JPH0685743U - ローダの切削液受け装置 - Google Patents

ローダの切削液受け装置

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JPH0685743U
JPH0685743U JP3257593U JP3257593U JPH0685743U JP H0685743 U JPH0685743 U JP H0685743U JP 3257593 U JP3257593 U JP 3257593U JP 3257593 U JP3257593 U JP 3257593U JP H0685743 U JPH0685743 U JP H0685743U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定式オイルパンを用いることなくローダの
ワーク搬送経路上に切削液や切粉の飛散するのを防止す
る。 【構成】 ワーク搬送時にローダアーム4の下側設けた
エア開閉式グリッパ12で可搬式オイルパン13の腕1
4を着脱可能に把持し、ワーク周辺からしたたり落ちる
切削液や切粉等を受ける。本機カバー22上及び周辺装
置18,19A,19Bの横に設けた置き台21にオイ
ルパンを載置してワークの着脱をする。本機カバー上に
オイルパンを載置したときオイルパン下面の排水筒が排
水接続口23に挿入されて自動的に弁が開きオイルパン
内に溜まった切削液を本機カバー内に排出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はローダのワーク搬送経由が切削液や切粉等により汚れるのを防止する ための切削液受け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、門形ローダにおいて、加工済のワークをローダハンドで把持し各ステー ションに搬送する場合、ワークやローダハンドに切削液や切粉が付着したまま搬 送を行うと、搬送経路上に切削液や切粉が落ちて環境を汚染する。このため本機 内でエアブローにより切削液や切粉を取り除いてから機外搬送を行うようにして いるが、完全に除去できない場合が多い。そのため図6に示すように搬送経路全 域に固定オイルパン101A〜101Fを設置するか、又は図示しない別置のク リーニング装置を設置して完全に切削液や切粉等を除去したのち搬送するように している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた固定式オイルパンを設置する方法は、搬送ラインが長いほ ど大がかりとなり、監視やメンテ等の作業性が悪くなるという問題を有しており 、別置のクリーニング装置を設置する方法は、大きな占有面積が必要となり、ロ ーディング時間が延びるという問題を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは搬送中のワークやローダハンドから落ちる切削液や切粉を 受ける可搬式オイルパンによる切削液受け装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案におけるローダの切削液受け装置は、ローダ にて搬送中のワーク周辺より落ちる切削液及び切粉等を可搬式オイルパンで受け る装置であって、ローダアームの下側に前記オイルパンを着脱可能に把持する手 段を設け、本機カバー上及び又はワークコンベア等周辺装置のワーク受渡し位置 の近くに前記オイルパンの置き台を設け、本機カバー上に前記オイルパンを載置 したときオイルパン内に溜まった切削液を機内に排出する手段を設けたものであ る。
【0005】
【作用】
本機カバー上の置き台に可搬式オイルパンを載置して、加工機内でワークの着 脱を行い、ローダアームが機内から脱出してオイルパンをグリッパで把持してワ ーク周辺から落ちる切削液や切粉等を受けながら次のステーションへ搬送する。 搬送中に溜まった切削液は、オイルパンが本機カバー上に載置されたとき弁が 開いて本機カバー内に排出される。 尚、周辺装置近くの置き台上にオイルパンを載置したときには弁が開かず切削 液の排出は行われない。
【0006】
【実施例】
以下本実施例について図面を参照して説明する。 複数の旋盤と複数の周辺装置からなる図1の生産ラインにおいて、床上に3台 の旋盤1A〜1Cが主軸軸心を同一Z軸垂直平面上にして配置されており、旋盤 の両側にワークコンベア19A,19Bが、また旋盤の間に反転装置18又は移 載,計測等の周辺装置が設置されている。そしてこれらの上方Z軸方向にNC制 御ローダのローダビーム2が設けられており、ローダビーム2にキャリア3が移 動位置決め可能に設けられている。
【0007】 キャリア3にローダアーム4が垂直(Y軸)方向に移動位置決め可能に設けら れており、ローダアーム4の下端にZ軸方向のピン6により旋回可能に逆V字形 のローダハンド5が枢支されている。ローダハンド5の下端に二組の把持爪8A ,8Bが図示しない流体圧アクチュエータにより開閉可能に設けられており、ロ ーダハンド5はアクチュエータ9により旋回し交互に下側を向く把持爪の中心が 主軸軸心を通るY軸平面上となる。
【0008】 更にローダアーム4の下部側面にオイルパン用のホルダ11が垂直かつ下向き に固着されており、ホルダ11の下端に図示しない流体圧アクチュエータにより 開閉自在にグリッパ12が設けられている。 搬送式オイルパン13はローダハンド5の把持するワークW周辺から落下する 切削液や切粉を受ける小型かつ軽量なもので、垂直な腕14を有し、腕14の上 端をグリッパ12が把持するようになっている。更にオイルパン13の下面には 複数の案内ピン15と一本の排水筒16が下向きに固着されており、置き台21 上に案内ピン15と嵌合する位置決め穴を有する座17が設けられている。
【0009】 置き台21は各旋盤1A〜1Cの本機カバー22上自動開閉ドア近くに設置さ れており、本機カバー22の置き台21近くの排水筒16対応位置に排水接続口 23が設けられている。排水接続口23は穴の底板に中心部を除きその回りに複 数個の排水穴23aが穿設されており、排水筒16の中心穴に弁棒24が軸方向 移動可能かつ垂直に支持されている。弁棒24はばね25により常時突出勝手に 付勢されて下端部が突出し、中央の鍔部端面が常時排水筒側の弁座に圧接されて おり、オイルパン13内に溜まった切削液の流出を阻止している。
【0010】 そしてオイルパン13が置き台21上に載置されて、排水筒16が排水接続口 23の穴内に挿入されたとき、弁棒24の先端が底板の中心部に当接して、ばね 25の力に抗して押し上げられ、弁が開いて切削液を本機カバー19内へ排出す るようになっている。更に置き台21はワークコンベア19A,19B及び反転 装置18等周辺装置のワーク受け渡し位置近くにもそれぞれ取付けられている。
【0011】 続いて本実施例の作用について説明する。 旋盤1Aでワークの一次加工が終わると、自動開閉ドアが開き上方で待機中の ローダアーム4がY軸方向下側に移動してローダハンド5の一方の空の把持爪8 Aで一次加工の終わったワークWを把持し、他方の把持爪8Bに把持するワーク W(素材)が主軸チャック26に把持される。こうして所定のワーク着脱動作が 終わると、ローダアーム4がY軸方向上側に移動して旋盤1Aから離れ、同時に 自動開閉ドアが閉じて旋盤1Aの一次加工が開始される。
【0012】 次いでキャリア3がZ軸方向右側に移動して本機カバー22上の置き台21上 に載置されているオイルパン13の上方に位置決めされ、ローダアーム4がY軸 方向下側に移動してグリッパ12でオイルパン13の腕14を把持し、再びY軸 方向上側に移動したのちキャリア3がZ軸方向右側に移動して、反転装置18右 横の置き台21上方に位置決めされる。次いでローダアーム4がY軸方向下側に 移動してオイルパン13を置き台上に載置し、グリッパ12が開き、ローダアー ム4が僅かに上昇してオイルパン13から離れる。次いでキャリア3がZ軸方向 左側に移動して反転装置18の上方に位置決めされた、所定のワーク反転動作が 行われたのち、再びキャリア3がZ軸方向右側に移動してオイルパン13上に位 置決めされ、ローダアーム4が下降してオイルパン13をグリッパ12で把持す る。
【0013】 次いでローダアーム4がY軸方向上側に移動したのち、キャリア3がZ軸方向 右側に移動して旋盤1Bの置き台21上方に位置決めされ、ローダアーム4がY 軸方向下側に移動してオイルパン13を置き台21上に載置する。このとき排水 筒16が排水接続口23の穴に挿入され、弁棒24がばね25の力に抗して押し 上げられて弁が開き、オイルパン13内に溜まっていた切削水が排水穴23aか ら本機カバー22内へ排出される。次いでグリッパ12が開き、ローダアーム4 が上昇してオイルパン13から離れ、ここで旋盤1Bの二次加工が終わるまで待 機する。
【0014】 二次加工が終わると、旋盤1Bの自動開閉カバーが開き、同時にキャリア3が Z軸方向左側に移動し、ローダアーム4がY軸方向下側に移動し、二次加工の終 わったワークWが把持爪8Bに把持され、把持爪8Aに把持する一次加工の終わ ったワークWが主軸チャックに把持される。こうして所定のワーク着脱動作が終 わると、ローダアーム4がY軸方向上側に移動して旋盤1Bから離れると同時に 自動開閉カバーが閉じ、旋盤1Bの二次加工が開始される。把持爪8Bに二次加 工の終わったワークWを把持したローダアーム4は、引続き上述と同様に旋盤1 CのワークWの着脱を行い、把持爪8Aに把持された三次加工の終わったワーク W(完成品)は、ワークコンベア19Bに運ばれる。 尚、オイルパン13の腕14を把持するグリッパは、流体圧駆動の開閉爪方式 と限定されるものではなく、図5に示すようにばね爪27による差込み形クリッ プクランプ式とすることもできる。
【0015】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 ワーク搬送時に可搬式オイルパンをローダアーム下側のグリッパで把持して落 下する切削水や切粉等を受けるようにしたので、従来の固定式オイルパンに比べ 軽量,小型のオイルパンが一個ですみ、搬送距離が長くなるほど割安となり、監 視,メンテ等の作業環境が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の可搬式オイルパン付ローダを備える
生産ラインの斜視図である。
【図2】(a)は本機上におけるオイルパン着脱状態を
示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
【図3】本機カバー上におけるオイルパンの排水構造を
示す説明図である。
【図4】本機カバー上の置き台にオイルパンが載置され
る直前又は離れた直後の状態を示す説明図である。
【図5】他の実施例のばね爪による差込み形クリップク
ランプ式オイルパン把持機構の説明図である。
【図6】従来の技術の固定オイルパン付ローダを備える
生産ラインの斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1C 旋盤 2 ローダビ
ーム 3 キャリア 4 ローダア
ーム 5 ローダハンド 12 グリッ
パ 13 可搬式オイルパン 18 反転装
置 19A,19B ワークコンベア 21 置き台 23 排水接続口 W ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローダにて搬送中のワーク周辺より落ち
    る切削液及び切粉等を可搬式オイルパンで受ける装置で
    あって、ローダアームの下側に前記オイルパンを着脱可
    能に把持する手段を設け、本機カバー上及び又はワーク
    コンベア等周辺装置のワーク受渡し位置の近くに前記オ
    イルパンの置き台を設け、本機カバー上に前記オイルパ
    ンを載置したときオイルパン内に溜まった切削液を機内
    に排出する手段を設けたことを特徴とするローダの切削
    液受け装置。
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JP2003039267A (ja) * 2001-07-25 2003-02-12 Hitachi Seiki Co Ltd 工作物搬送装置および加工システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003039267A (ja) * 2001-07-25 2003-02-12 Hitachi Seiki Co Ltd 工作物搬送装置および加工システム
JP4651878B2 (ja) * 2001-07-25 2011-03-16 森精機興産株式会社 工作物搬送装置および加工システム

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