JPH0686084U - 波高分析器 - Google Patents

波高分析器

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JPH0686084U
JPH0686084U JP3198893U JP3198893U JPH0686084U JP H0686084 U JPH0686084 U JP H0686084U JP 3198893 U JP3198893 U JP 3198893U JP 3198893 U JP3198893 U JP 3198893U JP H0686084 U JPH0686084 U JP H0686084U
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剛士 青山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S/HおよびADCの変換時間に関係なく、
エネルギー毎に数え落としの少ないエネルギースペクト
ルを求めることができる波高分析器を提供すること。 【構成】 入力されるパルス信号Pをノイズと弁別する
波高弁別器1と、この波高弁別器1からの出力P’をA
D変換するAD変換器2と、このAD変換器2から出力
されるディジタル信号に基づいてエネルギー毎の計数値
を求める演算処理部5とからなる波高分析器において、
単位時間毎または測定時間内に前記波高弁別器1から出
力される全ての出力信号を計数する計数部3を設け、こ
の計数部3における計数結果と、前記演算処理部5に入
力されるディジタル信号の計数結果とから補正計数を求
め、この補正計数を前記エネルギー毎の計数値に乗ずる
ようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、波高分析器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
波高分析器は、一般に、入力されるパルス信号をノイズと弁別する波高弁別器 と、この波高弁別器からの出力をAD変換するAD変換器(ADC)と、このA DCから出力されるディジタル信号に基づいてエネルギー毎の計数値を求める演 算処理部とから構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような波高分析器においては、パルス信号をサンプルホー ルド回路(S/H)やADCなどを経てディジタル信号に変換しているため、パ ルス信号の計数率が高くなると不感時間が増加して、計数モレ(数え落とし)が 生ずることがある。その結果、図4に示すように、エネルギースペクトルの計数 値(実線Aで示す)が実際のパルス信号の計数値(点線Bで示す)よりも少なく なるという欠点がある。
【0004】 このため、一般的な回路構成においては、パルス信号を、変換時間の短い高速 ADCを用いてディジタル信号に変換するなどして不感時間が少なくなるように しているが、このようにしても、変換時間をゼロにすることはできないので、パ ルス信号の計数率が高くなるにつれて不感時間が増加することは避けられない。
【0005】 そこで、このような不都合を解消するため、図3に示すように、パルス信号が 入力される入力端子31の後方に、アナログスイッチ32をそれぞれ備えたサン プルホールドおよびAD変換を行う回路33を複数個並列的に設け、パルス信号 の計数率が高くなったときには、未使用の回路を選択することにより、不感時間 を低減することが行われている。なお、34は前記回路33に共通な演算処理部 である。
【0006】 前記図3に示した手段によれば、変換速度の遅いS/HおよびADCを用いる ことができるといった利点があるものの、回路規模が大きくなり、それだけ構成 が複雑になり、小型化が困難であるといった不都合がある。
【0007】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、S/Hおよび ADCの変換時間に関係なく、エネルギー毎に数え落としの少ないエネルギース ペクトルを求めることができる波高分析器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案においては、入力されるパルス信号をノイズ と弁別する波高弁別器と、この波高弁別器からの出力をAD変換するAD変換器 と、このAD変換器から出力されるディジタル信号に基づいてエネルギー毎の計 数値を求める演算処理部とからなる波高分析器において、単位時間毎または測定 時間内に前記波高弁別器から出力される全ての出力信号を計数する計数部を設け 、この計数部における計数結果と、前記演算処理部に入力されるディジタル信号 の計数結果とから補正計数を求め、この補正計数を前記エネルギー毎の計数値に 乗ずるようにしている。
【0009】
【作用】
前記構成の波高分析器においては、波高弁別器から出力される信号の数を計数 し、この計数結果とAD変換された信号の数の計数結果とに基づいて補正計数を 得るようにし、この補正計数を用いてエネルギー毎の計数値を補正するようにし ているので、実際の計数値に近い値をうることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、本考案の一実施例に係る波高分析器の構成例を示し、この図において 、1は入力されるパルス信号Pをノイズと弁別する波高弁別器、2はノイズと弁 別されたパルス信号(以下、P’で表す)をサンプルホールドしAD変換を行う S/HおよびADC(以下、単にADCという)、3は弁別後のパルス信号P’ を計数する計数部である。4はI/Oインターフェイス、5は演算処理部および 制御部としてのパーソナルコンピュータである。
【0012】 前記波高分析器の動作について説明する。パルス信号Pが波高弁別器1に次々 と入力される。この波高弁別器1においては、入力されたパルス信号Pはレベル 判定されて、ノイズと弁別される。以下、弁別後のパルス信号をP’と表す。パ ーソナルコンピュータ5によって制御されたADC2が前記弁別後のパルス信号 P’を取り込み、AD変換を行う。この変換出力(ディジタル信号)は、I/O インターフェイス4を介してパーソナルコンピュータ5に取り込まれる。
【0013】 一方、前記ADC2のAD変換動作開始と同時に、パーソナルコンピュータ5 によって制御された計数部3が波高弁別器1から出力されるパルス信号P’を計 数を開始する。この計数は、ADC2によるAD変換およびパーソナルコンピュ ータ5へのデータ通信・演算処理が終了するまで行われ、ADC2によってAD 変換されなかったパルス信号P’の数が計数され、その計数結果はI/Oインタ ーフェイス4を介してパーソナルコンピュータ5に取り込まれる。
【0014】 パーソナルコンピュータ5においてAD変換後の一連の処理が終了すると、計 数部3の計数も終了し、計数値はパーソナルコンピュータ5で積算され、計数部 3はリセットされる。この後、次のパルス信号Pの入力待ちの状態となり、パル ス信号Pが波高弁別器1に入力される毎に上述の動作が繰り返される。
【0015】 そして、波高弁別器1から出力されたパルス信号P’のうちADC2によって AD変換されたパルス信号P’の数をn、AD変換されなかったパルス信号P’ の数をmとすると、計数部3によって計数されたパルス信号P’の数は(n+m )となる。一方、パーソナルコンピュータ5においては、前記AD変換されたパ ルス信号P’の数nが計数されている。従って、これらの数に基づいて、エネル ギー毎の実際の計数値に近似するための補正計数Aを求めることができる。 すなわち、A=(n+m)/n となる。
【0016】 従って、前記補正計数Aを各エネルギー毎の計数値に乗ずることにより、実際 の計数値にほぼ等しい結果を得ることができる。図2は、このことを表した図で 、この図において、実線Cは実際にAD変換された信号の計数値を表す曲線、点 線Dは補正後の計数値を表す曲線である。
【0017】 上記構成の波高分析器においては、波高弁別器1から出力された弁別後のパル ス信号P’の全てをAD変換するのではなく、その総数(n+m)を計数し、実 際にAD変換した数nと前記総数(n+m)に基づいて補正計数Aを求め、この 補正計数Aを用いて各エネルギー毎の計数値を補正するようにしているので、エ ネルギー毎に数え落としの少ないエネルギースペクトルを求めることができる。 そして、ADC2として高速のものを敢えて用いる必要がない。
【0018】 上述の実施例においては、計数部3において測定時間内に波高弁別器1から出 力される全ての出力信号を計数するようにしているが、これに代えて、単位時間 毎に計数するようにしてもよい。また、計数部3において波高弁別器1から出力 されるパルス信号P’の全てを計数するようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、変換速度の遅いADCを使用したり、 データ処理・通信速度が遅いCPUなどを使用する場合においても、エネルギー 毎に実際の計数値に近似した計数値を求めることができる。そして、回路構成が 簡単であり、小型でコンパクトに構成できるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る波高分析器の一例を概略的に示す
図である。
【図2】前記波高分析器によって得られるエネルギース
ペクトルの一例を示す図である。
【図3】従来の波高分析器の構成を示す図である。
【図4】一般的な波高分析器の特性を示す図である。
【符号の説明】
1…波高弁別器、2…AD変換器、3…計数部、5…演
算処理部、P…入力パルス信号、P’…波高弁別器の出
力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるパルス信号をノイズと弁別す
    る波高弁別器と、この波高弁別器からの出力をAD変換
    するAD変換器と、このAD変換器から出力されるディ
    ジタル信号に基づいてエネルギー毎の計数値を求める演
    算処理部とからなる波高分析器において、単位時間毎ま
    たは測定時間内に前記波高弁別器から出力される全ての
    出力信号を計数する計数部を設け、この計数部における
    計数結果と、前記演算処理部に入力されるディジタル信
    号の計数結果とから補正計数を求め、この補正計数を前
    記エネルギー毎の計数値に乗ずるようにしたことを特徴
    とする波高分析器。
JP1993031988U 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器 Expired - Lifetime JP2601960Y2 (ja)

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JP1993031988U JP2601960Y2 (ja) 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器

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JPH0686084U true JPH0686084U (ja) 1994-12-13
JP2601960Y2 JP2601960Y2 (ja) 1999-12-13

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ID=12346308

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JP1993031988U Expired - Lifetime JP2601960Y2 (ja) 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015506463A (ja) * 2011-12-21 2015-03-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 光子を検出する検出装置

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