JPH068474Y2 - 断熱箱体 - Google Patents

断熱箱体

Info

Publication number
JPH068474Y2
JPH068474Y2 JP1986177724U JP17772486U JPH068474Y2 JP H068474 Y2 JPH068474 Y2 JP H068474Y2 JP 1986177724 U JP1986177724 U JP 1986177724U JP 17772486 U JP17772486 U JP 17772486U JP H068474 Y2 JPH068474 Y2 JP H068474Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer box
box
frame member
plate
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986177724U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6383580U (ja
Inventor
善一 柿沼
利明 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1986177724U priority Critical patent/JPH068474Y2/ja
Publication of JPS6383580U publication Critical patent/JPS6383580U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068474Y2 publication Critical patent/JPH068474Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は周側面各コーナーに湾曲面が形成された外箱を
備えた断熱箱体に関する。
(ロ)従来の技術 例えば特公昭54−23449号公報には、下部前面板
(21)、底面板(7)および下部補強部材(22),(23)をあらか
じめ溶接により部分組立し、その後に外板(19)を部分組
立品に溶接し、後面板(20)を外板(19)に設けられた嵌入
部(25)に嵌入取付けた後、断熱材(17)を発泡し、後面板
(20)を断熱材により密着固定することにより外箱(18)を
製作する冷蔵庫用外箱の製造方法が示されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 上記従来の技術において、下部補強部材(22),(23)には
底面板(7)の後側垂直面(27)と溶接可能なる垂直部(28)
が上方に延長されており、この垂直部(28)の上端は前記
の如く底面(7)の後側垂直面(27)と溶接されているた
め、冷蔵庫の運搬又は移動の際に、後面下部のコーナー
を突起物等に当てたときには、衝撃により外箱(18)の後
部コーナーは変形し、又、前記衝撃が大きい場合には外
箱(18)の後部コーナーと共に垂直部(28)も変形し、この
変形により垂直部(28)の上端と溶接された外板(19)の溶
接部にも力が加わり、外箱(18)のコーナーには当接部の
他にも打痕が形成されるという問題点が発生していた。
本考案は前記問題点を解決するために、断熱箱体下部の
機械室の底面周囲に設けられた環状の枠部材の各コーナ
ーに下端を夫々固着され、外箱の対応する湾曲面が形成
された各コーナーの内面に沿って設けられ、外向きに膨
らむ様に湾曲して少なくとも前記機械室に配設された複
数の補強板を備え、前記各コーナーへ突起物等が当たり
衝撃が発生したとき、この衝撃による外箱の変形を回避
する断熱箱体を提供することを技術的課題とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために成されたもので、
以下、実施例に基づいて説明すると、周側面各コーナー
に湾曲面が形成された外箱(3)及び内箱(2)と、これら両
箱間に充填された発泡断熱材(5)とからなり、下部を機
械室(4A)となす断熱箱体(1)において、機械室(4A)の底
面周囲に設けられた環状の枠部材(11)と、この枠部材(1
1)の各コーナーに下端を夫々溶接接続され、外箱(3)の
対応する各コーナーの内面に沿って配設され、外向きに
膨らむ様に湾曲して少なくとも前記機械室内に配設され
た複数の補強板(8)とを備えた断熱箱体を提供するもの
である。
(ホ)作用 以下、実施例によれば、外箱(3)のコーナー(6)下部の内
面に沿って配設された各補強板(8)はその下端が枠部材
(11)に溶接接続されている関係上、外箱の各コーナーの
機械的強度の向上を図る作用をなす一方で、外箱(3)の
各コーナーに外部からの衝撃が加わった場合には、各補
強板(8)の上端は遊端となっている関係上、前記補強板
は衝撃による振動によって機械室方向に若干変形された
後元に復帰することになり、この変形復帰作用により前
記衝撃を吸収して外箱各コーナーの衝撃による変形を回
避する。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第7図の(A)は上面開口の冷蔵ショーケース等の低温庫
で、(1)は低温庫の本体を構成する断熱箱体である。こ
の断熱箱体は金属製内箱(2)と、金属製外箱(3)と、第2
図に示した機械室(4A)の天板(4)と、内箱(2)と外箱(3)
及び天板(4)との間に充填された発泡断熱材(5)とにより
本体が形成されている。
ここで、外箱(3)の周側面4コーナー(6)には湾曲面が形
成され、又、周側面の下部には空気吸込み又は吹出し用
のスリット(S)が形成されている。尚、外箱(3)の湾曲面
は、PCM(プレ・コ-ト・マニファクチュアリング)製造方法即ち、金属板
に塗装を施した後曲げ加工を施して各コーナーを形成す
る方法のため、塗装後各コーナーを折曲加工した場合の
折曲部の塗装落ちを回避するために、各コーナーを湾曲
面に形成している。さらに、外箱(3)の下端には内向き
フランジ(7)が形成されている。又、内箱(2)の周側面4
コーナーにも湾曲面が形成されている。そして、4コー
ナー(6)の内面下部にはスリット(S)を避けて夫々外側に
膨らむように湾曲した金属製の補強板(8)が設けられて
いる。さらに、4コーナー(6)の内面と補強板(8)との間
には例えば発泡ポリエチレン等の弾性の緩衝材(10)が設
けられている。又、(11)は外箱(3)の下端の内側に位置
し、内向きフランジ(7)に載置された環状の枠部材で、
この枠部材は例えば金属板を折曲して断面U字状に形成
して内外フランジ(11a)(11b)を備えるとともに、外箱
(4)の4コーナー(6)に対応してコーナー部(12)が形成さ
れている。尚、補強板(8)の下端は枠部材(11)に当接す
ると共に、枠部材(11)の外フランジ(11b)の内面に重な
り例えば電気溶接により固定されている。又、補強板
(8)の上部は天板(4)より上方へ延びその上端は発泡断熱
材(5)内に位置している。次に枠部材(11)の製造方法に
ついて説明する。第4図は枠部材(11)の展開状態を示
し、切欠き(13)が4箇所に形成されている。この切欠き
(13)は枠部材(11)のコーナー部(12)に対応して形成され
たコーナー辺(14)と、このコーナー辺の両端から延びた
開口辺(15)(15)と、これら開口辺から延びた当接辺(16)
(16)とから形成されている。そして、第4図に2点鎖線
にて示された折曲辺(17)(17)にて略直角に折曲加工し、
内外フランジ(11a)(11b)を形成した後、コーナー部(12)
にR曲げ加工を施して当接辺(16)(16)を当接させ、夫々
を例えば電気溶接により接続して枠部材(11)は製造され
る。
又、(20)は外箱(3)下端の4コーナー(6)に設けられたキ
ャスター取付板で、このキャスター取付板(20)は金属板
にて形成され、第2図に示したように外箱(3)の内向き
フランジ(7)の下面に重なり、下方から挿入されたビス
(21)…により内向きフランジ(7)に枠部材(11)と共に固
定されたキャスター取付部(22)と、折曲形成されて相隣
接した2辺の内側フランジ(11a)(11a)のコーナー部間に
位置したフランジ(23)とから構成されている。そして、
キャスター取付部(22)の下面にはビス(24)…によりキャ
スター(25)が固定されている。
さらに、天板(4)は金属板により形成されたもので、4
コーナーには補強板(8)に対応して弧状の切欠き(30)が
形成され、夫々の切欠き間には下方へ折曲してフランジ
(31)が形成されている。そして、フランジ(31)と外箱
(3)の内面との間にはシール材(32)が設けられている。
尚、天板(4)の上面には発泡断熱材(5)が接着されてい
る。又、(35)は金属板を折曲して形成され、天板(4)と
外箱(3)の下端との間隔を維持する補強部材である。こ
の補強部材(35)は下端が枠部材(11)に当接して固定さ
れ、この下端から外箱(3)の内面に沿って上方へ延びた
支持部(36)と、この支持部から折曲して天板(4)の下面
に当接して内方へ延びた載置部(37)と、この載置部(37)
の先端から天板(4)に形成された補強部材用開口(4a)を
貫通して上方へ延びた立上部(38)とから構成されてい
る。そして、支持部(36)と載置部(37)とは断面U字状に
形成され、又、立上部(38)には断熱材用開口(39)(39)が
形成され、補強部材用開口(4a)はシール部材(図示せず)
によりシールされている。
従って、枠部材(11)は金属板に切欠き(13)を形成すると
共にR曲げ加工を施した後、コーナー部(12)の当接辺(1
6)(16)を溶接することにより、従来のように4本の直線
状のアングルを夫々溶接して枠部材を製造する方法と比
較して、溶接部分は少なくなると共に、この溶接部分即
ち当接辺(16)(16)はR曲げ加工と同時に当接されるた
め、枠部材(11)を容易に製造することができる。又、外
箱(3)の4コーナー(6)の内側下部には前記コーナーの内
面に沿って4枚の補強板(8)が設けられ、この補強板(8)
は断熱箱体(1)の脚として作用し、補強板(8)と外箱(3)
とによりキャスター取付板(20)にかかる断熱箱体(1)本
体の重量及び、庫内に貯蔵されている商品の重量を分散
して受けることが勿論できると共に、断熱箱体(1)の移
動時、床の段差を越える際キャスター(25)から伝わる突
き上げに対してもこの突き上げの力を外箱(3)と補強板
(8)とに分散して受けることができ、この結果、外箱(3)
の4コーナー(6)の破損を回避することができ、又外箱
(3)の4コーナー(6)の下部に突起等が当たり、衝撃が加
わった場合には、補強板(8)の上端は遊端となっている
関係上、補強板は衝撃が加わった際の振動によって機械
室(4A)方向に若干変形された後元に復帰することにな
り、この変形復帰作用により前記衝撃を吸収して4コー
ナーの衝撃による変形を回避することができる。又、前
記突き上げの力又は横方向からの力が大きく、外箱(3)
ばかりでなく補強板(8)が内方向へ変形したとき、補強
板(8)は外箱(3)と例えばスポット溶接等により固着され
てないため、自由に縮む方向、即ち下方向に移動でき、
従来のように補強板(8)の変形により外箱(3)が補強板
(8)との固着部にて前記補強板(8)に引かれることはな
く、この結果、外箱(3)を突起等に当てたときの当接部
又は突き上げによる変形部以外の箇所に打痕等が形成さ
れることは回避でき、外箱(3)の変形を最小限に押える
ことができる。
尚、上記実施例において、補強板(8)の上端は天板(4)よ
り上方の発泡断熱材(5)の中まで延びているが、補強板
(8)の上端が天板(4)の下面まで延びている場合にも同様
な作用効果を得ることができる。
(ト)考案の効果 本考案は上記実施例に示したように構成された断熱箱体
であるから、外箱の各コーナーに外部から加わった衝撃
が小さい場合には、各補強板の上端は遊端となっている
ため、前記補強板は衝撃による振動により内方向へ若干
変形されるが、その後元に復帰することになり、この変
形復帰作用により、前記衝撃を吸収して前記外箱各コー
ナーの変形を回避することができ、又、前記衝撃が大き
くこの衝撃により外箱ばかりでなくこの外箱内側の補強
板が内方へ変形したとき、前記補強板はその下端が枠部
材に固着されているのみで前記外箱には固着されていな
いため、前記変形に伴ない自由に下方に移動でき、従来
のように前記補強板の変形により外箱の該補強板との固
着部が該補強板に引かれてこの固着部まで変形すること
は回避でき、この結果前記外箱の変形を前記突起等との
当接部のみに押えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、第1図は
第7図に示した低温庫のコーナー下部内の概略斜視図、
第2図は第1図に示したB−B線断面図、第3図は第1
図に示したC−C線断面図、第4図は枠部材の展開図、
第5図は内外フランジを形成した枠部材の上面図、第6
図は枠部の斜視図、第7図は低温庫の概略斜視図であ
る。 (1)……断熱箱体、(2)……内箱、(3)……外箱、(4)……
天板、(5)……発泡断熱材、(6)……4コーナー、(7)…
…内向きフランジ、(8)……補強板、(11)……枠部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周側面各コーナーに湾曲面が形成された外
    箱及び内箱と、これら両箱間に充填された発泡断熱材と
    からなり、下部を機械室となす断熱箱体において、前記
    機械室の底面周囲に設けられた環状の枠部材と、この枠
    部材の各コーナーに下端を夫々固着され、前記外箱の対
    応する各コーナーの内面に沿って少なくとも前記機械室
    内に配設され、外向きに膨らむ様に湾曲した複数の補強
    板とを備えたことを特徴とする断熱箱体。
JP1986177724U 1986-11-19 1986-11-19 断熱箱体 Expired - Lifetime JPH068474Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986177724U JPH068474Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 断熱箱体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986177724U JPH068474Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 断熱箱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6383580U JPS6383580U (ja) 1988-06-01
JPH068474Y2 true JPH068474Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31119197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986177724U Expired - Lifetime JPH068474Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19 断熱箱体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068474Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4017002B2 (ja) * 2005-09-30 2007-12-05 ダイキン工業株式会社 冷凍装置のケーシング構造及びそのケーシングの製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825977U (ja) * 1981-08-17 1983-02-18 富士電機株式会社 オ−プンシヨ−ケ−スの前面板取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6383580U (ja) 1988-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4870735A (en) Refrigeration cabinet construction
US4082825A (en) Method of constructing a refrigeration cabinet
JPH068474Y2 (ja) 断熱箱体
US4826040A (en) Refrigeration cabinet construction
JP3164842B2 (ja) 断熱箱体
JP2001050641A (ja) 冷蔵庫
US5818017A (en) Microwave oven main body structure
JPH0519748Y2 (ja)
JPH042874B2 (ja)
US4826010A (en) Refrigeration cabinet construction
JPH0350386Y2 (ja)
JPS6328394Y2 (ja)
JPS5933989Y2 (ja) 冷蔵庫等の箱体
JPS63176984A (ja) 断熱箱体
JP3287672B2 (ja) 鋼板製輸送容器
JPS629508Y2 (ja)
JPH0338626Y2 (ja)
JP3480078B2 (ja) 冷蔵庫の扉
AU2020362710B2 (en) Railway heat-insulating transportation vehicle and side wall thereof and assembling method therefor
JPH0427830Y2 (ja)
JPS6011684Y2 (ja) 配電盤
JPH06123546A (ja) 冷蔵庫の扉装置
JPH0115646Y2 (ja)
JPS5938837Y2 (ja) 建築用板
JPH02242076A (ja) 冷蔵庫等の断熱箱体製造方法