JPH0683259A - 画像表示体の製造方法 - Google Patents

画像表示体の製造方法

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JPH0683259A
JPH0683259A JP4230580A JP23058092A JPH0683259A JP H0683259 A JPH0683259 A JP H0683259A JP 4230580 A JP4230580 A JP 4230580A JP 23058092 A JP23058092 A JP 23058092A JP H0683259 A JPH0683259 A JP H0683259A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像パターンとホログラム画像を備えこれ等
画像の剥離耐性が良好でかつ位置整合が高精度で行える
改ざん、変造困難な画像表示体の製造方法を提供するこ
と。 【構成】 一面に順次積層された凹凸パターンを有する
ホログラム形成層と透明薄膜層及び画像形成層用被膜を
備えた転写箔1を昇華転写部20へ搬送しサーマルヘッ
ド22により加熱処理して画像パターンを画像形成層用
被膜に形成する工程と、接着剤層転写部30において画
像形成層用被膜面へ接着剤層を転写積層する工程と、転
写部40においてカード基材4に接着剤層を圧着し転写
箔1の各被膜を転写させる工程の連続工程により画像表
示体(IDカード)を製造することを特徴とする。そし
て、接着剤層の存在により画像パターン等の剥離耐性が
改善されかつサーマルヘッドによる印字位置を調整する
ことにより画像パターンとホログラム画像の位置整合を
高精度で行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データに基づく昇
華転写手段により形成された画像パターンとホログラム
画像とを備え、例えばIDカード等に適用される画像表
示体に係り、特に、上記画像パターンとホログラム画像
との位置整合が高い精度で行えると共にこれ等画像の剥
離耐性が良好な画像表示体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像データに基づく昇華転写手段により
画像パターンを形成する方法としては、例えば図5に示
すような方法が知られている。
【0003】すなわちこの方法は、帯状のシート上にイ
エロー、マゼンタ、シアン等の昇華性染料を各々含んだ
熱昇華性転写層(Y)、(M)、(C)が所定の寸法毎
に順次形成されて成る転写リボンaを用い、かつ、この
転写リボンaとカード等の基材bをプラテンローラcと
サーマルヘッドdとの間に挿通させると共に、画像デー
タに基づき上記サーマルヘッドdの発熱素子群(図示せ
ず)を適宜発熱させて上記データに基づく画像パターン
を基材b上に形成する方法である。この場合、転写リボ
ンaについては常にB方向へ搬送させる一方、上記基材
bについては一色の転写が終了する毎にA’方向へ引き
戻し再度A方向へ搬送させて二色目の転写、三色目の転
写が順次なされるため、図6に示すように顔写真等カラ
ーの画像パターンeを基材b上に形成できるものであっ
た。尚、上記昇華転写手段により画像転送用被転写シー
ト上に一旦画像パターンを形成した後、この画像転送用
被転写シートを用いて熱転写によりカード等の基材上に
画像を形成する方法も開発されている(特開昭63−8
1093号公報参照)。
【0004】ところで、これ等の方法を適用することに
より図6に示したような高画質の画像表示体が得られる
が、この画像表示体をクレジットカード、メンバーズカ
ード等のIDカード類に適用した場合、この画像表示体
には改ざん防止のための加工が何等施されていないた
め、例えば、顔写真等の画像パターンを貼り替えて改ざ
んされても改ざんカードであると認識することが困難な
欠点があった。
【0005】このため、最近においては上記画像表示体
面上に透明型ホログラムと称するシート(特開昭61−
254975号公報参照)を貼着し、画像パターンと共
にホログラム画像を認識させる構成を採ることにより上
記改ざんを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法を採ったとしても上記画像表示体と透明型ホログラム
シートとは別々の部材で構成されており、上記透明型ホ
ログラムシートを剥がして顔写真等の画像パターンを貼
り替え、再度同様の透明型ホログラムシートを貼着して
再生することも可能なため依然として上記改ざんを確実
に防止することは困難な問題点があった。
【0007】尚、上記画像表示体の画像パターンと透明
型ホログラムシートのホログラム画像との位置整合を図
ることにより上記改ざんを防止する方法も考えられる
が、上述したように画像表示体と透明型ホログラムシー
トとは別々の部材で構成されているためこれ等の位置整
合には限界があり上記問題点を解決することは実際上困
難であった。
【0008】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、その課題とするところは、上記画像パター
ンとホログラム画像との位置整合を高い精度で行えこれ
に伴い上記改ざんや変造が防止できると共に、これ等画
像の剥離耐性の向上をも図れる画像表示体の製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に係る
発明は、レリーフ型ホログラムを構成する凹凸パターン
が設けられたホログラム形成層と、上記凹凸面に沿って
設けられホログラム形成層よりその屈折率が大きい透明
薄膜層と、この透明薄膜層に隣接して設けられ画像パタ
ーンを有する画像形成層とを基材上に備え、ホログラム
画像と共に上記ホログラム形成層と透明薄膜層を通して
画像パターンが認識される画像表示体の製造方法を前提
とし、支持フィルムと、この片面に順次積層された凹凸
パターンを有するホログラム形成層、透明薄膜層及び画
像形成層用被膜とで転写箔を構成し、かつ、この転写箔
の上記画像形成層用被膜面へ画像データに基づく昇華転
写手段により画像パターンを形成する画像形成工程と、
この画像パターンが形成された転写箔の上記画像形成層
用被膜面上に転写手段により接着剤層を積層する接着剤
層形成工程と、この転写箔の接着剤層を被転写体である
基材面に圧着し上記支持フィルムを除く各被膜を転写さ
せる転写工程、の連続工程により上記画像表示体を製造
することを特徴とするものである。
【0010】このような技術的手段において上記転写箔
の一部を構成する支持フィルムは転写工程までホログラ
ム形成層、透明薄膜層、画像形成層用被膜、及び、接着
剤層を物理的に支持し、かつ、転写完了時に被転写体で
ある基材面から剥離除去されるもので、例えば、ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、
ポリカーボネートフィルム、ポリエチレンナフタレート
フィルム等の耐熱性フィルムが適用できる。
【0011】次に、上記支持フィルム上に積層されるホ
ログラム形成層はその膜面にホログラム形成用の凹凸パ
ターンが設けられ、転写工程により接着剤層、画像形成
層用被膜、及び、透明薄膜層と共に支持フィルムから被
転写体である基材面に転写されるものである。そして、
上記基材上においてホログラム形成層における凹凸パタ
ーンの反射回折光が互いに干渉して結像し、その結像位
置に立体感のある虚像(ホログラム画像)が観察される
ものである。
【0012】このホログラム形成層に適用できる材料と
しては、例えば、ポリオール成分とイソシアネート基を
有するプレポリマーから成るポリオール硬化型ポリウレ
タン樹脂又はこれにセルロース系樹脂を混合した樹脂が
挙げられる。上記ポリオールとしては2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート等のOH基を有するアクリル系のモ
ノマーとメチルアクリレート、エチルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレ
ート、n−ヘキシルメタクリレート等のOH基を有さな
いアクリル系のモノマーとの共重合体が使用でき、好ま
しくはガラス転移点60〜105℃、OH価50〜15
0のものである。他方、イソシアネート基を有するプレ
ポリマーとしてはトルエンジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等
が使用できる。また、セルロース樹脂としてはニトロセ
ルロース、アセチルセルロース、セルロースアセテート
ブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、エ
チルセルロース、メチルセルロース等が使用でき、この
セルロース系樹脂の添加混合により塗布適性と転写適性
の改善を図ることが可能となる。このセルロース系樹脂
は上記ポリオールとイソシアネート基を有するプレポリ
マーの合計量100重量部に対し、0〜50重量部添加
混合すればよい。
【0013】尚、上記支持フィルム上にホログラム形成
層を設けるには、まずポリオールとイソシアネート基を
有するプレポリマーの混合物又はこれにセルロース系樹
脂を添加して成る混合物を溶剤に溶解又は分散させ、こ
れをグラビアコート法、ロールコート法、ブレードコー
ト法等の方法でその乾燥膜厚が0.5〜5.0μmとな
るように塗布してホログラム形成層用被膜を形成し、次
いでこのホログラム形成層用被膜面に対しホログラム形
成用の凹凸パターンが設けられたホログラムスタンパを
加熱押圧して形成するものである。
【0014】一方、上記ホログラム形成層上に積層され
る透明薄膜層はホログラム形成層を構成する材料よりそ
の屈折率が大きい材料にて構成され、ホログラム形成層
と共に基材上に転写されて透明型ホログラムを構成する
ものである。すなわち、ホログラム画像の再生可能な角
度範囲内では上記透明薄膜層における光の反射率が最大
となり『反射型ホログラム』として機能する一方、ホロ
グラム画像の再生可能な角度範囲外では単なる透明膜と
して機能し基材側に位置する画像パターンを透視させる
ものである。
【0015】この透明薄膜層に適用できる材料として
は、例えば、Sb2 3 、Fe2 3、TiO2 、Cd
S、CeO2 、PbCl2 、CdO、Sb2 3 、Bi
2 3、ZnS、WO3 、SiO、In2 3 、Pb
O、Ta2 3 、ZnO、CaO・SiO2 、ZrO、
Cd2 3 、Al2 3 等を挙げることができ、上記ホ
ログラム形成層上にその膜厚が10nm〜1000nm
となるよう真空蒸着法、スパッタリング法、反応性スパ
ッタリング法、イオンプレーティング法等の成膜手段に
て形成することができる。
【0016】また、この透明薄膜層上に積層される画像
形成層用被膜は昇華性染料により染色可能な材料にて構
成され、かつ、接着剤層形成工程においてこの画像形成
層用被膜上に積層される接着剤層、透明薄膜層、及び、
ホログラム形成層と共に基材上に転写されて画像パター
ンを有する画像形成層を構成するものである。このよう
な材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ABS、AS、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリウレタン等の合成樹脂材料が適用
でき、上述したグラビアコート法、ロールコート法、ブ
レードコート法等の塗布手段により塗布形成される。
尚、昇華性染料で構成される画像パターンの耐光性を向
上させる紫外線吸収剤等の適宜添加剤が配合されていて
もよい。
【0017】そして、このようにして構成された転写箔
の画像形成層用被膜面へ従来技術において述べた画像デ
ータに基づく昇華転写手段により、顔写真、文字情報等
の画像パターンを形成する。
【0018】この場合、画像形成層用被膜面に対する画
像パターンの形成領域を調整することにより、上記ホロ
グラム形成層に予め設けられている凹凸パターンと画像
形成層用被膜の上記画像パターンとの位置整合を高精度
で行うことが可能となる。
【0019】すなわち、本発明においては上記凹凸パタ
ーンを有するホログラム形成層と一体的に積層された画
像形成層用被膜面に対して画像データに基づく昇華転写
手段により画像パターンを直接形成しているため、サー
マルヘッド等による転写タイミングを制御して画像形成
層用被膜面に対する画像パターンの形成領域を適宜調整
することにより上記凹凸パターンと画像パターンとの位
置整合を高い精度で行える利点を有している。
【0020】尚、上記転写リボンについてはその用途に
応じて任意のものが適用でき、例えば、単色の転写リボ
ンを適用してもよいし熱昇華性転写層の他に画像パター
ンの耐性を向上させるオーバーコート層等が併設された
転写リボンを適用してもよい。また、加熱手段であるサ
ーマルヘッドについては、図5に示された端面型のサー
マルヘッドを適用することもあるいは本発明の実施例で
示されたフラットヘッド型のサーマルヘッドを適用する
ことも可能である。
【0021】次に、上記画像パターンが形成された転写
箔の画像形成層用被膜面上に転写手段により接着剤層を
転写積層する。このような転写手段としては、例えば適
宜ベースフィルム上に剥離可能に成膜された接着剤層を
有する転写フィルムを利用し、かつ、互いに圧接された
加熱ローラと弾性ローラ間へこの転写フィルムと上記転
写箔とを重ねて挿通させ画像形成層用被膜面上に上記接
着剤層を転写積層する方法等が適用できる。このような
接着剤層に適用できる材料としては、例えば、ポリエス
テル樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤、塩化ビニル
樹脂系接着剤、ポリアミド樹脂系接着剤、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂系接着剤、塩酢ビ樹脂系接着剤等の周知の接
着剤が例示できる。
【0022】尚、上述したような構成の転写手段が適用
された場合、上記加熱ローラと弾性ローラとが常に接触
する構造にすると、画像形成工程における転写箔の搬送
並びに引戻し搬送操作により(すなわちカラー転写の場
合)上記画像形成層用被膜面に複数の接着剤層が重ねて
積層されてしまう弊害がある。従って、このような場合
には上記加熱ローラを弾性ローラに対して接離可能に設
けると共に、上記転写箔の搬送方向が正逆方向へ反転さ
れる画像形成工程処理中においては上記弾性ローラから
離れた位置に加熱ローラを待機させる一方、画像形成工
程が終了した時点において上記弾性ローラと加熱ローラ
とを接触させて転写箔の画像形成層用被膜面に接着剤層
を積層させる構成にすることが望ましい。
【0023】次いで、凹凸パターンと画像パターンとが
一体的に形成された転写箔の上記接着剤層を被転写体で
ある基材面に圧着し、支持フィルムを除く各被膜を基材
側へ転写させることにより、ホログラム画像と画像パタ
ーンとが高い精度で位置整合された画像表示体を製造す
ることができる。
【0024】そして、製造されたこの画像表示体におい
ては上記ホログラム画像と画像パターンとが高い精度で
位置整合されていることに加えて、上記接着剤層を介し
基材と画像形成層とが強固に接着されかつこの画像形成
層とホログラム形成層も一体的に積層されているため、
ホログラム画像と画像パターンの剥離耐性が従来のもの
に較べ優れており、更に、以下の技術的理由に基づき画
像形成層における画像パターンの画質も優れている。す
なわち、上記接着剤層を適用せずに基材と画像形成層と
を直接接着させる構成を採った場合、上記画像形成層用
被膜を構成する材料については昇華性染料による染色可
能性という要件に加えて被転写体である基材との接着性
も要件になるため材料の選択範囲が極めて狭いものとな
る。これに対し本発明においては上記基材との接着性は
必ずしも要件とはならず、その分材料の選択範囲が広ま
るため、染色性を考慮した最適な材料を選択することが
可能となり昇華性染料により構成された画像パターンの
画質の向上が図れる。
【0025】尚、本発明に係る画像表示体の用途につい
ては任意であるが、特に、上述した改ざん、変造等がな
され易い対象に適用することが望ましい。例えば、株
券、小切手、印紙、切手、手形、証券、証書、通帳類、
乗車券、観賞券等の金券類;キャッシュカード、クレジ
ットカード、テレホンカード、メンバーズカード、IC
カード、光カード等のIDカード類;パスポート、チケ
ット等が挙げられる。
【0026】そして、被転写体である基材はこれ等用途
に応じて任意の材料が適用でき、例えばこの画像表示体
をメンバーズカード、クレジットカード等のIDカード
類に利用する場合には、ポリエステルシート、硬質塩ビ
シート、硬質塩ビ/ポリカーボネート積層シート、各社
の板紙等が挙げられる。
【0027】ところで、本発明においては上記転写工程
において転写箔の接着剤層を被転写体である基材面に圧
着し支持フィルムを除く各被膜を基材側へ転写させる必
要があるが、支持フィルムを構成する材料とホログラム
形成層を構成する材料の組合わせ如何によってはかかる
転写が十分にされないことがある。このような場合に
は、上記支持フィルムとホログラム形成層との間に剥離
層を介在させることが望ましい。
【0028】すなわち請求項2に係る発明はこのような
技術的背景からなされており請求項1に係る画像表示体
の製造方法を前提とし、上記転写箔における支持フィル
ムとホログラム形成層との間に剥離層が介在しているこ
とを特徴とするものである。
【0029】このような剥離層を構成する材料として
は、熱可塑性アクリル樹脂;塩化ゴム樹脂;あるいはこ
の塩化ゴム樹脂とニトロセルロース、アセチルセルロー
ス、セルロースアセテートブチレート、ポリスチレン又
は塩酢ビ樹脂の混合物を挙げることができる。また、こ
れ等に加えてメラミン樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ
樹脂あるいは尿素樹脂等の熱硬化性樹脂を適用すること
も可能である。
【0030】そして、このような方法を採った場合、上
記ホログラム形成層の支持フィルムからの剥離性が必ず
しも要件とはならなくなるため支持フィルム並びにホロ
グラム形成層を構成するこれ等材料の選択範囲を拡げら
れる利点を有している。
【0031】
【作用】請求項1に係る発明によれば、支持フィルム
と、この片面に順次積層された凹凸パターンを有するホ
ログラム形成層、透明薄膜層及び画像形成層用被膜とで
転写箔を構成し、かつ、この転写箔の上記画像形成層用
被膜面へ画像データに基づく昇華転写手段により画像パ
ターンを形成する画像形成工程と、この画像パターンが
形成された転写箔の上記画像形成層用被膜面上に転写手
段により接着剤層を積層する接着剤層形成工程と、この
転写箔の接着剤層を被転写体である基材面に圧着し上記
支持フィルムを除く各被膜を転写させる転写工程、の連
続工程により上記画像表示体を製造している。
【0032】すなわち、この請求項1に係る発明におい
ては、凹凸パターンを有するホログラム形成層と一体的
に積層された画像形成層用被膜面に対して画像データに
基づく昇華転写手段により画像パターンを直接形成して
いるため、サーマルヘッド等による転写タイミングを制
御して画像形成層用被膜面に対する画像パターンの形成
領域を調整することにより上記凹凸パターンと画像パタ
ーンとの位置整合を高い精度で行うことが可能となる。
【0033】また、製造された画像表示体においては、
上記接着剤層を介し基材と画像形成層とが強固に接着さ
れかつこの画像形成層とホログラム形成層も一体的に積
層されているためホログラム画像と画像パターンの剥離
耐性が従来のものに較べ優れており、更に、画像形成層
については上記基材との接着性を考慮することなく昇華
性染料による染色性に優れた材料の適用が可能なため画
像形成層における画像パターンの画質向上も図れる。
【0034】一方、請求項2に係る発明によれば、転写
箔における支持フィルムとホログラム形成層との間に剥
離層が介在しているため上記転写工程において支持フィ
ルムを除く各被膜を被転写体である基材側へ確実に転写
させることが可能となり、かつ、ホログラム形成層の支
持フィルムからの剥離性が必ずしも要件とはならなくな
るため支持フィルム並びにホログラム形成層を構成する
これ等材料の選択範囲拡大が図れる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0036】この実施例に係る製造方法は、図1に示す
ように送りローラ10から供給された転写箔1の画像形
成層用被膜面に昇華転写部20において画像パターンを
形成する画像形成工程と、画像パターンが形成された転
写箔1に対して接着剤層転写部30において接着剤層を
転写積層する接着剤層形成工程と、転写部40において
上記転写箔1からポリ塩化ビニル製のカード基材4上に
接着剤層、画像形成層用被膜、透明薄膜層、及び、ホロ
グラム形成層を一体的に転写させる転写工程とから成っ
ている。
【0037】まず、上記転写箔1は、図3(A)に示す
ように厚さ25μmの透明ポリエチレンテレフタレート
フィルムから成る支持フィルム11と、この支持フィル
ム11上に下記の剥離層用組成物をグラビア印刷法にて
コーティングし110℃の条件で乾燥して形成された厚
さ1.5μmの剥離層12と、この剥離層12上に下記
のホログラム形成層用組成物をグラビア印刷法にてコー
ティングし110℃の条件で乾燥しかつホログラムパタ
ーンが形成されたニッケル製のホログラムスタンパを版
面温度165℃の条件で加熱押圧してホログラム用の凹
凸パターン5が形成された厚さ2.0μmのホログラム
形成層13と、このホログラム形成層13上に真空蒸着
法にて成膜された厚さ約80nmのZnSから成る透明
薄膜層14と、この透明薄膜層14上に下記の画像形成
層用組成物をグラビア印刷にてコーティングし110℃
の条件で乾燥して形成された膜厚1.0μmの画像形成
層用被膜15とでその主要部が構成されている。
【0038】 (剥離層用組成物) アクリル樹脂 30重量部 トルエン 40重量部 メチルエチルケトン 40重量部 メチルイソブチルケトン 20重量部 (ホログラム形成層用組成物) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体と 25重量部 ウレタン樹脂との混合物 メチルエチルケトン 70重量部 トルエン 30重量部 (画像形成層用組成物) ポリエステル樹脂 30重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 50重量部 そして、この転写箔1を上記送りローラ10から複数の
搬送ローラ16を介して昇華転写部20へ供給し、この
昇華転写部20において転写箔1の画像形成層用被膜1
5面に画像パターン6を形成する(図3B参照)。
【0039】ここで、上記昇華転写装置は、ドラム21
とこの外周面にその一面が圧接されたフラットヘッド型
のサーマルヘッド22とでその主要部が構成されてお
り、これ等サーマルヘッド22とドラム21間に従来法
において説明した多色用転写リボン23と上記転写箔1
を挿通し、かつ、この転写箔1について搬送並びに引戻
し搬送操作を行って上記画像形成層用被膜15面に画像
データに基づく文字パターンとカラーの顔写真パターン
とを形成した。
【0040】尚、この実施例においてはサーマルヘッド
22による印字タイミングを制御して上記画像形成層用
被膜15面に対する画像パターン6の形成領域が調整さ
れているため、図3(B)に示すようにホログラム形成
用の上記凹凸パターン5(字紋柄のホログラム画像)と
画像パターン6とは高精度で位置整合されている。
【0041】次に、これ等画像パターン6が形成された
転写箔1を接着剤層転写部30へ搬送し、この接着剤層
転写部30において転写フィルム31を用いて転写装置
により上記転写箔1の画像形成層用被膜15面上に接着
剤層3を転写積層する(図3C参照)。
【0042】上記転写装置は、図1に示すように弾性ロ
ーラ32とこの弾性ローラ32に対して接離可能に設け
られた加熱ローラ33とでその主要部が構成され、か
つ、上記転写箔1の搬送方向が正逆方向へ反転される画
像形成工程処理中において上記昇華転写部20からの制
御信号に基づき弾性ローラ32から離れた位置に加熱ロ
ーラ33を待機させる一方、画像形成工程が終了した時
点において弾性ローラ32と加熱ローラ33とが接触す
るように制御されている。
【0043】一方、この転写装置に適用されて上記転写
箔1の画像形成層用被膜15面に接着剤層3を供給する
転写フィルム31は、図4に示すように厚さ25μmの
シリコン離型処理が施されたポリエチレンテレフタレー
トフィルムから成るベースフィルム35と、このベース
フィルム35上に下記の接着剤層用組成物をグラビア印
刷法にてコーティングしかつ110℃で乾燥して形成さ
れた厚さ1.5μmの接着剤層3とでその主要部が構成
されている。
【0044】 (接着剤層用組成物) ポリエステル樹脂 30重量部 メチルエチルケトン 50重量部 トルエン 50重量部 そして、弾性ローラ32と140℃に加熱された加熱ロ
ーラ33とが接触しているタイミングに合わせこれ等の
間へ上記転写箔1と転写フィルム31とを挿通させ、上
述したように転写箔1の画像形成層用被膜15面に上記
接着剤層3を転写積層させた後、凹凸パターン5と画像
パターン6が形成された転写箔1を最終工程である転写
部40へ搬送し、この転写部40において160℃に加
熱した転写ロール41により加熱押圧されてポリ塩化ビ
ニル製のカード基材4上面へ接着剤層3が圧着され(図
3D参照)、かつ、転写箔1の支持フィルム11が剥が
されて、図2に示すようにカード基材4と、接着剤層3
を介して上記カード基材4上に形成された画像パターン
6を有する画像形成層60と、透明薄膜層14と、ホロ
グラム形成層50とでその主要部が構成された画像表示
体(IDカード)7を得ることができた。
【0045】このようにして製造された画像表示体7は
光線の当て方により字紋柄のホログラム画像が確認でき
ると共に、光線の当て方により透明薄膜層14を通して
画像パターン6も確認できるものであった。
【0046】また、これ等画像パターンとホログラム画
像とは高精度で位置整合されているため、薬品等でホロ
グラム形成層50と画像形成層60とを部分的に取除
き、別の顔写真や透明型ホログラムシートを張合わせて
改ざんや変造を試みたとしても画像パターンとホログラ
ム画像を元の位置と同じように位置整合させることはほ
とんど困難なため改ざんや変造などを確実に防止できる
ものであった。
【0047】また、この画像表示体7においては接着剤
層3を介してカード基材4と画像形成層60とが強固に
接着され、かつ、この画像形成層60とホログラム形成
層50も一体的に積層されているため、従来のものに較
べてホログラム画像と画像パターンの剥離耐性が大幅に
改善されていた。
【0048】[比較例]上記画像形成層用被膜の膜厚を
2.0μm(実施例においては1.0μm)に変えた点
を除きその構成が同一の転写箔1を適用し、かつ、上記
接着剤層を適用せずにカード基材4に対して画像形成層
用被膜を同一条件で加熱圧着し、転写箔1の支持フィル
ム11を除く各被膜をカード基材4側へ転写させて実施
例と同様の画像表示体を製造した。
【0049】そして、実施例と比較例に係る画像表示体
についてセロハンテープ剥離試験を行ったところ、比較
例に係る画像表示体においてはカード基材4と画像形成
層用被膜間で剥離が生じその耐性が極めて弱いものであ
った。
【0050】これに対し、実施例に係る画像表示体にお
いてはこのような剥離が起こらずその剥離耐性に優れて
いた。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、凹凸パタ
ーンを有するホログラム形成層と一体的に積層された画
像形成層用被膜面に対して画像データに基づく昇華転写
手段により画像パターンを直接形成しているため、サー
マルヘッド等による転写タイミングを制御して画像形成
層用被膜面に対する画像パターンの形成領域を調整する
ことにより上記凹凸パターンと画像パターンとの位置整
合を高い精度で行うことが可能となる。
【0052】また、製造された画像表示体においては接
着剤層を介し基材と画像形成層とが強固に接着されかつ
この画像形成層とホログラム形成層も一体的に積層され
ているためホログラム画像と画像パターンの剥離耐性が
従来のものより向上し、更に画像形成層における画像パ
ターンの画質向上も図れる。
【0053】従って、ホログラム画像と画像パターンの
剥離耐性が良好でしかも改ざんや変造がされ難い画像表
示体を提供できる効果を有している。
【0054】一方、請求項2に係る発明によれば、転写
箔における支持フィルムとホログラム形成層との間に剥
離層が介在しているため上記転写工程において支持フィ
ルムを除く各被膜を被転写体である基材側へ確実に転写
させることが可能となり、かつ、ホログラム形成層の支
持フィルムからの剥離性が必ずしも要件とはならなくな
るため支持フィルム並びにホログラム形成層を構成する
これ等材料の選択範囲を拡げられる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る製造方法の工程を示す説明図。
【図2】実施例において製造された画像表示体の構成断
面図。
【図3】図3(A)〜(D)は実施例に係る製造方法の
各工程により加工された転写箔の各断面図。
【図4】実施例の接着剤層形成工程において適用された
転写フィルムの断面図。
【図5】画像データに基づく昇華転写手段により画像パ
ターンを形成する従来法の説明図。
【図6】上記従来法により製造された画像表示体の平面
図。
【符号の説明】
1 転写箔 3 接着剤層 4 カード基材 5 凹凸パターン 6 画像パターン 7 画像表示体 11 支持フィルム 12 剥離層 13 ホログラム形成層 14 透明薄膜層 15 画像形成層用被膜 20 昇華転写部 22 サーマルヘッド 30 接着剤層転写部 40 転写部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤生 隆弘 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レリーフ型ホログラムを構成する凹凸パタ
    ーンが設けられたホログラム形成層と、上記凹凸面に沿
    って設けられホログラム形成層よりその屈折率が大きい
    透明薄膜層と、この透明薄膜層に隣接して設けられ画像
    パターンを有する画像形成層とを基材上に備え、ホログ
    ラム画像と共に上記ホログラム形成層と透明薄膜層を通
    して画像パターンが認識される画像表示体の製造方法に
    おいて、 支持フィルムと、この片面に順次積層された凹凸パター
    ンを有するホログラム形成層、透明薄膜層及び画像形成
    層用被膜とで転写箔を構成し、 かつ、この転写箔の上記画像形成層用被膜面へ画像デー
    タに基づく昇華転写手段により画像パターンを形成する
    画像形成工程と、 この画像パターンが形成された転写箔の上記画像形成層
    用被膜面上に転写手段により接着剤層を積層する接着剤
    層形成工程と、 この転写箔の接着剤層を被転写体である基材面に圧着し
    上記支持フィルムを除く各被膜を転写させる転写工程、
    の連続工程により上記画像表示体を製造することを特徴
    とする画像表示体の製造方法。
  2. 【請求項2】上記転写箔における支持フィルムとホログ
    ラム形成層との間に剥離層が介在していることを特徴と
    する請求項1記載の画像表示体の製造方法。
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WO2005097515A1 (ja) 2004-04-06 2005-10-20 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 受容層転写材、転写シート及びレリーフ層付き色材受容シート、並びにそれを用いた画像形成方法
JP2013151120A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mimaki Engineering Co Ltd 転写用フィルムの製造方法及び加飾方法
CN104029513A (zh) * 2014-06-04 2014-09-10 绍兴京华激光制品有限公司 一种复合型透明全息膜生产工艺

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