JPH041916Y2 - - Google Patents

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JPH041916Y2
JPH041916Y2 JP1985202770U JP20277085U JPH041916Y2 JP H041916 Y2 JPH041916 Y2 JP H041916Y2 JP 1985202770 U JP1985202770 U JP 1985202770U JP 20277085 U JP20277085 U JP 20277085U JP H041916 Y2 JPH041916 Y2 JP H041916Y2
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clamping
piece
pieces
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actuating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、洗濯ばさみ、ズボン吊り、クリーニ
ング店等に於いて使用されるクリツプ、その他ク
リツプの如くに用いることのできる汎用性ある挾
持具に関する。
(従来の技術) 従来、この種の挾持具としては、例えば、実公
昭56−7234号公報に示されているようなクリツプ
ハンガーがある。これは、フツクが取付けられる
基台部の左右両側に、先端に挾持片が連設されて
いるアームの基端を夫々連設してクリツプ本体を
形成し、これとは別体の長円状環体を用いて、一
対のアームを外嵌状に囲繞することで、クリツプ
本体の挾持片による挾持状態を維持できるように
構成されたものである。
また、特公昭47−23736号公報に示されている
ような物品つかみ器がある。これは、全長に亙つ
てたわみ性を持ちばねと枢軸との働きをする中間
部片によつて相互に連結された2個の隣接する脚
からなり、これらの脚の一方の一端を、内側に複
数箇所の掛け金鎖錠部分を備え脚の前記一端を除
いた残りの部分に対して或る角度を挾んで屈曲さ
せて配置された鎖錠部分で終らせ、他方の脚を前
記中間部片の固着箇所を越えて伸ばすとともに自
由端部における掛け金部片まで連続させ、前記中
間部片を前記一方の脚の屈曲させた部分と他方の
脚の中間の前記固着箇所との間に延ばし、このよ
うにすることによつて、両脚を前記のたわみ性中
間部片のまわりに枢動させて前記掛け金部片を前
記掛け金鎖錠部分に選択的に連関させた場合、こ
のたわみ性中間部片が弾性的に伸ばされて掛け金
部片が掛け金鎖錠部分内に保持されるようにし、
また各脚の他端部が互いに近付けられてこれらの
両脚が前記他端部において協働してこれらの他端
部間に前記選択に応じた力で物品を保持すること
ができるようにしたものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前述のクリツプハンガーは、クリツ
プ本体の挾持片で挾持物を挾持してから長円状環
体をアームに装着するので、その装着や取外し操
作が非常に面倒で、容易に挾持状態が得られない
難点や、長円状環体の装着や取外しによつて開閉
を行うため、強力な挾持力が発揮できない等の難
点を有していた。
また、前述の物品つかみ器は、たわみ性を持つ
中間部片が、一方の脚の屈曲させた部分と他方の
脚の中間の固着箇所との間に延ばしてあり、両脚
夫々に対して斜めに配置されると共に比較的長く
なるため、一方の脚に対して他方の脚が中間部片
を介してかなり自由に移動できるようになり、両
脚の他端部によつて強力な挾持力を発揮しようと
すると中間部片がたわんでしまい、強力な挾持力
を発揮し難い難点があつた。しかも、中間部片が
たわみ易いことと、他方の脚の自由端部となる掛
け金部片が一方の脚の鎖錠部分内側の掛け金鎖錠
部分内に保持されて物品つかみ器の挾持状態が維
持されること、掛け金鎖錠部分が掛け金部片の揺
動方向に沿うようにして配設されていることとに
より、不意の外力等によつて中間部片がたわんだ
場合、掛け金部片の金鎖錠部分内での保持状態が
簡単に解除されてしまう虞れがあり、物品つかみ
器による挾持状態が解除され易い難点等も有して
いた。更に、物品つかみ器によつて挾持状態とす
る場合、一方の脚に他方の脚を接近せしめるよう
に脚を手指で強制的に押圧しなければならない難
点があつた。そのため、比較的堅くて厚いもの等
は挾持し難い等の難点があつた。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消す
ると共に、確実且つ強力なる挾持状態が誰でも容
易に得られ、しかも、構成が簡素で耐久性の優れ
た挾持具を提供すべく案出されたもので、具体的
には、左右挾持片2,3を適宜間隔を隔てて対向
せしめると共に、左右挾持片2,3間基端寄りに
適宜弾性を備えた連結片5を左右挾持片2,3に
対して略直交するよう横架配設せしめて正面略H
状に形成される挾持体1と、左右挾持片2,3の
基端部分間に配置されると共に、一方の挾持片2
に撓曲自在なヒンジ部12を介して連設される作
動突張り片11、及びこの作動突張り片11に連
設される操作部13を備えた作動体10とを適宜
合成樹脂材にて一体的に形成する。そして、作動
体10の揺動操作により前記ヒンジ部12を中心
として揺動する作動突張り片11は、その先端縁
部分が他方の挾持片3内面を漸欠押圧しながら摺
接した後、その先端縁部分と基端縁部分に設けた
係合部2a,3aが左右挾持片2,3の対向する
内面夫々に設けた係合部11a,11bに係脱自
在に係合し、これらの係合状態にあつては、作動
突張り片11が連結片5に対して略平行となとる
共に、左右挾持片2,3の基端がわ部分相互が連
結片5を支点として拡開せしめられ、挾持体1先
端の挾持部4が連結片5を支点として閉じるよう
構成する手段を採用した。
(作用) しかして、挾持体1は、左右挾持片2,3が連
結片5を支点として揺動して先端の挾持部4が開
閉する。また、作動体10の作動突張り片11
は、ヒンジ部12を支点として揺動し、左右挾持
片2,3に設けた係合部2a,3aに対する作動
突張り片11の係合部11a,11bの係脱は、
作動突張り片11や挾持片2,3夫々自身の弾性
変形によつて行われる。しかも、作動突張り片1
1は、操作部13による作動体10全体の揺動操
作により、左右挾持片2,3の基端部分相互を漸
次拡開せしめながら、連結片5に対して略平行と
なつて、左右挾持片2,3の基端がわ内面夫々を
外がわに押圧した状態となつて、連結片5を支点
とするテコの原理によつて挾持体1先端の挾持部
4を強制的に閉じるようにする。
(実施例) 以下、本考案を図示例に基づいて説明する。
本考案の挾持具は、左右挾持片2,3を適宜間
隔を隔てて且つ挾持部4となる先端がわが若干拡
開した状態に対向せしめると共に、左右挾持片
2,3間基端寄りに適宜弾性を備えた連結片5を
左右挾持片2,3に対して略直交するよう横架配
設せしめて正面略H状に挾持体1を形成する。ま
た、左右挾持片2,3の基端部分間に配置される
と共に、一方の挾持片2に撓曲自在なヒンジ部1
2を介して連設される作動突張り片11と、この
作動突張り片11に連結される操作部13とを供
えた作動体10を形成する。そして、前記挾持体
1と前記作動体10とを、ポリプロピレン、ジユ
ラコン、その他適宜合成樹脂材にて一体的に構成
されている。
更に、本考案の挾持具は、作動体10の揺動操
作により、作動突張り片11がヒンジ部12を支
点として揺動し、その先端縁部分が他方の挾持片
3内面を漸次押圧しながら摺接した後、その先端
縁部分と基端縁部分に設けた係合部2a,3aが
左右挾持片2,3の対向する内面夫々に設けた係
合部11a,11bに係脱自在に係合する。しか
も、これらの係合状態にあつては、作動突張り片
11が連結片5に対して略平行となると共に、左
右挾持片2,3の基端がわ内面夫々を外がわに押
圧し、左右挾持片2,3の基端がわ部分相互を連
結片5を支点として拡開せしめると共に、挾持体
1先端の挾持部4を連結片5を支点として閉じる
ように構成されており、挾持部4が開く方向に力
が作用すると(左右挾持片2,3の基端部分が閉
じる方向に力が作用すると)、作動突張り片11
自身が圧迫を受けることによつてこれを確実に阻
止するよう形成されている。
前記挾持片2,3は帯板材の先端部分の幅員を
大きくした略逆T字形を呈し、その先端縁には、
互いに他の挾持片2,3に向かつて延びる弾性を
有する挾持爪が夫々延設された挾持部4が構成さ
れている。
連結片5は、挾持体1の挾持部4が開閉し易く
なるようにその中央部分を若干括れさせ(第4図
参照)、自身の弾性内で容易に撓曲するようにし
てある。しかも、連結片5自身の弾性は、一対の
挾持片2,3の先端がわが拡開した状態を維持す
るように予め作用せしめてある。
左右挾持片2,3の具体的構成、形状、寸等法
は挾持物の大きさ、形状、材質等に応じて適宜自
由に設定できる。また、連結片5の具体的形状、
寸法、挾持片2,3への取付け位置等は挾持体1
の挾持部4の開閉が確実且つ容易に行えるもので
あれば良い。
前記作動体10は、上部にフツク形状を呈し掛
止部をも兼ねる操作部13を形成し、この操作部
13下端に略矩形板状の作動突張り片11を略直
角に連設して構成されている。しかも、作動突張
り片11は、その基端寄り下部がヒンジ部12を
介して一方の挾持片2の基端部分の内面に連設さ
れ、作動突張り片11の基端縁部分を、一方の挾
持片2の基端部分の内面に凹設される係合部2a
に係脱自在となる係合部11aとし、作動突張り
片11の先端縁部分を、他方の挾持片3の基端部
分の内面に凹設される係合部3aに係脱自在とな
る係合部11bとしている(第1図乃至第4図参
照)。
尚、作動突張り片11が左右挾持片2,3に対
して略直交した状態で係合状態となるように設定
した場合は、ヒンジ部12には過負荷が加わら
ず、ヒンジ部12の損傷を確実に防止できるよう
になる。
ところで、前記作動突張り片11の具体的構
成、形状、寸法、係合状態等は、挾持体1の挾持
部4での挾持状態を確実に維持できるものであれ
ば良い。また、操作部13は、図示例の如くフツ
ク状として挾持具自体を吊り下げ可能としても良
いが、これに限定されるものではなく、挾持具の
用途に応じて適宜自由に設定できる。挾持体1と
作動体10とを連設するヒンジ部12は、図示例
に限定されることなく、適宜位置に設けられるも
のである。更に、挾持片2,3の基端部分の構成
も適宜自由に設定でき、例えば、図示例は省略し
たが、挾持片2,3の基端部分の一部がヒンジ部
12を支点として揺動する作動突張り片11上方
に延設して、挾持体1と作動体10とを引き離す
方向の強力な外力が加えられた場合に、この延設
した部分が挾持体1の係合部2a,3aから作動
体10の係合部11a,11bが逸脱されるのを
防止できるように形成しても良い。しかも、この
ようにすればヒンジ部12の破損防止にもなる。
本考案は、前述の如く構成されており、次に、
その使用例について説明すると、先ず、開いた状
態の挾持部4内に適宜挾持物を入れ、作動体10
を起立状態となるよう強制的に揺動させる。する
と、作動突張り片11の先端縁部分が他方の挾持
片3の内面に接触すると共に、これを上方(基端
がわ)に漸次外方に押圧しながら摺動して、左右
挾持片2,3の基端部分の間隔を漸次広げながら
先端縁部分の係合部11bが係合部3aに係合さ
れる。このとき、作動突張り片11の基端縁部分
の係合部11aは一方の挾持片2の係合部2aに
係合させる。また、挾持物の挾持状態を解除する
には、作動体10をヒンジ部12を支点として強
制的に倒伏状に揺動させる。すると、作動突張り
片11の先端縁部分の係合部11bと他方の挾持
片3の係合部3aとの係合状態が解除されると共
に、作動突張り片11の基端縁部分の係合部11
aと一方の挾持片2の係合部2aとの係合状態が
解除され、挾持部4が連結片5の弾性復元力によ
つて開く。尚、挾持片2,3の係合部2a,3a
に対する作動突張り片11の係合部11a,11
bの係脱は、作動突張り片11や挾持片2,3等
の弾性変形によつて行われる。
(考案の効果) 従つて、本考案は、左右挾持片2,3を適宜間
隔を隔てて対向せしめると共に、左右挾持片2,
3間基端寄りに適宜弾性を供えた連結片5を左右
挾持片2,3に対して略直交する横架配設せしめ
て正面略H状に形成される挾持体1と、左右挾持
片2,3の基端部分間に配置されると共に、一方
の挾持片2に撓曲自在なヒンジ部12を介して連
設される作動突張り片11、及びこの作動突張り
片11に連設される操作部13を供えた作動体1
0とを適宜合成樹脂材にて一体的に形成し、作動
体10の揺動操作により前記ヒンジ部12を中心
として揺動する作動突張り片11は、その先端縁
部分が他方の挾持片3内面を漸次押圧しながら摺
接した後、その先端縁部分と基端縁部分に設けた
係合部2a,3aが左右挾持片2,3の対向する
内面夫々に設けた係合部11a,11bに係脱自
在に係合し、これらの係合状態にあつては、作動
突張り片11が連結片5に対して略平行となると
共に、左右挾持片2,3の基端がわ部分相互が連
結片5を支点として拡開せしめられ、挾持体1先
端の挾持部4が連結片5を支点として閉じるよう
構成したので、挾持部4の開閉動作が作動体10
の揺動(倒伏)操作だけで極めて容易且つ迅速に
行えるようになると共に、作動突張り片11の位
置と連結片5の位置と挾持部4の位置関係からテ
コの原理を応用した強力な挾持力が挾持部4に於
いて確実に発揮できるようになる。しかも、その
挾持状態にあつては、挾持部4が開こうとして挾
持片2,3の基端部分が閉じようとするものを作
動突張り片11によつて確実に阻止でき、その挾
持状態が不意の外力等によつて簡単に解除されて
しまうような虞れが全くなく、挾持状態の維持が
確実且つ強固に図れるようになる。更に、作動体
10の揺動操作により作動突張り片11は、その
先端縁部分が他方の挾持片3内面を漸次押圧しな
がら摺接するように揺動するため、挾持体1先端
の挾持部4はかなり開いた状態から完全に閉じる
までの間中、作動突張り片11による圧力を受け
るようになり、比較的堅くて厚いもの等であつて
も確実に挾持できるようになる。そして、挾持具
自体は、小型、軽量に形成できるようになると共
に、耐久性の優れたものとなり、一体形成により
量産性も良好となり、安価に提供できるようにな
る。
特に、連結片5を左右挾持片2,3間基端寄り
に左右挾持片2,3に対しても略直交するよう横
架配設せしめて挾持体1を正面略H状に形成し、
作動突張り片11を左右挾持片2,3の基端部分
間に配置すると共に、一方の挾持片2にヒンジ部
12を介して撓曲自在に連設し、この作動突張り
片11に操作部13を連設して作動体10を形成
したので、操作部13の揺動操作により前記ヒン
ジ部12を中心として作動突張り片11を簡単に
揺動せしめることができ、この作動突張り片11
によつて、左右挾持片2,3の基端がわ内面夫々
を外がわに漸次押圧して、左右挾持片2,3の基
端がわ部分相互を連結片5を支点として漸次に拡
開せしめられ、挾持体1先端の挾持部4を連結片
5を支点として漸次強力に閉じることができるよ
うになる。すなわち、作動突張り片11による挾
持片2,3夫々の基端部分相互の拡開力が、挾持
片2,3基端寄りに設けた連結片5を支点として
増幅されて、挾持部4における挾圧力となり、僅
かな揺動操作力で強力なる挾持力が誰でも簡単に
得られるようになる。しかも、その挾持状態が極
めて安定的となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を例示するもので、第1図は斜視
図、第2図は挾持部が閉じた状態の正面図、第3
図は挾持部が開いた状態の正面図、第4図は部分
正面図である。 1……挾持体、2……挾持片、2a……係合
部、3……挾持片、3a……係合部、4……挾持
部、5……連結片、10……作動体、11……作
動突張り片、11a……係合部、11b……係合
部、12……ヒンジ部、13……操作部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右挾持片を適宜間隔を隔てて対向せしめると
    共に、左右挾持片の基端寄りに適宜弾性を備えた
    連結片を左右挾持片に対して略直交するよう横架
    配設せしめて正面略H状に形成される挾持体と、
    左右挾持片の基端部分間に配置されると共に、一
    方の挾持片に撓曲自在なヒンジ部を介して連設さ
    れる作動突張り片、及びこの作動突張り片に連設
    される操作部を備えた作動体とを適宜合成樹脂材
    にて一体的に形成し、作動体の揺動操作により前
    記ヒンジ部を中心として揺動する作動突張り片
    は、その先端縁部分が他方の挾持片内面を漸欠押
    圧しながら摺接した後、その先端縁部分と基端縁
    部分に設けた係合部が左右挾持片の対向する内面
    夫々に設けた係合部に係脱自在に係合し、これら
    の係合状態にあつては、作動突張り片が連結片に
    対して略平行となると共に、左右挾持片の基端が
    わ部分相互が連結片を支点として拡開せしめら
    れ、挾持体先端の挾持部が連結片を支点として閉
    じるよう構成したことを特徴とする挾持具。
JP1985202770U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH041916Y2 (ja)

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