JPH0682487A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JPH0682487A
JPH0682487A JP4231773A JP23177392A JPH0682487A JP H0682487 A JPH0682487 A JP H0682487A JP 4231773 A JP4231773 A JP 4231773A JP 23177392 A JP23177392 A JP 23177392A JP H0682487 A JPH0682487 A JP H0682487A
Authority
JP
Japan
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output
current
magnetic
comparator
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP4231773A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Murata
克浩 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強磁性体コア内に電流を流すことにより発生
する磁束を感磁素子を用いて検出する電流検出器におい
て、交流・直流兼用であり、しきい値により電流の有無
を検出できるようにする。 【構成】 制御電流源18を電源とする感磁素子1の出
力は差動増幅器6に入力されて抵抗2と抵抗5の値によ
る増幅率で増幅され、抵抗7とコンデンサ8でなる平滑
器により平滑され、比較器13に入力される。そして、
抵抗9と抵抗10の値による基準レベルと比較され、比
較した結果が外部に出力される。ここで抵抗14は比較
器13にヒステリシス幅を持たせる為の抵抗である。ま
た、外部出力手段として、トランジスタ17を用いてオ
ープンコレクタ出力としており、抵抗35によってVcc
にプルアップされる。このように内部回路は片電源で構
成され、増幅器6は、感磁素子の微少出力電圧を半波整
流の形で増幅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強磁性体コア内に電
流を流し、この時発生する磁束を感磁素子を用いて検出
する電流検出器のうち、交流電流或いは直流電流のしき
い値により電流の有無を検出する電流検出器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電路に流れる電流を磁界によって
検出するようにしたこの種の電流検出器としては、被検
出電流に比例したリニアな出力を得る構成としたものが
多数考案されてきた。図5はこの種の電流検出器の構成
を示す図であり、また、図6は感磁素子の動作を示す
図、さらに図7は実開平2−57069号公報に示された従
来の電流検出器の内部回路図の例である。
【0003】これら図5と図6及び図7を用いてこの種
の電流検出器の動作を説明する。図5に於いて、1は感
磁素子、19は強磁性体コア、20は被検出電流を流す
一次導体、21は磁気ギャップ、22は磁束である。
今、一次導体20に電流Iが流れると、磁気ギャップ2
1には電流Iに比例した強さの磁束が生じるとともに感
磁素子1を貫通する。感磁素子1は、図6に示すよう
に、制御電流Icを流してやることにより素子を貫通す
る磁束の強さに比例した電圧VHに変換する。
【0004】従って、感磁素子1からは電流Iに比例し
た強さの電圧を得ることができる。この電圧は通常数十
mVと微少電圧である為、図7のような増幅回路が必要
となる。図7に於ける増幅器23で増幅して外部に出力
することにより、結果として電流Iに比例したリニアな
出力を得ることができる。また、この例では内部回路は
片電源で構成されているが、これを両電源で構成し正負
両方向の入力電流に対し、リニアな出力を得る回路構成
も多数みられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の動向として、例
えば各種照明の球切れ検出や自動車のランプの断線検出
或いは交・直流電源断の検出等に用いられる電流検出器
として、所定のしきい値との比較に基づく電流の有無を
検出できる電流検出器の需要が非常に高まっている。
【0006】上述した図7のように構成された電流検出
器では、リニアな電流検出は可能だが、あるしきい値に
より電流の有無を検出する断線或いは通電の検出には対
応できない。上述したような電流検出器を用いてしきい
値による検出を行おうとすると、外部に比較回路が必要
となる。しかし、比較回路だけでは直流電流の検出はで
きるが、交流電流の検出はできず、交流電流も同じよう
に検出しようとすると更に部品が必要となり、全体とし
てコストが高くなり部品点数も増えるという実用上の問
題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、交流・直流兼用であり、所
定のしきい値により電流の有無を検出でき、また調整機
能を設け被検出電流値を任意に設定可能にすることで、
汎用的に用いることができる電流検出器を小型、かつ廉
価にて提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電流検出器は、強磁性体コアの環状磁路の一部に設け
た磁気ギャップ内に感磁素子を配置すると共に、上記環
状磁路の環内を貫通する一次導体を備え、この一次導体
に被検出電流として交流または直流電流を流してその通
電状態を上記感磁素子の出力に基づいて検出する電流検
出器において、上記感磁素子の出力を増幅する増幅器
と、増幅された出力を平滑する平滑器と、平滑された出
力を予め決められた基準レベルと比較する比較器と、そ
の比較結果を弁別して外部に出力する出力手段と、上記
感磁素子、上記増幅器、上記平滑器、上記比較器及び上
記出力手段に接続された片電源とを備えたものである。
【0009】また、請求項2に係る電流検出器は、強磁
性体コアの環状磁路の一部に設けた磁気ギャップ内に感
磁素子を配置すると共に、上記環状磁路の環内を貫通す
る一次導体を備え、この一次導体に被検出電流として交
流または直流電流を流してその通電状態を上記感磁素子
の出力に基づいて検出する電流検出器において、上記感
磁素子の出力を調整可能な増幅率で増幅する増幅器と、
増幅された出力を平滑する平滑器と、平滑された出力を
調整可能な基準レベルと比較する比較器と、その比較結
果を弁別して外部に出力する出力手段と、上記感磁素
子、上記増幅器、上記平滑器、上記比較器及び上記出力
手段に接続された片電源とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の請求項1においては、内部回路を片
電源で構成したことにより、交流電流入力時でも感磁素
子からは単一方向の出力が得られる。この出力を増幅し
更に平滑した後、比較器で比較しその結果を外部に出力
することにより、交流・直流両用の所定のしきい値によ
る電流検出を可能とする。
【0011】また、請求項2においては、増幅器の増幅
率或いは比較器の基準レベルを調整することにより、被
検出電流値を任意に設定することを可能にする。
【0012】
【実施例】
実施例1.次に、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。本実施例1の構成は図5と同様であり、
この図に於いて、19は強磁性体コア、20は被検出電
流を流す一次導体、21は磁気ギャップ、22は磁束、
1は感磁素子である。今、一次導体20に電流Iが流れ
ると、磁気ギャップ21には電流Iに比例した強さの磁
束が生じるとともに感磁素子1を貫通する。感磁素子1
は、図6に示すように、制御電流Icを流してやること
により素子を貫通する磁束の強さに比例した電圧VH
変換する。従って、感磁素子1からは電流Iに比例した
強さの電圧を得ることができる。
【0013】図1は本実施例の内部回路の構成ブロック
図であり、また、図2はその内部回路の具体例、図3は
交流電流入力時の各点の波形、図4は直流電流入力時の
各点の波形をそれぞれ示している。
【0014】以下、図1と図2を用いて具体的に説明す
る。これらの図に於いて、1は感磁素子、18は感磁素
子への制御電流源であり、感磁素子1の出力は差動増幅
器6に入力され、抵抗2と抵抗5の値によって決まる増
幅率で増幅される。この増幅された出力は、抵抗7とコ
ンデンサ8からなる平滑器により平滑され、比較器13
に入力される。
【0015】そして、抵抗9と抵抗10の値によって決
まる基準レベルと比較され、この比較器13により比較
した結果が外部に出力される。ここで、抵抗14は比較
器13にヒステリシス幅を持たせる為の抵抗である。ま
た、外部出力手段として、この例ではトランジスタ17
を用いてオープンコレクタ出力としており、抵抗35に
よってVccにプルアップされている。このように内部回
路は片電源で構成されている為、感磁素子1は単一方向
の電流入力時にのみ反応し微少電圧を出力する。
【0016】今、被検出電流として図3(a)に示すよ
うな交流電流が入力された場合、感磁素子1からは、図
3(b)に示すような半波整流された形の微少電圧が出
力される。この出力は増幅された後平滑される為、図3
(c)に示すような波形となり、基準レベルRと比較さ
れる。そして、比較された結果が比較器13より出力さ
れ、トランジスタ17のベースに入力され、図3(d)
のような波形で外部に出力される。
【0017】また、図4(a)に示すような直流電流が
入力された場合、感磁素子1からは、図4(b)に示す
ような入力に比例した形の微少電圧が出力される。この
出力は増幅された後平滑される為、図4(c)に示すよ
うな波形となり、基準レベルRと比較される。そして、
比較された結果がトランジスタ17のベースに入力さ
れ、図4(d)のような波形で外部に出力されるのであ
る。
【0018】実施例2.また、この発明の別の実施例で
は、上記回路の増幅器6に於ける増幅率を決定する抵抗
5或いは比較器13に於ける基準レベルを決定する抵抗
9若しくは抵抗10を調整抵抗としたものであり、この
抵抗を調整することにより、検出電流のしきい値を任意
に設定することが可能になる。また、該当端子を外部調
整用として外部に出してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1によれば、内部回路を片電源で構成し、増幅器、平滑
器、比較器を具備することにより、交直両用のしきい値
による電流検出器を小型でしかも安く提供することがで
きる。
【0020】また、請求項2によれば、増幅器と比較器
に調整機能を持たせることにより、しきい値を任意に設
定することが可能となり、汎用的に用いられることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の内部回路構成ブロック図
である。
【図2】この発明の一実施例の具体的内部回路図であ
る。
【図3】交流電流入力時の各点の波形図である。
【図4】直流電流入力時の各点の波形図である。
【図5】電流検出器の動作説明図である。
【図6】感磁素子の動作説明図である。
【図7】従来の電流検出器の内部回路図である。
【符号の説明】
1 感磁素子 6 増幅器 13 比較器 17 トランジスタ 18 制御電流源 19 強磁性体コア 20 一次導体 21 磁気ギャップ
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】この発明の請求項1においては、内部回路を片
電源で構成したことにより、交流電流入力時でも増幅器
からは単一方向の出力が得られる。この出力を平滑した
後、比較器で比較しその結果を外部に出力することによ
り、交流・直流両用の所定のしきい値による電流検出を
可能とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】今、被検出電流として図3(a)に示すよ
うな交流電流が入力された場合、感磁素子1からは、
力電流に応じた微少電圧が出力され増幅される。今、増
幅器6は片電源に接続されている為、増幅器6からは、
図3(b)に示すような半波整流された形の電圧が出力
される。そして、この出力は平滑される為、図3(c)
に示すような波形となり、基準レベルRと比較される。
そして、比較された結果が比較器13より出力され、ト
ランジスタ17のベースに入力され、図3(d)のよう
な波形で外部に出力される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性体コアの環状磁路の一部に設けた
    磁気ギャップ内に感磁素子を配置すると共に、上記環状
    磁路の環内を貫通する一次導体を備え、この一次導体に
    被検出電流として交流または直流電流を流してその通電
    状態を上記感磁素子の出力に基づいて検出する電流検出
    器において、上記感磁素子の出力を増幅する増幅器と、
    増幅された出力を平滑する平滑器と、平滑された出力を
    予め決められた基準レベルと比較する比較器と、その比
    較結果を弁別して外部に出力する出力手段と、上記感磁
    素子、上記増幅器、上記平滑器、上記比較器及び上記出
    力手段に接続された片電源とを備えたことを特徴とする
    電流検出器。
  2. 【請求項2】 強磁性体コアの環状磁路の一部に設けた
    磁気ギャップ内に感磁素子を配置すると共に、上記環状
    磁路の環内を貫通する一次導体を備え、この一次導体に
    被検出電流として交流または直流電流を流してその通電
    状態を上記感磁素子の出力に基づいて検出する電流検出
    器において、上記感磁素子の出力を調整可能な増幅率で
    増幅する増幅器と、増幅された出力を平滑する平滑器
    と、平滑された出力を調整可能な基準レベルと比較する
    比較器と、その比較結果を弁別して外部に出力する出力
    手段と、上記感磁素子、上記増幅器、上記平滑器、上記
    比較器及び上記出力手段に接続された片電源とを備えた
    ことを特徴とする電流検出器。
JP4231773A 1992-08-31 1992-08-31 電流検出器 Pending JPH0682487A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270276A (ja) * 2002-03-06 2003-09-25 Hyundai Motor Co Ltd 電気車両のバッテリーシステム用電流測定システム
JP2013134084A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Yamanashi Nippon Denki Kk 磁気センサ
EP3817205A1 (de) * 2019-10-29 2021-05-05 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum auswerten einer eingangsspannung einer stromversorgung und zugehöriges verfahren

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WO2021083810A1 (de) * 2019-10-29 2021-05-06 Siemens Aktiengesellschaft Schaltungsanordnung zum ermitteln einer art und eines werts einer eingangsspannung und zugehöriges verfahren

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