JPH068261U - 包装材料 - Google Patents

包装材料

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Publication number
JPH068261U
JPH068261U JP3255493U JP3255493U JPH068261U JP H068261 U JPH068261 U JP H068261U JP 3255493 U JP3255493 U JP 3255493U JP 3255493 U JP3255493 U JP 3255493U JP H068261 U JPH068261 U JP H068261U
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JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
carbon powder
packaging material
odor
sizing agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP3255493U
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English (en)
Inventor
雄三 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Foil Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3255493U priority Critical patent/JPH068261U/ja
Publication of JPH068261U publication Critical patent/JPH068261U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱臭性能に優れた包装材料を提供する。 【構成】 アルミニウム箔1表面に、活性炭粉末2が、
ポリビニルアルコール等の糊剤3によって付着せしめら
れている包装材料である。 【効果】 活性炭粉末2とポリビニルアルコール等の糊
剤3とは、併用しても、活性炭粉末2表面に糊剤3が完
全に密着せず、僅かな間隙が形成されている。従って、
この間隙を通して臭気を除去しうるため、活性炭粉末2
以外のシリカゲル粉末やゼオライト粉末の場合に比べ
て、脱臭性能の低下が少ない。従って、この包装材料
は、良好な脱臭性能を示す。この包装材料を使用して、
臭気を持つ製品を包装すれば、流通過程等において、臭
気が除去され、需要者が包装を解いた際には、臭気が十
分に減退しており、需要者に不快感を与えることが少な
いという効果を奏する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の製品を包装するための包装材料に関し、特に臭気の強いプラ スチックス成形品等のプラスチックス製品,洗剤等の油脂製品,医薬品,食料品 ,衣料品等を包装するのに好適に用い得る包装材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
臭気の強い樹脂や油脂等を原料として製造した製品は需要者に不快臭を与える 。そのため、樹脂や油脂等の精製の際、脱臭工程に付することが行なわれている 。しかし、脱臭工程に付しても製品としたときの不快臭を完全に除去することは 困難であり、未だ需要者に不快感を与えることがしばしばであった。
【0003】 このため、製品の包装材料に脱臭性能を付与すれば、製品の不快臭を除去する ことができると考えられる。そして、包装材料に脱臭性能を付与するには、包装 材料本体に各種の脱臭剤を付与すればよいと考えられる。
【0004】 例えば、包装材料本体が紙や編織物である場合には、脱臭剤をパルプ間隙や繊 維間隙に挟持させればよい(特開昭60-66753号公報を参照のこと。)。しかしな がら、包装材料本体がアルミニウム箔である場合には、パルプ間隙や繊維間隙に 脱臭剤を挟持させることはできず、アルミニウム箔表面に脱臭剤を、糊剤を使用 して固着させなければならない。
【0005】 しかし、糊剤を使用すると、脱臭剤の機能が極端に低下するということがあっ た。即ち、脱臭剤が糊剤によって覆われてしまい、脱臭剤表面が臭気と直接接触 しないため、臭気を脱臭剤が捕捉できなくなってしまうのである。特に、脱臭剤 として、シリカゲル粉末やゼオライト粉末の如き材料を使用すると、脱臭性能が 極端に低下してしまうということがあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このため、一般的には、糊剤を使用して、アルミニウム箔表面に脱臭剤を付着 させ、脱臭性能を付与するということは、不可能であるという認識があった。し かしながら、本考案者が種々研究を行なった結果、驚くべきことに、脱臭剤とし て活性炭粉末を使用した場合には、脱臭性能が極端に低下しないことが判明した のである。
【0007】 活性炭粉末を使用した場合、脱臭性能が極端に低下しない理由は、定かではな いが、以下のように考えられる。即ち、活性炭粉末の表面は、極めて親水性に乏 しいため、ポリビニルアルコール等の糊剤水溶液と混合した分散液を、アルミニ ウム箔表面に塗布しても、糊剤と活性炭粉末とが密着せず、僅かな間隙が糊剤と 活性炭粉末表面との間に形成されていると考えられる。そして、この間隙の存在 のために、活性炭粉末の持つ脱臭性能が低下しないのではないかと考えられるの である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上のような知見に基づいてなされたものであり、アルミニウム箔 表面に活性炭粉末を、ポリビニルアルコール等の糊剤で付着させてなることを特 徴とする包装材料に関するものである。
【0009】 アルミニウム箔1としては、厚さ4μ〜20μ程度のものが用いられる。アルミ ニウム箔1は、活性炭粉末2を担持するためのものであり、また包装材料本体と なるものである。アルミニウム箔1は、通気性のものであってもよいし、非通気 性のものであってもよい。しかし、被包装体以外の外気の臭気に対して作用させ ないためには、非通気性のものが好ましい。
【0010】 活性炭粉末2としては、従来公知のものが使用される。活性炭粉末2の粒径も 任意でよいが、0.1〜20μ程度が好ましい。この活性炭粉末2は、糊剤3によっ て、アルミニウム箔1表面に付着される。糊剤3としては、ポリビニルアルコー ルに代表される水溶性の糊剤を使用するのが好ましい。また、カルボキシメチル セルロースや澱粉糊等の水溶性の糊剤も、好適に使用できる。
【0011】 本考案に係る包装材料を製造するには、例えば、糊剤3を水に溶解させた水溶 液を得る。この水溶液中に活性炭粉末2を添加し、混合して分散液を得る。そし て、この分散液をアルミニウム箔1表面に塗布した後、分散液中の水を乾燥蒸発 させて得ることができる。
【0012】 図1は、本考案の一実施例に係る包装材料の模式的横断面図であって、活性炭 粉末2及び糊剤3よりなる層が露出したままの状態になっている。この場合には 、被包装体と活性炭粉末2等が接触して脱落する若しくは包装する前に活性炭粉 末2等が脱落する等のトラブルが発生する恐れがあるので、図2に示す如く、通 気性金属薄板4等で活性炭粉末2及び糊剤3よりなる層の表面を被覆する方が好 ましい。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る包装材料は、アルミニウム箔表面に活性炭 粉末を、ポリビニルアルコール等の糊剤で付着させてなるものである。活性炭粉 末はポリビニルアルコール等の糊剤によって覆われた状態になるが、活性炭粉末 表面と糊剤とは完全に密着せず、僅かな間隙が形成されていると考えられ、この 結果、活性炭粉末の脱臭性能が極端に低下することが防止できる。従って、本考 案に係る包装材料は、良好な脱臭性能を持つものである。
【0014】 従って、本考案に係る包装材料を用いて、アルミニウム箔側を外側とし、活性 炭粉末及び糊剤よりなる層を内側として、製品を包装すれば、製品の臭気を活性 炭粉末により除去することができる。そして、包装の外側のアルミニウム箔とし て、非通気性のものを採用し、密封して包装すれば、包装の外側の臭気(外気) は、全く包装の内側に侵入しない。依って、活性炭粉末の脱臭性能は、すべて製 品の臭気を除去するのに用いられる。このようなことから、本考案に係る包装材 料を用いて製品を包装して出荷すれば、流通過程で徐々に製品の臭気が除去され 、需要者が包装を解いた際には臭気が弱くなっており、需要者に不快感を与える ことを防止しうるのである。
【0015】 また、活性炭粉末と糊剤よりなる層の表面に通気性金属薄板等の保護層を設け ておくと、包装前や包装時に活性炭粉末や糊剤が脱落するのを防止でき、この脱 落による包装後における脱臭性能の減退を回避することができるという効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る包装材料の模式的横断面図
である。
【図2】本考案の他の例に係る包装材料の模式的横断面
図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム箔 2 活性炭粉末 3 糊剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔表面に活性炭粉末を、ポ
    リビニルアルコール等の糊剤で付着させてなることを特
    徴とする包装材料。
JP3255493U 1993-05-24 1993-05-24 包装材料 Pending JPH068261U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255493U JPH068261U (ja) 1993-05-24 1993-05-24 包装材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255493U JPH068261U (ja) 1993-05-24 1993-05-24 包装材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH068261U true JPH068261U (ja) 1994-02-01

Family

ID=12362149

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JP3255493U Pending JPH068261U (ja) 1993-05-24 1993-05-24 包装材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004202732A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Mitsubishi Alum Co Ltd 炭コートアルミニウム材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS511536B1 (ja) * 1971-02-24 1976-01-19

Patent Citations (1)

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JPS511536B1 (ja) * 1971-02-24 1976-01-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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