JPH08168434A

JPH08168434A - ズボンハンガー

Info

Publication number: JPH08168434A
Application number: JP34064094A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Shinkawa; 芳行新川
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-12-19
Filing date: 1994-12-19
Publication date: 1996-07-02

Abstract

(57)【要約】【目的】クロゼットのパイプに掛けたまま、ズボンを
吊したり外したりでき、使用時に力を必要とせず、長期
間使用できるズボンハンガーを提供する。【構成】上端を結合部（１）において開閉自在とし、
下部に横長のズボン押え部（３）を持つ左右の板体
（２）の内側の適当箇所に、対向する弾性体（４）及び
磁気吸着部（５）を取付けて、左右の板体を閉じた時、
磁気吸着部（５）及びズボン押え部（３）が密着し、弾
性体（４）が互いに圧迫しあい収縮した状態で接触する
ようにし、結合部（１）付近に掛け具（６）を取付けた
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、磁石の吸着力を利用
した、ズボンの裾を挟んで直線状に吊す、ズボンハンガ
ーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ズボンの裾を挟んで直線状に吊す
ズボンハンガーとして、バネの力を使ったクリップ式の
ズボン挾みを持つ、ズボンハンガーがあった。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】これには次のような欠
点があった。（イ）ズボンの裾をしっかりと挟むために、強いバネを
使う必要があり、裾を挟む時も、ズボンを外す時も、強
い力を必要とした。（ロ）ズボンの裾を挟むために強い力を必要とするた
め、ズボンハンガーをクロゼットのパイプに掛けたまま
では使用できず、毎回パイプから取り外して使う必要が
あった。（ハ）バネの力が使用するに従って緩み、長期間使うの
に耐えなかった。本発明は、これらの欠点を除くためになされてものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上端を結合部（１）で開
閉自在とした左右の板体（２）の下部に、それぞれ横長
のズボン押え部（３）を設ける。そして左右の板体
（２）の内側の適当箇所に、対向する弾性体（４）及
び、磁気吸着部（５）を取付けて、左右の板体（２）を
閉じた時、磁気吸着部（５）及びズボン押え部（３）が
密着し、弾力体（４）が互いに圧迫しあい収縮した状態
で接触するようにする。さらに、結合部（１）付近に掛
け具（６）を取付ける。本発明は以上のような構成より
なるズボンハンガーである。

【０００５】

【作用】左右の板体（２）を開いた状態で、クロゼット
などのパイプに掛け具（６）で本発明を掛け、両側のズ
ボン押え部（３）の間にズボンの裾を差し込み、ズボン
押え部（３）を外側より軽く押す。こうすると、磁気吸
着部（５）が吸着し、ズボン押え部（３）が密着してズ
ボンの裾を挟む。ズボンを外す時はズボン押え部（３）
の間に指を入れ板体（２）を開いて磁気吸着部（５）を
離す。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。（イ）合成樹脂等で作った左右の板体（２）の上端が結
合部（１）で開閉自在となるようにする。（ロ）板体（２）を逆Ｔ字型に形成するなどして、横長
のズボン押え部（３）を板体（２）の下部に設ける。（ハ）左右の板体（２）の内側の対向する位置に、スポ
ンジなどの弾性体（４）及び、一方を磁石、他方を鉄な
どの磁性体で作った磁気吸着部（５）をそれぞれ設け、
左右の板体（２）を閉じた時、磁気吸着部（５）とズボ
ン押え部（３）が密着し、弾性体（４）が互いに圧迫し
あい収縮した状態で接触するようにする。（ニ）結合部（１）付近にフックなどの掛け具（６）を
設ける。本発明は以上のような構成で、これを使用する時は、左
右の板体（２）を開いた状態で本発明をクロゼット等の
パイプに掛けておく。この時、弾性体（４）の反撥力で
ズボン押え部（３）は開いた状態になっている。この両
側のズボン押え部（３）の間へズボンの裾を差し込み、
ズボン押え部（３）を外側より指で軽く押してこれを閉
じる。こうすると板体（２）が閉じ、磁気吸着部（５）
が密着して磁石の吸着力でズボン押え部（３）もしっか
りと密着しようとするため、ズボンの裾をしっかりと挟
んでおくことができる。逆にズボンを外す時は、本発明
をパイプに掛けたままで、片手でズボンの裾を持ち、も
う一方の手の指を、ズボン押え部（３）又は板体（２）
の間に入れて軽く押し開く。こうすると磁気吸着部
（５）が離れて吸着力が弱まると同時に弾性体（４）の
反撥力で再び板体（２）が閉じることはなく、簡単にズ
ボンを取り外せる。又、ズボンの裾を挟むのに磁石の吸
着力をつかっているためバネのように、長期間使っても
緩むことはない。なお、図２、図３に示すように、板体
（２）の中央部を外側へ少しふくらませた形状にしてお
くと、磁気吸着部（５）、弾性体（４）の付着が容易で
あると同時に、板体（２）を閉じた時、ズボン押え部
（３）がより確実に密着する。又、図４、図５に示すよ
うに、ズボン押え部（３）の先端部又は上端部を少し外
へ広げておくと、ここへ指を入れやすく、ズボンを取り
外す時に便利である。又、図６に示すように、ズボン押
え部（３）の内側にゴムなどで作った滑り止め（７）を
付けておくと、より確実にズボンを挟んでおける。又、
磁気吸着部（５）は、互いに極性の異なる磁石を対向さ
せてもよい。又、左右の板体（２）を結合部（１）で開
閉自在とするためには、二枚の板体の先を回動軸に巻き
つけたり、一枚の板体の中央に切れ込みを入れここで折
り曲げたりする方法がある。

【０００７】

【発明の効果】クロゼットのパイプなどにズボンハンガ
ーを掛けたままで、ズボンを吊したり外したりでき、ズ
ボンを挟む時ほとんど力を必要としない上、長期間使用
しても挟む力が緩むことがなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の側面図である。

【図３】本発明の板体を閉じた状態の側面図である。

【図４】本発明のズボン押え部の実施例の斜視図であ
る。

【図５】本発明のズボン押え部の実施例の斜視図であ
る。

【図６】本発明の実施例の側面図である。

【符合の説明】

１結合部２板体３ズボン押え部４弾性体５磁気吸着部６掛け具７滑り止め

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】上端を結合部（１）で開閉自在とした、
左右の板体（２）の下部にそれぞれ横長のズボン押え部
（３）を設け、左右の板体（２）の内側の適当箇所に、
対向する弾性体（４）及び磁気吸着部（５）を取付け
て、左右の板体（２）を閉じた時、磁気吸着部（５）及
びズボン押え部（３）が密着し、弾性体（４）が互いに
圧迫しあい収縮した状態で接触するようにし、結合部
（１）付近に掛け具（６）を取付けたことを特徴とする
ズボンハンガー。