JPH0686593A - 冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装置 - Google Patents
冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装置Info
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- JPH0686593A JPH0686593A JP4230713A JP23071392A JPH0686593A JP H0686593 A JPH0686593 A JP H0686593A JP 4230713 A JP4230713 A JP 4230713A JP 23071392 A JP23071392 A JP 23071392A JP H0686593 A JPH0686593 A JP H0686593A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/48—Tension control; Compression control
- B21B37/52—Tension control; Compression control by drive motor control
- B21B37/54—Tension control; Compression control by drive motor control including coiler drive control, e.g. reversing mills
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/30—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a non-continuous process
- B21B1/32—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a non-continuous process in reversing single stand mills, e.g. with intermediate storage reels for accumulating work
- B21B1/36—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a non-continuous process in reversing single stand mills, e.g. with intermediate storage reels for accumulating work by cold-rolling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リ−ルに巻かれた鋼帯コイルの巻付段差部分
による急激なコイル径変化によって生じる鋼帯張力変化
を正確に補償する。 【構成】 間隙検出器13をコイル8R表面に対向して
設け、該コイルの回転に同期して検出器13の位置を動
かし、間隙を略一定に保つ。検出した間隙からそれの変
動量を求め、補償値ΔT(j)を生成する。トラッキング
テ−ブルを設けて、間隙検出位置と検出した間隙の影響
を受ける巻出位置(巻取位置)とを信号処理で位置合せ
する。計算所要時間Tc相当、前に検出した間隙情報を
入力し、補償値の出力遅れをなくすようにタイミングを
合わせる。
による急激なコイル径変化によって生じる鋼帯張力変化
を正確に補償する。 【構成】 間隙検出器13をコイル8R表面に対向して
設け、該コイルの回転に同期して検出器13の位置を動
かし、間隙を略一定に保つ。検出した間隙からそれの変
動量を求め、補償値ΔT(j)を生成する。トラッキング
テ−ブルを設けて、間隙検出位置と検出した間隙の影響
を受ける巻出位置(巻取位置)とを信号処理で位置合せ
する。計算所要時間Tc相当、前に検出した間隙情報を
入力し、補償値の出力遅れをなくすようにタイミングを
合わせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷間圧延設備の
ように、ストリップがコイル状に巻き付くリ−ルを使用
してストリップの供給及び/又は巻取りを実施する製造
ラインにおいて、コイル径の変動に伴なうストリップの
張力変動を防止する技術に関する。
ように、ストリップがコイル状に巻き付くリ−ルを使用
してストリップの供給及び/又は巻取りを実施する製造
ラインにおいて、コイル径の変動に伴なうストリップの
張力変動を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ストリップがコイル状に巻付い
た巻出しリ−ルから引き出したストリップを圧延機の入
側に供給して該圧延機の出側から出るストリップを巻取
りリ−ルでコイル状に巻き取るように構成される冷間圧
延設備においては、巻出し側リ−ル上のストリップコイ
ル径の変化に伴なって、該コイルの周速、即ちストリッ
プの供給速度が変化して圧延機入側のストリップ張力が
変化し、また巻取り側リ−ル上のストリップコイル径の
変化に伴なって、該コイルの周速、即ちストリップ引張
速度が変化して圧延機出側のストリップ張力が変化す
る。この種の張力変化は、圧延においては圧延後のスト
リップの厚みに影響を及ぼすので、張力変化を補償する
必要がある。
た巻出しリ−ルから引き出したストリップを圧延機の入
側に供給して該圧延機の出側から出るストリップを巻取
りリ−ルでコイル状に巻き取るように構成される冷間圧
延設備においては、巻出し側リ−ル上のストリップコイ
ル径の変化に伴なって、該コイルの周速、即ちストリッ
プの供給速度が変化して圧延機入側のストリップ張力が
変化し、また巻取り側リ−ル上のストリップコイル径の
変化に伴なって、該コイルの周速、即ちストリップ引張
速度が変化して圧延機出側のストリップ張力が変化す
る。この種の張力変化は、圧延においては圧延後のスト
リップの厚みに影響を及ぼすので、張力変化を補償する
必要がある。
【0003】例えば特開昭60−83719号公報に
は、圧延機出側のストリップ速度及び圧延機出側の板厚
偏差に基づいて、圧延機入側のストリップ張力が修正さ
れるように巻出しリ−ルを駆動するモ−タの回転速度を
補償する、フィ−ドバック制御が開示されている。
は、圧延機出側のストリップ速度及び圧延機出側の板厚
偏差に基づいて、圧延機入側のストリップ張力が修正さ
れるように巻出しリ−ルを駆動するモ−タの回転速度を
補償する、フィ−ドバック制御が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実際上の問題として、
圧延機入側及び出側のストリップ張力に影響を及ぼすコ
イル側の要素としては、コイルの偏芯によるコイル周速
変化や、コイルの巻付段差部分によるコイル周速変化が
ある。しかしながら、従来のフィ−ドバック制御では、
コイルの偏芯や巻付段差部分によって生じる変化の速い
張力変化を補償することは不可能である。
圧延機入側及び出側のストリップ張力に影響を及ぼすコ
イル側の要素としては、コイルの偏芯によるコイル周速
変化や、コイルの巻付段差部分によるコイル周速変化が
ある。しかしながら、従来のフィ−ドバック制御では、
コイルの偏芯や巻付段差部分によって生じる変化の速い
張力変化を補償することは不可能である。
【0005】コイルの偏芯に基づくコイル周速変化につ
いては、例えばコイルを駆動するモ−タのトルク,モ−
タ速度,コイル径等に基づいてオブザ−バ理論と呼ばれ
る計算等により比較的高い精度で推定しうるので、推定
結果に応じたフィ−ドフォワ−ド補償を実施すれば、張
力変化への影響をなくすことが可能である。しかし、コ
イルの巻付段差部分によるコイル周速変化については、
コイル径の変動量がコイル径,ストリップ厚み等に応じ
て変化するので、正確に推定するのは難しく、従来は補
償できなかった。
いては、例えばコイルを駆動するモ−タのトルク,モ−
タ速度,コイル径等に基づいてオブザ−バ理論と呼ばれ
る計算等により比較的高い精度で推定しうるので、推定
結果に応じたフィ−ドフォワ−ド補償を実施すれば、張
力変化への影響をなくすことが可能である。しかし、コ
イルの巻付段差部分によるコイル周速変化については、
コイル径の変動量がコイル径,ストリップ厚み等に応じ
て変化するので、正確に推定するのは難しく、従来は補
償できなかった。
【0006】そこで本発明は、コイルの巻付段差部分に
よるコイル周速変化に対して、ストリップの張力変動が
生じないように正確に補償制御することを課題とする。
よるコイル周速変化に対して、ストリップの張力変動が
生じないように正確に補償制御することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補
償装置は、ストリップの巻取り又は巻出しに利用される
少なくとも1つのリ−ル(7L,7R);該リ−ルを回転方向
に駆動するリ−ル駆動手段(M1,M2);前記リ−ルにコイ
ル状に巻かれたストリップの近傍に配置され、該ストリ
ップのコイル状部分とそれ自身の検出部との距離を検出
する間隙検出手段(13);前記リ−ルの回転に同期して、
前記間隙検出手段の位置をコイルの径方向に動かす、検
出位置移動手段(12);及び前記間隙検出手段が出力する
信号に基づいて、コイル径の変動量を検出し、検出した
コイル径変動量に基づいて求めた補償量を、ストリップ
の張力に影響を及ぼす制御系に与える、補償制御手段(C
DT);を備える。
め、本発明の冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補
償装置は、ストリップの巻取り又は巻出しに利用される
少なくとも1つのリ−ル(7L,7R);該リ−ルを回転方向
に駆動するリ−ル駆動手段(M1,M2);前記リ−ルにコイ
ル状に巻かれたストリップの近傍に配置され、該ストリ
ップのコイル状部分とそれ自身の検出部との距離を検出
する間隙検出手段(13);前記リ−ルの回転に同期して、
前記間隙検出手段の位置をコイルの径方向に動かす、検
出位置移動手段(12);及び前記間隙検出手段が出力する
信号に基づいて、コイル径の変動量を検出し、検出した
コイル径変動量に基づいて求めた補償量を、ストリップ
の張力に影響を及ぼす制御系に与える、補償制御手段(C
DT);を備える。
【0008】また本発明の好ましい態様においては、前
記補償制御手段は、前記間隙検出手段の周方向の設置位
置から、その位置のコイル径変動が実際にストリップ張
力に影響を及ぼす周方向位置までの、ストリップの移動
所要時間に対応して時間もしくは位置を合わせるための
トラッキング手段(TT)を備える。
記補償制御手段は、前記間隙検出手段の周方向の設置位
置から、その位置のコイル径変動が実際にストリップ張
力に影響を及ぼす周方向位置までの、ストリップの移動
所要時間に対応して時間もしくは位置を合わせるための
トラッキング手段(TT)を備える。
【0009】また本発明の更に好ましい態様では、前記
トラッキング手段は、互いに検出時刻の異なる複数のコ
イル径情報を保持するとともに、前記補償制御手段は、
前記間隙検出手段が検出したコイル径変動がストリップ
張力に影響を及ぼす時刻よりも、その補償量を計算する
のに要する時間相当だけ早く、その位置のコイル径変動
をトラッキング手段を介して入力し、補償量を計算す
る、ように構成する。
トラッキング手段は、互いに検出時刻の異なる複数のコ
イル径情報を保持するとともに、前記補償制御手段は、
前記間隙検出手段が検出したコイル径変動がストリップ
張力に影響を及ぼす時刻よりも、その補償量を計算する
のに要する時間相当だけ早く、その位置のコイル径変動
をトラッキング手段を介して入力し、補償量を計算す
る、ように構成する。
【0010】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0011】
【作用】本発明によれば、ストリップのコイル近傍に設
置した間隙検出手段によって、該間隙検出手段とストリ
ップとの距離を検出し、その距離に基づいて実際のコイ
ル径変動量を求めるので、コイル径,ストリップ厚み等
の影響を受けにくく、実際のコイル径変動量の正確な値
が得られ、精密な張力補償ができる。また、フィ−ドフ
ォワ−ド補償であるので、ストリップ巻付段差に基づく
変化の早い張力変化を確実に補償しうる。
置した間隙検出手段によって、該間隙検出手段とストリ
ップとの距離を検出し、その距離に基づいて実際のコイ
ル径変動量を求めるので、コイル径,ストリップ厚み等
の影響を受けにくく、実際のコイル径変動量の正確な値
が得られ、精密な張力補償ができる。また、フィ−ドフ
ォワ−ド補償であるので、ストリップ巻付段差に基づく
変化の早い張力変化を確実に補償しうる。
【0012】一般に、間隙検出手段は検出対象との距離
がごく近い場合でないと、間隙寸法を検出できないが、
本発明では検出位置移動手段を設け、リ−ルの回転に同
期して間隙検出手段の位置をコイルの径方向に自動的に
動かすので、常時コイル最外周のストリップ表面に近接
するように間隙検出手段を位置決めでき、従って常時、
間隙検出手段は検出対象との距離を検出しうる。
がごく近い場合でないと、間隙寸法を検出できないが、
本発明では検出位置移動手段を設け、リ−ルの回転に同
期して間隙検出手段の位置をコイルの径方向に自動的に
動かすので、常時コイル最外周のストリップ表面に近接
するように間隙検出手段を位置決めでき、従って常時、
間隙検出手段は検出対象との距離を検出しうる。
【0013】ストリップの張力に影響を及ぼすコイル径
は、コイルの巻取位置又は巻出位置における径である。
しかし、巻取及び巻出の周方向の位置は、コイル径の変
化に伴って変動するので、常時、正確な巻取又は巻出位
置のコイル径を間隙検出手段で直接測定するのは難し
い。また、巻取位置又は巻出位置のコイル径を直接測定
しそれに応じた補償量を計算するとしても、補償量を求
めるための演算が複雑な場合には、演算所要時間に応じ
た制御の遅れが生じうる。
は、コイルの巻取位置又は巻出位置における径である。
しかし、巻取及び巻出の周方向の位置は、コイル径の変
化に伴って変動するので、常時、正確な巻取又は巻出位
置のコイル径を間隙検出手段で直接測定するのは難し
い。また、巻取位置又は巻出位置のコイル径を直接測定
しそれに応じた補償量を計算するとしても、補償量を求
めるための演算が複雑な場合には、演算所要時間に応じ
た制御の遅れが生じうる。
【0014】そこで本発明の好ましい態様においては、
巻取又は巻出位置に対してずれた位置に間隙検出手段を
設置し、時間遅延手段のようなトラッキング手段を設け
ることによって、検出されたコイル径変動情報と、それ
が実際にストリップ張力に影響を及ぼす周方向位置に到
達する時間又は位置とのタイミングを合わせる。
巻取又は巻出位置に対してずれた位置に間隙検出手段を
設置し、時間遅延手段のようなトラッキング手段を設け
ることによって、検出されたコイル径変動情報と、それ
が実際にストリップ張力に影響を及ぼす周方向位置に到
達する時間又は位置とのタイミングを合わせる。
【0015】また更に好ましい態様では、互いに検出時
刻の異なる複数のコイル径情報を、例えばテ−ブルのよ
うな形で保持して任意の時刻の情報を選択的に取出せる
ようにトラッキング手段を構成するとともに、間隙検出
手段が検出したコイル径変動がストリップ張力に影響を
及ぼす時刻よりも、その補償量を計算するのに要する時
間相当だけ早く、その位置のコイル径変動をトラッキン
グ手段を介して入力し、補償量を計算するように補償制
御手段を構成する。これにより、演算処理が複雑で計算
に時間がかかる場合であっても、時間遅れを生じること
なく、その時の巻取点又は巻出点におけるコイル径変動
を補償するような適切な補償量を出力して張力変化を抑
制しうる。
刻の異なる複数のコイル径情報を、例えばテ−ブルのよ
うな形で保持して任意の時刻の情報を選択的に取出せる
ようにトラッキング手段を構成するとともに、間隙検出
手段が検出したコイル径変動がストリップ張力に影響を
及ぼす時刻よりも、その補償量を計算するのに要する時
間相当だけ早く、その位置のコイル径変動をトラッキン
グ手段を介して入力し、補償量を計算するように補償制
御手段を構成する。これにより、演算処理が複雑で計算
に時間がかかる場合であっても、時間遅れを生じること
なく、その時の巻取点又は巻出点におけるコイル径変動
を補償するような適切な補償量を出力して張力変化を抑
制しうる。
【0016】また、このようなコイル径変動補償装置を
冷間リバ−ス圧延装置に備えることによって、張力変化
の抑制された好ましい圧延が実現する。
冷間リバ−ス圧延装置に備えることによって、張力変化
の抑制された好ましい圧延が実現する。
【0017】
【実施例】実施例の冷間圧延設備全体の構成の主要部を
図1に示す。この圧延設備では、ストリップ、即ち鋼帯
8を1台の圧延機1に通して図中の右側方向及び左側方
向に送りながら繰り返し圧延を実施し、数パスの圧延を
行なう。鋼帯8の両端は、それぞれテンションリ−ル7
L及び7Rに巻かれ、コイル状(8L,8R)になって
いる。鋼帯8を右側方向に送る時には、リ−ル7Rが巻
取り側、リ−ル7Lが巻出し側になり、左側方向に送る
時には、リ−ル7Rが巻出し側、リ−ル7Lが巻取り側
になる。リ−ル7R及び7Lは、それぞれ電気モ−タM
1及びM2によって駆動される。
図1に示す。この圧延設備では、ストリップ、即ち鋼帯
8を1台の圧延機1に通して図中の右側方向及び左側方
向に送りながら繰り返し圧延を実施し、数パスの圧延を
行なう。鋼帯8の両端は、それぞれテンションリ−ル7
L及び7Rに巻かれ、コイル状(8L,8R)になって
いる。鋼帯8を右側方向に送る時には、リ−ル7Rが巻
取り側、リ−ル7Lが巻出し側になり、左側方向に送る
時には、リ−ル7Rが巻出し側、リ−ル7Lが巻取り側
になる。リ−ル7R及び7Lは、それぞれ電気モ−タM
1及びM2によって駆動される。
【0018】圧延機1の左側と右側の設備は良く似た構
成になっており、互いに対称の位置関係に各構成要素が
配置されている。2L及び2Rは2番ロ−ルワイパ、3
L及び3Rは3番ロ−ルワイパ、4L及び4Rは形状検
出用ロ−ル、5L及び5Rはデフレクタロ−ル、6L及
び6Rはスレッディングガイドロ−ル、11はレベラロ
−ルである。ロ−ル4L及び4Rには、それぞれ鋼帯8
の張力を検出する張力検出器9L及び9Rが設けられて
いる。
成になっており、互いに対称の位置関係に各構成要素が
配置されている。2L及び2Rは2番ロ−ルワイパ、3
L及び3Rは3番ロ−ルワイパ、4L及び4Rは形状検
出用ロ−ル、5L及び5Rはデフレクタロ−ル、6L及
び6Rはスレッディングガイドロ−ル、11はレベラロ
−ルである。ロ−ル4L及び4Rには、それぞれ鋼帯8
の張力を検出する張力検出器9L及び9Rが設けられて
いる。
【0019】圧延機1及び各ロ−ルは、図1に示すよう
にそれぞれ独立した電気モ−タによって駆動される。各
電気モ−タには、速度制御装置ASRが接続されてい
る。テンションリ−ルを駆動する電気モ−タM1及びM
2には、張力/速度制御装置ACR/ASRが接続され
ている。圧延機1の目標速度、及びテンションリ−ルを
駆動する電気モ−タM1,M2の速度制御系の目標速度
は、プロセスコンピュ−タ(プロコン)又はCRTによ
って設定される基準速度と主幹制御装置が出力する値に
よって決定される。各ロ−ルの速度制御系の目標速度
は、圧延機1の目標速度と先進率又は後進率によって定
まる値とによって決定される。
にそれぞれ独立した電気モ−タによって駆動される。各
電気モ−タには、速度制御装置ASRが接続されてい
る。テンションリ−ルを駆動する電気モ−タM1及びM
2には、張力/速度制御装置ACR/ASRが接続され
ている。圧延機1の目標速度、及びテンションリ−ルを
駆動する電気モ−タM1,M2の速度制御系の目標速度
は、プロセスコンピュ−タ(プロコン)又はCRTによ
って設定される基準速度と主幹制御装置が出力する値に
よって決定される。各ロ−ルの速度制御系の目標速度
は、圧延機1の目標速度と先進率又は後進率によって定
まる値とによって決定される。
【0020】張力/速度制御装置ACR/ASRの目標
張力(トルク)は、プロセスコンピュ−タによって設定
される基準目標値,厚み制御系(AGC)からの補償
値,慣性補償系からの補償値,フィ−ドバック制御系か
らの補償値,及びコイル径補償装置CDTからの補償値
によって決定される。フィ−ドバック制御系では、設定
された基準目標値と検出張力との誤差をPI制御装置に
入力し、PI制御装置が出力する値を補償値として出力
する。
張力(トルク)は、プロセスコンピュ−タによって設定
される基準目標値,厚み制御系(AGC)からの補償
値,慣性補償系からの補償値,フィ−ドバック制御系か
らの補償値,及びコイル径補償装置CDTからの補償値
によって決定される。フィ−ドバック制御系では、設定
された基準目標値と検出張力との誤差をPI制御装置に
入力し、PI制御装置が出力する値を補償値として出力
する。
【0021】この実施例で特別に設けられたコイル径補
償装置CDTは、鋼帯8のコイル8R(又は8L)の径
の変化に伴って、コイル周速度が変化し鋼帯8の巻出し
(又は巻取り)速度が変化し、張力が変化するのを防止
するための補償装置である。鋼帯8の張力に影響を及ぼ
すコイル径の大きさは、滑らかに少しずつ変化するので
はなく、巻付段差部分の近傍で鋼帯を巻出す(巻取る)
時に、鋼帯の厚み相当の急激な変化を示す(図3参照)
ので、この種の変化はフィ−ドバック制御のような遅い
制御では補償できないし、コイル径を正確に予測するの
も困難であるので、従来の制御ではコイルの巻付段差に
よる張力変化を補償することはできなかった。そこでこ
の実施例のコイル径補償では、コイル表面の位置変化を
検出し、その検出値に基づいて張力に対する補償を実施
している。
償装置CDTは、鋼帯8のコイル8R(又は8L)の径
の変化に伴って、コイル周速度が変化し鋼帯8の巻出し
(又は巻取り)速度が変化し、張力が変化するのを防止
するための補償装置である。鋼帯8の張力に影響を及ぼ
すコイル径の大きさは、滑らかに少しずつ変化するので
はなく、巻付段差部分の近傍で鋼帯を巻出す(巻取る)
時に、鋼帯の厚み相当の急激な変化を示す(図3参照)
ので、この種の変化はフィ−ドバック制御のような遅い
制御では補償できないし、コイル径を正確に予測するの
も困難であるので、従来の制御ではコイルの巻付段差に
よる張力変化を補償することはできなかった。そこでこ
の実施例のコイル径補償では、コイル表面の位置変化を
検出し、その検出値に基づいて張力に対する補償を実施
している。
【0022】コイル径補償に関連する制御系の主要部分
の構成を図2に示す。なお図2には一方のコイル側の制
御系のみを示してあるが、他方のコイル側の制御系も同
一の構成であり、コイルの巻取りと巻出しのタイミング
が逆になっている他は動作も同一である。図2を参照し
て説明する。間隙検出器13は、それとコイル8R表面
との間の間隙の大きさを検出する。この間隙検出器13
は、上下方向、即ちそれとコイルの中心とを結ぶ軸方向
に対して進退しうる構成になっている。つまり、間隙検
出器13が先端に装着されたロッド18が、筒状の支持
部材17の内部に軸方向に移動自在に支持されている。
ロッド18に形成されたラックが、減速機16の歯車と
噛み合っている。減速機16は、電気モ−タ12の駆動
軸に結合されている。従って電気モ−タ12を駆動する
ことにより、間隙検出器13を上下方向に移動すること
ができる。ホ−ム位置センサ19は、ロッド18がホ−
ム位置(下限位置)にある時に信号を出力する。
の構成を図2に示す。なお図2には一方のコイル側の制
御系のみを示してあるが、他方のコイル側の制御系も同
一の構成であり、コイルの巻取りと巻出しのタイミング
が逆になっている他は動作も同一である。図2を参照し
て説明する。間隙検出器13は、それとコイル8R表面
との間の間隙の大きさを検出する。この間隙検出器13
は、上下方向、即ちそれとコイルの中心とを結ぶ軸方向
に対して進退しうる構成になっている。つまり、間隙検
出器13が先端に装着されたロッド18が、筒状の支持
部材17の内部に軸方向に移動自在に支持されている。
ロッド18に形成されたラックが、減速機16の歯車と
噛み合っている。減速機16は、電気モ−タ12の駆動
軸に結合されている。従って電気モ−タ12を駆動する
ことにより、間隙検出器13を上下方向に移動すること
ができる。ホ−ム位置センサ19は、ロッド18がホ−
ム位置(下限位置)にある時に信号を出力する。
【0023】電気モ−タ12の駆動軸には、パルス発生
器14が結合されており、電気モ−タ12が所定量回転
する毎にパルス信号P2が発生する。つまり、パルス信
号P2のパルス数は間隙検出器13の移動量に対応す
る。また電気モ−タM1の駆動軸に結合されたパルス発
生器23は、電気モ−タM1が所定量回転する毎に、即
ちリ−ル7Rが微小角度回転する毎にパルスP1を出力
する。
器14が結合されており、電気モ−タ12が所定量回転
する毎にパルス信号P2が発生する。つまり、パルス信
号P2のパルス数は間隙検出器13の移動量に対応す
る。また電気モ−タM1の駆動軸に結合されたパルス発
生器23は、電気モ−タM1が所定量回転する毎に、即
ちリ−ル7Rが微小角度回転する毎にパルスP1を出力
する。
【0024】センサ位置制御装置15は、間隙検出器1
3の目標位置を決定するマイクロコンピュ−タと間隙検
出器13を目標位置に位置決めするサ−ボ回路で構成さ
れており、鋼帯の板厚値,検出パルスP1,P2,リセ
ット信号,ホ−ム位置信号,及び間隙検出値を入力し、
電気モ−タ12を駆動する信号を出力する。
3の目標位置を決定するマイクロコンピュ−タと間隙検
出器13を目標位置に位置決めするサ−ボ回路で構成さ
れており、鋼帯の板厚値,検出パルスP1,P2,リセ
ット信号,ホ−ム位置信号,及び間隙検出値を入力し、
電気モ−タ12を駆動する信号を出力する。
【0025】センサ位置制御装置15の動作の概略を、
図7に示すフロ−チャ−トを参照して説明する。電源が
オンすると、まずステップS21で初期化を実行し、間
隙検出器13を退避位置に位置決めする。即ち、電気モ
−タ12を駆動して、ホ−ム位置センサ19がホ−ム位
置を検出するまで(下限の退避位置に達するまで)間隙
検出器13を下降させる。次に、圧延動作の開始に先立
って、リセット信号が発生すると、ステップS22から
S23に進み、間隙検出器13が出力する間隙検出値を
読取る。そして、間隙検出値が100mmでなければ、
ステップS24からS25に進み、間隙検出値が100
mmに近づく方向に(間隙検出器13が上昇する方向
に)、電気モ−タ12を駆動する。間隙検出値が100
mmになると電気モ−タ12は停止する。つまり、リセ
ット信号が印加されると、コイル8Rの表面位置からの
距離が100mmの位置まで間隙検出器13が移動し、
その位置に間隙検出器13が位置決めされる。なお、間
隙検出器13は検出対象との距離が大きい場合には検出
ができないが、100mm程度の距離であれば、その距
離が変動して多少大きくなった場合でも、検出不可能な
状態が生じないし、高い精度で間隙の大きさを検出でき
る。圧延動作が開始され、リ−ル回転パルスP1が検出
されると、その度に、ステップS26からS27に進
む。ステップS27では、間隙検出器13を位置決めす
る際の目標位置を、所定値xだけ更新する。xは板厚×
定数Kpによって求められる。パルス発生器23がリ−
ル7Rの1回転あたりNp個のパルスP1を発生する場
合、Kpは1/Npになる。つまり、目標位置をリ−ル
7Rの1回転あたり板厚相当動かす。動かす方向は、巻
出し動作の場合であればリ−ル7Rの中心に近づく方
向、巻取り動作の場合であればリ−ル7Rの中心から遠
ざかる方向である。
図7に示すフロ−チャ−トを参照して説明する。電源が
オンすると、まずステップS21で初期化を実行し、間
隙検出器13を退避位置に位置決めする。即ち、電気モ
−タ12を駆動して、ホ−ム位置センサ19がホ−ム位
置を検出するまで(下限の退避位置に達するまで)間隙
検出器13を下降させる。次に、圧延動作の開始に先立
って、リセット信号が発生すると、ステップS22から
S23に進み、間隙検出器13が出力する間隙検出値を
読取る。そして、間隙検出値が100mmでなければ、
ステップS24からS25に進み、間隙検出値が100
mmに近づく方向に(間隙検出器13が上昇する方向
に)、電気モ−タ12を駆動する。間隙検出値が100
mmになると電気モ−タ12は停止する。つまり、リセ
ット信号が印加されると、コイル8Rの表面位置からの
距離が100mmの位置まで間隙検出器13が移動し、
その位置に間隙検出器13が位置決めされる。なお、間
隙検出器13は検出対象との距離が大きい場合には検出
ができないが、100mm程度の距離であれば、その距
離が変動して多少大きくなった場合でも、検出不可能な
状態が生じないし、高い精度で間隙の大きさを検出でき
る。圧延動作が開始され、リ−ル回転パルスP1が検出
されると、その度に、ステップS26からS27に進
む。ステップS27では、間隙検出器13を位置決めす
る際の目標位置を、所定値xだけ更新する。xは板厚×
定数Kpによって求められる。パルス発生器23がリ−
ル7Rの1回転あたりNp個のパルスP1を発生する場
合、Kpは1/Npになる。つまり、目標位置をリ−ル
7Rの1回転あたり板厚相当動かす。動かす方向は、巻
出し動作の場合であればリ−ル7Rの中心に近づく方
向、巻取り動作の場合であればリ−ル7Rの中心から遠
ざかる方向である。
【0026】従って平均的にみれば、圧延開始時から終
了時まで常に、コイル8Rの外周面と間隙検出器13と
の距離は100mm程度に保たれる。但し、間隙検出器
13と対向するコイル8R表面の位置は、鋼帯の巻付段
差によりステップ状に変化するので、図3に示すよう
に、間隙検出器13が検出する間隙の大きさg(j)は、
コイル8Rの回転に同期して周期的に変動する。この変
動は周期が短く、鋼帯8に対して周期の短い張力変動を
及ぼすので、それを防止するため、コイル径補償装置C
DTは間隙の変化量g(k)−g(k-1)にみあった補償量ΔT
(j)を発生し、トルク制御系の目標値を補償して電気モ
−タM1の駆動速度を修正している。
了時まで常に、コイル8Rの外周面と間隙検出器13と
の距離は100mm程度に保たれる。但し、間隙検出器
13と対向するコイル8R表面の位置は、鋼帯の巻付段
差によりステップ状に変化するので、図3に示すよう
に、間隙検出器13が検出する間隙の大きさg(j)は、
コイル8Rの回転に同期して周期的に変動する。この変
動は周期が短く、鋼帯8に対して周期の短い張力変動を
及ぼすので、それを防止するため、コイル径補償装置C
DTは間隙の変化量g(k)−g(k-1)にみあった補償量ΔT
(j)を発生し、トルク制御系の目標値を補償して電気モ
−タM1の駆動速度を修正している。
【0027】ところで、鋼帯の張力に影響を及ぼすコイ
ル径は、コイル上の鋼帯巻出し点(又は巻取り点)とコ
イル中心との距離(半径)であるので、鋼帯巻出し点
(又は巻取り点)における間隙の変化量を検出し、それ
を補償しなければならない。しかし、巻出し点(又は巻
取り点)の位置は、コイル径の変化に伴なって円周方向
に移動する。また、間隙の変化量を検出してからそれに
対応する補償量を計算するのにある程度の時間を要する
ので、補償制御が遅れる可能性がある。
ル径は、コイル上の鋼帯巻出し点(又は巻取り点)とコ
イル中心との距離(半径)であるので、鋼帯巻出し点
(又は巻取り点)における間隙の変化量を検出し、それ
を補償しなければならない。しかし、巻出し点(又は巻
取り点)の位置は、コイル径の変化に伴なって円周方向
に移動する。また、間隙の変化量を検出してからそれに
対応する補償量を計算するのにある程度の時間を要する
ので、補償制御が遅れる可能性がある。
【0028】そこでこの実施例においては、トラッキン
グテ−ブルTTを設け、様々な位置でそれ以前に検出さ
れた多数の間隙情報を該テ−ブルに記憶しておき、参照
する間隙情報の位置とタイミングを調整して、位置ずれ
や補償遅れが生じないようにしている。トラッキングテ
−ブルTTは、この例ではコンピュ−タCPUのメモリ
上に構成してあり、例えば図5に示すように、互いに異
なる位置で検出された多数の間隙情報g(k),g(k-1),
g(k-2),g(k-3),g(k-4),・・・が記憶されている。パ
ルスP1が検出される毎に、それまでの間隙情報は1つ
ずつシフトしたアドレス位置には移動され、最新の間隙
情報がアドレス0の位置に書込まれる。従って、n番目
のアドレスの内容を読取れば、P1のnパルス分前の回
転位置において間隙検出器13が検出した間隙情報g(k
−n)が得られる。
グテ−ブルTTを設け、様々な位置でそれ以前に検出さ
れた多数の間隙情報を該テ−ブルに記憶しておき、参照
する間隙情報の位置とタイミングを調整して、位置ずれ
や補償遅れが生じないようにしている。トラッキングテ
−ブルTTは、この例ではコンピュ−タCPUのメモリ
上に構成してあり、例えば図5に示すように、互いに異
なる位置で検出された多数の間隙情報g(k),g(k-1),
g(k-2),g(k-3),g(k-4),・・・が記憶されている。パ
ルスP1が検出される毎に、それまでの間隙情報は1つ
ずつシフトしたアドレス位置には移動され、最新の間隙
情報がアドレス0の位置に書込まれる。従って、n番目
のアドレスの内容を読取れば、P1のnパルス分前の回
転位置において間隙検出器13が検出した間隙情報g(k
−n)が得られる。
【0029】例えば、図4において間隙検出器13の設
置位置がC点、コイルの鋼帯巻出位置がD点とすると、
間隙検出器13の検出した間隙の変動の影響は、角度α
だけコイルが回転した後で巻出し点Dに現われる。その
場合、角度αに相当するP1のパルス数がPαであれ
ば、トラッキングテ−ブルTTのアドレスPαの位置の
情報を読むことにより、その時のD点における実際の間
隙を知ることができる。実際には、補償値を生成する処
理に要する時間Tc相当ずれた位置の間隙情報を読取っ
て補償値を計算することにより、その時のD点における
実際の間隙変動を補償しうる補償値が得られる。
置位置がC点、コイルの鋼帯巻出位置がD点とすると、
間隙検出器13の検出した間隙の変動の影響は、角度α
だけコイルが回転した後で巻出し点Dに現われる。その
場合、角度αに相当するP1のパルス数がPαであれ
ば、トラッキングテ−ブルTTのアドレスPαの位置の
情報を読むことにより、その時のD点における実際の間
隙を知ることができる。実際には、補償値を生成する処
理に要する時間Tc相当ずれた位置の間隙情報を読取っ
て補償値を計算することにより、その時のD点における
実際の間隙変動を補償しうる補償値が得られる。
【0030】図2に示すように、トラッキングテ−ブル
TTとコイル径補償装置CDTは、この例ではコンピュ
−タCPUによって構成されている。コンピュ−タCP
Uの処理の内容を図6のフロ−チャ−トに示す。図6を
参照してCPUの動作を説明する。ステップS1の初期
化が終了すると、ステップS2でパルスP1を検出する
毎に、ステップS3以降の処理が実行される。
TTとコイル径補償装置CDTは、この例ではコンピュ
−タCPUによって構成されている。コンピュ−タCP
Uの処理の内容を図6のフロ−チャ−トに示す。図6を
参照してCPUの動作を説明する。ステップS1の初期
化が終了すると、ステップS2でパルスP1を検出する
毎に、ステップS3以降の処理が実行される。
【0031】ステップS3では、間隙検出器13が検出
した間隙検出値g(j)を読取る。次のステップS4で
は、図5に示すように、トラッキングテ−ブルTTに記
憶されている全ての間隙情報のアドレスをシフトし、ス
テップS3で入力した最新の間隙検出値g(j)をアドレ
ス0にストアする。続くステップS5では、検出したP
1のパルス数に基づいてその時のコイル径D(平均値)
を計算する。即ち、巻出し側コイルの場合であれば、そ
れまでの直径Dに対して、コイルが1回転する毎に鋼帯
の板厚の2倍相当、直径Dが減少するので、P1のパル
ス数からコイルの回転量を求め、回転量と板厚によって
直径の減少量を求め、最初の直径と減少量からその時の
直径Dを求める。コイルの最初の直径は、リセット信号
によってセンサ位置制御装置15が間隙検出器13をス
タ−ト位置に位置決めした時の間隙検出器13の位置
(退避位置からの移動量によって求められる)に基づい
て求められる。
した間隙検出値g(j)を読取る。次のステップS4で
は、図5に示すように、トラッキングテ−ブルTTに記
憶されている全ての間隙情報のアドレスをシフトし、ス
テップS3で入力した最新の間隙検出値g(j)をアドレ
ス0にストアする。続くステップS5では、検出したP
1のパルス数に基づいてその時のコイル径D(平均値)
を計算する。即ち、巻出し側コイルの場合であれば、そ
れまでの直径Dに対して、コイルが1回転する毎に鋼帯
の板厚の2倍相当、直径Dが減少するので、P1のパル
ス数からコイルの回転量を求め、回転量と板厚によって
直径の減少量を求め、最初の直径と減少量からその時の
直径Dを求める。コイルの最初の直径は、リセット信号
によってセンサ位置制御装置15が間隙検出器13をス
タ−ト位置に位置決めした時の間隙検出器13の位置
(退避位置からの移動量によって求められる)に基づい
て求められる。
【0032】次のステップS6では、図4に示すように
して、間隙検出位置(C点)から巻出位置(D点)まで
の角度αを求める。角度αは角度βとγから求めること
ができ、角度γは一定であり、角度βは距離Lab(この
例では一定とみなす)とステップS5で求めた直径Dか
ら求めることができる。
して、間隙検出位置(C点)から巻出位置(D点)まで
の角度αを求める。角度αは角度βとγから求めること
ができ、角度γは一定であり、角度βは距離Lab(この
例では一定とみなす)とステップS5で求めた直径Dか
ら求めることができる。
【0033】続くステップS7では、コイルの周速度
V、即ち鋼帯(ストリップ)8の巻き出し速度を検出す
る。この実施例では、検出したデフレクタロ−ル5L,
5Rの回転速度から速度Vを計算している。次のステッ
プS8では、計算所要時間Tc(一定)の間に回転する
コイルの回転角度θを計算する。Tc時間中の鋼帯移動
量はV・Tcであり、コイル1回転あたりの鋼帯移動量
はπDであるので、これらに基づきθを求める。
V、即ち鋼帯(ストリップ)8の巻き出し速度を検出す
る。この実施例では、検出したデフレクタロ−ル5L,
5Rの回転速度から速度Vを計算している。次のステッ
プS8では、計算所要時間Tc(一定)の間に回転する
コイルの回転角度θを計算する。Tc時間中の鋼帯移動
量はV・Tcであり、コイル1回転あたりの鋼帯移動量
はπDであるので、これらに基づきθを求める。
【0034】ステップS9では、角度α−θをP1のパ
ルス数の値AD(α−θ)に換算する。AD(α−θ)
は、トラッキングテ−ブルTT上の参照すべきアドレス
を示す。即ち、トラッキングテ−ブルTTのアドレスA
D(α−θ)の内容g(j)は、それから時間Tc後(角
度θ回転後)に巻出し位置(D点)の実際の間隙と一致
する。従って次のステップS10では、トラッキングテ
−ブルTTのアドレスAD(α−θ)の内容g(j)を今
回の間隙値として読取る。次のステップS11では、今
回の間隙値g(j)と前回サンプリングした間隙値g(j-1)
との差分、即ちコイル径変動量に基づいて、次式により
トルク補償量ΔT(j)を求める。
ルス数の値AD(α−θ)に換算する。AD(α−θ)
は、トラッキングテ−ブルTT上の参照すべきアドレス
を示す。即ち、トラッキングテ−ブルTTのアドレスA
D(α−θ)の内容g(j)は、それから時間Tc後(角
度θ回転後)に巻出し位置(D点)の実際の間隙と一致
する。従って次のステップS10では、トラッキングテ
−ブルTTのアドレスAD(α−θ)の内容g(j)を今
回の間隙値として読取る。次のステップS11では、今
回の間隙値g(j)と前回サンプリングした間隙値g(j-1)
との差分、即ちコイル径変動量に基づいて、次式により
トルク補償量ΔT(j)を求める。
【0035】
【数1】 ΔT(j)=−(GD2/375)・(N/D)・(g(j)−g(j-1))/Δt・・・(1) 但し、GD2:リ−ル系全体の慣性モ−メント N:現在のリ−ル回転速度 D:コイルの直径 Δt:サンプリング時間 巻出し側の場合(巻取り側では計算結果の符号が逆) このトルク補償量ΔT(j)が、次のステップS12で出
力され、張力制御系に印加される。
力され、張力制御系に印加される。
【0036】なお図3では理解を容易にするために間隙
情報をサンプリングする間隔を粗くしてあるが、実際に
はコイル1回転あたり数百回、間隙情報がサンプリング
され、新しい張力補償値が計算及び出力される。
情報をサンプリングする間隔を粗くしてあるが、実際に
はコイル1回転あたり数百回、間隙情報がサンプリング
され、新しい張力補償値が計算及び出力される。
【0037】なお上記実施例においては、トラッキング
テ−ブルTTをコンピュ−タのソフトウェアによって実
現したが、同様の機能は、ハ−ドウェアのシリアルイン
・パラレルアウト形式のシフトレジスタを用いても実現
しうる。また実施例では、検出した間隙情報そのものを
トラッキングテ−ブルTTに書き込んで、コイル径補償
装置CDTで間隙の変動を検出しているが、最初に間隙
の変動(g(k)-g(k-1))を検出してそれをトラッキン
グテ−ブルTTに書き込んでもよい。更に実施例では冷
間圧延設備の例を示したが、本発明は少なくとも一端を
コイル状にして巻取り又は巻出しが行なわれるストリッ
プを処理する様々な製造設備において、張力変動をなく
するために利用しうる。
テ−ブルTTをコンピュ−タのソフトウェアによって実
現したが、同様の機能は、ハ−ドウェアのシリアルイン
・パラレルアウト形式のシフトレジスタを用いても実現
しうる。また実施例では、検出した間隙情報そのものを
トラッキングテ−ブルTTに書き込んで、コイル径補償
装置CDTで間隙の変動を検出しているが、最初に間隙
の変動(g(k)-g(k-1))を検出してそれをトラッキン
グテ−ブルTTに書き込んでもよい。更に実施例では冷
間圧延設備の例を示したが、本発明は少なくとも一端を
コイル状にして巻取り又は巻出しが行なわれるストリッ
プを処理する様々な製造設備において、張力変動をなく
するために利用しうる。
【0038】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、ストリッ
プのコイル近傍に設置した間隙検出手段によって、該間
隙検出手段とストリップとの距離を検出し、その距離に
基づいて実際のコイル径変動量を求めるので、コイル
径,ストリップ厚み等の影響を受けにくく、実際のコイ
ル径変動量の正確な値が得られ、精密な張力補償ができ
る。また、フィ−ドフォワ−ド補償であるので、ストリ
ップ巻付段差に基づく変化の早い張力変化を確実に補償
しうる。
プのコイル近傍に設置した間隙検出手段によって、該間
隙検出手段とストリップとの距離を検出し、その距離に
基づいて実際のコイル径変動量を求めるので、コイル
径,ストリップ厚み等の影響を受けにくく、実際のコイ
ル径変動量の正確な値が得られ、精密な張力補償ができ
る。また、フィ−ドフォワ−ド補償であるので、ストリ
ップ巻付段差に基づく変化の早い張力変化を確実に補償
しうる。
【0039】一般に、間隙検出手段は検出対象との距離
がごく近い場合でないと、間隙寸法を検出できないが、
本発明では検出位置移動手段を設け、リ−ルの回転に同
期して間隙検出手段の位置をコイルの径方向に自動的に
動かすので、常時コイル最外周のストリップ表面に近接
するように間隙検出手段を位置決めでき、従って常時、
間隙検出手段は検出対象との距離を検出しうる。
がごく近い場合でないと、間隙寸法を検出できないが、
本発明では検出位置移動手段を設け、リ−ルの回転に同
期して間隙検出手段の位置をコイルの径方向に自動的に
動かすので、常時コイル最外周のストリップ表面に近接
するように間隙検出手段を位置決めでき、従って常時、
間隙検出手段は検出対象との距離を検出しうる。
【0040】ストリップの張力に影響を及ぼすコイル径
は、コイルの巻取位置又は巻出位置における径である
が、巻取及び巻出の周方向の位置は、コイル径の変化に
伴って変動するので、常時、正確な巻取又は巻出位置の
コイル径を間隙検出手段で直接測定するのは難しい。ま
た、巻取位置又は巻出位置のコイル径を直接測定しそれ
に応じた補償量を計算するとしても、補償量を求めるた
めの演算が複雑な場合には、演算所要時間に応じた制御
の遅れが生じうる。しかし、本発明の好ましい態様にお
いては、巻取又は巻出位置に対してずれた位置に間隙検
出手段を設置し、時間遅延手段のようなトラッキング手
段を設けるので、検出されたコイル径変動情報と、それ
が実際にストリップ張力に影響を及ぼす周方向位置に到
達する時間又は位置とのタイミングを合わせることがで
きる。
は、コイルの巻取位置又は巻出位置における径である
が、巻取及び巻出の周方向の位置は、コイル径の変化に
伴って変動するので、常時、正確な巻取又は巻出位置の
コイル径を間隙検出手段で直接測定するのは難しい。ま
た、巻取位置又は巻出位置のコイル径を直接測定しそれ
に応じた補償量を計算するとしても、補償量を求めるた
めの演算が複雑な場合には、演算所要時間に応じた制御
の遅れが生じうる。しかし、本発明の好ましい態様にお
いては、巻取又は巻出位置に対してずれた位置に間隙検
出手段を設置し、時間遅延手段のようなトラッキング手
段を設けるので、検出されたコイル径変動情報と、それ
が実際にストリップ張力に影響を及ぼす周方向位置に到
達する時間又は位置とのタイミングを合わせることがで
きる。
【0041】更に本発明の好ましい態様では、互いに検
出時刻の異なる複数のコイル径情報を、テ−ブルのよう
な形で保持して任意の時刻の情報を選択的に取出せるよ
うにトラッキング手段を構成して、間隙検出手段が検出
したコイル径変動がストリップ張力に影響を及ぼす時刻
よりも、その補償量を計算するのに要する時間相当だけ
早く、その位置のコイル径変動をトラッキング手段を介
して入力し、補償量を計算するように補償制御手段を構
成するので、演算処理が複雑で計算に時間がかかる場合
であっても、時間遅れを生じることなく、その時の巻取
点又は巻出点におけるコイル径変動を補償するような適
切な補償量を出力して張力変化を抑制しうる。
出時刻の異なる複数のコイル径情報を、テ−ブルのよう
な形で保持して任意の時刻の情報を選択的に取出せるよ
うにトラッキング手段を構成して、間隙検出手段が検出
したコイル径変動がストリップ張力に影響を及ぼす時刻
よりも、その補償量を計算するのに要する時間相当だけ
早く、その位置のコイル径変動をトラッキング手段を介
して入力し、補償量を計算するように補償制御手段を構
成するので、演算処理が複雑で計算に時間がかかる場合
であっても、時間遅れを生じることなく、その時の巻取
点又は巻出点におけるコイル径変動を補償するような適
切な補償量を出力して張力変化を抑制しうる。
【図1】 実施例の冷間圧延設備全体の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】 1組の張力制御系の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】 コイル表面位置,間隙等の変化を示すタイム
チャ−トである。
チャ−トである。
【図4】 一方のコイルとその周辺部及び角度を示す正
面図である。
面図である。
【図5】 トラッキングテ−ブルの構成を示すマップで
ある。
ある。
【図6】 コンピュ−タCPUの処理を示すフロ−チャ
−トである。
−トである。
【図7】 センサ位置制御装置15の動作を示すフロ−
チャ−トである。
チャ−トである。
1:圧延機 2L,2R:2番ロ
−ルワイパ 3L,3R:3番ロ−ルワイパ 4L,4R:形状検
出用ロ−ル 5L,5R:デフレクタロ−ル 6L,6R:スレッディングガイドロ−ル 7L,7R:テンションリ−ル 8:鋼帯 8L,8R:コイル 9L,9R:張力検
出器 11:レベラロ−ル 12:電気モ−タ 13:間隙検出器 14,23:パルス
発生器 15:センサ位置制御装置 16:減速機 17:支持部材 18:ロッド 19:ホ−ム位置センサ ACR/ASR:張
力/速度制御装置 CDT:コイル径補償装置 CPU:コンピュ−
タ M1,M2:電気モ−タ TT:トラッキング
テ−ブル
−ルワイパ 3L,3R:3番ロ−ルワイパ 4L,4R:形状検
出用ロ−ル 5L,5R:デフレクタロ−ル 6L,6R:スレッディングガイドロ−ル 7L,7R:テンションリ−ル 8:鋼帯 8L,8R:コイル 9L,9R:張力検
出器 11:レベラロ−ル 12:電気モ−タ 13:間隙検出器 14,23:パルス
発生器 15:センサ位置制御装置 16:減速機 17:支持部材 18:ロッド 19:ホ−ム位置センサ ACR/ASR:張
力/速度制御装置 CDT:コイル径補償装置 CPU:コンピュ−
タ M1,M2:電気モ−タ TT:トラッキング
テ−ブル
Claims (3)
- 【請求項1】 ストリップの巻取り又は巻出しに利用さ
れる少なくとも1つのリ−ル;該リ−ルを回転方向に駆
動するリ−ル駆動手段;前記リ−ルにコイル状に巻かれ
たストリップの近傍に配置され、該ストリップのコイル
状部分とそれ自身の検出部との距離を検出する間隙検出
手段;前記リ−ルの回転に同期して、前記間隙検出手段
の位置をコイルの径方向に動かす、検出位置移動手段;
及び前記間隙検出手段が出力する信号に基づいて、コイ
ル径の変動量を検出し、検出したコイル径変動量に基づ
いて求めた補償量を、ストリップの張力に影響を及ぼす
制御系に与える、補償制御手段;を備える冷間リバ−ス
圧延におけるコイル径変動補償装置。 - 【請求項2】 前記補償制御手段は、前記間隙検出手段
の周方向の設置位置から、その位置のコイル径変動が実
際にストリップ張力に影響を及ぼす周方向位置までの、
ストリップの移動所要時間に対応して時間もしくは位置
を合わせるためのトラッキング手段を含む、前記請求項
1記載の冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装
置。 - 【請求項3】 前記トラッキング手段は、互いに検出時
刻の異なる複数のコイル径情報を保持するとともに、前
記補償制御手段は、前記間隙検出手段が検出したコイル
径変動がストリップ張力に影響を及ぼす時刻よりも、そ
の補償量を計算するのに要する時間相当だけ早く、その
位置のコイル径変動をトラッキング手段を介して入力
し、補償量を計算する、前記請求項2記載の冷間リバ−
ス圧延におけるコイル径変動補償装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4230713A JPH0686593A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4230713A JPH0686593A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686593A true JPH0686593A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16912145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4230713A Pending JPH0686593A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 冷間リバ−ス圧延におけるコイル径変動補償装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686593A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030095074A (ko) * | 2002-06-11 | 2003-12-18 | 주식회사 포스코 | 외경 측정에 의한 코일의 장력 제어장치 |
CN102274874A (zh) * | 2010-06-10 | 2011-12-14 | 上海宝信软件股份有限公司 | 冷轧过程控制系统人机交互界面上钢卷跟踪方法和装置 |
CN104368606A (zh) * | 2013-08-12 | 2015-02-25 | 株式会社日立制作所 | 轧制控制装置、轧制控制方法以及轧制控制程序 |
CN105270905A (zh) * | 2014-06-29 | 2016-01-27 | 上海梅山钢铁股份有限公司 | 一种带钢卷取张力设定值优化装置及方法 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4230713A patent/JPH0686593A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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