JPH0534201Y2 - - Google Patents

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JPH0534201Y2
JPH0534201Y2 JP3902987U JP3902987U JPH0534201Y2 JP H0534201 Y2 JPH0534201 Y2 JP H0534201Y2 JP 3902987 U JP3902987 U JP 3902987U JP 3902987 U JP3902987 U JP 3902987U JP H0534201 Y2 JPH0534201 Y2 JP H0534201Y2
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capacitor
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inverter
power
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はPOSシステムや各種OA機器等電子
計算機を用いる機器に給電する待機運転式無停電
電源装置に関する。
「従来の技術」 第5図に従来の待機運転式無停電電源装置(以
下UPSと記す)のブロツク図を示す。入力端子
11に商用電源12が接続され、入力端子11は
スイツチ手段13を通じて出力端子14に接続さ
れ、出力端子14に負荷15が接続される。入力
端子11は充電器16、停電検出器17にも接続
され、商用電源正常時には充電器16を通じて商
用電源12の電力が蓄電池18に充電されてい
る。停電になるとこれが停電検出器17で検出さ
れ、その出力により制御回路19が制御され、制
御回路19によりインバータ21が動作され、蓄
電池18の直流電力が交流電力に変換されてLC
フイルタ22を通じ更にスイツチ手段24を通じ
て出力端子14へ供給される。制御回路19には
このUPSを動作状態にするか停止状態にするか
の起動停止操作手段25が接続されている例を示
す。
第6図に示すように実際には入力端子11は端
子11a,11bの1対で構成され、出力端子1
4も端子14a,14bの1対で構成され、端子
11a,14a間にスイツチ手段13が挿入さ
れ、端子11b,14b間は直接接続されてい
る。つまり入力端子11a,11bと出力端子1
4a,14bとをそれぞれ接続する線は一対の商
用電源給電線を構成している。フイルタ23は例
えばコイル26とコンデンサ27とのLCフイル
タであり、インバータ出力を正弦波出力に整形す
るためのものであり、コイル26及びコンデンサ
27の接続点がスイツチ手段24を通じて、スイ
ツチ手段13と端子14aとの接続点に接続さ
れ、コンデンサ27の他端は端子14bに直接接
続されている。
商用電源12が正常である時は、スイツチ手段
13がオン、スイツチ手段24がオフで出力端子
14に商用電源12の電力が供給される。インバ
ータ21は無負荷運転状態か、停止かのいずれか
で商用電源12に同期して待機している。停電が
発生すると、スイツチ手段13がオフ、スイツチ
手段24がオンに制御され、インバータ21の出
力が出力端子14に供給される。
第7図に示すようにフイルタ23の出力側は出
力端子14a,14bに直接接続され、スイツチ
手段24が省略されているものもある。この場合
は通常インバータ21は停止しており停電が発生
するとスイツチ手段13をオフに制御すると同時
にインバータ21を商用電源12に同期した位相
状態で立上げその出力を出力端子14に供給す
る。
「考案が解決しようとする問題点」 第6図に示した場合は、商用電源側とインバー
タ出力側との双方の電力供給ラインにスイツチ手
段13,24がそれぞれ設けられているため、双
方のスイツチ手段13,24共連続して定格負荷
に耐えかつ負荷短絡時等による瞬時の過電流にも
耐え得るだけの容量が必要である。従つてこれら
スイツチ手段は放熱機能も含め形状が大きくな
り、コストも割高となる。
第7図に示した場合では第6図の場合に比べ、
スイツチ手段13には負荷電流とコンデンサ電流
とが合成された電流が流れ、素子の損失が大きく
なるので、素子の定格を上げるとか、放熱機能を
強化する等の対策が必要になる。
「問題点を解決するための手段」 この考案によればスイツチ手段を商用電源ライ
ンの他に、フイルタ出力側ではなくフイルタ用コ
ンデンサをコイルとの接続に対し接続、切断する
ものの各1ケづつが設けられる。コンデンサ側の
スイツチ手段は商用電源給電時はオフとし、電源
供給ラインからコンデンサを切離す。停電発生時
には商用電源側のスイツチ手段をオフ、コンデン
サ側のスイツチ手段をオンとしフイルタ機能を持
たせインバータの出力を負荷へ供給するようにす
る。
スイツチ手段としては自然消弧形のものが用い
られ、消弧回路を必要としない、またコンデンサ
側のスイツチ手段はコンデンサに流れる電流を負
担できればよく、小容量のものでよい。商用電源
給電中はコンデンサに電流が流れないのでそれだ
け損失が少ない。
「実施例」 第1図に実施例を示す。第1図において第5
図、第6図と対応する部分には同一符号を付けて
ある。この考案においては、フイルタ23のコイ
ル26とコンデンサ27とが切離され、コイル2
6のその切離し端はスイツチ手段13及び端子1
4aの接続点に接続され、またこの接続点とコン
デンサ27の切離し端との間にスイツチ手段28
が接続される。スイツチ手段13,28としては
共に自然消弧形素子が用いられ、この例ではトラ
イアツクが使用される。またこの例ではコンデン
サ27と並列に抵抗器29が接続された場合であ
る。
第2図に停電時のタイミングを示す。商用電源
12に停電が発生すると、停電検出器17から停
電検出信号が発せられ、制御回路19からスイツ
チ手段13,28及びインバータ21に対する制
御信号が送られる。この時スイツチ手段13はオ
フに制御され、インバータ21の出力が商用電源
12側へ送られるのを阻止する。また同時にスイ
ツチ手段28はオンに制御され、インバータ21
の出力を正弦波とする為のLCフイルタ23が構
成される。インバータ21は、第2図に示すよう
にスイツチ手段に対するオン、オフ信号より約
1/1000秒遅らせてオンさせる。これにより、短
時間無電圧状態が作られ、スイツチ手段13のオ
フ動作が確実に行われる。
第3図に商用電源復電時のタイミング図を示
す。商用電源12が復電した後、商用電源12の
電力とインバータ21の出力との同期を確認後、
波形のゼロクロス点(図のa点)でスイツチ手段
13をオン、スイツチ手段28とインバータ21
とをオフにして、商用電源12の出力を給電す
る。またこの時スイツチ手段28は、オン、オフ
信号をオフにした後も出力電圧のピーク値(図の
b点)までコンデンサ27に電流が流れるため消
弧せずオフにならない。従つて出力の切替直後か
らコンデンサ27の両端にはこの時の電圧が印加
されたままになる。コンデンサ27に並列に接続
した抵抗器29は、この電圧をすみやかに放電
し、コンデンサ27の端子電圧を0Vとする為の
ものである。もしこの抵抗器29がなければ、自
己放電により端子電圧が下がる間のきわめて長時
間コンデンサ27の両端に電圧が印加され続け
る。このような状態で停電が発生すると、切替時
の出力電圧波形に第4図の様な著しい乱れが生じ
負荷15の動作に支障を与える場合もある。
尚、実施例ではスイツチ手段にトライアツクを
使用しているが、サイリスタで行つてもよい。
「考案の効果」 以上述べたように、この考案によれば、スイツ
チ手段としてトライアツク等を用い、オン、オフ
信号のみでスイツチの開閉を行う為、強制転流回
路等外部に消弧回路を必要とせず回路構成が簡単
になる。従つて装置が小形、低コスト化できる
他、スイツチ部の信頼性が向上する。
スイツチ手段13にはコンデンサ電流が流れな
い為、商用電源給電時の損失が少い。
コンデンサ用のスイツチ手段28はコンデンサ
電流のみを負担すればよいのでこれによる形状の
大型化、コストアツプはわずかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の回路構成を示す
図、第2図は第1図の実施例の停電切替時の動作
タイミング図、第3図は第1図の実施例の復電切
替時の動作タイミング図、第4図は第1図の実施
例で抵抗器がない場合の停電切替時の動作タイミ
ング図、第5図は従来の待機式UPSを示すブロ
ツク図、第6図は従来の待機式UPSのフイルタ
及びスイツチ手段部分の具体的構成を示す図、第
7図はその他の具体的構成を示す図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 常時は商用電源を出力端子に供給し、停電時に
    は蓄電池の電力をインバータで交流電力に変換
    し、インバータに対しコイルを直列に、コンデン
    サを並列に接続したLCフイルタを通じて上記出
    力端子に供給する待機運転式無停電電源装置にお
    いて、 一対の商用電源給電線の一方をオン、オフする
    自然消弧形の第1のスイツチ手段と、 上記コンデンサと直列に挿入し、上記第1のス
    イツチ手段と逆にオン、オフ制御され、上記コン
    デンサと上記フイルタに対し接続、切断する自然
    消弧形の第2のスイツチ手段と、 上記コンデンサと並列に接続された抵抗器とを
    具備することを特徴とする待機運転式無停電電源
    装置。
JP3902987U 1987-03-16 1987-03-16 Expired - Lifetime JPH0534201Y2 (ja)

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JPS63176340U JPS63176340U (ja) 1988-11-15
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