JPH068643U - ドアー、円形型ノブ補助器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアー円形型ノブにおいて、簡単確実に固定
した補助器により、ノブ機能に優れた操作機能を付加提
供し、手の身体陣害者に福音をもたらす目的。 【構成】 半月形体状の固定用保持体Ａは、円形型ノブ
側面と固着する円形型固定部位（１）と、開放用ストッ
パーＢを固定連結する開放用ストッパー固定部位（３）
を有する。略鈎形平面状の開放用ストッパーＢは、固定
用保持体固定部位（５）及びストッパー上面部（８）と
操作紐Ｃを有する。これら２個の結合体より構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、手の不自由な身体障害者が建築物のドアーの開閉動作に係わるもの であり、詳しくはドアー、円形型ノブの手の身体障害者に福音をもたらすドアー 開放作動の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の円形型ノブ（９）は球体状の形状面を有し、その側面を利用し て本考案の如き補助器を施すことは取付け困難のため行われていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べて如く、補助器の取付け固定しようとする面が、ほぼ球面体 状のため固定至難の問題点を有し、また、ドアーの開放作用は、ノブの形状がレ バーハンドル型、その他多様の形態があり、これらが利用される。

【０００４】 しかし、その利用範囲は狭く、最も一般的に普及使用されるドアーのノブは円 形型ノブが使用されるという問題点を有していた。本考案は、従来の技術で有す るこれらの問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは円形型 ノブ（９）に簡単な作業により確実に固定出来ると共に、ノブ機能に優れた操作 機能を付加提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における補助器は、半月形体状の内側面は 内円弧形状とし、円形型ノブの側面に接着剤により密着固着させる。反対外側面 は中央部に台状固定部を設けた固定用保持体と、これに結合されてドアー開放操 作容易となる略鈎形平面状の開放用ストッパー、これに吊り下がる操作紐及び固 定用保持体と開放用ストッパーとを結合する固定止環から構成されている。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。図１〜図８において、補助器の固定 用保持体Ａは、例えば金属性を持つゴムを用い、弾剛性を持たせ、押し出し成形 加工により厚み３．０〜７．０ｍｍ程度の肉厚を有する半月形体状に形成される 。

【０００７】 更に詳しくは、両側面の円形型ノブ固定部位（１）は内円弧形状、他側面は外 円形状で、中央部は弧形台状とした開放用ストッパー固定部位（３）を設け、開 放用ストッパーＢとの固定に安定性を持たせた。開放用ストッパーＢは、金属板 、またはプラスチックを用い、板金加工、または射出成形により形成され、固定 止環Ｄにより固定用保持体Ａに固定される。固定止環Ｄは鉄線を用い、略コの字 形に形成、固定用保持体Ａと嵌合後、両先端を圧曲して固定用保持体Ａと緊締す る。開放用ストッパーＢのストッパー上面部（８）は、操作紐止環（７）用の穴 を設け、これに操作紐止環（７）と操作紐Ｃが取付けられる。操作紐Ｃの太さは 径２．０〜４．０ｍｍ、長さ１００ｍｍ〜２００ｍｍを使用する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 手の不自由な身体障害者が円形型のノブ（９）を使用の場合、ドアー開放操作 が非常に困難を伴ったが、本考案を使用することにより、円形型ノブ（９）を握 ることなく、開放用ストッパーＢのストッパー上面部（８）を、軽く押し下げる 簡単な操作、または、操作紐Ｃを軽く引く操作によって、円形型ノブのドアー装 置開放の目的を、簡単に果たす優れた効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】考案補助器の全体図である。

【図２】固定用保持体の詳細図である。

【図３】開放用ストッパーの詳細図である。

【図４】操作紐止環及び操作紐の側面図である。

【図５】操作紐止環の正面図である。

【図６】固定止環の側面図である。

【図７】円形型ノブに補助器を取付けた全体斜視図であ
る。

【図８】円形型ノブの斜視図である

【符号の説明】

Ａ 固定用保持体 Ｂ 開放用ストッパー Ｃ 操作紐 Ｄ 固定止環 １ 円形型ノブ固定部位 ２ 固定止環用穴 ３ 開放用ストッパー固定部位 ４ 固定止環用穴 ５ 固定用保持体固定部位 ６ 操作紐止環用穴 ７ 操作紐止環 ８ ストッパー上面部 ９ 円形型ノブ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記のイ、ロの構成により成ることを特
   徴とするドアー、円形型ノブ補助器。 イ、半月形体状の固定保持体Ａは、内側面部は内円弧形
   状として、ドアー、円形型ノブ固定部位（１）を設け、
   該ドアー、円形型固定部位はドアー円形型ノブ側面部に
   固定用接着剤による固定が可能な構造とし、外側面部は
   中央部に台状の開放用スットパー固定部位（３）を設
   け、該開放用スットパー固定部位は取付け用の穴が２個
   設けられて、開放用ストッパーＢが取付けられる構造に
   なっていること。 ロ、略鈎形平面状の開放用ストッパーＢは固定用保持体
   Ａの開放用スットパー固定部位（３）に取付け固定され
   る固定用保持体固定部位（５）が設けられ、ここに２個
   の穴を設けて、固定止環Ｄにより固定用保持体Ａに取付
   け固定される構造となっている。開放用ストッパーＢの
   ストッパー上面部（８）は、ドアーの開放操作容易な平
   面状の構造とした。また、ドアー開放を紐による操作も
   可能なように操作紐環用穴（６）を設け、これに操作紐
   Ｃを取付けた構造となっている。