JPH0686075U - 試薬供給装置 - Google Patents

試薬供給装置

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JPH0686075U
JPH0686075U JP2829393U JP2829393U JPH0686075U JP H0686075 U JPH0686075 U JP H0686075U JP 2829393 U JP2829393 U JP 2829393U JP 2829393 U JP2829393 U JP 2829393U JP H0686075 U JPH0686075 U JP H0686075U
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JP
Japan
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reagent
reservoir
supply device
suction pipe
reagent reservoir
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Withdrawn
Application number
JP2829393U
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Inventor
浩二 六野
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試薬の継ぎ足しが容易で、しかも試薬を完全
に最後まで供給することが可能な試薬供給装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 本考案では、試薬溜の底部から試薬を吸い出
し、試薬交換の際は、試薬溜はそのままにして試薬溜の
上から新しいものを補充する。ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体クロマトグラフや電解質分析装置など試薬を要するあらゆる分 析装置に適用可能な試薬供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば、液体クロマトグラフでは、移動相を定常的にカラムに供給したり、カ ラムからの溶離液に反応試薬を加えてある物質に置換したりする必要があり、そ のため、移動相溜、反応試薬溜に試薬供給装置を接続し、移動相、反応試薬を逐 次送液するようにしている。
【0003】 この試薬供給装置は、一般的には図2の構成、すなわち、移動相溜などの試薬 溜111にサクションフィルタ112付きのチューブ113を試薬溜111の上 部開口から入れ、このチューブ113にポンプ114を連結したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では、試薬を交換する時、サクションフィルタを試 薬溜から取り出し、試薬溜の上部開口から試薬の継ぎ足し等を行うため、サクシ ョンフィルタが空気にふれて、以後の測定での気泡の原因となった。
【0005】 また、試薬の吸引はサクションフィルタが液に浸積している間しか行えないた め、試薬を完全に最後まで使うことができず、試薬の無駄が生じた。
【0006】 そこで、本考案は、かかる課題に鑑みなされたもので、試薬の継ぎ足しが容易 で、しかも試薬を完全に最後まで供給することが可能な試薬供給装置を提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記課題を解決するため、上部に試薬補給用開口を設けた試薬溜と 、該試薬溜の底部に開口させた吸引パイプ挿入口と、該吸引パイプ挿入口から所 望の箇所に試薬を送液する吸引ポンプと、該吸引パイプ挿入口から所望の箇所ま での流路に設けたフィルタとを備えたことを特徴とする。 すなわち、本考案は、試薬溜の底部から試薬を吸い出すことを最大の特徴とす るものである。
【0008】 ここで、試薬補給用開口は、試薬溜の上部にあり、試薬を補給するに十分な開 口があればその形状は問わない。 吸引パイプ挿入口は、試薬送液流路となる吸引パイプを接続できればどのよう な開口でもよく、例えば、単に試薬溜の底部に吸引パイプの口径にあった孔を開 けたもの、試薬溜の底部に凸状の出口を設けたものなどが考えられる。吸引パイ プ挿入口への吸引パイプの接続は、パイプを差し込むだけで達成できる。 所望 の箇所とは、試薬の種類により決まるのは勿論であるが、例えば、液体クロマト グラフの移動相の場合はカラムへ、液体クロマトグラフのポストラベル試薬の場 合は、カラム後段の反応カラムへ送る。
【0009】 吸引ポンプは、プランジャーポンプ、ロータリポンプ等試薬を送液できるもの ならば何でも良い。 フィルタは、試薬中の挟雑物質を除去するためのもので、セラミックフィルタ 、膜フィルタ等あらゆるものが含まれる。
【0010】
【作用】
本考案では、試薬溜の底部から試薬を吸い出し、試薬交換の際は、試薬溜はそ のままにして試薬溜の上から新しいものを補充する。
【0011】
【実施例】
本考案の試薬供給装置を備えた分析装置の一例を図1に示す。 図中1〜4は試薬溜を示しており、例えば、アミノ酸分析装置の場合は1、2 には移動相として濃度の異なるくえん酸ナトリウムが、3には反応試薬として、 次亜塩素酸ナトリウムを含むホウ酸緩衝液が、4には反応試薬として、O−フタ ルアルデヒド及びN−アセチルシスティンを含むホウ酸緩衝液がそれぞれ収容さ れている。 これら試薬溜1〜4の上部には試薬補給用開口が開けられており、開口にはそ れぞれキャップ1´〜4´が付けられている。
【0012】 また、試薬溜1〜4の底部には、吸引パイプ挿入口が開けられ、それぞれ吸引 パイプ5〜8が接続される。パイプ5と6は、三方ジョイント(図示せず)を介 してカラム導入流路27に接続され、パイプ7、8は三方ジョイント(図示せず )を介して反応コイル23、23´に接続される。
【0013】 また、パイプ5〜8は、それぞれラインフィルタ13〜16、バルブ17〜2 0を介してポンプ9〜12へ繋がる。なお、バルブ17〜20は、試薬溜1〜4 の試薬を捨てるときに流路をパイプ側からドレイン側に切り換えるためのもので 、切り換えは手動、電動のいずれでも良い。
【0014】 22は、分離カラムで、例えば、アミノ酸分析装置の場合は逆相クロマトグラ フィー用カラム(ODSカラム)が用いられる。23、23´は前述したように 反応コイルで、分離カラムからの溶出物と試薬溜3、4の試薬を反応させる部位 である。 なお、24は試料導入部、25は検出器、26は恒温槽を示す。
【0015】 以上の構成において、例えばアミノ酸分析装置として動作させるときは次の様 に行う。
【0016】 まず、バルブ17〜20はパイプ5〜8側につないでおく。そして、試薬溜1 から移動相をパイプ5、カラム導入流路27、分離カラム22、反応コイル23 、23´を通じて検出器25に供給させる。次いでアミノ酸含有試料を試料導入 部24からシリンジ(図示せず)でカラム導入流路27内に注入する。注入され たアミノ酸含有試料は、分離カラム22内に導入され、各アミノ酸成分に分離さ れる。なお、このとき試薬溜2から別濃度の移動相をパイプ6を通じてカラム導 入流路27に供給して、いわゆるグラジェント溶出を行わせる。
【0017】 各アミノ酸成分の溶出物が順次反応管23に入ると、試薬溜3よりパイプ7を 通じて次亜塩素酸ナトリウムを注入する。これにより、プロリン等のイミノ酸型 二級アミノ酸や他の二級アミノ酸は、反応コイル23において一級アミノ酸に変 換される。
【0018】 次いで、分離成分は反応コイル23´に入り、試薬溜4からのO−フタルアル デヒド及びN−アセチルシスティンと反応させられ、蛍光光性の縮合ヘテロ環式 誘導体に変換される。この誘導体は検出部5に移送され、各分離アミノ酸成分に 対応する発蛍光性化合物の蛍光光度が測定される。
【0019】 上記動作において、各々の試薬が少なくなれば、試薬溜1〜4のキャップ1´ 〜4´を取り外し、試薬補給用開口より試薬を補給する。このとき、従来のよう に試薬溜からフィルタを取り外すことはないので、フィルタが空気にふれること はない。
【0020】 また、分析が終了して試薬を交換したいときや試薬が古くなったときは、交換 したい試薬溜のパイプに繋がっているバルブ17〜20をドレイン側に切り換え 、試薬を排出する。なお、試薬の排出は重力により行える。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、試薬を交換する時、フィルタを試薬溜から取り出す必要がな いので、フィルタが空気にふれることがなく、試薬溜で気泡が発生することはな い。 また、試薬溜の下から試薬を吸引しているので、試薬を完全に最後まで使うこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の試薬供給装置を用いた分析装置の構成
図。
【図2】従来の試薬供給装置
【符号の説明】
1〜4:試薬溜 5〜8:吸引パイプ 9〜12:ポンプ 22:分離カラム 23、23´:反応コイル 25:検出器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に試薬補給用開口を設けた試薬溜
    と、該試薬溜の底部に開口させた吸引パイプ挿入口と、
    該吸引パイプ挿入口から所望の箇所に試薬を送液する吸
    引ポンプと、該吸引パイプ挿入口から所望の箇所までの
    流路に設けたフィルタとを備えた試薬供給装置。
JP2829393U 1993-05-28 1993-05-28 試薬供給装置 Withdrawn JPH0686075U (ja)

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JP2829393U JPH0686075U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 試薬供給装置

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JP2829393U JPH0686075U (ja) 1993-05-28 1993-05-28 試薬供給装置

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JPH0686075U true JPH0686075U (ja) 1994-12-13

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007719A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2013033041A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Taigen Bioscience Corp 試薬タンクを受容するスペースのある扉を有する生体試料処理装置
JP2019074417A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 電解質濃度測定装置

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