JPH0686098B2 - 片面段ボール製造装置 - Google Patents

片面段ボール製造装置

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JPH0686098B2
JPH0686098B2 JP17632493A JP17632493A JPH0686098B2 JP H0686098 B2 JPH0686098 B2 JP H0686098B2 JP 17632493 A JP17632493 A JP 17632493A JP 17632493 A JP17632493 A JP 17632493A JP H0686098 B2 JPH0686098 B2 JP H0686098B2
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JP
Japan
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roll
corrugated board
lower roll
adhesive liquid
corrugated
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JP17632493A
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JPH0699529A (ja
Inventor
春吉 内田
Original Assignee
株式会社内田製作所
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片面段ボールの製造を
行う片面ダンボール製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】片面ダンボール製造装置においては、上
段ロールと下段ロールとにより成形した波板紙の段頂に
対して、糊付け装置の糊付けロールを当接させて糊液の
塗着を行っている。この場合に下段ロールから波板紙が
浮き上がるのを防止するために種々な構成が提供されて
いる。
【0003】すなわち、たとえば実開昭55−118720号に
見られる従来構造では、アッパーロール(上段ロール)
上に、メインロール(下段ロール)に対し中芯材の内面
となる側にメインロールへの仮り糊付け装置を設け、中
芯材の内面に仮り糊付けを行うことで、波成形された中
芯材がメインロールから浮き上がるのを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来構成による
と、仮り糊付け装置によって平滑状の中芯材の内面に対
して仮り糊付けを行う際に、その糊液量が多かったとき
には加熱による硬化が十分に行えず、糊液がアッパーロ
ールの凹凸条に残ることになる。この残留糊液は蓄積状
になり、以降の波成形に悪影響を及ぼしたり、あるいは
アッパーロールの両端から垂れ落ちたりする。また全て
の糊液が加熱により硬化した場合、その固形糊の一部が
粉末糊としてアッパーロールの凹凸条に残り、これが次
の波成形に悪影響を及ぼしたり、あるいは舞い上がって
作業環境を悪くする。
【0005】本発明の目的とするところは、塗着量に関
係なく加熱による硬化を十分に行えるとともに、粉末塵
埃の除去を迅速に行える片面段ボール製造装置を提供す
る点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明の片面段ボール製造装置は、互いに噛合する上段ロ
ールと下段ロールとを有し、この下段ロールに対向して
プレスロールを配設した片面段ボール製造装置におい
て、前記上段ロールに対向して、中芯原紙の外面に熱硬
化性で高粘度の接着液を塗着させる接着液供給装置を設
け、前記下段ロールに対向して、波板紙の段頂に糊液を
塗着させる糊付け装置と、歯間から塵埃の除去を行うバ
キユーム装置とを設けている。
【0007】
【作用】かかる本発明の構成によると、上段ロールによ
り供給されてきた中芯原紙の外面に接着液供給装置によ
り接着液を塗着させたのち、この中芯原紙を上段ロール
と下段ロールとの噛合により波板紙に成形し得る。そし
て成形された波板紙は下段ロールとともに移動するが、
このとき下段ロールの歯面に波板紙の全面が接着液を介
して付着した状態となり、したがって波板紙は浮き上が
ることなく移動し得る。次いで段頂に糊付け装置によっ
て糊液を塗着したのち、プレスロールを介して供給され
るライナー紙を段頂に当て付けることで、片面段ボール
の製造を行える。
【0008】その際に熱硬化性で高粘度の接着液は、下
段ロール側からの加熱によって、粘性がより一層高くな
って付着力が増し、これにより波板紙は、浮き上がるこ
となくかつ段(波)の形を維持しながら糊付け装置へと
移動し得る。そして接着液は、加熱によって迅速にかつ
完全に硬化し、これにより下段ロールから剥離するとと
もに波板紙に一体化する。また剥離する際に生じて下段
ロールの歯間に残った粉末塵埃は、バキユーム装置に対
向したときに吸引除去し得る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。1は上段ロール、2は下段ロールで、両ロール
1,2によって中芯原紙3を波板紙3Aに成形する。前
記下段ロール2の下方には、波板紙3Aの段頂3aにラ
イナー紙4を供給するためのプレスロール5が配設され
る。
【0010】前記上段ロール1の外側で中芯原紙3が移
行する部分には、この中芯原紙3の外面に熱硬化性で高
粘度の接着液6を塗着させる接着液供給装置7が設けら
れる。この接着液供給装置7は、接着液6を溜める接着
液溜めパツト8と、接着液付けロール9と、接着液切り
ロール10などから構成され、接着液6としては高粘度糊
液などが使用される。
【0011】前記下段ロール2の外側で波板紙3Aが移
行する部分に対向して、前記波板紙3Aの段頂3aに糊
液11を塗着させるための糊付け装置12が設けられる。こ
の糊付け装置12は、糊液11を溜める糊溜めパツト13と、
糊付けロール14と、糊切りロール15などから構成され
る。そして前記糊付け装置12とは反対側で下段ロール2
に対向して、歯間から塵埃の除去を行うバキユーム装置
17が設けられる。
【0012】次に上記実施例の作用を説明する。前記中
芯原紙3の外面に接着液付けロール9が当接すべく接着
液供給装置7を配設するとともに、波板紙3Aの段頂3
aに糊付けロール14が当接すべく糊付け装置12を配設し
た状態で、片面段ボール製造装置を運転させる。すると
上段ロール1により供給されてきた中芯原紙3は接着液
供給装置7へと達し、そして接着液付けロール9を介し
て外面の全面に熱硬化性で高粘度の接着液6が塗着(図
3)される。
【0013】次いで中芯原紙3を上段ロール1と下段ロ
ール2との噛合により波板紙3Aに成形する。そして成
形された波板紙3Aは下段ロール2とともに移動する
が、このとき下段ロール2の歯面に波板紙3Aの全面が
接着液6を介して付着した状態となり、したがって波板
紙3Aは浮き上がることなくかつ段の形状を維持しなが
ら移動される。次いで波板紙3Aは糊付け装置12へと達
し、糊付けロール14を介して段頂3aに糊液11が塗着
(図4)される。そしてプレスロール5などを介して段
頂3aに当接するようにライナー紙4が供給され、以て
片面段ボール16を製造(図5)し得る。
【0014】その際に熱硬化性で高粘度の接着液6は、
下段ロール2側からの加熱によって、粘性がより一層高
くなって付着力が増し、これにより波板紙3Aは、浮き
上がることなくかつ段の形を維持しながら糊付け装置12
へと移動する。そして接着液6は、加熱によって迅速に
かつ完全に硬化し、これにより下段ロール2から簡単に
剥離するとともに波板紙3Aに一体化する。また接着液
6が硬化し剥離する際に粉末の塵埃が生じ、下段ロール
2の歯間に残るが、これはバキユーム装置17に対向した
ときに吸引除去し得る。
【0015】
【発明の効果】上記構成の本発明によると、上段ロール
により供給されてきた中芯原紙の外面に接着液供給装置
により接着液を塗着させたのち、この中芯原紙を上段ロ
ールと下段ロールとの噛合により波板紙に成形すること
で、下段ロールの歯面に波板紙の裏面が接着液を介して
付着した状態にでき、したがって波板紙は浮き上がるこ
となくかつ段の形を維持しながら移動できて糊付け装置
による糊液の塗着を正確に行うことができる。
【0016】その際に熱硬化性で高粘度の接着液は、下
段ロール側からの加熱によって、粘性がより一層高くな
って付着力を増し、これにより波板紙の段の形を維持し
ながら糊付け装置へと移動できる。そして接着液は、塗
着量に関係なく加熱によって迅速にかつ完全に硬化で
き、これにより下段ロールから簡単に剥離できるととも
に、波板紙の表面にコーテング状に一体化して片面段ボ
ールの強度を上げることができる。さらに硬化し剥離す
る際に生じて下段ロールの歯間に残った粉末塵埃は、バ
キユーム装置に対向したときに完全にかつ迅速に吸引除
去でき、次の波成形を好適に行うことができるととも
に、舞い上がりがなくなって作業環境を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、片面段ボール製造装
置の側面図である。
【図2】同片面段ボール製造装置のロール配置を示す要
部の正面図である。
【図3】同片面段ボール製造装置の接着液塗着状態を示
す要部の側面図である。
【図4】同片面段ボール製造装置の糊液塗着状態を示す
要部の側面図である。
【図5】同製造された片面段ボールの拡大図である。
【符号の説明】
1 上段ロール 2 下段ロール 3 中芯原紙 3A 波板紙 3a 段頂 4 ライナー紙 5 プレスロール 6 接着液 7 接着液供給装置 9 接着液付けロール 11 糊液 12 糊付け装置 14 糊付けロール 16 片面段ボール 17 バキユーム装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに噛合する上段ロールと下段ロール
    とを有し、この下段ロールに対向してプレスロールを配
    設した片面段ボール製造装置において、前記上段ロール
    に対向して、中芯原紙の外面に熱硬化性で高粘度の接着
    液を塗着させる接着液供給装置を設け、前記下段ロール
    に対向して、波板紙の段頂に糊液を塗着させる糊付け装
    置と、歯間から塵埃の除去を行うバキユーム装置とを設
    けたことを特徴とする片面段ボール製造装置。
JP17632493A 1993-07-16 1993-07-16 片面段ボール製造装置 Expired - Lifetime JPH0686098B2 (ja)

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JP17632493A JPH0686098B2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 片面段ボール製造装置

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JP2280602A Division JPH0626868B2 (ja) 1990-10-18 1990-10-18 片面段ボール製造装置

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JPH0699529A JPH0699529A (ja) 1994-04-12
JPH0686098B2 true JPH0686098B2 (ja) 1994-11-02

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JPH0699529A (ja) 1994-04-12

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