JPH0686337A - ディジタル・トーン発生回路 - Google Patents
ディジタル・トーン発生回路Info
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- JPH0686337A JPH0686337A JP23323192A JP23323192A JPH0686337A JP H0686337 A JPH0686337 A JP H0686337A JP 23323192 A JP23323192 A JP 23323192A JP 23323192 A JP23323192 A JP 23323192A JP H0686337 A JPH0686337 A JP H0686337A
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- signal
- output signal
- output
- input
- multiplication
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ディジタル・トーン発生回路の乗算係数メモ
リを削減し、量子化誤差に依るトーン信号出力振幅変化
を抑制する。 【構成】 入力信号101は加算器1に入力、乗算器
6,7の乗算出力と加算、オーバーフロー補償回路2に
入力する。オーバーフロー補償回路2において振幅レベ
ルの補正出力は、乗算器3と遅延器4に入力、遅延器4
の1サンプル分の時間遅延信号は、乗算係数b1 の乗算
器6と遅延器5に入力する。乗算出力は加算器1に入
力、1サンプル分時間遅延信号の乗算器7による乗算出
力は、加算器1に入力する。出力信号は、入力信号10
1とともに加算器1で加算、オーバーフロー補償回路2
に入力する。乗算器3では、オーバーフロー補償回路2
出力信号は乗算係数kを乗じ、ディジタル・トーン信号
が出力信号102となる。入力信号101としてインパ
ルスを与え、遅延・乗算・加算を繰返し行い、ディジタ
ル・トーン信号を発生する。
リを削減し、量子化誤差に依るトーン信号出力振幅変化
を抑制する。 【構成】 入力信号101は加算器1に入力、乗算器
6,7の乗算出力と加算、オーバーフロー補償回路2に
入力する。オーバーフロー補償回路2において振幅レベ
ルの補正出力は、乗算器3と遅延器4に入力、遅延器4
の1サンプル分の時間遅延信号は、乗算係数b1 の乗算
器6と遅延器5に入力する。乗算出力は加算器1に入
力、1サンプル分時間遅延信号の乗算器7による乗算出
力は、加算器1に入力する。出力信号は、入力信号10
1とともに加算器1で加算、オーバーフロー補償回路2
に入力する。乗算器3では、オーバーフロー補償回路2
出力信号は乗算係数kを乗じ、ディジタル・トーン信号
が出力信号102となる。入力信号101としてインパ
ルスを与え、遅延・乗算・加算を繰返し行い、ディジタ
ル・トーン信号を発生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル・トーン発生
回路に関する。
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル・トーン発生回路の一
例のブロック図が図3に示される。図3に示されるよう
に、本従来例は、加算器1と、遅延器4および5と、乗
算係数b1 の乗算器6と、乗算係数b2 の乗算器7と、
乗算係数a0 の乗算器13とを備えて構成されている。
例のブロック図が図3に示される。図3に示されるよう
に、本従来例は、加算器1と、遅延器4および5と、乗
算係数b1 の乗算器6と、乗算係数b2 の乗算器7と、
乗算係数a0 の乗算器13とを備えて構成されている。
【0003】図3において、入力信号101に対応して
出力信号102が出力されるが、乗算器13において
は、入力信号101は乗算係数a0 を乗じられて出力さ
れ、加算器1に入力される。加算器1に対しては、乗算
器6および7の出力も入力されており、これらの信号は
加算器1において加算されて、出力信号102として出
力される。この出力信号102は、同時に遅延器4にも
入力されており、遅延器4において1サンプリング分の
時間遅延された入力信号102は、乗算器6および遅延
器5に入力される。乗算器6に入力された信号は乗算係
数b1 を乗じられて出力され、上述の加算器1に入力さ
れる。また遅延器5に入力された信号は、同様に1サン
プリング分時間遅延されて乗算器7に入力され、乗算器
7において乗算係数b2 を乗じられて出力されて、加算
器1に入力される。加算器1において、これらの信号
が、入力信号101とともに加算器1において加算され
て出力信号102として出力されることは前述したとう
りである。
出力信号102が出力されるが、乗算器13において
は、入力信号101は乗算係数a0 を乗じられて出力さ
れ、加算器1に入力される。加算器1に対しては、乗算
器6および7の出力も入力されており、これらの信号は
加算器1において加算されて、出力信号102として出
力される。この出力信号102は、同時に遅延器4にも
入力されており、遅延器4において1サンプリング分の
時間遅延された入力信号102は、乗算器6および遅延
器5に入力される。乗算器6に入力された信号は乗算係
数b1 を乗じられて出力され、上述の加算器1に入力さ
れる。また遅延器5に入力された信号は、同様に1サン
プリング分時間遅延されて乗算器7に入力され、乗算器
7において乗算係数b2 を乗じられて出力されて、加算
器1に入力される。加算器1において、これらの信号
が、入力信号101とともに加算器1において加算され
て出力信号102として出力されることは前述したとう
りである。
【0004】この入力信号101に対応する出力信号1
02の関係を示す、当該ディジタル・トーン発生回路の
伝達関数H(z-1)は、次式により与えられる。
02の関係を示す、当該ディジタル・トーン発生回路の
伝達関数H(z-1)は、次式により与えられる。
【0005】
【0006】上式において、fは発振周波数、fs はサ
ンプリング周波数であり、また、上記の乗算係数a0 、
b1 およびb2 は、それぞれ下記の(2) 式に示される値
をとる。
ンプリング周波数であり、また、上記の乗算係数a0 、
b1 およびb2 は、それぞれ下記の(2) 式に示される値
をとる。
【0007】
【0008】但し、kは本ディジタル・トーン発生回路
において発生されるトーンの振幅を示している。入力信
号101としてインパルスを与え、当該ディジタル・ト
ーン発生回路において、遅延・乗算・加算が繰返して行
われることにより、目的とするシングル・トーンが発生
され、出力信号102として出力される。
において発生されるトーンの振幅を示している。入力信
号101としてインパルスを与え、当該ディジタル・ト
ーン発生回路において、遅延・乗算・加算が繰返して行
われることにより、目的とするシングル・トーンが発生
され、出力信号102として出力される。
【0009】以上は、単位円上に極を有する伝達関数に
信号を入力することにより、シングル・トーンを発生す
るトーン発生回路の例であるが、この方式以外にも多く
のトーン発生方法がある。代表的なものとしては、以下
に示す二つの例がある。一つ目は、正弦波を多数点にお
いてサンプリングしたデータをメモリに持ち、それを間
引いたデータをすることにより、正弦波を発生する回路
である。この場合には、正弦波の1/4周期のデータを
前記メモリ内に保持することが必要であり、間引く幅を
変えることにより、種々の周波数のトーンが発生され
る。二つ目は、サンプリング周波数の高い階段数を生成
して、デシメーション・フィルタに通す方法である。こ
の場合には、前記階段数のステップ幅を変えることによ
り、種々の周波数が発生される。
信号を入力することにより、シングル・トーンを発生す
るトーン発生回路の例であるが、この方式以外にも多く
のトーン発生方法がある。代表的なものとしては、以下
に示す二つの例がある。一つ目は、正弦波を多数点にお
いてサンプリングしたデータをメモリに持ち、それを間
引いたデータをすることにより、正弦波を発生する回路
である。この場合には、正弦波の1/4周期のデータを
前記メモリ内に保持することが必要であり、間引く幅を
変えることにより、種々の周波数のトーンが発生され
る。二つ目は、サンプリング周波数の高い階段数を生成
して、デシメーション・フィルタに通す方法である。こ
の場合には、前記階段数のステップ幅を変えることによ
り、種々の周波数が発生される。
【0010】一般的には、現在用いられているディジタ
ル・トーン発生回路においては、発生されるトーンに要
求される特性および回路上の制約を考慮して、トーンの
発生方式が選択されている。
ル・トーン発生回路においては、発生されるトーンに要
求される特性および回路上の制約を考慮して、トーンの
発生方式が選択されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディジ
タル・トーン発生回路においては、発生させたいトーン
の数の最低限2倍の乗算係数を用意する必要があるとい
う欠点があり、また、有限語調の回路により実現する時
には、発生される量子化誤差の応答も、トーンの発振周
波数と一致するために、長期間発振し続けるディジタル
・トーン発生回路において、データ語調を決定する際に
は、S/N比だけではなく、振幅の変動をも考慮にいれ
る必要があるという欠点がある。
タル・トーン発生回路においては、発生させたいトーン
の数の最低限2倍の乗算係数を用意する必要があるとい
う欠点があり、また、有限語調の回路により実現する時
には、発生される量子化誤差の応答も、トーンの発振周
波数と一致するために、長期間発振し続けるディジタル
・トーン発生回路において、データ語調を決定する際に
は、S/N比だけではなく、振幅の変動をも考慮にいれ
る必要があるという欠点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明のディジタル
・トーン発生回路は、単位円上に極を持つ伝達関数を有
し、信号入力に対応して少なくとも1個以上の周波数成
分のシングル・トーン信号を発生するディジタル・トー
ン発生回路において、所定の入力信号を受けて、第1お
よび第2の乗算出力信号と前記入力信号とを加算して出
力する加算器と、前記加算器の加算出力信号を入力し、
当該加算出力信号の振幅レベルを所定レベルに補正して
出力するオーバーフロー補償回路と、前記オーバーフロ
ー補償回路の出力信号を入力して、1サンプル分の時間
遅延を付与して出力する第1の遅延器と、前記第1の遅
延器の出力信号を入力して、1サンプル分の時間遅延を
付与して出力する第2の遅延器と、前記第1の遅延器の
出力信号を入力し、第1の乗算係数を乗じて前記第1の
乗算出力信号として出力する第1の乗算器と、前記第2
の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数を乗じて
前記第2の乗算出力信号として出力する第2の乗算器
と、前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力し
て、第3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器と、
を備えて構成される。
・トーン発生回路は、単位円上に極を持つ伝達関数を有
し、信号入力に対応して少なくとも1個以上の周波数成
分のシングル・トーン信号を発生するディジタル・トー
ン発生回路において、所定の入力信号を受けて、第1お
よび第2の乗算出力信号と前記入力信号とを加算して出
力する加算器と、前記加算器の加算出力信号を入力し、
当該加算出力信号の振幅レベルを所定レベルに補正して
出力するオーバーフロー補償回路と、前記オーバーフロ
ー補償回路の出力信号を入力して、1サンプル分の時間
遅延を付与して出力する第1の遅延器と、前記第1の遅
延器の出力信号を入力して、1サンプル分の時間遅延を
付与して出力する第2の遅延器と、前記第1の遅延器の
出力信号を入力し、第1の乗算係数を乗じて前記第1の
乗算出力信号として出力する第1の乗算器と、前記第2
の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数を乗じて
前記第2の乗算出力信号として出力する第2の乗算器
と、前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力し
て、第3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器と、
を備えて構成される。
【0013】また、第2の発明のディジタル・トーン発
生回路は、単位円上に極を持つ伝達関数を有し、信号入
力に対応して少なくとも1個以上の周波数成分のn(2
以上の整数)重和音のトーン信号を発生するディジタル
・トーン発生回路において、所定の入力信号を受けて、
第1および第2の乗算出力信号と前記入力信号とを加算
して出力する加算器と、前記加算器の加算出力信号を入
力し、当該加算出力信号の振幅レベルを所定レベルに補
正して出力するオーバーフロー補償回路と、前記オーバ
ーフロー補償回路の出力信号を入力して、1サンプル分
の時間遅延を付与して出力する第1の遅延器と、前記第
1の遅延器の出力信号を入力して、1サンプル分の時間
遅延を付与して出力する第2の遅延器と、前記第1の遅
延器の出力信号を入力し、第1の乗算係数を乗じて前記
第1の乗算出力信号として出力する第1の乗算器と、前
記第2の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数を
乗じて前記第2の乗算出力信号として出力する第2の乗
算器と、前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力
して、第3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器
と、を基本構成とするn個のディジタル・トーン発生回
路を並列接続し、同一入力信号に対応して、当該n個の
ディジタル・トーン発生回路より出力されるトーン信号
を加算してn重和音のトーン信号を出力することを特徴
としている。
生回路は、単位円上に極を持つ伝達関数を有し、信号入
力に対応して少なくとも1個以上の周波数成分のn(2
以上の整数)重和音のトーン信号を発生するディジタル
・トーン発生回路において、所定の入力信号を受けて、
第1および第2の乗算出力信号と前記入力信号とを加算
して出力する加算器と、前記加算器の加算出力信号を入
力し、当該加算出力信号の振幅レベルを所定レベルに補
正して出力するオーバーフロー補償回路と、前記オーバ
ーフロー補償回路の出力信号を入力して、1サンプル分
の時間遅延を付与して出力する第1の遅延器と、前記第
1の遅延器の出力信号を入力して、1サンプル分の時間
遅延を付与して出力する第2の遅延器と、前記第1の遅
延器の出力信号を入力し、第1の乗算係数を乗じて前記
第1の乗算出力信号として出力する第1の乗算器と、前
記第2の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数を
乗じて前記第2の乗算出力信号として出力する第2の乗
算器と、前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力
して、第3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器
と、を基本構成とするn個のディジタル・トーン発生回
路を並列接続し、同一入力信号に対応して、当該n個の
ディジタル・トーン発生回路より出力されるトーン信号
を加算してn重和音のトーン信号を出力することを特徴
としている。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0015】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。図1に示されるように、本実施例は、入力
信号101および出力信号102に対応して、加算器1
と、オーバーフロー補償回路2と、乗算係数kの乗算器
3と、遅延器4および5と、乗算係数b1 の乗算器6
と、乗算係数b2 の乗算器7とを備えて構成される。
ク図である。図1に示されるように、本実施例は、入力
信号101および出力信号102に対応して、加算器1
と、オーバーフロー補償回路2と、乗算係数kの乗算器
3と、遅延器4および5と、乗算係数b1 の乗算器6
と、乗算係数b2 の乗算器7とを備えて構成される。
【0016】図1において、入力信号101は先ず加算
器1に入力される。この加算器1に対しては、乗算器6
および7の出力も入力されており、これらの信号は加算
器1において加算され、オーバーフロー補償回路2に入
力されて振幅レベルのオーバーコレクションが行われて
出力され、乗算器3および遅延器4に入力される。乗算
器3においては、オーバーフロー補償回路2より出力さ
れる信号は乗算係数kを乗じられて、所望のディジタル
・トーン信号が出力信号102として出力される。なお
乗算器3における乗算係数kの値は発生されるトーンの
振幅であり、同一振幅のトーンが発生される場合に限り
固定の値がとられる。他方、遅延器4において1サンプ
リング分の時間遅延された信号は、前述の従来例におけ
る場合と同様に、乗算係数b1 の乗算器6および遅延器
5に入力される。乗算器6に入力された信号は乗算係数
b1 を乗じられて出力され、上述の加算器1に入力され
る。また遅延器5に入力された信号は、同様に1サンプ
リング分時間遅延されて乗算器7に入力され、乗算器7
において乗算係数b2 を乗じられて出力されて、加算器
1に入力される。なお、乗算器6および7の乗算係数b
1 およびb2 の値は、前述の(2) 式に示される数値と同
一である。これらの乗算器6および7から出力される信
号は、入力信号101とともに加算器1において加算さ
れ、オーバーフロー補償回路2に入力される動作過程に
ついては、前述したとうりである。このように、入力信
号101としてインパルスを与えて、遅延・乗算・加算
を繰返して行うことにより、目的とするディジタル・ト
ーン信号が発生される。
器1に入力される。この加算器1に対しては、乗算器6
および7の出力も入力されており、これらの信号は加算
器1において加算され、オーバーフロー補償回路2に入
力されて振幅レベルのオーバーコレクションが行われて
出力され、乗算器3および遅延器4に入力される。乗算
器3においては、オーバーフロー補償回路2より出力さ
れる信号は乗算係数kを乗じられて、所望のディジタル
・トーン信号が出力信号102として出力される。なお
乗算器3における乗算係数kの値は発生されるトーンの
振幅であり、同一振幅のトーンが発生される場合に限り
固定の値がとられる。他方、遅延器4において1サンプ
リング分の時間遅延された信号は、前述の従来例におけ
る場合と同様に、乗算係数b1 の乗算器6および遅延器
5に入力される。乗算器6に入力された信号は乗算係数
b1 を乗じられて出力され、上述の加算器1に入力され
る。また遅延器5に入力された信号は、同様に1サンプ
リング分時間遅延されて乗算器7に入力され、乗算器7
において乗算係数b2 を乗じられて出力されて、加算器
1に入力される。なお、乗算器6および7の乗算係数b
1 およびb2 の値は、前述の(2) 式に示される数値と同
一である。これらの乗算器6および7から出力される信
号は、入力信号101とともに加算器1において加算さ
れ、オーバーフロー補償回路2に入力される動作過程に
ついては、前述したとうりである。このように、入力信
号101としてインパルスを与えて、遅延・乗算・加算
を繰返して行うことにより、目的とするディジタル・ト
ーン信号が発生される。
【0017】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図2は、本実施例を示すブロック図である。図2
に示されるように、本実施例は、入力信号101および
出力信号102に対応して、加算器1、8および15
と、オーバーフロー補償回路2および9と、乗算係数k
の乗算器3と、遅延器4、5、11および12と、乗算
係数b1 の乗算器6と、乗算係数b2 の乗算器7と、乗
算係数k1 の乗算器10と、乗算係数b3 の乗算器13
と、乗算係数b4 の乗算器14とを備えて構成される。
する。図2は、本実施例を示すブロック図である。図2
に示されるように、本実施例は、入力信号101および
出力信号102に対応して、加算器1、8および15
と、オーバーフロー補償回路2および9と、乗算係数k
の乗算器3と、遅延器4、5、11および12と、乗算
係数b1 の乗算器6と、乗算係数b2 の乗算器7と、乗
算係数k1 の乗算器10と、乗算係数b3 の乗算器13
と、乗算係数b4 の乗算器14とを備えて構成される。
【0018】図2より明らかなように、本実施例は、第
1の実施例と同一構成より成る加算器1、オーバーフロ
ー補償回路2、乗算器3、6および7、遅延器4および
5を含むディジタル・トーン発生回路に対して、第1の
実施例と同様に構成される加算器8、オーバーフロー補
償回路9、乗算器10、13および14、遅延器11お
よび12を含むディジタル・トーン発生回路が、並列に
接続される形で付加されており、これらの両ディジタル
・トーン発生回路より出力されるディジタル・トーン信
号が、加算器15において加算され、出力信号102と
して出力されている。乗算係数k、k1 は、発生される
2重和音に対応するそれぞれの振幅であり、同じ振幅の
2重和音が発生される場合に限り固定値でもよい。ま
た、乗算係数b1 、b3 とb2 は、それぞれ前述の(2)
式に示されるb1 とb2 の値と同じであり、これらのの
b1 とb3 は、それぞれが発生する2重和音の値に対応
している。
1の実施例と同一構成より成る加算器1、オーバーフロ
ー補償回路2、乗算器3、6および7、遅延器4および
5を含むディジタル・トーン発生回路に対して、第1の
実施例と同様に構成される加算器8、オーバーフロー補
償回路9、乗算器10、13および14、遅延器11お
よび12を含むディジタル・トーン発生回路が、並列に
接続される形で付加されており、これらの両ディジタル
・トーン発生回路より出力されるディジタル・トーン信
号が、加算器15において加算され、出力信号102と
して出力されている。乗算係数k、k1 は、発生される
2重和音に対応するそれぞれの振幅であり、同じ振幅の
2重和音が発生される場合に限り固定値でもよい。ま
た、乗算係数b1 、b3 とb2 は、それぞれ前述の(2)
式に示されるb1 とb2 の値と同じであり、これらのの
b1 とb3 は、それぞれが発生する2重和音の値に対応
している。
【0019】図2において、入力信号101としてイン
パルスを与えて、遅延・乗算・加算を繰返して行うこと
により、目的とする2重和音のディジタル・トーン信号
が、出力信号102として出力される。なお、同様な方
法により、3重以上の和音についても発生することが可
能である。
パルスを与えて、遅延・乗算・加算を繰返して行うこと
により、目的とする2重和音のディジタル・トーン信号
が、出力信号102として出力される。なお、同様な方
法により、3重以上の和音についても発生することが可
能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、オーバ
ーフロー補償回路を設けることにより、入力レベルを十
分に大きくすることができるため、常時フル振幅のトー
ン信号が得られ、これによりトーン信号の発生に必要な
係数メモリの容量を、従来例に比較して1/2程度まで
削減することができるという効果がある。
ーフロー補償回路を設けることにより、入力レベルを十
分に大きくすることができるため、常時フル振幅のトー
ン信号が得られ、これによりトーン信号の発生に必要な
係数メモリの容量を、従来例に比較して1/2程度まで
削減することができるという効果がある。
【0021】また、有限語長の回路により当該ディジタ
ル・トーン発生回路を実現した場合に、オーバーフロー
補償回路による振幅レベルの補正が行われ、振幅が制限
されるために、長時間トーン信号を発振し続けても、当
該トーン信号の発振出力の振幅に変動が生じないという
効果がある。
ル・トーン発生回路を実現した場合に、オーバーフロー
補償回路による振幅レベルの補正が行われ、振幅が制限
されるために、長時間トーン信号を発振し続けても、当
該トーン信号の発振出力の振幅に変動が生じないという
効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】従来例を示すブロック図である。
1、8、15 加算器 2、9 オーバーフロー補償回路 3、6、7、10、13、14 乗算回路 4、5、11、12 遅延器
Claims (2)
- 【請求項1】 単位円上に極を持つ伝達関数を有し、信
号入力に対応して少なくとも1個以上の周波数成分のシ
ングル・トーン信号を発生するディジタル・トーン発生
回路において、 所定の入力信号を受けて、第1および第2の乗算出力信
号と前記入力信号とを加算して出力する加算器と、 前記加算器の加算出力信号を入力し、当該加算出力信号
の振幅レベルを所定レベルに補正して出力するオーバー
フロー補償回路と、 前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力して、1
サンプル分の時間遅延を付与して出力する第1の遅延器
と、 前記第1の遅延器の出力信号を入力して、1サンプル分
の時間遅延を付与して出力する第2の遅延器と、 前記第1の遅延器の出力信号を入力し、第1の乗算係数
を乗じて前記第1の乗算出力信号として出力する第1の
乗算器と、 前記第2の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数
を乗じて前記第2の乗算出力信号として出力する第2の
乗算器と、 前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力して、第
3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器と、 を備えることを特徴とするディジタル・トーン発生回
路。 - 【請求項2】 単位円上に極を持つ伝達関数を有し、信
号入力に対応して少なくとも1個以上の周波数成分のn
(2以上の整数)重和音のトーン信号を発生するディジ
タル・トーン発生回路において、 所定の入力信号を受けて、第1および第2の乗算出力信
号と前記入力信号とを加算して出力する加算器と、 前記加算器の加算出力信号を入力し、当該加算出力信号
の振幅レベルを所定レベルに補正して出力するオーバー
フロー補償回路と、 前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力して、1
サンプル分の時間遅延を付与して出力する第1の遅延器
と、 前記第1の遅延器の出力信号を入力して、1サンプル分
の時間遅延を付与して出力する第2の遅延器と、 前記第1の遅延器の出力信号を入力し、第1の乗算係数
を乗じて前記第1の乗算出力信号として出力する第1の
乗算器と、 前記第2の遅延器の出力信号を入力し、第2の乗算係数
を乗じて前記第2の乗算出力信号として出力する第2の
乗算器と、 前記オーバーフロー補償回路の出力信号を入力して、第
3の乗算係数を乗じて出力する第3の乗算器と、 を基本構成とするn個のディジタル・トーン発生回路を
並列接続し、同一入力信号に対応して、当該n個のディ
ジタル・トーン発生回路より出力されるトーン信号を加
算してn重和音のトーン信号を出力することを特徴とす
るディジタル・トーン発生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323192A JPH0686337A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ディジタル・トーン発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323192A JPH0686337A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ディジタル・トーン発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686337A true JPH0686337A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16951814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23323192A Pending JPH0686337A (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | ディジタル・トーン発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0686337A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261949A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-20 | Rohm Co Ltd | 選択信号発生回路 |
JPS623516A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-09 | Sony Corp | デコーダ装置 |
JPH04223741A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | プッシュボタン信号発生回路 |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP23323192A patent/JPH0686337A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61261949A (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-20 | Rohm Co Ltd | 選択信号発生回路 |
JPS623516A (ja) * | 1985-06-29 | 1987-01-09 | Sony Corp | デコーダ装置 |
JPH04223741A (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | プッシュボタン信号発生回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980916 |