JPH0683241A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0683241A
JPH0683241A JP23498092A JP23498092A JPH0683241A JP H0683241 A JPH0683241 A JP H0683241A JP 23498092 A JP23498092 A JP 23498092A JP 23498092 A JP23498092 A JP 23498092A JP H0683241 A JPH0683241 A JP H0683241A
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知史 原田
Satoshi Muramatsu
智 村松
Nobuyuki Iwata
信之 岩田
Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
Hideki Tobinaga
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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送された記録紙の種類やセット状態、及び記
録済み画像の有無を判別して、画像の記録ミスや無駄な
画像記録動作、及び記録紙やトナー及び電力の無駄な消
費を回避できる画像形成装置を提供する。 【構成】記録紙通過センサS3により記録紙の通過開始
が検知された瞬間の記録紙通過センサS1,S2の状態
と、記録紙通過終了時に記録紙通過センサS1,S2に
より切欠きf1,f2が検知された瞬間の記録紙通過セ
ンサS3及び各記録紙通過センサS1,S2の状態と、
消去判別センサS4の状態により、記録紙の種類、片面
TCフィルムの裏面セット、TCフィルムの上下逆セッ
ト、及びTCフィルムの使用の有無を判別する。TCフ
ィルムのセットミス時にTCフィルムへの作像及び感光
体10の現像を行なわずに排紙する。使用済みのTCフ
ィルムの検知時のみ発熱ヘッド3による消去を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、あるいは、プリンター等の電子写真プロセスによる
普通紙シートと可逆性感熱記録フィルムとの画像記録に
兼用可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、森林資源をはじめとする地球環境
の保護が多方面の産業分野で大きな課題の一つとなって
いる。OA機器業界においても、複写機等の画像形成装
置に用いられる記録シートの再利用が、この環境保護対
策の一環として着実に実行されている。現在実施されて
いる記録シートの再利用方法は、使用済みの記録シート
をまとめて回収し、製紙工場等の再処理プラントで化学
処理を施して、再生紙を生産することが一般的である。
但し、このような化学処理方法では、再処理回数に物理
的な限界(繊維分解の進行)が存在し、再処理する際に
ある程度の新しい木材を必要としている。
【0003】一方、記録シートの他の再利用方法とし
て、書換えが可能であり、何度でも反復使用が可能な記
録材料、詳しくは、所定の温度に加熱することにより初
期化される再利用可能な記録材料(以下、可逆性感熱記
録フィルム;TCフィルムと称す)を用いた方法が、そ
の取扱の簡便さから種々の検討提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従
来技術のうち、再利用が可能なTCフィルムに関して検
討するものである。ところで、前記従来のTCフィルム
への画像形成方法は、すべて発熱手段(サーマルヘッ
ド)をフィルム面上へ直接接触させて画像情報を記録す
るように構成されていた。また、このTCフィルムの用
途は様々に考えられているが、一般に広く普及し、且
つ、その紙の使用量が膨大であり、用紙の再利用の効果
が大きく期待されている複写機、レーザーファクシミ
リ、あるいは、レーザービームプリンタ等の画像形成装
置においては、このTCフィルムを適用可能とした装置
が未だ実用化されていない。これは、従来の画像形成装
置では、通常、その画像形成方法として電子写真プロセ
スを用いているため、この種の画像形成装置にTCフィ
ルムを適用可能とするためには、従来の電子写真プロセ
ス手段以外に、TCフィルム専用の画像形成手段(例え
ば、発熱手段、搬送手段、制御手段等)を新たに設けな
ければならない点にある。すなわち、このようなTCフ
ィルム専用の画像形成手段を付加した構成の画像形成装
置は、言い換えれば、従来の複写機等にTCフィルムの
作像装置を単に組み合わせた程度の装置であり、特別な
技術的困難性は認められないが、その装置全体から見れ
ば、大幅なコストの増加、大型化、及び、画像形成制御
系の複雑化を招くことは必至であり、この点が未だに実
用化されない原因と考えられる。
【0005】そこで、このTCフィルム専用の画像形成
手段(トナー除去手段、発熱手段、搬送手段等)と、普
通紙シート専用の画像形成手段とのうちの互いに共通す
る手段を共用するように構成することにより、TCフィ
ルム専用の大掛かりな作像手段を付加することなく、既
存の普通紙シートへの作像を行なう電子写真プロセスを
利用してTCフィルムへの作像が可能となる。ところ
で、この普通紙シート及びTCフィルムを適用可能とし
た画像形成装置において、普通紙シートと、フィルムの
片面にのみ画像記録可能な片面TCフィルム、及び、フ
ィルムの両面に画像記録可能な両面TCフィルムを選択
的に使用できるように構成した場合には、設定された画
像記録モードに適合した種類の記録紙が搬送されなかっ
たり、TCフィルムの表裏が反対にセット(裏面セッ
ト)されたり、TCフィルムの上下が逆にセット(上下
逆セット)されることにより、画像の記録ミスや無駄な
画像記録動作が発生して、記録紙やトナーが無駄に消費
される虞れがある。また、上記の画像形成装置に発熱手
段を配設して、搬送されるTCフィルムを常時初期化
(記録済み画像を消去)するように構成した場合には、
予め初期化されたTCフィルムを給紙した場合にも上記
の発熱手段が作動するため、電力が無駄に消費される不
具合がある。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、搬送された記録紙の種類やセッ
ト状態、及び記録済み画像の有無を判別して、画像の記
録ミスや無駄な画像記録動作、及び記録紙やトナー及び
電力の無駄な消費を回避できる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、感光体に画像情報を静電潜像として書
き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された
静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記
録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬
送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シー
ト上に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転
写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着
させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することに
より初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルム
を上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し
て、この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記
潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体
上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写する
とともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィル
ムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段
により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この
画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されて
いるトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除
去する構成の画像形成装置において、普通紙シートと、
画像記録面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを
有し且つ透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を
有する片面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両
面に形成され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに
対し左右対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感
熱記録フィルムとが使用され、記録紙の搬送路上におけ
る上記第1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き
検知手段と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通
過位置に配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送
路上における上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置
された記録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して
直角方向に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段
により記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検
知された瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置
に発光部と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可
逆性感熱記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記
録フィルムの特定部分に強制的に記録を行なう画像形成
装置であって、上記記録紙検知手段により記録紙の通過
開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態
と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態を検知すると
ともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了の
タイミングでの上記反射光検知手段の状態を検知し、上
記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された
瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且
つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が
共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が
普通紙シートであると判断し、上記記録紙検知手段によ
り記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検
知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠
き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の
切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠
きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状
態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合
は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムで
あると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過
開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き検知
状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検
知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知
された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切
欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送
された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判
断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検
知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態
で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且
つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が
共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙
検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各
切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通
過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検
知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段
が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き
検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態で
ある場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面
可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検
知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切
欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過
終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知
手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が
記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検
知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であ
る場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面
可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検
知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切
欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過
終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知
手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が
記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状
態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされ
た両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記片
面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録
フィルムが正常にセットされていると判断された場合の
上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であれば
この可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知
状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みで
あると判断する構成とする。
【0008】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像
書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を
トナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通
紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、
上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記
感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、
転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着
手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化
される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙
搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、この初
期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込
み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成さ
れたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、
トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射し
て転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆
性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成
後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナ
ーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構
成の画像形成装置において、普通紙シートと、画像記録
面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを有し且つ
透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を有する片
面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両面に形成
され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに対し左右
対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感熱記録フ
ィルムとが使用され、記録紙の搬送路上における上記第
1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き検知手段
と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通過位置に
配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送路上にお
ける上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置された記
録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して直角方向
に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段により記
録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検知された
瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置に発光部
と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可逆性感熱
記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記録フィル
ムの特定部分に強制的に記録を行なう画像形成装置であ
って、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検
知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙
通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き
検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手
段及び各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記
録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミング
での上記反射光検知手段の状態を検知し、上記記録紙検
知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記
各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙
通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き
検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手
段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き
検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シー
トであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の
通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切
欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切
欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠き
が検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で
あり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切
欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送さ
れた記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断
し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知
された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であ
り、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段ま
たは第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬
間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手
段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録
紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記
記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬
間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切
欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙
通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き
検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手
段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き
検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段に
より記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知
手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に
第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段によ
り切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検
知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で
第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合
は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感
熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段に
より記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き
検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切
欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1
の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切
欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知
状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場
合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆
性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手
段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き
検知手段が共に切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通
過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検
知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段
が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検
知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セット
された両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上
記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱
記録フィルムが正常にセットされていると判断された場
合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であ
ればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未
検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済
みであると判断する構成とする。
【0009】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記の各画像形成装置において、上記画像形成部
より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、
記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これら
の各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、
上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであ
ると判断された場合には、少なくとも、この可逆性感熱
記録フィルムへのトナー転写工程以降の、転写、照射、
トナー除去のプロセスを行なわずに排紙する構成とす
る。
【0010】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記の画像形成装置において、上記画像形成部よ
り手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、記
録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これらの
各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上
下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムである
と判断された場合には、少なくとも、上記感光体上に形
成された静電潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照
射、トナー除去のプロセスを行なわずに排紙する構成と
する。
【0011】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記の画像形成装置において、可逆性感熱記録フ
ィルムに記録された画像を消去するための発熱手段を配
設するとともに、この発熱手段より手前の記録紙搬送経
路上に上記反射光検知手段を配置し、上記反射光検知手
段により、搬送された記録紙が使用済みの可逆性感熱記
録フィルムであると判断された場合にのみ、上記発熱手
段による可逆性感熱記録フィルムの記録済み画像の消去
を行なう構成とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、上記記録紙検知手段により記
録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手
段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段
または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された
瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態が検
知されるとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の
通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態が
検知されることにより、上記記録紙検知手段により記録
紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段
が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1
の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切
欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知
状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場
合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断さ
れ、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知
された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で
第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且
つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が
共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が
片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記
録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間
の各切欠き検知手段が切欠き検知状態であり、且つ、記
録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切
欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検
知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切
欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可
逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検
知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2
の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知
手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了
時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段
により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録
紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態
である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録
紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切
欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切
欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠き
が検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で
あり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切
欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送さ
れた記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィ
ルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録
紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切
欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切
欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠き
が検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で
あり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切
欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送さ
れた記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フ
ィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記
録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が
切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の
切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠
きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態
で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合
は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性
感熱記録フィルムであると判断され、上記片面可逆性感
熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが
正常にセットされていると判断された場合の上記反射光
検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性
感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であれ
ばこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断
される。
【0013】また、本発明によれば、上記記録紙検知手
段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切
欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠
き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが
検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段
の状態が検知されるとともに、記録紙の通過開始あるい
は記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手
段の状態が検知されることにより、上記記録紙検知手段
により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠
き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終
了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手
段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記
録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状
態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであ
ると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過
開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き
未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き
検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検
知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり
第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き
検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された
記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断さ
れ、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知
された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であ
り、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段ま
たは第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬
間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手
段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録
紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上
記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された
瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の
切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録
紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠
き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知
手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠
き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段
により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検
知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時
に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段に
より切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙
検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態
で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合
は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感
熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段
により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠
き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が
切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第
1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により
切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検
知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である
場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可
逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検
知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切
欠き検知手段が共に切欠き検知状態であり、且つ、記録
紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠
き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知
手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠
き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セ
ットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断さ
れ、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆
性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断さ
れた場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状
態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反
射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは
使用済みであると判断される。
【0014】更に、本発明によれば、上記各検知手段に
より、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、
使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された
場合には、少なくとも、この可逆性感熱記録フィルムへ
のトナー転写工程以降の、転写、照射、トナー除去のプ
ロセスが行なわれずに記録紙が排紙される。
【0015】更に、本発明によれば、上記各検知手段に
より、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、
使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された
場合には、少なくとも、上記感光体上に形成された静電
潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照射、トナー除
去のプロセスが行なわれずに記録紙が排紙される。
【0016】更に、本発明によれば、上記反射光検知手
段により、搬送された記録紙が使用済みの可逆性感熱記
録フィルムであると判断された場合にのみ、上記発熱手
段による可逆性感熱記録フィルムの記録済み画像の消去
が行なわれる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等のについては、説明の煩雑化を避
ける上から、その開示を省略、もしくは簡略化する。
【0018】本発明が実施される画像形成装置は、普通
紙シート(以下、単に普通紙という)、及び、可逆性感
熱記録フィルム;サーモクロミックフィルム(以下、T
Cフィルムと略す)に対して、共通の作像手段を使用し
て画像を記録できるように構成されている。その基本的
な構成の画像形成装置は、図1に示すように、給紙トレ
イAと、給紙トレイBとの2つの給紙トレイを有してい
る。これらの給紙トレイA,Bは、それぞれ並列に配置
されており、どちらの給紙トレイも差異なく構成されて
いる。ここでは、説明の便宜上、給紙トレイAにTCフ
ィルムが、給紙トレイBに普通紙がセットされているも
のとする。
【0019】先ず、この画像形成装置における普通紙へ
の画像記録について説明する。図1において、給紙トレ
イBにセットされた束状の普通紙は、給紙ローラ1によ
り給紙トレイBから引き出され、分離パット35により
最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転により搬送され
る。給紙ローラ1により搬送された普通紙は、搬送ロー
ラ37により、レジスト駆動ローラ9及び発熱ヘッド3
のニップ部に突き当てられるまで搬送される。この際、
レジスト前センサー31により普通紙の先端が検知され
て、この普通紙に対する画像書き込みのタイミングがと
られる。ここで、レジスト駆動ローラ9と発熱ヘッド3
との当接力は、レジスト駆動ローラ9とTCフィルムと
の摩擦力が、発熱ヘッド3とTCフィルムとの摩擦力よ
りも大きくなるように設定されている。これにより、普
通紙はレジスト駆動ローラ9の回転に従って搬送され
る。
【0020】一方、上述のようにして普通紙が給紙搬送
されている間に、感光体10には光学ユニット5により
原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体10上の
潜像が、現像手段4から供給されるトナーによって可視
像化される。次いで、レジスト前センサー31によりタ
イミングをとられて回転するレジスト駆動ローラ9によ
り感光体10に向けて送り出された普通紙は、転写分離
手段8により、感光体10からトナー画像を転写され
る。トナー画像を転写された普通紙は、搬送ガイド板1
3の裏面側に配設されているファン36の吸引力によ
り、搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に
向けて搬送される。定着手段34に搬送された普通紙
は、一対の加圧ローラ19及び加熱ローラ20により、
加圧・加熱されて転写されたトナー画像を定着される。
【0021】この定着手段34の下流部には、TCフィ
ルムへの画像記録時のみに機能するTCクリーニング手
段24が配設されており、普通紙への画像記録時には、
このTCクリーニング手段24が、図1において矢印a
方向に変位した位置(実線で示す位置)に退避してい
る。これにより、定着出口上ガイド板22及び定着出口
下ガイド板23によってガイドされて、定着手段34か
ら排出された普通紙は、そのままの状態で搬送ローラ3
8により更に搬送され、排紙ガイド板28を通して、排
紙ローラ29により排紙トレイ30上に排出される。
【0022】次に、この画像形成装置におけるTCフィ
ルムへの画像記録について説明する。図1において、給
紙トレイAにセットされた束状のTCフィルムは、給紙
ローラ1により給紙トレイAから引き出され、分離パッ
ト35により最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転に
より搬送される。給紙ローラ1により搬送されたTCフ
ィルムは、搬送ローラ37により、レジスト駆動ローラ
9と発熱ヘッド3のニップ部に突き当てられるまで搬送
される。この際、レジスト前センサー31によりTCフ
ィルムの先端が検知されて、このTCフィルムに対する
画像書き込みのタイミングがとられる。ここで、レジス
ト駆動ローラ9と発熱ヘッド3との当接力は、レジスト
駆動ローラ9とTCフィルムとの摩擦力が、発熱ヘッド
3とTCフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設
定されている。これにより、普通紙はレジスト駆動ロー
ラ9の回転に従って搬送される。
【0023】また、発熱ヘッド3は、TCフィルムの透
明部(画像部)が白濁色に変色して初期化される温度に
TCフィルムを加熱する機能を有している。従って、こ
の第2の実施例では、TCフィルムがレジスト駆動ロー
ラ9と発熱ヘッド3のニップ部を通過することによっ
て、この発熱ヘッド3によりTCフィルムの全面が白濁
色に変色する温度に加熱され、記録済みのTCフィルム
が搬送された場合であってもその記録画像を自動的に消
去するように構成されている。
【0024】一方、上述のようにしてTCフィルムが給
紙搬送されている間に、感光体10には光学ユニット5
により原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体1
0上の潜像が、現像手段4から供給されるトナーによっ
て可視像化される。次いで、レジスト前センサー31に
よりタイミングをとられて回転するレジストローラによ
り感光体10に向けて送り出されたTCフィルムは、転
写分離手段8により、感光体10からトナー画像を転写
される。そして、このTCフィルムへの画像記録時に
は、トナー画像を転写されたTCフィルムが、搬送ガイ
ド板13の裏面側に配設されているファン36の吸引力
により、搬送ガイド板13に吸着されながら搬送される
際に、この搬送ガイド板13に対して、搬送経路を挾ん
で対向して配設された照射手段15の照射ランプ16が
点灯する。この照射ランプ16の照射光は、反射板17
及び集光レンズ18により、搬送ガイド板13上のTC
フィルムのフィルム面に集光・照射される。このとき、
TCフィルム自体は前記の消去工程における発熱ヘッド
3の作用により白濁状態に初期化され、また、その表面
には未定着のトナー画像が転写されている。従って、照
射ランプ16、及び、反射板17、集光レンズ18によ
り照射・集光された照射光は、TCフィルムのフィルム
面の黒部となる未定着のトナー画像部では吸収されて、
この黒部の温度を上昇させるも、このフィルム面の他の
白濁状態となる部分(非画像部)では反射されて、何ら
の作用も与えない。これにより、TCフィルムのフィル
ム面のトナー画像部と非画像部との間に温度差が生じ、
このTCフィルムのトナー画像部のみが、この温度差に
より白濁状態から透明状態に変色することによって、こ
のTCフィルム面上に、白濁部(非画像部)と透明部
(トナー画像部)とからなる画像が記録される。
【0025】このような白濁部の加熱変色により画像が
記録されたTCフィルムは、ファン36の吸引力により
搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に向け
て搬送される。ここで、このTCフィルムへの画像記録
時においては、定着手段34に搬送されたTCフィルム
のフィルム面が加熱ローラ20に当接して再加熱される
ことにより、このフィルム面上に記録された画像が失わ
れないようにするために、この定着手段34の加熱ロー
ラ20が、予め、図1において矢印b方向に変位され、
TCフィルムのフィルム面に接触しない位置(鎖線位
置)、すなわち、TCフィルムに加熱ローラ20の熱が
伝わらない位置に退避されている。
【0026】また、このTCフィルムへの画像記録時に
は、TCクリーニング手段24が、図2において矢印a
と反対の方向に変位した位置(鎖線で示す位置)に予め
上昇し、一対のローラからなる搬送ローラ38のうちの
TCフィルムの背面(トナー像が転写されていない面)
に位置するローラ38aの周面に、このクリーニング手
段24のブレード25が当接されている。ここで、この
ローラ38aに対するブレード25の当接力は、ローラ
38aとTCフィルムとの摩擦力が、ブレード25とT
Cフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設定され
ている。これにより、再加熱されずに定着手段34を通
過したTCフィルムは、定着出口上ガイド板22及び定
着出口下ガイド板23によりガイドされて、ローラ38
aの回転に従って搬送される。そして、このTCフィル
ムは、ローラ38aにより搬送される際に、そのフィル
ム面上に転写されたトナーがブレード25によって掻き
落される。このTCフィルムのフィルム面上から掻き落
されたトナーは、クリーニング手段24内に配設された
回収ローラ26により回収ボトル27内に回収される。
このようにして転写トナーを掻き落されることによって
白濁部(非画像部)と透明部(画像部)とからなる画像
が記録されたTCフィルムは、一対のローラからなる搬
送ローラ38により更に搬送され、排紙ガイド板28に
よりガイドされて、排紙ローラ29により排紙トレイ3
0上に排出される。
【0027】なお、図1において、給紙ガイド板2は、
給紙ローラ1により給送された普通紙及びTCフィルム
がレジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40ま
で搬送される間をガイドする機能を有している。転写前
ガイド板11は、レジスト駆動ローラ9及びレジスト従
動ローラ40により搬送された普通紙あるいはTCフィ
ルムを感光体10に向けてガイドする機能を有してい
る。定着入口上ガイド板14及び定着入口下ガイド板3
9は、感光体10から分離搬送された普通紙あるいはT
Cフィルムを定着手段34の加圧ローラ19及び加熱ロ
ーラ20のニップ部にガイドする機能を有している。定
着手段34に配設されたサーミスタTAは、加熱ローラ
20の表面温度を検知する機能を有しており、この検知
信号に基づいて加熱ローラ20内に配置されたヒーター
21の発熱量が制御されることにより、加熱ローラ20
の加熱温度が可変される。レジスト駆動ローラ9に配設
されたサーミスタTBは、レジスト駆動ローラ9の表面
温度を検知する機能を有しており、この検知信号に基づ
いて発熱ヘッド3の発熱量が制御されることにより、レ
ジスト駆動ローラ9の加熱温度が可変される。感光体1
0の周囲に配設された帯電手段6は、放電により感光体
10の表面電位を初期化する機能を有している。排紙ガ
イド板28の搬送経路に配置された排紙センサー32
は、定着手段34から搬送された普通紙あるいはTCフ
ィルムの所定タイミングでの通過の有無を検知して、普
通紙あるいはTCフィルムのジャム等の検知を行なって
いる。
【0028】上述のように、この画像形成装置によれ
ば、従来の普通紙への作像を行なう電子写真プロセスを
用いてTCフィルムへの作像ができるので、TCフィル
ムの画像記録のために大掛かりな専用の作像手段を付加
する必要がなく、コストや装置容積の増加、及び、画像
形成制御系の複雑化を抑制することができるとともに、
画像形成プロセス内に、使用済みのTCフィルムを初期
化するための消去手段が配設されているので、如何なる
状態のTCフィルムがセットされていても、このTCフ
ィルムへの作像が不具合なく作像され、装置の利便性が
向上される。
【0029】次に、図2に示す全体制御ブロック図を参
照して、上述した画像形成装置の制御動作について説明
する。この画像形成装置の各種入力、出力、及び制御信
号は、図2に示すメイン制御部901において一括して
処理される。図2において、メイン制御部109への動
作要求入力としては、図5に示す操作部903からの操
作者のキー押下による設定入力や、ファックス受信装置
またはホスト・コンピュータなどに代表される画像情報
入力部904からの画像情報、コマンドなどがある。ま
た、本装置制御のための入力としては、レジスト前セン
サー31、排紙センサー32によるタイミング検知信
号、サーミスタTA及びTBによる温度検知信号、及び
機内温度センサー906による温度検知信号などがあ
る。メイン制御部901からの出力、制御信号は、給紙
ローラ1、レジスト駆動ローラ9、発熱ヘッド3、光学
ユニット5、現像手段4、帯電手段6、転写分離手段
8、感光体10、搬送切り替え手段12、照射手段1
5、加圧ローラ19、加熱ローラ20、ヒーター21、
TCクリーニング手段24、排紙ローラ29などの制御
対象にそれぞれ出力される。ここで、制御のためのプロ
グラムやプログラム実行に必要な種々の設定データなど
は、例えばROMのような記憶部902に納められてお
り、また、動作時のタイミング生成には、内部タイマー
905が利用される。
【0030】また、この画像形成装置のようなONE−
PATH方式の制御例として、TCフィルムへの画像記
録動作のタイミングチャートを図3に、普通紙への画像
記録動作のタイミングチャートを図4にそれぞれ示す。
すなわち、TCフィルムへの画像記録時には、図3に示
すように、先ず、スタート信号を受けることにより、給
紙ローラ1を起動してTCフィルムの給紙を開始し、こ
れと同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29
の動作を開始するとともに、TCフィルムの定着部通過
状態となるように定着手段34の位置を遷移させる。こ
こで、TCフィルムの記録済画像を消去する場合には、
発熱ヘッド3を事前にオンしておく。次に、画像情報入
力部904より画像情報の受信を開始し、レジスト前セ
ンサー31のTCフィルム先端の検出信号に基づいて、
給紙ローラ1を停止し、光学ユニット5による感光体1
0への画像情報の書込を開始するとともに、タイミング
をとってレジスト駆動ローラ9を起動し、その後、転写
分離手段8、照射手段15、TCクリーニング手段24
をそれぞれ起動する。そして、画像情報の入力が終了し
た時点で、光学ユニット5及び帯電手段6の動作を停止
し、レジスト前センサー31のTCフィルム後端の検出
信号に基づいて、レジスト駆動ローラ9を停止する。更
に、排紙センサー32によってTCフィルムの排紙完了
が検知されることにより、転写分離手段8、及び現像手
段4を停止させ、追って、排紙ローラ29、照射手段1
5、定着手段34、TCクリーニング手段24の動作を
それぞれ停止させる。
【0031】また、普通紙への画像記録時には、図4に
示すように、先ず、スタート信号を受けることにより、
給紙ローラ1を起動して普通紙の給紙を開始し、これと
同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29の動
作を開始するとともに、普通紙の定着部通過状態となる
ように定着手段34の位置を遷移させ、ヒーター21を
オンにして定着手段34を起動させる。このとき、発熱
ヘッド3は、事前にオフしておく。次に、画像情報入力
部904より画像情報の受信を開始し、レジスト前セン
サー31の普通紙先端の検出信号に基づいて、給紙ロー
ラ1を停止し、光学ユニット5による感光体10への画
像情報の書込を開始するとともに、タイミングをとって
レジスト駆動ローラ9を起動し、その後、転写分離手段
8を起動する。そして、画像情報の入力が終了した時点
で、光学ユニット5及び帯電手段6の動作を停止し、レ
ジスト前センサー31の普通紙後端の検出信号に基づい
て、レジスト駆動ローラ9を停止する。更に、排紙セン
サー32によって普通紙の排紙完了が検知されることに
より、転写分離手段8、及び現像手段4を停止させ、追
って、排紙ローラ29、定着手段34の動作をそれぞれ
停止させる。
【0032】一方、図5において、タイマーキー701
は、タイマーの時刻をセットするときに押され、このタ
イマーキー701によりタイマーがセットされていると
き、及びタイマーが作動しているときには、タイマー表
示702が点灯される。また、プログラムキー703
は、プログラムを記憶させるとき、及びプログラムの呼
び出しをするときに押され、このプログラムを使用して
いるときには、プログラム表示704が点灯される。エ
ンターキー705は、寸法変倍や編集機能、プログラム
ナンバーの設定時に押される。テンキー706は、コピ
ー(画像記録)枚数をセットするとき、寸法変倍のと
き、綴代幅をセットするとき、プログラムをセットする
とき、及びプログラムナンバーの設定時に押される。ガ
イダンスキー707は、コピー操作の方法や、各キーの
操作の説明をガイダンス表示部708に表示したいとき
に押され、このガイダンスキー707を使用していると
きには、ガイダンスキー表示708が点灯される。表示
パネル709には、各種の情報が表示される。寸法変倍
キー710は、原稿の寸法を入力するときに押され、こ
の寸法変倍選択状態のときには、寸法変倍表示711が
点灯される。センタリングキー712は、コピー画像を
用紙(普通紙またはTCフィルム)の中央に移動させた
いときに押され、センタリング選択状態のときには、セ
ンタリング表示713が点灯される。綴代調整キー71
4は、コピーの左右に綴代(余白)をつくりたいときに
押され、綴代表示715には、選択された綴代が表示さ
れる。ソーターキー719は、ソーターを使用するとき
に押され、ソーター使用時で、ソート状態のときには、
ソート表示717が点灯される(オプション)。スタッ
ク表示718は、ソーター使用時で、スタック状態のと
きに点灯される(オプション)。両面キー720は、両
面コピーをとるときに押され、この両面コピーの状態の
ときには、両面表示716が点灯される。ページ連写キ
ー722は、見開き原稿を自動的に片面ずつコピーする
とき、及び両面原稿(但し、この両面原稿にはオプショ
ンの自動給紙装置;DFが必要)を自動的に片面ずつコ
ピーするときに押され、このページ連写状態のときに
は、ページ連写表示721が点灯される。消去キー72
4は、枠消去、外消去、内消去等の編集コピーをとると
きに押され、この編集コピーの状態のときには、消去表
示723が点灯される。用紙指定変倍キー726は、用
紙指定変倍コピーをとるときに押され、この用紙指定変
倍コピーの状態のときには、用紙指定変倍表示725が
点灯される。ズーム変倍キー727は、コピー倍率を自
由に選択するときに押される。縮小キー728は、縮小
コピーをとるときに押される。拡大キー729は、拡大
コピーをとるときに押される。当倍キー730は、当倍
コピーに戻すときに押される。用紙選択キー731は、
コピー用紙のサイズを選択するときに押される。自動用
紙選択キー732は、コピー用紙のサイズを自動的に選
択するときに押される。濃度調整キー733は、コピー
画像の濃淡を調整するときに押される。自動濃度キー7
34は、コピー画像の濃淡を自動的に濃度調整させると
きに押される。クリア・ストップキー735は、セット
枚数を変更したいときや、連続コピーを途中で停止させ
たいとき、及びプログラムナンバーの設定時に押され
る。スタートキー736は、コピーをとるとき、すなわ
ち、普通紙またはTCフィルムに画像を形成させるとき
に押される。割込みキー737は、連続コピーの途中
で、他の原稿を割り込ませてコピーしたいときに押され
る。予熱表示738は、装置の発熱部が予熱状態のとき
に点灯される。モードクリア・予熱キー739は、各種
モードを標準モードに戻すときや、予熱状態と通常の状
態を切り替えるとき、及びプログラムナンバーの設定時
に押される。カバーモードキー740は、表紙をつけて
コピーするときに押される。TCモードキー741は、
TCフィルムに画像を記録するときに押される。追加作
像モードキー742は、TCフィルムに追加作像すると
きに押される。ワンタッチプリントキー743は、TC
フィルムに試し記録後に、普通紙に再度記録するときに
押される。
【0033】図5において、1つのキーに複数の表示が
あるものは、キーの押下によりローテーション表示をす
るものであって、モードとしては両立しない。また、こ
の操作部903のガイダンス表示部は、前述した画像形
成装置の操作及び警告のためにメッセージを表示するよ
うに構成されている。なお、ここでは、画像形成装置と
して複写機を例にとって説明したが、複写機以外の画像
形成装置、例えば、プリンタやファクシミリ等において
も同様に構成される。
【0034】図6に、本発明の画像形成装置におけるT
Cモード初期設定のプログラムの構成を示す。このTC
モード初期設定のプログラムでは、TCモードが選択さ
れているか否かを表すTCモードフラグをクリアし、操
作部903上に設けられているTCモード表示用のLE
Dを消灯する。
【0035】図7に、本発明が実施される画像形成装置
におけるTCモードの設定の制御プログラムを示す。こ
のTCモード設定のプログラムでは、先ず、操作部90
3からの入力の有無を判断し、次いで、この操作部90
3からの入力が、TCモードキー741からの入力であ
るか否かを判断する。ここで、操作部903からの入力
があり、且つ、この入力がTCモードキー741であっ
た場合に、TCモードフラグが「0」であれば、このT
Cモードフラグを「1」にして、TCモード表示用のL
EDを点灯させる。また、ここで、操作部903からの
入力があり、且つ、この入力がTCモードキー741で
あった場合に、TCモードフラグが「1」であれば、こ
のTCモードフラグを「0」にして、TCモード表示用
のLEDを消灯させる。これにより、TCモードキー7
41によって、TCモード設定のトグル動作を行なう。
ここでは、TCモードという特殊なモードを設けたが、
装置の保守を行ない易くするために、既に一般的に行な
われているような、記録枚数やジャム枚数のロギング
を、TCフィルム専用にカウンタを設けて行なうように
してもよい。
【0036】本発明の画像形成装置に使用される片面T
CフィルムF1には、図8に示すように、その搬送方向
後端側の一端に、大きさがd×dの切欠きf1(この切
欠きを第1の切欠きとする)が設けられている。また、
本発明の画像形成装置に使用される両面TCフィルムF
2には、図9に示すように、その搬送方向後端側の両端
に、片面TCフィルムと同様の大きさがd×dの第1の
切欠きf1と第2の切欠きf2とが設けられている。こ
こで、図10に示すように、サーモクロッミク層Faの
裏面に着色層Fbが形成されているような裏打ちのある
片面TCフィルムF1、あるいは、図11に示すよう
に、サーモクロッミク層Faが着色層Fbの両面に形成
されているような両面TCフィルムF2の場合には、特
に何の工夫もせずそのままでよいが、裏打ちのない透明
な片面TCフィルムF1の場合には、図12及び図13
に示すように、その切欠きf1の対角部の裏面に、大き
さが2d×dの着色層Fbが設けられる。
【0037】また、本発明における画像形成装置の記録
紙の搬送路上には、図14に示すような、フィラーとフ
ォトインタラプタからなる切欠き検知手段としての記録
紙通過センサS1,S2、及び、記録紙検知手段として
の記録紙通過センサS3がそれぞれ配置されている。こ
こで、記録紙通過センサS1は、片面TCフィルムF1
の第1の切欠きf1に対応する位置に、また、記録紙通
過センサS2は、両面TCフィルムF2の第2の切欠き
f2に対応する位置に、更に、記録紙通過センサS3
は、片面TCフィルムF1または両面TCフィルムF2
の第1の切欠きf1または第2の切欠きf2と対応しな
い位置に、それぞれ配置されている。また、これらの各
記録紙通過センサS1,S2,S3は、記録紙の搬送方
向に対して直角をなすようにそれぞれ配置されており、
通常は、オフの状態にあり、搬送された記録紙の先端部
により、それぞれのフィラーが押されることによってオ
ンとなるように構成されている。
【0038】一方、この実施例の記録紙の搬送路上に
は、図15に示すように、記録紙通過センサS1に対し
て、X軸方向に距離W−d、Y軸方向に距離L−2dだ
け離間した位置(上記の着色層Fbに対応する位置)
に、発光素子と受光素子とからなる反射光検知手段とし
ての消去判別センサS4が設けられている。
【0039】この実施例における全体制御手段のブロッ
ク図を図16に、この制御手段の記録紙判別制御の動作
のフローチャートを図17に示す。すなわち、この実施
例では、図17に示すように、先ず、記録紙通過センサ
S3のオンに注目し、この記録紙通過センサS3がオン
の時、記録紙通過センサS1,S2が共にオンであれば
よいが、そうでない場合は、記録紙のセットミス、例え
ば、給紙トレイに対してTCフィルムの上下を逆にして
セットしたと判断してエラーにする。一方、ここで、記
録紙の給紙により、この記録紙通過センサS3がオン
で、且つ、記録紙通過センサS1,S2が共にオンの場
合には、次いで、記録紙通過センサS1のオフに注目
し、この記録紙通過センサS1がオフの時、記録紙通過
センサS2,S3が共にオフであれば、搬送された記録
紙が、普通紙であると判断する。また、この記録紙通過
センサS1がオフで、記録紙通過センサS2,S3が共
にオンとなった場合には、片面TCフィルムであると判
断する。更に、この記録紙通過センサS1がオフで、記
録紙通過センサS2がオフで記録紙通過センサS3がオ
ンとなった場合には、両面TCフィルムであると判断す
る。また、上記の条件以外の場合には、セットミス、例
えば、給紙トレイに対して片面TCフィルムの表裏を逆
にしてセットしたと判断してエラーにする。なお、上記
実施例では、記録紙通過センサとして、フィラーとフォ
トインタラプタからなるセンサを使用したが、この記録
紙通過センサは、例えば、光学センサとマークの組み合
わせや、メカニカルなセンサであってもよい。
【0040】一方、消去判別センサS4は、上述したよ
うに、各記録紙通過センサS1,S2,S3が全てオン
となった後における記録紙通過センサS1のオフに注目
し、この記録紙通過センサS1がオフになった時、TC
フィルムの表面の着色層Fbの2d×d部分に照射され
た発光素子からの反射光をその受光素子で判別する。こ
こで、TCフィルムの記録時には、その裏面の2d×d
部分に相当する表面の2d×d部分に強制的に記録を行
なう。すなわち、このTCフィルムの記録時には、図8
乃至図11に示すように、TCフィルムF1またはF2
の切欠きf1の対角部分に透明部f3を、両面TCフィ
ルムF2の裏面記録の場合には切欠きf2の対角部分に
透明部f4を必ず形成する。従って、TCフィルムが使
用済みである場合には、この透明部f3(またはf4)
に照射された消去判別センサS4の発光素子の照射光が
着色層Fbに当って吸収され、消去判別センサS4の受
光素子からは反射光が検出されない。一方、TCフィル
ムが消去(初期化)されている場合には、そのサーモク
ロミック層Fa(表面)が白濁化しているので、消去判
別センサS4の発光素子の照射光がTCフィルムから反
射され、消去判別センサS4の受光素子から反射光が検
出される。これにより、消去判別センサS4の受光素子
から反射光が検出されない場合には、搬送されたTCフ
ィルムが使用済みであり、消去判別センサS4の受光素
子から反射光が検出された場合には、搬送されたTCフ
ィルムが初期化済みであることが判別される。
【0041】図18のフローチャートに、前述のような
記録紙の判別によって、片面TCフィルムF1の表裏ま
たは上下が逆(片面TCフィルムの裏面セットやTCフ
ィルムの上下逆セット)であるとのエラーが生じた場
合、及び、使用済みのTCフィルムが給紙された場合の
ような、TCフィルムのセットミス時における作像制御
の動作を示す。この制御では、TCモードで給紙された
記録紙にミスがなく、また、TCフィルムが初期化済み
の場合には、そのままTCモードによる画像記録を行な
い、TCモードで給紙された記録紙にセットミスがある
場合、及び、TCフィルムが使用済み(未消去状態)の
場合には、このTCフィルムへのトナー転写工程以降
の、転写、照射、クリーニング(トナー除去)のプロセ
ス、あるいは、感光体10上に形成された静電潜像の顕
像化工程以降の、現像、転写、照射、クリーニング(ト
ナー除去)のプロセスを行なわずにTCフィルムを排紙
するように制御される。但し、この制御は、図19に示
すような、TCフィルムの消去手段(発熱ヘッド3)を
具備していない装置に適用される制御であり、使用済み
のTCフィルムを初期化してから記録を行なう装置では
行なわない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、搬送された記録紙の種
類の判別や、片面TCフィルムの裏面セット、TCフィ
ルムの上下逆セット、及び、TCフィルムが使用済みか
否かの判別を容易に行なうことができる。また、本発明
によれば、TCフィルムのセットミスが検出された場
合、及び、使用済みのTCフィルムが給紙された場合
に、このTCフィルムへの作像が行なわれないので、T
Cフィルムの汚染を回避できる。
【0043】更に、本発明によれば、TCフィルムのセ
ットミスが検出された場合、及び、使用済みのTCフィ
ルムが給紙された場合に、このTCフィルム及び感光体
への作像及び現像が行なわれないので、TCフィルムの
汚染や、トナーの無駄な消費を回避できる。
【0044】更に、本発明によれば、使用済みのTCフ
ィルムが給紙されたことを検出した時のみ、発熱手段に
よるTCフィルムの初期化を行なうことにより、発熱手
段の無駄な電力消費を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の構成を示す
概略断面図である。
【図2】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の全体制御ブ
ロック図である。
【図3】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置におけるTC
フィルム記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図4】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置における普通
紙記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図5】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の操作部を示
す概略図である。
【図6】本発明の実施例におけるTCモード初期設定の
動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例におけるPPモード初期設定の
動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の画像形成装置に使用される片面TCフ
ィルムの概略平面図である。
【図9】本発明の画像形成装置に使用される両面TCフ
ィルムの概略平面図である。
【図10】本発明の画像形成装置に使用される片面TC
フィルムの概略断面図である。
【図11】本発明の画像形成装置に使用される両面TC
フィルムの概略断面図である。
【図12】本発明の画像形成装置に使用される他の片面
TCフィルムの概略平面図である。
【図13】本発明の画像形成装置に使用される他の片面
TCフィルムの概略断面図である。
【図14】本発明の画像形成装置におけるTCフィルム
の切欠き検知手段及び記録紙検知手段の配置を示す概略
正面図である。
【図15】本発明の画像形成装置におけるTCフィルム
の切欠き検知手段及び反射光検知手段の配置を示す概略
平面図である。
【図16】本発明の画像形成装置における全体制御ブロ
ック図である。
【図17】本発明の画像形成装置における記録紙判別制
御の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の画像形成装置におけるTCフィルム
セットミス時の制御動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の他の画像形成装置における全体制御
ブロック図である。
【符号の説明】
1 給紙ローラ 2 給紙ガイド板 3 発熱ヘッド 4 現像手段 5 光学ユニット 6 帯電手段 7 感光体のクリーニング手段 8 転写分離手段 9 レジスト駆動ローラ 10 感光体 11 転写前ガイド板 12 搬送切り替え手段 13 搬送ガイド板 14 定着入口ガイド板 15 照射手段 16 照射ランプ 17 反射板 18 集光レンズ 19 加圧ローラ 20 加熱ローラ 21 ヒーター 22 定着出口上ガイド板 23 定着出口下ガイド板 24 TCクリーニング手段 25 ブレード 26 回収ローラ 27 回収ボトル 28 排紙ガイド板 29 排紙ローラ 30 排紙トレイ 31 レジスト前センサー 32 排紙センサー 34 定着手段 35 分離パット 36 ファン 37,38 搬送ローラ 39 定着入口下ガイド板 40 レジスト従動ローラ 901 メイン制御部 902 記憶部 903 操作部 904 画像情報入力部 905 内部タイマー 906 機内温度センサー A,B 給紙トレイ F1 片面TCフィルム F2 両面TCフィルム Fb 着色層 f1 第1の切欠き f2 第2の切欠き f3,f4 透明部 S1,S2,S3 記録紙通過センサ S4 消去判別センサ TA,TB サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 108 7369−2H 115 // B41M 5/26 (72)発明者 岩田 信之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 佐川 泰博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 飛永 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させ
    る定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより
    初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上
    記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、
    この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像
    書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に
    形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとと
    もに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを
    照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段によ
    り可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像
    形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されている
    トナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去す
    る構成の画像形成装置において、 普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端
    に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定
    の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルム
    と、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及び
    この第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを
    有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、 記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に
    配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上にお
    ける上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠
    き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外
    の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記
    録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてな
    り、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記
    録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過す
    ると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光
    検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時に
    は、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分に強制的に
    記録を行なう画像形成装置であって、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終
    了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手
    段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び
    各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の
    通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上
    記反射光検知手段の状態を検知し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、
    且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または
    第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の
    記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段
    が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙
    が普通紙シートであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2
    の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記
    録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切
    欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検
    知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切
    欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可
    逆性感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の各切欠き検知手段が切欠き検知状態であり、且
    つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
    2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
    録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が
    共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が
    両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1
    の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記
    録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切
    欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検
    知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切
    欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手
    段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き
    検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了
    時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段
    により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録
    紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状
    態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場
    合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性
    感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且
    つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
    2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
    録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知
    手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き
    未検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セ
    ットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断
    し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且
    つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第
    2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記
    録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共
    に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上
    下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると
    判断し、 上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感
    熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された
    場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態で
    あればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光
    未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用
    済みであると判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させ
    る定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより
    初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上
    記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、
    この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像
    書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に
    形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとと
    もに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを
    照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段によ
    り可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像
    形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されている
    トナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去す
    る構成の画像形成装置において、 普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端
    に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定
    の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルム
    と、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及び
    この第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを
    有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、 記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に
    配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上にお
    ける上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠
    き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外
    の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記
    録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてな
    り、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記
    録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過す
    ると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光
    検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時に
    は、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分に強制的に
    記録を行なう画像形成装置であって、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終
    了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手
    段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び
    各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の
    通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上
    記反射光検知手段の状態を検知し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、
    且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または
    第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の
    記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段
    が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙
    が普通紙シートであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、
    且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または
    第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の
    記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検
    知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠
    き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可
    逆性感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、
    且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または
    第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の
    記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が
    共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が
    両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1
    の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記
    録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切
    欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検
    知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切
    欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手
    段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き
    検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了
    時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段
    により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録
    紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状
    態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場
    合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性
    感熱記録フィルムであると判断し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2
    の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記
    録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切
    欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検
    知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切
    欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆
    セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断
    し、 上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知され
    た瞬間の各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態であ
    り、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段ま
    たは第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬
    間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知
    手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記
    録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルム
    であると判断し、 上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感
    熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された
    場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態で
    あればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光
    未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用
    済みであると判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2記載の画像形成装置
    において、上記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上
    に上記各切欠き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光
    検知手段を配置し、これらの各検知手段により、搬送さ
    れた記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可
    逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少
    なくとも、この可逆性感熱記録フィルムへのトナー転写
    工程以降の、転写、照射、トナー除去のプロセスを行な
    わずに排紙することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の画像形成装置において、上
    記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠
    き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配
    置し、これらの各検知手段により、搬送された記録紙が
    裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録
    フィルムであると判断された場合には、少なくとも、上
    記感光体上に形成された静電潜像の顕像化工程以降の、
    現像、転写、照射、トナー除去のプロセスを行なわずに
    排紙することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1及び請求項2記載の画像形成装置
    において、可逆性感熱記録フィルムに記録された画像を
    消去するための発熱手段を配設するとともに、この発熱
    手段より手前の記録紙搬送経路上に上記反射光検知手段
    を配置し、上記反射光検知手段により、搬送された記録
    紙が使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断さ
    れた場合にのみ、上記発熱手段による可逆性感熱記録フ
    ィルムの記録済み画像の消去を行なうことを特徴とする
    画像形成装置。
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