FRの上下方向加速度検出値ZGFL 及びZGFR に基づ
いて前輪側の圧力制御弁20FL及び20FRに対する能動
制御を行うと共に、車速センサ26の車速検出値V、ス
トロークセンサ27FL及び27FRのストローク検出値S
FL及びS FR及び上下方向加速度センサ28FL〜28RRの
上下方向加速度検出値ZGFL 〜Z GRR に基づき前輪の運
動状態に応じて後輪側の圧力制御弁20RL及び20RRに
対する予見制御を行うコントローラ30とを備えてい
る。
【0009】油圧シリンダ18FL〜18RRの夫々は、シ
リンダチューブ18aを有し、このシリンダチューブ1
8aには、軸方向貫通孔を有するピストン18cにより
隔設された下側の圧力室Lが形成され、ピストン18c
の上下面の受圧面積差と内圧に応じた推力を発生する。
そして、シリンダチューブ18aの下端が車輪側部材1
4に取り付けられ、ピストンロッド18bの上端が車体
側部材10に取り付けられている。また、圧力室Lの各
々は、油圧配管38を介して圧力制御弁20FL〜20RR
の出力ポートに接続されている。また、油圧シリンダ1
8FL〜18RRの圧力室Lの各々は、絞り弁32を介して
バネ下振動吸収用のアキュムレータ34に接続されてい
る。また、油圧シリンダ18FL〜18RRの各々のバネ
上,バネ下相当間には、比較的低いバネ定数であって車
体の静荷重を支持するコイルスプリング36が配設され
ている。
【0010】圧力制御弁20FL〜20RRの夫々は、スプ
ールを摺動自在に内装した円筒状の弁ハウジングとこれ
に一体的に設けられた比例ソレノイドとを有する、従来
周知の3ポート比例電磁減圧弁(例えば特開昭64−7
4111号参照)で構成されている。そして、比例ソレ
ノイドの励磁コイルに供給する指令電流i(指令値)を
調整することにより、弁ハウジング内に収容されたポペ
ットの移動距離、即ちスプールの位置を制御し、供給ポ
ート及び出力ポート又は出力ポート及び戻りポートを介
して油圧源22と油圧シリンダ18FL〜18RRとの間で
流通する作動油を制御できるようになっている。
【0011】ここで、励磁コイルに加えられる指令電流
i(:iFL〜iRR)と圧力制御弁20FL(〜20RR)の
出力ポートから出力される制御圧Pとの関係は、図3に
示すように、ノイズを考慮した最小電流値iMIN のとき
には最低制御圧PNIM となり、この状態から電流値iを
増加させると、電流値iに比例して直線的に制御圧Pが
増加し、最大電流値iMAX のときには油圧源22の設定
ライン圧に相当する最高制御圧PMAX となる。この図3
で、iN は中立指令電流,PCNは中立制御圧である。
【0012】ストロークセンサ27FL及び28FRの夫々
は、図4に示すように、車高が予め設定した目標車高に
一致するときに零の中立電圧VS 、車高が目標車高より
高くなるとその偏差に応じた正の電圧、車高が目標車高
より低くなるとその偏差に応じた負の電圧でなるストロ
ーク検出値SFL及びSFRを出力するように構成されてい
る。
【0013】上下方向加速度センサ28FL〜28RLの夫
々は、図5に示すように、上下方向加速度が零であると
きに零の電圧、上方向の加速度を検出したときにその加
速度値に応じた正のアナログ電圧、下方向の加速度を検
出したときに、その加速度値に応じた負のアナログ電圧
でなる車体上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を出力
するように構成されている。
【0014】コントローラ30は、図6に示すように、
ストロークセンサ27FL,27FRから出力されるストロ
ーク検出値SFL, FR及び上下方向加速度センサ28FL
〜28FRから出力される車体上下加速度検出値ZGFL
GRR をディジタル値に変換するA/D変換器43a〜
43fと、車速センサ26の車速検出値V及び各A/D
変換器43a〜43fのA/D変換出力が入力されるマ
イクロコンピュータ44と、このマイクロコンピュータ
44から出力される制御力指令値UFL〜URRがD/A変
換器45FL〜45RRを介して供給され、これらを圧力制
御弁20FL〜20RRに対する駆動電流iFL〜iFRに変換
する例えばフローティング形定電圧回路で構成される駆
動回路46FL〜46FRとを備えている。
【0015】ここで、マイクロコンピュータ44は、少
なくとも入力側インタフェース回路44a、出力側イン
タフェース回路44b、演算処理装置44c及び記憶装
置44dを有する。入力インタフェース回路44aに
は、車速検出値V及びA/D変換器43a〜43fの変
換出力が入力され、出力側インタフェース回路44bか
らは各圧力制御弁20FL〜20RRに対する圧力指令値P
FL〜PRRがD/A変換器45FL〜45RRに出力される。
また、演算処理装置44cは、後述する図7の処理を実
行して、所定サンプリング時間TS (例えば20msec)
毎に、車速検出値V、ストローク検出値SFL, FR及び
車体上下加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を読込み、前輪側
の車体上下加速度検出値ZGFL,GFR をバンドパスフィ
ルタ処理して前輪に対する能動制御力UFL及びUFRを算
出すると共に、車速検出値Vに基づいて前後輪間の遅延
時間τR を算出し、ストローク検出値SFL, FRと遅延
時間τR とを記憶装置44dに形成したシフトレジスタ
領域に順次シフトしながら格納し、且つ遅延時間τR
ついてはシフトする際にサンプリング時間TS を減算し
た値を新たな遅延時間τR として更新し、さらに前輪側
の上下加速度検出値Z Gi(i=FL,FR)をフィルタ
処理して抽出した低周波成分を表す上下加速度検出値Z
Gi′と後輪側の上下加速度検出値ZGj(j=RL,R
R)をフィルタ処理して抽出した低周波成分を表す上下
加速度検出値ZGj′とを比較して制御ゲインKp を更新
し、更新された制御ゲインKp と遅延時間τR が零とな
ったストローク検出値SFL,SFRとに基づいて後輪に対
する予見制御力URL, RRを算出し、これらに基づいて
各圧力制御弁20FL〜20RRを制御する。
【0016】さらに、記憶装置44dは、予め演算処理
装置44cの演算処理に必要なプログラムが記憶されて
いると共に、所定サンプリング時間TS 毎にストローク
検出値SFL, FR及び上下加速度検出値ZGFL ′,Z
GFR ′を遅延時間τR と共に順次シフトさせながら所定
数格納するシフトレジスタ領域が形成されていると共
に、演算処理装置44cの演算過程で必要な演算結果を
逐次記憶する。
【0017】次に、上記実施例の動作をマイクロコンピ
ュータ44における演算処理装置44cの処理手順を示
す図7のフローチャートを伴って説明する。すなわち、
図7の処理は所定サンプリング時間TS (例えば20ms
ec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステッ
プS1で、現在の車速センサ26の車速検出値Vを読込
み、次いでステップS2に移行して、ストロークセンサ
27FL及び27FRからのストローク検出値SFL,SFR
び上下方向加速度センサ28FL〜28RRからの車体上下
方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を読込み、少なくとも
車体上下方向加速度検出値ZGFL 〜ZGRR を夫々記憶装
置44dに形成した例えば夫々5回分格納するシフトレ
ジスタ領域に順次シフトしながら格納する。
【0018】次いでステップS3に移行して、上記シフ
トレジスタ領域に格納されている5回分の上下方向加速
度検出値ZGFL 〜ZGRR をもとに例えばトランスバーサ
ルフィルタ処理による移動平均処理を行って、後述する
遅延時間τR の誤差を考慮してこの誤差の影響を大きく
受ける高周波成分を除去した上下方向加速度検出値Z
GFL ′〜ZLRR ′を算出する。
【0019】次いで、ステップS4に移行して、車速検
出値Vをもとに下記(1) 式の演算を行って、前輪11FL
及び11FRが通過した路面に後輪11RL及び11RRが到
達する迄の遅延時間τR を算出する。 τR =(L/V)−τS …………(1) ただし、Lはホイールベース、τS は制御系の応答遅れ
時間であって、予め油圧系の応答遅れ時間、コントロー
ラの演算むだ時間及びフィルタの応答遅れ時間の和とし
て設定されている。
【0020】次いで、ステップS5に移行して、前記ス
テップS2で読込んだストローク検出値SFL, FR、ス
テップS3で算出した前輪側車体上下加速度検出値Z
GFL , GFR ′及び上記ステップS4で算出した遅延
時間τR を一組にして記憶装置44dに形成したシフト
レジスタ領域の先頭位置に格納すると共に、前回までに
格納されているストローク検出値SFL, FR、前輪側車
体上下加速度検出値ZGF L , GFR ′及び遅延時間τ
R を順次シフトする。このとき、遅延時間τR について
はシフトする際に、各シフト位置の遅延時間τR からサ
ンプリング時間T S を夫々減算した値を新たな遅延時間
τR として更新してから格納する。
【0021】次いで、ステップS6に移行して、シフト
レジスタ領域に格納されている最古すなわち遅延時間τ
R が零となった前輪側の車体上下加速度検出値ZGf
(f=FL,FR)を夫々読出し、読出した前輪側の車
体上下加速度検出値ZGr′とステップS3で算出した現
在の後輪側の車体上下加速度検出値ZGr′(r=RL,
RR)とが共に略零であるか否かを判定する。このと
き、ZGf′=ZGr′≒0であるときには、車体に揺動が
ないものと判断して、ステップS7に移行して、予見制
御ゲインKp を予め設定した設定値例えば“1”に設定
してから後述するステップS12に移行し、前輪側車体
上下加速度ZGf′又は後輪側上下加速度ZGr′が略零で
ないときには、ステップS8に移行する。
【0022】このステップS8では、前輪側車体上下加
速度ZGf′及び後輪側上下加速度Z Gr′が同符号である
か否かを判定する。このとき、両者が異符号即ち前輪側
の車体上下加速度検出値ZGf′が正、後輪側の車体上下
加速度検出値ZGr′が負又はその逆であるときには、後
輪に与えた制御力が路面からの入力の吸収に対して過剰
であったと判断して、ステップS9に移行して現在の予
見制御ゲインKp から予め設定された所定値βを減算し
た値を新たな予見制御ゲインKp としてから後述するス
テップS12に移行する。
【0023】一方、ステップS8の判定結果が前輪側の
車体上下加速度検出値ZGf′とステップS3で算出した
現在の後輪側の車体上下加速度検出値ZGr′とが同符号
であるときには、ステップS10に移行して、後輪側の
車体上下加速度検出値の絶対値|ZGr′|が前輪側の車
体上下加速度検出値の絶対値|ZGf′|以下であるか否
かを判定する。ここで、|ZGf′|>|ZGr′|である
ときには、後輪に制御力を与えるタイミングが路面から
の入力のタイミングとずれているか又は前輪の運動情報
に路面からの入力とは別のロール、ピッチ等の雑音成分
が含まれていたものと判断して、前記ステップS9に移
行して現在の予見制御ゲインKp から所定値βを減算し
た値を新たな予見制御ゲインKp として設定し、|
Gf′|≧|ZGr′|であるときには、後輪に与えた制
御力によって振動絶縁効果が発揮されているものと判断
してステップS11に移行し、より大きな振動絶縁効果
を発揮するために予見制御ゲインKp に予め設定した所
定値αを加算した値を新たな予見制御ゲインKp として
設定してからステップS12に移行する。
【0024】ステップS12では、ステップS2で読込
んだ前輪側の車体上下加速度検出値ZGFL 及びZGFR
ばね上共振周波数領域を通過させるバンドパスフィルタ
処理を行うことによって積分することにより、車体上下
速度ZVFL 及びZVFR を算出し、これらに基づいて下記
(2) 式及び(3) 式に従って前輪側の圧力制御弁20FL及
び20FRに対する前輪側能動制御力UFL及びUFRを算出
すると共に、前記ステップS2でシフトレジスタ領域に
格納されている最古すなわち遅延時間τR が零となった
前輪側のストローク検出値SFL, FRを読出し、これら
と上記ステップS8又はステップS10で設定した予見
制御ゲインKp とに基づいて下記(4) 及び(5) 式に従っ
て後輪側の圧力制御弁20RL及び20RRに対する予見制
御力URL及びURRを算出し、且つ読出した最古のストロ
ーク検出値SFL, FR、前輪側上下加速度検出値
GFL , GFR ′及びこれに対する遅延時間τR をシ
フトレジスタ領域から消去する。
【0025】 UFL=UN −Ka ・ZVFL …………(2) UFR=UN −Ka ・ZVFR …………(3) URL=UN +Kp ・SFL …………(4) URR=UN +Kp ・SFR …………(5) ここで、UN は車高を目標車高に維持するために必要な
制御力、Ka は能動制御ゲイン、Kp は予見制御ゲイン
である。
【0026】次いで、ステップS13に移行して、上記
ステップS11で算出した各圧力制御弁20FL〜20RR
に対する制御力UFL〜URRを圧力指令値として夫々D/
A変換器45FL〜45RRに出力してからタイマ割込処理
を終了して所定のメインプログラムに復帰する。この図
7の処理において、ステップS3,S6〜S11の処理
がゲイン補正手段に対応し、ステップS5,S12,S
13の処理が予見制御手段に対応している。 したがっ
て、今、車両が平坦な良路を目標車高を維持して直進定
速走行しているものとすると、この状態では、車両が平
坦な良路で目標車高を維持していることから、車体側部
材10に揺動を生じないので、各ストロークセンサ27
FL,27FRのストローク検出値SFL, FR及び各上下方
向加速度センサ28FL〜28FRの加速度検出値ZGFL
GRR は略零となっており、これらがA/D変換器43
a〜43fでディジタル値に変換されてマイクロコンピ
ュータ44に入力される。
【0027】このため、マイクロコンピュータ44で、
図7の処理が実行されると、平坦な良路走行を継続して
いる状態では、ストローク検出値SFL,SFR及び上下加
速度検出値ZGFL 〜ZGRR が略零の状態を継続すること
により、ステップS3で算出される上下加速度検出値Z
GFL ′〜ZGRR ′も略零の状態を継続するので、シフト
レジスタ領域に格納されている全ての各ストローク検出
値SFL, FR及び上下加速度検出値ZGFL , GFR
も略零となる。この結果、図7の処理におけるステップ
S6で現在の後輪11RL及び11RRが通過する路面を前
輪11FL及び11FRが通過した時の遅延時間τR 前の前
輪上下加速度検出値ZGFL ′及びZGFR′と現在の後輪
11RL及び11RR位置の上下加速度検出値ZGRL ′及び
GRR ′とが略零で等しくなるので、ステップS8に移
行して予見制御ゲインKp を“1”に設定してからステ
ップS11に移行して、制御力UFL〜URRを算出する。
このとき、前記(2) 〜(5) 式の右辺第2項が略零となる
ことにより、各制御力UFL〜URRは目標車高値HT にの
み対応した中立圧制御力UN となり、これらが圧力指令
値として出力側インタフェース回路44bを及びD/A
変換器45FL〜45RRを介して駆動回路46FL〜46RR
に出力される。
【0028】このため、駆動回路46FL〜46RRで制御
力UFL〜URRに対応した指令電流i FL〜iRRに変換され
て各圧力制御弁20FL〜20RRに供給される。この結
果、圧力制御弁20FL〜20RRから目標車高を維持する
ために必要な中立圧PCNが各油圧シリンダ18FL〜18
RRに出力され、これら油圧シリンダ18FL〜18RRで車
体側部材10及び車輪側部材14間のストロークを目標
車高に維持する推力を発生する。
【0029】この良路を定速走行している状態で、例え
ば前左右輪11FL及び11FRが同時に路面がステップ状
に上昇する段差でなる所謂ランプステップ路を通過する
状態となると、前左右輪の段差乗り上げによって前輪1
1FL及び11FRがバウンドし、これによってストローク
センサ27FL及び27FRのストローク検出値SFL及びS
FRが零から負方向に急減すると共に、車体側部材10に
上方向の加速度が発生し、これが前左右輪の上下方向加
速度センサ28FL及び28FRで検出される。
【0030】このため、マイクロコンピュータ44で図
7の処理が実行されるサンプリング時間TS 毎に、前輪
側についてはステップS2で読込んだ前輪側の車体上下
鵜速度検出値ZGFL,GFR が段差乗り上げによる車体上
昇速度に応じて増加することから、ステップS12で算
出される前輪側制御力UFL, FRは中立圧制御力UN
り減少することになり、これに応じて駆動回路46FL及
び46FRから出力される指令電流iFL, FRが減少し、
これによって圧力制御弁20FL,20FRから出力される
制御圧PC が中立圧PCNより低下して、油圧シリンダ1
8FL,18FRの推力が低下され、スカイフックダンパ機
能を発揮して前輪側のストロークを減少させることによ
り、前輪11FL,11FRの凸部乗り上げによる車体側部
材10の揺動を抑制することができ、一方、後輪側につ
いては前輪段差乗り上げ時点では遅延時間τR が零とな
った前輪側上下加速度検出値ZGFL , GFR ′は零の
状態を維持するので、後輪側油圧シリンダ18RL,18
RRでは目標車高を維持する推力を発生させる制御状態が
継続される。
【0031】その後、後輪側については、前輪11FL及
び11FRが段差通過時に図7のステップS5で算出され
る遅延時間τR が経過した時点から順次、遅延時間τR
だけ前即ち前述した前左右輪11FL,11FRが段差を通
過した時点の前輪側ストローク検出値SFL, FRを読出
し、これらに基づいてステップS12で後輪側制御力U
RL, RRを算出し、これらを後輪側圧力指令値として圧
力制御弁20RL,20RRに出力する。この結果、前輪1
1FL,11FRが段差乗り上げ開始時点から遅延時間τR
分遅れた後輪11RL,11RRが段差に乗り上げる時点か
ら後輪側制御力URL, RRが中立圧制御力UN から減少
することにより、駆動回路46RL及び46RRから出力さ
れる指令電流iRLが中立電流iN より低下し、これによ
って圧力制御弁20RL及び20RRから出力される制御圧
C が中立圧PCNより低下して、油圧シリンダ18RL及
び18RRの推力が低下され、後左輪側のストロークを減
少させることにより、後左右輪11RL及び11RRの段差
乗り上げによる振動入力が車体側部材10に伝達される
ことを抑制することができる。
【0032】このとき、図7の処理において、後輪11
RL及び11RRが段差通過時の後輪側上下加速度センサ2
8RL及び28RRの上下方向加速度検出値ZGRL 及びZ
GRR をフィルタ処理した上下方向加速度検出値ZGRL
及びZGRR ′と、前輪11FL及び11FRが段差通過時の
上下方向加速度検出値ZGFL 及びZGFR をフィルタ処理
した上下加速度検出値ZGFL ′及びZGFR ′との双方が
零より大きな値となるので、ステップS6からステップ
S8に移行して、前輪側上下方向加速度検出値Z GRL
及びZGRR ′と後輪側上下加速度検出値ZGFL ′及びZ
GFR ′とを比較し、両者の符号が同符号であるとき即ち
段差乗り上げであるので、前輪側の上下方向加速度検出
値ZGFL ′及びZGFR ′が正の値となり、後輪側の上下
方向加速度検出値ZGRL ′及びZGRR ′も正の値となっ
ているときには、ステップS12で算出した後輪側制御
力URL, RRが一応適正状態であると判断して、ステッ
プS8からステップS10に移行し、このとき後輪側の
上下方向加速度検出値ZGRL′及びZGRR ′がこれらに
対応する前輪側の上下加速度検出値ZGFL ′及び
GF R ′より小さいときには、ステップS12で算出し
た後輪側制御力URL及びURRによって振動絶縁効果が発
揮されているものと判断し、ステップS11に移行し
て、予見制御ゲインKp を所定値αだけ増加させる。こ
れに応じて、ステップS12で算出される後輪側制御力
RL及びURRがより中立圧制御力UN から減少され、振
動絶縁効果をより高めることができるが、予見制御ゲイ
ンKp の増加を繰り返すことにより、予見制御ゲインK
p が大きくなりすぎて、前輪側の上下方向加速度検出値
GFL ′及びZGFR ′と後輪側の上下方向加速度検出値
GRL ′及びZGRR ′との符号が異なる加振力を発生す
る状態となると、ステップS8からステップS9に移行
するので、予見制御ゲインKp を所定値βだけ減少させ
る。結局、予見制御ゲインKp が振動絶縁効果を最大に
発揮することが可能な値に設定されることになる。
【0033】しかしながら、平坦な良路走行中に横風等
によって例えば車体に後方からみて右下がりに傾斜する
ロールが発生すると、このロールによる上下方向加速度
成分が上下方向加速度センサ28FL〜28RRの上下方向
加速度検出値ZGFL 〜ZGRRに含まれて、左側の上下方
向加速度検出値ZGFL,GRL は正の値となり、逆に右側
の上下方向加速度検出値ZGFR,GRR は負の値となる。
このロール発生時には、シフトレジスタ領域から読出さ
れる前輪側の上下方向加速度検出値ZGFL ′及び
GFR ′はそれまでの平坦な良路走行時における略零の
状態を維持するので、ステップS8で異符号と判定され
るか又は同符号と判定されてもステップS10で後輪側
の上下方向加速度検出値の絶対値|ZGRL ′|及び|Z
GRR ′|が前輪側の上下方向加速度検出値の絶対値|Z
GFL ′|及び|ZGFR ′|より大きくなるので、何れに
してもステップS9に移行して予見制御ゲインKp が減
少される。この間、シフトレジスタ領域から読出される
ストローク検出値SFL及びSFRも略零の状態を維持する
ので、ステップS12で算出される後輪側制御力URL
びURRは中立圧制御力UN の状態を維持する。このよう
にして、予見制御ゲインK p の減少が繰り返されるの
で、ロール発生時に生じたストローク検出値SFL及びS
FRの変化分が読出される遅延時間τR 経過時には、予見
制御ゲインKp が零に近づき、このストローク検出値S
FL及びSFRに基づいて後輪側油圧シリンダ18RL及び1
8RRが不必要に作動されることを確実に防止することが
でき、良好な乗心地を確保することができる。
【0034】このように、予見制御ゲインKp が零に近
い状態となっても、次に車体に姿勢変化を伴わない直進
走行状態に復帰すると、前輪側の上下方向加速度検出値
の絶対値|ZGFL ′|及び|ZGFR ′|と後輪側の上下
方向加速度検出値の絶対値|ZGRL ′|及び|ZGRR
|との双方が略零の状態に戻るので、ステップS6から
ステップS7に移行して、予見制御ゲインKp が“1”
に復帰されるので、その後に路面凹凸を通過する状態と
なったときに、正確な予見制御を実行することができ
る。
【0035】さらに、路面状況や車速の変化によって、
後輪の予見制御タイミングが後輪11RL及び11RRの路
面通過タイミングに対してずれを生じたときには、ステ
ップS10からステップS9に移行することにより、予
見制御ゲインKp が減少されることから、予見制御タイ
ミングのずれによって車体側部材10に不必要な加振力
が作用することを確実に防止することができる。
【0036】一方、前輪11FL,11FRの何れか一方例
えば前左輪11FLのみが一過性の凸部に乗り上げた場合
には、左輪側の油圧シリンダ18FL及び18RLについて
のみ上記予見制御が行われ、凸部乗り上げを生じない右
輪側の油圧シリンダ18FR及び18RRについては、中立
圧を維持する制御が行われる。また、前輪11FL、11
FRが一過性の凹部に落ち込んだときには、上記と逆の制
御を行って車体の揺動を抑制することができ、さらに一
過性の凹凸に限らず不整路面等の連続的な凹凸路面を走
行する場合でも前輪の挙動に応じて後輪を予見制御する
ことができる。
【0037】このように、上記実施例によると、前輪が
路面凹凸通過時の車体上下方向加速度検出値とこれに対
応する後輪が同一路面凹凸通過時の車体上下方向加速度
検出値とを比較して、予見制御ゲインKp を変更するよ
うにしたので、制御タイミングのずれ、過剰制御力の発
生、車体のロール、ピッチ等の姿勢変化による外乱の影
響を受けることなく、最適な予見制御を行うことがで
き、しかも車体上下方向加速度検出値として、フィルタ
処理によって抽出した低周波成分を使用するようにして
いるので、車速検出値Vに基づいて算出される遅延時間
τR の誤差の影響を受けることなく、正確な予見制御を
行うことができる。
【0038】なお、上記実施例においては、後輪の予見
制御力を前輪側のストローク検出値SFL及びSFRに基づ
いて算出する場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、ストローク検出値SFL及びSFRの微分
値や、前輪側の上下加速度検出値ZGFL,GFR 又はその
積分値等の前輪の運動情報を適用することができる。ま
た、上記実施例においては、マイクロコンピュータ44
でステップS3でトランスバーサルフィルタ処理によっ
て移動平均を行う場合について説明したが、これに限ら
ずローパスフィルタ処理を行って低周波成分を抽出する
ようにしてもよく、さらには、マイクロコンピュータ4
4でのフィルタ処理に代えて、アナログフィルタによっ
てハードウェア処理するようにしてもよい。
【0039】さらに、上記実施例においては、予見制御
ゲインKp を増減する所定値としてα及びβを適用した
場合について説明したが、これに限らず両者を同一値に
設定するようにしてもよい。さらにまた、上記実施例に
おいては、マイクロコンピュータ44で、ストローク検
出値SFL,SFRを遅延時間τR と共にシフトレジスタ領
域に順次シフトしながら格納し、遅延時間τR が零とな
ったストローク検出値SFL,SFRに基づいて予見制御力
を算出する場合について説明したが、予めストローク検
出値SFL, FRに基づいてステップS10に対応する演
算を行って予見制御力を算出し、これを遅延時間τR
共にシフトレジスタ領域に順次シフトしながら格納し、
遅延時間が零となった予見制御力に制御ゲインKp を乗
算して、制御力URL,URRを算出するようにしてもよ
い。
【0040】なおさらに、上記実施例においては、前方
路面情報検出手段として、前輪位置のストロークセンサ
27FL,27FR、を適用して前輪11FL,11FRに入力
される路面振動入力を検出する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、前輪11FL及び1
1FRより前方位置に超音波距離センサ、レーザ距離セン
サ等の非接触式距離センサ及び上下方向加速度センサを
配置し、この非接触式距離センサの距離検出値に基づい
て前輪側油圧シリンダ18FL及び18FRと後輪側油圧シ
リンダ18RL及び18RRとの双方を予見制御することも
できる。
【0041】また、上記各実施例においては、制御弁と
して圧力制御弁20FL〜20RRを適用した場合について
説明したが、これに限定されるものではなく、他の流量
制御型サーボ弁等を適用し得るものである。さらに、上
記実施例においては、コントローラ30をマイクロコン
ピュータ62で構成した場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく、シフトレジスタ、演算回路
等の電子回路を組み合わせて構成するようにしてもよい
ことは言うまでもない。
【0042】さらにまた、上記実施例においては、作動
流体として作動油を適用した場合について説明したが、
これに限らず圧縮率の少ない流体であれば任意の作動流
体を適用し得る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサス
ペンション制御装置によれば、制御対象車輪位置での車
体上下加速度を第1の上下加速度検出手段で検出し、且
つ制御対象車輪より前方の路面情報を前方路面情報検出
手段で検出すると共に、この前方路面情報検出手段位置
での車体上下加速度を第2の上下加速度検出手段で検出
し、ゲイン補正手段で、第2の上下加速度検出手段で検
出した車体上下加速度検出値をその検出路面を制御対象
車輪が通過するまでの遅延時間分遅延させ、これと第1
の上下加速度検出手段で検出した制御対象車輪位置での
車体上下加速度とを比較して制御ゲインを変更するよう
にしたので、制御タイミングのずれやロール等による車
体姿勢変化の影響が前方路面情報に含まれる等により、
予見制御によって発生する制御力が車体に加振力として
作用することを確実に防止しながら、乗心地向上効果を
十分に発揮することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【図3】圧力制御弁の指令電流に対する制御圧の関係を
示す特性線図である。
【図4】ストロークセンサの出力特性を示す特性線図で
ある。
【図5】上下方向加速度センサの出力特性を示す特性線
図である。
【図6】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図7】マイクロコンピュータの処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 車体側部材 11FL〜11RR 車輪 14 車輪側部材 18FL〜18RR 油圧シリンダ 20FL〜20RR 圧力制御弁 22 油圧源 26 車速センサ 27FL,27FR ストロークセンサ 28FL〜28RR 上下方向加速度センサ 30 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象車輪と車体との間に介装された
    アクチュエータと、該アクチュエータを駆動制御する駆
    動手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記制御対
    象車輪より前方の路面情報を検出する前方路面情報検出
    手段と、各制御対象車輪位置における車体の上下加速度
    を検出する第1の上下加速度検出手段と、前記前方路面
    情報検出手段位置における車体の上下加速度を検出する
    第2の上下加速度検出手段と、前記前方路面情報検出手
    段の路面情報を当該前方路面情報検出手段で検出した路
    面に前記制御対象車輪が到達するまでの前記車速検出手
    段の車速検出値に基づく遅延時間分遅延させた遅延路面
    情報に基づいて前記駆動手段に対する予見制御指令値を
    形成する予見制御手段と、前記第1の上下加速度検出手
    段の加速度検出値と前記第2の上下加速度検出手段の加
    速度検出値を前記遅延時間分遅延させた遅延加速度検出
    値とを比較して前記予見制御手段における制御ゲインを
    変更するゲイン補正手段とを備えたことを特徴とするサ
    スペンション制御装置。
JP17115192A 1992-06-29 1992-06-29 サスペンション制御装置 Expired - Fee Related JP3163757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17115192A JP3163757B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 サスペンション制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17115192A JP3163757B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 サスペンション制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068719A true JPH068719A (ja) 1994-01-18
JP3163757B2 JP3163757B2 (ja) 2001-05-08

Family

ID=15917940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17115192A Expired - Fee Related JP3163757B2 (ja) 1992-06-29 1992-06-29 サスペンション制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3163757B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004249976A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Bose Corp 路面車輌の垂直方向軌道計画

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8517395B2 (en) 2000-03-27 2013-08-27 Bose Corporation Surface vehicle vertical trajectory planning
US8948968B2 (en) 2000-03-27 2015-02-03 Bose Corporation Surface vehicle vertical trajectory planning
JP2004249976A (ja) * 2003-02-18 2004-09-09 Bose Corp 路面車輌の垂直方向軌道計画

Also Published As

Publication number Publication date
JP3163757B2 (ja) 2001-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2962046B2 (ja) サスペンションの振動入力推定装置
JPH05319054A (ja) サスペンション制御装置
JP2845029B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH07285311A (ja) サスペンション制御装置
JP3214126B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3185566B2 (ja) サスペンション制御装置
JP2845031B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3156502B2 (ja) サスペンション予見制御装置
JP3102231B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH068719A (ja) サスペンション制御装置
KR0184679B1 (ko) 서스펜션 제어장치
JP2845033B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH0624233A (ja) サスペンション制御装置
JP3060809B2 (ja) サスペンション制御装置
JP2845030B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH07186671A (ja) サスペンション制御装置
JPH08127214A (ja) サスペンション制御装置
JP3052689B2 (ja) 能動型サスペンションの予見制御装置
JP2871289B2 (ja) サスペンション制御装置
JP3180568B2 (ja) サスペンション予見制御装置
JP3156533B2 (ja) サスペンション予見制御装置
JPH07186667A (ja) サスペンション制御装置
JP3125415B2 (ja) サスペンション制御装置
JPH05319064A (ja) サスペンション制御装置
JPH07186670A (ja) サスペンション制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees