JPH0667575A - 可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置 - Google Patents

可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置

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JPH0667575A
JPH0667575A JP22178592A JP22178592A JPH0667575A JP H0667575 A JPH0667575 A JP H0667575A JP 22178592 A JP22178592 A JP 22178592A JP 22178592 A JP22178592 A JP 22178592A JP H0667575 A JPH0667575 A JP H0667575A
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JP
Japan
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image
reversible thermosensitive
thermosensitive recording
recording film
toner
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Pending
Application number
JP22178592A
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English (en)
Inventor
Tomoshi Harada
知史 原田
Satoshi Muramatsu
智 村松
Nobuyuki Iwata
信之 岩田
Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
Masahito Otani
雅人 大谷
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】TCフィルムの画像形成プロセスでの定着手段
の発熱を抑止して、定着手段の発熱によるTCフィルム
への悪影響を低減するとともに、定着手段の無駄な作動
による電力消費を防ぐ可逆性感熱記録フィルムの画像形
成装置を提供する。 【構成】TCフィルムに画像を形成するプロセスでは、
定着手段34の発熱を抑止する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、あるいは、プリンター等の電子写真プロセスによる
普通紙シートと可逆性感熱記録フィルムとの画像記録に
兼用可能な可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、森林資源をはじめとする地球環境
の保護が多方面の産業分野で大きな課題の一つとなって
いる。OA機器業界においても、複写機等の画像形成装
置に用いられる記録シートの再利用が、この環境保護対
策の一環として着実に実行されている。現在実施されて
いる記録シートの再利用方法は、使用済みの記録シート
をまとめて回収し、製紙工場等の再処理プラントで化学
処理を施して、再生紙を生産することが一般的である。
但し、このような化学処理方法では、再処理回数に物理
的な限界(繊維分解の進行)が存在し、再処理する際に
ある程度の新しい木材を必要としている。
【0003】一方、記録シートの他の再利用方法とし
て、書換えが可能であり、何度でも反復使用が可能な記
録材料、詳しくは、所定の温度に加熱することにより初
期化される再利用可能な記録材料(以下、可逆性感熱記
録フィルム;TCフィルムと称す)を用いた方法が、そ
の取扱の簡便さから種々の検討提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述した従
来技術のうち、再利用が可能なTCフィルムに関して検
討するものである。ところで、前記従来のTCフィルム
への画像形成方法は、すべて発熱手段(サーマルヘッ
ド)をフィルム面上へ直接接触させて画像情報を記録す
るように構成されていた。また、このTCフィルムの用
途は様々に考えられているが、一般に広く普及し、且
つ、その紙の使用量が膨大であり、用紙の再利用の効果
が大きく期待されている複写機、レーザーファクシミ
リ、あるいは、レーザービームプリンタ等の画像形成装
置においては、このTCフィルムを適用可能とした装置
が未だ実用化されていない。これは、従来の画像形成装
置では、通常、その画像形成方法として電子写真プロセ
スを用いているため、この種の画像形成装置にTCフィ
ルムを適用可能とするためには、従来の電子写真プロセ
ス手段以外に、TCフィルム専用の画像形成手段(例え
ば、発熱手段、搬送手段、制御手段等)を新たに設けな
ければならない点にある。すなわち、このようなTCフ
ィルム専用の画像形成手段を付加した構成の画像形成装
置は、言い換えれば、従来の複写機等にTCフィルムの
作像装置を単に組み合わせた程度の装置であり、特別な
技術的困難性は認められないが、その装置全体から見れ
ば、大幅なコストの増加、大型化、及び、画像形成制御
系の複雑化を招くことは必至であり、この点が未だに実
用化されない原因と考えられる。
【0005】ここで、このTCフィルム専用の画像形成
手段(トナー除去手段、発熱手段、搬送手段等)と、普
通紙シート専用の画像形成手段とのうちの互いに共通す
る手段を共用するように構成することにより、TCフィ
ルム専用の大掛かりな作像手段を付加することなく、既
存の普通紙シートへの作像を行なう電子写真プロセスを
利用してTCフィルムへの作像が可能となる。しかしな
がら、このような普通紙シート及びTCフィルムを適用
可能とした画像形成装置おいて、普通紙シートへのトナ
ー像の定着手段として熱定着手段を使用した場合には、
この熱定着手段の熱が、TCフィルムへの画像形成プロ
セスに悪影響を及ぼす虞れがあり、且つ、この熱定着が
不要なTCフィルムへの画像形成プロセスでの熱定着手
段の作動により、電力が無駄に消費される。本発明は、
上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的は、
TCフィルムに画像を形成するプロセスでの上記熱定着
手段の発熱を抑止して、熱定着手段の発熱によるTCフ
ィルムへの画像形成プロセスへの悪影響を低減するとと
もに、熱定着手段の無駄な作動による電力消費を防ぐこ
とのできる可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置を提
供することにある。
【0006】しかしながら、このように、TCフィルム
へ画像を形成するプロセスでの上記熱定着手段の発熱を
抑止した場合には、TCフィルムへの画像形成中にこの
熱定着手段の温度が低下されてしまうため、TCフィル
ムへ画像を形成する状態から普通紙シートへ画像を形成
する状態に移行した際に、この熱定着手段が画像定着可
能な状態に直ぐに復帰せず、普通紙シートへの画像形成
が妨げられる虞れがある。本発明の他の目的は、この点
に鑑み、TCフィルムに画像を形成するプロセスでの上
記熱定着手段の発熱温度を、上記普通紙シートに画像を
形成するプロセスでの発熱温度より僅かに低い温度に維
持して、TCフィルムへ画像を形成する状態から普通紙
シートへ画像を形成する状態に移行した際に、上記熱定
着手段が画像定着可能な状態に速やかに復帰して、普通
紙シートへの画像形成を妨げることのない可逆性感熱記
録フィルムの画像形成装置を提供することにある。しか
しながら、この画像形成装置では、上記熱定着手段が画
像定着可能な状態に復帰するまでに、多少の時間を要す
るため、TCフィルムへ画像を形成する状態から普通紙
シートへ画像を形成する状態に移行した直後の熱定着手
段の発熱温度は、必ずしも普通紙シートに適した温度で
あるとは限らない。本発明の更に他の目的は、上記熱定
着手段を発熱体と非発熱体とで構成し、上記可逆性感熱
記録フィルムへの画像形成状態から上記普通紙シートへ
の画像形成状態に移行した場合に、上記発熱体を発熱さ
せた状態で上記熱定着手段を空駆動(アイドリング)さ
せる制御を行なうことにより、普通紙シートへの画像形
成を妨げないようにした可逆性感熱記録フィルムの画像
形成装置を提供することにある。
【0007】ところで、TCフィルムへ画像を形成する
状態と普通紙シートへ画像を形成する状態とを切り換え
る毎に、上記定着手段の状態を可変させるようにした場
合には、TCフィルムへ画像を形成する状態と普通紙シ
ートへ画像を形成する状態とを誤って切り換えた場合
や、画像形成を行なわずに切り換えのみを行なった場合
でも、その都度上記定着手段の状態が可変されるため、
無駄な待ち時間が生じたり、無駄な作動による摩耗等に
よって定着手段の寿命が不用意に短くなる虞れがある。
本発明の更に他の目的は、画像形成装置に対して画像形
成開始の指示があった後に、上記定着手段の状態を移行
することにより、無駄な待ち時間や無駄な作動のない可
逆性感熱記録フィルムの画像形成装置を提供することに
ある。しかしながら、この画像形成装置では、その画像
形成開始の指示後に、上記定着手段の状態を移行させる
ため、その画像形成開始後に定着手段の移動時間が必ず
かかり、その稼働性が低下する虞れがある。本発明の更
に他の目的は、上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形
成状態と上記普通紙シートへの画像形成状態とを切り換
えたときに、上記定着部の移動を一時的に保留して、無
駄な待ち時間や無駄な作動を解消した稼働性の高い可逆
性感熱記録フィルムの画像形成装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、感光体に画像情報を静電潜像として書
き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された
静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記
録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬
送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シー
ト上に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転
写手段と、転写されたトナー像を加熱して普通紙シート
上に定着させる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱
することにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記
録フィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ
給紙搬送し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィル
ム上に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって
上記感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段によ
り転写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱
記録フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させ
る照射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形
成し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに
坦持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム
面上から除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像
形成装置において、上記可逆性感熱記録フィルムに画像
を形成するプロセスでは、上記熱定着手段の発熱を抑止
する構成とする。
【0009】また、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像
書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を
トナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通
紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、
上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記
感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、
転写されたトナー像を加熱して普通紙シート上に定着さ
せる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱することに
より初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルム
を上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送
し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上
記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光
体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写す
るとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィ
ルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手
段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、こ
の画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持され
ているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から
除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置
において、上記可逆性感熱記録フィルムに画像を形成す
るプロセスでの上記熱定着手段の発熱温度を、上記普通
紙シートに画像を形成するプロセスでの上記熱定着手段
の発熱温度より僅かに低い温度に維持する構成とする。
【0010】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像
書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を
トナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通
紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、
上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記
感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、
転写されたトナー像を加熱して普通紙シート上に定着さ
せる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱することに
より初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルム
を上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送
し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上
記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光
体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写す
るとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィ
ルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手
段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、こ
の画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持され
ているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から
除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置
において、上記熱定着手段を発熱体と非発熱体とで構成
して、上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態で
は上記発熱体と上記非発熱体とを分離し、上記普通紙シ
ートへの画像形成状態では上記発熱体と上記非発熱体と
を接触させるとともに、上記熱定着手段の状態が、上記
可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態から上記普通
紙シートへの画像形成状態に移行した場合に、上記発熱
体を発熱させた状態で上記熱定着手段を空駆動させる制
御を行なう構成とする。
【0011】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記熱定着手段を空駆動させる制御を、上記可逆
性感熱記録フィルムへ画像を形成する状態を継続してい
た時間により制御する構成とする。
【0012】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、上記熱定着手段を空駆動させる制御を、上記熱定
着手段の状態が、上記可逆性感熱記録フィルムへの画像
形成が可能な状態から上記普通紙シートへの画像形成が
可能な状態に移行した時点の、上記熱定着部の温度によ
り制御する構成とする。
【0013】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像
書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を
トナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通
紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、
上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記
感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、
転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着
手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化
される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙
搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し、この給紙
搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込
み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成さ
れたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、
トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射し
て転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆
性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成
後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナ
ーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構
成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置において、
この画像形成装置に対して画像形成開始の指示があった
後に、上記定着手段の状態を、上記画像形成装置に対す
る上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成か上記普通
紙シートへの画像形成かの指示の通りの状態へ移行させ
る構成とする。
【0014】更に、本発明は、上述の課題を解決するた
めに、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像
書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像を
トナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通
紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、
上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記
感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、
転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着
手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化
される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙
搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し、この給紙
搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込
み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成さ
れたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、
トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射し
て転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆
性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成
後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナ
ーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構
成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置において、
この画像形成装置に対して、上記画像形成装置に対する
上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成か上記普通紙
シートへの画像形成かの指示があった一定時間後に、上
記定着手段の状態を、上記指示通りの状態へ移行させる
構成とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、可逆性感熱記録フィルムに画
像を形成するプロセスでは、上記熱定着手段の発熱が抑
止される。
【0016】また、本発明によれば、可逆性感熱記録フ
ィルムへの画像形成プロセスでの熱定着手段の発熱温度
が、普通紙シートへの熱定着温度より僅かに低い温度に
維持される。
【0017】更に、本発明によれば、熱定着手段の状態
が、可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態から普通
紙シートへの画像形成状態に移行した場合に、上記発熱
体が発熱された状態で熱定着手段が空駆動される。
【0018】更に、本発明によれば、熱定着手段の空駆
動制御が、可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態の
継続時間により制御される。
【0019】更に、本発明によれば、熱定着手段の空駆
動制御が、可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態か
ら普通紙シートへの画像形成状態に移行した時点の熱定
着部温度により制御される。
【0020】更に、本発明によれば、画像形成開始の指
示後に、定着手段の状態が可変される。
【0021】更に、本発明によれば、可逆性感熱記録フ
ィルムへの画像形成か普通紙シートへの画像形成かの指
示があった一定時間後に、定着手段の状態が可変され
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得
る範囲の構成・作用等のについては、説明の煩雑化を避
ける上から、その開示を省略、もしくは簡略化する。
【0023】本発明が実施される画像形成装置は、普通
紙シート(以下、単に普通紙という)、及び、可逆性感
熱記録フィルム;サーモクロミックフィルム(以下、T
Cフィルムと略す)に対して、共通の作像手段を使用し
て画像を記録できることを特徴としている。先ず、本発
明において制御対象となるTCフィルムのトナー除去手
段としてのTCクリーニング手段を備えた画像形成装置
の一例を図1乃至図5によって説明する。
【0024】この画像形成装置は、図1に示すように、
給紙トレイAと、給紙トレイBとの2つの給紙トレイを
有している。これらの給紙トレイA,Bは、それぞれ並
列に配置されており、どちらの給紙トレイも差異なく構
成されている。ここでは、説明の便宜上、給紙トレイA
にTCフィルムが、給紙トレイBに普通紙がセットされ
ているものとする。
【0025】図1において、給紙トレイBにセットされ
た束状の普通紙は、給紙ローラ1により給紙トレイBか
ら引き出され、分離パット35により最上位の1枚のみ
が給紙ローラ1の回転により搬送される。給紙ローラ1
により搬送された普通紙は、搬送ローラ37により、レ
ジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40からな
る一対のレジストローラに搬送されて、このレジストロ
ーラのニップ部に突き当てられる。この際、レジスト前
センサー31により普通紙の先端が検知されて、この普
通紙に対する画像書き込みのタイミングがとられる。
【0026】一方、上述のようにして普通紙が給紙搬送
されている間に、感光体10には光学ユニット5により
原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体10上の
潜像が、現像手段4から供給されるトナーによって可視
像化される。次いで、レジスト前センサー31によりタ
イミングをとられて回転するレジストローラにより感光
体10に向けて送り出された普通紙は、転写分離手段8
により、感光体10からトナー画像を転写される。トナ
ー画像を転写された普通紙は、搬送ガイド板13の裏面
側に配設されているファン36の吸引力により、搬送ガ
イド板13に吸着されながら定着手段34に向けて搬送
される。定着手段34に搬送された普通紙は、一対の加
圧ローラ19及び加熱ローラ20により、加圧・加熱さ
れて転写されたトナー画像を定着される。
【0027】この定着手段34の下流部には、TCフィ
ルムへの画像記録時のみに機能するTCクリーニング手
段24が配設されており、普通紙への画像記録時には、
このTCクリーニング手段24が、図1において矢印a
方向に変位した位置(実線で示す位置)に退避してい
る。これにより、定着出口上ガイド板22及び定着出口
下ガイド板23によってガイドされて、定着手段34か
ら排出された普通紙は、そのままの状態で搬送ローラ3
8により更に搬送され、排紙ガイド板28を通して、排
紙ローラ29により排紙トレイ30上に排出される。
【0028】次に、この画像形成装置におけるTCフィ
ルムへの画像記録について説明する。図1において、給
紙トレイAにセットされた束状のTCフィルムは、給紙
ローラ1により給紙トレイAから引き出され、分離パッ
ト35により最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転に
より搬送される。ここで、給紙トレイAにセットされる
TCフィルムは、予め初期化(白濁化)されている。給
紙ローラ1により搬送されたTCフィルムは、搬送ロー
ラ37により、レジスト駆動ローラ9及びレジスト従動
ローラ40からなる一対のレジストローラに搬送され
て、このレジストローラのニップ部に突き当てられる。
この際、レジスト前センサー31によりTCフィルムの
先端が検知されて、このTCフィルムに対する画像書き
込みのタイミングがとられる。
【0029】一方、上述のようにしてTCフィルムが給
紙搬送されている間に、感光体10には光学ユニット5
により原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体1
0上の潜像が、現像手段4から供給されるトナーによっ
て可視像化される。次いで、レジスト前センサー31に
よりタイミングをとられて回転するレジストローラによ
り感光体10に向けて送り出されたTCフィルムは、転
写分離手段8により、感光体10からトナー画像を転写
される。ここまでのTCフィルムへの作像工程は、前述
した普通紙への作像工程と何ら変わるところはない。
【0030】そして、このTCフィルムへの画像記録時
には、トナー画像を転写されたTCフィルムが、搬送ガ
イド板13の裏面側に配設されているファン36の吸引
力により、搬送ガイド板13に吸着されながら搬送され
る際に、この搬送ガイド板13に対して、搬送経路を挾
んで対向して配設された照射手段15の照射ランプ16
が点灯する。この照射ランプ16の照射光は、反射板1
7及び集光レンズ18により、搬送ガイド板13上のT
Cフィルムのフィルム面に集光・照射される。このと
き、TCフィルム自体は白濁状態で、また、その表面に
は未定着のトナー画像が転写されている。従って、照射
ランプ16、及び、反射板17、集光レンズ18により
照射・集光された照射光は、TCフィルムのフィルム面
の黒部となる未定着のトナー画像部では吸収されて、こ
の黒部の温度を上昇させるも、このフィルム面の他の白
濁状態となる部分(非画像部)では反射されて、何らの
作用も与えない。これにより、TCフィルムのフィルム
面のトナー画像部と非画像部との間に温度差が生じ、こ
のTCフィルムのトナー画像部のみが、この温度差によ
り白濁状態から透明状態に変色することによって、この
TCフィルム面上に、白濁部(非画像部)と透明部(ト
ナー画像部)とからなる画像が記録される。
【0031】このような白濁部の加熱変色により画像が
記録されたTCフィルムは、ファン36の吸引力により
搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に向け
て搬送される。ここで、このTCフィルムへの画像記録
時においては、定着手段34に搬送されたTCフィルム
のフィルム面が加熱ローラ20に当接して再加熱される
ことにより、このフィルム面上に記録された画像が失わ
れないようにするために、この定着手段34の加熱ロー
ラ20が、予め、図1において矢印b方向に変位され、
TCフィルムのフィルム面に接触しない位置(鎖線位
置)、すなわち、TCフィルムに加熱ローラ20の熱が
伝わらない位置に退避されている。
【0032】また、このTCフィルムへの画像記録時に
は、TCクリーニング手段24が、図1において矢印a
と反対の方向に変位した位置(鎖線で示す位置)に、後
述するタイミングで上昇し、一対のローラからなる搬送
ローラ38のうちのTCフィルムの背面(トナー像が転
写されていない面)に位置するローラ38aの周面に、
このクリーニング手段24のブレード25が当接されて
いる。ここで、このローラ38aに対するブレード25
の当接力は、ローラ38aとTCフィルムとの摩擦力
が、ブレード25とTCフィルムとの摩擦力よりも大き
くなるように設定されている。これにより、再加熱され
ずに定着手段34を通過したTCフィルムは、定着出口
上ガイド板22及び定着出口下ガイド板23によりガイ
ドされて、ローラ38aの回転に従って搬送される。そ
して、このTCフィルムは、ローラ38aにより搬送さ
れる際に、そのフィルム面上に転写されたトナーがブレ
ード25によって掻き落される。このTCフィルムのフ
ィルム面上から掻き落されたトナーは、クリーニング手
段24内に配設された回収ローラ26により回収ボトル
27内に回収される。このようにして転写トナーを掻き
落されることによって白濁部(非画像部)と透明部(画
像部)とからなる画像が記録されたTCフィルムは、一
対のローラからなる搬送ローラ38により更に搬送さ
れ、排紙ガイド板28によりガイドされて、排紙ローラ
29により排紙トレイ30上に排出される。
【0033】なお、図1において、給紙ガイド板2は、
給紙ローラ1により給送された普通紙及びTCフィルム
がレジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40ま
で搬送される間をガイドする機能を有している。転写前
ガイド板11は、レジスト駆動ローラ9及びレジスト従
動ローラ40により搬送された普通紙あるいはTCフィ
ルムを感光体10に向けてガイドする機能を有してい
る。定着入口上ガイド板14及び定着入口下ガイド板3
9は、感光体10から分離搬送された普通紙あるいはT
Cフィルムを定着手段34の加圧ローラ19及び加熱ロ
ーラ20のニップ部にガイドする機能を有している。定
着手段34に配設されたサーミスタTは、加熱ローラ2
0の表面温度を検知する機能を有しており、この検知信
号に基づいて加熱ローラ20内に配置されたヒーター2
1の発熱量が制御されることにより、加熱ローラ20の
加熱温度が可変される。感光体10の周囲に配設された
帯電手段6は、放電により感光体10の表面電位を初期
化する機能を有している。排紙ガイド板28の搬送経路
に配置された排紙センサー32は、定着手段34から搬
送された普通紙あるいはTCフィルムの所定タイミング
での通過の有無を検知して、普通紙あるいはTCフィル
ムのジャム等の検知を行なっている。
【0034】上述のように、この画像形成装置によれ
ば、従来の普通紙への作像を行なう電子写真プロセスを
用いてTCフィルムへの作像ができるので、TCフィル
ムの画像記録のために大掛かりな専用の作像手段を付加
する必要がなく、コストや装置容積の増加、及び、画像
形成制御系の複雑化を抑制することができる。
【0035】なお、この画像形成装置において使用済み
のTCフィルムを初期化するためには、給紙搬送された
TCフィルムに対して、画像の書き込みを行なわずに、
普通紙を給紙する場合と同じプロセスを実行すればよ
い。具体的には、先ず、給紙トレイAまたは給紙トレイ
Bに使用済みのTCフィルムをセットし、給紙ローラ
1、搬送ローラ37、及びレジスト駆動ローラ9,レジ
スト従動ローラ40により、この最上位の一枚の使用済
みのTCフィルムを給紙搬送する。この際、画像信号を
送らず、感光体10に対して光学ユニット5が画像を潜
像として書き込まないようにし、現像手段4による感光
体10へのトナー付着が行なわれないようにする。これ
により、使用済みのTCフィルムは、そのフィルム面に
トナーが付着されることなく転写分離手段8を通過す
る。トナーが付着せずに搬送された使用済みのTCフィ
ルムは、定着手段34を通過する際に、この定着手段3
4の加熱ローラ20により、TCフィルムの透明部(画
像部)を白濁色に変色させる温度に、その全面が加熱さ
れる。これにより、TCフィルムの全面が白濁色に初期
化され、透明部と白濁部によって記録されていた使用済
みの画像が消去される。この消去工程では、TCフィル
ムのフィルム面上にトナーが付着されていないので、T
Cクリーニング手段24は、図1において矢印aに移動
し、ブレード25が搬送ローラ38aから離れた状態に
臨んでいる。このようにして初期化されたTCフィルム
は、搬送ローラ38により更に搬送され、排紙ガイド板
28によりガイドされて、排紙ローラ29により排紙ト
レイ30上に排出される。
【0036】次に、図2に示す全体制御ブロック図を参
照して、上述した画像形成装置の制御動作について説明
する。この画像形成装置の各種入力、出力、及び制御信
号は、図2に示すメイン制御部901において一括して
処理される。図2において、メイン制御部109への動
作要求入力としては、図5に示す操作部903からの操
作者のキー押下による設定入力や、ファックス受信装置
またはホスト・コンピュータなどに代表される画像情報
入力部904からの画像情報、コマンドなどがある。ま
た、本装置制御のための入力としては、レジスト前セン
サー31、排紙センサー32によるタイミング検知信
号、サーミスタTによる温度検知信号、及び機内温度セ
ンサー906による温度検知信号などがある。メイン制
御部901からの出力、制御信号は、給紙ローラ1、レ
ジスト駆動ローラ9、光学ユニット5、現像手段4、帯
電手段6、転写分離手段8、感光体10、搬送切り替え
手段12、照射手段15、加圧ローラ19、加熱ローラ
20、ヒーター21、TCクリーニング手段24、排紙
ローラ29などの制御対象にそれぞれ出力される。ここ
で、制御のためのプログラムやプログラム実行に必要な
種々の設定データなどは、例えばROMのような記憶部
902に納められており、また、動作時のタイミング生
成には、内部タイマー905が利用される。
【0037】また、この画像形成装置のようなONE−
PATH方式の制御例として、TCフィルムへの画像記
録動作のタイミングチャートを図3に、普通紙への画像
記録動作のタイミングチャートを図4にそれぞれ示す。
すなわち、TCフィルムへの画像記録時には、図3に示
すように、先ず、スタート信号を受けることにより、給
紙ローラ1を起動してTCフィルムの給紙を開始し、こ
れと同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29
の動作を開始するとともに、TCフィルムの定着部通過
状態となるように定着手段34の位置を遷移させる。次
に、画像情報入力部904より画像情報の受信を開始
し、レジスト前センサー31のTCフィルム先端の検出
信号に基づいて、給紙ローラ1を停止し、光学ユニット
5による感光体10への画像情報の書込を開始するとと
もに、タイミングをとってレジスト駆動ローラ9を起動
し、その後、転写分離手段8、照射手段15、TCクリ
ーニング手段24をそれぞれ起動する。そして、画像情
報の入力が終了した時点で、光学ユニット5及び帯電手
段6の動作を停止し、レジスト前センサー31のTCフ
ィルム後端の検出信号に基づいて、レジスト駆動ローラ
9を停止する。更に、排紙センサー32によってTCフ
ィルムの排紙完了が検知されることにより、転写分離手
段8、及び現像手段4を停止させ、追って、排紙ローラ
29、照射手段15、定着手段34、TCクリーニング
手段24の動作をそれぞれ停止させる。
【0038】また、普通紙への画像記録時には、図4に
示すように、先ず、スタート信号を受けることにより、
給紙ローラ1を起動して普通紙の給紙を開始し、これと
同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29の動
作を開始するとともに、普通紙の定着部通過状態となる
ように定着手段34の位置を遷移させ、ヒーター21を
オンにして定着手段34を起動させる。次に、画像情報
入力部904より画像情報の受信を開始し、レジスト前
センサー31の普通紙先端の検出信号に基づいて、給紙
ローラ1を停止し、光学ユニット5による感光体10へ
の画像情報の書込を開始するとともに、タイミングをと
ってレジスト駆動ローラ9を起動し、その後、転写分離
手段8を起動する。そして、画像情報の入力が終了した
時点で、光学ユニット5及び帯電手段6の動作を停止
し、レジスト前センサー31の普通紙後端の検出信号に
基づいて、レジスト駆動ローラ9を停止する。更に、排
紙センサー32によって普通紙の排紙完了が検知される
ことにより、転写分離手段8、及び現像手段4を停止さ
せ、追って、排紙ローラ29、定着手段34の動作をそ
れぞれ停止させる。
【0039】一方、図5において、タイマーキー701
は、タイマーの時刻をセットするときに押され、このタ
イマーキー701によりタイマーがセットされていると
き、及びタイマーが作動しているときには、タイマー表
示702が点灯される。また、プログラムキー703
は、プログラムを記憶させるとき、及びプログラムの呼
び出しをするときに押され、このプログラムを使用して
いるときには、プログラム表示704が点灯される。エ
ンターキー705は、寸法変倍や編集機能、プログラム
ナンバーの設定時に押される。テンキー706は、コピ
ー(画像記録)枚数をセットするとき、寸法変倍のと
き、綴代幅をセットするとき、プログラムをセットする
とき、及びプログラムナンバーの設定時に押される。ガ
イダンスキー707は、コピー操作の方法や、各キーの
操作の説明をガイダンス表示部708に表示したいとき
に押され、このガイダンスキー707を使用していると
きには、ガイダンスキー表示708が点灯される。表示
パネル709には、各種の情報が表示される。寸法変倍
キー710は、原稿の寸法を入力するときに押され、こ
の寸法変倍選択状態のときには、寸法変倍表示711が
点灯される。センタリングキー712は、コピー画像を
用紙(普通紙またはTCフィルム)の中央に移動させた
いときに押され、センタリング選択状態のときには、セ
ンタリング表示713が点灯される。綴代調整キー71
4は、コピーの左右に綴代(余白)をつくりたいときに
押され、綴代表示715には、選択された綴代が表示さ
れる。ソーターキー719は、ソーターを使用するとき
に押され、ソーター使用時で、ソート状態のときには、
ソート表示717が点灯される(オプション)。スタッ
ク表示718は、ソーター使用時で、スタック状態のと
きに点灯される(オプション)。両面キー720は、両
面コピーをとるときに押され、この両面コピーの状態の
ときには、両面表示716が点灯される。ページ連写キ
ー722は、見開き原稿を自動的に片面ずつコピーする
とき、及び両面原稿(但し、この両面原稿にはオプショ
ンの自動給紙装置;DFが必要)を自動的に片面ずつコ
ピーするときに押され、このページ連写状態のときに
は、ページ連写表示721が点灯される。消去キー72
4は、枠消去、外消去、内消去等の編集コピーをとると
きに押され、この編集コピーの状態のときには、消去表
示723が点灯される。用紙指定変倍キー726は、用
紙指定変倍コピーをとるときに押され、この用紙指定変
倍コピーの状態のときには、用紙指定変倍表示725が
点灯される。ズーム変倍キー727は、コピー倍率を自
由に選択するときに押される。縮小キー728は、縮小
コピーをとるときに押される。拡大キー729は、拡大
コピーをとるときに押される。当倍キー730は、当倍
コピーに戻すときに押される。用紙選択キー731は、
コピー用紙のサイズを選択するときに押される。自動用
紙選択キー732は、コピー用紙のサイズを自動的に選
択するときに押される。濃度調整キー733は、コピー
画像の濃淡を調整するときに押される。自動濃度キー7
34は、コピー画像の濃淡を自動的に濃度調整させると
きに押される。クリア・ストップキー735は、セット
枚数を変更したいときや、連続コピーを途中で停止させ
たいとき、及びプログラムナンバーの設定時に押され
る。スタートキー736は、コピーをとるとき、すなわ
ち、普通紙またはTCフィルムに画像を形成させるとき
に押される。割込みキー737は、連続コピーの途中
で、他の原稿を割り込ませてコピーしたいときに押され
る。予熱表示738は、装置の発熱部が予熱状態のとき
に点灯される。モードクリア・予熱キー739は、各種
モードを標準モードに戻すときや、予熱状態と通常の状
態を切り替えるとき、及びプログラムナンバーの設定時
に押される。カバーモードキー740は、表紙をつけて
コピーするときに押される。TCモードキー741は、
TCフィルムに画像を記録するときに押される。追加作
像モードキー742は、TCフィルムに追加作像すると
きに押される。ワンタッチプリントキー743は、TC
フィルムに試し記録後に、普通紙に再度記録するときに
押される。
【0040】図5において、1つのキーに複数の表示が
あるものは、キーの押下によりローテーション表示をす
るものであって、モードとしては両立しない。また、こ
の操作部903のガイダンス表示部は、前述した画像形
成装置の操作及び警告のためにメッセージを表示するよ
うに構成されている。なお、ここでは、画像形成装置と
して複写機を例にとって説明したが、複写機以外の画像
形成装置、例えば、プリンタやファクシミリ等において
も同様に構成される。
【0041】ところで、上述のような普通紙シート及び
TCフィルムを適用可能とした画像形成装置おいて、普
通紙シートへのトナー像の定着手段として熱定着手段を
使用した場合には、この熱定着手段の熱が、TCフィル
ムへの画像形成プロセスに悪影響を及ぼす虞れがあり、
且つ、この熱定着が不要なTCフィルムへの画像形成プ
ロセスでの熱定着手段の作動により、電力が無駄に消費
される。そこで、本発明による画像形成装置では、TC
フィルムに画像を形成するプロセスでは、上記熱定着手
段の発熱を抑止する構成とする。図6に、本発明の画像
形成装置におけるTCモードのための初期設定の制御プ
ログラムを示す。このTCモード初期設定のプログラム
では、TCモードが選択されているか否かを表すTCモ
ードフラグをクリアし、操作部903上に設けられてい
るTCモード表示用のLEDを消灯する。
【0042】図7に、本発明の画像形成装置におけるT
Cモードの設定の制御プログラムを示す。このTCモー
ド設定のプログラムでは、先ず、操作部903からの入
力の有無を判断し、次いで、この操作部903からの入
力が、TCモードキー741からの入力であるか否かを
判断する。ここで、操作部903からの入力があり、且
つ、この入力がTCモードキー741であった場合に、
TCモードフラグが「0」であれば、このTCモードフ
ラグを「1」にして、TCモード表示用のLEDを点灯
させる。また、ここで、操作部903からの入力があ
り、且つ、この入力がTCモードキー741であった場
合に、TCモードフラグが「1」であれば、このTCモ
ードフラグを「0」にして、TCモード表示用のLED
を消灯させる。これにより、TCモードキー741によ
って、TCモード設定のトグル動作を行なう。ここで
は、TCモードという特殊なモードを設けたが、装置の
保守を行ない易くするために、既に一般的に行なわれて
いるような、記録枚数やジャム枚数のロギングを、TC
フィルム専用にカウンタを設けて行なうようにしてもよ
い。
【0043】図8に、本発明の第1の実施例における、
定着手段34の加熱ローラ20の表面温度の制御プログ
ラムを示す。図8において、TCモードフラグが「0」
である場合には、定着部温度、すなわち、加熱ローラ2
0の温度が、普通紙の定着温度(ここでは、185℃)
で安定するように、サーミスタTの検知により温度制御
を行なう。一方、TCモードフラグが「1」である場合
には、定着手段34を使用しないので、ヒーター21へ
の通電をしないようにする。ここで、普通紙の定着温度
は、普通紙の定着を行なうのに良好な温度であれば、異
なる温度であってもかまわない。これにより、この第1
の実施例では、TCフィルムに画像を形成するプロセス
での、必要のない定着手段34の発熱が抑止されるの
で、この定着手段34の発熱によるTCフィルムの画像
形成プロセスへの悪影響を低減できるとともに、定着手
段34の無駄な電力消費を防ぐことができる。
【0044】ところで、この第1の実施例のように、T
Cフィルムへ画像形成プロセスでの熱定着手段34の発
熱を完全に抑止した場合には、TCフィルムへの画像形
成中に、この定着手段34の加熱ローラ20の温度が低
下されてしまうため、TCフィルムへ画像を形成する状
態から普通紙へ画像を形成する状態に移行した際に、こ
の定着手段34が定着可能な状態に直ぐに復帰せず、普
通紙への画像形成が妨げられる虞れがある。そこで、本
発明の第2の実施例においては、TCフィルムに画像を
形成するプロセスでの定着手段34の発熱温度を、普通
紙に画像を形成するプロセスでの定着温度より僅かに低
い温度に維持する構成とする。図9にこの第2の実施例
における、定着手段34の加熱ローラ20の表面温度の
制御プログラムを示す。図9において、TCモードフラ
グが「0」である場合には、前記第1の実施例と同様
に、加熱ローラ20の温度が、普通紙の定着温度(ここ
では、185℃)で安定するように、サーミスタTの検
知により温度制御を行なう。一方、TCモードフラグが
「1」である場合には、普通紙の定着温度より僅かに低
い温度(ここでは、175℃)で安定するように温度制
御を行なう。このTCモード時おける制御温度は、普通
紙の定着を行なうのに良好な温度よりも低温であり、モ
ードがこのTCモードからPPモードに切り換えられた
ときに、定着手段34の温度が、普通紙の定着に適した
温度に、速やかに復帰できる温度であれば、異なる温度
であってもかまわない。これにより、この第2の実施例
では、TCフィルムへの画像形成プロセスにおける定着
手段34の発熱温度が、普通紙に画像を形成するプロセ
スでの定着温度より僅かに低い温度に維持されるので、
前記第1の実施例と同様に、定着手段34の発熱による
TCフィルムの画像形成プロセスへの悪影響を低減で
き、定着手段34の無駄な電力消費を防ぐことができる
るとともに、TCフィルムへ画像を形成する状態から普
通紙へ画像を形成する状態に移行した際に、この定着手
段34が定着可能な状態に速やかに復帰でき、普通紙へ
の画像形成が妨げられることがない。
【0045】しかしながら、この第2の実施例では、そ
の定着手段34が画像定着可能な状態に復帰するまで
に、多少の時間を要するため、TCフィルムへ画像を形
成する状態から普通紙へ画像を形成する状態に移行した
直後の定着手段34の発熱温度は、必ずしも普通紙に適
した定着温度であるとは限らない。そこで、本発明の第
3の実施例では、定着手段34を発熱体(ヒーター21
を内蔵した加熱ローラ20)と非発熱体(加圧ローラ1
9)とで構成して、TCフィルムへの画像形成状態では
上記発熱体と上記非発熱体とを分離し、普通紙への画像
形成状態では上記発熱体と上記非発熱体とを接触させる
とともに、定着手段34の状態が、TCフィルムへの画
像形成状態から普通紙への画像形成状態に移行した場合
に、上記発熱体を発熱させた状態で定着手段34を空駆
動(アイドリング)させる制御を行なう構成とする。図
10は、この第3の実施例における、定着アイドリング
制御のための初期設定のプログラムである。このプログ
ラムでは、モードの切り換えを認識するために、直前の
モードがTCモードであったかPPモードであったかを
知るための直前モードフラグの初期化を行なっている。
一方、図11は、この第3の実施例における定着アイド
リング制御を行なうか否かの判断を行なうプログラムで
ある。このプログラムでは、TCモードフラグと、上記
の直前モードフラグとを比較し、これらのフラグが一致
すれば、前のモードが継続中であることになり、この場
合は何も行なわずに待ち状態となる。ここで、それぞれ
のフラグが一致しなければ、モードが切り換えられたこ
とになるので、この場合には、直前モードフラグを現在
のTCモードフラグの内容に置き換える。次に、TCモ
ードフラグが「1」であった場合は、新たにTCモード
に切り替わったことを示しており、この場合には、TC
モード状態の時間を計測するためのタイマをリセットし
て再スタートさせる。一方、ここで、TCモードフラグ
が「0」であった場合は、PPモードに切り替わったこ
とを示しており、この場合には、タイマの値が所定時間
(ここでは、10分)以上であるかどうかを判断して、
この所定時間以上、TCモードが続いた場合にのみ、上
記の定着アイドリングを行なう。この第3の実施例で
は、TCフィルムへの画像形成が行なわれている間に、
定着手段34が放熱冷却されて、普通紙への画像形成に
不適当な状態になっても、定着手段34の状態が、TC
フィルムへの画像形成状態から普通紙への画像形成状態
に移行した場合に、ヒーター21を発熱させた状態で定
着手段34がアイドリング動作を行なうので、普通紙へ
の画像形成が行なわれる時点では、この定着手段34
が、必ず普通紙の定着に適した状態に加熱される。
【0046】図12は、本発明の第4の実施例における
定着アイドリング制御を行なうか否かの判断を行なうプ
ログラムである。このプログラムでは、先ず、第3の実
施例の場合と同様に、TCモードフラグと、上記の直前
モードフラグとを比較し、これらのフラグが一致すれ
ば、前のモードが継続中であることになり、この場合は
何も行なわずに待ち状態となる。ここで、それぞれのフ
ラグが一致しなければ、モードが切り換えられたことに
なるので、この場合には、直前モードフラグを現在のT
Cモードフラグの内容に置き換える。次に、TCモード
フラグが「0」であった場合は、新たにPPモードに切
り替わったことを示しており、この場合には、サーミス
タTにより、加熱ローラ20の表面温度を計測して、こ
の加熱ローラ20の表面温度が所定温度(ここでは、8
0℃)以下である場合にのみ、上記の定着アイドリング
を行なう。この第4の実施例における初期設定の手順
は、第3の実施例の場合と同様である。この第4の実施
例では、第3の実施例の効果に加え、TCフィルムへ画
像形成を行なう時間が短時間であった場合、すなわち、
加熱ローラ20の温度にさほど変化がなく、この加熱ロ
ーラ20の表面温度が所定温度以下とならない場合に
は、定着手段34のアイドリング動作を行なわないの
で、無駄なアイドリング動作がなく、アイドリングに要
する時間、すなわち、画像形成の待ち時間を短縮でき
る。また、この第4の実施例では、上記の効果に加え、
定着手段34の加熱ローラ20の温度によって定着アイ
ドリングを行なうかどうかを決定するので、周囲の環境
要因などに影響されることなく、より適切なアイドリン
グ動作を行なうことができる。
【0047】図13は、本発明の実施例における定着ア
イドリング処理のプログラムである。このプログラムで
は、先ず、加熱ローラ20を駆動回転させ、その駆動時
間を計るためのタイマをリセットして再スタートさせ
る。そして、タイマが比較的短い所定時間(ここでは、
3分)を超えたら、加熱ローラ20の駆動回転を停止
し、定着手段34のアイドリング処理を終了する。
【0048】図14は、定着手段34の移動タイミング
制御のためのプログラムである。ここでは、図6に示し
たように、TCモード設定の処理により、初期状態では
PPモードとなるので、定着手段34はPPモードの位
置へ移動される。
【0049】図15は、本発明の実施例における定着手
段34の移動の制御プログラムである。このプログラム
では、記録開始の合図となるスタートキーの押下を待
ち、このスタートキーが押下された後に、TCモードフ
ラグが「1」であり、且つ、定着手段34がPPモード
位置にある場合には、定着手段34をTCモード位置に
移動させて、作像処理を実行する。また、スタートキー
が押下された後に、TCモードフラグが「0」であり、
且つ、定着手段34がTCモード位置にある場合には、
定着手段34をPPモード位置に移動させて、作像処理
を実行する。ここで、その他の場合には、定着手段34
が既に所望の位置に臨んでいることになるので、何も行
なわずに、作像処理を実行する。このような制御を行な
う実施例では、画像形成装置に対して画像形成開始の指
示(スタートキーの押下)があった後に、初めて定着手
段34の状態が移行される。従って、この実施例では、
TCフィルムへ画像を形成する状態と普通紙シートへ画
像を形成する状態とを誤って切り換えた場合や、画像形
成を行なわずに切り換えのみを行なった場合でも、実際
に画像形成がスタートされるまで、この定着手段34の
状態が可変されないので、無駄な待ち時間が生じたり、
無駄な作動による摩耗等によって定着手段の寿命が不用
意に短くなる虞れがなくなる。
【0050】図16は、定着手段34の移動タイミング
制御のための他の例のプログラムである。ここでは、先
の説明の初期設定に加え、モードの切り換えを認識する
ために、直前のモードがTCモードであったかPPモー
ドであったかを知るための直前モードフラグの初期化を
行なっている。図17は、本発明の実施例における定着
手段34の他の例の移動制御プログラムである。このプ
ログラムでは、TCモードフラグと、上記の直前モード
フラグとを比較し、これらのフラグが一致しなければ、
モードが切り換えられたことになり、この場合には、同
一モード状態にある時間を計測するためのタイマをリセ
ットして再スタートさせるとともに、直前モードフラグ
を現在のTCモードフラグの内容に置き換える。一方、
TCモードフラグと、直前モードフラグとが一致した場
合には、以下の処理を行なう。すなわち、ここで、TC
モードフラグが「1」であり、且つ、定着手段34がP
Pモード位置にある場合には、タイマが所定時間(ここ
では、3秒)を超えていれば、定着手段34をTCモー
ド位置へ移動させる。また、ここで、TCモードフラグ
が「0」であり、且つ、定着手段34がTCモード位置
にある場合には、タイマが3秒を超えていれば、定着手
段34をPPモード位置へ移動させる。なお、モード切
り換え後、タイマが3秒経過する前に、スタートキーが
押下されるなどして記録を開始する状態になった場合
は、タイマが3秒経過する前に、定着手段34を所望の
位置に移動させる制御を行なう方法も考えられる。
【0051】この定着手段34の移動制御では、TCフ
ィルムへの画像形成状態と普通紙への画像形成状態とを
切り換えたときに、定着手段34の移動が一時的に保留
されるので、前述した移動制御の場合のように、その画
像形成開始の指示後に、定着手段の34状態を移行させ
るための移動時間が必ずかかるといったことがなくな
り、その稼働性が向上される。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、TCフィルムに画像を
形成するプロセスでの、必要のない定着手段の発熱が抑
止されるので、この定着手段の発熱によるTCフィルム
の画像形成プロセスへの悪影響を低減できるとともに、
定着手段の無駄な電力消費を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の構成を示す
概略断面図である。
【図2】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の全体制御ブ
ロック図である。
【図3】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置におけるTC
フィルム記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図4】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置における普通
紙記録時の全体制御タイミングチャートである。
【図5】本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと
普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の操作部を示
す概略図である。
【図6】本発明の実施例におけるTCモード初期設定の
動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例におけるTCモード設定の動作
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例における加熱ローラ表面温度の
制御動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施例における加熱ローラ表面温度の
他の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施例における定着アイドリングの
初期設定の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例における定着アイドリング判
断の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施例における定着アイドリング判
断の他の制御動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施例における定着アイドリング処
理の制御動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施例における定着手段の移動初期
設定の動作を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施例における定着手段の移動動作
を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施例における定着手段の他の移動
初期設定の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施例における定着手段の他の移動
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給紙ローラ 2 給紙ガイド板 4 現像手段 5 光学ユニット 6 帯電手段 7 感光体のクリーニング手段 8 転写分離手段 9 レジスト駆動ローラ 10 感光体 11 転写前ガイド板 12 搬送切り替え手段 13 搬送ガイド板 14 定着入口ガイド板 15 照射手段 16 照射ランプ 17 反射板 18 集光レンズ 19 加圧ローラ 20 加熱ローラ 21 ヒーター 22 定着出口上ガイド板 23 定着出口下ガイド板 24 TCクリーニング手段 25 ブレード 26 回収ローラ 27 回収ボトル 28 排紙ガイド板 29 排紙ローラ 30 排紙トレイ 31 レジスト前センサー 32 排紙センサー 34 定着手段 35 分離パット 36 ファン 37,38 搬送ローラ 39 定着入口下ガイド板 40 レジスト従動ローラ 901 メイン制御部 902 記憶部 903 操作部 904 画像情報入力部 905 内部タイマー A,B 給紙トレイ T サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 101 109 21/00 (72)発明者 佐川 泰博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大谷 雅人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 飛永 秀樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を加熱して普通紙シート上に
    定着させる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱する
    ことにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フ
    ィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙
    搬送し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上
    に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記
    感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転
    写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録
    フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照
    射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成
    し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦
    持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面
    上から除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形
    成装置において、上記可逆性感熱記録フィルムに画像を
    形成するプロセスでは、上記熱定着手段の発熱を抑止す
    ることを特徴とする可逆性感熱記録フィルムの画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を加熱して普通紙シート上に
    定着させる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱する
    ことにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フ
    ィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙
    搬送し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上
    に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記
    感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転
    写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録
    フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照
    射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成
    し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦
    持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面
    上から除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形
    成装置において、上記可逆性感熱記録フィルムに画像を
    形成するプロセスでの上記熱定着手段の発熱温度を、上
    記普通紙シートに画像を形成するプロセスでの上記熱定
    着手段の発熱温度より僅かに低い温度に維持することを
    特徴とする可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置。
  3. 【請求項3】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を加熱して普通紙シート上に
    定着させる熱定着手段とを有し、所定の温度に加熱する
    ことにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フ
    ィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙
    搬送し、この給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上
    に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記
    感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転
    写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録
    フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照
    射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成
    し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦
    持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面
    上から除去する構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形
    成装置において、上記熱定着手段を発熱体と非発熱体と
    で構成して、上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成
    状態では上記発熱体と上記非発熱体とを分離し、上記普
    通紙シートへの画像形成状態では上記発熱体と上記非発
    熱体とを接触させるとともに、上記熱定着手段の状態
    が、上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成状態から
    上記普通紙シートへの画像形成状態に移行した場合に、
    上記発熱体を発熱させた状態で上記熱定着手段を空駆動
    させる制御を行なうことを特徴とする可逆性感熱記録フ
    ィルムの画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記熱定着手段を空駆動させる制御を、上
    記可逆性感熱記録フィルムへ画像を形成する状態を継続
    していた時間により制御することを特徴とする請求項3
    記載の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記熱定着手段を空駆動させる制御を、上
    記熱定着手段の状態が、上記可逆性感熱記録フィルムへ
    の画像形成が可能な状態から上記普通紙シートへの画像
    形成が可能な状態に移行した時点の、上記熱定着部の温
    度により制御することを特徴とする請求項3記載の可逆
    性感熱記録フィルムの画像形成装置。
  6. 【請求項6】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させ
    る定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより
    初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上
    記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し、こ
    の給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像
    書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に
    形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとと
    もに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを
    照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段によ
    り可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像
    形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されている
    トナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去す
    る構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置におい
    て、この画像形成装置に対して画像形成開始の指示があ
    った後に、上記定着手段の状態を、上記画像形成装置に
    対する上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成か上記
    普通紙シートへの画像形成かの指示の通りの状態へ移行
    させることを特徴とする可逆性感熱記録フィルムの画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】感光体に画像情報を静電潜像として書き込
    む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電
    潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用
    の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手
    段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上
    に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手
    段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させ
    る定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより
    初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上
    記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送し、こ
    の給紙搬送された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像
    書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に
    形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとと
    もに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを
    照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段によ
    り可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像
    形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されている
    トナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去す
    る構成の可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置におい
    て、この画像形成装置に対して、上記画像形成装置に対
    する上記可逆性感熱記録フィルムへの画像形成か上記普
    通紙シートへの画像形成かの指示があった一定時間後
    に、上記定着手段の状態を、上記指示通りの状態へ移行
    させることを特徴とする可逆性感熱記録フィルムの画像
    形成装置。
JP22178592A 1992-08-20 1992-08-20 可逆性感熱記録フィルムの画像形成装置 Pending JPH0667575A (ja)

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