JPH0684772U - モータの冷却装置 - Google Patents

モータの冷却装置

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JPH0684772U
JPH0684772U JP2579691U JP2579691U JPH0684772U JP H0684772 U JPH0684772 U JP H0684772U JP 2579691 U JP2579691 U JP 2579691U JP 2579691 U JP2579691 U JP 2579691U JP H0684772 U JPH0684772 U JP H0684772U
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JP
Japan
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motor
liquid
casing
cooling device
pump
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Pending
Application number
JP2579691U
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English (en)
Inventor
徳明 島野
Original Assignee
徳明 島野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの冷却を十分に行なうことができると
ともに、液体に混入した不純物を除去することによりモ
ータの絶縁不良を防止してモータの性能を十分に引き出
すことができる水中モータの冷却装置を提供する。 【構成】 水中において使用されるモータを冷却する冷
却装置であって、モータ10を収納するケーシング1
と、このケーシング1内に充填されて前記モータ10を
冷却する液体Oと、この液体Oを瀘過するフィルタ2
と、水圧の高低に対応して伸縮し、前記ケーシング1内
の圧力を調整するベローズ3と、前記液体Oを冷却する
ラジエタ4と、前記液体Oを循環させるポンプ5とを具
備したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は海洋等の水中において使用されるモータ、例えば、海中深く潜行して 作業を行なう水中ロボット,水中カメラ付きの潜水艇等に使用されるモータの冷 却装置に関する。特に、このようなモータの冷却を十分に行なうことができ、モ ータの性能を十分に引き出すことができる水中モータの冷却装置に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の水中にて使用されるモータのケーシングを示す概略断面図である 。
【0003】 同図において、10はモータであり、ケーシング11に収納されている。12 はケーシング11に接続されたベローズであり、接続口12aを介してベローズ 12内とケーシング11内とが連通している。ケーシング11内およびベローズ 12内には、油Aが密封されている。
【0004】 このような構成よりなるモータおよびケーシングを水中に投じると、水圧を受 けて徐々にベローズ12が縮まってゆき、ケーシング11内の圧力が自動的に高 められ、ケーシング11外の水圧とケーシング11内の圧力とが均衡する。この ようにしてモータ10は、ケーシング11により保護されるようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のモータおよびケーシングには、次のような問題があった。
【0006】 すなわち、油Aは、ケーシング11の内圧を水圧と均衡させるためにケーシン グ11内に密封されているにすぎず、循環するものではなかった。このため、連 続使用等によりモータ10が過熱してもこれを十分に冷却することができず、モ ータの出力低下、ひいてはモータの焼損を来すという問題があった。
【0007】 また、油Aは、ケーシング11内に密封されていたので、モータ10の回転摩 擦により発生するカーボン粉等の不純物(塵埃)がしだいに油Aに混入してゆき 、モータ10の絶縁性が不良となって出力が低下するという問題もあった。
【0008】 本考案の目的は、以上のような問題点を解決し、モータの冷却を十分に行なう ことができるとともに、液体に混入した不純物を除去することによりモータの絶 縁不良を防止し、モータの性能を十分に引き出すことができる水中モータの冷却 装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の水中モータの冷却装置は、水中において使 用されるモータを冷却する水中モータの冷却装置であって、モータを収納するケ ーシングと、このケーシング内に充填されて前記モータを冷却する液体と、この 液体を瀘過するフィルタと、水圧の高低に対応して伸縮し、前記ケーシング内の 圧力を調整するベローズと、前記液体を冷却するラジエタと、前記液体を循環さ せるポンプとを具備した構成としてある。
【0010】
【作用効果】
本考案は上記の構成としたので、次のような作用効果を奏する。
【0011】 すなわち、ケーシング内に充填された液体は、ポンプにより強制的に循環され 、ラジエタにより冷却されてケーシング内に戻る。これにより、モータは効率良 く冷却されることとなり、連続運転等によるモータの過熱が防止される。
【0012】 また、液体を瀘過するフィルタが設けてあるので、モータの回転摩擦等により 発生した不純物が液体に混入しても、これを除去することができ、液体の劣化を 防止することができる。
【0013】 したがって本考案の水中モータの冷却装置によれば、モータの冷却を十分に行 なうことができるとともに、液体に混入した不純物を除去することによりモータ の絶縁不良を防止し、モータの性能を十分に引き出すことができるという効果が ある。
【0014】
【実施例】
【0015】 図1は本考案に係る水中モータの冷却装置の一実施例を示す概略構成図である 。
【0016】 同図において、本実施例の水中モータの冷却装置は、ケーシング1と、フィル タ2と、ベローズ3と、ラジエタ4と、ポンプ5と、これら各部内に充填され循 環する液体Oとを備えている。
【0017】 ケーシング1内には、水中ロボット,水中カメラ付き潜水艇等に使用されるモ ータ10が収納してあり、その周囲には液体Oが充填されている。ケーシング1 は、適度な肉厚を有しており、モータ10を保護するようになっている。 フィ ルタ2は、液体Oに混入したカーボン粉等の不純物(塵埃)を瀘過するようにな っており、不純物によって液体が劣化するのを防止するようになっている。 ベ ローズ3は、水圧の高低に対応して伸縮し、各部内の圧力を水圧と均衡させて装 置が水圧により破損するのを防止するようになっている。 ラジエタ4には、図 示しない複数のフィンが設けてあり、その内側を液体Oが通過するようになって いる。これにより液体Oは、ラジエタ4を通過する際に冷却されることとなる。 ポンプ5は、図示しない電源により駆動され、液体Oを循環させるようになっ ている。なお、ポンプ5は、モータ10の軸で駆動するようにしても良い。
【0018】 このような水中モータの冷却装置内に充填する液体Oとしては、循環性,潤滑 性,絶縁性,および熱伝導性に優れた性質を有するものが好適である。
【0019】 なお、6は耐圧性の配管であり、上記各部間を接続してある。
【0020】 次に、このような構成を有する水中モータの冷却装置の作用を説明する。
【0021】 まず、図示しない電源を投入し、水中モータの冷却装置のポンプ5を駆動する 。すると、図1中矢印aに示すように、液体Oがポンプ5→ラジエタ4→ケーシ ング1→フィルタ2→ベローズ3→ポンプ5の順で循環する。ラジエタ4に送ら れた液体Oは、ラジエタ4内を通過する際に水(例えば、海水)と熱交換され冷 却される。この場合、一般に水深が深ければ深いほど、ラジエタ4周囲の水の温 度は低くなっており、熱交換量も増大する。
【0022】 ラジエタ4を通過して冷却された液体Oは、ケーシング1内に送られ、モータ 10を冷却する。モータ10により温度が上昇した液体Oは、フィルタ2に送ら れることとなる。
【0023】 このとき、ケーシング1内にてモータ10の回転によりカーボン粉等の不純物 が液体O内に混入しても、フィルタ2を通過する際に不純物が除去され、液体O の劣化が防止されることとなる。
【0024】 このように、本考案の水中モータの冷却装置によれば、ケーシング内に充填さ れた液体Oは、ポンプ5により強制的に循環され、ラジエタ4により冷却されて ケーシング1内に戻るようになっているので、モータ10を効率良く冷却するこ とができ、また、フィルタ2により、液体Oに混入した不純物を除去することに よりモータ10の絶縁不良を防止してモータ10の性能を十分に引き出すことが できる。
【0025】 本考案者の実験によると、200Wのモータを1000Wで10時間以上連続 駆動してもモータの過熱がみられず、破損も生じなかった。このことからも分る ように本案によれば、モータの性能を十分に引き出し、能力を数倍にして使用す ることも可能である。
【0026】 また、従来のもの(図4参照)において、ブラシ式のモータを使用すると短時 間で油Aがカーボン粉等で汚れてしまい、出力低下が著しいため、ブラシレスの モータを使用しなければならないという制約があったが、本案の装置によれば、 そのような制約もなくブラシ式のモータも有効に利用できるという効果もある。
【0027】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定される ものではなく、本考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0028】 例えば、図1の仮想線で示すように、モータ10を収納したケーシング1aを ケーシング1に並列に接続すれば、複数個のモータ10を同時に冷却することが できる。
【0029】 また、図2に示すように、ケーシング1内に隔壁を設けてポンプ室7をケーシ ング1と一体的に形成し、ポンプ室7に配置した歯車ポンプあるいはトロコイド ポンプ等をモータ10の軸10aで駆動して液体Oを循環するようにしても良い 。
【0030】 また、図3に示すように、各部をユニット化して接続し、配管6を用いること なく水中モータの冷却装置を一体的に構成しても良い。
【0031】 さらに、冷却装置を構成する各部の配列順序は、上記実施例のものに限らず、 冷却された液体Oがケーシング1内に送られてくるように配置したものであれば よい。また、液体Oの循環方向もこれに合わせて任意に設定することが可能であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水中モータの冷却装置の一実施例
を示す概略構成図。
【図2】ケーシングにポンプを一体的に設けた状態を示
す概略断面図。
【図3】他の実施例を示す概略構成図。
【図4】従来のモータのケーシングを示す概略断面図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 フィルタ 3 ベローズ 4 ラジエタ 5 ポンプ 10 モータ O 液体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中において使用されるモータを冷却す
    る冷却装置であって、モータを収納するケーシングと、
    このケーシング内に充填されて前記モータを冷却する液
    体と、この液体を瀘過するフィルタと、水圧の高低に対
    応して伸縮し、前記ケーシング内の圧力を調整するベロ
    ーズと、前記液体を冷却するラジエタと、前記液体を循
    環させるポンプとを具備した水中モータの冷却装置。
JP2579691U 1991-03-25 1991-03-25 モータの冷却装置 Pending JPH0684772U (ja)

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JP2579691U JPH0684772U (ja) 1991-03-25 1991-03-25 モータの冷却装置

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ID=12175808

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4656837B2 (ja) * 2001-06-14 2011-03-23 エービービー オイ 船の推進のための構成および推進方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4519469Y1 (ja) * 1966-08-23 1970-08-07
JPS6188738A (ja) * 1984-10-08 1986-05-07 Toshiba Corp 回転電機の冷却装置

Patent Citations (2)

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