JPH026718Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH026718Y2 JPH026718Y2 JP1981162206U JP16220681U JPH026718Y2 JP H026718 Y2 JPH026718 Y2 JP H026718Y2 JP 1981162206 U JP1981162206 U JP 1981162206U JP 16220681 U JP16220681 U JP 16220681U JP H026718 Y2 JPH026718 Y2 JP H026718Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voice coil
- tape
- coil bobbin
- restraining
- longitudinal fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はスピーカー用ボイスコイルの改良に
関するものである。
関するものである。
一般に、スピーカー用ボイスコイルは、第1図
に示すように、クラフト紙、アルミニウム箔など
を円筒形に形成したボイスコイルボビン1の外周
に、導体となる線材3を巻付け、この線材3の巻
始め、巻終りの引出線部3a,3bを、抑えテー
プ2をボイスコイルボビン1に貼付けることによ
り、これに抑え止めしている。
に示すように、クラフト紙、アルミニウム箔など
を円筒形に形成したボイスコイルボビン1の外周
に、導体となる線材3を巻付け、この線材3の巻
始め、巻終りの引出線部3a,3bを、抑えテー
プ2をボイスコイルボビン1に貼付けることによ
り、これに抑え止めしている。
そして、上記抑えテープ2は、円筒形に仕上げ
られたボイスコイルボビン1に対する密着性をよ
くするために、柔軟性と接着性のよい材料が多く
使用され、一般的に0.04mm〜0.2mm程度の厚さの
クラフト紙が用いられている。
られたボイスコイルボビン1に対する密着性をよ
くするために、柔軟性と接着性のよい材料が多く
使用され、一般的に0.04mm〜0.2mm程度の厚さの
クラフト紙が用いられている。
また、抑えテープ2には通常ポリアミド系の接
着剤が予め塗布されており、抑えテープ2を貼付
ける際に変性アルコールなどにより上記接着剤を
再活性させて接着している。この場合に、実際に
はスポンジなどの吸液性にすぐれたものに変性ア
ルコールを浸み込ませておき、抑えテープ2を押
付けることで接着剤を再活性させている。こうし
たことから再活性された状態の抑えテープはかな
りのアルコール分を含むことになり、この状態で
ボイスコイルボビン1に巻かれ、自然乾燥される
が、この時に従来の抑えテープは、クラフト紙な
どの繊維質系の材料からなり、その長手繊維方向
をテープ2の長さ方向に配置していたためテープ
2をボビン1に貼付けた際に長手繊維方向がボイ
スコイルボビン1の円周方向と平行となり、繊維
が屈曲した状態となる。このため、抑えテープの
長手繊維方向がもとの平らな面の状態に戻ろうと
して、ボイスコイルボビン1から剥離してしまう
不良品が多く発生する問題があつた。
着剤が予め塗布されており、抑えテープ2を貼付
ける際に変性アルコールなどにより上記接着剤を
再活性させて接着している。この場合に、実際に
はスポンジなどの吸液性にすぐれたものに変性ア
ルコールを浸み込ませておき、抑えテープ2を押
付けることで接着剤を再活性させている。こうし
たことから再活性された状態の抑えテープはかな
りのアルコール分を含むことになり、この状態で
ボイスコイルボビン1に巻かれ、自然乾燥される
が、この時に従来の抑えテープは、クラフト紙な
どの繊維質系の材料からなり、その長手繊維方向
をテープ2の長さ方向に配置していたためテープ
2をボビン1に貼付けた際に長手繊維方向がボイ
スコイルボビン1の円周方向と平行となり、繊維
が屈曲した状態となる。このため、抑えテープの
長手繊維方向がもとの平らな面の状態に戻ろうと
して、ボイスコイルボビン1から剥離してしまう
不良品が多く発生する問題があつた。
この考案は、抑えテープの長手繊維方向をボイ
スコイルボビンの円周方向に対して直角に配置す
ることにより、上述した問題を解決して、抑えテ
ープがボイスコイルボビンから剥離する不良品を
なくし、品質の安定したボイスコイルを提供する
ことを目的としている。
スコイルボビンの円周方向に対して直角に配置す
ることにより、上述した問題を解決して、抑えテ
ープがボイスコイルボビンから剥離する不良品を
なくし、品質の安定したボイスコイルを提供する
ことを目的としている。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。
る。
第2図はこの考案の一実施例による抑えテープ
を示す。この抑えテープ2は、クラフト紙などの
繊維質系の材料からなり、ボイスコイルボビンに
巻付けた場合に、このボビンの軸方向になるよう
に、すなわちテープ2の幅方向に長手繊維方向a
を配設してある。そして、第1図に示し前述した
と同様にして、第2図に示す抑えテープ2を、ボ
イスコイルボビンに巻付けて貼着することによ
り、上記ボビンに巻かれた導体となる線材の巻始
め、巻終りの引出線部を抑え止めしたものであ
る。
を示す。この抑えテープ2は、クラフト紙などの
繊維質系の材料からなり、ボイスコイルボビンに
巻付けた場合に、このボビンの軸方向になるよう
に、すなわちテープ2の幅方向に長手繊維方向a
を配設してある。そして、第1図に示し前述した
と同様にして、第2図に示す抑えテープ2を、ボ
イスコイルボビンに巻付けて貼着することによ
り、上記ボビンに巻かれた導体となる線材の巻始
め、巻終りの引出線部を抑え止めしたものであ
る。
以上説明したように、この考案のスピーカー用
ボイスコイルは、抑えテープの長手繊維方向がボ
イスコイルボビンの軸方向に配設してあるので、
抑えテープの貼着後に自然乾燥させた場合に、抑
えテープの繊維は最初からまつすぐな状態である
ためまつすぐな状態になろうとする力は発生せ
ず、抑えテープが上記ボビンから剥離する不良品
がほぼ皆無となり、したがつて、ボイスコイル生
産上の不良品の発生を著しく低減させることがで
き、安定した品質のものを安価に作ることができ
るという効果がある。
ボイスコイルは、抑えテープの長手繊維方向がボ
イスコイルボビンの軸方向に配設してあるので、
抑えテープの貼着後に自然乾燥させた場合に、抑
えテープの繊維は最初からまつすぐな状態である
ためまつすぐな状態になろうとする力は発生せ
ず、抑えテープが上記ボビンから剥離する不良品
がほぼ皆無となり、したがつて、ボイスコイル生
産上の不良品の発生を著しく低減させることがで
き、安定した品質のものを安価に作ることができ
るという効果がある。
第1図は一般的なスピーカー用ボイスコイルの
斜視図、第2図はこの考案の一実施例による抑え
テープの斜視図である。 1……ボイスコイルボビン、2……抑えテー
プ、3……導体となる線材、3a,3b……引出
線部、a……長手繊維方向。なお、図中同一符号
は同一部分を示す。
斜視図、第2図はこの考案の一実施例による抑え
テープの斜視図である。 1……ボイスコイルボビン、2……抑えテー
プ、3……導体となる線材、3a,3b……引出
線部、a……長手繊維方向。なお、図中同一符号
は同一部分を示す。
Claims (1)
- ボイスコイルボビン1に、導体となる線材3の
巻始め、巻終りの引出線部3a,3bを抑え止め
するために、クラフト紙などの繊維質系の抑えテ
ープ2を貼付けたスピーカー用ボイスコイルにお
いて、抑えテープ2の長手繊維方向を抑えテープ
2の幅方向に配置し、この抑えテープ2の長手繊
維方向をボイスコイルボビン1の軸方向に配設し
たことを特徴とするスピーカー用ボイスコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16220681U JPS5868798U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | スピ−カ−用ボイスコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16220681U JPS5868798U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | スピ−カ−用ボイスコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5868798U JPS5868798U (ja) | 1983-05-10 |
JPH026718Y2 true JPH026718Y2 (ja) | 1990-02-19 |
Family
ID=29954536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16220681U Granted JPS5868798U (ja) | 1981-10-30 | 1981-10-30 | スピ−カ−用ボイスコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5868798U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5712637Y2 (ja) * | 1977-02-22 | 1982-03-12 |
-
1981
- 1981-10-30 JP JP16220681U patent/JPS5868798U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5868798U (ja) | 1983-05-10 |
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