JP2601960Y2 - 波高分析器 - Google Patents

波高分析器

Info

Publication number
JP2601960Y2
JP2601960Y2 JP1993031988U JP3198893U JP2601960Y2 JP 2601960 Y2 JP2601960 Y2 JP 2601960Y2 JP 1993031988 U JP1993031988 U JP 1993031988U JP 3198893 U JP3198893 U JP 3198893U JP 2601960 Y2 JP2601960 Y2 JP 2601960Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
counting
output
count
wave height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993031988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0686084U (ja
Inventor
剛士 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP1993031988U priority Critical patent/JP2601960Y2/ja
Publication of JPH0686084U publication Critical patent/JPH0686084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601960Y2 publication Critical patent/JP2601960Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、波高分析器の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】波高分析器は、一般に、入力されるパル
ス信号をノイズと弁別する波高弁別器と、この波高弁別
器からの出力をAD変換するAD変換器(ADC)と、
このADCから出力されるディジタル信号に基づいてエ
ネルギー毎の計数値を求める演算処理部とから構成され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな波高分析器においては、パルス信号をサンプルホー
ルド回路(S/H)やADCなどを経てディジタル信号
に変換しているため、パルス信号の計数率が高くなると
不感時間が増加して、計数モレ(数え落とし)が生ずる
ことがある。その結果、図4に示すように、エネルギー
スペクトルの計数値(実線Aで示す)が実際のパルス信
号の計数値(点線Bで示す)よりも少なくなるという欠
点がある。
【0004】このため、一般的な回路構成においては、
パルス信号を、変換時間の短い高速ADCを用いてディ
ジタル信号に変換するなどして不感時間が少なくなるよ
うにしているが、このようにしても、変換時間をゼロに
することはできないので、パルス信号の計数率が高くな
るにつれて不感時間が増加することは避けられない。
【0005】そこで、このような不都合を解消するた
め、図3に示すように、パルス信号が入力される入力端
子31の後方に、アナログスイッチ32をそれぞれ備え
たサンプルホールドおよびAD変換を行う回路33を複
数個並列的に設け、パルス信号の計数率が高くなったと
きには、未使用の回路を選択することにより、不感時間
を低減することが行われている。なお、34は前記回路
33に共通な演算処理部である。
【0006】前記図3に示した手段によれば、変換速度
の遅いS/HおよびADCを用いることができるといっ
た利点があるものの、回路規模が大きくなり、それだけ
構成が複雑になり、小型化が困難であるといった不都合
がある。
【0007】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的は、S/HおよびADCの変換時間に
関係なく、エネルギー毎に数え落としの少ないエネルギ
ースペクトルを求めることができる波高分析器を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、入力されるパルス信号をノイズ
と弁別する波高弁別器と、この波高弁別器からの出力を
AD変換するAD変換器と、このAD変換器から出力さ
れるディジタル信号に基づいてエネルギー毎の計数値を
求める演算処理部とからなる波高分析器において、単位
時間毎または測定時間内に前記波高弁別器から出力され
る全ての出力信号を計数する計数部を設け、この計数部
における計数結果と、前記演算処理部に入力されるディ
ジタル信号の計数結果とから補正計数を求め、この補正
計数を前記エネルギー毎の計数値に乗ずるようにしてい
る。
【0009】
【作用】前記構成の波高分析器においては、波高弁別器
から出力される信号の数を計数し、この計数結果とAD
変換された信号の数の計数結果とに基づいて補正計数を
得るようにし、この補正計数を用いてエネルギー毎の計
数値を補正するようにしているので、実際の計数値に近
い値をうることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0011】図1は、本考案の一実施例に係る波高分析
器の構成例を示し、この図において、1は入力されるパ
ルス信号Pをノイズと弁別する波高弁別器、2はノイズ
と弁別されたパルス信号(以下、P’で表す)をサンプ
ルホールドしAD変換を行うS/HおよびADC(以
下、単にADCという)、3は弁別後のパルス信号P’
を計数する計数部である。4はI/Oインターフェイ
ス、5は演算処理部および制御部としてのパーソナルコ
ンピュータである。
【0012】前記波高分析器の動作について説明する。
パルス信号Pが波高弁別器1に次々と入力される。この
波高弁別器1においては、入力されたパルス信号Pはレ
ベル判定されて、ノイズと弁別される。以下、弁別後の
パルス信号をP’と表す。パーソナルコンピュータ5に
よって制御されたADC2が前記弁別後のパルス信号
P’を取り込み、AD変換を行う。この変換出力(ディ
ジタル信号)は、I/Oインターフェイス4を介してパ
ーソナルコンピュータ5に取り込まれる。
【0013】一方、前記ADC2のAD変換動作開始と
同時に、パーソナルコンピュータ5によって制御された
計数部3が波高弁別器1から出力されるパルス信号P’
を計数を開始する。この計数は、ADC2によるAD変
換およびパーソナルコンピュータ5へのデータ通信・演
算処理が終了するまで行われ、ADC2によってAD変
換されなかったパルス信号P’の数が計数され、その計
数結果はI/Oインターフェイス4を介してパーソナル
コンピュータ5に取り込まれる。
【0014】パーソナルコンピュータ5においてAD変
換後の一連の処理が終了すると、計数部3の計数も終了
し、計数値はパーソナルコンピュータ5で積算され、計
数部3はリセットされる。この後、次のパルス信号Pの
入力待ちの状態となり、パルス信号Pが波高弁別器1に
入力される毎に上述の動作が繰り返される。
【0015】そして、波高弁別器1から出力されたパル
ス信号P’のうちADC2によってAD変換されたパル
ス信号P’の数をn、AD変換されなかったパルス信号
P’の数をmとすると、計数部3によって計数されたパ
ルス信号P’の数は(n+m)となる。一方、パーソナ
ルコンピュータ5においては、前記AD変換されたパル
ス信号P’の数nが計数されている。従って、これらの
数に基づいて、エネルギー毎の実際の計数値に近似する
ための補正計数Aを求めることができる。 すなわち、A=(n+m)/nとなる。
【0016】従って、前記補正計数Aを各エネルギー毎
の計数値に乗ずることにより、実際の計数値にほぼ等し
い結果を得ることができる。図2は、このことを表した
図で、この図において、実線Cは実際にAD変換された
信号の計数値を表す曲線、点線Dは補正後の計数値を表
す曲線である。
【0017】上記構成の波高分析器においては、波高弁
別器1から出力された弁別後のパルス信号P’の全てを
AD変換するのではなく、その総数(n+m)を計数
し、実際にAD変換した数nと前記総数(n+m)に基
づいて補正計数Aを求め、この補正計数Aを用いて各エ
ネルギー毎の計数値を補正するようにしているので、エ
ネルギー毎に数え落としの少ないエネルギースペクトル
を求めることができる。そして、ADC2として高速の
ものを敢えて用いる必要がない。
【0018】上述の実施例においては、計数部3におい
て測定時間内に波高弁別器1から出力される全ての出力
信号を計数するようにしているが、これに代えて、単位
時間毎に計数するようにしてもよい。また、計数部3に
おいて波高弁別器1から出力されるパルス信号P’の全
てを計数するようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
変換速度の遅いADCを使用したり、データ処理・通信
速度が遅いCPUなどを使用する場合においても、エネ
ルギー毎に実際の計数値に近似した計数値を求めること
ができる。そして、回路構成が簡単であり、小型でコン
パクトに構成できるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る波高分析器の一例を概略的に示す
図である。
【図2】前記波高分析器によって得られるエネルギース
ペクトルの一例を示す図である。
【図3】従来の波高分析器の構成を示す図である。
【図4】一般的な波高分析器の特性を示す図である。
【符号の説明】
1…波高弁別器、2…AD変換器、3…計数部、5…演
算処理部、P…入力パルス信号、P’…波高弁別器の出
力。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−300854(JP,A) 特開 昭56−61657(JP,A) 特開 昭49−75189(JP,A) 特開 昭58−14062(JP,A) 特開 昭60−98371(JP,A) 特開 昭64−3572(JP,A) 特開 平1−320491(JP,A) 特開 平4−110793(JP,A) 特開 昭63−37283(JP,A) 特開 昭64−44881(JP,A) 特開 平2−227691(JP,A) 特公 昭62−16387(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G01T 1/00 - 7/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるパルス信号をノイズと弁別す
    る波高弁別器と、この波高弁別器からの出力をAD変換
    するAD変換器と、このAD変換器から出力されるディ
    ジタル信号に基づいてエネルギー毎の計数値を求める演
    算処理部とからなる波高分析器において、単位時間毎ま
    たは測定時間内に前記波高弁別器から出力される全ての
    出力信号を計数する計数部を設け、この計数部における
    計数結果と、前記演算処理部に入力されるディジタル信
    号の計数結果とから補正計数を求め、この補正計数を前
    記エネルギー毎の計数値に乗ずるようにしたことを特徴
    とする波高分析器。
JP1993031988U 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器 Expired - Lifetime JP2601960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993031988U JP2601960Y2 (ja) 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993031988U JP2601960Y2 (ja) 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0686084U JPH0686084U (ja) 1994-12-13
JP2601960Y2 true JP2601960Y2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=12346308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993031988U Expired - Lifetime JP2601960Y2 (ja) 1993-05-22 1993-05-22 波高分析器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601960Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2595803C2 (ru) * 2011-12-21 2016-08-27 Конинклейке Филипс Н.В. Детектирующее устройство для обнаружения фотонов, учитывающее накладывающиеся друг на друга события

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0686084U (ja) 1994-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5309357A (en) Scintillation data collecting apparatus and method
US6563902B2 (en) Energy dispersive X-ray analyzer
GB2124458A (en) Waveform acquisition apparatus and method
JPH0535471B2 (ja)
JP2601960Y2 (ja) 波高分析器
JPH0783292B2 (ja) スペクトラム拡散通信機
JPS59157584A (ja) 放射測定装置
JPH10221455A (ja) X線発生検出装置
JP3304566B2 (ja) 放射線測定装置
JP3304801B2 (ja) Ad変換回路
JP3142033B2 (ja) D/a変換回路
US5446287A (en) Center photodetector determination in a digital scintillation camera
JPH1096784A (ja) パルスプロセッサ
JP2566006B2 (ja) 放射線検出器用波高検出回路
JPH0734540B2 (ja) A/d変換装置
US5354991A (en) Apparatus and method for detecting full-capture radiation events
JP3008478B2 (ja) 放射線計測回路
JPS6259266B2 (ja)
JP3005803B2 (ja) 放射線計測用ad変換器
JPS5816811B2 (ja) アナログ・デイジタル変換装置
JPH03185927A (ja) A/d変換器
JP3018439B2 (ja) シンチレーションカメラ
JPH0738004B2 (ja) レベルインジケータ
SU1619198A1 (ru) Устройство дл измерени модул коэффициента передачи четырехполюсников
JPS62214349A (ja) サンプリングデ−タ出力回路

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015

Year of fee payment: 9