JPH0687071U - 後退灯装置 - Google Patents

後退灯装置

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JPH0687071U
JPH0687071U JP3512293U JP3512293U JPH0687071U JP H0687071 U JPH0687071 U JP H0687071U JP 3512293 U JP3512293 U JP 3512293U JP 3512293 U JP3512293 U JP 3512293U JP H0687071 U JPH0687071 U JP H0687071U
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JP
Japan
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backward
vehicle
light
illumination area
backward light
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Application number
JP3512293U
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English (en)
Inventor
徹夫 中川
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後退灯により後方車両等に後退することを知
らせると共に、その消費電力を著しく増やすことなく車
両後部側方をも照明する。 【構成】 後退灯収納室4内で横方向に回動可能に取り
付けられている支持板12に反射板14と後退灯5を設
けて照明領域回動機構6を構成する。支持板12は駆動
モータ15に連結していて、駆動モータ15が正逆回転
することによって横方向に往復回動する。これによっ
て、後退灯5による照明領域も横方向に往復回動して車
両後部側方を照明することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両後退時に点灯する後退灯を備えた後退灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、後退灯は車両後部の両端部に取り付けられていて、変速機がバックギヤ に切り換えられた時にこれに連動して点灯し、後方車両等に後退することを知ら せる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、後退灯は後方車両等に後退することを知らせるための信号灯である ので車両の後方に向けて点灯すれば足り、車両後部側方を照明する必要はない。 このため後退時には、車両後部側方は照明されずに暗く、例えば夜間に車両を後 退させながら車庫入れをするような場合には、車両後部側方に障害物等があって もそれを確認することができずにその障害物に車両を接触させてしまうようなこ とがある。それを防止するためには、新たに車両後部側方を照明するための照明 灯を設ければよいが、これでは構造が複雑化してしまう。また、後退灯を車両後 部のコーナ部に設けて車両後部側方及び車両後方を同時に照明することも考えら れるが、これでは光量が不足して十分に車両後部側方を明るく照明することがで きない。さらに、後退灯を大光量のものにして車両後部側方をも明るく照明する ことも考えられるが、これではバッテリの消費電力が増えるという問題を生ずる 。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、後方車両等に後退 することを知らせるという後退灯本来の機能に加えて、消費電力を著しく増やす ことなく車両後部側方を照明できる後退灯装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の後退灯装置は、車両後部に設けられ、車両後退時に点灯して後退する ことを知らせる後退灯を備えた後退灯装置において、後退灯による照明領域を横 方向に回動させるための照明領域回動機構を設けたことに特徴を有する。
【0006】 その照明領域回動機構は、後退灯を横方向に回動させる構成とすることもでき る。
【0007】
【作用】
請求項1の後退灯装置によれば、後退灯は車両後退時に点灯して、後方車両等 に後退することを知らせる。また、消費電力の小さい後退灯であってもその指向 性を高めて明るく照明される。そして、その後退灯により照明される領域である 照明領域を照明領域回動機構によって横方向に回動させて車両後部側方を照明す る。
【0008】 請求項2の後退灯装置によれば、後退灯を横方向に回動させて後退灯による照 明領域を横方向に回動する。
【0009】
【考案の効果】
本考案の後退灯装置によれば、消費電力の小さい後退灯により後方車両等に後 退することを知らせる信号灯であると共に、車両後部側方をも照明できるという 効果を奏する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の後退灯装置の一実施例について図1乃至図6を参照しながら説 明する。
【0011】 本実施例の概略的構成は、図1、図2に示すように車両後部の両隅部のボディ 1に内側に凹む凹部2を設け、その凹部2の開口部にレンズ3を嵌めて構成され ている。凹部2は縦方向に3段に仕切られ、その中央に形成された後退灯収納室 4内には、後方車両等に後退することを知らせるための後退灯5とその後退灯5 の照明領域を横方向に回動させるための照明領域回動機構6が設けられている。 また、後退灯収納室4の上部に形成されたストップランプ収納室7にはブレーキ ング時に点灯するストップランプ8とヘッドランプと共に点灯するスモールラン プ9(図2においてはストップランプ8と重なる)が設けられている。さらに、 後退灯収納室4の下部に形成されたウィンカランプ収納室10には方向指示器で あるウィンカランプ11が設けられている。
【0012】 さて、後退灯収納室4内に設けられている照明領域回動機構6は、図2に示す ように薄板をコ字形に屈曲して形成された支持板12の上面及び下面に支持軸1 2a、12bを外方向に向けて突設し、その支持軸12a、12bを後退灯収納 室4の上壁面及び下壁面に設けた取付孔1a、1bに回動可能に係合して構成さ れている。また、支持板12の前面にはソケット13が固定されていて、そのソ ケット13には後退灯5が嵌められている。この後退灯5は、従来の23Wより 大きな55Wの電球を用いている。さらに、ソケット13に嵌められた後退灯5 の左右には車両後方向に先開きになっている反射板14が設けられていて、後退 灯5による照明領域を狭い範囲に定めて指向性を高めている。また、後退灯収納 室4外には後述する駆動モータ15が設けられていて、その駆動モータ15は支 持板12の上面に突設している支持軸12aと連結ギヤ16を介して連結してい る。
【0013】 さらに、図1に示すように後退灯収納室4内のボディ1にはプッシュスイッチ 17が取り付けられている。このプッシュスイッチ17は支持板12が支持軸1 2a、12bを中心に横方向に回動することにより、支持板12の上面で左右両 端部に対向して突設している凸部12c、12dによって押圧されオン状態とな る。このプッシュスイッチ17は、図4に示すようにチャタリング除去回路18 と結線されていて、スイッチをオン状態とオフ状態との間で切り換えることによ り発生するノイズであるチャタリングが取り除かれる。さらに、チャタリング除 去回路18はトグル回路19と結線され、トグル回路19はモータ正逆切換回路 20と結線されている。トグル回路19は、プッシュスイッチ17がオン状態と なる時に出力される信号により、トグル回路19からモータ正逆切換回路20へ 出力する信号の論理値を反転させる回路である。モータ正逆切換回路20はトグ ル回路19から出力される信号の論理値により駆動モータ15の回転方向を決定 する回路であり、論理値が”1”で駆動モータ15は正方向に回転し、”0”で 逆方向に回転する。
【0014】 なお、後退灯5が嵌められているソケット13からは後退灯5を点灯させるた めの導線が延出していて、変速機がバックギヤに切り換えられた時にこれに連動 して後退灯5が点灯するように配線されている。変速機をバックギヤに切り換え た時に後退灯5を点灯させるために端子21に入力される信号は、図5に示すよ うに反転回路22で反転してリレー23を動作させて、スモールランプ9を点灯 させるための経路を遮断する。さらに、その信号はリレー24も動作させて、ス トップランプ8を点灯させるため経路も遮断する。変速機がバックギヤに切り換 えられていない状態ではリレー23、24は短絡状態にあり、スモールランプ9 またはストップランプ8を点灯させるための信号が、端子25、26に入力され ればスモールランプ9またはストップランプ8は点灯する。
【0015】 次に、本実施例の作用について説明する。例えば、夜間に車両を後退させなが 車庫入れをするような場合に、サイドミラーで車両後部側方を確認したいことが ある。その場合には、まず変速機をバックギヤに切り換えると後退灯5が点灯し て車両後方を照明すると共に、駆動モータ15は正方向に回転して支持板12は 図3で示す矢印a方向に回動する。
【0016】 さらに、矢印a方向に支持板12が回動して、その上面の左側に突設している 凸部12cがプッシュスイッチ17を押圧すると、プッシュスイッチ17はオン 状態となり、オン状態信号が出力される。その出力信号はチャタリング除去回路 18を経てトグル回路19に入力される。トグル回路19はその入力された信号 によって、モータ正逆切換回路20への出力信号の論理値を現状態の”1”から ”0”にする。モータ正逆切換回路20は、その論理値が”0”の信号を得て駆 動モータ15の回転を正方向から逆方向にする。これによって、支持板12の回 動は矢印a方向から矢印b方向となり、後退灯5による照明領域も矢印a方向の 回動から矢印b方向への回動となる。
【0017】 そして、支持板12が矢印b方向にさらに回動して、その上面の右端に突設さ れた凸部12dがプッシュスイッチ17を押圧すると、プッシュスイッチ17に よりオン状態信号が出力される。その信号は、上述した場合と同様にチャタリン グ除去回路18を経てトグル回路19に入力され、モータ正逆切換回路20への 出力信号の論理値を今度は”0”から”1”にして駆動モータ15を再び正方向 に回転させる。これにより、再び支持板12は矢印a方向に回動することとなり 、後退灯5による照明領域も矢印a方向に回動とすることとなる。
【0018】 従って、支持板12は、その上面の右端に突設する凸部12dによってプッシ ュスイッチ17が押圧される位置と、その左端に突設する凸部12cによりプッ シュスイッチ17が押圧される位置との間を往復回動することになる。これによ り、後退灯5による照明領域は図6の矢印cで示す範囲を往復回動することにな る。従って、例えば夜間に後退しながら車庫入れをするような場合に、車両後部 側方に障害物があったとしてもサイドミラーを通してそれを確認して回避しなが ら車庫入れができる。また、プッシュスイッチ17が支持板12の凸部12dに よって押圧される位置では、後退灯による照明領域は車両後方であるので、後方 車両等に後退することを知らせるという信号灯としての本来の機能が果たされる 。
【0019】 また、本実施例の後退灯装置では、変速機がバックギヤに切り換えられて後退 灯5を点灯させるための信号が端子21に入力されると、リレー23、24が動 作してスモールランプ9及びストップランプ8を点灯させるための経路を遮断し てスモールランプ9及びストップランプ8を消灯する。これによって、後退時に はバッテリの消費電力を減少させることができる。
【0020】 上記構成の後退灯装置によれば、後退灯5の照明領域を横方向に回動させるの で、後方車両等に後退することを知らせるという後退灯本来の機能を果たしなが ら後退灯5の消費電力を著しく増やさずに車両後部側方をも照明することができ る。しかも、後退時にはスモールランプ9及びストップランプ8を点灯させない のでバッテリの消費電力を減少させることができるという効果を奏する。 なお、本考案は上記した実施例に限定されるものではなく次のような変更が可 能である。
【0021】 (1)上記実施例では、後退灯5が反射板14と共に横方向に回動することに より、その照明領域を横方向に回動させる構成であったが、後退灯は後退灯収納 室内に固定して、反射板のみを後退灯を中心に横方向に回動させることによりそ の照明領域を横方向に回動させる構成であってもよい。
【0022】 (2)上記実施例では、変速機をバックギヤに切り換えるとスモールランプ9 及びストップランプ8を消灯する例を示しているが、必ずしもこれらのランプを 消灯する必要はなく、スモールランプ9のみを消灯したり、両ランプ8、9とも に消灯しない構成とすることもできる。
【0023】 (3)また、変速機をバックギヤに切り換えても、照明領域回動機構を作動さ せない操作スイッチを運転席に設けて、車両後部側方を照明する必要のある場合 のみ作動する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図6のI−I線における
横断面図
【図2】図6のII−II線における縦断面図
【図3】支持板の回動を示す横断面図
【図4】駆動モータを制御するためのブロック図
【図5】スモールランプ及びストップランプの遮断回路
【図6】後退灯により照明できる範囲を示す外観図
【符号の説明】
5…後退灯 6…照明領域回動機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後部に設けられ、車両後退時に点灯
    して後退することを知らせる後退灯を備えた後退灯装置
    において前記後退灯による照明領域を横方向に回動させ
    るための照明領域回動機構を設けたことを特徴とする後
    退灯装置。
  2. 【請求項2】 照明領域回動機構は後退灯を横方向に回
    動させる構成であることを特徴とする請求項1記載の後
    退灯装置。
JP3512293U 1993-06-02 1993-06-02 後退灯装置 Pending JPH0687071U (ja)

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JP3512293U JPH0687071U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 後退灯装置

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JP3512293U JPH0687071U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 後退灯装置

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JPH0687071U true JPH0687071U (ja) 1994-12-20

Family

ID=12433134

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JP3512293U Pending JPH0687071U (ja) 1993-06-02 1993-06-02 後退灯装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110466421A (zh) * 2019-08-07 2019-11-19 武汉格罗夫氢能汽车有限公司 一种新型氢能汽车倒车照明装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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