JPH0684729U - ブラケット差し込み式のロック装置 - Google Patents

ブラケット差し込み式のロック装置

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JPH0684729U
JPH0684729U JP2473893U JP2473893U JPH0684729U JP H0684729 U JPH0684729 U JP H0684729U JP 2473893 U JP2473893 U JP 2473893U JP 2473893 U JP2473893 U JP 2473893U JP H0684729 U JPH0684729 U JP H0684729U
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JP
Japan
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bracket
lock frame
lock
clamp member
main body
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Pending
Application number
JP2473893U
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English (en)
Inventor
慎 中山
道明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保持力を増加し、がたつきを防止する。 【構成】 ロック枠を、筒状のロック枠本体31と、該
ロック枠本体31に対して仮挿入位置と本係止位置との
間で移動自在なクランプ部材50とに2分割する。クラ
ンプ部材50の先端には、ロック枠本体31に対する仮
挿入位置にブラケット7の厚さより大きな間隔をもって
対向する一対の挟持板52、52を設け、該挟持板5
2、52間の奥にロックアーム60を設ける。一方、ロ
ック枠本体31には、クランプ部材50のロック枠本体
31に対する本挿入位置に移動するほど挟持板52、5
2の間隔を狭めるガイド部34、36を設け、挟持板5
2、52間にブラケット7を挟持するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気接続箱を車体に取り付ける場合等に主に利用されるブラケット 差し込み式のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9〜図11は、実開昭61−22124号公報、実開昭63−113419 号公報等に示されたものと類似のブラケット差し込み式のロック装置を示してい る。
【0003】 図において、符号1は電気接続箱で、この電気接続箱1の外面にはロック枠3 が設けられている。7は車体側に取り付けられたブラケットで、このブラケット 7の先端には三角形のロック孔10が形成されている。ロック枠3は貫通孔11 を有する角筒状のもので、貫通孔11の幅方向両側には、ブラケット7の挿入さ れる隙間を規定するガイド部(リブ)13、15(図10及び図11参照)が設 けられている。また、貫通孔11の奥端にはストッパ17が設けられ、貫通孔1 1の内部には可撓性のロックアーム20が設けられている。ロックアーム20は ブラケット差し込み側の基端部が貫通孔11の内壁に固定され、自由端がブラケ ット差し込み側と反対側に延びている。ロックアーム20の途中には、前記ブラ ケット7のロック孔10と係合するロック突起22が設けられている。また、ロ ックアーム20の自由端はロック枠3の後端から突出し、手でロック解除できる ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のロック装置では、両側のガイド部(リブ)13、15でブラ ケット7の隙間を規定しているが、強くブラケット7を挟むものではなく、実際 には可撓性を有したロックアーム20がブラケット7にロックするだけなので、 がたつきやすいという問題があった。また、これらのガイド部13、15は、精 度良く形成しようとすると、製品成形時のヒケなどを考慮して、限られた幅にせ ざるを得ないので、コンパクトな構造のまま、十分な摩擦力によってブラケット 7を挟持することは、構造的に無理があった。したがって、金属製のブラケット 7と樹脂製のロック枠3との接触部が、振動によって摩耗したり、削られたりし て破損する場合もあった。
【0005】 本考案は、上記事情を考慮し、ブラケットの保持力を向上してがたつきを防止 し、振動による摩耗等の問題を解消することのできるブラケット差し込み式のロ ック装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、取付対象部及びそれに取り付けられる部品の一方に、 ロック枠が設けられ、他方にロック部を有した板状のブラケットが設けられて、 ロック枠内にブラケットを相対的に差し込むことによりロック状態とされるブラ ケット差し込み式のロック装置において、ロック枠が、筒状のロック枠本体と、 該ロック枠本体に対して仮挿入位置と本挿入位置との間で移動自在なクランプ部 材とからなり、該クランプ部材の先端にはブラケット挿入空間を形成する一対の 挟持板が設けられていることを特徴としている。
【0007】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、ロック枠本体には、ロ ック枠本体内へのクランプ部材の仮挿入位置から本挿入位置への移動により挟持 板の間隔を狭めるガイド部が設けられていることを特徴としている。
【0008】
【作用】
請求項1記載のロック装置をロックする場合は、クランプ部材をロック枠本体 に対して仮挿入位置に挿入した状態で、反対側からブラケットの先端を相対的に 挿入することで、ロック状態とする。そして、ロック枠本体を移動して、クラン プ部材をロック枠本体に対して本挿入位置に挿入し、挟持板により挟持する。
【0009】 また、別の方法としては、ロック枠本体をブラケットに対して位置合わせし、 この状態でクランプ部材をロック枠本体に対して仮挿入位置から本係止位置に押 し込む。これにより、ロック枠本体とブラケットとがロック状態になる。
【0010】 請求項2記載の考案によれば、ロック枠本体を移動して、クランプ部材をロッ ク枠本体に対して本挿入位置に挿入すると、ガイド部の作用で挟持板の間隔が狭 まり、ブラケットが両挟持板により強く挟持される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例のロック前の状態を示す分解斜視図、図2〜図5は仮 組からロックまでの状態を順に示す側断面図、図6はロック状態を示す横断面図 である。図において、7は取付対象部である車体側に固定された金属板製のブラ ケット、10はロック孔である。30はそれに取り付けられる部品としての電気 接続箱である。電気接続箱30の側面には、ロック枠を構成する角筒状のロック 枠本体31が一体形成されている。ロック枠は、ロック枠本体31と、このロッ ク枠本体31に対して仮挿入位置と本挿入位置との間で移動自在なクランプ部材 50との2部品からなる。
【0013】 ロック枠本体31には貫通孔32が形成され、貫通孔32の内部の両側には、 図2及び図3に示すように、側面から見た形状が山形をなすガイド部34、36 が互いに対向して配置されている。また、ロック枠本体31の貫通孔32の内壁 のブラケット差し込み側と反対側の入口には、抜け止め突起38が設けられ、そ れよりも若干内方には係止突起40が設けられている。抜け止め突起38の外面 には面取り42が施されている。
【0014】 一方、クランプ部材50は、胴部が前記貫通孔32に挿入できる寸法に形成さ れ、先端部に一対の挟持板52、52を備えている。挟持板52、52は、自由 状態でブラケット7を楽に挿入できるだけの間隔55をあけて対向している。図 3に詳細を示すように、これら挟持板52、52は、ロック枠本体30に対して クランプ部材50が仮挿入位置のときは、楽にブラケット7を受け入れられるよ うになっている。また、クランプ部材50が本挿入位置に移動するに従い、両側 部がガイド部34、36の斜面に案内されることにより、間隔55が狭まるよう になっている。
【0015】 また、クランプ部材50の両側面には、挟持板52、52と平行に配された可 撓性の係止板57、57が設けられている。これら係止板57、57は後端にス トッパ用の鍔を有し、中途部外側面には、前記ロック枠本体31側の抜け止め突 起38及び係止突起40と順次係合する係止突部59が設けられている。また、 前記挟持板52、52間の奥には、係止板57、57に挟まれる位置にロックア ーム60が設けられている。このロックアーム60は、自由端がクランプ部材5 0の後端から外部に突出しており、図2に示すように、中途部にブラケット7の ロック孔10と相互に係合するロック突起65を有している。なお、クランプ部 材は、耐摩耗性、靭性、クリープ性の優れた材料で製作するのがよい。
【0016】 次に作用を説明する。
【0017】 予め、図2に示すように、クランプ部材50をロック枠本体31の内部に挿入 し、クランプ部材50側の係止板57の係止突部59が、ロック枠本体31側の 抜け止め突起38を乗り越える位置(仮挿入位置)で止めておく。この仮挿入位 置のとき、挟持板52、52は、ガイド部34、36に当たるものの、まだ自由 状態に近い間隔を持って対向している。この状態のまま、図4に示すようにブラ ケット7の先端をロック枠本体31の一端から相対的に挿入し、クランプ部材5 0の挟持板52、52間に通す。そして、ロックアーム60とブラケット7とを 本係止させる。
【0018】 次に、電気接続箱30を図4の矢印A方向に移動し、係止突起40と係止突部 59とを係合させる。そうすると、クランプ部材50がロック枠本体31に対し て本挿入位置に移動するのに伴い、挟持板52、52の両側部がガイド部34、 36の斜面に押されて、挟持板52、52の間隔が狭まり、挟持板52、52に よってブラケット7が挟持される。これにより、図5に示すロック状態において は、ブラケット7はがたつきなく、クランプ部材50及びロック枠本体31とロ ックされる。したがって、保持力が上がる上、接触部の摩耗がなくなり、耐久性 が向上する。
【0019】 電気接続箱30をブラケット7から取り外す場合は、係止板57を操作してク ランプ部材50とロック枠本体31の係合を解除し、ロック枠本体31をクラン プ部材50からずらす。同時にロックアーム60の自由端を操作し、ブラケット 7とロックアーム60のロックを外す。これにより、ブラケット7がロック枠か ら抜け、電気接続箱30が取り外せる。
【0020】 なお、上の説明では、ブラケット7とクランプ部材50とを係止した後で、電 気接続箱30を動かすことにより、挟持板52、52を狭めて、ブラケット7を 挟持したが、図7に示すように、予め電気接続箱30のロック枠本体31をブラ ケット7に突き当たるまで嵌めておき、その後、クランプ部材50をロック枠本 体31に押し込むことで、ロックさせてもよい。この場合は、ロックアーム60 とブラケット7との本係止と同時に、挟持板52、52でブラケット7を挟むこ とができ、電気接続箱30を動かす必要がないから、電気接続箱30の位置決め を行うことができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、クランプ部材に設けた挟 持板でブラケットを挟むようにしたので、コンパクトな構造のまま、保持力を増 加し、がたつきを確実に防止することができる。したがって、摩耗等が発生しな くなる。
【0022】 請求項2記載の考案によれば、ガイド部を設けることにより、挟持板の間隔が より狭まり、ブラケットが両挟持板により強く挟持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】本考案の一実施例の仮組状態の側断面図であ
る。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】本考案の一実施例の仮組状態のロック枠にブラ
ケットを挿入した状態を示す側断面図である。
【図5】本考案の一実施例のロック枠とブラケットのロ
ック状態の側断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視断面図である。
【図7】本考案の一実施例を別の手順でロックしようと
している状態を示す側断面図である。
【図8】図7の手順を経て達成したロック状態の側断面
図である。
【図9】従来のブラケット差し込み式のロック装置の斜
視図である。
【図10】従来のブラケット差し込み式のロック装置の
ロック状態における側断面図である。
【図11】図10のXI−XI矢視断面図である。
【符号の説明】
7 ブラケット 10 ロック孔 30 電気接続箱(取付部品) 31 ロック枠本体 34、36 ガイド部 50 クランプ部材 52 挟持板 60 ロックアーム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象部及びそれに取り付けられる部
    品の一方に、ロック枠が設けられ、他方にロック部を有
    した板状のブラケットが設けられて、前記ロック枠内に
    前記ブラケットを相対的に差し込むことによりロック状
    態とされるブラケット差し込み式のロック装置におい
    て、前記ロック枠が、筒状のロック枠本体と、該ロック
    枠本体に対して仮挿入位置と本挿入位置との間で移動自
    在なクランプ部材とからなり、該クランプ部材の先端に
    はブラケット挿入空間を形成する一対の挟持板が設けら
    れていることを特徴とするブラケット差し込み式のロッ
    ク装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック枠本体には、ロック枠本体内
    への前記クランプ部材の仮挿入位置から本挿入位置への
    移動により前記挟持板の間隔を狭めるガイド部が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のブラケット差
    し込み式のロック装置。
JP2473893U 1993-05-13 1993-05-13 ブラケット差し込み式のロック装置 Pending JPH0684729U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244037A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd 取付具
JP2008286327A (ja) * 2007-05-18 2008-11-27 Sumitomo Wiring Syst Ltd 車載搭載品

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JP2007244037A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd 取付具
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