JP2786492B2 - 高圧異相電路切替装置及び同装置を用いた高圧異相電路切替方法 - Google Patents

高圧異相電路切替装置及び同装置を用いた高圧異相電路切替方法

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隆義 鎗光
茂 粟屋
勉 土器
邁 曽我部
正喜 山口
信也 前鶴
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Nishimu Electronics Industries Co Inc
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Nishimu Electronics Industries Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、位相の異なる2つの電源のいずれか一方か
ら電源供給を受けている負荷に対して、他他方の電源に
無停電で接続を切り替えるための装置及び方法に関す
る。
〔従来の技術〕
第3図に示すような交流電路において、第1電源1と
第2電源2の位相が異なり、第2電路のスイッチSW−2
が閉じられ、負荷3には第2電源より電力が供給されて
いる。
いま、この負荷3を無停電で第1電源1側に切り替え
る場合、スイッチSW−1の両端の位相差が大きい場合
は、スイッチSW−1を投入して第1電路と第2電路をル
ープし、スイッチSW−2を開放することはできない。
このため、高圧配電線の場合は、軽負荷時の早朝や深
夜に、そして第1電源と第2電源の上位系統を調整して
スイッチSW−1の両端の位相差を小さくした後、スイッ
チSW−1を投入し、ループ形成後、スイッチSW−2を開
放するなどの操作が必要である。
これらの作業は、深夜では安全性が懸念され、また人
件費等費用のアップにつながり、系統の調整を含めて突
発的な切替要求に対処できないなど、解決できない問題
が残る。
このような問題点を解消するものとして、遮断しよう
としている側の電源の停電を負荷側において検出し、そ
の検出出力を確認した後、接続しようとしている側の電
源電圧が0になった瞬間を検出し、これに応答して負荷
をその電源に接続する方法がある。この方法では、スイ
ッチング素子として、サイリスタを逆並列に接続したも
のを用いている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この方法で第1に、スイッチング素子として用いてい
るサイリスタは半導体であるため、耐電圧は4,000V程度
であり、高耐圧の回路で使用する場合、回路電圧とスイ
ッチの開閉操作等から発生するサージ電圧から保護する
ため、複数個の素子を直列に接続する必要がある。
サイリスタを直列に接続する場合には、点弧速度が揃
ったものを用いる必要があるなど、技術的にも経済的に
も問題が残る。
第2に、この装置は切替条件である負荷の無電圧を検
出するため、サイリスタに相電圧が加わる。またサイリ
スタのゲートには交流電路のゼロクロス点で点弧させる
ため、最大1/2サイクルの時間遅れが生じ、一般の負荷
に影響を与えない瞬断時間の10ミリ秒を超える可能性が
ある。
そこで本発明は、簡単な構成で、所定の時間内に電源
の切替を行うことができる切替装置及び方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明の高圧異相電路切替
装置は、電源側接続端子と負荷側接続端子とを備え、前
記両端子間にスイッチSW−4を接続し、同スイッチSW−
4に並列にリアクトル及び交流スイッチング素子を接続
し、前記スイッチSW−4の電源側端子と前記電源側接続
端子との間にスイッチSW−3を接続し、前記電源側接続
端子と負荷側接続端子との間の電圧の位相差を検出する
位相差検出回路を設け、前記スイッチSW−4の負荷側端
子の電圧降下を検出する電圧低下検出回路を設け、該電
圧低下検出回路により検出された電圧が所定の値以下に
なったときに前記半導体スイッチング素子を導通させる
とともに前記スイッチSW−4を閉路する制御回路を設け
たことを特徴とする。
また、本発明の高圧異相電路切替方法は、同一の負荷
が、位相の異なる第1の電源と第2の電源からそれぞれ
スイッチSW−1,SW−2によって電力供給を受ける配電線
路において、前記第2の電源より電力が供給されている
負荷を前記第1の電源に無停電で切り替えるに際し、投
入しようとしている前記スイッチSW−1の両端に前記の
高圧異相電路切替装置の電源側接続端子及び負荷側接続
端子を接続し、前記切替装置の位相差検出回路によって
スイッチSW−1両端の位相差が所定の位相差以内である
ことを確認してから前記スイッチSW−3を投入し、前記
スイッチSW−2を開放して負荷を第2電源から切り離す
とともに前記スイッチSW−3及び前記リアクトルを介し
て負荷に電力を供給し、負荷側電源端子の電圧が所定の
値まで降下した時に前記電圧低下検出回路及び前記制御
回路により前記半導体スイッチング素子を導通させると
ともに前記スイッチSW−4を投入し、その後前記スイッ
チSW−1を投入し、前記切替装置の電源側端子及び負荷
側端子を前記スイッチSW−1の両端より取り外すことを
特徴とする。
〔作用〕
本発明においては、負荷を切り替えようとする第1電
路のスイッチSW−1の所に、第1図に示すように高圧異
相電路切替装置4を設置する。
この高圧異相電路切替装置4の接続後、スイッチSW−
3を閉じると、第1電路と第2電路の位相差によってリ
アクトルLに電流が流れる。
第2電路のスイッチSW−2を開放した時、負荷には第
1電路よりリアクトルLを通り電力が供給される。この
ため、サイリスタTHに加わる電圧はリアクトルLの電圧
降下分となり、サイリスタの耐電圧は小さくてよい。ま
た、この電圧降下を電圧低下検出回路41で検出して制御
回路42によりサイリスタを点弧し、同時にスイッチSW−
4を投入する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図はそ
の各部の動作を示すタイムチャートである。
第1図に示すように、第1電源1に接続された第1電
路と第2電源2に接続された第2電路の位相が互いに異
なっている。
負荷3への電力は、第2電路のスイッチSW−2が閉じ
られて第2電源2から供給し、スイッチSW−1は開放し
ている。
いま、負荷3を第2電源2から第1電源1に切り替え
る場合、第1電路のスイッチSW−1の両端1a,2bの点に
高圧異相電路切替装置4を接続する(第2図(b),
(c)参照)。
位相差検出回路43によってスイッチSW−1両端の位相
差が切替装置4の規格値以内であることを確認し、スイ
ッチSW−3を投入する(第2図(f)参照)。リアクト
ルLには位相差に応じた電流が流れる(第2図(h)参
照)が、この値は第1電源1と第2電源2に対して過電
流とならないように切替できる最大の位相差を定め、リ
アクトルLの値を決めている。
例えば、位相差によってリアクトルに流れるループ電
流と切替時サイリスタが点弧するまでの最大電流を200A
とし、リアクトルのリアクタンスを6Ωに設計すると、
サイリスタに加わるピーク電圧は1700Vとなる。リアク
トルを使用しない場合は回路電圧が6600Vの時、相電圧
となり、約5400Vとなる。
次に第2電路のスイッチSW−2を開放すると(第2図
(e)参照)、負荷3への電力は第1電源1から切替装
置4のリアクトルLを通って供給されるため、2a点の電
圧はリアクトルLの電圧降下によって低下する(第2図
(a)参照)。この電圧降下を電圧低下検出回路41によ
って瞬時、例えば3ミリ秒以内で検出し、制御回路42よ
り出力する点弧信号によってサイリスタTHを導通させる
(第2図(i)参照)。また同時にスイッチSW−4の投
入信号を出力し、スイッチSW−4を投入する(第2図
(g)参照)。
以上により、負荷側の電圧は10ミリ秒以内の電圧低下
で切替が完了し、負荷の機器に影響を与えない。
最後に、第1電路のスイッチSW−1を投入し(第2図
(d)参照)、本切替装置4を取り外して全ての切替作
業が完了する。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の装置を使用すること
により、高圧電路の切替が容易にでき、保守、改善工事
等に時間的な制約を受けないで行うことができ、以下の
ような効果を奏する。
(1) 切替が10ミリ秒以内にできるため、コンピュー
タ等、需要家の機器に影響を与えない。
(2) リアクトルをサイリスタと並列に使用している
ため、サイリスタに加わる電圧はリアクトルに流れる電
流とリアクトルのリアンクタンス値によって決まる。
このため、サイリスタの必要数は3分の1となり、装
置の重量、大きさ、価格の面で大幅に改善できる。
(3) 切替時にはサイリスタが導電し、負荷電流が流
れサイリスタの損失により発熱する。このため、通常サ
イリスタ等の半導体は放熱器を付けて熱を逃がす必要が
ある。しかし、本発明の装置はサイリスタと並列にスイ
ッチSW−4を付けて200ミリ秒程度でスイッチSW−4を
投入し、サイリスタの電流を遮断できる。このため、サ
イリスタに放熱器等の冷却装置が不要となり、重量、大
きさ、価格の面で大幅な改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は第
1図における各部の波形を示すタイムチャート、第3図
は2つの異なる電源系統を有する配電線路の構成を示す
系統図である。 1:第1電源、2:第2電源 3:負荷、4:高圧異相電路切替装置 41:電圧低下検出回路、42:制御回路 43:位相差検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟屋 茂 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 土器 勉 福岡県福岡市中央区渡辺通2丁目1番82 号 九州電力株式会社内 (72)発明者 曽我部 邁 佐賀県神埼郡三田川町字立野700 ニシ ム電子工業株式会社佐賀工場内 (72)発明者 山口 正喜 佐賀県神埼郡三田川町字立野700 ニシ ム電子工業株式会社佐賀工場内 (72)発明者 前鶴 信也 佐賀県神埼郡三田川町字立野700 ニシ ム電子工業株式会社佐賀工場内 (56)参考文献 特開 平3−49528(JP,A) 実開 昭62−88411(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02J 3/00 H02J 3/04 - 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源側接続端子と負荷側接続端子とを備
    え、前記両端子間にスイッチSW−4を接続し、同スイッ
    チSW−4に並列にリアクトル及び交流スイッチング素子
    を接続し、前記スイッチSW−4の電源側端子と前記電源
    側接続端子との間にスイッチSW−3を接続し、前記電源
    側接続端子と負荷側接続端子との間の電圧の位相差を検
    出する位相差検出回路を設け、前記スイッチSW−4の負
    荷側端子の電圧降下を検出する電圧低下検出回路を設
    け、該電圧低下検出回路により検出された電圧が所定の
    値以下になったときに前記半導体スイッチング素子を導
    通させるとともに前記スイッチSW−4を閉路する制御回
    路を設けたことを特徴とする高圧異相電路切替装置。
  2. 【請求項2】同一の負荷が、位相の異なる第1の電源と
    第2の電源からそれぞれスイッチSW−1,SW−2によって
    電力供給を受ける配電線路において、前記第2の電源よ
    り電力が供給されている負荷を前記第1の電源に無停電
    で切り替えるに際し、投入しようとしている前記スイッ
    チSW−1の両端に請求項1記載の高圧異相電路切替装置
    の電源側接続端子及び負荷側接続端子を接続し、前記切
    替装置の位相差検出回路によってスイッチSW−1両端の
    位相差が所定の位相差以内であることを確認してから前
    記スイッチSW−3を投入し、前記スイッチSW−2を開放
    して負荷を第2電源から切り離すとともに前記スイッチ
    SW−3及び前記リアクトルを介して負荷に電力を供給
    し、負荷側電源端子の電圧が所定の値まで降下した時に
    前記電圧低下検出回路及び前記制御回路により前記半導
    体スイッチング素子を導通させるとともに前記スイッチ
    SW−4を投入し、その後前記スイッチSW−1を投入し、
    前記切替装置の電源側端子及び負荷側端子を前記スイッ
    チSW−1の両端より取り外すことを特徴とする高圧異相
    電路切替方法。
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