JPH0683008A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法

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JPH0683008A
JPH0683008A JP23730792A JP23730792A JPH0683008A JP H0683008 A JPH0683008 A JP H0683008A JP 23730792 A JP23730792 A JP 23730792A JP 23730792 A JP23730792 A JP 23730792A JP H0683008 A JPH0683008 A JP H0683008A
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JP
Japan
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group
hydrogen atom
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silver halide
processing
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JP23730792A
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English (en)
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Satoru Kuze
哲 久世
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定液の保存性が向上し、安定液中の硫化物
の沈殿発生及びそれにより処理される感光材料の汚れ並
びに高速搬送処理を行った際の感光材料の傷の発生が改
良され、処理浴中からホルマリンを除去することが可能
であるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法の提
供。 【構成】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料を定着能を
有する処理浴で処理し、次いで他の処理浴を経ることな
く安定浴で処理する処理方法において、前記感光材料が
下記一般式〔B-1〕〜〔B-3〕で表される化合物の少
なくとも1種を含有し、かつ前記安定浴の安定液が下記
一般式〔F〕で表される化合物を含有するハロゲン化銀
カラー写真感光材料の処理方法。 【化37】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定着能を有する処理浴で
処理し、引き続いて実質的に水洗する事なく安定液で処
理するハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法に関
し、詳しくは安定液の保存安定性が改良され、高速搬送
処理時にも感光材料にキズの発生が少なく、かつ作業環
境の安全性の改善をはかることができるハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀カラー写真感光材料
は、画像露光の後、発色現像処理し、漂白、定着又は漂
白定着処理の如く定着能を有する処理を施し、次いで安
定、水洗等の処理工程で処理される。
【0003】しかし、近年水資源の不足、下水道料金お
よび光熱費の高騰等の経済的理由並びに公害的理由か
ら、水洗水量を減量し、かつ公害対策をとった処理工程
が望まれている。
【0004】従来、これらの対策としては、例えば水洗
槽を多段構成にして水を向流させる方法が西独特許第2,
920,222号及びエス・アール・ゴールドバッサー(S.R.G
oldwasser),「ウォータ・フロー・レイト・イン・イ
ンマージョン・ウォッシング・オブ・モーションピクチ
ャー・フィルム(Water Flow Rate in immersion-Washi
ng of Motion-picture Film)」SMPTE.Vol.64,24
8〜253頁,May.(1955)等に記載されている。
【0005】又、定着浴のすぐ後に予備水洗を設け、感
光材料に含有、付着して水洗工程中に入る公害成分を減
少させ、かつ水洗水量を減少させる処理方法も知られて
いる。
【0006】しかしながら、これらの技術は全く水洗水
を使わないという処理方法ではない。従って近年の水資
源が枯渇し、かつ原油の値上げ等で水洗のために経費が
増大している状況下では、益々深刻な問題になりつつあ
る。
【0007】一方、ハロゲン化銀が沃臭化銀である写真
感光材料に代表される撮影用カラー写真感光材料を処理
する際、水洗浴につづく最終処理工程にホルマリンを含
有する安定浴が一般に用いられている。
【0008】前記安定浴に用いられるホルマリンはカラ
ー写真感光材料の物性、特にカラー写真感光材料表面の
傷の発生や経時によって写真感光材料が次第に硬膜され
ていくことによる階調の変化等を防止する効果があり、
更にカラー写真感光材料中に残存する未反応カプラーに
よる色素画像の安定性の劣化に対しても効果があること
が知られている。
【0009】しかしながら、安定浴中に色素画像安定化
等の目的で添加されているホルマリンは感光材料に付着
して前浴(定着能を有する処理液)から持ち込まれる亜
硫酸イオンと付加物を形成し、本来の目的である色素画
像安定化効果が減少するばかりか、硫化を促進する欠点
がある。これらを解決するため米国特許第4,786,583号
明細書に示される様にアルカノールアミンを用いること
が提案されているが、該アルカノールアミンを用いると
未露光部イエローステインに悪影響を及ぼす傾向にあ
り、又硫化防止効果も充分といえるものではなかった。
【0010】また、ホルマリンに関し、米国において
は、CIIT(化学工業協会毒性研究所)がホルマリン
15ppmでラットに鼻腔ガンが発生したと発表しており、
又、NIOS(米国立労働安全衛生研究所)、ACGI
H(産業衛生政府専門官会議)でも発ガンの可能性あり
としている。ヨーロッパにおいてもホルマリンは強い規
制を受けているものであり、西独においては10年前より
住宅内ではホルマリンを0.1ppm以下にする様規制されて
いる。
【0011】さらに日本においては、ホルマリンの有害
性として、粘膜に対する刺激作用により劇物、劇薬物の
法律、労安法特化則の有機溶媒中毒規制あるいは家庭用
品への規制、繊維、合板に関する規制や昭和50年からは
新たに厚生省により下着類、ベビー用衣料に対し、ホル
マリン規制が実施される様になってきており、ホルマリ
ンを減少できる技術が待ち望まれていた。
【0012】さらに近年、実質的に水洗処理が行なわれ
ない迅速処理の安定工程に用いられる安定液(スタビラ
イザー)に、ホルマリン代替技術として例えば特開昭63
-244036号、特開昭62-27742号及び特開昭61-151538号明
細書に記載されているが如き、ヘキサメチレンテトラミ
ン系化合物、ヘキサヒドロトリアジン系化合物の使用が
知られてきている。しかしながら、これらヘキサメチレ
ンテトラミン系化合物、ヘキサヒドロトリアジン系化合
物を使用すると、色素に対する褪色を抑える効果はある
ものの、実質的に水洗水を用いず、定着液や漂白定着液
に引き続き安定液で処理する際には、とりわけ処理液が
長期に保存される場合や処理枚数が少ないときには、チ
オ硫酸塩が分解されて微細な硫化物の黒色沈殿が発生
し、処理される感光材料に付着し、汚れを発生するとい
う大きな問題を抱えていた。
【0013】さらに、大型の自動現像機では近年の迅速
処理化に伴ない高速搬送が行われる傾向にあり、この様
な状況下では自動現像機安定槽の下部ターンローラー部
に圧力がかかり、キズの発生が生じ易いという問題があ
ることが判った。
【0014】また、近年経済的理由ならびに公害的理由
から低補充量化される傾向にあり、かかる状況下では上
記問題点は益々重大な故障となってしまう。
【0015】
【発明の目的】そこで本発明の第1の目的は、安定液の
保存性を向上し、硫化物の沈殿発生を抑え、処理される
感光材料に汚れが発生するのをなくすることを可能にし
たハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法を提供す
ることにある。
【0016】また第2の目的は、高速搬送処理を行った
際にも、感光材料にキズの発生が改良されたハロゲン化
銀カラー写真感光材料の処理方法の提供にあり、さらに
第3の目的は、処理浴中よりホルマリンを除去ないし減
少することにより作業環境の安全性の向上をはかること
ができるハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法を
提供することにある。
【0017】この他の目的は、以下の詳細なる説明の中
で明らかとなろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく、鋭意検討の結果、本発明に至った。
【0019】即ち、ハロゲン化銀カラー写真感光材料を
定着能を有する処理浴で処理し、次いで他の処理浴を経
ることなく直接に安定浴で処理するハロゲン化銀カラー
写真感光材料の処理方法において、前記感光材料が下記
一般式〔B-1〕〜〔B-3〕で表される化合物の少なく
とも1種を含有し、かつ前記安定浴の安定液が下記一般
式〔F〕で表される化合物の少なくとも1種を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
理方法によって達成された。
【0020】
【化7】
【0021】式中、R1はアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニ
ル基、アミノ基、カルボキシル基(その塩を含む)また
はスルホ基(その塩を含む)を表す。R2およびR3はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、ヒ
ドロキシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル
基(その塩を含む)またはスルホ基(その塩を含む)を
表す。Mは水素原子、アルカリ金属原子またはアンモニ
ウム基を表す。
【0022】
【化8】
【0023】式中、R4は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基、−R12
−OR13、−CONHR14(ここでR12はアルキレンを表し、R
13及びR14はそれぞれ水素原子、アルキル基又はアリー
ルアルキル基を表す。)又はアリールアルキル基を表
し、R5及びR6はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ハロ
ゲン化アルキル基又はアルキル基を表し、R7は水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ハロゲン
化アルキル基、アリールアルキル基、−R15−OR16又は
−CONHR17を表し(ここでR15はアルキレン基を表し、R
16及びR17はともに水素原子又はアルキル基を表
す。)、R8、R9、R10及びR11はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、アルキル基、アミノ基又は
ニトロ基を表す。
【0024】
【化9】
【0025】式中、R1及びR2は水素原子、置換基、又は
R1とR2は互いに縮合して窒素原子を1〜2含む環を形成
したものを表わす。また、R1とR2は同一でも異っていて
もよい。
【0026】本発明の好ましい態様としては、上記の処
理方法において、前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料
がビニルスルホン酸系硬膜剤を含有していることであ
る。
【0027】また前記安定液中に、下記一般式〔I〕又
は〔II〕で表される化合物を含有することである。
【0028】一般式〔I〕 R4−O−(R5−O)m−X 式中、Rは1価の有機基を表し、R5はエチレン基、ト
リメチレン基またはプロピレン基を表し、mは4〜50の
整数を表す。X1は水素原子、−SO3M1又は−PO3M2を表
す。ここでM1及びM2はそれぞれ水素原子、アルカリ金属
原子又はアンモニウム基を表す。
【0029】
【化10】
【0030】式中、R6は水素原子、ヒドロキシル基、低
級アルキル基、アルコキシ基、
【0031】
【化11】
【0032】R7、R8及びR9はそれぞれ水素原子又は低級
アルキル基(好ましくは炭素原子数が1〜4のアルキル
基であり、メチル基、エチル基、プロピル基等であ
る。)を表し、前記R7、R8及びR9はそれぞれ同一でも異
なっていてもよい。l1〜l3はそれぞれ0又は1〜30の整
数を表し、p、q1及びq2はそれぞれ0又は1〜30の整数
を表す。X2及びX3はエチレン基、トリメチレン基、
【0033】
【化12】
【0034】を表す。
【0035】
【発明の具体的構成】本発明に好ましく採用される処理
工程としては 発色現像→漂白→定着→安定 発色現像→漂白定着→安定 発色現像→漂白→漂白定着→安定 発色現像→定着→漂白定着→安定 黒色現像→水洗→反転→発色現像→調整→漂白→定
着→安定 が挙げられるが、好ましくは、及びの工程であ
る。また、本発明において定着能を有する処理浴(液)
という場合には、例えば上記の処理工程中の漂白定着、
又は定着等が挙げられる。
【0036】本発明において、安定浴は複数のタンクで
構成されることが好ましく、各タンク間を接続する液の
流れは感光材料の搬送方向と相対する方向となる多段向
流が好ましく、特には2〜4タンクで構成したものが好
ましい。
【0037】本発明において、安定浴への好ましい補充
量は感光材料1m2当たり670cc.以下であるが、極端な補
充量の削減は色素の褪色、乾燥後感光材料表面での塩の
析出等が起こるため、より好ましくは100cc.以上500cc.
以下であり、さらに特に好ましくは160〜460cc.であ
る。
【0038】安定液の補充量が670mlを超える場合に
は、本発明の効果が顕著でなく、低補充になればなる
程、本発明の効果が顕著となる。
【0039】本発明に於いて、補充量とは、実質的な補
充量を意味し、再生を行う際には、再生剤の補充量が補
充量となる。
【0040】更に具体的な補充量の設定は、安定浴のタ
ンク構成によって異なり、タンク数を増すほど低い数値
に設定することが可能である。
【0041】本発明において、安定液は、水であっても
よく、その補充量が、感光材料1m2あたり50ml〜3000ml
の範囲のものを意味し、本発明の目的の効果の点から
は、100ml〜2000mlの範囲が好ましい。
【0042】本発明に係わる安定浴のpHは6.0〜11.0の
範囲が好ましく、特に本発明の効果を促進する上から7
〜10.5の範囲特にpH7.5〜10が好ましい。また温度は15
〜70℃の範囲が好ましいが、より好ましくは20〜55℃の
範囲である。さらに本発明に係わる安定浴処理時間は12
0秒以下であることが好ましいが、より好ましくは3〜9
0秒であり、最も好ましくは6〜60秒である。
【0043】本発明において、定着能を有する処理浴と
安定浴並びに各安定浴間には、スクイジーを設けて十分
な液切りをすることが好ましく、これによって補充量の
節減と感光材料の汚れ防止をより効果的になし得ること
ができる。
【0044】本発明において、定着能を有する処理浴か
ら安定浴へのキャリーオーバー量は150cc./m2以下が本
発明の目的の効果から好ましく、より好ましくは10〜10
0cc./m2の範囲であり、20〜70cc./m2が特に好まし
い。
【0045】次に、本発明に用いられる一般式〔F〕で
示される化合物について説明する。
【0046】前記一般式〔F〕において、R1及びR2で表
される置換基としては特に制限はないが、代表的にはア
ルキル、アリール、アニリノ、アシルアミノ、スルホン
アミド、アルキルチオ、アリールチオ、アルケニル、シ
クロアルキル等の各基が挙げられるが、この他にハロゲ
ン原子及びシクロアルケニル、アルキニル、複素環、ス
ルホニル、スルフィニル、ホスホニル、アシル、カルバ
モイル、スルファモイル、シアノ、アルコキシ、アリー
ルオキシ、複素環オキシ、シロキシ、アシルオキシ、カ
ルバモイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、イミド、
ウレイド、スルファモイルアミノ、アルコキシカルボニ
ルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、複素環チオ
等の各基、ならびにスピロ化合物残基、有橋炭化水素化
合物残基等も挙げられる。
【0047】R1及びR2で表されるアルキル基としては炭
素数1〜10のものが好ましく、直鎖でも分岐でもよい。
【0048】R1及びR2で表されるアリール基としては、
フェニル基が好ましい。R1及びR2で表されるアシルアミ
ノ基としては、アルキルカルボニルアミノ基、アリール
カルボニルアミノ基等が挙げられる。
【0049】R1及びR2で表されるスルホンアミド基とし
ては、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニ
ルアミノ基等が挙げられる。
【0050】R1及びR2で表されるアルキルチオ基、アリ
ールチオ基におけるアルキル成分、アリール成分は前記
R1及びR2で表されるアルキル基、アリール基が挙げられ
る。
【0051】R1及びR2で表されるアルケニル基として
は、炭素数2〜11のもの、シクロアルキル基としては、
炭素数3〜10、特に5〜7のものが好ましく、アルケニ
ル基は直鎖でも分岐でもよい。
【0052】R1及びR2で表されるシクロアルケニル基と
しては、炭素数3〜12、特に5〜7のものが好ましい。
【0053】R1及びR2で表されるスルホニル基として
は、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基等;
スルフィニル基としては、アルキルスルフィニル基、ア
リールスルフィニル基等;ホスホニル基としては、アル
キルホスホニル基、アルコキシホスホニル基、アリール
オキシホスホニル基、アリールホスホニル基等;アシル
基としては、アルキルカルボニル基、アリールカルボニ
ル基等;カルバモイル基としては、アルキルカルバモイ
ル基、アリールカルバモイル基等;スルファモイル基と
しては、アルキルスルファモイル基、アリールスルファ
モイル基等;アシルオキシ基としては、アルキルカルボ
ニルオキシ基、アリールカルボニルオキシ基等;カルバ
モイルオキシ基としては、アルキルカルバモイルオキシ
基、アリールカルバモイルオキシ基等;ウレイド基とし
ては、アルキルウレイド基、アリールウレイド基等;ス
ルファモイルアミノ基としては、アルキルスルファモイ
ルアミノ基、アリールスルファモイルアミノ基等;複素
環基としては5〜7員のものが好ましく、具体的には2-
フリル基、2-チエニル基、2-ピリミジニル基、2-ベンゾ
チアゾリル基等;複素環オキシ基としては5〜7員の複
素環を有するものが好ましく、例えば3,4,5,6-テトラヒ
ドロピラニル-2-オキシ基、1-フェニルテトラゾール-5-
オキシ基等;複素環チオ基としては、5〜7員の複素環
チオ基が好ましく、例えば2-ピリジルチオ基、2-ベンゾ
チアゾリルチオ基、2,4-ジフェノキシ-1,3,5-トリアゾ
ール-6-チオ基;シロキシ基としては、トリメチルシロ
キシ基、トリエチルシロキシ基、ジメチルブチルシロキ
シ基等;イミド基としては、コハク酸イミド基、3-ヘプ
タデシルコハク酸イミド基、フタルイミド基、グルタル
イミド基等;スピロ化合物残基としては、スピロ〔3.
3〕ヘプタン-1-イル等;有橋炭化水素化合物残基として
はビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン-1-イル、トリシクロ〔3.
3.1.137〕デカン-1-イル、7,7-ジメチル-ビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン-1-イル等が挙げられる。
【0054】これらR1及びR2で表される各基は更に置換
基を有するものを含み、好ましい具体的な置換基として
は、水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、
アミノ基、アシド基、アルコキシ基が挙げられる。
【0055】以下一般式〔F〕で表される化合物の例示
化合物を挙げる。
【0056】
【化13】
【0057】
【化14】
【0058】これら一般式〔F〕で表される化合物の具
体例のうちより好ましい化合物としては(F-1)、
(F-4)、(F-6)、(F-9)が挙げられる。
【0059】一般式〔F〕で表される化合物はハロゲン
化銀カラー写真感光材料用安定液中に含有せしめられ
る。なお本発明の効果を損なわない範囲で、安定液とと
もに漂白能を有する処理浴の前浴に用いられる処理液、
漂白能を有する処理液、定着能を有する処理液等にも含
有せしめられる。
【0060】一般式〔F〕で表される化合物の添加量は
安定液1リットル当たり0.05〜20gが好ましく、より好
ましくは0.1〜15gの範囲であり、特に好ましくは0.5〜
10gの範囲である。
【0061】次に、前記一般式〔I〕の化合物について
さらに説明すると、前記一般式〔I〕中のR4は一価の有
機基、例えば炭素原子数が4〜30、好ましくは6〜20の
アルキル基(例えばヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノ
ニル、デシル、ウンデシル又はドデシル等)、又は炭素
原子数が3〜20のアルキル基で置換されたアリール基で
あり、該アリール基の置換基は好ましくは炭素原子数3
〜12のアルキル基であり、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル又はドデシル等である。上記アリール基とし
てはフェニル、トリル、キシニル、ジフェニル又はナフ
チル等が挙げられ、好ましくはフェニル又はトリルであ
る。アリール基にアルキル基が結合する位置としては、
オルト、メタ、パラ位いずれでもよい。R5は置換されて
もよいエチレン基又は置換されてもよいトリメチレン基
を表し、mは4〜50の整数を表す。X1は水素原子、−SO
3M1又は−PO3M2を示し、M1及びM2はそれぞれ水素原子、
アルカリ金属原子(Na、K又はLi等)又はNH4を表す。
【0062】以下に、一般式〔I〕で示される具体的例
示化合物を示す。
【0063】
【化15】
【0064】
【化16】
【0065】これら、前記一般式〔I〕で示される化合
物は、本発明の安定液中に1リットル当たり0.1〜40gの
範囲で使用することができ、好ましくは0.3〜20gの範囲
である。
【0066】次に、前記一般式〔II〕で示される化合物
の具体例を示す。
【0067】
【化17】
【0068】
【化18】
【0069】
【化19】
【0070】
【化20】
【0071】これらポリオキシアルキレン基を有する水
溶性有機シロキサン系化合物の添加量は、安定液1リッ
トル当たり0.01〜20gの範囲で使用する際に良好な効果
を奏し、特に沈殿発生防止及びキズの発生防止に効果を
奏する。
【0072】0.01g/リットル未満では本発明の効果が
なく、20g/リットルを越えると有機シロキサン系化合
物が感光材料表面に大量に付着し、汚れを促進する結果
となる。
【0073】本発明の水溶性有機シロキサン系化合物
は、例えば、特開昭47-18333号、特公昭55-51172号、特
公昭51-37538号、特開昭49-62128号明細書及び米国特開
第3,545,970号明細書等に記載されてあるが如き一般的
な水溶性の有機シロキサン系化合物を意味する。
【0074】これら水溶性有機シロキサン系化合物はU
CC(ユニオンカーバイド社)や信越化学工業(株)等か
ら一般に入手することができる。
【0075】本発明において安定液には鉄イオンに対す
るキレート安定度定数が8以上であるキレート剤を含有
することが好ましい。ここにキレート安定度定数とは、
L.G.Sillen・A.E.Martell著,“Stability Constants of
Metal-ion Complexes",TheChemical Society,London(1
964)、S.Chaberek・A.E.Martell著,“Organic Sequeste
ring Agents",Willey(1959)等により一般に知られた定
数を意味する。
【0076】鉄イオンに対するキレート安定度定数が8
以上であるキレート剤としては、有機カルボン酸キレー
ト剤、有機リン酸キレート剤、無機リン酸キレート剤、
ポリヒドロキシ化合物等が挙げられる。なお、上記鉄イ
オンとは、第2鉄イオン(Fe3+)を意味する。
【0077】第2鉄イオンとのキレート安定度定数が8
以上であるキレート剤の具体的化合物例としては、下記
化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。即ち、エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェニ
ル酢酸、ジアミノプロパン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒ
ドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジヒドロキシエチル
グリシン、エチレンジアミン二酢酸、エチレンジアミン
二プロピオン酸、イミノ二酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ジアミノプロ
パノール四酢酸、トランスシクロヘキサンジアミン四酢
酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジア
ミンテトラキスメチレンホスホン酸、ニトリロトリメチ
レンホスホン酸、1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホス
ホン酸、1,1-ジホスホノエタン-2-カルボン酸、2-ホス
ホノブタン-1,2,4-トリカルボン酸、1-ヒドロキシ-1-ホ
スホノプロパン-1,2,3-トリカルボン酸、カテコール-3,
5-ジホスホン酸、ピロリン酸ナトリウム、テトラポリリ
ン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが挙げら
れ、特に好ましくはジエチレントリアミン五酢酸、ニト
リロ三酢酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、1-ヒド
ロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸等であり、中でも1
-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸が最も好まし
く用いられる。
【0078】上記キレート剤の使用量は安定液1リット
ル当たり0.01〜50gが好ましく、より好ましくは0.05〜2
0gの範囲で良好な結果が得られる。
【0079】また安定液に添加する好ましい化合物とし
ては、アンモニウム化合物が挙げられる。これらは各種
の無機化合物のアンモニウム塩によって供給されるが、
具体的には水酸化アンモニウム、臭化アンモニウム、炭
酸アンモニウム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム等である。これらは単用でも2以上の併用でもよい。
アンモニウム化合物の添加量は安定液1リットル当たり
0.001〜1.0モルの範囲が好ましく、より好ましくは、0.
002〜0.2モルの範囲である。
【0080】安定液は前記キレート剤と併用して金属塩
を含有することが好ましい。かかる金属塩としては、B
a、Ca、Ce、Co、In、La、Mn、Ni、Bi、Pb、Sn、Zn、T
i、Zr、Mg、Al又はSrの金属塩があり、ハロゲン化物、
水酸化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の無機
塩又は水溶性キレート剤として供給できる。使用量とし
ては安定液1リットル当たり1×10-4〜1×10-1モルの
範囲が好ましく、より好ましくは4×10-4〜2×10-2モル
の範囲である。
【0081】安定液には、有機酸塩(クエン酸、酢酸、
コハク酸、シュウ酸、安息香酸等)、pH調整剤(リン酸
塩、ホウ酸塩、塩酸、硫酸塩等)等を添加することがで
きる。これら化合物の添加量は安定浴のpHを維持するに
必要でかつカラー写真画像の保存時の安定性と沈殿の発
生に対し悪影響を及ぼさない範囲の量をどのような組み
合わせで使用してもさしつかえない。
【0082】なお、本発明においては公知の防黴剤を本
発明の効果を損なわない範囲で単用又は併用することが
できる。
【0083】本発明の処理においては安定液から銀回収
してもよい。例えば電気分解法(仏国特許2,299,667号
明細書記載)、沈殿法(特開昭52-73037号公報記載、独
国特許2,331,220号明細書記載)、イオン交換法(特開
昭51-17114号公報記載、独国特許2,548,237号明細書記
載)及び金属置換法(英国特許1,353,805号明細書記
載)等が利用できる。これら銀回収はタンク液中から電
解法又はアニオン交換樹脂を用いてインラインで銀回収
すると、迅速処理適性がさらに良好となるため、特に好
ましいが、オーバーフロー廃液から銀回収し、再生使用
してもよい。
【0084】また、安定液をイオン交換処理、電気透析
処理(特開昭61-28949号参照)や逆浸透処理(特開昭60
-240153及び特開昭62-254151号参照)等してもよい。
又、安定液に使用する水を予め脱イオン処理したものを
使用することも好ましい。即ち安定液の防黴性や安定液
の安定性及び画像保存性向上がはかれるからである。脱
イオン処理の手段としては、処理後の水洗水のCa、Mgイ
オンを5ppm以下にするものであればいかなるものでも
よいが、例えばイオン交換樹脂や逆浸透膜による処理を
単独或は併用することが好ましい。イオン交換樹脂や逆
浸透膜については公開技報87-1984号や公開技法89-2051
1号に詳細に記載されている。
【0085】安定液中の塩濃度は1000ppm以下が好まし
く、より好ましくは800ppm以下である。
【0086】安定化処理の後には水洗処理を全く必要と
しないが、極く短時間内での少量水洗によるリンス、表
面洗浄等は必要に応じて任意に行うことができる。
【0087】本発明において漂白液又は漂白定着液に好
ましく用いられる漂白剤は下記一般式〔A〕で表される
有機酸の第2鉄錯塩である。
【0088】
【化21】
【0089】一般式〔A〕において、A1〜A4はそれぞれ
同一でも異なってもよく、−CH2OH、−COOM3又は−PO3M
4M5を表す。M3、M4及びM5はそれぞれ水素原子、アルカ
リ金属原子(例えばナトリウム、カリウム)又はアンモ
ニウム基を表す。X4は炭素数3〜6の置換されてもよい
アルキレン基(例えばプロピレン、ブチレン、ペンタメ
チレン等)を表す。置換基としてはヒドロキシル基、炭
素数1〜3のアルキル基が挙げられる。
【0090】以下に、前記一般式〔A〕で表される化合
物の好ましい具体例を示す。
【0091】
【化22】
【0092】この他の具体的例示化合物としては、特願
平2-274026号明細書の89〜90頁に記載の(A-2)、
(A-3)、(A-5)〜(A-8)、(A-10)〜(A-1
2)が挙げられる。
【0093】これら(A-1)〜(A-12)の化合物の第
2鉄錯塩としては、これらの第2鉄錯塩のナトリウム
塩、カリウム塩又はアンモニウム塩を任意に用いること
ができる。本発明の目的の効果及び溶解度の点からは、
これらの第2鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用いら
れる。
【0094】前記化合物の中で、本発明において特に好
ましく用いられるものは、(A-1)である。
【0095】又、本発明の好ましい別の実施態様として
は、前記漂白剤の酸化力が十分高いこと、漂白カブリは
アンモニウム塩の場合に発生し易いことから、アンモニ
ウム塩は50モル%以下、好ましくは20モル%以下、特に
好ましくは10モル%以下で用いることもできる。
【0096】有機酸第2鉄錯塩の添加量は漂白液1リッ
トル当たり0.1〜2.0モルの範囲で含有することが好まし
く、より好ましくは0.15〜1.5モル/リットルの範囲で
ある。
【0097】前記一般式〔A〕で表される有機酸の第2
鉄錯塩とエチレンジアミン四酢酸等のその他の有機酸第
2鉄塩を2種以上を組合せて使用する場合は、本発明の
効果をより良好に奏するという点から前記一般式〔A〕
で表される化合物の第2鉄錯塩が70%(モル換算)以上
占めることが好ましく、より好ましくは80%以上であ
り、特に好ましくは90%以上であり、最も好ましくは95
%以上である。
【0098】有機酸鉄(III)錯塩は錯塩の形で使用し
てもよいし、鉄(III)塩、例えば硫酸第2鉄、塩化第
2鉄、酢酸第2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2
鉄などとアミノポリカルボン酸またはその塩を用いて溶
液中で鉄(III)イオン錯塩を形成させてもよい。また
錯塩の形で使用する場合は、1種類の錯塩を用いてもよ
いし、また2種類以上の錯塩を用いてもよい。さらに第
2鉄塩とアミノポリカルボン酸を用いて溶液中で錯塩を
形成する場合は第2鉄塩を1種類または2種類以上を使
用してもよい。更にまたアミノポリカボン酸を1種類ま
たは2種類以上使用してもよい。また、いずれの場合に
もアミノポリカルボン酸を鉄(III)イオン錯塩を形成
する以上に過剰に用いてもよい。
【0099】漂白液又は漂白定着液には、特願昭63-489
31号明細書に記載のイミダゾール及びその誘導体又は同
明細書記載の一般式〔I〕〜〔IX〕で表される化合物及
びこれらの例示化合物の少なくとも一種を含有すること
により迅速性に対して効果を奏しうる。
【0100】上記の漂白促進剤の他、特願昭60-263568
号明細書の51頁から115頁に記載の例示化合物及び特開
昭63-17445号明細書の22頁から25頁に記載の例示化合
物、特開昭53-95630号、同53-28426号公報記載の化合物
等も同様に用いることができる。
【0101】これらの漂白促進剤は単独で用いてもよい
し、2種以上を併用してもよく、添加量は一般に漂白液
1リットル当たり約0.01〜100gの範囲が好ましく、より
好ましくは0.05〜50gであり、特に好ましくは0.05〜15g
である。
【0102】漂白促進剤を添加する場合には、そのまま
添加溶解してもよいが、水、アルカリ、有機酸等に予め
溶解して添加するのが一般的であり、必要に応じてメタ
ノール、エタノール、アセトン等の有機溶媒を用いて溶
解して添加することもできる。
【0103】漂白液又は漂白定着液の温度は20〜50℃で
使用されるのがよいが、望ましくは25〜45℃である。漂
白液のpHは6.0以下が好ましく、より好ましくは1.0以上
5.5以下にすることである。なお、漂白液のpHはハロゲ
ン化銀感光材料の処理時の処理槽のpHであり、いわゆる
補充液のpHとは明確に区別されうる。
【0104】漂白液又は漂白定着液には、臭化アンモニ
ウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如きハロゲン化
物を通常添加して用いる。又、各種の蛍光増白剤や消泡
剤あるいは界面活性剤を含有せしめることもできる。
【0105】漂白液の好ましい補充量はハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料1m2当たり500cc.以下であり、好ま
しくは20cc.ないし400cc.であり、最も好ましくは40cc.
ないし350cc.であり、低補充量になればなる程、本発明
の効果がより顕著となる。
【0106】本発明においては漂白液又は漂白定着液の
活性度を高める為に処理浴中及び処理補充液貯蔵タンク
内で所望により空気の吹き込み又は酸素の吹き込みを行
ってよく、或は適当な酸化剤、例えば過酸化水素、臭素
酸塩、過剰酸塩等を適宜添加してもよい。
【0107】又酸素透過性の高い部材、例えばシリコー
ンゴム等を自動現像機のパイプ等として用いることもで
きる。
【0108】次に漂白工程後に採用される定着工程にお
ける定着液又は漂白定着液には、定着剤として少なくと
もチオシアン酸塩を含有することが好ましく、またチオ
硫酸塩とチオシアン酸塩の併用であってもよい。チオシ
アン酸塩としては、0.3モル/リットル以上が好まし
く、0.5〜3.0モル/リットルがより好ましい。
【0109】本発明に係る定着液又は漂白定着液の補充
量は感光材料1m2当たり900cc.以下が好ましく、より
好ましくは感光材料1m2当たり20〜750cc.であり、特
に好ましくは50〜620cc.である。本発明に係る定着液又
は漂白定着液のpHは4〜8の範囲が好ましい。
【0110】定着液又は漂白定着液に、特願昭63-48931
号明細書56頁に記載の一般式〔FA〕で表される化合物
及びこの例示化合物を添加してもよく、さらに、国際公
開WO91/08517号明細書5〜10頁に記載の一般式(1)
又は(2)で表される化合物を用いてもよく、漂白定着
液又は定着液を用いて少量感光材料を長期間にわたって
処理する際に発生するスラッジが極めて少ないという別
なる効果が得られる。
【0111】また、これら一般式〔FA〕で表される化
合物及び一般式(1)又は(2)で表される化合物の添
加量は処理液1リットル当たり0.1〜200gの範囲で好結
果が得られる。
【0112】定着液又は漂白定着液には亜硫酸塩及び亜
硫酸放出化合物を用いてもよい。これらの具体的例示化
合物としては、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム、亜
硫酸アンモニウム、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水
素カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸カリ
ウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニ
ウム等が挙げられる。さらに特願昭63-48931号明細書60
頁記載の一般式〔B-1〕又は〔B-2〕で表される化合
物も包含される。
【0113】これらの亜硫酸塩及び亜硫酸放出化合物
は、定着液1リットル当たり亜硫酸イオンとして少なく
とも0.05モルが適当であるが、0.08〜0.65モル/リット
ルの範囲が好ましく、0.10〜0.50モル/リットルの範囲
が特に好ましい。とりわけ特に0.12〜0.40モル/リット
ルの範囲が好ましい。
【0114】本発明に係わる定着能を有する処理液によ
る処理時間は任意であるが、3分30秒以下であることが
好ましく、より好ましくは10秒〜3分20秒、特に好まし
くは20秒〜3分の範囲である。
【0115】本発明においては、安定液、定着能を有す
る処理液、漂白液に強制的液撹拌を付与することが本発
明の実施態様として好ましい。この理由は本発明の目的
の効果をより良好に奏するのみならず、迅速処理適性の
観点からである。ここに強制的液撹拌とは、通常の液の
拡散移動ではなく、撹拌手段を付加して強制的に撹拌す
ることを意味する。強制的液撹拌手段としては、特開昭
64-222259号及び特開平1-206343号に記載の手段を採用
することができる。
【0116】又、本発明においては、定着槽から安定槽
等、各槽間のクロスオーバー時間が10秒以内、好ましく
は7秒以内が本発明とは別なる効果である漂白カブリに
対して効果があり、更にはダックヒル弁等を設置して感
光材料により持ち込まれる処理液を少なくする方法も本
発明を実施する上で好ましい態様である。
【0117】ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、
必要により「感光材料」又は「感材」と略す)に用いら
れるハロゲン化銀粒子は塩化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、
塩沃臭化銀いずれでもよく、本発明の効果を奏する上で
沃臭化銀が好ましく用いられる。
【0118】感光材料中の全ハロゲン化銀乳剤の平均の
沃化銀含有率は、0.1〜15モル%が好ましく、より好ま
しくは0.5〜12モル%であり、特に好ましくは1〜10モ
ル%である。
【0119】感光材料中の全ハロゲン化銀乳剤の平均粒
径は2.0μm以下が好ましく、より好ましくは0.1〜1.0μ
mである。
【0120】ハロゲン化銀乳剤が粒径/粒子の厚さの平
均値が5未満である粒子を含む場合には粒子サイズ分布
が単分散性であることが脱銀性の上から好ましい。
【0121】単分散性ハロゲン化銀乳剤とは、平均粒径
を中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重
量が全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものを言
い、好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上であ
る。
【0122】ここに、平均粒径は、粒径riを有する粒
子の頻度niとri3との積ni×ri3が最大になるときの
粒径と定義する(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5入
する)。
【0123】ここで言う粒径とは、球形のハロゲン化銀
粒子の場合は、その直径、また球状以外の形状の粒子の
場合はその投影像を同面積の円像に換算した時の直径で
ある。
【0124】粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍
から5万倍に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直
径又は投影時の面積を実測することによって得ることが
できる(測定粒子個数は無差別に1000個以上あることと
する)。
【0125】特に好ましい高度の単分散乳剤は、 (標準偏差/平均粒径)×100=分布の広さ(%) によって定義した分布の広さが20%以下のものであり、
更に好ましくは15%以下のものである。
【0126】ハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶でも双
晶でもその他でもよく、〔1.0.0〕面と〔1.1.1〕面の比
率は任意のものが使用できる。更に、これらのハロゲン
化銀粒子の結晶構造は、内部から外部まで均一なもので
あっても、内部と外部が異質の層状構造(コア・シェル
型)をしたものであってもよい。また、これらのハロゲ
ン化銀は潜像を主として表面に形成する型のものでも、
粒子内部に形成する型のものでもよい。さらに平板状ハ
ロゲン化銀粒子(特開昭58-113934号、特願59-170070号
参照)を用いることもできる。
【0127】ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法また
はアンモニア法等のいずれの調製法により得られたもの
でもよい。
【0128】また例えば種粒子を酸性法でつくり、更
に、成長速度の速いアンモニア法により成長させ、所定
の大きさまで成長させる方法でもよい。ハロゲン化銀粒
子を成長させる場合に反応釜内のpH、pAg等をコントロ
ールし、例えば特開昭54-48521号に記載されているよう
なハロゲン化銀粒子の成長速度に見合った銀イオンとハ
ライドイオンを逐次同時に注入混合することが好まし
い。
【0129】ハロゲン化銀粒子の調製は以上のようにし
て行われるのが好ましい。該ハロゲン化銀粒子を含有す
る組成物を、本明細書においてハロゲン化銀乳剤とい
う。
【0130】また更に、本発明のハロゲン化銀カラー写
真感光材料において、ハロゲン化銀乳剤は、リサーチ・
ディスクロージャーNo.308119(以下RD308119と略す)
に記載されているものを用いることができる。以下に記
載箇所を示す。
【0131】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 ヨード組成 993 I−A項 製造方法 993 I−A項及び994 E項 晶癖 正常晶 993 I−A項 双晶 〃 エピタキシャル 〃 ハロゲン組成 一様 993 I−B項 一様でない 〃 ハロゲンコンバージョン 994 I−C項 〃 置換 〃 金属含有 994 I−D項 単分散 995 I−F項 溶媒添加 〃 潜像形成位置 表面 995 I−G項 内部 〃 適用感材 ネガ 995 I−H項 ポジ(内部カブリ粒子含) 〃 乳剤を混合して用いる 995 I−J項 脱塩 995 II−A項 本発明において、ハロゲン化銀乳剤は、物理熟成、化学
熟成及び分光増感を行ったものを使用する。このような
工程で使用される添加剤は、リサーチ・ディスクロージ
ャーNo.17643、No.18716及びNo.308119(それぞれ、以
下RD17643、RD18716及びRD308119と略す)に記載されて
いる。
【0132】以下に記載箇所を示す。
【0133】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 化学増感剤 996 III−A項 23 648 分光増感剤 996 IV-A-A,B,C,D,E,H,I,J項 23〜24 648〜9 強色増感剤 996 IV-A-E,J項 23〜24 648〜9 かぶり防止剤 998 VI 24〜25 649 安定剤 998 VI 24〜25 649 本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記リサーチ
・ディスクロージャーに記載されている。以下に関連の
ある記載箇所を示す。
【0134】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕 〔RD18716〕 色濁り防止剤 1002 VII-I項 25 650 色素画像安定剤 1001 VII-J項 25 増白剤 998 V 24 紫外線吸収剤 1003 VIII C, XIII C項 25〜26 光吸収剤 1003 VIII 25〜26 光散乱剤 1003 VIII フィルタ染料 1003 VIII 25〜26 バインダ 1003 IX 26 651 スタチック防止剤 1006 XIII 27 650 硬膜剤 1004 X 26 651 可塑剤 1006 XII 27 650 潤滑剤 1006 XII 27 650 活性剤・塗布助剤 1005 XI 26〜27 650 マット剤 1007 X VI 現像剤(感光材料中に含有)1011 XX-B項 本発明には種々のカプラーを使用することができ、その
具体例は、上記リサーチ・ディスクロージャーに記載さ
れている。以下に関連ある記載箇所を示す。
【0135】 〔項目〕 〔RD308119の頁〕 〔RD17643〕〔RD18716〕 イエローカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 マゼンタカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 シアンカプラー 1001 VII-D項 VII C〜G項 DIRカプラー 1001 VII-F項 VII F項 BARカプラー 1002 VII-F項 その他の有用残基放出カプラー 1001 VII-F項 アルカリ可溶カプラー 1001 VII-E項 本発明に使用する添加剤は、RD308119 XIVに記載されて
いる分散法などにより、添加することができる。
【0136】本発明においては、前述RD17643 28頁、RD
18716 647〜8頁及びRD308119のXIXに記載されている支
持体を使用することができる。
【0137】感光材料には、前述RD308119 VII-K項に記
載されているフィルタ層や中間層等の補助層を設けるこ
とができる。
【0138】本発明の感光材料は、前述RD308119 VII-K
項に記載されている順層、逆層、ユニット構成等の様々
な層構成をとることができる。
【0139】本発明においては、感光材料中にビニルス
ルホン系硬膜剤を用いる際には、本発明の効果をより良
好に奏する。
【0140】ビニルスルホン系硬膜剤とは、スルホニル
基に結合したビニル基あるいはビニル基を形成しうる基
を有する化合物であり、好ましくは、スルホニル基に結
合したビニル基またはビニル基を形成しうる基を少なく
とも2つ有しているものである。例えば、下記一般式
〔VS-I〕で表される化合物が、本発明において好ましく
用いられる。
【0141】一般式〔VS-I〕 L-(SO2-X5)m 上記一般式〔VS-I〕において、Lはm価の連結基であ
り、X5は-CH=CH2または−CH2CH2Yであり、Yは塩基に
よってHYの形で脱離しうる基、例えば、ハロゲン原子、
スルホニルオキシ基、スルホオキシ基(塩を含む)、3
級アミンの残基等を表す。
【0142】mは2〜10の整数を表すが、mが2以上の
際、−SO2−X5は、同じでも、互いに異なっていてもよ
い。
【0143】m価の連結基Lは、例えば脂肪族炭化水素
基(例えば、アルキレン、アルキリデン、アルキリジン
等あるいはこれらが結合して形成される基)、芳香族炭
化水素基(例えば、アリーレン等あるいはこれらが結合
して形成される基)、−O−、−NR′−(R′は水素原子
または好ましくは炭素数1〜15個のアルキル基を表
す)、−S−、−N<、−CO−、−SO−、−SO2−または
−SO3−で示される結合を一つあるいは複数組合わせる
ことにより形成されるm価の基であり、−NR'−を二つ
以上含む場合、それらのR'同志が結合して環を形成して
もよい。連結基Lは更に、ヒドロキシル基、アルコキシ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アルキル基ま
たはアリール基等の置換基を有するものも含む。
【0144】X5の具体例としては、−CH=CH2または−
CH2CH2Cl等が好ましい。
【0145】以下に、ビニルスルホン系硬膜剤の代表的
具体例を示す。
【0146】
【化23】
【0147】これら以外の具体的例示化合物としては、
特願平2-274026号明細書の122〜128頁に記載の(V
S−1)、(VS-3)、(VS-5)、(VS-7)、(VS-8)、(VS-1
1)、(VS-13)〜(VS-21)、(VS-23)〜(VS-32)、(VS-34)〜
(VS-53)、(VS-55)〜(VS-57)が挙げられる。
【0148】本発明に用いられるビニルスルホン系硬膜
剤は、例えば、独国特許第1,100,942号および米国特許
第3,490,911号等に記載されている如き芳香属系化合
物、特公昭44-29622号、同47-25373号、同47-24259号等
に記載されている如きヘテロ原子で結合されたアルキル
化合物、特公昭47-8736号に記載されている如きスルホ
ンアミド、エステル系化合物、特開昭49-24435号等に記
載されている如き1,3,5-トリス〔β-(ビニルスルホニ
ル)-プロピオニル〕-ヘキサヒドロ-s-トリアジンある
いは特公昭50-35807号、特開昭51-44164号等に記載され
ている如きアルキル系化合物および特開昭59-18944号等
に記載されている化合物等を包含する。
【0149】これらのビニルスルホン系硬膜剤は、水ま
たは有機溶剤に溶解し、バインダー(例えばゼラチン)
に対して0.005〜20重量%、好ましくは0.02〜10重量%
用いられる。写真層への添加はバッチ方式あるいはイン
ライン添加方式等が採用される。これらの硬膜剤の写真
層への添加の層は特に限定されることは無く、例えば最
上層一層、最下層一層、あるいは全層に添加してもよ
い。
【0150】更に本発明においては、ハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料が下記一般式〔B-1〕〜〔B-3〕で表
される化合物の少なくとも一種を含有していることが好
ましい。
【0151】
【化24】
【0152】一般式〔B-1〕において、R1はアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、ヒドロキシル基、
アルコキシカルボニル基、アミノ基、カルボキシル基
(その塩を含む)又はスルホ基(その塩を含む)を表
す。R2及びR3はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、アミ
ノ基、ニトロ基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニ
ル基、カルボキシル基(その塩を含む)又はスルホ基
(その塩を含む)を表す。Mは水素原子、アルカリ金属
原子またはアンモニウム基を表す。
【0153】
【化25】
【0154】一般式〔B-2〕及び〔B-3〕において、
R4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
基、ハロゲン化アルキル基、−R12−OR13、−CONHR
14(ここでR12はアルキレン基を表し、R13及びR14はそ
れぞれ水素原子、アルキル基又はアリールアルキル基を
表す。)又はアリールアルキル基を表し、R5及びR6はそ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル基
又はアルキル基を表し、R7は水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基、アリ
ールアルキル基、−R15−OR16又は−CONHR17を表し(こ
こでR15はアルキレン基を表し、R16及びR17はともに水
素原子又はアルキル基を表す。)、R8、R9、R10及びR11
はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、
アルキル基、アミノ基又はニトロ基を表す。
【0155】一般式〔B-1〕で表される化合物の具体
例としては、下記例示化合物が挙げられる。
【0156】
【化26】
【0157】これらの以外の具体例としては特願平2-27
4026号明細書130〜132頁記載の(B-1-4)〜(B-1-
15)及び(B-1-17)が挙げられる。
【0158】上記一般式〔B-1〕で表される化合物
は、一部ミカン等の防腐剤として知られていて市販され
ているものもあり、当業者は容易に入手することができ
る。
【0159】上記例示化合物のうち好ましい化合物とし
ては(B-1-1)、(B-1-2)、(B-1-3)、(B
-1-4)及び(B-1-5)が挙げられる。
【0160】上記本発明に用いられる一般式(B-1)
で表される化合物は、本発明の安定液1リットル当たり
0.03〜50gで用いることが好ましく、より好ましくは0.1
2〜10gであり、特に好ましくは0.15〜5gである。
【0161】前記一般式〔B-2〕又は〔B-3〕で表さ
れる化合物の具体的な化合物例を以下に記載するが、こ
れらに限定されるものではない。
【0162】(B-2-1)2-メチル-4-イソチアゾリン-
3-オン (B-2-2)5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-
オン (B-2-3)2-メチル-5-フェニル-4-イソチアゾリン-3
-オン (B-2-4)4-ブロモ-5-クロロ-2-メチル-4-イソチア
ゾリン-3-オン (B-2-5)2-ヒドロキシメチル-4-イソチアゾリン-3-
オン (B-2-6)2-(2-エトキシエチル)-4-イソチアゾリン-
3-オン (B-2-7)2-(N-メチル-カルバモイル)-4-イソチアゾ
リン-3-オン (B-2-8)5-ブロモメチル-2-(N-ジクロロフェニル-
カルバモイル)-4-イソチアゾリン-3-オン (B-2-9)5-クロロ-2-(2-フェニルエチル)-4-イソチ
アゾリン-3-オン (B-2-10)4-メチル-2-(3,4-ジクロロフェニル)-4-
イソチアゾリン-3-オン (B-3-1)1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン (B-3-2)2-(2-ブロモエチル)-1,2-ベンズイソチア
ゾリン-3-オン (B-3-3)2-メチル-1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オ
ン (B-3-4)2-エチル-5-ニトロ-1,2-ベンズイソチアゾ
リン-3-オン (B-3-5)2-ベンジル-1,2-ベンズイソチアゾリン-3-
オン (B-3-6)5-クロロ-1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オ
ン これら例示化合物は、米国特許第2,767,172号明細書、
米国特許第2,767,173号明細書、米国特許第2,767,174号
明細書、米国特許第2,870,015号明細書、英国特許第84
8,130号明細書、フランス国特許第1,555,416号明細書等
に合成法及び他の分野への適用例が記載されている。又
市販されているものもあり、トップサイド300(パーマ
ケムアジア(株))、トップサイド600(パーマケムアジ
ア(株))、ファインサイドJ-700(東京ファインケミカ
ル(株))、Proxel GXL(I.C.I.(株))の商品名で入手す
ることが可能である。
【0163】これら一般式〔B-1〕〜〔B-3〕で表さ
れる化合物は、感光材料1m2当たり0.1〜500mgの範囲
で使用され、好ましくは、0.5〜100mgの範囲で使用され
る。また、これら〔B-1〕〜〔B-3〕で表される化合
物は2種以上組み合わせて使用してもよい。
【0164】本発明は、一般用もしくは映画用等に用い
られるカラーペーパー、カラーネガフィルム、カラーリ
バーサルフィルム、カラーリバーサルペーパー、ダイレ
クトポジカラーペーパー、映画用カラーフィルム、テレ
ビ用カラーフィルム等のカラー写真感光材料に適用する
ことができる。
【0165】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0166】実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料試料を作製した。
【0167】ハロゲン化銀写真感光材料中の添加量は特
に記載のない限り1m2当たりのグラム数を示す。又、ハ
ロゲン化銀及びコロイド銀は、銀に換算して示した。た
だし、増感色素については同一層のハロゲン化銀1モル
に対するモル数で示す。
【0168】 (感光材料試料) 第1層;ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.18 UV吸収剤(UV−1) 0.23 高沸点溶媒(Oil−1) 0.18 ゼラチン 1.2 第2層;第1中間層 ゼラチン 1.1 第3層;低感度赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm,AgI 2.0モル%) 1.0 増感色素(SD−1) 1.8×10-5(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 2.8×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 3.0×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.72 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.07 DIR化合物(D−1) 0.03 DIR化合物(D−3) 0.02 高沸点溶媒(Oil−1) 0.60 ゼラチン 1.1 第4層;中感度赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm,AgI 8.0モル%) 0.85 増感色素(SD−1) 2.1×10-5(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 1.9×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 1.9×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−2) 0.28 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.03 DIR化合物(D−1) 0.01 高沸点溶媒(Oil−1) 0.26 ゼラチン 0.6 第5層;高感度赤感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm,AgI 8.0モル%) 1.5 増感色素(SD−1) 1.9×10-5(モル/銀1モル) 増感色素(SD−2) 1.7×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−3) 1.7×10-4(モル/銀1モル) シアンカプラー(C−1) 0.07 シアンカプラー(C−2) 0.08 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.02 DIR化合物(D−1) 0.025 高沸点溶媒(Oil−1) 0.17 ゼラチン 1.2 第6層;第2中間層 ゼラチン 0.6 第7層;低感度緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm,AgI 2.0モル%) 1.1 増感色素(SD−4) 6.8×10-5(モル/銀1モル) 増感色素(SD−5) 6.2×10-4(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.54 マゼンタカプラー(M−2) 0.21 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.06 DIR化合物(D−2) 0.017 DIR化合物(D−3) 0.01 高沸点溶媒(Oil−2) 0.81 ゼラチン 1.6 第8層;中感度緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm,AgI 8.0モル%) 0.7 増感色素(SD−6) 1.9×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−7) 1.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−8) 1.5×10-5(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.07 マゼンタカプラー(M−2) 0.05 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 DIR化合物(D−2) 0.018 高沸点溶媒(Oil−2) 0.30 ゼラチン 0.9 第9層;高感度緑感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μm,AgI 8.0モル%) 1.5 増感色素(SD−6) 1.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−7) 1.0×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−8) 3.4×10-6(モル/銀1モル) マゼンタカプラー(M−1) 0.09 マゼンタカプラー(M−3) 0.08 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.04 高沸点溶媒(Oil−2) 0.31 ゼラチン 1.1 第10層;イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−1) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.13 ゼラチン 0.7 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.09 ホルマリンスカベンジャー(HS−2) 0.07 第11層;低感度青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm,AgI 3.2モル%) 0.6 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm,AgI 8.0モル%) 0.6 増感色素(SD−9) 5.2×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−10) 1.9×10-5(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.65 イエローカプラー(Y−2) 0.24 DIR化合物(D−1) 0.02 高沸点溶媒(Oil−2) 0.18. ゼラチン 1.2 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.10 第12層;高感度青感性乳剤層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μm,AgI 8.0モル%) 1.1 増感色素(SD−9) 1.8×10-4(モル/銀1モル) 増感色素(SD−10) 7.9×10-5(モル/銀1モル) イエローカプラー(Y−1) 0.15 イエローカプラー(Y−2) 0.05 高沸点溶媒(Oil−2) 0.08. ゼラチン 1.30 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.05 ホルマリンスカベンジャー(HS−2) 0.12 第13層;第1保護層 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm,AgI 1モル%) 0.5 紫外線吸収剤(UV−1) 0.07 紫外線吸収剤(UV−2) 0.10 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.13 ホルマリンスカベンジャー(HS−2) 0.37 ゼラチン 1.3 第14層;第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.13 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.02 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.6 尚、上記組成物の他に、塗布助剤Su−1、分散助剤Su
−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1,H−2、安定剤ST
−1、カブリ防止剤AF−1、重合平均分子量:10000
及び1100000の2種のAF−2を添加した。
【0169】上記感光材料に用いられた化合物の構造式
を以下に示す。
【0170】
【化27】
【0171】
【化28】
【0172】
【化29】
【0173】
【化30】
【0174】
【化31】
【0175】
【化32】
【0176】
【化33】
【0177】
【化34】
【0178】上記試料に用いた乳剤は単分散性の表面低
沃化銀含有型乳剤であり、常法に従い、金・硫黄増感を
最適に施した。尚平均粒径は、立方体に換算した粒径で
示した。
【0179】さらに、上記感光材料中に、下記表1、表
2に記載の添加物を10mg/m2添加したものを実験用フィ
ルム試料として用いた。
【0180】以上のようにして作製したカラーネガフィ
ルムをコニカFS-1(コニカ(株)製)を用いて撮影し
た後下記の条件で連続処理した。
【0181】処理工程 処理工程 処理時間 処 理 温 度 補充量* 発色現像 3分15秒 38± 0.3℃ 400cc. 漂 白 45秒 38± 2.0℃ 150cc. 定 着 1分30秒 38± 2.0℃ 450cc. 安 定 60秒 38± 5.0℃ 600cc. 乾 燥 1分 55± 5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0182】発色現像液、漂白液、定着液、安定液及び
その補充液は、以下のものを使用した。
【0183】 発色現像液 水 800cc. 炭酸カリウム 30g 炭酸水素ナトリウム 2.5g 亜硫酸カリウム 3.0g 臭化ナトリウム 1.3g 沃化カリウム 0.6mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.5g 塩化ナトリウム 0.6g 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 4.5g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水酸化カリウム 1.2g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%
硫酸を用いてpH10.06に調整する。
【0184】 発色現像補充液 水 800cc. 炭酸カリウム 35g 炭酸水素ナトリウム 3g 亜硫酸カリウム 5g 臭化ナトリウム 0.2g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.1g 4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-(β-ヒドロキシルエチル) アニリン硫酸塩 7.0g 水酸化カリウム 2g ジエチレントリアミン五酢酸 3.0g 水を加えて1リットルとし、水酸化カリウムまたは20%
硫酸を用いてpH10.18に調整する。
【0185】 漂白液 水 700cc. 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 125g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 40g 臭化アンモニウム 150g マレイン酸 30g 氷酢酸 20g コハク酸 15g 水を加えて1リットルとし、アンモニア水又は氷酢酸を
用いてpH4.4に調整する。
【0186】 漂白補充液 水 700cc. 1,3-ジアミノプロパン四酢酸鉄(III)アンモニウム 175g エチレンジアミン四酢酸 2g 硝酸ナトリウム 50g 臭化アンモニウム 200g マレイン酸 40g 氷酢酸 20g コハク酸 20g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH4.0に調整後水を加
えて1リットルとする。
【0187】 定着液 水 800cc. チオシアン酸アンモニウム 120g チオ硫酸アンモニウム 150g 亜硫酸ナトリウム 15g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.2に調整後水を加
えて1リットルとする。
【0188】 定着補充液 水 800cc. チオシアン酸アンモニウム 150g チオ硫酸アンモニウム 180g 亜硫酸ナトリウム 20g エチレンジアミン四酢酸 2g アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH6.5に調整後水を加
えて1リットルとする。
【0189】 安定液及び安定補充液 水 900cc. 添加剤(表1、表2記載) 表1、表2記載 界面活性剤 3.0g
【0190】
【化35】
【0191】 アンモニア水 1.0cc. 水を加えて1リットルとした後、アンモニア水又は50%
硫酸でpH8.5に調整する。
【0192】連続処理に使用した自動現像機は搬送速度
20m/minのものを使用した。安定浴の槽構成は3槽のカ
ウンターカレント方式とし、各槽には温調循環濾過フィ
ルター、補充口が設けてあり、一般に市場で販売してい
るカラーネガフィルム用自動現像機と同一の機能を備え
ている。なお連続処理は、安定浴への補充量が安定浴槽
と同一容量になるのを1ラウンドと表現すると、表1、
表2に示す組み合せで3ラウンド迄行った。連続処理開
始時と3ラウンド終了時に処理済フィルム試料のキズの
発生状況及び裏面の汚れ状況を観察した。さらに、安定
槽2槽目の硫化の発生状況を観察した。
【0193】以上の結果を表3及び表4に示す。
【0194】ただし、表中○印はキズの発生ないしフィ
ルム裏面の汚れが認められないこと、△は若干認められ
ること、×は明らかに認められ、故障となることを意味
する。さらに安定槽2槽目の硫化の程度は、Aが全くな
し、Bが若干認められる、Cが明らかに認められる、こ
とを意味する。
【0195】
【表1】
【0196】
【表2】
【0197】
【表3】
【0198】
【表4】
【0199】上記表3及び表4より、本発明の処理は比
較処理と比べて、フィルムのキズの発生状況、裏面汚れ
及び安定槽の硫化の発生が改良されていることがわか
る。
【0200】実施例2 実施例1に使用した感光材料試料を用い、下記の処理条
件で連続処理を行った。
【0201】 処理工程 処理時間 処 理 温 度 補充量* 発色現像 3分15秒 38± 0.3℃ 400cc. 漂白定着 4分45秒 38± 2.0℃ 730cc. 安 定 1分00秒 38± 5.0℃ 600cc. 乾 燥 1分00秒 55± 5.0℃ − *補充量は感光材料1m2当たりの値である。
【0202】発色現像液、漂白定着液、安定液及びその
補充液は、以下のものを使用した。安定化槽は3槽カウ
ンターカレント方式とし、補充液は最終槽に入れた。
【0203】発色現像液及び補充液 実施例1で使用したものと同じ。
【0204】 漂白定着液 水 800cc. エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 80g ジエチレントリアミン五酢酸鉄(III)アンモニウム 100g エチレンジアミン四酢酸 2g 亜硫酸ナトリウム 20g チオ硫酸アンモニウム 150g チオシアン酸アンモニウム 120g アンモニア水(25%) 12cc. アンモニア水又は酢酸を用いてpH6.5に調整後、水を加
えて1リットルとする。
【0205】 漂白定着補充液 水 700cc. エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 120g ジエチレントリアミン五酢酸鉄(III)アンモニウム 150g エチレンジアミン四酢酸 2g 亜硫酸ナトリウム 30g チオ硫酸アンモニウム 170g チオシアン酸アンモニウム 150g アンモニア水(25%) 15cc. アンモニア水又は酢酸を用いてpH6.0に調整後、水を加
えて1リットルとする。
【0206】安定液及び安定補充液 実施例1の実験で用いた各安定液及び安定補充液を使用
した。
【0207】連続処理に当り実施例1の自動現像機の漂
白浴と定着浴を1浴に改造し、漂白定着浴とした。その
他の連続処理条件及び実験条件は実施例1と同様にし、
実施例1と同じ評価を行った。
【0208】その結果、実施例1とほぼ同じ結果を得
た。
【0209】実施例3 実施例1の実験No.1−5で作成したフィルム試料中の
硬膜剤(H-2)を、下記表5に示すが如き硬膜剤に変
更し、他は、実施例1の実験No.1−4と同じにして実
験を行った。
【0210】結果を表5にまとめて示す。
【0211】
【表5】
【0212】
【化36】
【0213】上記表5より、本発明の処理方法にビニル
スルホン系硬膜剤を組み合わせて使用する際には、本発
明の目的の効果をより良好に奏することがわかる。
【0214】実施例4 実施例1の実験No.1−5で用いた安定液の界面活性剤
を下記表6に記載のものにかえ、他は、実施例1の実験
No.1−5と同様にして実験を行った。
【0215】結果をまとめて表6に示す。
【0216】
【表6】
【0217】表中、TEACはトリエチルアンモニウム
クロライド、DTMACは、ドデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、LMTSはラウロイルメチルタウリ
ン酸ナトリウム、DBSSはドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムを表す。
【0218】上記表6より、前記一般式〔I〕又は〔I
I〕で表される化合物を本発明に組合わせて用いる際
に、本発明の効果をより良好に奏することがわかる。
【0219】
【発明の効果】本発明によれば、安定液の保存性が向上
し、安定浴中の硫化物の沈殿発生及びそれによる処理さ
れる感光材料に汚れが発生する欠点が改良され、また、
高速搬送処理を行った際に感光材料に傷が発生する現象
が改良され、更に、処理品質を損なうことなく作業環境
の安全性に問題のあるホルマリンを処理液から除去する
ことが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料を定着
    能を有する処理浴で処理し、次いで他の処理浴を経るこ
    となく直接に安定浴で処理するハロゲン化銀カラー写真
    感光材料の処理方法において、前記感光材料が下記一般
    式〔B-1〕〜〔B-3〕で表される化合物の少なくとも
    1種を含有し、かつ前記安定浴の安定液が下記一般式
    〔F〕で表される化合物の少なくとも1種を含有するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理
    方法。 【化1】 〔式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基、アリール
    基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノ
    基、カルボキシル基(その塩を含む)またはスルホ基
    (その塩を含む)を表す。R2及びR3はそれぞれ水素原
    子、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、ヒドロキシル
    基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル基(その塩
    を含む)又はスルホ基(その塩を含む)を表す。Mは水
    素原子、アルカリ金属原子又はアンモニウム基を表
    す。〕 【化2】 〔式中、R4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
    リール基、ハロゲン化アルキル基、−R12−OR13、−CON
    HR14(ここでR12はアルキレン基を表し、R13及びR14
    それぞれ水素原子、アルキル基又はアリールアルキル基
    を表す。)又はアリールアルキル基を表し、R5及びR6
    それぞれ水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン化アルキル
    基又はアルキル基を表し、R7は水素原子、ハロゲン原
    子、アルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基、
    アリールアルキル基、−R15−OR16又は−CONHR17を表し
    (ここでR15はアルキレン基を表し、R16及びR17はとも
    に水素原子又はアルキル基を表す。)R8、R9、R10及びR
    11はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル
    基、アルキル基、アミノ基又はニトロ基を表す。〕 【化3】 〔式中、R1及びR2は水素原子、置換基、又はR1とR2は互
    いに縮合して窒素原子を1〜2含む環を形成したものを
    表わす。また、R1とR2は同一でも異っていてもよい。〕
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化銀カラー写真感光材料が
    ビニルスルホン酸系硬膜剤を含有していることを特徴と
    する請求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記安定液中に、下記一般式〔I〕又は
    〔II〕で表される化合物を含有すること特徴とする請求
    項1又は2記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料の処
    理方法。 一般式〔I〕 R4−O−(R5−O)m−X1 〔式中、R4は1価の有機基を表し、R5はエチレン基、ト
    リメチレン基またはプロピレン基を表し、mは4〜50の
    整数を表す。X1は水素原子、−SO3M1又は−PO3M2を表
    す。ここでM1及びM2はそれぞれ水素原子、アルカリ金
    属原子またはアンモニウム基を表す。〕 【化4】 〔式中、R6は水素原子、ヒドロキシル基、低級アルキル
    基、アルコキシ基、 【化5】 R7、R8及びR9はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基を
    表し、前記R7、R8及びR9はそれぞれ同一でも異なってい
    てもよい。l1〜l3はそれぞれ0又は1〜30の整数を表
    し、p、q1及びq2はそれぞれ0又は1〜30の整数を表
    す。X2及びX3はそれぞれエチレン基、トリメチレン基、 【化6】 を表す。〕
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