JPH0685835A - 端局間高速伝送を行う三階層通信処理方式 - Google Patents

端局間高速伝送を行う三階層通信処理方式

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JPH0685835A
JPH0685835A JP4237909A JP23790992A JPH0685835A JP H0685835 A JPH0685835 A JP H0685835A JP 4237909 A JP4237909 A JP 4237909A JP 23790992 A JP23790992 A JP 23790992A JP H0685835 A JPH0685835 A JP H0685835A
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JP4237909A
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Tadamitsu Ryu
忠光 龍
Naomi Ichikawa
なおみ 市川
Tetsuo Toshima
哲夫 戸島
Masanobu Toyoda
雅信 豊田
Takeshi Adachi
武史 足立
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,端局間のデータ伝送を高速化し
て,個々の端局にて必要とするデータを,自分の端局内
で管理しているデータと実質的に同等の早さでアクセス
できるようにすることを目的としている。 【構成】 回線網を介して連繋される各端局間で,メッ
セージなどを伝送するメイン・ラインと,放送形式での
通信を可能にするコントロール・ラインと,高速伝送を
行うサブ・ラインとをもつ3階層通信回線をもうけ,他
端局からのデータ伝送を自端局内でのデータ・アクセス
と同等の早さで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,交換網を介して処理対
象データおよび/またはプログラムの伝送を行い得るよ
うにしてデータ処理を行う分散データ処理方式におい
て,三階層通信回線網を用いて,上記処理対象データお
よび/またはプログラムを,通常のディスク・アクセス
の場合の処理時間で伝送可能にする端局間高速伝送を行
う三階層通信処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から複数の端局が交換網を介して連
繋され,必要に応じて端局相互間で交信を行って処理を
実行することが行われている。
【0003】図7はローカル処理方式と呼ばれる従来の
処理方式を示し,図中の符号101,102は夫々端
局,103は交換網,104,105は夫々データ処理
装置,106,107は夫々プログラム,108,10
9は夫々処理対象データを表している。
【0004】データ処理装置104は自己端局101内
のプログラム106を用いて自己端局101内の処理対
象データ108を処理する。そして必要に応じて,デー
タ処理装置104は,交換網103を経由して端局10
2から,必要とする処理対象データ(データ109の一
部)の転送を受ける。
【0005】図8はクライアント・サーバ方式と呼ばれ
る従来の処理方式を示し,図中の符号101ないし10
9は図7に対応しており,110はサーバ端局,111
はデータ処理装置,112はプログラム,113は処理
対象データを表している。
【0006】図8の場合には,データ処理装置104が
自己端局に存在しない処理対象データを必要とする場
合,データ処理装置104はサーバ端局110に,当該
データの取得を依頼する。これによってサーバ端局1
10は,自己端局101内に存在する一覧表にもとづい
て,当該所望されるデータが端局102内に存在してい
ることを知り,端局102から当該所望されるデータの
伝送を受ける。その後,サーバ端局110は,当該伝
送を受けたデータを端局101に伝送する。データ処
理装置104は,当該受け取ったデータを用いて,所望
する処理を実行する。
【0007】また処理対象データの管理(レコードの管
理)に関連して従来から図9,図10,図12示す如き
方式が考慮されている。図9は仮センタ方式と呼ばれる
方式であって,図中の符号は図7に対応し,114は仮
センタと呼ばれる端局を表している。
【0008】各端局102などは自己が所有するレコー
ドを自己で管理するが,あわせて当該レコードが自己が
所有している旨を仮センタ114に登録しておく。あ
る端局101が自己端局内に存在しないレコードを希望
する場合,当該端局101は仮センタ114に問い合わ
せる。そしてその問い合わせの結果にもとづいて,端
局101が端局102と交信して,所望するレコードの
転送を受ける。
【0009】図10は複数仮センタ方式と呼ばれる方式
であって,図中の符号は図9に対応し,115は仮セン
タ間ネットワークを表している。図示の場合,複数の団
体が単一の交換網103に連繋されており,夫々の団体
内では仮センタ114−iが存在し,図9の場合と同様
に処理が行われる。しかし,今図示の如く,ある団体内
の端局101が他の団体内の端局102からレコードの
転送を受ける場合には,夫々の団体内の仮センタ114
−iが仮センタ間ネットワーク115を介して交信し合
うようにされる。
【0010】即ち,端局101は自己の団体内の仮セン
タ114−1に問い合わせを行うが,仮センタ114−
1は自己団体内に当該所望されるレコードが存在しない
ことを知り,当該仮センタ114−1は仮センタ間ネッ
トワーク115を介して,他団体の各仮センタ114−
iに問い合わせる。今仮センタ114−2が自己団体内
の端局102内に存在することを通知してくると,その
旨が端局101に通知される。そして端局101は端局
102から当該所望するレコードの転送を受ける。
【0011】図11はブロードキャスト方式と呼ばれる
方式であって,図中の符号は図7に対応し,116はブ
ロードキャストを可能にするグローバル・バス型LAN
を表している。
【0012】端局101があるレコードを所望する場
合,端局101はグローバル・バス型LAN116を用
いて,全端局に対して一斉に質問する。当該所望される
レコードを所有している端局102は,当該質問に答え
て,端局101に応答する。これによって,端局101
は端局102から当該レコードを受け取る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方式の場
合,いずれにしても各端局相互間でのプログラムやデー
タ(以下,両者をまとめてデータという)の伝送を完了
するまでの間に比較的大きい時間を要する。このため
に,例えば自己の端局内でファイルをアクセスして所望
されるデータを取り出す時間にくらべて,きわめて大き
い時間を要し,或るデータに関して,当該データが本来
存在していた端局以外の端局に伝送された上で更新を受
けた如き場合に,当該データのインテグリティを保持す
る(当該データに関して正しく更新が行われて完全性を
保つこと)ことがむずかしい。例えば図8の場合におけ
るサーバ端局110,図9や図10の場合の仮センタ1
14で,上記インテグリティを保つためのデータ管理を
行うにしても,きわめて困難である。また当該データを
本来保持している端局夫々が自分の責任においてデータ
管理を行うにしても,上記伝送に大きい時間を要するこ
ともあって,夫々の他端局で当該データを必要とする際
に,その都度当該データを管理している端局から,当該
データの伝送を受けるという管理態様をとることができ
ない。言うまでもなく,各端局が夫々自分の管理範囲内
のデータについてインテグリティに責任を持っておき,
当該インテグリティを保たれたデータを,他端局に配送
するようにすれば,データについてのインテグリティを
常に正しく保つことができるはずである。
【0014】本発明は,端局間のデータ伝送を高速化し
て,個々の端局にて必要とするデータを,自分の端局内
で管理しているデータと実質的に同等の早さでアクセス
できるようにすることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号101,102は夫々端局,10
3は交換網(自社内の回線を含む),104,105は
夫々データ処理装置,106,107は夫々プログラ
ム,108,109は夫々処理対象データ,150は本
発明に用いられる三階層通信回線,151はメイン・ラ
イン,152はコントロール・ライン,153はサブ・
ラインを表している。
【0016】メイン・ライン151は端局相互間の通常
のメッセージに関しての交信に用いる。コントロール・
ライン152は,或るデータの存在個所を,放送形式で
問い合わせを行うためのラインである。そしてサブ・ラ
イン153は,端局相互間で,高速データ伝送を行うた
めのラインである。
【0017】本発明はそれに限られるものではないが,
上記三階層通信回線150として,ブロード・バンドI
SDNを用いる。当該ブロード・バンドISDN(以
下,B−ISDNという)の場合には,回線接続相手が
固定されることなく自由であり,回線スピードに関して
も自由であり(高速伝送可能であり),コントロール・
ラインにおいて放送形式での通信が可能である。
【0018】
【作用】端局間の通常のメッセージの交信に当たって
は,メイン・ライン151を用いて比較的低速で(低回
線費用の下で)行い,各端局101や102は夫々自己
が管理しているデータ108や109を用いて,自己が
管理しているプログラム106や107をデータ処理装
置104や105にて実行している。
【0019】この状態の下で,例えば端局102がある
所望の処理を実行しようとした際に,自己が管理してい
るプログラム107内に所望するプログラムが存在して
いない場合や,自己が管理しているデータ109内に所
望のデータが存在しない場合や,また更にそれらの両者
の場合に,次のような動作を行う。
【0020】即ち,端局102は,コントロール・ライ
ン152を用いて,放送形式にて,上記プログラムおよ
び/またはデータが,いずれの端局で管理されているも
のであるかを問い合わせる。なお,一般には端局101
や102は多数存在している。
【0021】当該プログラムおよび/またはデータを管
理している端局例えば101は,この旨を,メイン・ラ
イン151にて端局102に通知する。これに対応して
端局102は,メイン・ライン151を用いてプログラ
ムおよび/またはデータの伝送を受ける旨を端局101
と交信しておき,サブ・ライン153を用いて,当該プ
ログラムおよび/またはデータについて,高速伝送にて
受信する。そして,端局102は,受信したプログラム
および/またはデータを用いて,上記所望の処理を実行
する。
【0022】各プログラムやデータの生成・更新・削除
などの処理は,夫々の当該プログラムやデータを保持し
ている端局にて実行する。このような管理やデータ処理
は,三階層通信回線150を用いて高速伝送が可能にな
ったことにもとづいて各端局にて必要が生じた際にその
都度伝送を受けることが可能となり,実現可能となった
ものである。
【0023】
【実施例】図2は本発明の三階層通信処理を行う処理フ
ローを示す。 (S1):メイン・ラインにて通常の通信を行う。この
ときメッセージの交信も行われる。 (S2):当該メッセージの交信を行った際に例えば受
信側である処理を行う必要が生じたとすると,当該処理
を行う上でのデータ(プログラムを含む)が自端局(当
該受信)側に存在しているか否かを調べる。
【0024】存在しているか否かで2通りに分かれ,非
存在の場合にステップS3に向かい,存在している場合
にステップS5に向かう。 (S3):コントロール・ライン152を用いて,当該
データが存在している(当該データを管理している)端
局を,放送形式で問い合わせる。 (S4):存在している端局が判明したとき,サブ・ラ
イン153を用いて高速伝送によって当該データの伝送
を受ける。 (S5):データが整った時点で,上記メッセージに対
応した処理を行うように,当該データを他のデータと有
機的に結合して,当該処理を行う。
【0025】図3(A)(B)は本発明におけるメッセ
ージのフォーマットと各ラインのフォーマットとを示
す。メッセージのフォーマットは,基本フォーマットと
処理するためのフォーマットとに大別される。基本フォ
ーマットには,送信側iDと受信側iDとが存在する。
処理するためのフォーマットには,処理の内容を示すi
DやデータのiDと,必要に応じて存在する実データの
iDや実データが存在する。図示のA,B,Ci ,Di
は上記夫々の情報を表している。
【0026】図3(A)に示すフォーマットにしたがっ
た形で,図3(B)に示す如く,メイン・ライン151
のフォーマット,コントロール・ライン152のフォー
マット,サブ・ライン153のフォーマットが用意され
る。なお,コントロール・ライン152のフォーマット
において点線で示している「受信側のiD」について
は,放送形式での通信の場合に省略されることを表して
いる。
【0027】なお,データのiDには一般に当該データ
を管理しているターミナル・ナンバを先頭に付されたも
のとなっている。この結果,当該データのiDを受信し
た端局で,自己の端局のターミナル・ナンバであると判
断すれば,自己が管理していることを知ることができ
る。しかし,一般には,個々の端局は,他端局のターミ
ナル・ナンバを管理していない。
【0028】図4は本発明の場合の処理態様を示してい
る。 (S6):送信側で通信したいデータを整える。 (S7):送信側iDと受信側iDとをつけて送信す
る。 (S8):受信側では自己端局にて実行する処理に当た
って所望されるデータが存在しているか否かを調べる。
【0029】存在していればステップS12に向かい,
存在していなければステップS9に向かう。 (S9):所望するデータのiDをつけて,コントロー
ル・ラインを用いて放送する。 (S10):当該データを管理している端局が,サブ・
ラインを用いて高速伝送する。 (S11):受信側では,伝送されたデータをメモリに
格納する。 (S12):処理を実行する。 (S13):処理終了に対応して処理終了通知を行う。 (S14):送信側では処理終了通知を受け取る。
【0030】なお,各端局においては,自己が管理する
データについて,当該個々のデータについての「データ
のiD」から当該データが格納されている先頭アドレス
や格納されている状況などを索引するリンク・テーブル
が用意されている。したがって,データiDを与えられ
ると当該データを容易にアクセスすることが可能とな
る。
【0031】図5はブロード・バンドISDNの概念構
成図を示す。ブロード・バンドISDNにおいては,数
100Mbpsから数Gbpsでの高速通信を可能にす
るために,光ファイバをベースとしている。図5におい
て符号600はB−ISDN(ATM(非同期転送モー
ド)交換網),601はATM多重化装置,602はA
TM宅内装置,603は光ファイバ・ケーブル,604
は光ファイバ・ケーブル上を伝送される固定長セルを表
している。
【0032】図5には,B−ISDNはCCITTで検
討されているサービスの概要を表示している。ATMの
下では,従来の回線モードで通信速度が固定されていた
のに変わって,任意の速度での対応が可能となる。また
従来のパケットモードではソフトウェアによる処理を必
要とするためにプロトコル処理の負荷が大きいものであ
るが,ATMでは光ファイバを使用するために誤りの少
ない大容量伝送が可能であり,プロトコル処理もハード
ウェアにより簡素化されるために負荷が軽減される。
【0033】ATMではデジタル化された音声データや
映像データなどの各種情報をセルと呼ばれるパケットに
類似した固定長のブロックに挿入する。そして,このブ
ロックを単位として順次情報を多重化し非同期転送を行
う。セル単位で回線型のデータとパケット型のデータと
を区別することなく多重化して転送するため,異なる伝
送速度に多元トラフィック処理にて柔軟に対応でき,伝
送路を効率よく利用できる。
【0034】B−ISDNにおいては,(i) チャネル速
度64Kb/sのBチャネルと(なおBチャネル内に
8,16,32Kb/sの低速チャネルを設定可能であ
る),(ii)チャネル速度16Kb/sと64Kb/sと
をもつDチャネルと,(iii) チャネル速度384Kb/
s,1536Kb/s,1920Kb/s,30〜44
Mb/s,90〜138Mb/sなどのHチャネルとが
用意されている。
【0035】本発明に対してB−ISDNを適用する場
合には,メイン・ライン151として上記Bチャネルを
割り当て,コントロール・ライン152として上記Dチ
ャネルを割り当て,サブ・ライン153として上記Hチ
ャネルを割り当てる形となる。
【0036】図6はISDNにおける電話接続の場合の
制御手順の一例を示している。図中の記号は次の如きも
のである。 SET UP 呼設定の要求 CALL PROC 呼設定のための処理中である旨
の通知 ALERT 被呼者の呼び出し中である旨の
通知 CONN 被呼者が応答した旨の通知 CONN ACK CONNに対する確認 DISC 呼解放の要求 REL チャネル切断完了通知と呼番号
解放要求 REL COM チャネル解放と呼番号解放完了
通知 発信者からの発呼に対応して呼び出しが行われ,着信者
からの応答に応じて接続状態となる。そして通話が行わ
れ,終話に対応して,切断となり,チャネル解放が行わ
れかつ呼番号解放となる。
【0037】本発明においては,上述の如き三階層通信
処理をとることによって,各端局で,必要なデータが生
じる都度,端局間で当該データを高速伝送することが可
能となる。ただ,今当面のデータを必要としている端局
において,当該データがいずれの端局において管理され
ているものであるかを予め知っている場合がある。この
ような場合には,上述のコントロール・ライン152を
用いての放送形式による問い合わせを必要としないこと
から,この手続を省略することがある。
【0038】以上,三階層通信処理について説明した
が,本発明の背景がどんなものであるかや本発明にいう
データや当該データのiDが如何なる形で与えられるか
などについて,図12ないし図21を参照して説明す
る。
【0039】実世界、例えば会社部門についてモデル化
を行った例が図12に示される。図12においては、
「従業員」を表わす枠内に、例えば「仕事の型=1」に
属する「秘書」がおり、「仕事の型=2」に属する「リ
ーダ」がおり、「仕事の型=3」に属する「労働者」が
いる。そして「従業員」という枠は「チーム」という枠
に属している。
【0040】「リーダ」は「チーム・リーダ」という関
係の下で「チーム」と関係づけられ、また「労働者」は
「作業単位」という枠内で「労働者・機械」という関係
の下で「機械」と関係づけられる。
【0041】また「チーム」と「機械」とは「機械・作
業場」という関係の下で関係づけられており、「労働
者」と「機械」とはまた「機械・労働者」という関係の
下で関係づけられる。更に「従業員」は「部門・従業
員」という関係の下で「部門」と関係づけられる。
【0042】また更に、「従業員」は「従業員・属性」
という関係の下で「所属」と関係づけられ、「作業単
位」は「作業単位・部品」という関係の下で「部品」と
関係づけられる。
【0043】更にその上で、(1)「部門」はオブジェ
クト「部門名」やオブジェクト「ドル」と関係づけら
れ、(2)「チーム」は、チーム識別番号によってオブ
ジェクト「名前」と関係づけられ、仕事の型によってオ
ブジェクト「従業員番号」と関係づけられ、名前によっ
てオブジェクト「コード名」やオブジェクト「姓」と関
係づけられ、給与によってオブジェクト「ドル」と関係
づけられ、平均給与によってオブジェクト「ドル」と関
係づけられ、部門の平均数によってオブジェクト「数」
と関係づけられ、(3)「秘書」はタイピング速度によ
ってオブジェクト「数」と関係づけられ、(4)「所
属」は、名前によってオブジェクト「名」と関係づけら
れ、歳によってオブジェクト「年」と関係づけられ、
(5)「部品」はオブジェクト「部品番号」やオブジェ
クト「ドル」と関係づけられ、(6)「作業単位・部
品」は数量によってオブジェクト「数」と関係づけら
れ、(7)「作業単位」は必要な時間によってオブジェ
クト「時間」と関係づけられ、(8)「機械」は、オブ
ジェクト「機械番号」やオブジェクト「ドル」やオブジ
ェクト「機械名」と関係づけられ、(9)「機械・労
働」は使用時間によってオブジェクト「時間」と関係づ
けられる。
【0044】図12に示されるモデルは、一般に、例え
ば、丸印を「振る舞い」(あるいはメソッド)とし、角
印を「データ」とし、菱形印を「関係」とすると、図1
3に示す如く表わすことができる。即ち、(1)メソッ
ドaとデータIとがまとめられて1つのより大きいデー
タIVの働きをし、(2)メソッドbとcとが関係αによ
ってデータIIと関係づけられて1つのより大きいデータ
Vの働きをし、(3)メソッドcとdとが関係βによっ
てデータIII と関係づけられて1つのより大きいデータ
VIの働きをし、(4)メソッドeが関係γによってデー
タIVとVとVIと関係づけられて1つの更に大きいデータ
VII の働きをする、のように、互いにまとめられ、から
みあって、より大きい集団がつくられている形で表わす
ことができる。
【0045】図13に示す夫々の丸印や角印や菱形印は
1つ1つオブジェクトとして取り扱われ得るものであ
る。今図13に示すメソッドaとデータIとの如き集ま
りを考慮して、図14(A)に示す如きカプセル化を考
える。図14(A)においてカプセルの上方に孔があけ
られているのは、メッセージを交信可能であることを示
している。当該図14(A)に示すカプセルの上方の孔
を仮にふさいだとすると、図6に示すメソッドaとデー
タIとの如き集まりであるデータIVに相当する。当該デ
ータが図14(B)の左端に示されている。図14
(B)の左端のデータDに対してメソッドMを付して複
合されたオブジェクトを得ると、図14(B)の中央に
示されるデータとなり、更にその上にメソッドを付して
複合されたオブジェクトを得ると、図14(B)の右端
に示すものとなる。このように複合化していったものが
図Bに対応している。
【0046】複合化が行われる態様は、図14(B)の
形に限られるものではない。例えば図14(C)の最左
端に示すオブジェクトにおいてデータDが、メソッドと
データとよりなるオブジェクトで置換されると、図14
(C)左端から2番目に示すものとなる。この場合に
は、図示のメソッドM1 とデータD1 との間にメッセー
ジ・パッシングが必要となり、図14(C)左端から3
番目に示すものの如くメソッドM1 が1つのオブジェク
トとなる。この結果、オブジェクトCの中にオブジェク
トAとオブジェクトBとが存在し、オブジェクトAとオ
ブジェクトBとの間にメッセージ・パッシングが存在す
るという構造をもつものとなる。
【0047】また更に、図示のオブジェクトBにおける
メソッドMをオブジェクトB1 とし、オブジェクトBに
おけるデータDをオブジェクトB2 とすると、図14
(C)最右端に示す如く、オブジェクトBの中に、オブ
ジェクトB1 とオブジェクトB 2 とが存在し、オブジェ
クトB1 とオブジェクトB2 との間にメッセージ・パッ
シングが存在するという構造となる。
【0048】以上説明した如く、後述する所の、いわば
原子オブジェクトが複合化されて、例えばカプセル・オ
ブジェクトとなり、当該カプセル・オブジェクトが複合
化されて例えばイベント・オブジェクトとなり、当該イ
ベント・オブジェクトが複合化されて例えばシステム・
オブジェクトとなる・・・如く、次々と複合化されてゆ
く。
【0049】なお、上記においてデータDとして示され
るものは、一般に、複数個の処理対象単位であり、メソ
ッドMとして示したものは当該複数個の処理対象単位を
どのように利用してゆくかを指示する情報または情報群
と考えてよい。図14において、オブジェクトとして表
現したものは、個々の「処理対象単位」、あるいは個々
の処理対象単位がまとめられて1つのまとまった処理対
象単位として取り扱われ得る「処理対象単位」である。
【0050】上記図13に示す如く、個々のオブジェク
トI、II、III は夫々より大きいオブジェクトIV、V、
VIの一部を構成する。また当該オブジェクトIV、V、VI
はまたより大きいオブジェクトVII の一部を構成する。
換言するとオブジェクトIV、V、VIは夫々オブジェクト
VII からみると当該オブジェクトVII における“イズ・
ア(is a)”で表される関係や“パート・オブ(part
of)”で表わされる関係にある。
【0051】図示のオブジェクトI、II、III を最小単
位と考えるとき、これらオブジェクトI、II、III はい
わば原子オブジェクトである。そしてそれらが集まって
いわばカプセル・オブジェクトと呼ばれるものが形成さ
れ、当該カプセル・オブジェクトなどが集まっていわば
イベント・オブジェクトと呼ばれるものが形成され、更
により大きいシステム・オブジェクトと呼ばれるものが
形成される。
【0052】これらの各オブジェクトを総称して複合オ
ブジェクトと呼んでいる。なお当該複合オブジェクトの
概念の中に、上記原子オブジェクトをも含ませている。
しかし原子オブジェクトは上述の如く最小単位のオブジ
ェクトであり、複合オブジェクトあるいは単にオブジェ
クトと一般に称する場合には上記原子オブジェクトの如
く分解不可能な単体で存在しているものを除外したもの
と考えてよい。
【0053】上述したカプセル化されたオブジェクトは
一般に上記複合オブジェクトがカプセル化されたもので
ある。上記個々のオブジェクトは次の如きモデルをもっ
て表わすことができる。即ち、図15はオブジェクトを
モデル化して把握するための説明図である。
【0054】或る実世界のもの、例えば写真は、当該写
真を表わす名前と、当該写真がどんなものであるか、例
えば誰の写真で何時撮ったものかなどを表わす性質とを
もって特定することができる。そして当該写真は、
(i)当該写真を特定する呼称としてのコマンドと、(i
i)当該写真のいわば白・黒のドットよりなる絵の実体物
(エンティティ・データ)と、(iii) 当該写真の性質や
上記絵の実体物が格納されている場所などや当該写真に
写っている複数の人などの関係などを記述しているリン
クとをもって、モデル化して把握することができる。
【0055】上述の個々のオブジェクトもまた図15に
表わした如き、コマンドとリンクとエンティティ・デー
タとをもって、モデル化して表わすことができる。図1
6はモデル化したオブジェクトの働きを説明する図であ
る。図16左側に示す如くオブジェクトは、コマンドと
リンクとエンティティ・データとをもって表わすことが
でき、エンティティ・データには図示の如きドット・デ
ータが与えられていると考えてよい。そして、上述のカ
プセル・オブジェクトやイベント・オブジェクトやシス
テム・オブジェクトは、一般に、図16右側に示す如
く、エンティティ・データとして他のオブジェクトX、
Y、Zを特定する記述が与えられて当該他のオブジェク
トX、Y、Zと関係づけられ当該他のオブジェクトX、
Y、Zのエンティティ・データx、y、zが利用される
形となる。
【0056】図17はオブジェクトを取り扱う処理態様
を示す。図中の符号201はオブジェクト・コマンドで
あって、図15や図16に示すコマンドと同じものであ
る。即ち、当該オブジェクトを特定する際の呼称であ
る。符号202はメタ・データであって、図15や図1
6に示すリンクに対応するものと考えてよい。即ち、実
データを意味づけて説明したデータ(実データの説明
文)であり、名称やコメントやコマンドなどであり、更
には上述した“is-a”階層関係や“part−of”階層関係
やオブジェクト間のシーケンス関係が記述される。当該
コメントは、実データを説明するに際し実データがどん
なものであるかについての意味が判るようにされた説明
文であり、また概略フローチャートや詳細フローチャー
トやソース・プログラムである。また符号203は図1
5や図16に示すエンティティ・データであり、処理実
行用のプログラムは実データの1つとして取り扱われ
る。
【0057】図17における符号204はコマンド・リ
ンク処理部であって、ディレクトリ処理部とも呼ばれ
る。1つの新しいオブジェクトが出来たとき、当該オブ
ジェクトの呼称であるコマンド(以下、オブジェクト・
コマンドということがある)を設定し、実データ203
(エンティティ・データ)やメタ・データ202の格納
場所を割り付け、コマンド・リンク・テーブルを作成す
る。このとき、オブジェクトの型を決定し、大きさが決
まる。そして、当該コマンド・リンク・テーブルを用い
て、メタ・データ202と実データ203との結合体を
入出力できるようにする。また入出力処理を行う。当該
結合体をオブジェクト部品と名付ける。そして当該オブ
ジェクト部品206は、上記オブジェクト・コマンドを
用いて特定することができる。
【0058】図18は従来から知られているデータベー
スの構成を示す。図中の符号207はデータベース、2
08はデータベース・マネージメント・システム、20
9はユーザ・データ・データベース、210はデータ・
ディクショナリ・アンド・ディレクトリ・システム、2
11はメタ・データ・データベースを表わしている。
【0059】従来から、ユーザ・データをまとめて格納
するユーザ・データ・データベース209が構成されて
おり、データベース・マネージメント・システム(DB
MS)208が一元的に管理を行い、ユーザ・データに
ついての生成や削除や修正や入出力などの処理を行って
いる。
【0060】一方、個々のユーザ・データの数が増大
し、個々のユーザ・データのボリュームが増大してくる
につれて、個々のユーザ・データがどんな役割をもつも
のかなどの説明を行うために、メタ・データが作成され
るようになっている。そして、当該メタ・データをまと
めて格納するメタ・データ・データベース211が用い
られ、当該メタ・データ・データベース211を一元的
に管理するものとして、データ・ディクショナリ・アン
ド・ディレクトリ・システム(DD/DS)がもうけら
れている。
【0061】図17に示した部品属性ファイル205に
おけるオブジェクト部品206は、図18に示すユーザ
・データ・データベース209中のユーザ・データと、
図18に示すメタ・データ・データベース211中のメ
タ・データとを、1つにまとめることができるようにさ
れて1つにまとめられたものであると考えることもでき
る。勿論、図18に示す従来の構成の場合には、データ
ベース・マネージメント・システム208とデータ・デ
ィクショナリ・アンド・ディレクトリ・システム210
とが互いに独立に動作していたものであった。また図1
8に示すユーザ・データ・データベース209の内容と
メタ・データ・データベースの内容とは個別にアクセス
され利用されるものであった。図17に示す場合には、
図17に示す実データ203とメタ・データ202とは
結合され、オブジェクト・コマンドによって特定するこ
とによって、1つのオブジェクト部品206として取扱
い得るようにされている。
【0062】図19はダイナミック・オブジェクト処理
部における動作の一部を説明する図である。図中の符号
212はダイナミック・オブジェクト処理部であって、
シミュレーションなどを行う仮動作モード216と、テ
ストなどを行うインスタント動作モードと、データ処理
を行ないあるいは他端末との交信処理を行う実動動作モ
ードとをもっている。
【0063】符号205は図17に示した部品属性ファ
イルであり、符号205’は当該部品属性ファイル20
5の内容の全部または一部についてコンパイル処理を行
うなどして実動動作を高速度で実行し得るようにまとめ
た実行処理データ214を保持しているものである。な
お実行処理データ214は、処理実行のためのオブジェ
クト・プログラムの場合で言えば、一般に、数10から
数100ステップよりなる処理単位がいわば処理順にシ
リヤルに結合づけられているものである。
【0064】符号213は、上述のオブジェクトであっ
て、一般には、上述の原子オブジェクトの形のままのも
のや、上述のカプセル・オブジェクトの状態のもの、上
述のイベント・オブジェクトの状態のもの、上述のシス
テム・オブジェクトの状態のものの夫々に相当するもの
である。当該オブジェクト213は図17を参照して説
明した如く、オブジェクト部品206の形でオブジェク
ト・コマンドによって特定されるように格納されている
と考えてよい。
【0065】符号215はダイレクト・オブジェクト処
理展開処理を表わしており、上記個々のオブジェクト2
13を展開し、あるいは複数のオブジェクトをまとめて
展開して、実行処理データ214を得る処理を行う。
【0066】図14を参照して上述した如く一般に複合
オブジェクトの形で処理対象単位にまとめられて、1つ
のある目的をもった処理を実行するための振る舞いを発
揮する単位となる。そしてそれらは、図17に示した如
く、オブジェクト・コマンド201をもって特定される
オブジェクト部品206の形で、部品属性ファイル20
5に格納されている。
【0067】新しい処理機能を生成するような場合、当
該新しい処理機能を行ない得るようにするために、新し
くオブジェクトが生成されあるいは既存のオブジェクト
が合目的的に結合されて、当該新しい処理機能を発揮す
るオブジェクトが上記オブジェクト部品206の1つと
して用意される。
【0068】当該生成されたオブジェクトについては、
現実に正しく機能するか否かについてシミュレーション
を行ったり、あるいはシミュレーションの終了したもの
については仮動作を行わせてみるなどの処理を行う。こ
の処理が図19図示の仮動作モード216であり、ダイ
ナミック・オブジェクト処理部212は、部品属性ファ
イル205の内容を利用して、該当する処理動作をシミ
ュレーションしてみるようにする。
【0069】仮動作モード216によって一応正常に動
作したオブジェクト213あるいはオブジェクト群につ
いては、このままでは実動動作に当たってオブジェクト
管理部(図20参照)との間で多くの交信を必要として
処理速度が遅いことから、実行処理データ(EXEデー
タ)214に展開される(コンパイルされて1つのEX
Eデータとされる)。当該展開処理が図示のダイレクト
・オブジェクト処理展開処理215において行われ、部
品属性ファイル205’に格納される。
【0070】ダイナミック・オブジェクト処理部212
においては、部品属性ファイル205の内容を利用し
て、所定の処理について一時的に代行処理を行ってみた
り、あるいはテスト処理を行ってみたりする必要が生じ
た場合、上記ダイレクト・オブジェクト処理展開処理2
15を発動して実行処理データ214を生成して、当該
処理を行うことがある。このような処理モードが、図1
9においてインスタント動作モード217として示され
ている。
【0071】また図19図示の本番動作モード218
は、図示の実行処理データ214を用いて、本番の処理
動作を行うモードである。なお部品属性ファイル205
内でのメタ・データには、当該オブジェクトの性質など
に関する意味データが記述されていると共に、自分のオ
ブジェクトからみての上位のオブジェクト(“is-a”で
示されるオブジェクト)についての結合関係や自分のオ
ブジェクトに含まれるより下位のオブジェクト(“part
−of”で示されるオブジェクト)群についての結合関係
を指示する記述が存在していると考えてよい。
【0072】図20は端局の構成を示している。図中の
符号202、203、204、205、205’、20
6、212、214は図17や図19に対応している。
また符号101は端局であって実行処理データ214を
用いて処理実行を行いあるいは回線を介して他の端局と
交信を行うものを表わしている。また符号103はLA
Nまたは交換回線などの回線を表わしている。
【0073】端局101内には、更に符号219で示す
通信/受信処理部、符号220で示すオブジェクト管理
部、符号221で示すディスプレイ、符号222で示す
ハイパー言語処理部などが存在している。
【0074】図示のディレクトリ処理部204の処理は
図17を参照して述べた如きものであり、また図示のダ
イナミック・オブジェクト処理部212の処理も図19
を参照して述べた如きものである。
【0075】図20に示す(仮動作サポート)は、図1
9に示した仮動作モード216を行うまでの動作に対応
するサポート機能である。図示のハイパー言語処理部2
22には「部品表示・選択」機能があり、使用可能なオ
ブジェクト部品をディスプレイ221から検索して出力
する。もしも適当なものがなければ新しいオブジェクト
部品として「部品指定」機能を用いて部品指定を行な
う。「属性設定」機能によってクラス・オブジェクト部
品を生み出し、「スキーマ設定」機能などによってイン
スタンス・オブジェクト部品を生み出すことができる。
【0076】ディスプレイ221を用いての「部品表
示」機能には、オブジェクト部品のメタデータである所
の(i)名称やコメントを出力する目次表示、(ii)オブ
ジェクト部品の内容を示すスキーマや属性の表示、(ii
i) クラス属性やインスタンス定数の表示などがある。
【0077】またハイパー言語処理部222による「部
品組み合わせ」機能には、即ちオブジェクト部品を組み
合わせてより大きい複合されたオブジェクト部品を得る
には、クラスの作成に関して属性の追加・変更・削除機
能が用意され、インスタンス定数の作成に関してスキー
マの追加・変更・削除機能が用意されている。
【0078】ハイパー言語処理部222による「ユーザ
画面作成」機能では、画面作成および表示に当たって、
「画面作成および表示」クラスのバッファに画面のデー
タを入れてインスタンスをつくるようにする。このた
め、当該「ユーザ画面作成」機能は画面クラスをインス
タンス化することに相当する。
【0079】またハイパー言語処理部222における
「仮動作」機能では、メッセージをインスタンスが受け
るとクラスで示すメソッドとリンクさせて一次メモリ上
に一時的にカプセル(図C参照)を実現し当該カプセル
のもつ振る舞いを実行するようにする。
【0080】更にハイパー言語処理部222における
「部品変更」の機能は、属性やスキーマの変更・追加・
削除によって、オブジェクト部品を変更する機能であ
る。また「部品登録」機能は、部品属性ファイル205
上に、オブジェクト・コマンド(当該オブジェクト部品
の呼称である)と対応づけて、当該オブジェクト部品を
登録する機能である。図20に示す「展開(コンパイ
ル)」は、図19に示すダイレクト・オブジェクト処理
展開処理215を表わしている。当該展開の処理では、
データ処理装置の一次メモリの大きさに合わせて、なる
べく大きい実行処理データ214に展開する。
【0081】オブジェクト管理部220は、図20に示
したハイパー言語処理部222を制御して上述の如くオ
ブジェクト部品206を部品属性ファイル205上に保
持させ、図19に示したダイナミック・オブジェクト処
理部212を制御して仮動作モード216やインスタン
ト動作モードや本番動作モード218の各動作を行わせ
る。また、回線103を介してのメッセージ受信に対応
して、仮動作モードでのインスタンス起動を行ない、一
次メモリ上で仮にカプセル化を行ってデータ処理装置を
動かし、当該処理の結果をメッセージ送信するようにす
る。勿論、既に実行処理データ214に展開済みのもの
があれば、それを実行して、相手端局にメッセージ送信
する。
【0082】自己端局101内での処理に当たって、所
望されるオブジェクト部品が自己端局101内に存在し
なかったり、属性がなかったり、スキーマがなかったり
すると、回線103を介して他端局から転送を受けて、
自己端局101内に取り込む所のラーニングを行う。
【0083】図21はオブジェクトをカプセル化する利
点を説明する図である。例えば実行処理データ214を
例にとると、図21(A)に示す如く、当該実行処理デ
ータは一連の命令(又は命令群)250を処理順にシリ
ヤライズされたものとして与えられる。これらの命令
(又は命令群)250の幾つかがまとまって、所定の処
理を実行する即ち或る振る舞いを行う処理単位251を
構成する。
【0084】したがって図21(A)に示す実行処理デ
ータは、図21(B)に示す如く、或る振る舞いを行う
処理単位251が処理順にシリヤライズされたものとみ
ることができる。図21(B)に示す如くシリヤライズ
された実行処理データ214は全体でもって或る特定の
動作を行うためのものである。したがって、他の特定の
処理を行うための実行処理データ214は、組み合わせ
を異にした処理単位251の連結された別の実行処理デ
ータとして与えられる。
【0085】異なる振る舞いを発揮する既存の処理単位
251が多量に得られるにつれて、図21(C)に示す
如く、個々の処理単位251を、所定のメソッドMの下
で、必要に応じて、統合させ、図21(B)に示す実行
処理データ214と同じ動作を行わせるものを得ること
ができる。
【0086】図21(C)に示した処理単位の統合が図
Cに示したカプセル化に相当するものと考えてよい。本
発明の3階層通信処理にいう「データ」は図17に示す
「オブジェクト部品」206に相当し,本発明にいう
「データのiD」は図17に示す「オブジェクト・コマ
ンド」201に相当している。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,そ
れぞれの端局において,自己にないプログラムやデータ
が必要になった際に,その都度,それらのプログラムや
データを管理している端局から伝送してもらって処理を
行うことができる。そして,当該伝送を受けるに要する
時間が,自己端局内のファイルをアクセスする場合に要
する時間とコンパラブルなものとなる。このために,プ
ログラムやデータのインテグリティ・チェックは,当該
プログラムやデータを管理する端局が管理するだけで足
りるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】本発明の3階層通信処理を行う処理フローを示
す。
【図3】本発明におけるメッセージのフォーマットと各
ラインのフォーマットとを示す。
【図4】本発明の場合の処理態様を示す。
【図5】ブロード・バンドISDNの概念構成図を示
す。
【図6】ISDNにおける電話接続の場合の制御手順の
一例を示す。
【図7】ローカル処理方式と呼ばれる従来の処理方式を
示す。
【図8】クライアント・サーバ方式と呼ばれる従来の処
理方式を示す。
【図9】仮センタ方式と呼ばれる方式を示す。
【図10】複数仮センタ方式と呼ばれる方式を示す。
【図11】ブロードキャスト方式と呼ばれる方式を示
す。
【図12】会社部門についてのモデル化の例を示す。
【図13】図12に示す例を抽象化して示した例を示
す。
【図14】カプセルを説明する図である。
【図15】オブジェクトをモデル化して説明する図であ
る。
【図16】モデル化したオブジェクトの働きを説明する
図である。
【図17】オブジェクトを取り扱う処理態様を示す。
【図18】従来から知られているデータベースの構成を
示す。
【図19】ダイナミック・オブジェクト処理部における
動作の一部を説明する図である。
【図20】端局の構成を示す。
【図21】オブジェクトをカプセル化する利点を説明す
る図である。
【符号の説明】 101 端局 102 端局 103 LAN又は交換回線 104 データ処理装置 105 データ処理装置 106 プログラム 107 プログラム 108 処理対象データ 109 処理対象データ 150 3階層通信回線 151 メイン・ライン 152 コントロール・ライン 153 サブ・ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸島 哲夫 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 豊田 雅信 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 足立 武史 神奈川県川崎市高津区坂戸100番1 富士 通ネットワークエンジニアリング株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換網(103)を介して複数の端局
    (101,102)が連繋されてなり,当該端局(10
    1,102)の少なくとも2つが夫々データ処理装置
    (104,105)をそなえて自己が所有する処理対象
    データ(108,109)について自己が所有するプロ
    グラム(106,107)にもとづいて処理を実行する
    よう構成され, 当該端局相互間で,上記処理対象データおよび/または
    上記プログラムを伝送して,処理を実行する分散データ
    処理方式において, 上記端局相互間で, 送信側iDと受信側iDとを含む基本フォーマット,お
    よび伝送対象データを処理する方法を含むデータ・フォ
    ーマットを伝送するメイン・ライン(151)と, 送信側iDを付して,自己端局に存在しない上記処理対
    象データおよび/または上記プログラムの存在位置を放
    送形式で問い合わせるコントロール・ライン(152)
    と, 上記存在位置の判明した上記処理対象データおよび/ま
    たは上記プログラムを,上記メイン・ライン(151)
    による伝送にくらべて高速で伝送するサブ・ライン(1
    53)とよりなる三階層通信回線(150)を配設して
    おくよう構成され, 通常の交信に当たっては,上記メイン・ライン(15
    1)を用いて交信するようにしたことを特徴とする端局
    間高速伝送を行う三階層通信処理方式。
  2. 【請求項2】 上記三階層通信回線は,ブロード・バン
    ドISDNにて構成されることを特徴とする請求項1記
    載の端局間高速伝送を行う三階層通信処理方式。
  3. 【請求項3】 上記サブ・ライン(153)は,送信側
    iDと受信側iDと当該高速伝送されるべきデータとよ
    りなるフォーマットにて伝送するよう構成されることを
    特徴とする請求項1記載の端局間高速伝送を行う三階層
    通信処理方式。
  4. 【請求項4】 上記自己端局に存在しない上記処理対象
    データおよび/または上記プログラムがいずれの端局に
    存在しているかが予め判明している場合には,上記メイ
    ン・ライン(151)を用いて交信を行い,上記コント
    ロール・ライン(152)による問い合わせを行うこと
    なしに,上記サブ・ライン(153)を用いて高速伝送
    を受けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の端
    局間高速伝送を行う三階層通信処理方式。
JP4237909A 1992-09-07 1992-09-07 端局間高速伝送を行う三階層通信処理方式 Withdrawn JPH0685835A (ja)

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JP4237909A JPH0685835A (ja) 1992-09-07 1992-09-07 端局間高速伝送を行う三階層通信処理方式

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