JPH0687128A - レジンインジェクション成形法 - Google Patents
レジンインジェクション成形法Info
- Publication number
- JPH0687128A JPH0687128A JP4239499A JP23949992A JPH0687128A JP H0687128 A JPH0687128 A JP H0687128A JP 4239499 A JP4239499 A JP 4239499A JP 23949992 A JP23949992 A JP 23949992A JP H0687128 A JPH0687128 A JP H0687128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- mat
- resin
- molds
- resin injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
樹脂の注入工程を1個の型を使用するので、型費の低減
を図るとともに作業能率の向上を図る。 【構成】型1の上側に約100〜110°Cに加熱した
所定の大きさのマット19を置き、型1を移動して他方
の型2とで型締めを行なって成形し、つづいて樹脂通路
12に樹脂を注入し、樹脂が硬化してから型開きして成
形品21を取り出す構成のレジンインジェクション成形
法。
Description
ョン成形法に関する。
圧縮成形することにより、成形品の形状にプリフォ−ム
(予備成形)し、このプリフォ−ムを別の成形型に設け
て樹脂注入を行なっている。
前記手段では、プリフォ−ム用の型と樹脂注入用の型を
必要とし、また工数も多くかかり作業能率が低い。
の向上を図るレジンインジェクション成形法を提供する
ものであって、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、
凹部を有する型1とこの凹部に嵌入する凸部を有する型
2とを備え、該両型1,2の型締め作業と樹脂の注入作
業をその順に行なうレジンインジェクション成形法とす
る。
コンティニュアスストランドマット)を型1の凹部と型
2の凸部で型締めを行なって成形し、つづいてこの成形
品に樹脂を注入する。
程を1個の型を使用できるので、型に要する費用を低減
することができる。そして、該両工程を連続作業するこ
とにより、成形作業能率の向上を図れる。
明する。まず、その構成について説明すると、成形型は
凹部を有する型1及びこの凹部とほぼ同形状で且つ嵌入
する凸部を有する型2を備えており、両型1,2の型締
め(型閉じ)により所定の形状に成形する構成である。
そして、該型1は表面にビニ−ルエステル系又はエポキ
シ系のゲルコ−トを施し、ガラスマット,ガラスクロス
とエポキシにて積層しており、平面視矩形状の押し板3
の一側面の中央部に取り付けている。また、該押し板3
を挾んで型1とは反対側に、先端部にこの押し板3の中
央部に着脱自在に取り付けている取付板4を有するピス
トン5を備えた型締めシリンダ−6を設けている。な
お、該ピストン5を往復摺動する手段としては、空気
圧、油圧等があるが、これに限定されるものでない。
ル系又はエポキシ系のゲルコ−トを施し、ガラスマッ
ト,ガラスクロスとエポキシにて積層しており、平面視
矩形状の受板7の型1に対向する面の中央部に取り付け
ている。また、該受板7を挾んで型2とは反対側に、先
端が受板7を貫通しているピストン8を備えたクランプ
シリンダ9を設けている。なお、該クランプシリンダ9
は成形装置の正面視において型2を挾むように配置して
いるとともに両ピストン8,8の先端部に前記型1の平
面とで材料の端部を挾んで圧するクランプ10を取り付
けている。そして、該クランプ10は中央部に型2の外
径とほぼ同径の孔11を設け、クランプ10が所定位置
まで後退した時にこの孔11に型2が嵌入する構成であ
る。12は前記型2の中央部に位置し且つ取付側の面と
型1に対向する側の面とを貫通する樹脂通路である。そ
して、取付側における樹脂通路12の口を樹脂と硬化剤
との混合物であるマトリックス樹脂を供給する樹脂供給
具13と接続している。なお、前記両型1,2には型温
を制御するための加熱具(例えば銅パイプ)を配管する
のが望ましい。
であって、先端部が押し板3の角部を挿通している。従
って、押し板3は前記受板7とほぼ平行を保った状態で
案内棒14を摺動しながら型2に向けて前後進する構成
である。15は所定の幅を有するコンティニュアススト
ランドマット(例えばビクトレクス社の商品名ユニフロ
−マットや旭ファイバ社の商品名グラスロン等がある。
以下CSMと呼ぶ)を筒状に巻いたCSMマット体であ
る。また、16はCSMとほぼ同幅を有し筒状に巻いた
ビニロンマット体であって、CSMの移動路を挾んでそ
れぞれ設けている。
てCSMの引き出し方向に回転可能に設けている。な
お、該ベルトコンベア17はCSMの移動路を挾んでそ
れぞれ近接して設けている。18はこのCSMの移動路
の中間部に搬送方向に対して交叉(実施例ではほぼ直
交)する方向に往復するべく設けた切断刃である。そし
て、ベルトコンベア17が切断したマット19を搬送す
る搬送過程にこのCSMを加熱するヒ−タ20を設けて
いる。21は成形品である。
切断して成形する切断用ブレ−ド22を備えた実施例で
ある。該実施例では前記フランジ部となる型1に平面視
において矩形状になるようにゴムシ−ル23を埋めてい
る。そして、該ゴムシ−ル23に対向して帯状に形成し
た切断用ブレ−ド22を型1に取り付けている。なお、
該切断用ブレ−ド22のブレ−ド部の長さは型締めした
ときにゴムシ−ル23に侵入する長さにしている。ま
た、型2の切断用ブレ−ド22の近くにおける部位にエ
ア−ベント孔24を設けている。そして、切断用ブレ−
ド22は工具用炭素鋼を予め連続の帯に加工したもので
あり(この形状は製品の形状に合わせて任意に切断して
用いる)、ゴムシ−ル23はCSMに切断力を与えられ
るように例えばゴム強度90以上のウレタンゴムが望ま
しい。
ず、両型1,2の表面に離型済を塗布する。そして、C
SMマット体15からCSMを引き出し、各ビニロンマ
ット体16からビニロンマットをそれぞれ引き出し、ビ
ニロンマットがCSMを挾んだ状態にしてベルトコンベ
ア17に挾持させる。すると、ベルトコンベア17は中
央部にCSMを有するビニロンマットを挾持して他側に
向けて搬送するが、この搬送途時においてまず切断刃1
8が予め設定した長さのマットに切断し、つづいてヒ−
タ−20が切断したマット19を100〜110°Cに
加熱する。そして、加熱したこのマット19を型1の所
に手動又は自動で誘導する。
を前進させると、型1とクランプ10がマット19を挾
持し、さらに前進して所定位置に達すると型締めにより
マット19に対する成形を行なう。なお、クランプ開始
から型締めにいたる時間はマット19のバインダ−の固
化を防止するために5秒以内がよい。そして、型締めの
状態でマット19の温度が約80°Cに低下した時、樹
脂供給具13から樹脂通路12に液化した樹脂を所定量
注入する。注入完了後、型締め状態のまま10〜20分
間放置して硬化させる。その後、硬化を終えると、ピス
トン5を元の位置に復帰して型開きを行なってから成形
品21を取り出し、スプル−をカットして成形する。
と樹脂の注入工程とを1個の型で行なうことが出来るの
で、型費の低減を図れる。そして、型締め時にマット1
9を型1とクランプ10とで挾持しているので、成型作
業を行なっているときマット19のずれがなく、精度の
高い成形品を得ることが出来る。また、図4に示す構成
のものでは、型締め時に、切断用ブレ−ド22がマット
19のフランジ部の一部を突き切ってゴムシ−ル23に
入り込むので、マット19のプリフォ−ムと成形とを一
行程で行ない得る。
は凹部を有する型25及びこの凹部とほぼ同形状で且つ
嵌入する凸部を有する型26を備えている。そして、該
両型1,2何れも表面にビニ−ルエステル系又はエポキ
シ系のゲルコ−トを施し、ガラスマット,ガラスクロス
とエポキシにて積層している。なお、該型1は平面視矩
形状の押し板27の一側面の中央部に取り付けていると
ともに圧縮空気供給具29と接続した空気通路28を貫
通している。
に対向する面の中央部に取り付けており、液化状の硬化
剤やグラファイト等を含む樹脂を注入する樹脂注入具3
1と接続した樹脂通路32を貫通している。33は平面
視矩形のクランプであって、型26に嵌入しているとと
もにクランプシリンダ(図示せず)のピストン(図示せ
ず)の先端部に取り付けている。また、受板30の4角
部に案内棒34を着脱に取り付けており、前記押し板2
7及びクランプ33の4角部に設けた孔がこの案内棒3
4を摺動する構成としている。
付け、このマグネットチャック35で吸着される吸着体
36は押し板27に着脱自在に取り付けている。なお、
該マグネットチャック35と吸着体36からなるクラン
パ−は前記型26を挾んで設けているが、1個当りの保
持力が500kg程度であればよく、その数も必要とす
る分でよい。
たシ−ルであり、38は該シ−ル37の近傍で且つ型2
5に設けたオ−バ−フロ−検出センサである。そして、
該オ−バ−フロ−検出センサ38は図7で示すように陽
極と陰極間の抵抗値の変化を検出する構造で、両極間に
何も存在しないか又はガラスマットのみが存在する場合
は抵抗値が無限大である。なお、実験によれば、電極間
の距離が1mm程度であればグラファイト粉末を5wt
%充填することにより、抵抗値が50Ω程度まで低下す
る。
グネットチャック35が通電により励磁して吸着体36
を吸着する。これに関連して、押し板27もそれと同方
向に移動するので、型25は型26に嵌入して型締め
し、マットを成形する。また、この時型25とクランプ
33がマットを挾持するので、成形精度を高めることが
出来る。つぎに、注入機(図示せず)を作動して樹脂注
入具31から樹脂を樹脂通路32に注入するので、この
樹脂は両型間に供給される。その後、注入された樹脂が
シ−ルからオ−バ−フロ−すると、オ−バ−フロ−検出
センサ38が検出して注入機の駆動を停止する。所定時
間経過をして樹脂が硬化し終えると、マグネットチャッ
ク35への通電を解除するので、これに関連して吸着さ
れていた吸着体36は元の位置に復帰して型開きする。
つづいて、バルブを開いて圧縮空気供給具29から空気
通路28に圧縮空気を送り込むと、この空気圧を受けた
成形品は型25から離脱し、取り出すことができる。
らあふれ出さないとわからないが、オ−バ−フロ−検出
センサ38により早く検出し、樹脂の注入を停止するの
で、樹脂のロスを減少できると共に自動化も可能であ
る。また、型締め作業においては、型25と型26の嵌
入をマグネットチャック35で電気的に行なうことがで
きるので、クランプのための手作業を省力化出来る。
する図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 凹部を有する型1とこの凹部に嵌入する
凸部を有する型2とを備え、該両型1,2の型締め作業
と樹脂の注入作業をその順に行なうレジンインジェクシ
ョン成形法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239499A JPH0687128A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | レジンインジェクション成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239499A JPH0687128A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | レジンインジェクション成形法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687128A true JPH0687128A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17045695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4239499A Pending JPH0687128A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | レジンインジェクション成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687128A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988010228A1 (en) * | 1987-06-26 | 1988-12-29 | J. Sandt Ag | Device for handling punched flat textile pieces |
KR19980061134A (ko) * | 1996-12-31 | 1998-10-07 | 박병재 | 기재와 표피재의 접착방법 및 그에 사용되는 금형 |
JP2019084788A (ja) * | 2017-11-09 | 2019-06-06 | トヨタ紡織株式会社 | 成形装置、及び繊維強化樹脂成形品の製造方法 |
JP2021505305A (ja) * | 2017-12-12 | 2021-02-18 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | ブラシヘッド・アセンブリ及びこの製造方法 |
DE112020000650T5 (de) | 2019-03-05 | 2021-12-09 | Hitachi High-Tech Corporation | Genotypanalysevorrichtung und -verfahren |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP4239499A patent/JPH0687128A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1988010228A1 (en) * | 1987-06-26 | 1988-12-29 | J. Sandt Ag | Device for handling punched flat textile pieces |
KR19980061134A (ko) * | 1996-12-31 | 1998-10-07 | 박병재 | 기재와 표피재의 접착방법 및 그에 사용되는 금형 |
JP2019084788A (ja) * | 2017-11-09 | 2019-06-06 | トヨタ紡織株式会社 | 成形装置、及び繊維強化樹脂成形品の製造方法 |
JP2021505305A (ja) * | 2017-12-12 | 2021-02-18 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | ブラシヘッド・アセンブリ及びこの製造方法 |
DE112020000650T5 (de) | 2019-03-05 | 2021-12-09 | Hitachi High-Tech Corporation | Genotypanalysevorrichtung und -verfahren |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7665982B2 (en) | Twin-sheet thermoforming process and apparatus for insert inclusion | |
CA2273992C (en) | Ultrasonic fastening system and method | |
EP0433857B1 (en) | Reaction injection molding apparatus for forming fibre-reinforced molded article | |
JPH0687128A (ja) | レジンインジェクション成形法 | |
CN114953511B (zh) | 一种碳纤维增强热塑性复合材料-金属复合构件的快速成型方法与装置 | |
CN111571958A (zh) | 冲切摆盘设备和注塑加工系统 | |
US10183421B2 (en) | Molding method | |
JPH10113933A (ja) | 表皮材貼付成形における表皮材保持方法,表皮材木目込み貼付成形用金型,表皮材付成形品成形方法,成形装置及び成形品取出機兼用表皮材供給装置 | |
JPH0637069B2 (ja) | 成形方法 | |
JP5479169B2 (ja) | フィルムカット装置 | |
CN208810901U (zh) | 抱箍冲孔成型一体机 | |
JP2007190871A (ja) | 射出成形体の成形方法、並びに射出成形装置 | |
JP3486242B2 (ja) | 同時加飾射出成形装置および同時加飾射出成形方法 | |
CN209466624U (zh) | 一种注塑用多功能取放夹具 | |
CN115377438B (zh) | 一种单边框膜电极热压成型装置 | |
CN220576459U (zh) | 一种模具用滑动式上料治具 | |
CN209666319U (zh) | 一种应用于hp-rtm引擎盖外板预成型体的成型系统 | |
JP3536143B2 (ja) | 複合成形品の成形方法 | |
KR20180012024A (ko) | 프리폼 성형 장치 | |
JP2002240099A (ja) | 成形装置、成形方法、シート枠および押さえ枠 | |
JPS58116137A (ja) | 射出成形機の金型取付構造 | |
KR880002892Y1 (ko) | 합성수지 통체의 부재 접합장치 | |
CN113696406A (zh) | 一种具有结构嵌件的热塑性复合材料制品的成型方法 | |
JPS62199397A (ja) | シ−ルリング成形装置 | |
KR20210058200A (ko) | 사출품 형상보정용 지그 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080911 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081007 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081205 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090825 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |