JPH068434Y2 - 折り畳みダンパ− - Google Patents

折り畳みダンパ−

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JPH068434Y2
JPH068434Y2 JP1987020292U JP2029287U JPH068434Y2 JP H068434 Y2 JPH068434 Y2 JP H068434Y2 JP 1987020292 U JP1987020292 U JP 1987020292U JP 2029287 U JP2029287 U JP 2029287U JP H068434 Y2 JPH068434 Y2 JP H068434Y2
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JP
Japan
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opening
tubular body
cylinder
air
duct
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Application number
JP1987020292U
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JPS63129155U (ja
Inventor
茂樹 岸
Original Assignee
株式会社不二工
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は空調の空気吹出口部分又はダクトの途中に設け
られる風量調整用ダンパーに関する。
(従来の技術) 従来のダンパーはアルミ又は亜鉛板の金属製の羽根を一
枚又は複数枚回転自在に枢支してダクトの流路又は空気
吸込口、空気吹出口を開閉させていた。
又、これとは別に実開昭51−149545号公報は、
内筒の先端開口部に略軸方向に切り込み又は切り溝を形
成して可撓性の折曲片を形成し、この内筒に吹出孔を有
する外筒を螺合し、この外筒の軸方向への移動により前
記内筒の開口部の断面積を可変させるようにしたことを
特徴とする車両用空気調和装置の空気吹出口が開示され
ている。
(考案が解決しようとする問題点) かかる従来のダンパーでは羽根の翼端をきる空気流によ
って風切音を発生していたし、又その開閉時に金属板同
士の衝突音が大きいといった騒音上の問題があった。更
に羽根は空気流の中央にあるため開、中間状態における
空気流の乱れ及び圧力損失が大きいという問題点があっ
た。
又、実開昭51−149545号公報開示の空気吹出口
では、外筒をモーター等で回動させないと開口部の通風
面積が変わらないので自動風量調整機能がない。又、開
口部が切り込み・切り溝で形成され、吹出部分が星形に
開口されていて、開口周縁が長くそれだけ風切り音が大
きく且つ渦が多く発生して圧力損失が大きいという問題
点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は従来のかかる問題点を解決し、流れの変向、流
れの乱れが少なく、騒音・圧力損失を小さく出来、更に
自動風量調整機構を持つという新しい構想のダンパーを
提供せんとするものであり、その要旨は、複数の耐熱性
硬質板を耐熱性の屈曲自在な連結材で気密状に連結して
筒体を形成するとともに、同連結部から折り込むにつれ
て筒体の先端開口部が縮小して最後は閉鎖するように硬
質板の形状と配置を決め、又同筒体の基端側開口部の周
縁を風下側となる状態にダクト内周壁面又はダクト内の
空気通路口に取り付け、更に上記筒体を折り込んで先端
開口部の流路面積を変える開閉機構と、同開閉機構の筒
体支持部材に向けて筒体壁を付勢する付勢手段とを設け
たことを特徴とする折り畳みダンパーにある。
(作用) この考案では筒体はその基端側開口部周縁がダクト内周
壁又はダクトの吹出口或いはその他の機器の空気通口に
取り付けられることによって一端が固定され、そして開
閉機構によってその先端開口部が所要の開度に折り込
み、この開度に筒体壁を支持する開閉機構の筒体支持部
材にスプリング等の付勢力で筒体を押し付けて筒体の折
り込み形状を保持させている。ダクト内の空気又は空気
通口の空気は筒体の先端側開口部から流入し、その反対
側の開口部から吐出される。そして風量調整は筒体の壁
面が折り込まれることによつてその壁面が変形し、開口
部面積、通路面積を変えることによってなされる。
このように流路面積の変更が筒体の壁面の変形によって
なされ、流路の中央には障害物はないので空気流の流れ
の乱れ、圧力損失は従来のダンパー羽根方式に比べて大
巾に低減できる。併せて風切音も減少させることが出来
るものである。
更に、設定開度で風速が増大して風量が増大すれば筒体
に作用する風圧力も大きくなり、筒体に作用する付勢力
に打ち勝って筒体を閉じる方向に折り込み筒体の先端開
口面積を減少させ、よって風量を抑えて設定開度の設定
風量に近い値に自動調整できるものとなっている。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて説明する。
本実施例は空調用長方形状吹出口のライン型ディフュー
ザーのための風量調整ダンパーとして使用した例であ
る。ディフューザー(2)のダクト(1)との接続部の空気流
入口(3)に取付けている。
本実施例の筒体(4)は断面長方形状で、その耐熱性硬質
板(5)として長辺側に大きな長方形状のアルミ板を配置
し、又短辺側夫々に一対の直角三角形と二等辺三角形の
アルミ板を配置してこれら三角形をアルミ板に組合わせ
て短辺側の長方形を形成せしめている。これらアルミ板
は耐熱布(6)を被せてそのアルミ板間の表裏の布部分及
び外周縁を縫製することで封止している。従って、連結
部分(7)は耐熱布となる。
次にこの筒体(4)は吹出口よりやや小さい長方形状のフ
レーム(8)に固着していて、このフレーム(8)がディフュ
ーザー(2)の空気流入口(3)の周縁と金具(9)でもって固
着されている。この筒体(4)の左右端の内側に筒体(4)の
長辺側の長方形状アルミ板のある筒壁面を外方向に付勢
するレバー(10)とスプリング(11)の常開の付勢手段が設
けられ、筒体(4)が全開方向になるように絶えず付勢し
ている。又開閉機構は開度調整杆(12)と操作レバー(13)
とからなり、筒体(4)の中央に筒体(4)をまたぐ様にコ字
状の開度調整杆(12)を回転自在に枢支している。同開度
調整杆の基端の枢軸部分に長尺の操作レバー(13)の一端
を固着している。同操作レバーの先端はディフューザー
(2)の前面に少し突出していて外部から手でもって操作
レバー(13)を左右に振れる様にしている。
尚、本実施例のディフューザー(2)の風向変更羽根は一
体化され、全体(14)が揺動自在に枢支され、それを記憶
合金製スプリング(15)と通常バネのスプリング(16)でと
りあいして温度によって水平か下方かに自動的且つ連続
的に変えられる様になっている。この実施例では、操作
レバー(13)を開の状態(第4図)の(a)の状態の場合コ
字状開度調整杆(12)は空気の流れ方向にあって筒体とは
接触していない。そのため、レバー(10)とスプリング(1
1)の常開付勢手段によって筒体(4)は直方体状の筒形状
に保持される。この状態がダンパー全開の状態となる
(第4図(a)参照)。
次に、操作レバー(13)を第4図の(b)の状態(真直伸び
ている状態)ではコ字状開度調整杆は45°程度倒れた
状態にあって筒体(4)の先端開口部の開口周縁を押圧す
る。そのため筒体(4)は第4図に示す様に筒体(4)の短辺
側壁面は三つの三角形の硬質板のアルミ板の連結部(7)
から折れ込んで長辺側の筒体(4)壁面(長方形状アルミ
板)を互いに内側方向に倒れ込む。この状態でも常開付
勢手段のレバー(10)とスプリング(11)で長辺側の筒体壁
面は外方向に付勢されていてコ字状開度調整杆(12)の倒
れ角で筒体(4)は保持される。この状態の筒体(4)の開口
度は半分程度であり、流路面積は狭まり風量は絞られて
いる。更に、操作レバー(13)を動かして第4図(c)に示
す位置まで回動させればコ字状開度調整杆(12)はレバー
(10)とスプリング(11)の付勢力に抗しながら筒体(4)を
完全に折りたたんで第4図(c)に示す様に開口部が閉鎖
される様な状態になって完全閉の状態となる。中間の開
度は操作レバー(13)を所要の角度まで振れば所要の開度
に出来るものである。
尚、本考案では耐熱硬質板(5)の形状、寸法、配列は折
り込み形態によって変わるものであり、又、同じ折り込
み形態でも複数のやり方ができるもので折り込み形態、
硬質板の形状、寸法、配列は目的に応じて適宜選択され
る。
又、硬質板(5)は可撓性連結部(7)の材質と連結方法は本
実施例に限定するものでない。
又、開閉機構及び付勢手段も本実施例の構成のものに限
定するものでもない。
(考案の効果) 以上の様に本考案によれば流路壁面となる筒体(4)の筒
壁面が変形して流路面積を変化させる方式であるので流
路中央には羽根がこずに空気流の流れの乱れが少なくで
きると共に圧力損失も少なくできるという効果がある。
又、流路中央で風を切ることもなく、又羽根の接触音も
ないので騒音を抑えることもできるという効果がある。
更に、付勢手段の付勢力と風圧との拮抗によって風量自
動調整機能もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は同要部
を示す平面図、第3図は筒体の常開付勢機構を示す説明
図、第4図(a),(b),(c)はダンパーの開閉状態を示す
説明図、第5図は筒体の連結部の構造を示す説明図であ
る。 (1):ダクト、(2):ディフューザー (3):空気流入口、(4):筒体 (5):硬質板、(6):耐熱布 (7):連結部、(8):フレーム (9):金具、(10):レバー (11):スプリング、(12):開度調整杆 (13):操作レバー、(14):全体 (15):記憶合金製スプリング (16):通常バネのスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の耐熱性硬質板を耐熱性の屈曲自在な
    連結材で気密状に連結して筒体を形成するとともに、同
    連結部から折り込むにつれて筒体の先端開口部が縮小し
    て最後は閉鎖するように硬質板の形状と配置を決め、又
    同筒体の基端側開口部の周縁を風下側となる状態にダク
    ト内周壁面又はダクト内の空気通路口に取り付け、更に
    上記筒体を折り込んで先端開口部の流路面積を変える開
    閉機構と、同開閉機構の筒体支持部材に向けて筒体壁を
    付勢する付勢手段とを設けたことを特徴とする折り畳み
    ダンパー。
JP1987020292U 1987-02-13 1987-02-13 折り畳みダンパ− Expired - Lifetime JPH068434Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020292U JPH068434Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 折り畳みダンパ−

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JP1987020292U JPH068434Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 折り畳みダンパ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63129155U JPS63129155U (ja) 1988-08-24
JPH068434Y2 true JPH068434Y2 (ja) 1994-03-02

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ID=30815672

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JP1987020292U Expired - Lifetime JPH068434Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13 折り畳みダンパ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149545U (ja) * 1975-05-24 1976-11-30

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JPS63129155U (ja) 1988-08-24

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