JPH0687176U - ハブの組立装置 - Google Patents

ハブの組立装置

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JPH0687176U
JPH0687176U JP2886493U JP2886493U JPH0687176U JP H0687176 U JPH0687176 U JP H0687176U JP 2886493 U JP2886493 U JP 2886493U JP 2886493 U JP2886493 U JP 2886493U JP H0687176 U JPH0687176 U JP H0687176U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は同一生産ラインで複数のハブの組
立を作業性良く行えるハブの組立装置を提供することに
ある。 【構成】 ハブW1〜W41が収容されたパレット9を
コンベア式搬送装置10によって順次搬送し、その搬送
途中にベアリング圧入装置3と仮締め作業台4及びハブ
・ディスク締付け装置5を順次設けて、それら各装置及
び作業域でパレット上のハブにベアリングの外輪Bo
u,Bodを圧入し、ブレーキディスクDを仮締めし、
ハブ及びブレーキデスクをボルトv及びナットnで一体
的に締め付けるハブの組立装置であり、特に、パレット
9には複数のハブを選択的に載置できる複数の凹状載置
部E1,E2が形成され、これら複数の凹状載置部には
各々の中央位置に貫通穴18,19が形成されると共に
その貫通穴にベアリングの外輪を仮置する環状仮置き台
20,21がそれぞれ形成されたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンベア式搬送装置によってハブをベアリング圧入装置と仮締め作 業域及びハブ・ディスク締付け装置とに順次搬送し、それら各装置及び作業域で ハブにベアリングを圧入し、そのハブにブレーキディスクを仮締めし、更にハブ 及びブレーキデスクをボルト及びナットで一体的に締め付けるという作業を行え るハブの組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の生産ラインは、概略的にはボディー製造ラインと、同ラインに続き完成 部品を車体に組み込む車両組立ラインと、この車両組立ラインに完成部品を供給 する多くの部品組立ラインとで構成され、これら各ラインは各々そのレイアウト 的な規制を受けることが多い。これに対して、車両の生産は少量多品種化の傾向 にある。このため、各生産ラインの増設にはレイアウト的にもコスト的にも多く の規制を受ける傾向にある。 処で、車両の車軸にはベアリングを介しハブが枢支されており、通常、そのハ ブには複数のホイールナットによって車輪側のホイールが一体的に取り付けられ 、しかもハブの外周部分にはブレーキデスクが一体的に取り付けられる。
【0003】 このようなハブを組立るラインでは、少なくともハブに形成された車軸穴にベ アリングの外輪を圧入するベアリング圧入作業と、ハブにブレーキデスクを外嵌 してボルト及びナットで仮締めする仮締め作業と、仮締めされたハブ及びブレー キデスクをボルト及びナットで一体的に締め付けるハブ・ディスク締付け作業と が成されることとなる。 このためハブの組立ラインでは、ベアリング圧入装置に達した各ハブの車軸穴 の一方側開口に一方のベアリングの外輪を圧入し、その上で作業者がハブを反転 して車軸穴の他方側開口に他方のベアリングの外輪を圧入し、この後、ベアリン グ圧入済のハブにはブレーキデスクが作業者によって外嵌され、ボルト及びナッ トで仮締めが成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来のハブの組立ラインでは、ベアリング圧入装置を用いて行う ベアリング圧入作業に先立って作業者がハブを反転する手作業を必要とし、仮締 め作業を行う場合にもハブにブレーキデスクを外嵌してボルト及びナットで仮締 めする手作業を作業者が行っている。 このため、従来のハブの組立作業では作業者による手作業が多く、組立作業の 作業性をより向上させることが望まれている。
【0005】 更に、品種の異なる複数のハブを個々の組立ラインで別途製作することが容易 な場合には問題無いが、生産工場のレイアウト的な規制や、コスト増の防止を図 るべく同一生産ラインで複数のハブの組立作業を行う必要が有る場合、同一ライ ンで複数のハブの組立を行う必要性が高まっている。 本考案の目的は、同一生産ラインで複数のハブの組立を作業性良く行えるハブ の組立装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案は、ハブに形成された車軸穴の上下の各 内周壁に対してベアリングの外輪をそれぞれ圧入出来るベアリング圧入装置と、 上記ベアリング圧入装置よりのハブにブレーキデスクを外嵌してボルト及びナッ トで仮締めする仮締め作業域と、仮締めされた上記ハブ及びブレーキデスクを上 記ボルト及びナットで一体的に締め付けるハブ・ディスク締付け装置と、上記ハ ブが収容されたパレットを上記ベアリング圧入装置と上記仮締め作業域と上記ハ ブ・ディスク締付け装置とに順次搬送するコンベア式搬送装置とを有し、上記パ レットには複数のハブを選択的に載置できる複数の凹状載置部が形成され、これ ら複数の凹状載置部には各々の中央位置に貫通穴が形成されると共にその貫通穴 に上記ベアリングの外輪を仮置する環状仮置き台がそれぞれ形成されたことを特 徴とする。
【0007】
【作用】
パレットの複数の凹状載置部に複数のハブを選択的に載置でき、しかも、これ ら複数の凹状載置部の各貫通穴の環状仮置き台にベアリングの外輪を仮置するこ とができるので、ベアリング圧入装置によって環状仮置き台のベアリングの外輪 をハブに形成された車軸穴の下内周壁に下側より容易に圧入することが出来る。
【0008】
【実施例】
図1には本考案の一実施例としてのハブの組立装置を示した。 このハブの組立装置は、図示しない車両生産ラインに完成部品としてストラッ トアッシィーを供給できるストラット組立ラインの一部を成している。 このハブの組立装置は、パーツ供給作業台1と、ハブボルトV(図3参照)の 圧入装置2と、複数種のハブW1〜W4(図3参照)にベアリングの外輪Bou ,Bodを圧入出来るアウタベアリング圧入装置3と、ハブW1〜W4にブレー キデスクDを外嵌して仮締めする仮締め作業域を成す作業台4と、仮締めされた ハブW1及びブレーキデスクDを一体的に締め付けるハブ・ディスク締付け装置 5と、デスクローター振れ測定装置6と、インナーベアリングオイルシール圧入 装置7と、搬出台8と、これらパーツ供給作業台1より搬出台8に達する各装置 及び台の各作業位置Pに順次パレット9を搬送するコンベア式搬送装置10とを 備える。
【0009】 ここでコンベア式搬送装置10はパーツ供給作業台1より搬出台8に達する上 下ベルトコンベア101,102と、パーツ供給作業台1に達したパレット9を 上昇させ、搬出台8に達したパレット9を降下させる第1、第2リフター103 ,104とで構成される。第1リフター103は下ベルトコンベア102から順 次供給されるパレット9を受取り上昇させ、上ベルトコンベア101に移送させ るように構成される。第2リフター104は上ベルトコンベア101から順次供 給される空のパレット9を受取り降下させ、下ベルトコンベア102に移送させ るように構成される。なお、上下ベルトコンベア101,102は同様に形成さ れており、ここでは上ベルトコンベア101を図7に示した。
【0010】 ここで上ベルトコンベア101は左右一対の無端チェーン22を縦方向に循環 させており、各無端チェーン22は所定間隔を介して順次横向きピン23を突設 し、各横向きピン23の両端にはローラ24が枢支される。これらローラ24は 図示しない基枠に支持された上下チェーン受け台25,26の上面に沿って長手 方向に循環移動出来、これら無端チェーン22の循環作動は図2に符号27,2 8で示すコンベア駆動部によって行われている。なお、図7の符号29はパレッ ト9のずれを規制する耐摩耗性部材であり、符号30は上チェーン受け台25に 一体的に結合されるカバーであり、これによって、上チェーン受け台25とパレ ット9との隙間に作業者の手が侵入することを防止している。
【0011】 上述のパレット9は平面視が図6に示すように略板状を成し、その横断面視が 図7に示すように中央が低くなった皿状を呈し、その縦断面視が図3に示すよう に複数の貫通孔を形成された凹凸板状を呈する。パレット9は中央板12とその 左右に一体結合されるフランジ13とで成り、中央板12上には図3に示すよう に、所定間隔を介して2つのハブ受け部材14,15が一体的に取り付けられる 。図6に示すように、2つのハブ受け部材14,15はそれぞれ内径d1,d2 (d1>d2)の異なる凹状載置部E1,E2が形成されている。しかも、各凹 状載置部E1,E2にはハブボルトVを嵌挿させるボルト嵌合穴16と、ハブW 1及びブレーキデスクDをボルトv及びナットn(図9参照)で一体的に締め付 ける締め付け穴17とがそれぞれ形成される。各凹状載置部E1,E2には各々 の中央位置に貫通穴18,19が形成されると共にその貫通穴の下部側に外径が 互いに異なる各下ベアリングの外輪Bodを仮置する環状仮置き台20,21が それぞれ形成される。
【0012】 図3、図6に示すように、環状仮置き台20,21は貫通穴18,19の内周 壁の下部側より穴中心方向に5つの突片201,211を突設し、各突片201 ,211の上面によって各下ベアリングの外輪Bodを載置する。突片201に 対して突片211の突出量は比較的大きく、これによって比較的小径の下ベアリ ングの外輪Bodを載置出来るように構成される。なお、互いに隣合う各突片2 01,211の間の隙間を通してアウタベアリング圧入装置3の下圧入ブロック 31が上下方向に移動可能に形成されており、この下圧入ブロック31の外周面 には5つの縦溝(図6に2点鎖線で示した)が形成され、各突片201,211 との干渉を防止出来るように構成されている。
【0013】 ここで、図3に示したパレット9の凹状載置部E1には比較的外径の大きな4 WD用の互いに異なるハブW1,W2(図3中の中心線L1の左右に2点鎖線で 分割して示した)が、凹状載置部E2には比較的外径の小さい2WD用の互いに 異なるハブW3,W4(図3中の中心線L2の左右に2点鎖線で分割して示した )がそれぞれ載置可能に形成される。この様にパレット9の各凹状載置部E1, E2はそれぞれ2種類のハブを選択的に載置可能であり、図3には2点鎖線で4 種類のハブをそれぞれ片半分づつ概略的に載置した状態を示した。なお、図3の 符号L1,L2は貫通穴18,19の各中心線を示す。
【0014】 パーツ供給作業台1の作業位置P1は第1リフター103側の最上部に位置し 、ここにはパレット9が順次供給されている。しかも、このパーツ供給作業台1 には予め決定されている作業順序に沿って、図示しない作業表示板を取り付けた ハブW1〜W4、ハブボルトV、上下ベアリングの外輪Bou,Bodが順次供 給されており、これらパーツが作業者によってパレット9に載置される。特に、 下ベアリングの外輪Bodは後述のパレット9の環状仮置き台20,21に各ハ ブW1〜W4の載置に先駆けて載置されることと成る。ここでの外輪Bou,B odは各ハブの種類に応じたものが選択的に載置されることとなる。 図1に示すように、ハブボルトVの圧入装置2はその作業位置P2に達したパ レット9上のハブW1をパレット9上に保持したままで、仮止めされているハブ ボルトVを下方に押圧し、ハブに圧入するという周知の構成を採る。
【0015】 図1、図4、図5に示すように、アウタベアリング圧入装置3はその作業位置 P3に達したパレット9上のハブW1に形成された車軸穴32の上下の各内周壁 に上下のベアリングの外輪Bou,Bodを圧入する様に構成される。 ここでアウタベアリング圧入装置3は互いに一体結合される上下基枠33,3 4を備え、これらにそれぞれ上下圧入駆動部35,36が支持される。 図5に示すように、上圧入駆動部35は圧入可動部材38を適時に降下させて その先端の上圧入ブロック37を圧入の待機位置B1(後述の切換え完了位置C 1に等しい)より圧入位置B2に圧入駆動させ、パレット9上のハブW1の上ベ アリングの外輪Bouを圧入作動させるように構成される。なお、上ベアリング の外輪Bouは、予め、ハブW1に形成された車軸穴32の上開口側に仮置きさ れている。
【0016】 図5に示すように、圧入可動部材38の下端には切り換え機構39が設けられ 、この切り換え機構39はアウタベアリング圧入装置3の図示しない制御部によ って切り換え制御される。即ち、この制御部は作業位置P3に達している各ハブ W1〜W4の種類を判断し、種類に応じた一方の上圧入ブロック37を選択的に 切換え完了位置C1に切り換え保持し、他方の上圧入ブロック37を切換えの待 機位置C2(左右に2箇所設定される)に切り換え保持する。図5中の各符号4 0はそれぞれ位置センサを示し、ここでは待機位置C2に達した上圧入ブロック 37の種類を判定するのに利用される。符号60は切り換え機構39によって移 動する各上圧入ブロック37の位置決め用のストッパを示す。
【0017】 他方、図4に示すように、下圧入駆動部36は基枠34に対してその中心線L 3が作業位置P3と一致するようにして設けられる。下圧入駆動部36はそれよ り突出する圧入可動部材41を適時に昇降させて、その先端の下圧入ブロック3 1でパレット9上のハブW1の車軸穴32に下ベアリングの外輪Bodを圧入す るように構成される。なお、ここでの圧入作動量はアウタベアリング圧入装置3 の図示しない制御部によって切り換え制御される。即ち、制御部は作業位置P3 に達している各ハブW1〜W4の種類を判断し、種類に応じた圧入作動量S1, S2(図3参照)だけ下圧入ブロック31を下位置H1より上位置H2、H3に 選択的にリフト作動させる。 図4に示すように、基枠34の上部には作業位置P3に達しているパレット9 のハブ受け部材14と接するブラケット42が設けられ、そのブラケット上のパ レット9の下向きのずれを規制できる。
【0018】 処で、上ベルトコンベア101で作業位置P3に所定作業サイクル毎に搬送方 向Aに沿って順次搬送されてくるパレット9は第1、第2ストッパ43,44に よって各凹状載置部E1,E2を選択的に作業位置P3に位置決め出来る。即ち 、図3、図4に示すように、両ストッパ43,44は係止位置h1と退却位置h 2とに切り換え保持されるもので、共に図示しないアウタベアリング圧入装置3 の図示しない制御部によって切り換え制御される。即ち、制御部は順次移送され てくるパレット9上の各ハブW1〜W4の種類情報を予め受け取っており、その 各ハブW1〜W4の種類を判断し、種類に応じた第1、第2ストッパ43,44 を選択的に駆動させて、作業位置P3に各ハブW1〜W4を保持出来る。この場 合、作業位置P3に凹状載置部E1をセットしたい場合は、第1ストッパ43を 退却位置h2より係止位置h1に切り換え、或いは、作業位置P3に凹状載置部 E2をセットしたい場合は、第2ストッパ44を退却位置h2より係止位置h1 に切り換えるように制御することと成る。
【0019】 なお、図3中の符号45は第1ストッパ43に係止されたパレット9の後退方 向のずれを規制する係止片を示し、符号46は第2ストッパ44に係止されたパ レット9の後退方向のずれを規制する係止片を示すもので、両係止片は図示しな いばねで係止方向に付勢されている。 図1に示す作業台4は仮締め作業域を成しており、ここに配備された作業者は 手作業によって、作業位置P4に達したパレット9上の各ハブW1〜W4に対し その種類に応じたブレーキデスクDを選択的に外嵌し、その上でハブ及びブレー キデスクDをボルトv及びナットnで仮締めする。なお、各ブレーキデスクDは 作業台4に別途の搬送手段によって予め供給されることと成る。
【0020】 ハブ・ディスク締付け装置5は図1、図8、図9に示すように、その作業位置 P5に達したパレット9上の仮締めされたハブ及びブレーキデスクDを一体的に 締め付ける様に構成される。ここでハブ・ディスク締付け装置5はXY方向に作 業位置を調整できる送りロボット47と、この送りロボットのコ字型の可動アー ム48の上下部材481,482に支持された上下締め付け駆動部49,50と で構成される。図8,図2に示すように、X方向は作業位置P5と接離する方向 とされ、これと直行する方向がY方向と設定される。
【0021】 送りロボット47は作業位置P5に達したパレット9上の各ハブW1〜W4の 各締め付け穴17(図6にはハブW1,W2の6つの穴とハブW3,W4の5つ の穴が示される)に順次上下締め付け駆動部49,50の上下ソケット51,5 2を対向移動させ、同位置に所定の締め付け作業時間づつ保持するように予め位 置切り換えプログラムがセットされている。ここで位置切り換えプログラムはパ レット9上の各ハブW1〜W4の種類によって相違し、そのハブW1〜W4の種 類情報は前以て、ハブ・ディスク締付け装置5の図示しない制御部側より入力さ れることと成る。
【0022】 上下締め付け駆動部49,50は共にACサーボナットランナー53、54と 、そのナットランナーに回転駆動される上下ソケット51,52を逃がし位置に 昇降させる上下の各ソケット逃がし用アクチュエータ55,56とから構成され る。上ソケット逃がし用アクチュエータ55はエアーシリンダとそのピストンに 一体結合された爪部材551とで成り、爪部材551が適時に上ソケット51側 を上昇、降下させることが出来る。下ソケット逃がし用アクチュエータ56はエ アーシリンダとそのピストンにピン結合されたてこ棒561とで成り、てこ棒5 61が適時に下ソケット52側を上昇、降下させることが出来る。これら各ナッ トランナー53、54及びアクチュエータ55,56はハブ・ディスク締付け装 置5の図示しない制御部よりの指令に応じて作動し、上下ソケット51,52を 昇降させ、しかも、回転駆動することができる。
【0023】 図1、図2に示すようにデスクローター振れ測定装置6は作業位置P6に達し た締付け済のハブ・ディスクを回転させ、不釣合量が規定値内にあるもののみを 次工程に移送し、規定値を上回るものを排除するという周知の機構を備える。イ ンナーベアリングオイルシール圧入装置7は作業位置P7に達した締付け済のハ ブ・ディスクに上インナベアリング及びオイルシールを圧入するという周知の機 構を備える。 搬出台8では作業位置P8に達したパレット9上の組立済のハブ・ディスクを 次工程の図示しない搬送機構側に向けて移し変える。ここで空と成ったパレット 9は第2リフター104によって下ベルトコンベア102に移送されることと成 る。 このようなハブの組立装置の作動を説明する。
【0024】 このハブの組立装置は、図示しないメイン制御部の指令によってコンベア式搬 送装置10及びこのコンベア式搬送装置10沿いの各装置が駆動を開始する。 上ベルトコンベア101には順次空のパレット9が供給される。パーツ供給作 業台1に達したパレット9には予め決定されている作業順序に沿って、図示しな い作業表示板を取り付けたハブW1〜W4、ハブボルトV、ベアリングの上下外 輪Bou,Bodが作業者によってパレット9に載置される。この場合、4WD 用の互いに異なるハブW1,W2の一方を載置する場合にはこれをパレット9の 凹状載置部E1に載置し、比較的外径の小さい2WD用の互いに異なるハブW3 ,W4の一方を載置する場合にはこれをパレット9の凹状載置部E2に載置する ことと成る。さらに、これに先立ち、下ベアリングの外輪Bodは選択的に一方 の環状仮置き台20,21に載置され、上ベアリングの外輪Bouはハブの車軸 穴32の上側開口に載置さることと成る。
【0025】 ここでパレット9によって移動してハブボルトVの圧入装置2の作業位置P2 に達したハブはそれに仮止めされているハブボルトVを全て下方に押圧され、ハ ブボルトVの圧入が完了される。 更に、アウタベアリング圧入装置3の第1、第2ストッパ43,44が選択的 に駆動し、例えば、第1ストッパ43が退却位置h2より係止位置h1に切り換 えられると、第1ストッパ43によって係止されたパレット9の凹状載置部E1 を作業位置P3に位置決め出来、作業位置P3にハブW1を位置決め出来る。 アウタベアリング圧入装置3の図示しない制御部は作業位置P3に達している ハブW1の種類を判断し、種類に応じた一方の上圧入ブロック37を選択的に切 換え完了位置C1に切り換える。更に、制御部は作業位置P3に達しているハブ W1の種類に応じた圧入作動量S1(ハブW3,W4の場合はS2)を設定する 。そして上下圧入ブロック37,31を同時に押圧作動させると、ハブの車軸穴 32の上開口より同部に仮置きされていた上ベアリングの外輪Bouが上開口よ り圧入されることと成り、環状仮置き台20に載置されていた下ベアリングの外 輪Bodがハブの車軸穴32の下開口より圧入されることと成る。
【0026】 この後、作業位置P3のパレット9のハブW1は第1ストッパ43が退却位置 s2に退避することによって次工程の作業台4に搬送される。 この作業台4では作業者が作業位置P4に達したパレット9のハブW1にブレ ーキデスクDを外嵌して、ハブW1及びブレーキデスクDをボルトv及びナット nで仮締めする。
【0027】 この後、仮締めされたハブW1及びブレーキデスクDはハブ・ディスク締付け 装置5の作業位置P5に搬送される。ここでハブ・ディスク締付け装置5の図示 しない制御部は前以て検出済のハブW1の種類情報を送りロボット47に出力し ており、同送りロボットはハブW1の種類情報に応じた位置切り換えプログラム で可動アーム48上の上下締め付け駆動部49,50をXY方向に同時に移動操 作し、順次、ハブW1の6つの各締め付け穴17に対向させる。その位置セット 情報の入力毎に制御部は上下締め付け駆動部49,50のACサーボナットラン ナー53、54を回転駆動し、上下ソケット51,52を逃がし位置より各締め 付け穴17内の締め付け位置に昇降させ、仮締め状態のボルトv及びナットnを 所定の設定トルクで本締めし、その上で上下ソケット51,52を逃がし位置に 戻すという制御を行う。上下ソケット51,52が逃がし位置に戻ると、図示し ない制御部は再度次の締め付け穴17に上下ソケット51,52を対向させるべ く送りロボット47に指令を発することと成る。
【0028】 ハブ・ディスク締付け装置5での本締めが完了すると、パレット9は次のデス クローター振れ測定装置6の作業位置P6に本締め済のハブ・ディスクを搬送し 、その不釣合量を検出し、不釣合量が規定値内にあるもののみがインナーベアリ ングオイルシール圧入装置7に移送され、ハブ・ディスクに上インナベアリング 及びオイルシールが圧入され、搬出台8に送られる。搬出台8の作業位置P8で は組立済のハブ・ディスクを次工程側に移し変えることと成る。
【0029】 このように、上述のハブの組立装置は4種類のハブW1,W2,W3,W4を 載置可能なパレット9をコンベア式搬送装置10によって順次搬送出来、しかも コンベア式搬送装置10に沿って設けられた各装置、特に、複数種のハブに上下 ベアリングの外輪Bou,Bodを圧入出来るアウタベアリング圧入装置3と、 仮締めされたハブ及びブレーキデスクDをボルトv及びナットnで一体的に締め 付けるハブ・ディスク締付け装置5とが自動化され、4種類のハブの組立を作業 性良く行える。しかも、アウタベアリング圧入装置3はパレット9の環状仮置き 台20に前以て載置されていた下ベアリングの外輪Bodを上ベアリングの外輪 Bouと同時に自動的にハブの車軸穴32の上下開口より圧入でき、この点でも 複数種のハブの組立をより自動化出来ることと成る。
【0030】 上述のところにおいて、パレット9は2つの凹状載置部E1,E2を形成され て、4種のハブW1,W2,W3,W4を載置可能であったが、これに代えて、 2つ以上の凹状載置部をパレットに形成し、4種以上のハブを載置可能に構成す ることもできる。
【0031】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、パレットの複数の凹状載置部に複数のハブを 選択的に載置でき、同一生産ラインで複数のハブの組立を作業性良く行え、しか も、これら凹状載置部の各貫通穴の環状仮置き台にベアリングの外輪を仮置する ことができるので、ベアリング圧入装置によって環状仮置き台のベアリングの外 輪をハブに形成された車軸穴の下内周壁に下側より作業性良く圧入することが出 来、複数種のハブの組立をより自動化出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハブの組立装置の概略全体構成図であ
る。
【図2】図1のハブの組立装置の平面視における概略全
体構成図である。
【図3】図1のハブの組立装置で用いるパレットの縦断
面図である。
【図4】図1のハブの組立装置で用いるアウタベアリン
グ圧入装置の下側要部断面図である。
【図5】図1のハブの組立装置で用いるアウタベアリン
グ圧入装置の上側要部側面図である。
【図6】図1のハブの組立装置で用いるパレットの平面
図である。
【図7】図1のハブの組立装置で用いるパレットの横断
面図である。
【図8】図1のハブの組立装置で用いるハブ・ディスク
締付け装置の側面図である。
【図9】図1のハブの組立装置で用いるハブ・ディスク
締付け装置の要部拡大部分断面図である。
【符号の説明】
1 パーツ供給作業台 3 アウタベアリング圧入装置 5 ハブ・ディスク締付け装置 9 パレット 10 コンベア式搬送装置 101 上ベルトコンベア 12 中央板 13 フランジ 14 ハブ受け部材 15 ハブ受け部材 16 ボルト嵌合穴 17 締め付け穴 18 貫通穴 19 貫通穴 20 環状仮置き台 21 環状仮置き台 D ブレーキデスク Bou 上ベアリングの外輪 Bod 下ベアリングの外輪 v ボルト n ナット W1 ハブ W2 ハブ W3 ハブ W4 ハブ E1 凹状載置部 E2 凹状載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 入江 国博 岡山県倉敷市中畝10丁目3番10号・有限会 社山陽技研内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブに形成された車軸穴の上下の各内周壁
    に対してベアリングの外輪をそれぞれ圧入出来るベアリ
    ング圧入装置と、上記ベアリング圧入装置よりのハブに
    ブレーキデスクを外嵌してボルト及びナットで仮締めす
    る仮締め作業域と、仮締めされた上記ハブ及びブレーキ
    デスクを上記ボルト及びナットで一体的に締め付けるハ
    ブ・ディスク締付け装置と、上記ハブが収容されたパレ
    ットを上記ベアリング圧入装置と上記仮締め作業域と上
    記ハブ・ディスク締付け装置とに順次搬送するコンベア
    式搬送装置とを有し、上記パレットには複数のハブを選
    択的に載置できる複数の凹状載置部が形成され、これら
    複数の凹状載置部には各々の中央位置に貫通穴が形成さ
    れると共にその貫通穴に上記ベアリングの外輪を仮置す
    る環状仮置き台がそれぞれ形成されたことを特徴とする
    ハブの組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102332158B1 (ko) * 2021-05-28 2021-12-01 이경태 베어링 압입장치 및 이를 활용한 압입방법

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