JPH0686272B2 - 紙幣入出金機 - Google Patents

紙幣入出金機

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JPH0686272B2
JPH0686272B2 JP1125068A JP12506889A JPH0686272B2 JP H0686272 B2 JPH0686272 B2 JP H0686272B2 JP 1125068 A JP1125068 A JP 1125068A JP 12506889 A JP12506889 A JP 12506889A JP H0686272 B2 JPH0686272 B2 JP H0686272B2
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JP
Japan
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banknote
bill
stacker
pool
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広一 五井
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紙幣入出金機に関するものであり、さらに詳
細には、入金された紙幣の一部を出金紙幣として用いる
ようにした紙幣循環式の紙幣入出金機に関するものであ
る。
先行技術 米国特許第4,744,468号明細書(特開昭60−100283号公
報)は、入金口から投入された紙幣を、金種毎に別個の
スタッカに収容し、出金時においては、これらのスタッ
カに収容された紙幣を、出金口から出金するようにした
紙幣入出金機を開示している。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、流通している紙幣の中には、たとえば、
5000円紙幣のように、他の金種の紙幣に比べて、利用率
の低いものがあり、このような紙幣にあっては、入金さ
れる数もまた出金される数も少ないが、上記紙幣入出金
機においては、各金種の紙幣を収容するスタッカとし
て、容量の同一のものが用いられているため、利用率の
低い紙幣のスタッカの利用率は必然的に低くなり、した
がって、他の金種の紙幣の利用率に対応し得るように、
スタッカの容量を設定するときには、無駄なスペースが
存在することになるとともに、紙幣入出金機自体が大型
化するという問題が生ずるし、他方、利用率の低い金種
の紙幣にあわせてスタッカの容量を設定するときは、他
の金種の紙幣をスタッカに収容しきれず、紙幣入出金機
としての機能を果たせないという問題があった。
発明の目的 本発明は、小型化することのできる紙幣循環式の紙幣入
出金機を提供することを目的とするものである。
発明の構成 本発明のかかる目的は、紙幣を入金可能でかつ入金され
た紙幣の少なくとも1つの金種の紙幣を出金可能に構成
され、入金された紙幣を収納する複数のスタッカ手段を
備え、前記スタッカ手段の下部に設けられ、該複数のス
タッカ手段内に収納された前記紙幣を、前記紙幣のうち
の最下の紙幣の下面との間の摩擦力によって、1枚づ
つ、前記スタッカ手段より繰り出すようにした搬出ロー
ラ手段を備えた紙幣入出金機において、前記複数のスタ
ッカ手段の1つが、入金された紙幣を一時収容するプー
ル手段と、水平状態を保持しつつ上下方向に移動可能で
かつ前記プール手段より前記入金紙幣を受取り、その上
面に載置可能な紙幣載置板手段と、その底部に設けら
れ、その上面に出金すべき紙幣を載置可能な底板手段と
を備え、前記紙幣載置板手段が、前記プール手段より入
金紙幣を受け取るときは、前記紙幣載置板手段を前記プ
ール手段に近接した上昇位置に移動させ、前記底板手段
上に載置された紙幣を繰り出すときは、前記紙幣載置板
手段を、前記底板手段上に載置された紙幣を押圧する下
降位置に移動させる載置板昇降手段を備えた紙幣入出金
機によって達成される。
本発明の好ましい実施態様においては、前記搬出ローラ
手段が、前記スタッカ手段に収納された前記紙幣のうち
の最下の紙幣の下面に当接可能な少なくとも1つの蹴り
出しローラと少なくとも1つの繰り出しローラを含んで
構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記複数
のスタッカ手段の1つが、紙幣入出金機に対して、着脱
可能に構成されている。
本発明の別のさらに好ましい実施態様においては、前記
複数のスタッカ手段が、紙幣入出金機に対して、着脱可
能に構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記底板
手段が、複数のスタッカ手段の1つに設けられた水平軸
まわりに揺動可能に取付けられるとともに、さらに、前
記載置板手段が前記下降位置に移動したことを、前記底
板手段が水平状態になったことを検出することにより判
定するセンサ手段を備えている。
発明の作用 本発明によれば、紙幣入出金機に設けられる複数のスタ
ッカ手段の1つが、紙幣載置板手段により上下2つに分
割され、紙幣載置板手段の上方に形成される空間には、
専ら入金紙幣が収容され、他方、紙幣載置板手段の下方
に形成される空間には、専ら出金紙幣が収容されるよう
にするとともに、出金時には、紙幣載置板手段を下降さ
せて、スタッカ手段の底部に設けられた底板手段の上面
に載置された出金すべき紙幣を押圧し、搬出ローラ手段
と最下の紙幣の下面との間に所定の摩擦力を発生させ
て、紙幣を1枚づつ、スタッカ手段より繰り出すように
しているから、利用度の小さい金種の入金紙幣および利
用度の大きい金種の紙幣で、本来収容すべきスタッカ手
段に収容しきれなかった紙幣や損券を、このスタッカ手
段の紙幣載置板手段の上方に形成される空間に収容し
て、そのまま保管し、利用度の小さいその金種の出金用
紙幣は、紙幣載置板手段の下方に形成される空間にあら
かじめ収納するようにしておくことによって、利用度の
小さい金種の入金紙幣および出金紙幣の占めるスペース
を小さくすることができ、また、利用度の小さい金種の
入金紙幣をその上面に載置する紙幣載置板手段を利用度
の小さい金種の出金紙幣を1枚づつ繰り出すための押圧
手段としても利用しているから、利用度の低い金種の紙
幣がある場合に、紙幣入出金機を小型化することが可能
になる。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、詳
細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣入出金機のメカ
ニズムを示す全体概略図である。
第1図に示される紙幣入出金機1は、3つの金種の紙幣
の入金および出金が可能に構成されている。
第1図を参照すれば、紙幣入出金機1の一方の面には、
テラーにより、紙幣の入金がおこなわれる入金口2およ
び紙幣の出金がおこなわれる出金口3が、それぞれ、設
けられており、紙幣入出金機1の内部には、この入金口
2を起点とする入金通路4およびこの出金口3を終点と
する出金通路5が、それぞれ、設けられている。
入金口2から入金された紙幣は、入金手段8を経て、紙
幣入金モータ6により駆動される搬送ベルト7により、
入金通路4に沿って、紙幣入出金機1内に送られる。
入金手段8は、紙幣入出金機1の内部に向かって、下方
に傾斜するように設けられ、その上面に入金口2より入
金された紙幣を集積状態で保持する載置板9と、載置板
9の下端部の近傍上方に設けられ、その下端部と載置板
9との間に、紙幣繰り出し口を形成する前板10と、シャ
ッタソレノイド11により、紙幣繰り出し口を開閉可能な
ように駆動され、紙幣繰り出し口を閉じたとき、載置板
9の上面に集積された紙幣に接触して、その下端部を揃
える図示しないシャッタと、紙幣押圧モータ12により載
置板9と近接離間可能に構成され、近接時に、載置板9
の上面に集積された入金紙幣を押圧する紙幣押圧部材13
と、載置板9の下端部に設けられた図示しない切り欠き
より、載置板9の上面より上方に突出するように設けら
れ、載置板9の上面に集積された紙幣を1枚づつ搬送ベ
ルト7に繰り出す繰り出しローラ14、および、載置板9
に設けられた図示しない穴より載置板9の上面より上方
に突出するように設けられ、繰り出しローラ14の回転と
同期して回転し、載置板9の上面に集積された紙幣を1
枚づつ繰り出しローラ14に送り込む蹴り出しローラ15と
により構成されている。繰り出しローラ14および蹴り出
しローラ15は、ともに、紙幣入金モータ6により駆動さ
れるようになっている。
入金口2から紙幣入出金機1内に入金され、載置板9の
上面に集積された紙幣を、搬送ベルト7に送り出す場合
には、シャッタが紙幣繰り出し口を閉じた状態で、紙幣
入金モータ6を駆動させて、繰り出しローラ14及び蹴り
出しローラ15を回転させ、入金紙幣の下端部を、シャッ
タにより揃えさせ、その後に、紙幣押圧モータ12により
紙幣押圧部材13を、集積された紙幣の最上面を押圧する
ように移動させ、紙幣繰り出し口を開き、再び、紙幣入
金モータ6を駆動させて、繰り出しローラ14および蹴り
出しローラ15を回転させ、紙幣と、繰り出しローラ14お
よび蹴り出しローラ15との摩擦力によって、紙幣を1枚
づつ、搬送ベルト7に送り出すように構成されている。
入金通路4には、入金紙幣判別部16が設けられており、
紙幣繰り出し口を経て、搬送ベルト7により、入金通路
4に沿って搬送されて来た紙幣は、この入金紙幣判別部
16において、公知の方法によって、紙幣の金種、紙幣の
真偽、すなわち、真券か偽造券か、紙幣の正損、すなわ
ち、回収すべき程度に紙幣が損傷しているか否か、紙幣
が1枚づつ送られているか否かが判定されるとともに、
紙幣の計数がおこなわれる。
入金紙幣は、入金紙幣判別部16よりさらに、図示しない
ソレノイドにより切換え可能に構成された第1ゲート17
に送られて、入金紙幣判別部16において、二重送りがな
く、真券かつ正券で、その金種が第1の金種、たとえ
ば、10000円であると判定された紙幣は、第1ゲート17
によって、第1ゲート17の下方に設けられた第1プール
部18に送り込まれる。
他方、入金紙幣判別部16によって、真券であり、かつ正
券で、その金種が第1の金種、たとえば、10000円であ
ると判定された以外の紙幣は、第1ゲート17を通過し
て、さらに、図示しないソレノイドにより切換え可能に
構成された第2ゲート19に送られ、入金紙幣判別部16に
より、二重送りがなく、真券かつ正券で、その金種が第
2の金種、たとえば、1000円であると判定された紙幣
は、第2ゲート19により、第2ゲート19の下方に設けら
れた第2プール部20に送り込まれる。
入金紙幣判別部16によって、真券であり、かつ正券で、
その金種が、第1の金種または第2の金種であると判定
されなかった紙幣は、さらに、搬送ベルト7により、図
示しないソレノイドにより切換え可能に構成された第3
ゲート21に送られ、入金紙幣判別部16によって、二重送
りがなく、真券であり、その金種が、第1の金種の紙
幣、第2の金種の紙幣に比して利用度の低い第3の金種
の紙幣、たとえば、5000円券であると判定された紙幣、
および、第1の金種または第2の金種の紙幣で、真券で
はあるが、回収が必要な程度に損傷された損券であると
判定された紙幣は、第3ゲート21によって、第3ゲート
21の下方に設けられた第3プール部22に送り込まれる。
なお、紙幣判定部16によって計数がおこなわれ、その結
果、第1プール部18または第2プール部20が、第1の金
種の紙幣または第2の金種の紙幣をもはや収容する余地
がないと判定された場合には、その後に、紙幣判定部16
より、第1ゲート17または第2ゲート19に送られる第1
プール部18または第2プール部20に収容されるべき紙幣
は、第1ゲート17または第2ゲート19を通過して、第3
ゲート21に送られ、第3プール部22に収容される。
さらに、入金紙幣判別部16によって、偽造紙幣と判定さ
れた紙幣および紙幣が1枚づつ送られていない、すなわ
ち、二重送りと判定された紙幣は、第3ゲート21を通過
して、紙幣返却口23に送られ、テラーに返却される。
第1ゲート17、第2ゲート19および第3ゲート21による
第1プール部18、第2プール部20および第3プール部22
への入金紙幣の送り込みは、それぞれ、第1送込み機構
24、第2送込み機構25および第3送込み機構26によりな
される。
第1送込み機構24、第2送込み機構25および第3送込み
機構26は、それぞれ、第1ゲート17、第2ゲート19およ
び第3ゲート21と、第1プール部18、第2プール部20お
よび第3プール部22との間に設けられ、入金紙幣搬送モ
ータ6により駆動される送込みローラ27、28および29
と、送込みローラ27、28、29と同期して回転する複数の
羽根を有する羽根車30、31および32とから、それぞれ、
構成されている。紙幣は、羽根車30、31、32の第1図に
は図示しない羽根の間に、1枚づつ送り込まれ、羽根車
30、31、32の第1プール部18、第2プール部20および第
3プール部22内へ向けての回転により、それぞれ、1枚
づつ、第1プール部18、第2プール部20および第3プー
ル部22内へ送られ、収容される。
第1プール部18、第2プール部20および第3プール部22
の底部は、それぞれ、プールゲート開閉モータ33により
開閉可能な第1プールゲート34、第2プールゲート35、
第3プールゲート36により構成されており、これらのゲ
ート34、35および36は、通常は、プールゲートロックソ
レノイド37により、閉じた状態に保持され、テラーより
の指示にしたがって、プールゲート開閉モータ33が駆動
され、これらのゲート34、35および36を開くようになっ
ている。
図示されてはいないが、第1プール部18、第2プール部
20および第3プール部22を、紙幣入出金機1外へ引き出
すためのスライド機構が設けられ、第1プール部18、第
2プール部20および第3プール部22に紙幣を収容した
後、顧客が何らかの理由で、取引の中止を求めた場合な
どに、テラーが、これら第1プール部18、第2プール部
20および第3プール部22を、第1図に想像線で示すよう
に引き出し、第1プール部18、第2プール部20および第
3プール部22に収容されている紙幣を回収し、あるい
は、その金額を確認することができるように構成されて
いる。これらの第1プール部18、第2プール部20および
第3プール部22は、プール部ロックソレノイド38によ
り、所定位置に保持されるように構成されており、これ
らを引き出すときは、テラーからの指示によって、この
プール部ロックソレノイド38がオフされるようになって
いる。
第1プール部18、第2プール部20および第3プール部22
の下方には、それぞれ、第1プールゲート34、第2プー
ルゲート35、第3プールゲート36を挟んで、第1スタッ
カ39、第2スタッカ40および第3スタッカ41が設けられ
ている。
第1スタッカ39、第2スタッカ40および第3スタッカ41
は、それぞれ、入金時においては、入金紙幣の第1プー
ル部18、第2プール部20および第3プール部22への収容
が完了し、紙幣判別部16が計数した入金金額と、テラー
が意図した入金金額とが一致して、テラーが入金指示を
したときに、プールゲート開閉モータ33が駆動されて、
第1プールゲート34、第2プールゲート35および第3プ
ールゲート36が開き、第1プール部18、第2プール部2
0、第3プール部22に一時的に収容されていた紙幣を収
納する機能を有している。また、第1スタッカ39および
第2スタッカ40に入金された第1の金種の紙幣および第
2の金種の紙幣は、それぞれ、出金のために再使用され
るが、第3スタッカ41に収納された紙幣は、出金には利
用されず、第3スタッカ41内に保管され、出金のために
使用される第3の金種の紙幣は、後に詳述するように、
第3スタッカ41内に収納された入金紙幣とは、場所を分
けて、あらかじめ、第3スタッカ41内に収納されるよう
になっている。
第1スタッカ39および第2スタッカ40は、同一の構成を
有しており、それぞれ、第1の金種の入金紙幣、第2の
金種の入金紙幣を収納する収納室39a、40aと、収納室39
a、40aの内部に設けられ、エレベータモータ42、43によ
り水平状態を保ちつつ昇降可能に構成され、第1プール
ゲート34、第2プールゲート35に近接した上昇位置にお
いて、第1プール部18、第2プール部20より、入金紙幣
をその上面に集積状態で受け取る載置板39b、40bと、水
平軸39c、40cのまわりに、第1図における時計方向に揺
動可能な揺動部材39d、40d、および揺動部材39d、40dの
先端部の軸39e、40eのまわりに揺動可能に支持され、紙
幣出金時において、載置板39b、40bの上面に載置された
紙幣を押圧可能に構成された紙幣押圧部材39f、40fより
なっている。収納室39a、40aには、その中に収納された
紙幣を出金のために繰り出す紙幣繰り出し口(図示せ
ず)が、それぞれ、設けられており、また、載置板39
b、40bは、紙幣を第1プール部39、第2プール部40より
受け取る場合以外は、最も下降した下降位置に位置して
おり、また、載置板9と同様の形状を有し、下降位置に
おいて、載置板39b、40bに設けられた図示しない穴か
ら、それぞれ、紙幣出金用の蹴り出しローラ44、45が、
載置板39b、40bの上面から上方に突出するとともに、図
示しない紙幣繰り出し口側に形成された載置板39b、40b
の図示しない切り欠きより、それぞれ、出金用の繰り出
しローラ46、47が、載置板39b、40bの上面より上方に突
出するように構成されている。
なお、図示してはいないが、第1プール部39、第2プー
ル部40より紙幣を受け取る場合、載置板39b、40bが所定
の上昇位置まで上昇しているか否かは、それぞれ、リミ
ットセンサにより検出されるようになっている。
前述のように、このように構成された第1スタッカ39お
よび第2スタッカ40の収納室39a、40aに収納された紙幣
は、出金のために使用されるが、出金に際しては、図示
しないコントロールユニットにより、収納室39a、40aに
収納されている紙幣の枚数が検出され、その出力信号に
基づいて、収納室39a、40aに収納されている紙幣の枚数
が、所定枚数以下と判定されたときは、図示しないコン
トロールユニットは、紙幣押圧部材駆動モータ48a、48b
を駆動し、揺動部材39d、40dを、第1図における時計方
向に揺動させ、その先端部の軸39e、40eまわりに揺動可
能に支持された紙幣押圧部材39f、40fにより、載置板39
b、40bの上面に集積状態で載置された紙幣の最上面を押
圧し、最下の紙幣の下面と、蹴り出しローラ44、45およ
び繰り出しローラ46、47との間に所定の摩擦力を発生さ
せ、紙幣が1枚づつ、収納室39a、40aから繰り出される
ようにし、他方、収納室39a、40aに収納されている紙幣
の枚数が、所定枚数を越えていると判定したときは、載
置板39b、40bの上面に集積状態で載置された紙幣の自重
によって、紙幣の最下面と、蹴り出しローラ44、45およ
び繰り出しローラ46、47との間に所定の摩擦力が発生す
るから、図示しないコントロールユニットは、紙幣押圧
部材駆動モータ48a、48bを駆動することなく、紙幣は1
枚づつ、収納室39a、40aから繰り出される。
図示していないが、第1スタッカ39および第2スタッカ
40の収納室39a、40aから紙幣を繰り出す紙幣繰り出し口
には、シャッタソレノイド49、50により、紙幣繰り出し
口を開閉するシャッタが設けられている。
他方、前述のように、第3プール部22には、紙幣判別部
16により、真券であり、その金種が、第1の金種の紙
幣、第2の金種の紙幣に比して利用度の低い第3の金種
の紙幣、例えば、5000円券であると判定された紙幣、第
1の金種または第2の金種の紙幣で、真券ではあるが、
回収が必要な程度に損傷された損券であると判定された
紙幣、および、第1プール部18または第2プール部20に
収容しきれなかった第1の金種の紙幣または第2の金種
の紙幣が収容され、第3スタッカ41は、第3プールゲー
ト36を経て、第3プール部22に一時的に収容されていた
これらの紙幣を収納するが、以上のように、第3スタッ
カ41に収納される紙幣は、種々の金種の紙幣を含み得る
他、損券も混入しているので、出金には利用されない。
そこで、第3スタッカ41内には、上下方向に移動可能な
載置板51が設けられ、これにより、第3スタッカ41は、
上述の入金紙幣を収納する入金紙幣収納室41aと、出金
に用いるべき利用度の低い第3の金種の紙幣、たとえ
ば、五千円券を収納する出金紙幣収納室41bとに分割さ
れており、出金に用いる第3の金種の紙幣は、あらかじ
め、この出金紙幣収納室41bに収納されるようになって
いる。第3の金種の紙幣は、第1の金種の紙幣および第
2の金種の紙幣に比して、利用度が低く、このように、
入金した紙幣を出金に利用せず、あらかじめ収納した紙
幣のみを出金に供するようにしても出金用の紙幣が不足
する事態が生ずることはなく、また、出金すべき第3の
金種の紙幣を収納する第3スタッカ41の一部を、第1の
金種の紙幣および第2の金種の紙幣の損券および第1プ
ール部18、第2プール部20に収容しきれなかった第1の
金種の紙幣および第2の金種の紙幣の収納部として利用
することにより、スペースを節約することができ、紙幣
入出金機1を小型化することが可能になる。
第2図は、第3スタッカ41およびその紙幣入出金機1の
取付け部の構造を示す概略図である。
第2図において、第3スタッカ41は、紙幣入出金機1に
着脱可能に構成されており、第3スタッカ41を入金紙幣
収納室41aと出金紙幣収納室41bとに二分割する載置板51
は、エレベータモータ52により、水平状態を保持しつ
つ、第3スタッカ41内を上下方向に移動可能に構成され
ており、その下面の縁部には、ガイド部材53が取付けら
れ、ガイド部材53は、エンドレスのベルト54に連結され
るとともに、上下方向に延びるガイド溝55によりガイド
されるようになっている。
ベルト54は、第3スタッカ41の上部に設けられた上側プ
ーリ56aおよび下部に設けされた下側プーリ56bに巻回さ
れ、下側プーリ56bには、その中心軸を同じくしたギア5
7が設けられ、このギア57は、第3スタッカ41が、紙幣
入出金機1取付けられたとき、紙幣入出金機1本体に設
けられたギア58に噛合するようになっている。
紙幣入出金機1本体に設けられたギア58は、第3スタッ
カ取付け部材59により支持されるとともに、第3スタッ
カ取付け部材59に設けられた駆動ギア60と噛合するよう
になっている。駆動ギア60の回転軸61には、プーリ62が
設けられており、プーリ62とエレベータモータ52の回転
軸に取付けられたプーリ63との間には、エンドレスのベ
ルト64が巻回されている。
したがって、エレベータモータ52が駆動されると、その
駆動力は、プーリ63、ベルト64、プーリ62、駆動ギア6
0、ギア58、ギア57、下側プーリ56b、ベルト54およびガ
イド部材53を介して、載置板51に伝えられることにな
り、載置板51は、エレベータモータ52によって、ガイド
溝55にガイドされつつ、上下方向に移動される。
第3スタッカ取付け部材59は、回転軸61のまわりに揺動
可能に紙幣入出金機1に取付けられており、紙幣入出金
機1に、その一端が固定された引張りバネ65の他端が取
付けられ、常時、第2図の矢印A方向に付勢されてい
る。したがって、第3スタッカ41が、紙幣入出金機1に
取付けられたとき、ギア57とギア58とが、所定の力で噛
合するようになっている。ただし、第3スタッカ取付け
部材59が、紙幣入出金機1に取付けられていない状態
で、第3スタッカ41が、引張りバネ65より付勢されて
も、その位置が所定位置に保持されるように、紙幣入出
金機1には、突起部66が設けられている。
このように構成された第3スタッカ41においては、入金
紙幣が、第1プール部18、第2プール部20および第3プ
ール部22に収容された後に、テラーにより入金が指示さ
れると、エレベータモータ52が駆動され、載置板51は、
第3スタッカ41内を上方に、第3プールゲート36に近接
した位置まで移動されるとともに、プールゲート開閉モ
ータ33が駆動されて、第3プールゲート36が開かれ、第
3プール部22内に一時的に収容されていた紙幣は、載置
板51上に集積状態で載置されることになる。
第3スタッカ41の下端部、すなわち、その出金紙幣収納
部41bの下端部には、出金用の第3の金種の紙幣が、そ
の上に載置される底板67が設けられている。底板67は、
水平軸68のまわりに揺動可能に取付けられており、底板
67と水平軸68との間には、図示しない捩じりバネが設け
られ、底板67は常時、第2図において、矢印Bで示す向
きに付勢されている。
紙幣入出金機1には、水平軸69のまわりに揺動可能なL
字状の検出レバー70が設けられており、上方に向けて形
成された上端部70aは、底板67の下面と当接可能で、そ
の他端である下端部70bの近傍には、一端が紙幣入出金
機1に取付けられた引張りバネ71が取付けられており、
常時、第2図において、矢印Cの向きに付勢されてい
る。L字状の検出レバー70の下端部70b近傍には、検出
レバー70の上端部70aに当接する底板67が水平状態にな
ったとき、オンし、底板67が水平状態以外の状態のとき
には、オフするリミットセンサ72が設けられている。
また、検出レバー70の上端部70aが、底板67に当接して
いない状態で、検出レバー70が、引張りバネ71により付
勢されるとき、検出レバー70が所定の位置に位置するよ
うに、紙幣入出金機1には、突起部73が設けられてい
る。
第2図に示すように、L字状の検出レバー70の近傍に
は、第3スタッカ41の出金紙幣収納室41b内に、あらか
じめ収納されていた第3の金種の紙幣を出金するための
蹴り出しローラ74および繰り出しローラ75が、それぞ
れ、設けられている。すなわち、底板67は、載置板9、
載置板39b、40bと同様の形状をなし、出金時において
は、底板67に形成された図示しない穴より蹴り出しロー
ラ74が、図示しない紙幣繰り出し口側に形成された図示
しない切り欠きから、繰り出しローラ75が、それぞれ、
底板67の上面から上方に突出するようになっている。ま
た、図示してはいないが、第3スタッカ41の出金紙幣収
納室41bから紙幣を出金のために繰り出す紙幣繰り出し
口には、シャッタソレノイド76により、紙幣繰り出し口
を開閉するシャッタが設けられている。
第3図及び第4図は、第3スタッカ41が、紙幣入出金機
1に取付けられた状態における構造を示す概略図であ
り、第3図は、第3プール部22に一時的に収容された入
金紙幣を、入金紙幣収納室41aに収納する状態を示し、
第4図は、出金紙幣収納室41bに収納されている紙幣を
出金する状態を示している。
第3図において、載置板51は、第3プール部22より紙幣
を受け取るため、第3ゲート21に近接した上昇位置まで
上昇した状態にあり、載置板51が、上昇位置に位置して
いるか否かは、リミットセンサ77によって判定される。
この状態では、底板67は、図示しない捩じりバネによっ
て、第3図において、矢印B方向に付勢されているた
め、水平軸68を中心にして、水平状態から傾いた状態に
ある。
この状態で、プールゲート開閉モータ33が駆動される
と、第3プールゲート36が開かれ、第3プール部22に一
時的に収容されていた紙幣は、載置板51により受け取ら
れ、その上面に集積状態で載置される。
その後、エレベータモータ52が駆動されて、その駆動力
が、プーリ63、ベルト64、プーリ62、駆動ギア60、ギア
58、ギア57、下側プーリ56b、ベルト54およびガイド部
材53を介して、載置板51に伝えられ、載置板51は、第4
図に示す下降位置にまで下降され、第3プールゲート36
が閉じられる。
図示してはいないが、第3スタッカ41の出金紙幣収納室
41bには、あらかじめ、出金すべき第3の金種の紙幣
が、底板67の上面に載置されて収納されているので、載
置板51の下降にともない、載置板51が、この底板67上の
紙幣を押圧し、そのため、底板67は、捩じりバネの付勢
力に抗して、矢印Bと反対向きに押される。その結果、
L字状の検出レバー70の上端部70aに、底板67の下面が
当接し、引張りバネ71の引張り力に抗して、検出レバー
70は、水平軸69のまわりに矢印Cと反対向きに揺動させ
られる。こうして、底板67が水平状態となると、L字状
の検出レバー70の下端部70bの近傍に設けられたリミッ
トセンサ72がオンし、底板67が水平状態になったことが
検出される。この状態では、底板67の上面に載置されて
いる出金すべき紙幣は、載置板51の下面により、押圧さ
れ、他方、蹴り出しローラ74は、底板67に設けられた図
示しない穴より、また、繰り出しローラ75は、紙幣繰り
出し口の近傍に形成された図示しない切り欠きより、そ
れぞれ、底板67の上方に突出した状態にあるので、底板
67の上面に載置された出金すべき紙幣の最下面と、蹴り
出しローラ74および繰り出しローラ75との間には、所定
の摩擦力が発生し、その結果、蹴り出しローラ74および
繰り出しローラ75を回転させることによって、第3の金
種の紙幣を、一枚づつ、出金紙幣収納室41bから、出金
することが可能になる。
以上のように構成された第1スタッカ39の収納室39a、
第2スタッカ40の収納室40aおよび第3スタッカ41の出
金紙幣収納室41bから、蹴り出しローラ44、45、74およ
び繰り出しローラ46、47、75により取り出された紙幣
は、これらのローラを駆動する紙幣出金モータ78により
駆動される搬送ベルト79によって、出金通路5を送ら
れ、出金紙幣判別部80により、紙幣の金種、二重送りの
有無、たとえば、斜め送りの有無や所定の間隔を経ず
に、後続紙幣が送られているか否かなどのその他の搬送
エラーの有無が判定および紙幣の出金金額の計数がなさ
れる。
出金紙幣判別部80によって、所定の判別を受けた出金紙
幣は、ゲート81に送られ、出金紙幣判別部80により、出
金されるべき紙幣の金種と異なる金種の紙幣が送られた
と判定された場合、二重送り、その他の搬送エラーが検
出された場合には、ゲート81が、図示しないソレノイド
により、切換えられ、出金紙幣は、出金紙幣リジェクト
部82に送られ、収容される。他方、出金紙幣の金種が所
定の金種であり、かつ、二重送りもその他の搬送エラー
も検出されなかったときは、出金紙幣は、ゲート81を経
て、さらに、出金口3に向けて送られる。
出金口3の近傍には、出金手段83が設けられており、出
金口3を開閉するシャッタ84およびこれを駆動するシャ
ッタモータ85より構成されている。すなわち、テラーの
指示にしたがって、すべての出金紙幣が出金口3に送ら
れたときは、シャッタモータ85が駆動されて、シャッタ
84が開き、出金すべき紙幣は、テラーにより出金口3か
ら取り出されるようになっている。
なお、図示されてはいないが、紙幣入出金機1のカバー
は、2つに分割形成されており、たがいに引き離すこと
によって、その内部機構が露出可能に構成されており、
出金すべき紙幣が、出金口3に送られた後、顧客より取
引中止の申し入れがあったり、あるいは、テラーが、出
金額のセットを誤ったことに気がついた場合などには、
テラーは、出金口3に送られた紙幣を出金口3より取り
出し、2つのカバーをたがいに引き離すように動かし
て、紙幣入出金機1の内部機構を露出させ、リジェクト
紙幣収納部86に収納するようになっている。
また、前述のように、本実施例においては、第3スタッ
カ41は、紙幣入出金機1に対して着脱可能に構成されて
おり、業務開始前に、あらかじめ第1スタッカ39および
第2スタッカ40に収納されるべき第1の金種の出金紙幣
および第2の金種の出金紙幣は、それぞれ、第3スタッ
カ41を介して、第1スタッカ39および第2スタッカ40に
収納されるようになっている。
すなわち、業務開始前において、紙幣入出金機1より取
り外した第3スタッカ41の出金紙幣収納室41b内に、利
用度の大きい紙幣で、第1スタッカ39および/または第
2スタッカ40から出金すべき紙幣、たとえば、10000円
券などの第1の金種の紙幣および/または、たとえば、
1000円券などの第2の金種の紙幣を装填して、第3スタ
ッカ41を紙幣入出金機1に取付け、エレベータモータ52
により載置板51を下降させ、リミットセンサ72が、底板
67が水平状態になった後、蹴り出しローラ74および繰り
出しローラ75を回転させて、紙幣を出金通路5に送り出
し、出金紙幣判別部80を経て、さらに紙幣をゲート87に
送るようにする。ここに、ゲート87は、図示しないソレ
ノイドによって、あらかじめ紙幣を、出金通路5と入金
通路4の入金紙幣判別部16の上流側とを連結する連結通
路88に紙幣を送るように切り換えられており、そのた
め、紙幣は、連結通路88を経て、入金通路4に送られ、
入金紙幣判別部16により、紙幣の金種、真偽、正損、二
重送りの有無などが判定されるとともに、その額が計数
され、入金紙幣と全く同様にして、第1ゲート17、第2
ゲート19により、それぞれ、第1プール部18、第2プー
ル部20に送り込まれ、更に、第1スタッカ39の収納室39
a、第2スタッカ40の収納室40aに収納される。こうし
て、第1スタッカ39の収納室39a、第2スタッカ40の収
納室40aに収納されるべき出金紙幣の収納動作が完了す
ると、第3スタッカ41は、再び、紙幣入出金機1から取
り外され、第3スタッカ41の出金紙幣収納室41a内に、
たとえば、5000円券などの利用度の小さい第3の金種の
紙幣が収納された後、紙幣入出金機1に取付けられる。
また、業務終了後、第1スタッカ39の収納室39aおよび
/または第2スタッカ40の収納室40aに収納されている
紙幣を回収する場合にも、同様に、ゲート87を、図示し
ないソレノイドによって、あらかじめ、出金通路5を送
られてきた紙幣を、出金通路5と入金通路4の入金紙幣
判別部16の上流側とを連結する連結通路88に紙幣を送る
ように切り換えておくとともに、第1ゲート17および第
2ゲート19を、図示しないソレノイドによって、入金通
路4を送られてきた紙幣が、そのまま、第3ゲート21に
送られるように切り換え、逆に、第3ゲート21は、紙幣
をすべて第3プール部22に送るように切り換えた後、第
1スタッカ39の収納室39aおよび/または第2スタッカ4
0の収納室40aから、紙幣を繰り出し、ゲート87、連結通
路88、入金通路4、入金紙幣判別部16、第1ゲート17、
第2ゲート19および第3ゲート21を経て、紙幣を第3プ
ール部22に送り、さらに、第3プールゲート36を開い
て、紙幣を第3スタッカ41の入金紙幣収納室41aに収容
し、しかる後に、第3スタッカ41を紙幣入出金機1から
取り外し、紙幣を回収するようになっている。
第5図は、本発明の実施例にかかる紙幣入出金機1の制
御装置90のブロックダイアグラムである。
第5図において、91は、テラーが紙幣入出金機1に対し
て、紙幣の入金、出金の指示をおこなうテラーマシーン
であり、テラーマシーン91よりの指示信号は、コントロ
ールユニット92に入力され、コントロールユニット92
は、入金機構93および出金機構94に対して、必要な動作
を命ずる信号を出力するように構成されている。また、
コントロールユニット92には、入金紙幣判別部16および
出金紙幣判別部80から、それぞれ、入金紙幣判別信号お
よび出金紙幣判別信号が入力されている。
このように構成された制御装置90において、まず、業務
開始に先立って、出金すべき紙幣を紙幣入出金機1の第
1スタッカ39、第2スタッカ40および第3スタッカ41に
収納するときは、テラーは、第3スタッカ41を紙幣入出
金機1から取り外して、第1スタッカ39の収納室39aお
よび第2スタッカ40の収納室39aに収納すべき第1の金
種の紙幣および第2の金種の紙幣を第3スタッカ41の出
金紙幣収納室41bに装填し、第3スタッカ41を紙幣入出
金機1にセットした後、紙幣収納命令をテラーマシーン
91に入力する。テラーマシーン91に紙幣収納命令が入力
されると、テラーマシーン91からコントロールユニット
92に紙幣収納命令信号が出力され、コントロールユニッ
ト92は、出金機構94のエレベータモータ52を駆動し、載
置板51を下降させる。載置板51が、底板67上の紙幣を押
圧しつつ下降して、底板67が水平状態になったことをリ
ミットセンサ72が検出すると、紙幣押圧完了信号が、リ
ミットセンサ72からコントロールユニット92に出力され
る。紙幣押圧完了信号が入力されると、コントロールユ
ニット92は、出金機構94の紙幣出金モータ78に対して、
紙幣繰り出し信号を出力し、蹴り出しローラ74および繰
り出しローラ75を回転させ、第3スタッカ41の出金紙幣
収納室41b内に装填された第1の金種の紙幣および第2
の金種の紙幣は、最下の紙幣の下面と蹴り出しローラ74
および繰り出しローラ75との間の摩擦力により、1枚づ
つ、繰り出される。紙幣繰り出し信号を出力するのと同
時に、コントロールユニット92は、図示しないソレノイ
ドにゲート切換え信号を出力し、ゲート87を連結通路88
側に切換える。その結果、第3スタッカ41の出金紙幣収
納室41bから、1枚づつ繰り出された紙幣は、出金通路
5、ゲート87、連結通路88を経て、入金通路4に送ら
れ、入金紙幣判別部16により、紙幣の金種、真偽、正
損、二重送りの有無などが判定されるとともに、その額
が計数され、入金紙幣と全く同様にして、第1ゲート1
7、第2ゲート19により、それぞれ、第1プール部18、
第2プール部20に送り込まれ、さらに、第1スタッカ39
の収納室39a、第2スタッカ40の収納室40aに収納され
る。入金紙幣判別部16によって計数された紙幣の額は、
入金紙幣計数信号として、コントロールユニット92に入
力され、コントロールユニット92内の図示しないメモリ
に記憶される。こうして、第1スタッカ39の収納室39
a、第2スタッカ40の収納室40aに収納されるべき出金紙
幣の収納動作が完了すると、第3スタッカ41は、再び、
紙幣入出金機1から取り外され、第3スタッカ41の出金
紙幣収納室41a内に、たとえば、5000円券などの利用度
の小さい第3の金種の紙幣が収納された後、紙幣入出金
機1に取付けられる。第3スタッカ41の出金紙幣収納室
41a内に収納された第3の金種の紙幣の額は、テラーに
よって、マニュアルで、テラーマシーン91に入力され、
コントロールユニット92に入金紙幣計数信号として入力
されて、コントロールユニット92内の図示しないメモリ
に記憶される。
こうして、各金種の入金紙幣が、紙幣入出金機1内に装
填された後、入出金業務が開始される。
紙幣を入金する場合には、テラーは、入金口2より紙幣
を紙幣入出金機1内に入金した後、テラーマシーン91に
入金命令を入力する。テラーマシーン91に入金命令が入
力されると、テラーマシーン91は、入金信号をコントロ
ールユニット92に出力し、コントロールユニット92は、
まず、入金機構93の紙幣入金モータ6を駆動して、蹴り
出しローラ15および繰り出しローラ14を回転させ、載置
板9上に載置された入金紙幣の下端部を揃え、ついで、
入金機構93の紙幣押圧モータ12を駆動して、紙幣押圧部
材13を下降させ、載置板9上に集積状態に載置された入
金紙幣を押圧し、さらにシャッタソレノイド11を駆動し
て、入金手段8の図示しないシャッタを移動させて、紙
幣繰り出し口を開くとともに、紙幣入金モータ6を駆動
して、蹴り出しローラ15および繰り出しローラ14を回転
させ、載置板9上に載置された入金紙幣を、1枚づつ、
紙幣繰り出し口より搬送ベルト7に繰り出す。搬送ベル
ト7に繰り出された入金紙幣は、入金通路4に沿って送
られ、入金紙幣判別部16において、紙幣の金種、真偽、
正損、二重送りの有無が判定されるとともに、入金額が
計数される。入金紙幣判別部16における判定結果および
計数結果は、コントロールユニット92に入力され、それ
ぞれ、図示しないメモリに記憶される。コントロールユ
ニット92は、入金紙幣判別部16の判定結果にしたがい、
図示しないソレノイドを駆動し、第ゲート17、第2ゲー
ト19および第3ゲート21を、紙幣毎に切換え、真券かつ
正券で、その金種が第1の金種の入金紙幣は、第1プー
ル部18に、真券かつ正券で、その金種が第2の金種の入
金紙幣は、第2プール部20に、真券で、その金種が第3
の金種の紙幣、および、第1ならびに第2の金種の紙幣
で、かつ、真券ではあるが、損券と判定された入金紙幣
は、第3プール部22に、また、偽造紙幣および二重送り
と判定された入金紙幣は、紙幣返却口23に送られる。
また、入金紙幣判別部16が、第1の金種の紙幣および第
2の金種の紙幣の入金額を計数した結果、その一方また
は双方が、第1プール部18、第2プール部20に収容しき
れない入金額に達したと判定したときは、コントロール
ユニット92は、第1ゲート17、第2ゲート19を切換え、
それらの紙幣が、真券であれば、第3ゲート21によっ
て、第3プール部22に収容するようにする。
入金されたすべての紙幣の第1プール部18、第2プール
部20、第3プール部22および紙幣返却口23への送り込み
が完了したと、コントロールユニット92が判定したとき
は、コントロールユニット92は、そのメモリに記憶され
た入金金額を、テラーマシーン91に表示する。
テラーは、紙幣返却口23に送られた紙幣の真偽を確認
し、真券と判定したときは、再度、その紙幣を入金し、
テラーマシーン91に表示される入金金額と意図した入金
金額とが一致するまで、その操作を繰り返す。
その結果、テラーの意図した入金金額と、入金紙幣判別
部16が計数し、テラーマシーン91に表示された入金金額
とが一致しており、テラーがそのまま入金してよいと判
断したときは、テラーは、テラーマシーン91に、入金確
認命令が入力され、テラーマシーン91からコントロール
ユニット92に入金確認信号が出力される。テラーマシー
ン91から入金確認信号が入力されると、コントロールユ
ニット92は、入金機構93のエレベータモータ42、43、52
を駆動して、第1スタッカ39の載置板39b、第2スタッ
カ40の載置板40bおよび第3スタッカ41の載置板51を、
それぞれ、上昇させ、第1プールゲート34、第2プール
ゲート35および第3プールゲート36に近接した上昇位置
に保持した状態で、プールゲート開閉モータ33を駆動し
て、第1プールゲート34、第2プールゲート35および第
3プールゲート36を開き、第1プール部18、第2プール
部20および第3プール部22から、入金紙幣を、それぞ
れ、第1スタッカ39の載置板39b、第2スタッカ40の載
置板40bおよび第3スタッカ41の載置板51上に、受け渡
し、再びエレベータモータ42、43、52を駆動し、その上
面に入金紙幣を載置した載置板39b、40bおよび51を下降
させる。
他方、テラーは、真券と判定したにもかかわらず、紙幣
入出金機1が、受け入れない紙幣が残ったときは、テラ
ーは、その紙幣を別途保管し、その紙幣の額を、入金金
額として、テラーマシーン91に入力する。この入金金額
は、紙幣入出金機1の計数した入金金額を記憶するメモ
リとは、別のメモリに記憶される。
さらに、紙幣返却口23に返却された紙幣の中に、偽造紙
幣が混入しており、テラーも受入れ不能と判定したた
め、顧客が取引の中止を求めた場合などは、テラーは、
テラーマシーン91に、紙幣返却命令を入力し、コントロ
ールユニット92には、紙幣返却信号が入力され、コント
ロールユニット92は、プール部ロックソレノイド38をオ
フし、テラーにより、第1プール部18、第2プール部20
および第3プール部22を引き出して、それらに収容され
た紙幣を取り出し、紙幣返却口23に返却された紙幣とと
もに、顧客に返却する。
紙幣を出金する場合には、テラーは、テラーマシーン91
に、出金命令を入力すると、コントロールユニット92に
出金信号が入力される。コントロールユニット92は、出
金信号を受けると、図示しないメモリに記憶されている
各金種毎の紙幣枚数、すなわち、紙幣入出金機1の第1
スタッカ39、第2スタッカ40、第3スタッカ41内に収納
されている紙幣の枚数を読み出す。コントロールユニッ
ト92内のメモリには、収納時に、各スタッカ39、40、41
に収納された紙幣の額および入金された紙幣の額が、入
金紙幣判別部16の計数結果に基づいて入力されて、加算
されており、また、すでに、出金がなされているとき
は、出金紙幣判別部80により、各金種毎の出金額が、計
数され、メモリに記憶された金額から減算されて、その
時点で、紙幣入出金機1の各スタッカ39、40、41に収納
されている紙幣の金額、すなわち、各金種毎の紙幣の枚
数が記憶されている。コントロールユニット92は、こう
してメモリより読み出した各金種毎の紙幣の枚数のう
ち、第1の金種の紙幣および第2の金種の紙幣の枚数
を、それぞれ、あらかじめ定め、記憶していた所定の枚
数と比較し、所定枚数以下と判定したときは、その金種
の紙幣が収納されているスタッカ39および/または40の
紙幣押圧部材駆動モータ48aおよび/または48bを駆動す
る駆動信号を出金機構94に出力し、揺動部材39dおよび
/または40dを、第1図における時計まわりに揺動さ
せ、紙幣押圧部材39fおよび/または40fによって、スタ
ッカ39および/または40の載置板39bおよび/または40b
上の紙幣を押圧し、紙幣と蹴り出しローラ44および/ま
たは45、繰り出しローラ46および/または47と最下の紙
幣の下面との間に所定の摩擦力を発生させる。同時に、
コントロールユニット92は、エレベータモータ52を駆動
して、底板67が水平状態になったことをリミットセンサ
72が検出するまで、第3スタッカ41の載置板51を下降さ
せ、その下面により、底板67上の紙幣を押圧して、最下
の紙幣の下面と、蹴り出しローラ74および繰り出しロー
ラ75との間に所定の摩擦力を発生される。
紙幣押圧部材39fおよび/または40f、載置板51による紙
幣の押圧が完了したと判定したときは、コントロールユ
ニット92は、出金機構94の紙幣出金モータ78を駆動し
て、蹴り出しローラ44、45ならびに74および繰り出しロ
ーラ46、47および75を回転させ、紙幣を、1枚づつ、出
金通路5に送り出す。出金通路5に送り出された紙幣
は、出金紙幣判別部80によって、紙幣の金種、二重送り
の有無、搬送エラーの有無が判定され、出金金額は、コ
ントロールユニット92のメモリに入力され、メモリに記
憶されている金額から減算される。
出金紙幣判別部80の判定結果にしたがって、コントロー
ルユニット92は、図示しないソレノイドを駆動して、出
金されるべき紙幣と異なる金種の紙幣が出金された場
合、二重送り、その他の搬送エラーが検出された場合に
は、ゲート81によって、紙幣を出金紙幣リジェクト部82
に送り、その内部に収容する。その他の出金紙幣は、出
金口3に送られる。すべての出金紙幣が出金口3に送ら
れたと、コントロールユニット92が判定したときは、そ
の旨が、テラーマシーン91に表示され、テラーより紙幣
取り出し命令がテラーマシーン91に入力されると、コン
トロールユニット92は、紙幣取り出し信号を出金機構94
に出力し、シャッタモータ85を駆動して、出金口3のシ
ャッタ84を開き、出金紙幣は、テラーにより取り出され
る。
紙幣の入出金業務が完了した後、第1スタッカ39および
第2スタッカ40に収納されて、残っている紙幣を回収す
る場合には、テラーは、テラーマシーン91に、紙幣回収
命令を入力し、紙幣回収信号が、コントロールユニット
92に出力される。コントロールユニット92は、紙幣回収
信号を受けた場合には、図示しないソレノイドを駆動
し、あらかじめ、ゲート87を、出金通路5を送られてき
た紙幣を、出金通路5と入金通路4の入金紙幣判別部16
の上流側とを連結する連結通路88に紙幣を送るように切
り換えておくとともに、図示しないソレノイドを駆動
し、第1ゲート17および第2ゲート19を、入金通路4を
送られてきた紙幣が、そのまま、第3ゲート21に送られ
るように切り換え、逆に、第3ゲート21は、紙幣をすべ
て第3プール部22に送るように切り換えた後、第1スタ
ッカ39の収納室39aおよび/または第2スタッカ40の収
納室40aから、紙幣を繰り出し、ゲート87、連結通路8
8、入金通路4、入金紙幣判別部16、第1ゲート17、第
2ゲート19および第3ゲート21を経て、紙幣を第3プー
ル部22に送り、紙幣がすべて第3プール部22に送り込ま
れた後、第3プールゲート36を開いて、紙幣を第3スタ
ッカ41の入金紙幣収納室41aに収容する。すべての紙幣
の紙幣収納室41a内への収容が完了すると、その旨テラ
ーマシーン91に表示がなされ、テラーは、第3スタッカ
を紙幣入出金機1から取り外し、紙幣収納室41a内に収
容された紙幣を回収する。
本実施例によれば、利用度の低い第3の金種の紙幣のた
めのスタッカ41を載置板51により上下2分割し、第3の
金種の紙幣については、入金された紙幣を出金に使用せ
ず、第1プール部18および第2プール部20に収容しきれ
なかった第1の金種の紙幣および第2の金種の紙幣、損
券とともに、これを第3スタッカ41の載置板51の上部に
形成された入金紙幣収納室41a内に回収するようにする
とともに、出金に用いる第3の金種の紙幣は、第3スタ
ッカ41の載置板51の下部に形成された出金紙幣収納室41
b内に、あらかじめ、収納しておき、出金に際しては、
入金紙幣を載置し、第3スタッカ41を上下に2分割する
載置板51を用いて、出金紙幣収納室41b内の紙幣を押圧
し、最下の紙幣の下面と蹴り出しローラ74および繰り出
しローラ75との間に所定の摩擦力を発生させて、紙幣を
出金するようにしているので、利用度の低い第3の金種
の入金紙幣を収容するためのスペースを、利用度の大き
い第1の金種および第2の金種の紙幣を収容するための
スペースに比して、小さくすることができ、また、出金
する第3の金種の紙幣を押圧する部材を別個に設ける必
要もないから、よりコンパクトでかつ簡易な構造の紙幣
入出金機1を得ることが可能になる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことはいうまでもない。
たとえば、前記実施例においては、第3スタッカ41のみ
を、紙幣入出金機1に対して、着脱可能に構成している
が、第1スタッカ39および第2スタッカ40をも、紙幣入
出金機1に対して、着脱可能に構成してもよい。かかる
場合には、業務開始前に、各スタッカ39、40、41に紙幣
を収納する際、各スタッカ39、40、41を紙幣入出金機1
より取り外して、これらに紙幣を収納すればよく、ま
た、業務終了後に、各スタッカ39、40、41から紙幣を回
収する際にも、各スタッカ39、40、41を紙幣入出金機1
より取り外して、これらから紙幣を回収すればよい。た
だし、このように構成した場合には、紙幣を収納する
際、第1の金種の紙幣および第2の金種の紙幣の入金金
額が、入金紙幣判別部16によって計数されないから、テ
ラーが、マニュアルで、テラーマシーン91に、これらの
入金金額を入力することが必要である。
また、前記実施例においては、紙幣を繰り出しに、蹴り
出しローラ15、44、45、74および繰り出しローラ14、4
6、47、75を用いているが、それぞれ、あるいは、その
一部を、繰り出しローラ14、46、47、75のみにより紙幣
を繰り出すようにしてもよい。
さらに、前記実施例においては、第3の金種の紙幣を出
金する場合、載置板51により紙幣が押圧され、出金準備
が完了したか否かを、検出レバー70、リミットセンサ72
により、揺動可能な底板67が水平状態になったか否かに
よって検出しているが、底板67を水平状態に固定し、載
置板51の位置を検出することによって、紙幣の押圧状態
を検出するようにしてもよい。
発明の効果 本発明によれば、小型化が可能な紙幣循環出金の紙幣入
出金機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかる紙幣入出金機のメカ
ニズムを示す全体概略図である。 第2図は、第3スタッカおよびその紙幣入出金機の取付
け部の構造を示す概略図である。 第3図及び第4図は、第3スタッカが、紙幣入出金機に
取付けられた状態における構造を示す概略図であり、第
3図は、第3プール部に収容された入金紙幣を、入金紙
幣収納室に収納する状態を示し、第4図は、出金紙幣収
納室に収納されている紙幣を出金する状態を示すもので
ある。 第5図は、本発明の実施例にかかる紙幣入出金機の制御
装置のブロックダイアグラムである。 1……紙幣入出金機、2……入金口、 3……出金口、4……入金通路、 5……出金通路、 6……紙幣入金モータ、 7……搬送ベルト、8……入金手段、 9……載置板、10……前板、 11……シャッタソレノイド、 12……紙幣押圧モータ、 13……紙幣押圧部材、 14……繰り出しローラ、 15……蹴り出しローラ、 16……紙幣判別部、 17……第1ゲート、18……第1プール部、 19……第2ゲート、20……第2プール部、 21……第3ゲート、22……第3プール部、 23……紙幣返却口、 24……第1送込み機構、 25……第2送込み機構、 26……第3送込み機構、 27、28、29……送込みローラ、 30、31、32……羽根車、 33……プールゲート開閉モータ、 34……第1プールゲート、 35……第2プールゲート、 36……第3プールゲート、 37……プールゲートロックソレノイド、 38……プール部ロックソレノイド、 39……第1スタッカ、 39a……第1スタッカの収納室、 39b……第1スタッカの載置板、 39c……第1スタッカの水平軸、 39d……第1スタッカの揺動部材、 39e……第1スタッカの揺動部材先端部の軸、 39f……第1スタッカの紙幣押圧部材、 40……第2スタッカ、 40a……第2スタッカの収納室、 40b……第2スタッカの載置板、 40c……第2スタッカの水平軸、 40d……第2スタッカの揺動部材、 40e……第2スタッカの揺動部材先端部の軸、 40f……第2スタッカの紙幣押圧部材、 41……第3スタッカ、 41a……第3スタッカの入金紙幣収納室、 41b……第3スタッカの出金紙幣収納室、 42、43……エレベータモータ、 44、45……蹴り出しローラ、 46、47……繰り出しローラ、 48a、48b……紙幣押圧部材駆動モータ、 49、50……シャッタソレノイド、 51……載置板、 52……エレベータモータ、 53……ガイド部材、 54……ベルト、55……ガイド溝、 56a……上側プーリ、56b……下側プーリ、 57……ギア、58……ギア、 59……第3スタッカ取付け部材、 60……駆動ギア、61……回転軸、 62……プーリ、63……プーリ、 64……ベルト、 65……引張りバネ、66……突起部、 67……底板、68……水平軸、 69……水平軸、70……検出レバー、 70a……検出レバーの上端部、 70b……検出レバーの下端部、 71……引張りバネ、 72……リミットセンサ、 73……突起部、 74……蹴り出しローラ、 75……繰り出しローラ、 76……シャッタソレノイド、 77……リミットセンサ、 78……紙幣出金モータ、 79……搬送ベルト、 80……出金紙幣判別部、 81……ゲート、 82……出金紙幣リジェクト部、 83……出金手段、84……シャッタ、 85……シャッタモータ、 86……リジェクト紙幣収納部、 87……ゲート、88……連結通路、 90……制御装置、 91……テラーマシーン、 92……コントロールユニット、 93……入金機構、 94……出金機構。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣を入金可能でかつ入金された紙幣の少
    なくとも1つの金種の紙幣を出金可能に構成され、入金
    された紙幣を収納する複数のスタッカ手段を備え、該複
    数のスタッカ手段内に収納された前記紙幣を、前記スタ
    ッカ手段の下部に設けられた搬出ローラ手段と、前記紙
    幣のうちの最下の紙幣の下面との間の摩擦力によって、
    1枚づつ、前記スタッカ手段より繰り出すようにした紙
    幣入出金機において、前記複数のスタッカ手段の1つ
    が、入金された紙幣を一時収容するプール手段と、水平
    状態を保持しつつ上下方向に移動可能でかつ前記プール
    手段より前記入金紙幣を受取り、その上面に載置可能な
    紙幣載置板手段と、その底部に設けられ、その上面に出
    金すべき紙幣を載置可能な底板手段とを備え、前記紙幣
    載置板手段が、前記プール手段より入金紙幣を受け取る
    ときは、前記紙幣載置板手段を前記プール手段に近接し
    た上昇位置に移動させ、前記底板手段上に載置された紙
    幣を繰り出すときは、前記紙幣載置板手段を、前記底板
    手段上に載置された紙幣を押圧する下降位置に移動させ
    る載置板昇降手段を備えた紙幣入出金機。
  2. 【請求項2】前記搬出ローラ手段が、前記スタッカ手段
    に収納された前記紙幣のうちの最下の紙幣の下面に当接
    可能な少なくとも1つの蹴り出しローラと少なくとも1
    つの繰り出しローラを含んでいることを特徴とする請求
    項(1)に記載の紙幣入出金機。
  3. 【請求項3】前記複数のスタッカ手段の1つが、紙幣入
    出金機に対して、着脱可能に構成されたことを特徴とす
    る請求項(1)または(2)に記載の紙幣入出金機。
  4. 【請求項4】前記複数のスタッカ手段が、紙幣入出金機
    に対して、着脱可能に構成されたことを特徴とする請求
    項(1)または(2)に記載の紙幣入出金機。
  5. 【請求項5】前記底板手段が、複数のスタッカ手段の1
    つに設けられた水平軸まわりに揺動可能に取付けられ、
    前記載置板手段が前記下降位置に移動したことを、前記
    底板手段が水平状態になったことを検出することにより
    判定するセンサ手段を備えたことを特徴とする請求項
    (3)または(4)に記載の紙幣入出金機。
JP1125068A 1988-05-31 1989-05-18 紙幣入出金機 Expired - Lifetime JPH0686272B2 (ja)

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US07/358,165 US5000322A (en) 1988-05-31 1989-05-30 Bill receiving and dispensing machine
DE3917699A DE3917699A1 (de) 1988-05-31 1989-05-31 Banknotenannahme- und -ausgabemaschine
GB8912464A GB2220095B (en) 1988-05-31 1989-05-31 Bill receiving and dispensing machine

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JP13321388 1988-05-31
JP63-133213 1988-05-31

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JPH0266078A JPH0266078A (ja) 1990-03-06
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11346603B2 (en) 2017-05-31 2022-05-31 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Gas production system

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JPS60100283A (ja) * 1983-11-04 1985-06-04 ローレルバンクマシン株式会社 循環式紙幣入出金機
JPH0353333Y2 (ja) * 1985-01-23 1991-11-21
JPS628930A (ja) * 1985-07-03 1987-01-16 Hitachi Ltd 紙葉類取扱装置

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