JPH0682833U - 差動変圧器用ボビン構造 - Google Patents

差動変圧器用ボビン構造

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JPH0682833U
JPH0682833U JP2359893U JP2359893U JPH0682833U JP H0682833 U JPH0682833 U JP H0682833U JP 2359893 U JP2359893 U JP 2359893U JP 2359893 U JP2359893 U JP 2359893U JP H0682833 U JPH0682833 U JP H0682833U
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
winding
differential transformer
heat
bobbin structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2359893U
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English (en)
Inventor
毅 菅沼
昌二郎 大室
秀夫 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Tamagawa Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は差動変圧器用ボビン構造に関し、特
に、熱収縮チューブを被覆し、ボビン体の表面を均一化
し巻線の巻回を容易化することを特徴とする。 【構成】 本考案による差動変圧器用ボビン構造は、ボ
ビン体(1)の外周に熱収縮チューブ(2A)を設け、この熱
収縮チューブ(2A)の外周に巻線(3)を施した構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、差動変圧器用ボビン構造に関し、特に、熱収縮チューブを被覆し、 ボビン体の表面を均一化し巻線の巻回を容易化するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の差動変圧器用ボビン構造としては、一般に、図 3から図6に示すものが採用されている。 まず、図3及び図4に示す構成の場合、金属パイプよりなるボビン体1の外周 にエポキシ等からなる絶縁材料でコーティング層2を形成し、このコーティング 層2の外周に巻線3を巻回していた。
【0003】 また、図5及び図6に示す他の従来構成においては、金属パイプよりなるボビ ン体1の外周に絶縁性のテープ4を巻回し、このテープ4の外周に巻線3を巻回 していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の差動変圧器用ボビン構造は、以上のように構成されていたため、次のよ うな課題が存在していた。 すなわち、図3及び図4にて示す第1従来構成の場合、コーティング層の厚さ を均一にすることが困難で、巻線を施した後の巻線の表面が均一にならなかった 。 また、このコーティング層では、ピンホール等の発生が起きやすく、ピンホー ルが発生した場合には絶縁性を完全に保つことが困難であった。 また、図5及び図6に示す第2従来構成の場合、テープの貼合わせ部分ができ るため、その部分だけ部分的に盛り上がりを形成することになり、極端な場合に は、図6で示すように、巻線の外面が部分的に突出し、自動巻線を行う場合に、 巻線が細いが故に傷損又は切断等の事故が発生することがあった。 さらに、このテープの貼合わせ部分に切れ目が発生しやすく、この場合には、 絶縁性が損なわれることになり、大量生産時の歩留まりを向上することが極めて 困難であった。
【0005】 本考案は以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、熱収縮チ ューブを被覆し、ボビン体の表面を均一化し巻線の巻回を容易化するようにした 差動変圧器用ボビン構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案による差動変圧器用ボビン構造は、円筒状をなすボビン体の外周に設け られた熱収縮チューブと、前記熱収縮チューブの外周に巻回された巻線とを有す る構成である。
【0007】
【作用】
本考案による差動変圧器用ボビン構造においては、ボビン体の外周に熱収縮チ ューブが被覆され、この熱収縮チューブの厚さが均一であるため、巻線の巻回が 容易であり、簡単な被覆作業で優れた絶縁性を得ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による差動変圧器用ボビン構造の好適な実施例につい て詳細に説明する。 なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。 図1及び図2は本考案による差動変圧器用ボビン構造を示すもので、図1は縦 断面図、図2は図1の横断面図である。
【0009】 図1及び図2において符号1で示されるものは金属パイプからなる円筒状のボ ビン体であり、このボビン体1の外周には熱収縮チューブ2Aが加熱処理を経て 被覆して設けられている。
【0010】 前記熱収縮チューブ2Aの外周には巻線3が自動巻線機(図示せず)によって 巻回されており、この熱収縮チューブ2Aの厚さtは、このボビン体1の周方向 及び長手方向において均一に構成されている。
【0011】 従って、この熱収縮チューブ2Aの外周の直径はボビン体1の全長にわたり均 一であり、巻線3を施す場合の巻線処理が極めて容易である。
【0012】
【考案の効果】
本考案による差動変圧器用ボビン構造は、以上のように構成されているため、 次のような効果を得ることができる。 すなわち、従来のコーティング層及びテープと異なり、厚さを均一にできるた め、巻線の損傷を伴うことなく容易に巻線の巻回をすることができる。 また、ピンホールや貼合わせ不良が起こることがなく、完全な絶縁性を容易に 得ることができる。 また、熱収縮チューブの材料により低温から高温までの使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による差動変圧器用ボビン構造を示す縦
断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】従来のコーティング層によるボビン構造を示す
縦断面図である。
【図4】図3の横断面図である。
【図5】従来のテープによるボビン構造を示す縦断面図
である。
【図6】図5の横断面図である。
【符号の説明】
1 ボビン体 2A 熱収縮チューブ 3 巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大室 昌二郎 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 (72)考案者 青木 秀夫 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をなすボビン体(1)の外周に設け
    られた熱収縮チューブ(2A)と、前記熱収縮チューブ(2A)
    の外周に巻回された巻線(3)とを有することを特徴とす
    る差動変圧器用ボビン構造。
JP2359893U 1993-05-07 1993-05-07 差動変圧器用ボビン構造 Pending JPH0682833U (ja)

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JPH0682833U true JPH0682833U (ja) 1994-11-25

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02174500A (ja) * 1988-12-27 1990-07-05 Foster Electric Co Ltd スピーカ用ボイスコイルボビン

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02174500A (ja) * 1988-12-27 1990-07-05 Foster Electric Co Ltd スピーカ用ボイスコイルボビン

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