JPH0686382B2 - 副甲状腺機能亢進症治療剤 - Google Patents
副甲状腺機能亢進症治療剤Info
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- JPH0686382B2 JPH0686382B2 JP2080544A JP8054490A JPH0686382B2 JP H0686382 B2 JPH0686382 B2 JP H0686382B2 JP 2080544 A JP2080544 A JP 2080544A JP 8054490 A JP8054490 A JP 8054490A JP H0686382 B2 JPH0686382 B2 JP H0686382B2
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- calcium
- oct
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/59—Compounds containing 9, 10- seco- cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P5/00—Drugs for disorders of the endocrine system
- A61P5/10—Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH
- A61P5/12—Drugs for disorders of the endocrine system of the posterior pituitary hormones, e.g. oxytocin, ADH for decreasing, blocking or antagonising the activity of the posterior pituitary hormones
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高カルシウム血症を誘発せずに、副甲状腺機
能亢進症、特に続発性副甲状腺機能亢進症を治療するた
めの薬剤組成物に関する。
能亢進症、特に続発性副甲状腺機能亢進症を治療するた
めの薬剤組成物に関する。
(従来の技術) ビタミンD3(コレカルシフェロール)の活性型代謝物は
1,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール(1,25−(O
H)2D3)である。副甲状腺ホルモン(PTH)は副甲状腺
から生産される。PHTの放出は、血中Ca2+濃度が正常値
以下に低下すると活性化される。腎臓での1,25−(OH)
2D3の生成には1−水酸化酵素の存在が必要であり、こ
の酵素の生成はPTHにより誘導される。PTHは腎臓に作用
して1,25−(OH)2D3の生成を増加させるので、PTH分泌
を調節するための負のフィードバック系が作動している
と考えられる。腸から血液へのカルシウム吸収には輸送
用のカルシウム結合タンパク質(CaBP)が必要である。
CaBPの合成は1,25−(OH)2D3によって活性化される。P
THおよび1,25−(OH)2D3は両方とも、骨からのカルシ
ウム吸収を促進することによって、血中Ca2+濃度を上昇
させる。血中Ca2+濃度、PTHレベル、および1,25−(O
H)2D3レベルの相互関係は、Rollinson et al“Mineral
Nutrients",Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical
Technology,3rd edition,John Wiley & Sons,New Yor
k,vol.15,p.585,1981に掲載された第1図に示されてい
る。この図面において、CCはコレカルシフェロール(ビ
タミンD3)、HCCはヒドロキシコレカルシフェロール、D
HCCは1,25−(OH)2D3、NADPHは還元型ニコチンアミド
−アデニンジヌクレオチドリン酸を表す。
1,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール(1,25−(O
H)2D3)である。副甲状腺ホルモン(PTH)は副甲状腺
から生産される。PHTの放出は、血中Ca2+濃度が正常値
以下に低下すると活性化される。腎臓での1,25−(OH)
2D3の生成には1−水酸化酵素の存在が必要であり、こ
の酵素の生成はPTHにより誘導される。PTHは腎臓に作用
して1,25−(OH)2D3の生成を増加させるので、PTH分泌
を調節するための負のフィードバック系が作動している
と考えられる。腸から血液へのカルシウム吸収には輸送
用のカルシウム結合タンパク質(CaBP)が必要である。
CaBPの合成は1,25−(OH)2D3によって活性化される。P
THおよび1,25−(OH)2D3は両方とも、骨からのカルシ
ウム吸収を促進することによって、血中Ca2+濃度を上昇
させる。血中Ca2+濃度、PTHレベル、および1,25−(O
H)2D3レベルの相互関係は、Rollinson et al“Mineral
Nutrients",Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical
Technology,3rd edition,John Wiley & Sons,New Yor
k,vol.15,p.585,1981に掲載された第1図に示されてい
る。この図面において、CCはコレカルシフェロール(ビ
タミンD3)、HCCはヒドロキシコレカルシフェロール、D
HCCは1,25−(OH)2D3、NADPHは還元型ニコチンアミド
−アデニンジヌクレオチドリン酸を表す。
続発性副甲状腺機能亢進症は慢性腎不全の一般的な合併
症である(Reiss et al.,Trans.Assoc.Am.Physicians,8
1:104−115,1968;Arnaud,Kideny Int.,4:89−95,1973を
参照されたい)。重症の腎不全では、1,25−(OH)2D3
の欠乏がPTHの分泌過多を持続させる要因になってい
る。
症である(Reiss et al.,Trans.Assoc.Am.Physicians,8
1:104−115,1968;Arnaud,Kideny Int.,4:89−95,1973を
参照されたい)。重症の腎不全では、1,25−(OH)2D3
の欠乏がPTHの分泌過多を持続させる要因になってい
る。
PTH分泌に対する1,25(OH)2D3の抑制作用は、続発性副
甲状腺機能亢進症の治療へのその使用可能性へと導い
た。1,25−(OH)2D3を投与すると、カルシウムの投与
と比較して、たとえ両物質が同程度にイオン化カルシウ
ムを上昇させた場合でさえも、より効果的に血液透析患
者のPTHレベルが低下することが分かった(Slatopolsky
etal.,J.Clin.Invest.,74:2136−3143,1984)。続発性
副甲状腺機能亢進症の患者から採取した副甲状腺細胞
は、カルシウムの抑制作用に対してあまり感受性はない
(Brown et al.,J.Clin.Endocrinol.Metab.,54:172−17
9,1982)。さらに、腎不全患者における1,25−(OH)2D
3静脈内治療は、カルシウムレベルをより正常な値の方
ヘシフトさせると考えられる(Del−mez et al.,J.Cli
n.Invest.,1989,印刷中)。
甲状腺機能亢進症の治療へのその使用可能性へと導い
た。1,25−(OH)2D3を投与すると、カルシウムの投与
と比較して、たとえ両物質が同程度にイオン化カルシウ
ムを上昇させた場合でさえも、より効果的に血液透析患
者のPTHレベルが低下することが分かった(Slatopolsky
etal.,J.Clin.Invest.,74:2136−3143,1984)。続発性
副甲状腺機能亢進症の患者から採取した副甲状腺細胞
は、カルシウムの抑制作用に対してあまり感受性はない
(Brown et al.,J.Clin.Endocrinol.Metab.,54:172−17
9,1982)。さらに、腎不全患者における1,25−(OH)2D
3静脈内治療は、カルシウムレベルをより正常な値の方
ヘシフトさせると考えられる(Del−mez et al.,J.Cli
n.Invest.,1989,印刷中)。
現在、1,25−(OH)2D3は腎不全に関連した副甲状腺機
能亢進症(特に腎透析を受けている患者)を治療するた
めに一般的に用いられているが、その長期使用は往々に
して高カルシウム血症により中断される。これは、炭酸
カルシウムが目下のところ、腸リンの結合(尿毒症患者
へビタミンDを投与する前に必ず行う必要がある)のた
めに好適な化合物であるという事実によりさらに妨げら
れる。炭酸カルシウムは、アルミニウム含有リン酸結合
剤がしばしばアルミニウム蓄積(よく知られた有害な作
用を及ぼす)を引き起こすので、最も有利なリン酸結合
剤である。都合の悪いことに、大量の炭酸カルシウムと
1,25−(OH)2D3の同時投与はしばしば重症の高カルシ
ウム血症を引き起こし、その結果、治療量の1,25−(O
H)2D3を投与できなくなる。
能亢進症(特に腎透析を受けている患者)を治療するた
めに一般的に用いられているが、その長期使用は往々に
して高カルシウム血症により中断される。これは、炭酸
カルシウムが目下のところ、腸リンの結合(尿毒症患者
へビタミンDを投与する前に必ず行う必要がある)のた
めに好適な化合物であるという事実によりさらに妨げら
れる。炭酸カルシウムは、アルミニウム含有リン酸結合
剤がしばしばアルミニウム蓄積(よく知られた有害な作
用を及ぼす)を引き起こすので、最も有利なリン酸結合
剤である。都合の悪いことに、大量の炭酸カルシウムと
1,25−(OH)2D3の同時投与はしばしば重症の高カルシ
ウム血症を引き起こし、その結果、治療量の1,25−(O
H)2D3を投与できなくなる。
近年、副甲状腺ホルモンに対する1,25−(OH)2D3の抑
制作用はより明確なものになってきた。1,25−(OH)2D
3はカルシウムとは無関係に、直接PTHを抑制できること
が示唆された(Chertow et al,J.Clin.Invest.,72:1851
−1855,1983)。ウシ副甲状腺細胞の一次培養物を用い
ることにより、1,25−(OH)2D3はPTH放出を妨げ(Cant
ley et al.,Endocrinology,117:2114−2119,1985;Chan
et al.,Calcif.Tissue Int.,38:27−32,1986)、プレプ
ロPTH mRNAレベルを低下させ(Silver et al.,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,82:4270−4273,1985)、PTH遺伝子の転
写を阻止することが証明された(Russell et al.,Endoc
rinology,119:2864−2866,1986)。このin vivo転写抑
制は血清カルシウム上昇のための二次的要因ではないだ
ろう(Silver et al.,J.Clin.Invest.,78:1296−1301,1
986)。PTH放出とプレプロPTH mRNA低下との密接な相関
関係、および1,25−(OH)2D3の急性作用の欠如は、1,2
5−(OH)2D3が転写レベルで作用することを示してい
る。さらに、培地に含まれる生理学的濃度(10-11M)の
1,25−(OH)2D3はPTHの合成・放出を抑制するので、1,
25−(OH)2D3レベルが異常に低い状態(例.腎不全)
は血清PTHの上昇へ導くと思われる。
制作用はより明確なものになってきた。1,25−(OH)2D
3はカルシウムとは無関係に、直接PTHを抑制できること
が示唆された(Chertow et al,J.Clin.Invest.,72:1851
−1855,1983)。ウシ副甲状腺細胞の一次培養物を用い
ることにより、1,25−(OH)2D3はPTH放出を妨げ(Cant
ley et al.,Endocrinology,117:2114−2119,1985;Chan
et al.,Calcif.Tissue Int.,38:27−32,1986)、プレプ
ロPTH mRNAレベルを低下させ(Silver et al.,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,82:4270−4273,1985)、PTH遺伝子の転
写を阻止することが証明された(Russell et al.,Endoc
rinology,119:2864−2866,1986)。このin vivo転写抑
制は血清カルシウム上昇のための二次的要因ではないだ
ろう(Silver et al.,J.Clin.Invest.,78:1296−1301,1
986)。PTH放出とプレプロPTH mRNA低下との密接な相関
関係、および1,25−(OH)2D3の急性作用の欠如は、1,2
5−(OH)2D3が転写レベルで作用することを示してい
る。さらに、培地に含まれる生理学的濃度(10-11M)の
1,25−(OH)2D3はPTHの合成・放出を抑制するので、1,
25−(OH)2D3レベルが異常に低い状態(例.腎不全)
は血清PTHの上昇へ導くと思われる。
血中カルシウム濃度上昇作用(calcemic activity)を
ほとんど示さずに、骨髄性白血病細胞の分化誘導能を有
する1,25−(OH)2D3類似体が数多く合成されている。2
4−ホモ−1,25−(OH)2D3は、ビタミンD欠乏ラットに
投与した場合、血清カルシウムを上昇させずにHL−60細
胞を分化し得る(Ostrem et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA,84:2610−2614,1987)。側鎖末端にシクロプロピル
基を有する1,25−(OH)2D3類似体のMC903の場合も同様
の特異作用が見られる(Binderup et al.,Biochemical
Pharmacology,,37:889−895,1988)。さらに、22−オキ
サ−1,25−(OH)2D3(22−オキサカルシトロールまた
はOCTとも呼ばれる)は、極めて低い骨カルシウム溶出
活性を示しつつin vitroでHL−60を分化させることが
見いだされた(Abe et al.,FEBS Lett.,226:58−62,198
7)。この化合物はさらにin vivoで血中カルシウム濃度
上昇作用を示さないことも分かった(Murayama et al.,
Chem.Pharm.Bull.,34:4410−4413,1987)。OCTを含む類
似体は欧州特許第0184112号に開示されている。副甲状
腺機能亢進症の調節において1,25−(OH)2D3の活性に
匹敵するが、血中カルシウム濃度上昇作用を示さない1,
25−(OH)2D3類似体の能力に関して、今まで何の報告
もなされていない。
ほとんど示さずに、骨髄性白血病細胞の分化誘導能を有
する1,25−(OH)2D3類似体が数多く合成されている。2
4−ホモ−1,25−(OH)2D3は、ビタミンD欠乏ラットに
投与した場合、血清カルシウムを上昇させずにHL−60細
胞を分化し得る(Ostrem et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA,84:2610−2614,1987)。側鎖末端にシクロプロピル
基を有する1,25−(OH)2D3類似体のMC903の場合も同様
の特異作用が見られる(Binderup et al.,Biochemical
Pharmacology,,37:889−895,1988)。さらに、22−オキ
サ−1,25−(OH)2D3(22−オキサカルシトロールまた
はOCTとも呼ばれる)は、極めて低い骨カルシウム溶出
活性を示しつつin vitroでHL−60を分化させることが
見いだされた(Abe et al.,FEBS Lett.,226:58−62,198
7)。この化合物はさらにin vivoで血中カルシウム濃度
上昇作用を示さないことも分かった(Murayama et al.,
Chem.Pharm.Bull.,34:4410−4413,1987)。OCTを含む類
似体は欧州特許第0184112号に開示されている。副甲状
腺機能亢進症の調節において1,25−(OH)2D3の活性に
匹敵するが、血中カルシウム濃度上昇作用を示さない1,
25−(OH)2D3類似体の能力に関して、今まで何の報告
もなされていない。
血清Ca2+、PTH、および1,25−(OH)2D3レベル間の相互
関係が知られているために、1,25−(OH)2D3分子の構
造を変えることによるPTH生成に対する作用が未知であ
るために、そして1,25−(OH)2D3類似体の骨髄性白血
病細胞の分化誘導能とPTH転写に対するそれらの作用と
を相関させる証拠が無いために、PTHの分泌過多に影響
を及ぼす1,25−(OH)2D3類似体の能力についての予測
可能性はないと言える。さらに、1,25−(OH)2D3の作
用は細胞レセプター(全組織において同一であると考え
られる)により仲介され、しかもOCTはトリ腸レセプタ
ーに1,25−(OH)2D3よりも14倍弱く結合し(Murayama
et al.,1987,同上)かつ比較的弱い血清カルシウム上昇
作用を有するので、副甲状腺におけるOCTと1,25−(O
H)2D3の同等な活性は驚くべきことであり、予測できな
かったことであるだろう。
関係が知られているために、1,25−(OH)2D3分子の構
造を変えることによるPTH生成に対する作用が未知であ
るために、そして1,25−(OH)2D3類似体の骨髄性白血
病細胞の分化誘導能とPTH転写に対するそれらの作用と
を相関させる証拠が無いために、PTHの分泌過多に影響
を及ぼす1,25−(OH)2D3類似体の能力についての予測
可能性はないと言える。さらに、1,25−(OH)2D3の作
用は細胞レセプター(全組織において同一であると考え
られる)により仲介され、しかもOCTはトリ腸レセプタ
ーに1,25−(OH)2D3よりも14倍弱く結合し(Murayama
et al.,1987,同上)かつ比較的弱い血清カルシウム上昇
作用を有するので、副甲状腺におけるOCTと1,25−(O
H)2D3の同等な活性は驚くべきことであり、予測できな
かったことであるだろう。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、従来技術の前記難点を解決することで
ある。
ある。
本発明の他の目的は、PTHの合成・分泌を抑制する薬剤
組成物を提供することである。
組成物を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、高カルシウム血症を誘発せ
ずに、続発性副甲状腺機能亢進症を治療する薬剤組成物
を提供することである。
ずに、続発性副甲状腺機能亢進症を治療する薬剤組成物
を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、PTHの合成および分泌は式(I): (式中、R1、R2およびR3は、同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ水素原子または水酸基を表し;R4は
水素原子または水酸基で置換されていてもよいC4-6アル
キル基である)で表されるビタミンD誘導体を投与する
ことによって抑制される。従って、この種の誘導体は続
発性副甲状腺機能亢進症の治療に有用である。好適な誘
導体は22−オキサ−1,25−(OH)2D3すなわちOCTであ
る。OCTは、この治療のために現在使われている親化合
物の1,25−(OH)2D3よりも、PTH抑制の点でやや優れた
活性をもつことが見いだされた。他の密接に関連した式
(I)の誘導体もすべて、有意なPTH放出抑制作用を有
すると期待できる。しかしながら、これらの誘導体はす
べて、親化合物と違って、ほんのわずかなカルシウム放
出活性をもつにすぎず、高カルシウム血症へ導くことが
ない。従って、式(I)の誘導体、特にOCTは続発性副
甲状腺機能亢進治療剤の有効成分として価値ある化合物
である。
てもよく、それぞれ水素原子または水酸基を表し;R4は
水素原子または水酸基で置換されていてもよいC4-6アル
キル基である)で表されるビタミンD誘導体を投与する
ことによって抑制される。従って、この種の誘導体は続
発性副甲状腺機能亢進症の治療に有用である。好適な誘
導体は22−オキサ−1,25−(OH)2D3すなわちOCTであ
る。OCTは、この治療のために現在使われている親化合
物の1,25−(OH)2D3よりも、PTH抑制の点でやや優れた
活性をもつことが見いだされた。他の密接に関連した式
(I)の誘導体もすべて、有意なPTH放出抑制作用を有
すると期待できる。しかしながら、これらの誘導体はす
べて、親化合物と違って、ほんのわずかなカルシウム放
出活性をもつにすぎず、高カルシウム血症へ導くことが
ない。従って、式(I)の誘導体、特にOCTは続発性副
甲状腺機能亢進治療剤の有効成分として価値ある化合物
である。
本発明は、OCTが、血中カルシウム濃度上昇作用を示さ
ないにもかかわらず、また1,25−(OH)2D3と比べて実
質的にトリ腸レセプターへの結合能をもたないにもかか
わらず、PTHの合成・分泌を抑制するのに効果的であ
り、それ故に副甲状腺機能亢進症、とりわけ腎不全と関
連した続発性副甲状腺機能亢進症の治療に利用しうると
いう発見に基づいている。さらに、本発明は、密接に関
連した式(I)の誘導体がすべて、この事に関してOCT
と実質的に同じ性質をもつであろうという認識に基づい
ている。
ないにもかかわらず、また1,25−(OH)2D3と比べて実
質的にトリ腸レセプターへの結合能をもたないにもかか
わらず、PTHの合成・分泌を抑制するのに効果的であ
り、それ故に副甲状腺機能亢進症、とりわけ腎不全と関
連した続発性副甲状腺機能亢進症の治療に利用しうると
いう発見に基づいている。さらに、本発明は、密接に関
連した式(I)の誘導体がすべて、この事に関してOCT
と実質的に同じ性質をもつであろうという認識に基づい
ている。
血中カルシウム濃度上昇反応: OCTが血中カルシウム濃度上昇作用をもたないことは、
正常ラットにOCTを短期および長期にわたって投与する
ことにより確かめた。プロピレングリコールビヒクル、
OCT、または1,25−(OH)2D3を1.0μg/ラットの量で腹
腔内に1回投与すると、カルシウムがそれぞれ0.32、0.
30、および1.40mg/dl上昇した。プロピレングリコール
ビヒクルまたは0.5μgの1,25−(OH)2D3もしくはOCT
を4日間毎日ラットに投与すると、ビヒクルまたはOCT
を受け取ったラットではカルシウム量に変化がなかった
が、1,25−(OH)2D3で処置したラットではカルシウム
量が8.4mg/dlから11.4mg/dlへ上昇した。
正常ラットにOCTを短期および長期にわたって投与する
ことにより確かめた。プロピレングリコールビヒクル、
OCT、または1,25−(OH)2D3を1.0μg/ラットの量で腹
腔内に1回投与すると、カルシウムがそれぞれ0.32、0.
30、および1.40mg/dl上昇した。プロピレングリコール
ビヒクルまたは0.5μgの1,25−(OH)2D3もしくはOCT
を4日間毎日ラットに投与すると、ビヒクルまたはOCT
を受け取ったラットではカルシウム量に変化がなかった
が、1,25−(OH)2D3で処置したラットではカルシウム
量が8.4mg/dlから11.4mg/dlへ上昇した。
ウシ副甲状腺細胞の一次培養物において、10mM OCTは
1,25−(OH)2D3と同様の活性を示し、PTH放出を33%抑
制した。この抑制は、少なくとも幾分かは、PTH遺伝子
の転写がブロックされたことによっている。
1,25−(OH)2D3と同様の活性を示し、PTH放出を33%抑
制した。この抑制は、少なくとも幾分かは、PTH遺伝子
の転写がブロックされたことによっている。
OCTおよび1,25−(OH)2D3に対する急性カルシウム濃度
上昇反応は、1.0%カルシウムおよび0.4%リンを含む標
準飼料を与えたSprague−Dawley系の正常な雄ラット(2
50〜275g)を使って調べた。250μlのプロピレングリ
コールビヒクル、または0.2、0.5、1.0μgの1,25−(O
H)2D3もしくはOCTを腹腔内に1回投与し、24時間経過
後に血液を採取し、カルシウムレベルを測定した。血清
カルシウムの上昇(投与24時間後のカルシウム値から投
与前のカルシウム値を減じることにより各ラットについ
て計算した)は、1,25−(OH)2D3またはOCTのそれぞれ
の用量において調べた。
上昇反応は、1.0%カルシウムおよび0.4%リンを含む標
準飼料を与えたSprague−Dawley系の正常な雄ラット(2
50〜275g)を使って調べた。250μlのプロピレングリ
コールビヒクル、または0.2、0.5、1.0μgの1,25−(O
H)2D3もしくはOCTを腹腔内に1回投与し、24時間経過
後に血液を採取し、カルシウムレベルを測定した。血清
カルシウムの上昇(投与24時間後のカルシウム値から投
与前のカルシウム値を減じることにより各ラットについ
て計算した)は、1,25−(OH)2D3またはOCTのそれぞれ
の用量において調べた。
これらの用量に対するカルシウム濃度上昇反応を第2図
に示す。デルタ血清カルシウム値は上記のように求め
た。すべての値は平均±標準誤差、n=4として表し
た。
に示す。デルタ血清カルシウム値は上記のように求め
た。すべての値は平均±標準誤差、n=4として表し
た。
長期にわたる実験では、正常雄ラット(300g、標準飼料
で飼育)に250μlのプロピレングリコールビヒクルま
たは0.5μgの1,25−(OH)2D3もしくはOCTを毎日腹腔
内注射した。毎朝5時間の絶食後に、ラットの体重を量
り、血液を尾静脈から採取してカルシウムを測定し、次
いで注射した。これらの結果を第3図に示す。すべての
値は平均±標準誤差、n=6として表した。対照と処置
サンプルとの統計学的差は両側tテストを用いて評価し
た。
で飼育)に250μlのプロピレングリコールビヒクルま
たは0.5μgの1,25−(OH)2D3もしくはOCTを毎日腹腔
内注射した。毎朝5時間の絶食後に、ラットの体重を量
り、血液を尾静脈から採取してカルシウムを測定し、次
いで注射した。これらの結果を第3図に示す。すべての
値は平均±標準誤差、n=6として表した。対照と処置
サンプルとの統計学的差は両側tテストを用いて評価し
た。
ウシ副甲状腺細胞培養物におけるPTH分泌: ウシ副甲状腺細胞の一次培養物はBrown et al.,Endocri
nology,99:1582−1588,1972に記載されるように、ただ
しMorrissey et al.,Endocrinology,103:2081−2090,19
78に記載の通りに変更して調製した。培養5日後に、細
胞をいろいろな濃度の1,25−(OH)2D3またはOCTで処理
した。両方の化合物はエタノール溶液としてアリコート
を調製し(対照はエタノールのみ)、窒素下で乾燥し、
その後培地にボルテックス混合した。細胞は1,25−(O
H)2D3またはOCTを含む培地と共に48時間インキュベー
トした(ただし、24時間後に培地を変えた)。
nology,99:1582−1588,1972に記載されるように、ただ
しMorrissey et al.,Endocrinology,103:2081−2090,19
78に記載の通りに変更して調製した。培養5日後に、細
胞をいろいろな濃度の1,25−(OH)2D3またはOCTで処理
した。両方の化合物はエタノール溶液としてアリコート
を調製し(対照はエタノールのみ)、窒素下で乾燥し、
その後培地にボルテックス混合した。細胞は1,25−(O
H)2D3またはOCTを含む培地と共に48時間インキュベー
トした(ただし、24時間後に培地を変えた)。
PTHの分泌速度を調べるために、細胞は2回洗浄した後
新鮮な培地中、37℃で3時間インキュベートした。培地
は、遠心後、ウシPTHの全領域、中間領域、およびC末
端領域を確認する抗体(CH9)を用いてラジオイムノア
ッセイによりPTHについて検定した(Hruska et al.,J.C
lin.Invest.,56:39−48,1975を参照)。各サンプル中の
タンパク質は、細胞を1M水酸化ナトリウム中で超音波処
理し、Bradford,Anal.Biochem.,72:248−254,1976に記
載の方法によりアリコートを検定して調べた。これらの
結果を第4図に示す。培地サンプルは遠心後ラジオイム
ノアッセイでPTHを検定した。すべてのPTH値は細胞タン
パク質について補正し、平均±標準誤差、n=4として
表した。
新鮮な培地中、37℃で3時間インキュベートした。培地
は、遠心後、ウシPTHの全領域、中間領域、およびC末
端領域を確認する抗体(CH9)を用いてラジオイムノア
ッセイによりPTHについて検定した(Hruska et al.,J.C
lin.Invest.,56:39−48,1975を参照)。各サンプル中の
タンパク質は、細胞を1M水酸化ナトリウム中で超音波処
理し、Bradford,Anal.Biochem.,72:248−254,1976に記
載の方法によりアリコートを検定して調べた。これらの
結果を第4図に示す。培地サンプルは遠心後ラジオイム
ノアッセイでPTHを検定した。すべてのPTH値は細胞タン
パク質について補正し、平均±標準誤差、n=4として
表した。
ラット副甲状腺におけるプレプロPTH mRNAレベル: 標準飼料を与えた正常ラットに、250μlのプロピレン
グリコールビヒクルまたは100pmolの1,25−(OH)2D3も
しくはOCTを1回腹腔内注射した。40時間後、ラットを
抱水クロラールで麻酔し、大動脈から血液を取りし、副
甲状腺を摘出して直ちに液体窒素中に入れた。
グリコールビヒクルまたは100pmolの1,25−(OH)2D3も
しくはOCTを1回腹腔内注射した。40時間後、ラットを
抱水クロラールで麻酔し、大動脈から血液を取りし、副
甲状腺を摘出して直ちに液体窒素中に入れた。
プラスミドPTHm122の800bp MspI断片は、ランダムプラ
イムキットを用いて約109cmp/μgの比活性へ標識し
た。ラット細胞質β−アクチンに対する合成オリゴヌク
レオチドプローブは、T4キナーゼを用いて5′末端標識
キットにより約107cmp/μgの比活性へ標識した。
イムキットを用いて約109cmp/μgの比活性へ標識し
た。ラット細胞質β−アクチンに対する合成オリゴヌク
レオチドプローブは、T4キナーゼを用いて5′末端標識
キットにより約107cmp/μgの比活性へ標識した。
プレプロPTH mRNAレベルを測定するために、16匹のラッ
トの副甲状腺のプールから細胞質RNAの抽出物を調製し
た。前に凍結しておいた副甲状腺は10mMトリス−HCl、1
mMEDTA、pH8中でホモジナイズし、5μlの5%NP40を
加えた。氷上で5分後、このホモジネートを微量遠心機
で4℃、5分間遠心した。上清を分離し、30μlの20×
SSC(1×SSCは0.15M塩化ナトリウム、0.01Mクエン酸ナ
トリウム、pH7)および20μlの37%ホルムアルデヒド
と混合し、60℃で15分間インキュベートした。この抽出
物の希釈物をスロットブロット装置でニトロセルロース
へ移し、このフィルターを真空下80℃で2時間焼き付け
た。その後、フィルターは50%ホルムアミド中の5×SS
C、5×Denhardt溶液、100μg/mlサケ精子DNA中で42
℃、3時間プレハイブリダイゼーションを行わせた。次
に、このフィルターを106cpm/mlのPTHm122プローブまた
はβ−アクチンオリゴヌクレオチドプローブを含む50%
ホルムアミド中の5×SSC、1×Denhardt溶液、100μg/
mlサケ精子DNAの適当なハイブリダイゼーション溶液に
入れた。ハイブリダイゼーションは、ヒトPTH c DNAプ
ローブとラットプレプロPTH RNA間でDNA配列に差がある
ので、あまりストリンジェント(厳格)でない室温にお
いて一晩行った。翌日、フィルターは室温で4×SSC、
0.1%ドデシル硫酸ナトリウムにて1回、1×SSC、0.1
%ドデシル硫酸ナトリウムにて3回洗い、乾燥後オート
ラジオグラフィーにかけた。再度、cDNAプローブと目的
とするmRNA間の種差を保つように、それほどストリンジ
ェントでない洗浄を行った。対照として、上記のように
調製した10mgのラット肝臓由来の細胞質RNA抽出物を同
一方法で検定した。
トの副甲状腺のプールから細胞質RNAの抽出物を調製し
た。前に凍結しておいた副甲状腺は10mMトリス−HCl、1
mMEDTA、pH8中でホモジナイズし、5μlの5%NP40を
加えた。氷上で5分後、このホモジネートを微量遠心機
で4℃、5分間遠心した。上清を分離し、30μlの20×
SSC(1×SSCは0.15M塩化ナトリウム、0.01Mクエン酸ナ
トリウム、pH7)および20μlの37%ホルムアルデヒド
と混合し、60℃で15分間インキュベートした。この抽出
物の希釈物をスロットブロット装置でニトロセルロース
へ移し、このフィルターを真空下80℃で2時間焼き付け
た。その後、フィルターは50%ホルムアミド中の5×SS
C、5×Denhardt溶液、100μg/mlサケ精子DNA中で42
℃、3時間プレハイブリダイゼーションを行わせた。次
に、このフィルターを106cpm/mlのPTHm122プローブまた
はβ−アクチンオリゴヌクレオチドプローブを含む50%
ホルムアミド中の5×SSC、1×Denhardt溶液、100μg/
mlサケ精子DNAの適当なハイブリダイゼーション溶液に
入れた。ハイブリダイゼーションは、ヒトPTH c DNAプ
ローブとラットプレプロPTH RNA間でDNA配列に差がある
ので、あまりストリンジェント(厳格)でない室温にお
いて一晩行った。翌日、フィルターは室温で4×SSC、
0.1%ドデシル硫酸ナトリウムにて1回、1×SSC、0.1
%ドデシル硫酸ナトリウムにて3回洗い、乾燥後オート
ラジオグラフィーにかけた。再度、cDNAプローブと目的
とするmRNA間の種差を保つように、それほどストリンジ
ェントでない洗浄を行った。対照として、上記のように
調製した10mgのラット肝臓由来の細胞質RNA抽出物を同
一方法で検定した。
第5図は、肝臓(AおよびE)、対照ラットの副甲状腺
(BおよびF)、1,25−(OH)2D3処置ラットの副甲状
腺(CおよびG)、並びにOCT処置ラットの副甲状腺
(DおよびH)から抽出された細胞質RNAのスロット−
ブロット分析を示す。スロットA−DはPTHm122cDNAと
ハイブリダイズさせ、一方スロットE−Hはラットk5
bk1−アクチンオリゴヌクレオチドcDNAとハイブリダイ
ズさせた。左側は右側の2培のRNA抽出物を表す。
(BおよびF)、1,25−(OH)2D3処置ラットの副甲状
腺(CおよびG)、並びにOCT処置ラットの副甲状腺
(DおよびH)から抽出された細胞質RNAのスロット−
ブロット分析を示す。スロットA−DはPTHm122cDNAと
ハイブリダイズさせ、一方スロットE−Hはラットk5
bk1−アクチンオリゴヌクレオチドcDNAとハイブリダイ
ズさせた。左側は右側の2培のRNA抽出物を表す。
ノザンブロット分析を行うために、ラット副甲状腺から
抽出した細胞質RNAプールの一部をフェノールで処理
し、キャリアーtRNAと共にエタノール沈澱させ、ホルム
アルデヒドを含む1.2%アガロースゲル上で電気泳動し
た。RNAを毛管作用によりニトロセルロースに移し、そ
のニトロセルロースを焼き付け、プレハイブリダイゼー
ションを行い、そして上記のようにPTHm122 cDNAとハイ
ブリダイゼーションを行わせた。リボソームRNAの泳動
は、肝臓RNA抽出物を含むアガロースゲルの隣接レース
をエチジウムブロミドで染色することにより調べた。こ
のノザンブロット分析の結果を第6図に示す。
抽出した細胞質RNAプールの一部をフェノールで処理
し、キャリアーtRNAと共にエタノール沈澱させ、ホルム
アルデヒドを含む1.2%アガロースゲル上で電気泳動し
た。RNAを毛管作用によりニトロセルロースに移し、そ
のニトロセルロースを焼き付け、プレハイブリダイゼー
ションを行い、そして上記のようにPTHm122 cDNAとハイ
ブリダイゼーションを行わせた。リボソームRNAの泳動
は、肝臓RNA抽出物を含むアガロースゲルの隣接レース
をエチジウムブロミドで染色することにより調べた。こ
のノザンブロット分析の結果を第6図に示す。
上記のことから、OCTはin vivoで活性であり、1,25−
(OH)2D3と同様に、プレプロPTH mRNAレベルを低下さ
せることが分かる。従って、カルシウム濃度上昇作用の
欠如はOCTの速やかな代謝またはクリアランスの結果で
はない。
(OH)2D3と同様に、プレプロPTH mRNAレベルを低下さ
せることが分かる。従って、カルシウム濃度上昇作用の
欠如はOCTの速やかな代謝またはクリアランスの結果で
はない。
前記の特定例はすべて本発明の好適な実施態様、すなわ
ちOCTの使用に関するものであるが、本発明はこのよう
な好適な化合物の使用ばかりでなく、式(I)の他のビ
タミンD3誘導体(22−オキサ−ビタミンD3誘導体である
から、すべてOCTと構造的に密接な関係がある)の使用
をも意図するものである。式(I)の化合物およびそれ
らの合成法は、欧州特許第0184112号およびそれに対応
する米国特許出願第07/211096号に記載されており、両
特許の技術内容は本明細書の一部としてここに引用する
ものとする。当分野で通常の知識を有する者は、これら
の密接に関連した22−オキサ−ビタミンD3誘導体のすべ
てがOCTと類似した優れた性質をもち、本発明の方法お
よび組成物において同様の有利な結果をもたらしうるこ
とを理解し、また期待するであろう。本発明に従って続
発性副甲状腺機能亢進症の患者を治療する際に、式
(I)の化合物、好ましくはOCTは経口的にまたは非経
口的に投与される。しかしながら、腸以外の末梢標的組
織への化合物の移行をより多くするために、静脈内投与
が好適である。さらに、腎透析の場合は、静脈内に針が
すでに配置されているので、その間に化合物を静脈内投
与することが有利である。
ちOCTの使用に関するものであるが、本発明はこのよう
な好適な化合物の使用ばかりでなく、式(I)の他のビ
タミンD3誘導体(22−オキサ−ビタミンD3誘導体である
から、すべてOCTと構造的に密接な関係がある)の使用
をも意図するものである。式(I)の化合物およびそれ
らの合成法は、欧州特許第0184112号およびそれに対応
する米国特許出願第07/211096号に記載されており、両
特許の技術内容は本明細書の一部としてここに引用する
ものとする。当分野で通常の知識を有する者は、これら
の密接に関連した22−オキサ−ビタミンD3誘導体のすべ
てがOCTと類似した優れた性質をもち、本発明の方法お
よび組成物において同様の有利な結果をもたらしうるこ
とを理解し、また期待するであろう。本発明に従って続
発性副甲状腺機能亢進症の患者を治療する際に、式
(I)の化合物、好ましくはOCTは経口的にまたは非経
口的に投与される。しかしながら、腸以外の末梢標的組
織への化合物の移行をより多くするために、静脈内投与
が好適である。さらに、腎透析の場合は、静脈内に針が
すでに配置されているので、その間に化合物を静脈内投
与することが有利である。
式(I)の化合物の静脈内投与量の各回の透析処置あた
り約1〜10μgの範囲である。一般に、透析処置は1週
間に3回行われる。毎日投与する場合、化合物の経口ま
たは非経口投与量は0.5〜5μg/日の範囲でありうる。
治療期間中に症状の好転が見られる場合は、1日の投与
量を初めて指示した量の10分の1程度に減らすことがで
きる。このような場合、1日の投与量は0.05μg/日と同
じくらいに少なくてよい。それぞれの患者に対する有効
量は、化合物のPTH分泌に対する影響および正常な血中
カルシウム濃度の維持を観察することにより、それぞれ
の式(I)の化合物について経験的に容易に決定するこ
とができる。従って、各化合物の有効量の決定は当分野
の技術の範囲内である。
り約1〜10μgの範囲である。一般に、透析処置は1週
間に3回行われる。毎日投与する場合、化合物の経口ま
たは非経口投与量は0.5〜5μg/日の範囲でありうる。
治療期間中に症状の好転が見られる場合は、1日の投与
量を初めて指示した量の10分の1程度に減らすことがで
きる。このような場合、1日の投与量は0.05μg/日と同
じくらいに少なくてよい。それぞれの患者に対する有効
量は、化合物のPTH分泌に対する影響および正常な血中
カルシウム濃度の維持を観察することにより、それぞれ
の式(I)の化合物について経験的に容易に決定するこ
とができる。従って、各化合物の有効量の決定は当分野
の技術の範囲内である。
副甲状腺機能亢進症、特に続発性副甲状腺機能亢進症を
治療するための本発明薬剤組成物には、その目的を達成
するのに十分な量の式(I)の化合物を含有する組成物
が含まれる。十分な量の決定は当分野の技術の範囲内で
ある。
治療するための本発明薬剤組成物には、その目的を達成
するのに十分な量の式(I)の化合物を含有する組成物
が含まれる。十分な量の決定は当分野の技術の範囲内で
ある。
式(I)の化合物のほかに、これらの薬剤組成物は活性
化合物の製剤化を容易にする賦形剤および補助剤から成
る製剤学的に許容しうる担体を含むであろう。好ましく
は、製剤、特に錠剤、糖衣錠、カプセル剤のような経口
投与が可能なもの、座剤のような直腸投与が可能なも
の、および注射や経口投与が可能な溶液剤は、賦形剤と
共に、約0.1〜99%、好ましくは約25〜85%の活性化合
物を含有する。
化合物の製剤化を容易にする賦形剤および補助剤から成
る製剤学的に許容しうる担体を含むであろう。好ましく
は、製剤、特に錠剤、糖衣錠、カプセル剤のような経口
投与が可能なもの、座剤のような直腸投与が可能なも
の、および注射や経口投与が可能な溶液剤は、賦形剤と
共に、約0.1〜99%、好ましくは約25〜85%の活性化合
物を含有する。
本発明の薬学的製剤はその自体既知の方法で、例えば慣
用的な混合、顆粒化、糖衣錠の形成、または溶解プロセ
スにより製造される。こうして、経口投与用の製剤は、
活性化合物を固体賦形剤と混合し、場合により、得られ
た混合物を粉砕し、所望によりまたは必要に応じて、適
当な補助剤を添加した後、顆粒混合物を成形して錠剤や
糖衣錠のコアをつくることにより得られる。
用的な混合、顆粒化、糖衣錠の形成、または溶解プロセ
スにより製造される。こうして、経口投与用の製剤は、
活性化合物を固体賦形剤と混合し、場合により、得られ
た混合物を粉砕し、所望によりまたは必要に応じて、適
当な補助剤を添加した後、顆粒混合物を成形して錠剤や
糖衣錠のコアをつくることにより得られる。
適当な賦形剤は、とりわけ、糖(例.乳糖、ショ糖、マ
ンニトール、ソルビトール)、セルロース製品、および
/またはリン酸カルシウム(例.リン酸三カルシウム、
リン酸水素カルシウム)のような充填剤である。本発明
組成物で用いる結合剤には、デンプンペースト(例え
ば、トウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプ
ン、ジャガイモデンプンを使用)、ゼラチン、トラガカ
ントゴム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、および/またはポリビニルピロリドンが含まれる。
所望により、前記デンプン、カルボキシメチルデンプ
ン、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、またはアルギン
酸もしくはその塩(例.アルギン酸ナトリウム)のよう
な崩壊剤を添加することもできる。補助剤には流動調節
剤および滑沢剤が含まれ、例えばシリカ、タルク、ステ
アリン酸またはその塩(例.ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム)、および/またはポリエ
チレングリコールが含まれる。糖衣錠コアはその表面を
適当な剤皮(例えば、胃液に不溶なもの)で被包され
る。この目的のために、濃厚な糖溶液が使用され、糖溶
液はアラビヤゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレングリコール、二酸化チタン、ラッカー液、お
よび適当な有機溶媒または溶媒混合物を含んでいてもよ
い。胃液に不溶な剤皮を施すためには、アセチルセルロ
ースフタレートまたはヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートのような適当なセルロース製品の溶液が
用いられる。着色剤または顔料は、例えば識別のため
に、あるいは異なる活性化合物用量の組合せを特徴づけ
るために、錠剤や糖衣錠の剤皮に添加される。
ンニトール、ソルビトール)、セルロース製品、および
/またはリン酸カルシウム(例.リン酸三カルシウム、
リン酸水素カルシウム)のような充填剤である。本発明
組成物で用いる結合剤には、デンプンペースト(例え
ば、トウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプ
ン、ジャガイモデンプンを使用)、ゼラチン、トラガカ
ントゴム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス、および/またはポリビニルピロリドンが含まれる。
所望により、前記デンプン、カルボキシメチルデンプ
ン、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、またはアルギン
酸もしくはその塩(例.アルギン酸ナトリウム)のよう
な崩壊剤を添加することもできる。補助剤には流動調節
剤および滑沢剤が含まれ、例えばシリカ、タルク、ステ
アリン酸またはその塩(例.ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム)、および/またはポリエ
チレングリコールが含まれる。糖衣錠コアはその表面を
適当な剤皮(例えば、胃液に不溶なもの)で被包され
る。この目的のために、濃厚な糖溶液が使用され、糖溶
液はアラビヤゴム、タルク、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレングリコール、二酸化チタン、ラッカー液、お
よび適当な有機溶媒または溶媒混合物を含んでいてもよ
い。胃液に不溶な剤皮を施すためには、アセチルセルロ
ースフタレートまたはヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースフタレートのような適当なセルロース製品の溶液が
用いられる。着色剤または顔料は、例えば識別のため
に、あるいは異なる活性化合物用量の組合せを特徴づけ
るために、錠剤や糖衣錠の剤皮に添加される。
経口的に用いられる他の薬学的製剤には、ゼラチンから
作られたプッシュ−フィットカプセル(push−fit caps
ule)、およびゼラチンと可塑剤(例.グリセロール、
ソルビトール)から作られた軟質の密封カプセルが含ま
れる。プッシュ−フィットカプセルは顆粒状の活性化合
物を含み、そのほかに充填剤(例.乳糖)、結合剤
(例.デンプン)、および/または滑沢剤(例.タル
ク、ステアリン酸マグネシウム)、場合により、安定化
剤を含んでいてもよい。軟質カプセルの場合は、脂肪
油、流動パラフィン、液状ポリエチレングリコールのよ
うな適当な液体に活性化合物を溶解または懸濁させるの
が好ましい。そのほかに安定化剤を加えてもよい。
作られたプッシュ−フィットカプセル(push−fit caps
ule)、およびゼラチンと可塑剤(例.グリセロール、
ソルビトール)から作られた軟質の密封カプセルが含ま
れる。プッシュ−フィットカプセルは顆粒状の活性化合
物を含み、そのほかに充填剤(例.乳糖)、結合剤
(例.デンプン)、および/または滑沢剤(例.タル
ク、ステアリン酸マグネシウム)、場合により、安定化
剤を含んでいてもよい。軟質カプセルの場合は、脂肪
油、流動パラフィン、液状ポリエチレングリコールのよ
うな適当な液体に活性化合物を溶解または懸濁させるの
が好ましい。そのほかに安定化剤を加えてもよい。
非経口投与用の適当な製剤には水溶性活性化合物の水溶
液剤が含まれる。さらに、活性化合物の懸濁剤(例え
ば、注射用の油性懸濁剤)も使用される。適当な親油性
溶媒またはビヒクルには、脂肪油(例.ゴマ油)、また
は合成脂肪酸エステル(例.オレイン酸エチルまたはト
リグリセリド)が含まれる。注射用の水性懸濁剤はナト
リウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトール、お
よび/またはデキストランのような懸濁剤の粘度を高め
る物質を含むことができる。場合により、懸濁剤は安定
化剤を含んでいてもよい。
液剤が含まれる。さらに、活性化合物の懸濁剤(例え
ば、注射用の油性懸濁剤)も使用される。適当な親油性
溶媒またはビヒクルには、脂肪油(例.ゴマ油)、また
は合成脂肪酸エステル(例.オレイン酸エチルまたはト
リグリセリド)が含まれる。注射用の水性懸濁剤はナト
リウムカルボキシメチルセルロース、ソルビトール、お
よび/またはデキストランのような懸濁剤の粘度を高め
る物質を含むことができる。場合により、懸濁剤は安定
化剤を含んでいてもよい。
当分野で習熟した者は、本発明の範囲を逸脱することな
くいろいろな変更が可能であり、本発明が図面および詳
細な説明に記載したものに限定されないことを理解する
であろう。
くいろいろな変更が可能であり、本発明が図面および詳
細な説明に記載したものに限定されないことを理解する
であろう。
第1図は、in vivoでの血清Ca2+、PTHおよび1,25−(O
H)2D3の相互関係を示す。 第2図は、いろいろな用量のOCTおよび1,25−(OH)2D3
に対する血中カルシウム濃度上昇反応を示す。 第3図は、OCTおよび1,25−(OH)2D3の長期投与に対す
る血中カルシウム濃度上昇反応を示す。 第4図は、ウシ副甲状腺細胞の一次培養物からのPTH分
泌に対するOCTおよび1,25−(OH)2D3の影響を示す。 第5図は、肝臓および副甲状腺から抽出された細胞質RN
Aのスロット−ブロット分析を示す。 第6図は、副甲状腺から抽出された細胞質RNAのノザン
ブロット分析を示す。
H)2D3の相互関係を示す。 第2図は、いろいろな用量のOCTおよび1,25−(OH)2D3
に対する血中カルシウム濃度上昇反応を示す。 第3図は、OCTおよび1,25−(OH)2D3の長期投与に対す
る血中カルシウム濃度上昇反応を示す。 第4図は、ウシ副甲状腺細胞の一次培養物からのPTH分
泌に対するOCTおよび1,25−(OH)2D3の影響を示す。 第5図は、肝臓および副甲状腺から抽出された細胞質RN
Aのスロット−ブロット分析を示す。 第6図は、副甲状腺から抽出された細胞質RNAのノザン
ブロット分析を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】式(I): (式中、R1、R2およびR3は、同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ水素原子または水酸基を表し;R4は
水素原子または水酸基で置換されていてもよいC4-6アル
キル基である)のビタミンD3誘導体を有効成分として含
有する副甲状腺機能亢進症治療剤。 - 【請求項2】式(I): (式中、R1、R2およびR3は、同一であっても異なってい
てもよく、それぞれ水素原子または水酸基を表し;R4は
水素原子または水酸基で置換されていてもよいC4-6アル
キル基である)のビタミンD3誘導体を有効成分として含
有する続発性副甲状腺機能亢進症治療剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/329,606 US4948789A (en) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | Suppression of parathyroid hormone synthesis and secretion |
US329606 | 1999-06-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037231A JPH037231A (ja) | 1991-01-14 |
JPH0686382B2 true JPH0686382B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=23286199
Family Applications (1)
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