JP3040067U - 椅 子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯した杖又は傘を、邪魔になることなく、
携帯者自身が一時的管理のできる椅子を提供する。 【解決手段】 肘掛け１に杖Ｓの中間部を係合して支持
する凹入部４を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、集会場などで用いる椅子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

外来者が携帯した傘或いは杖の一時的な管理はなかなか煩雑で、殊に、多数人 が集合するとき（例えば、葬儀など）は、管理場所、管理者数が充分充たされて いても、管理の煩雑さは回避することができない。

【０００３】 本発明は斯様な状況に鑑み、多数人が集合するときに用いるに好適な椅子を提 供することを目的として案出したものである。

【０００４】

【目的を達成するための手段】

肘掛けに傘又は杖の中間部を係合して支持する凹入部を設けたことを基本的手 段とし、凹入部を肘掛けの外側面に設けることによって傘などの係脱操作を行え るようにし、凹入部の開口部に弾性片を配することによって、係脱操作に支障な く、しかも、凹入部に傘などを確実に保持できるようにするのである。

【０００５】

【実施例】

図面は本考案に椅子の実施例を示し、図１ないし図４は第一実施例を、図５な いし図７は、第二、第三および第四の各実施例を示す。

【０００６】 図中、１は椅子Ｃの肘掛けで、肘掛け１は、前脚２の上端を背盤３方向に水平 に折り曲げるようにしてその自由端１´が前記背盤３の近傍に存するようにして 設けたもので、この肘掛け１の前記自由端１´部には、肘掛け１の外側面１ａを 開口させた凹入部４を横設し、該凹入部４の開口部４ａの一方の壁面５には、弾 性片６を固着し、該弾性片６によって前記開口部４ａを部分的に閉塞してある。

【０００７】 前記凹入部４は杖Ｓ或いは傘の中間部を係合して保持する程度の幅径を備え、 第四実施例のものが、開口部４ａとほぼ同幅にしたに対し、他の実施例のものは 開口部４ａより幅広くし、第一実施例のものは開口部４ａの前記自由端１´側に 深い部分４Ａを、第二実施例は開口部４ａの前記自由端１´側と反対側に深い部 分４Ｂを、また、第三実施例は開口部４ａの両壁面５、５´側に深い部分４Ｃ、 ４Ｃをそれぞれ備え、この深い部分４Ａ、４Ｂ、４Ｃを利用して杖Ｓ或いは傘を 傾斜させて保持できるようにしてある。すなわち、第一ないし第三の各実施例は 、凹入部４を肘掛け１の長手方向（前後方向）に沿う方向を長くして杖Ｓ等を傾 斜させて保持できるようにしてある。

【０００８】 前記の弾性片６は、ゴム又は樹脂を素材とし、開口部４ａを通じて杖Ｓ或いは 傘を凹入部４に係合しようとしたとき、これが容易に弾性変形し、また、凹入部 ４に係合した杖Ｓ等が開口部４ａを通じて凹入部４より容易に離脱しない機能を 備えている。

【０００９】 実施例は、弾性片６が開口部４ａを部分的に閉塞しているが、開口部４ａ全部 （域）を閉塞するようにしても良い。

【００１０】 凹入部４は、肘を常時載せる部分以外の部分に設けることが望ましい。

【００１１】

【発明の効果】

本発明は、前記の通りの構成であるから、携帯した傘又は杖を、邪魔になるこ となく、携帯者自身が一時的管理のできる椅子を提供でき、人の来集を目的とす る集会場その他に用いる好適な椅子を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図。

【図２】要部の斜視図。

【図３】要部の平面図。

【図４】要部の正面図。

【図５】第二実施例の要部の平面図。

【図６】第三実施例の要部の平面図。

【図７】第四実施例の要部の平面図。

【符号の説明】

１ 肘掛け ４ 凹入部 Ｓ 杖

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 肘掛けに傘又は杖の中間部を係合して支
   持する凹入部を設けた、椅子。
2. 【請求項２】 凹入部を肘掛けの前後方向に沿う方向を
   長くした、請求項１記載の椅子。
3. 【請求項３】 凹入部を肘掛けの外側面に設けた、請求
   項１又は２記載の椅子。
4. 【請求項４】 凹入部の開口部に、該開口部の全部又は
   一部を閉塞する弾性片の基部を取付けた請求項１ないし
   ３うちいずれか１項記載の椅子。