JPH0686480A - 交流サイリスタスイッチの故障検出装置 - Google Patents

交流サイリスタスイッチの故障検出装置

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JPH0686480A
JPH0686480A JP4233188A JP23318892A JPH0686480A JP H0686480 A JPH0686480 A JP H0686480A JP 4233188 A JP4233188 A JP 4233188A JP 23318892 A JP23318892 A JP 23318892A JP H0686480 A JPH0686480 A JP H0686480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thyristor
failure
thyristor switch
power supply
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP4233188A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujishima
康裕 藤島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常時に負荷に給電する交流電源と異常時に
負荷に給電するバックアップ用交流電源との間に配置さ
れ、前記バックアップ用交流電源から負荷に給電するた
めの交流サイリスタスイッチの短絡故障を電源 ライン
から切り離すことなく的確に検出すること。 【構成】 交流サイリスタスイッチのバックアップ用交
流電源側の各相端子と負荷側端子のそれぞれに交流イン
ピーダンス素子からなる検出回路を接続し、該検出回路
の出力側を接続して両検出回路間に流れる電流の直流分
を検出することができる直流変流器を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】無停電電源システム等にみられる
ように電源システムの故障等の異常時においては、交流
サイリスタスイッチを介してバックアップ用交流電源か
ら負荷へ電力を供給しなければならない場合がある。本
発明は、そのような電源システムにおけるバックアップ
用交流電源側の交流サイリスタスイッチの故障検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、無停電電源システム
においては、図1に示すように、通常時は無停電電源で
ある主交流電源1から交流スイッチSW1を介して負荷
Lに給電し、主交流電源1の異常時に交流サイリスタス
イッチSW2によって無瞬断でバックアップ用交流電源
2への切換えが行なわれ、以後バイパス電源であるバッ
クアップ用交流電源2から交流サイリスタスイッチSW
2を介して負荷Lに給電するようになされている。この
ような電源システムにおける交流サイリスタスイッチS
W2の短絡モードでの故障(以下、「短絡故障」とい
う)検出は、 (1).サイリスタスイッチSW2の交流各相スイッチ
(a−b,c−d,e−f)を交流ラインから一旦切り
離して行なう。
【0003】(2).短絡故障により交流電源1−2間に
横流が流れるので、その横流を検出して行なう。
【0004】ことが、通常なされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流サイリスタ
スイッチSW2の短絡故障の検出は、該交流サイリスタ
スイッチSW2を交流ラインから切り離さなければなら
ず、また逆並列接続されているサイリスタの一方だけの
短絡故障では横流が流れず判断することができないとい
う欠点がある。
【0006】本発明は、以上の欠点を除去するためにな
されたものであって、主交流電源1から負荷Lに給電し
ている通常時において、バックアップ用交流電源2側の
交流サイリスタスイッチSW2(通常OFF状態)の各
サイリスタが短絡故障を起こしたとき、故障ラインから
該スイッチSW2を切り離すことなく故障検出をするこ
とができる故障検出回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用】交流サイリタスイ
ッチのバックアップ用交流電源側の各相端子と負荷側の
各相端子それぞれに交流インピーダンス素子からなる検
出回路を接続し、該両検出回路の出力側を接続して両検
出回路間に流れる電流の直流分を検出する直流変流器を
設ける。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2及び図3をもっ
て説明をする。
【0009】図2は、検出回路の交流インピーダンス素
子としてコンデンサを使用した本発明の一実施例を示す
ものである。同図において、交流サイリスタスイッチS
W2は各交流相ともサイリスタSとダイオードDとの直
列接続の逆並列回路で構成されている。ここで、ダイオ
ードDを各サイリスタSに直列接続するのは、サイリス
タSが短絡故障を起こした時、逆方向に流れる電流を阻
止するためである。
【0010】負荷L側に接続される検出回路3は、負荷
側の端子T1-u,T1-v,T1-wにそれぞれに接続されたコンデ
ンサC1のスター結線と、その中性点を流れる電流を検
出するための直流変流器(DCCT)4とからなり、ま
たバックアップ用交流電源2側に接続される検出回路
3’は同じく負荷L側の端子T1'-u,T1'-v,T1'-w にそれ
ぞれ接続されたコンデンサC1'のスター結線からなり、
それぞれ検出回路3,3'のスター結線の中性点端子間
(Tn−Tn')が接続されている。
【0011】いま、主交流電源1から負荷Lに給電して
いる通常時においては、バックアップ用交流電源2を必
要としないので交流サイリスタスイッチSW2は、OF
F状態にある。このとき、交流サイリスタスイッチSW
2に何んらの故障もなければ検出回路3,3’の中性点
端子間(Tn−Tn')には主交流電源1の各相(u1,v
1,w1)の相電圧とバックアップ用交流電源2の各相
(u2,v2,w2)の相電圧との位相差電圧に基づく
交流電流Ii が流れるが、該交流電流Ii には直流分が
含まれていないので直流変流器(DCCT)4で検出す
ることはできない。ところが、交流サイリスタスイッチ
SW2の少なくとも一つのサイリスタ素子(例えば、サ
イリスタSu)が短絡故障を起こすと、該故障サイリスタ
素子(Su)を介して半波の短絡電流Is が流れ、検出回路
3,3’の中性点端子間(Tn−Tn')間に流れる交流電流
Ii をバイパスすることとなるため、該交流電流Ii は
直流分が含まれた電流となるから、直流変流器(DCC
T)4でその直流分が検出されサイリスタ素子(Su)の故
障を検出することができる。図3は、検出装置の交流イ
ンピーダンス素子として変圧器を使用した一実施例を示
すものであり、検出装置3,3’として2次側を開放し
た変圧器Tr,Tr'の一次巻線をスター結線すると共に各
相に警報接点付ヒューズFを介して交流電源1,2側に
それぞれ接続したものである。
【0012】交流サイリスタスイッチSW2に何んらの
故障もなければ、その交流サイリスタスイッチSW2の
OFF時においては、検出装置3,3’の中性点端子間
(Tn−Tn')に流れる交流電流Ii は主交流電源1の各相
(u1,v1,w1)の相電圧とバックアップ用交流電
源2の各相(u2,v2,w2)の相電圧との位相差電
圧に基づく変圧器Tr の励磁電流となり、該交流電流Ii
に、直流分が含まれないので直流変流器(DCCT)4
が検出することはない。そして、交流サイリスタスイッ
チSW2の少なくとも一つのサイリスタ素子(例えば、
サイリスタSu)が短絡故障を起こすと、該故障サイリス
タ素子(Su)を介して半波の短絡電流Isが流れ、検出回
路3,3’の中性点端子間(Tn−Tn')間に流れる交流
電流Iiをバイパスすることとなるため、該交流電流Ii
は直流分が含まれた電流となるから、直流変流器(D
CCT)4でその直流分が検出され、サイリスタ素子(S
u)の故障を検出することができる。また、検出回路3,
3’間に流れる交流電流Ii に直流分が含まれることに
より検出回路3,3’内の変圧器Tr,Tr'は直流偏磁さ
れその励磁インピーダンスが低下して1次側電流が増大
するので、変圧器Tr,Tr'の1次側に挿入した警報接点
付電流ヒューズFが溶断してサイリスタ素子(Su)の短
絡故障を検出することができる。
【0013】なお、図3においては、各故障検出回路
3,3’は各相毎に単相変圧器Trを用いているが、三
相変圧器を用いてもよい。また警報接点付電流ヒューズ
Fも中性点間に挿入してもよい(図3、点線)。更に直
流変流器(DCCT)の挿入場所は図示に限らず中性点
間であれば適宜定められるところでよい。
【0014】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によれば無停電電
源システムのように、通常時においては主交流電源から
負荷に給電し、異常時においてはバックアップ用交流電
源から負荷に給電するための交流サイリスタスイッチの
短絡故障を、該交流サイリスタスイッチを電源ラインか
ら切り離すことなく的確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バックアップ用交流電源を有する電源システ
【図2】 本発明の交流サイリスタスイッチの故障検出
回路の実施例
【図3】 本発明の交流サイリスタスイッチの故障検出
回路の他の実施例
【符号の説明】
1‥主交流電源、2‥バックアップ用交流電源(バイパ
ス電源)、3,3'‥検出回路、4‥直流変流器(DCC
T) 、SW1,SW2‥交流サイリスタスイッチ(S:サ
イリスタ素子,D:ダイオード)、 L‥負荷、 C1,C
2‥コンデンサ、 u1,v1,w1‥主交流電源の各交
流相、 u2,v2,w2‥バックアップ用交流電源の各
交流相、 Tr,Tr'‥変圧器、 F‥警報接点付電流ヒュ
ーズ T1,T1'‥検出回路の交流電源側端子、 Tn,Tn'‥
検出回路の中性点端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常時において主交流電源から負荷に給電
    し、異常時においてバックアップ用交流電源から交流サ
    イリスタスイッチを介して負荷に給電する交流電源シス
    テムにおける前記交流サイリスタスイッチの故障検出装
    置において、 前記交流サイリスタスイッチをサイリスタ素子とダイオ
    ードとの直列接続の逆並列回路で構成し、該交流サイリ
    スタスイッチの前記バックアップ用交流電源側の各相端
    子と前記主交流電源側の各相端子のそれぞれに交流イン
    ピーダンス素子からなる検出回路を接続し、両検出回路
    の出力側を接続して両検出回路間に流れる電流を検出す
    る直流変流器を設けたことを特徴とする交流サイリスタ
    スイッチの故障検出装置。
  2. 【請求項2】交流インピーダンス素子をコンデンサとし
    たことを特徴とする請求項1記載の交流サイリスタスイ
    ッチの故障検出装置。
  3. 【請求項3】交流インピーダンス素子を変圧器としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の交流サイリスタスイッチ
    の故障検出装置。
  4. 【請求項4】交流インピーダンス素子に直列に警報接点
    付電流ヒューズを接続したことを特徴とする請求項3記
    載の交流サイリスタスイッチの故障検出装置。
JP4233188A 1992-09-01 1992-09-01 交流サイリスタスイッチの故障検出装置 Pending JPH0686480A (ja)

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Cited By (4)

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