JPH0684414U - 内視鏡の挿入部 - Google Patents

内視鏡の挿入部

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JPH0684414U
JPH0684414U JP2956193U JP2956193U JPH0684414U JP H0684414 U JPH0684414 U JP H0684414U JP 2956193 U JP2956193 U JP 2956193U JP 2956193 U JP2956193 U JP 2956193U JP H0684414 U JPH0684414 U JP H0684414U
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JP
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jacket
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insertion part
slits
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邦彦 宮城
俊夫 千竃
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Machida Endoscope Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フレキシブル性を損なうことなく、挿入部本体
が傷付くのを防止できるとともに、挿入部の円滑な進退
動作を確保することができ、しかも安価である内視鏡の
挿入部を提供することにある。 【構成】内視鏡の挿入部2は、フレキシブルな挿入部本
体20と、この挿入部本体20の外周に装着されたジャ
ケット25とを備えている。このジャケット25は、挿
入部本体20の外周材である軟質樹脂チューブ23より
耐久性のある樹脂で形成され、多数のスリット25a
(孔)を有する。スリットの代わりに切り込みであって
もよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上下水道の観察等に用いられる内視鏡の挿入部に関する。
【0002】
【従来の技術】
上下水道の配管内の観察等に用いられる内視鏡の挿入部には、フレキシブル性 があることと、配管内での進退によって傷付かないことが要求される。通常の内 視鏡の挿入部は、金属製帯板を螺旋に巻いてなるフレックスの外周に、金属細線 によって編まれたブレードを被せ、このブレードの外周に軟質樹脂チューブを被 せることにより構成されているので、フレックス性を有しているものの、樹脂チ ューブに傷が付き易い。そこで、樹脂チューブの外側にさらに金属細線からなる ブレードをジャケットとして被せることにより、フレキシブル性を保持しつつ樹 脂チューブに傷が付くのを防止できる内視鏡の挿入部が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記内視鏡の挿入部では、ジャケットの細線が配管内の突起物に引っ 掛かりやすく、配管内で挿入部の円滑な進退動作を確保できなかった。また、ジ ャケットを金属細線で編むので、製造コストが高かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は上記課題を解決するためになされたものであり、その要旨は 、フレキシブルな挿入部本体と、この挿入部本体の外周に装着されたジャケット とを備え、このジャケットが、挿入部本体の外周材より耐久性のある樹脂で形成 された多数の孔を有するチューブからなることを特徴とする内視鏡の挿入部にあ る。 請求項2の考案では、孔の代わりに切り込みがジャケットに形成されている。
【0005】
【作用】 挿入部本体の外周はジャケットに覆われているので、傷付くのを防止すること ができる。 ジャケットはチューブからなるので挿入部の進退動作の際に突起物に引っ掛か りにくく、挿入部の進退動作を円滑に行うことができる。 挿入部のジャケットが樹脂製のチューブであり、しかも孔または切り込みを有 するので、挿入部のフレキシブル性を確保できる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。図2に示すように、内視 鏡は、ボデイ1と、ボデイ1の先端から延びるフレキシブルな挿入部2と、挿入 部2の先端から延びる湾曲部3と、湾曲部3の先端に取り付けられた硬性部4と を備えている。ボデイ1の側面には操作部材5が設けられており、この操作部材 5により、挿入部2,湾曲部3を通るワイヤ(図示しない)を介して湾曲部3を 湾曲操作できるようになっている。また、ボデイ1の後端部には接眼部6が設け られており、側部からライトガイドチューブ7が延びている。硬性部4には、観 察窓と照明窓が形成されている。観察窓と接眼部6は、光ファイバー束を含む像 伝送光学系により光学的に接続されている。照明窓は他の光ファイバー束の一端 に接続されている。この光ファイバー束は湾曲部3,挿入部2,ボデイ1,ライ トガイドチューブ7を通り、ライトガイドチューブ7の先端に取り付けられたコ ネクタ(図示しない)に保持されている。このコネクタは光源装置に接続されて 光を受ける。
【0007】 上記内視鏡の挿入部2は、上下水道配管等に挿入される。光源からの光が光フ ァイバー束を介して照明窓から配管内に照射される。配管内壁からの反射光は、 観察窓から入射して像伝送光学系を介して接眼部6に送られる。これにより接眼 部6で、配管内壁を観察できる。
【0008】 上記挿入部2は、図1に示すように、周知の挿入部本体20を備えている。こ の挿入部本体20は、金属製帯板を螺旋に巻いてなるフレックス21の外周に、 金属細線によって編まれたブレード22を被せ、このブレード22の外周に軟質 樹脂チューブ23(外周材)を被せることにより構成されている。
【0009】 上記挿入部2は、さらに上記挿入部本体20の外周、すなわち樹脂チューブ2 3の外周に装着された樹脂チューブからなるジャケット25を備えている。この ジャケット25は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPA(ポ リアミド)等、摩擦係数の小さく、上記樹脂チューブ23より強度,耐久性のあ る樹脂により形成されている。
【0010】 なお、湾曲部3の本体は、多数の関節を互いに回転可能に連結し、この関節の 外周に金属細線のブレードを被せ、このブレードに軟質樹脂チューブを被せるこ とにより構成される。上記ジャケット25は湾曲部3まで延び、この湾曲部3の 樹脂チューブをも被覆している。
【0011】 上記挿入部2においてジャケット25には、図1,図3に示すように、2つの グループのスリット25a1,25a2(孔)が多数規則的に形成されている。第 1のスリット25a1は、同一ピッチの複数の第1螺旋に沿って、等しい間隔で 配置されている。第2のスリット25a2は、上記第1螺旋と捩れ角が等しく逆 回りの複数の第2螺旋に沿って、等しい間隔で配置されている。第1螺旋に沿っ て配列された隣合う2つの第1スリット25a1の間には、第2スリット25a2 が配置され、第2螺旋に沿って配列された隣合う2つの第2スリット25a2間 には、第1スリット25a1が配置されている。
【0012】 上記ジャケット25は湾曲部3においても、同様のスリット25b1,25b2 (孔)を有している。スリット25b1,25b2の互いの関係は、スリット25 a1,25a2に似ているので、詳述しない。
【0013】 上記構成において、挿入部2の軟質樹脂チューブ23および湾曲部3の軟質樹 脂チューブがジャケット25に被覆されているので、挿入部2を配管内で進退動 作させる際に、樹脂チューブ23等が傷付くのを防止することができる。また、 ジャケット25は、細線ではなくチューブであるので、配管の突起物に引っ掛か ることがない。また、ジャケット25が摩擦抵抗の小さい樹脂により形成されて いるので、配管内壁を円滑に滑ることができる。このため、挿入部2の配管内で の進退動作が極めて円滑なものとなる。 また、ジャケット25は樹脂製であり、しかもスリット25a,25a, 25b,25bを有しているので、挿入部2,湾曲部3のフレキシブル性を 損なうことがない。
【0014】 図3に示すように、湾曲部3の軸線に対するするスリット25b1,25b2の 角度は、挿入部2の軸線に対するスリット25a1,25a2の角度より大きいの で、湾曲部3でのジャケット25の曲げ剛性を挿入部2での曲げ剛性より低くす ることができる。
【0015】 図4に示す実施例では、ジャケット125に、軸線と平行に切り込み125a ,125bが形成されている。ジャケット125の自然状態での径は、挿入部本 体および湾曲部本体の径より小さく、ジャケット125は図示の自然状態より拡 径し軸長を短くした状態で、挿入部本体および湾曲部本体に装着される。これに より、上記切り込み125a,125bが開いて孔となる。この実施例において 、湾曲部3での切り込み125bの密度を挿入部2での切り込み125aの密度 より高くすることにより、湾曲部3でのジャケット125の曲げ剛性を低くする ことができる。
【0016】 図5に示す実施例では、ジャケット225に、軸線と直交する切り込み225 a,225bが形成されている。ジャケット125の自然状態での径は、挿入部 本体および湾曲部本体の径より大きく、ジャケット125は引っ張られることに よって図示の自然状態より縮径し軸長を長くされて、挿入部本体および湾曲部本 体に装着される。これにより、上記切り込み225a,225bが開いて孔とな る。湾曲部3での切り込み225bの密度を挿入部2での切り込み225aの密 度より高くすることにより、湾曲部3でのジャケット225の曲げ剛性を低くす ることができる。
【0017】 本考案は上記実施例に制約されず種々の態様が可能である。例えば、図3のス リットを同様の配置をなす切り込みに代えてもよい。また、図5の実施例では、 ジャケット125は自然状態のまま挿入部本体,湾曲部本体に装着してもよい。 ジャケットに形成される孔はスリットではなく円形,楕円形等種々の形状を採用 できる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の挿入部では、孔や切り込みを有するチューブ状 のジャケットを用いることにより、フレキシブル性を損なうことなく、挿入部本 体が傷付くのを防止できるとともに、挿入部の円滑な進退動作を確保することが でき、しかも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる内視鏡の挿入部の部分縦断面図
である。
【図2】上記内視鏡の全体を概略的に示す側面図であ
る。
【図3】ジャケットの一部の拡大側面図である。
【図4】他の実施例におけるジャケットの一部の拡大側
面図である。
【図5】さらに他の実施例におけるジャケットの一部の
拡大側面図である。
【符号の説明】
2 … 挿入部 20 … 挿入部本体 23 … 外周材(軟質樹脂チューブ) 25,125,225 … ジャケット 25a,25a,25b,25b … 孔(ス
リット) 125a,125b,225a,225b … 切り込

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルな挿入部本体と、この挿入
    部本体の外周に装着されたジャケットとを備え、このジ
    ャケットが、挿入部本体の外周材より耐久性のある樹脂
    で形成された多数の孔を有するチューブからなることを
    特徴とする内視鏡の挿入部。
  2. 【請求項2】 フレキシブルな挿入部本体と、この挿入
    部本体の外周に装着されたジャケットとを備え、このジ
    ャケットが、挿入部本体の外周材より耐久性のある樹脂
    で形成された多数の切り込みを有するチューブからなる
    ことを特徴とする内視鏡の挿入部。
JP1993029561U 1993-05-12 1993-05-12 内視鏡 Expired - Fee Related JP2600262Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510773A (ja) * 2008-02-05 2011-04-07 デワエル,フランク 操向可能チューブ
JP2020536612A (ja) * 2017-10-16 2020-12-17 Hoya株式会社 内視鏡の挿入チューブの製造方法および挿入チューブを備える内視鏡

Cited By (4)

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US11931001B2 (en) 2017-10-16 2024-03-19 Hoya Corporation Method for manufacturing an endoscope insertion tube, and endoscope having an insertion tube

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JP2600262Y2 (ja) 1999-10-04

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