JP2000018729A - 伝熱フィンを備えた熱交換器 - Google Patents
伝熱フィンを備えた熱交換器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝熱フィンにガス流れガイド部を設置して高
温のガスが加熱管の全面に均一に広がるようにすること
により熱効率を向上させる伝熱フィンを備えた熱交換器
を提供する。 【解決手段】 本発明の熱交換器は、燃焼室の上部に位
置し、所定の離隔を置いて複数の暖房水加熱管が相互平
行に配列される。複数の伝熱フィンが相互並列に暖房水
加熱管に沿って整列され、暖房水加熱管が垂直に貫設さ
れる。伝熱フィンは、千鳥形に配置され複数列をなして
いる複数の加熱管挿入ホール；及び任意の列の隣接する
２つの加熱管挿入ホールの中央上部に下方に窪んだカー
ブ形に折曲形成されたガス流れガイド部；を含む。これ
により、下方から伝熱フィンに上昇した高温のガスが上
記加熱管挿入ホールにそれぞれ挿入配置された複数の加
熱管にぶつかって加熱管の下面に沿って上方に進行し、
ガス流れガイド部により上記２つの加熱管の上面にガイ
ドされることにより、熱効率の向上及び圧力損失の最少
化が図れる。
温のガスが加熱管の全面に均一に広がるようにすること
により熱効率を向上させる伝熱フィンを備えた熱交換器
を提供する。 【解決手段】 本発明の熱交換器は、燃焼室の上部に位
置し、所定の離隔を置いて複数の暖房水加熱管が相互平
行に配列される。複数の伝熱フィンが相互並列に暖房水
加熱管に沿って整列され、暖房水加熱管が垂直に貫設さ
れる。伝熱フィンは、千鳥形に配置され複数列をなして
いる複数の加熱管挿入ホール；及び任意の列の隣接する
２つの加熱管挿入ホールの中央上部に下方に窪んだカー
ブ形に折曲形成されたガス流れガイド部；を含む。これ
により、下方から伝熱フィンに上昇した高温のガスが上
記加熱管挿入ホールにそれぞれ挿入配置された複数の加
熱管にぶつかって加熱管の下面に沿って上方に進行し、
ガス流れガイド部により上記２つの加熱管の上面にガイ
ドされることにより、熱効率の向上及び圧力損失の最少
化が図れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は伝熱フィンを備えた
熱交換器に関し、より詳しくは、伝熱フィンにガス流れ
ガイド部を設置して高温のガスが加熱管の全面に均一に
広がるようにして熱効率を向上させた伝熱フィンを備え
た熱交換器に関する。
熱交換器に関し、より詳しくは、伝熱フィンにガス流れ
ガイド部を設置して高温のガスが加熱管の全面に均一に
広がるようにして熱効率を向上させた伝熱フィンを備え
た熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】ボイラーは、水の加熱により発生した温
水またはスチームを利用して暖房水または温水を提供す
るための装置である。このようなボイラーは多様な燃料
を用いており、使用燃料の特性によって瞬間加熱式と貯
湯式とに大別される。貯湯式ボイラーは、練炭またはオ
イルなどを燃料にして水を加熱した後、これを温水タン
クに貯蔵しておき、必要なときに暖房及び温水の供給を
行う。
水またはスチームを利用して暖房水または温水を提供す
るための装置である。このようなボイラーは多様な燃料
を用いており、使用燃料の特性によって瞬間加熱式と貯
湯式とに大別される。貯湯式ボイラーは、練炭またはオ
イルなどを燃料にして水を加熱した後、これを温水タン
クに貯蔵しておき、必要なときに暖房及び温水の供給を
行う。
【０００３】一方、瞬間加熱式ボイラーは、ボイラーの
胴体内に主熱交換器または温水用熱交換器を備え、必要
なときに直ちに暖房または温水の供給を行う。ガスボイ
ラーは一般的に瞬間加熱式ボイラーに該当し、最近家庭
用暖房ボイラーとして広く普及されつつある。かかるガ
スボイラーは、主熱交換器の構成によってシングル方式
とデュアル方式とに分かれる。
胴体内に主熱交換器または温水用熱交換器を備え、必要
なときに直ちに暖房または温水の供給を行う。ガスボイ
ラーは一般的に瞬間加熱式ボイラーに該当し、最近家庭
用暖房ボイラーとして広く普及されつつある。かかるガ
スボイラーは、主熱交換器の構成によってシングル方式
とデュアル方式とに分かれる。
【０００４】シングル方式のシステムでは、主熱交換器
が暖房水の熱交換のみを行い、温水は別途の２次熱交換
器または温水用熱交換器により加熱される。温水の加熱
は主熱交換器により加熱された暖房水を利用して行われ
る。また、デュアル方式のシステムでは、主熱交換器に
より暖房水と温水の加熱が同時に行われる。主熱交換器
はバーナーのガス炎により直接加熱される暖房水加熱管
内に温水加熱管が設置され、温水が暖房水により熱交換
される。
が暖房水の熱交換のみを行い、温水は別途の２次熱交換
器または温水用熱交換器により加熱される。温水の加熱
は主熱交換器により加熱された暖房水を利用して行われ
る。また、デュアル方式のシステムでは、主熱交換器に
より暖房水と温水の加熱が同時に行われる。主熱交換器
はバーナーのガス炎により直接加熱される暖房水加熱管
内に温水加熱管が設置され、温水が暖房水により熱交換
される。
【０００５】しかしながら、上記デュアル方式のシステ
ムは暖房水加熱管内に温水加熱管が挿入される構造であ
るため、暖房水加熱管の体積が大きくなければならな
い。即ち、本システムは、熱交換器の体積が大きいた
め、暖房容量の大きい場合には適していない。一方、シ
ングル方式のシステムでは、暖房水加熱管の内部に温水
加熱管が収納されないため、加熱管の直径は小さくて済
む。このような小径の加熱管を２〜３層の複数層に相互
平行をなすように配置すれば、熱交換の効率を向上させ
ることができる。
ムは暖房水加熱管内に温水加熱管が挿入される構造であ
るため、暖房水加熱管の体積が大きくなければならな
い。即ち、本システムは、熱交換器の体積が大きいた
め、暖房容量の大きい場合には適していない。一方、シ
ングル方式のシステムでは、暖房水加熱管の内部に温水
加熱管が収納されないため、加熱管の直径は小さくて済
む。このような小径の加熱管を２〜３層の複数層に相互
平行をなすように配置すれば、熱交換の効率を向上させ
ることができる。
【０００６】以下、図を参照しながら従来のシングル方
式の熱交換器について説明する。図１は従来のシングル
方式の熱交換器を備えたガスボイラーの断面図、図２は
図１の熱交換器に使用される伝熱フィンの斜視図、図３
は図１の熱交換器に使用される伝熱フィンの正面図であ
る。バーナーＢの備えられた燃焼室には熱交換器Ｅが設
置される。熱交換器Ｅの上部には排気ファンＦ及びモー
タＭの備えられた排気フードＨが設置される。バーナー
Ｂにより燃焼された高熱のガスは上下方向に形成された
複数の伝熱フィン２０を介して下方から上方に導かれ
る。この高温のガスは伝熱フィン２０に貫設された暖房
水加熱管２２を加熱する。流入口２２ａを通って加熱管
内に流入した水は、加熱により暖房水となって出口２２
ｂを通って排出され、暖房管路（図示せず）に供給され
る。伝熱フィン２０を介して上方に導かれた高温のガス
は排気フードＨを通して排出される。
式の熱交換器について説明する。図１は従来のシングル
方式の熱交換器を備えたガスボイラーの断面図、図２は
図１の熱交換器に使用される伝熱フィンの斜視図、図３
は図１の熱交換器に使用される伝熱フィンの正面図であ
る。バーナーＢの備えられた燃焼室には熱交換器Ｅが設
置される。熱交換器Ｅの上部には排気ファンＦ及びモー
タＭの備えられた排気フードＨが設置される。バーナー
Ｂにより燃焼された高熱のガスは上下方向に形成された
複数の伝熱フィン２０を介して下方から上方に導かれ
る。この高温のガスは伝熱フィン２０に貫設された暖房
水加熱管２２を加熱する。流入口２２ａを通って加熱管
内に流入した水は、加熱により暖房水となって出口２２
ｂを通って排出され、暖房管路（図示せず）に供給され
る。伝熱フィン２０を介して上方に導かれた高温のガス
は排気フードＨを通して排出される。
【０００７】図において、参照番号２０は伝熱フィンで
ある。図面番号３２、３４及び３６はそれぞれ第１、第
２及び第３層の加熱管挿入ホールを示している。図面番
号２４は加熱管２２を貫通支持するためのスリーブであ
る。第１、３層の加熱管挿入ホール３２、３６と第２層
の挿入ホール３４とは千鳥形に配置され、このような加
熱管２２の千鳥形配置は、燃焼室からの燃焼ガスの流れ
を促進して伝熱面積を増加させる役割をする。
ある。図面番号３２、３４及び３６はそれぞれ第１、第
２及び第３層の加熱管挿入ホールを示している。図面番
号２４は加熱管２２を貫通支持するためのスリーブであ
る。第１、３層の加熱管挿入ホール３２、３６と第２層
の挿入ホール３４とは千鳥形に配置され、このような加
熱管２２の千鳥形配置は、燃焼室からの燃焼ガスの流れ
を促進して伝熱面積を増加させる役割をする。
【０００８】このような従来の熱交換器によるに、バー
ナーにより燃焼された高温のガスが暖房水加熱管２２及
び伝熱フィン２０に全量吸収できず、残熱が排気フード
Ｈを通って外部に排出されてしまうため、熱効率が低下
するという問題点があった。さらに、前述の問題点を克
服するためには、伝熱フィンのサイズを拡大する必要が
あるが、こうすれば、熱交換器の全体的な体積が増大す
るため問題とされていた。
ナーにより燃焼された高温のガスが暖房水加熱管２２及
び伝熱フィン２０に全量吸収できず、残熱が排気フード
Ｈを通って外部に排出されてしまうため、熱効率が低下
するという問題点があった。さらに、前述の問題点を克
服するためには、伝熱フィンのサイズを拡大する必要が
あるが、こうすれば、熱交換器の全体的な体積が増大す
るため問題とされていた。
【０００９】また、従来の熱交換器によるに、高温に加
熱されたガスが千鳥形に配置された多数の加熱管を通過
する過程で乱反射することに因り、大きな圧力損失が発
生する。この場合、給気ファンの動力を増大する必要が
生じ、動力の無駄遣いが発生する。圧力損失を低減する
には、各々の加熱管の層間距離を広く確保する必要があ
るが、そのためには、伝熱フィンのサイズの拡大を余儀
なくされるため、熱交換器の全体サイズが大きくなると
いう問題があった。
熱されたガスが千鳥形に配置された多数の加熱管を通過
する過程で乱反射することに因り、大きな圧力損失が発
生する。この場合、給気ファンの動力を増大する必要が
生じ、動力の無駄遣いが発生する。圧力損失を低減する
には、各々の加熱管の層間距離を広く確保する必要があ
るが、そのためには、伝熱フィンのサイズの拡大を余儀
なくされるため、熱交換器の全体サイズが大きくなると
いう問題があった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
伝熱フィンにガス流れガイド部を設置して高温のガスが
加熱管の表面全体に均一に広がるようにすることにより
熱効率を向上させた伝熱フィンを備えた熱交換器を提供
することにある。
問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
伝熱フィンにガス流れガイド部を設置して高温のガスが
加熱管の表面全体に均一に広がるようにすることにより
熱効率を向上させた伝熱フィンを備えた熱交換器を提供
することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、高温の暖房水を提供するために燃焼室の
上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に配列された複
数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿って相互並列に
整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設される複数の
伝熱フィンと；を含み、上記伝熱フィンは、千鳥形に配
置され複数列をなしている複数の加熱管挿入ホールと；
任意の列の隣接する２つの加熱管挿入ホールの間の中央
上部に下方に窪んだカーブ形に折曲形成されたガス流れ
ガイド部と；を含み、これにより、下方から伝熱フィン
に上昇した高温のガスが上記加熱管挿入ホールにそれぞ
れ挿入配置された加熱管にぶつかって加熱管の下面に沿
って上方に進行し、上記ガス流れガイド部により上記２
つの加熱管の上面にガイドされるようにすることを特徴
とする。
めの本発明は、高温の暖房水を提供するために燃焼室の
上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に配列された複
数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿って相互並列に
整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設される複数の
伝熱フィンと；を含み、上記伝熱フィンは、千鳥形に配
置され複数列をなしている複数の加熱管挿入ホールと；
任意の列の隣接する２つの加熱管挿入ホールの間の中央
上部に下方に窪んだカーブ形に折曲形成されたガス流れ
ガイド部と；を含み、これにより、下方から伝熱フィン
に上昇した高温のガスが上記加熱管挿入ホールにそれぞ
れ挿入配置された加熱管にぶつかって加熱管の下面に沿
って上方に進行し、上記ガス流れガイド部により上記２
つの加熱管の上面にガイドされるようにすることを特徴
とする。
【００１２】本発明はまた、高温の暖房水を提供するた
めに燃焼室の上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に
配列された複数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿っ
て相互並列に整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設
される複数の伝熱フィンと；を含み、上記伝熱フィン
は、一列上に配置された複数の加熱管挿入ホールと；隣
接する任意の２つの加熱管挿入ホールの間の中央上部に
下方に窪んだカーブ形に折曲形成されたガス流れガイド
部と；を含む複数の単一ラインのサブ伝熱フィンを含
み、上記複数のサブ伝熱フィンは各列の加熱管挿入ホー
ルが千鳥形に配置されるように、単一の平面上に複数層
に整列して接合され、これにより、下方から伝熱フィン
に上昇した高温のガスが上記加熱管挿入ホールにそれぞ
れ挿入配置された加熱管にぶつかって加熱管の下面に沿
って上方に進行し、上記ガス流れガイド部により上記２
つの加熱管の上面にガイドされることを特徴とする。
めに燃焼室の上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に
配列された複数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿っ
て相互並列に整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設
される複数の伝熱フィンと；を含み、上記伝熱フィン
は、一列上に配置された複数の加熱管挿入ホールと；隣
接する任意の２つの加熱管挿入ホールの間の中央上部に
下方に窪んだカーブ形に折曲形成されたガス流れガイド
部と；を含む複数の単一ラインのサブ伝熱フィンを含
み、上記複数のサブ伝熱フィンは各列の加熱管挿入ホー
ルが千鳥形に配置されるように、単一の平面上に複数層
に整列して接合され、これにより、下方から伝熱フィン
に上昇した高温のガスが上記加熱管挿入ホールにそれぞ
れ挿入配置された加熱管にぶつかって加熱管の下面に沿
って上方に進行し、上記ガス流れガイド部により上記２
つの加熱管の上面にガイドされることを特徴とする。
【００１３】本発明によるに、ガスボイラーのバーナー
により燃焼された高温のガスが熱交換器を通過しながら
暖房水加熱管の下部だけでなく、加熱管の上部全面にわ
たってガイドされる。これにより、高温のガス熱が乱反
射されず、ガス流れガイド部によりガイドされながら加
熱管の全面にわたって迅速に吸収されるため、熱効率の
大幅な上昇と共にガスの圧力損失の最少化が図れる。
により燃焼された高温のガスが熱交換器を通過しながら
暖房水加熱管の下部だけでなく、加熱管の上部全面にわ
たってガイドされる。これにより、高温のガス熱が乱反
射されず、ガス流れガイド部によりガイドされながら加
熱管の全面にわたって迅速に吸収されるため、熱効率の
大幅な上昇と共にガスの圧力損失の最少化が図れる。
【００１４】また、伝熱フィンに吸収された高温のガス
熱がガス流れガイド部を通って加熱管に迅速に吸収され
るため、熱効率を大幅に上昇させることができ、さらに
伝熱フィンの熱負荷の低減により部品保護の効果が得ら
れる。
熱がガス流れガイド部を通って加熱管に迅速に吸収され
るため、熱効率を大幅に上昇させることができ、さらに
伝熱フィンの熱負荷の低減により部品保護の効果が得ら
れる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図４乃至図６を参照しなが
ら、本発明の一実施例による伝熱フィンを備えた熱交換
器を詳しく説明する。図４に示すように、参照番号２２
０は金属薄板からなる単一ラインのサブ伝熱フィンであ
る。参照番号２２２は加熱管挿入ホールである。参照番
号２２６は加熱管２２８を貫通支持するためのスリーブ
である。任意の隣接した２つの加熱管挿入ホール２２２
と２２２との間にはその中央上部に下方に窪んだカーブ
形のガス流れガイド突出部２２４を折曲形成する。例え
ば、下方に窪んだ弧状に形成される。該弧状のガス流れ
ガイド突出部２２４は加熱管の設置方向に沿って伝熱フ
ィン２２０の表面の一方向にのみ突設するか、或いは両
方向に突設することができる。上記ガス流れガイド突出
部２２４はその下部に配置された上記加熱管２２８及び
２２８に隣接するよう配置される。
ら、本発明の一実施例による伝熱フィンを備えた熱交換
器を詳しく説明する。図４に示すように、参照番号２２
０は金属薄板からなる単一ラインのサブ伝熱フィンであ
る。参照番号２２２は加熱管挿入ホールである。参照番
号２２６は加熱管２２８を貫通支持するためのスリーブ
である。任意の隣接した２つの加熱管挿入ホール２２２
と２２２との間にはその中央上部に下方に窪んだカーブ
形のガス流れガイド突出部２２４を折曲形成する。例え
ば、下方に窪んだ弧状に形成される。該弧状のガス流れ
ガイド突出部２２４は加熱管の設置方向に沿って伝熱フ
ィン２２０の表面の一方向にのみ突設するか、或いは両
方向に突設することができる。上記ガス流れガイド突出
部２２４はその下部に配置された上記加熱管２２８及び
２２８に隣接するよう配置される。
【００１６】図６において、参照番号２１０、２３０は
他の単一ラインのサブ伝熱フィンである。参照番号２１
２、２３２は加熱管挿入ホールである。参照番号２１
６、２２６、２３６は加熱管２２８を貫通支持するため
のスリーブである。参照番号２１４、２２４、２３４は
下方に窪んだカーブ形のガス流れガイド突出部である。
図６に示すように、本発明の伝熱フィン２００は単一ラ
インのサブ伝熱フィン２１０、２２０、２３０が千鳥形
に、即ち、上下層の加熱管挿入ホールが互いに食い違っ
た状態で配列されるように、単一の平面状に整列して接
合される。
他の単一ラインのサブ伝熱フィンである。参照番号２１
２、２３２は加熱管挿入ホールである。参照番号２１
６、２２６、２３６は加熱管２２８を貫通支持するため
のスリーブである。参照番号２１４、２２４、２３４は
下方に窪んだカーブ形のガス流れガイド突出部である。
図６に示すように、本発明の伝熱フィン２００は単一ラ
インのサブ伝熱フィン２１０、２２０、２３０が千鳥形
に、即ち、上下層の加熱管挿入ホールが互いに食い違っ
た状態で配列されるように、単一の平面状に整列して接
合される。
【００１７】本発明の熱交換器は、このような複数の伝
熱フィン２００が垂直並列に設置され、上記複数の伝熱
フィン２００に貫設された加熱管２２８で構成される。
上記加熱管挿入ホール２１２、２２２、２３２には暖房
水加熱管２２８、２２８、２２８がそれぞれ貫設され
る。暖房水加熱管２２８は伝熱フィン２００と直交する
形態で貫設され、一定の間隔を置いて相互平行に配列さ
れる。
熱フィン２００が垂直並列に設置され、上記複数の伝熱
フィン２００に貫設された加熱管２２８で構成される。
上記加熱管挿入ホール２１２、２２２、２３２には暖房
水加熱管２２８、２２８、２２８がそれぞれ貫設され
る。暖房水加熱管２２８は伝熱フィン２００と直交する
形態で貫設され、一定の間隔を置いて相互平行に配列さ
れる。
【００１８】以下、本発明の作用及び効果を説明する。
ガスボイラーの下部に設置されたバーナーにより燃焼さ
れた高温のガスは、相互並列に配置された複数の伝熱フ
ィン２００と２００との間を通過しながら上昇する。上
記高温のガスは、伝熱フィン２００を垂直貫通しながら
相互平行に配列された複数の暖房水加熱管２２８の間を
通過しながら加熱管２２８を加熱する。上記加熱管２２
８内に流入した水は、加熱により高温の暖房水となって
加熱管２２８の外部に排出され暖房管路（図示せず）に
供給される。
ガスボイラーの下部に設置されたバーナーにより燃焼さ
れた高温のガスは、相互並列に配置された複数の伝熱フ
ィン２００と２００との間を通過しながら上昇する。上
記高温のガスは、伝熱フィン２００を垂直貫通しながら
相互平行に配列された複数の暖房水加熱管２２８の間を
通過しながら加熱管２２８を加熱する。上記加熱管２２
８内に流入した水は、加熱により高温の暖房水となって
加熱管２２８の外部に排出され暖房管路（図示せず）に
供給される。
【００１９】バーナーで加熱された高温のガスが上昇し
て伝熱フィン２２０及び２２０の間を通過するとき、上
記高温のガスは任意の加熱管２２８及び２２８の下部に
ぶつかって、両側に分散しながら該当加熱管２２８の下
面に沿って上部に進行する。こうして、加熱管２２８は
その下面に沿って進行する高温のガスにより加熱され
る。
て伝熱フィン２２０及び２２０の間を通過するとき、上
記高温のガスは任意の加熱管２２８及び２２８の下部に
ぶつかって、両側に分散しながら該当加熱管２２８の下
面に沿って上部に進行する。こうして、加熱管２２８は
その下面に沿って進行する高温のガスにより加熱され
る。
【００２０】上記高温のガスは加熱管２２８及び２２８
の間の中央上部に形成された上記ガス流れガイド突出部
２２４の下面にぶつかって両側に分散し、両側に配置さ
れた上記２つの加熱管２２８及び２２８の上面に沿って
流動する。これにより、加熱管２２８はその上面に沿っ
て進行する高温のガスにより加熱される。上記のような
本発明の伝熱フィンを備えた熱交換器によれば、ガスボ
イラーのバーナーにより燃焼された高温のガスが熱交換
器を通過しながら加熱管の間の中央上部に形成された上
記ガス流れガイド突出部により暖房水加熱管の下部だけ
でなく加熱管の上部全面にわたってガイドされながら流
動する。
の間の中央上部に形成された上記ガス流れガイド突出部
２２４の下面にぶつかって両側に分散し、両側に配置さ
れた上記２つの加熱管２２８及び２２８の上面に沿って
流動する。これにより、加熱管２２８はその上面に沿っ
て進行する高温のガスにより加熱される。上記のような
本発明の伝熱フィンを備えた熱交換器によれば、ガスボ
イラーのバーナーにより燃焼された高温のガスが熱交換
器を通過しながら加熱管の間の中央上部に形成された上
記ガス流れガイド突出部により暖房水加熱管の下部だけ
でなく加熱管の上部全面にわたってガイドされながら流
動する。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伝熱フィ
ンを備えた熱交換器によるに、高温のガス熱が乱反射さ
れず、ガス流れガイド部によりガイドされながら加熱管
の全面にわたって迅速に吸収されるため、熱効率が大幅
に向上すると共にガスの圧力損失が最少化する。従っ
て、小型の伝熱フィンでも高い熱効率を得ることがで
き、熱交換器の小型化が図れる。
ンを備えた熱交換器によるに、高温のガス熱が乱反射さ
れず、ガス流れガイド部によりガイドされながら加熱管
の全面にわたって迅速に吸収されるため、熱効率が大幅
に向上すると共にガスの圧力損失が最少化する。従っ
て、小型の伝熱フィンでも高い熱効率を得ることがで
き、熱交換器の小型化が図れる。
【００２２】また、高温のガス熱が乱反射されず、ガス
流れガイド部によりガイドされながら加熱管の上面に沿
って上方に流動し、ガス圧力の損失が最小化するため、
各々の加熱管の層間間隔を減少させることができる。従
って、熱交換器のコンパクト化が可能となる。また、各
々の加熱管の層間間隔が減少すれば、加熱管とガス流れ
ガイド部との距離が短くなる。これにより、伝熱フィン
に吸収された高温のガス熱がガス流れガイド部を通って
加熱管に迅速に吸収されるため、熱効率が大幅に向上す
ると同時に伝熱フィンの熱負荷が低減され、部品保護の
効果が得られる。
流れガイド部によりガイドされながら加熱管の上面に沿
って上方に流動し、ガス圧力の損失が最小化するため、
各々の加熱管の層間間隔を減少させることができる。従
って、熱交換器のコンパクト化が可能となる。また、各
々の加熱管の層間間隔が減少すれば、加熱管とガス流れ
ガイド部との距離が短くなる。これにより、伝熱フィン
に吸収された高温のガス熱がガス流れガイド部を通って
加熱管に迅速に吸収されるため、熱効率が大幅に向上す
ると同時に伝熱フィンの熱負荷が低減され、部品保護の
効果が得られる。
【００２３】さらに、上記ガス流れガイド部を下部の加
熱管と近接設置することにより、加熱管からガス流れガ
イド部に伝導された熱を迅速に吸収することができる。
従って、バーナーから上昇する高温のガスによる伝熱フ
ィンの損傷を防止することができる。以上、本発明を具
体的な実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限
定されず、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改
良が可能であるのは勿論である。
熱管と近接設置することにより、加熱管からガス流れガ
イド部に伝導された熱を迅速に吸収することができる。
従って、バーナーから上昇する高温のガスによる伝熱フ
ィンの損傷を防止することができる。以上、本発明を具
体的な実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限
定されず、当業者の通常の知識の範囲内でその変形や改
良が可能であるのは勿論である。
【図１】従来のシングル方式の熱交換器を備えたガスボ
イラーの断面図である。
イラーの断面図である。
【図２】図１の熱交換器に用いられる伝熱フィンの斜視
図である。
図である。
【図３】図１の熱交換器に用いられる伝熱フィンの正面
図である。
図である。
【図４】本発明による単一ラインのサブ伝熱フィンの斜
視図である。
視図である。
【図５】図４のサブ伝熱フィンの部分斜視図である。
【図６】図４の単一ラインのサブ伝熱フィンを複数接合
して形成した熱交換器用伝熱フィンである。
して形成した熱交換器用伝熱フィンである。
２００ 伝熱フィン ２１０、２２０、２３０ サブ伝熱フィン ２１２、２２２、２３２ 加熱管挿入ホール ２１４、２２４、２３４ ガス流れガイド突出部 ２１６、２２６、２３６ スリーブ ２２８ 加熱管
Claims (4)
- 【請求項１】 高温の暖房水を提供するために燃焼室の
上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に配列された複
数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿って相互並列に
整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設される複数の
伝熱フィンと；を含み、 上記伝熱フィンは、千鳥形に配置され複数列をなしてい
る複数の加熱管挿入ホールと；任意の列の隣接する２つ
の加熱管挿入ホールの間の中央上部に下方に窪んだカー
ブ形に折曲形成されたガス流れガイド部と；を含み、 これにより、下方から伝熱フィンに上昇した高温のガス
が上記加熱管挿入ホールにそれぞれ挿入配置された加熱
管にぶつかって加熱管の下面に沿って上方に進行し、上
記ガス流れガイド部により上記２つの加熱管の上面にガ
イドされることを特徴とする伝熱フィンを備えた熱交換
器。 - 【請求項２】 上記ガス流れガイド部は、下方に窪んだ
弧状であることを特徴とする請求項１に記載の伝熱フィ
ンを備えた熱交換器。 - 【請求項３】 上記ガス流れガイド部は、加熱管の設置
方向に沿ってサブ伝熱フィンの表面の一方向にのみ突設
されるか、或いは両方向に突設されることを特徴とする
請求項１に記載の伝熱フィンを備えた熱交換器。 - 【請求項４】 高温の暖房水を提供するために燃焼室の
上部に位置し、相互に間隔を置いて平行に配列された複
数の暖房水加熱管と；暖房水加熱管に沿って相互並列に
整列され、上記暖房水加熱管が垂直に貫設される複数の
伝熱フィンと；を含み、 上記伝熱フィンは、一列上に配置された複数の加熱管挿
入ホールと；隣接する任意の２つの加熱管挿入ホールの
間の中央上部に下方に窪んだカーブ形に折曲形成された
ガス流れガイド部と；を含む複数の単一ラインのサブ伝
熱フィンを含み、上記複数のサブ伝熱フィンは各列の加
熱管挿入ホールが千鳥形に配置されるように、単一の平
面上に複数層に整列して接合され、 これにより、下方から伝熱フィンに上昇した高温のガス
が上記加熱管挿入ホールにそれぞれ挿入配置された加熱
管にぶつかって加熱管の下面に沿って上方に進行し、上
記ガス流れガイド部により上記２つの加熱管の上面にガ
イドされることを特徴とする伝熱フィンを備えた熱交換
器。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1019980025593A KR100279267B1 (ko) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 가스 보일러용 열교환기의 전열판 |
| KR25593/1998 | 1998-06-30 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000018729A true JP2000018729A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=19541992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10317318A Pending JP2000018729A (ja) | 1998-06-30 | 1998-11-09 | 伝熱フィンを備えた熱交換器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000018729A (ja) |
| KR (1) | KR100279267B1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688380B2 (en) | 2002-06-28 | 2004-02-10 | Aavid Thermally, Llc | Corrugated fin heat exchanger and method of manufacture |
| JP2014224659A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | パナソニック株式会社 | フィン付き熱交換器 |
| JP2020143841A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 株式会社パロマ | 熱交換器及び給湯器 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101367520B1 (ko) * | 2013-07-29 | 2014-02-27 | 화신주방산업(주) | 증기 취사기 |
| CN112577187A (zh) * | 2020-12-02 | 2021-03-30 | 邢台职业技术学院 | 一种内部热循环低氮燃烧燃气锅炉 |
-
1998
- 1998-06-30 KR KR1019980025593A patent/KR100279267B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-11-09 JP JP10317318A patent/JP2000018729A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688380B2 (en) | 2002-06-28 | 2004-02-10 | Aavid Thermally, Llc | Corrugated fin heat exchanger and method of manufacture |
| JP2014224659A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | パナソニック株式会社 | フィン付き熱交換器 |
| JP2020143841A (ja) * | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 株式会社パロマ | 熱交換器及び給湯器 |
| JP7256522B2 (ja) | 2019-03-06 | 2023-04-12 | 株式会社パロマ | 熱交換器及び給湯器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100279267B1 (ko) | 2001-02-01 |
| KR20000004175A (ko) | 2000-01-25 |
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