JPH068448Y2 - 温水ボイラ - Google Patents

温水ボイラ

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JPH068448Y2
JPH068448Y2 JP6920089U JP6920089U JPH068448Y2 JP H068448 Y2 JPH068448 Y2 JP H068448Y2 JP 6920089 U JP6920089 U JP 6920089U JP 6920089 U JP6920089 U JP 6920089U JP H068448 Y2 JPH068448 Y2 JP H068448Y2
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JP
Japan
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combustion flame
burner
chamber
hot water
fire chamber
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Application number
JP6920089U
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JPH0310154U (ja
Inventor
努 石井
紀生 斉藤
Original Assignee
ロケツトボイラー工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガス或いは油を燃料とする、窒素酸化物の
発生が低減された温水ボイラに関する。
〔従来の技術〕
従来のガス或いは油を燃料とする温水ボイラは、第4
図,第5図に示す如く、バーナ21が火室22の中心に向か
って燃焼炎23を噴出するように設けられており、噴出し
た燃焼炎23は、火室22の中央部分において最も大きく、
その先端はバーナ21と対面する火室22の壁24に当たって
いた。そのため、火室中央部分及び燃焼炎23が向くバー
ナ21と対面する火室22の壁の温度が高くなっている。
火室22の周囲には内筒25と外筒26とよりなり内筒25が火
室壁24を兼ねる水室27が設けられており、水室27内の水
と燃焼炎との間で熱交換が行なわれるが、火室22の中央
において最も高温になると上記熱交換の点から見ると効
率の良いものではなく、燃焼炎23は出来るだけ火室壁24
に沿った水室27に近く位置するのが、熱交換の効率から
も、燃焼炎23の温度を低下させる上からも望ましい。
上記の燃焼時に、燃焼温度が高まると窒素酸化物の発生
が高まることは知られている。
都市ガス,LPG,LNG,灯油或いはA重油等、ガス
或いは油を燃料とする温水ボイラにあっても、これら燃
料を燃焼させた時の排出ガスに含まれるNO2,NO3等窒素
酸化物(NOx)については自動車の排ガスと同様に規制が
出てきている。ところが、窒素酸化物について有効な提
案は見当らない。
〔考案が解決しようとする課題〕
この点に鑑み、この考案は大規模な改造等を必要としな
いで熱交換効率を高め、かつ、窒素酸化物の発生を低減
できる温水ボイラを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
火室内のバーナの燃焼炎の噴出軌跡内に位置して、該燃
焼炎を、火室を囲う水室の内筒面に沿って流すよう方向
づけた案内体を設けた。
〔作用〕
この考案のボイラは、窒素酸化物は低温の燃焼では発生
しないという特性を利用したもので、火室内の燃焼炎の
噴出軌跡内に位置して設けた炎分岐板、炎案内板等の如
き案内板により、バーナからの燃焼炎を火室の壁面、即
ち水室の内筒に沿って流れるように案内することによっ
て、有効に熱交換をすると共に燃焼炎を水室の内筒で冷
却する。
これにより従来の燃焼炎より低温となるため、窒素酸化
物の発生を低減する。
〔実施例〕
添付図面と共に、この考案の実施の一例を説明する。
第1図および第2図は、何れもボイラにおいてバーナの
直上付近で切断した状態の横断平面図であり、第3図は
バーナの先端部であるドラフトチューブの横断平面図で
ある。火室1を囲って外筒2と内筒3とで構成された水
室4を設ける。水室4には加熱される水が収容される。
水室4の周囲は保温材5で囲われている。保温材5及び
水室4の一部を貫いて火室1に開口するバーナ挿入口6
を設け、その中にバーナ7のドラフトチューブ8をセッ
トする。このドラフトチューブ8の内部には電極棒9及
びノズル10が備えられている。これらの構成については
従来のボイラと同様である。
この考案は、火室1内のバーナの燃焼炎12の噴出軌跡内
に位置して案内体1を設けたもので、第1図に示す第1
の実施例は、ドラフトチューブ8の先端に平面形状がV
字状をなした案内体11を設けたもので、V字状に屈折し
た耐熱性を有する金属板14の炎が当たる面に耐火材15を
設けてある。第2図に示す第2の実施例は、水室4の内
筒3と同一中心点を有する円弧状炎案内面13を有する案
内板11を、ドラフトチューブ8の先端と対向してドラフ
トチューブ8とは独立して火室1内に設けたもので、案
内体11はセラミツクボード等の耐火材15で作られてい
る。第1,第2の実施例のいずれも案内体11は耐熱性が
ある金属板やセラミツクボード等で作成されるのが好ま
しい。この案内体11は何れも火室1内にあって、バーナ
7の径と同じ高さか、それより高い長さであって、バー
ナ7からの燃焼炎の全量が案内体11によって水室4の内
筒3に沿ってその流れが案内されるようにする。
このように構成されたボイラによれば、ノズル10から噴
射された燃料は電極棒9のスパークによって点火し、図
示しないが送風機からの風で燃焼し、燃焼炎12は直進す
るが、その噴出軌跡内にある案内体11に衝突して左右2
方向に分流し、それぞれ水室4の内筒3に沿って進行
し、その間水室4内の水と熱交換し温水とする。この
時、案内体11に沿って流れる燃焼炎12は上記熱交換によ
って冷やされ、従来の温度より低温の燃焼炎12となるこ
とから、排出ガスに含まれるNO2,NO3など窒素酸化物は
低減されたものとなる。
〔考案の効果〕
この考案は以上に詳細に説明したように、火室内のバー
ナの燃焼炎の噴出軌跡内に位置して、該燃焼炎を火室を
囲う水室の内筒面に沿って流すよう方向づけた案内体が
設けられているから、バーナからの燃焼炎はバーナから
直進して噴射されるが、火室内の案内体によって分流さ
れ、火室の周壁である水室の内筒に沿って流れるように
され、燃焼炎は内筒によって冷却されて、従来の温度よ
り低温の炎とされるため、窒素酸化物の発生は極めて低
減されるものとなった。
このように、本考案ボイラにあっては、火室内に案内体
を設けるだけでよく、具体的にはドラフトチューブに案
内体を支持させたり、火室内に案内体を直接独立して設
けるなど極めて簡便に案内体を設けることができるか
ら、既設の温水ボイラに対し僅かな工作を施すことで充
分足りることとなるので、低廉に、また容易に窒素酸化
物の発生が低減されるた温水ボイラを得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はこの考案
の実施の一例を示すボイラの横断面図、第2図は他の実
施の一例を示すボイラの横断面図、第3図はバーナにお
けるドラフトチューブの横断平面図、第4図は従来装置
の縦断面図、第5図は同横断面図である。 1,22……火室、2,26……外筒、 3,25……内筒、4,27……水室、 7,21……バーナ、11……案内体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】火室内のバーナの燃焼炎の噴出軌跡内に位
    置して、該燃焼炎を火室を囲う水室の内筒面に沿って流
    すよう方向づけた案内体を設けたことを特徴とする温水
    ボイラ。
JP6920089U 1989-06-14 1989-06-14 温水ボイラ Expired - Lifetime JPH068448Y2 (ja)

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JP6920089U JPH068448Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 温水ボイラ

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JPH0310154U JPH0310154U (ja) 1991-01-30
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JPH0310154U (ja) 1991-01-30

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