JP3186950B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP3186950B2 JP15755495A JP15755495A JP3186950B2 JP 3186950 B2 JP3186950 B2 JP 3186950B2 JP 15755495 A JP15755495 A JP 15755495A JP 15755495 A JP15755495 A JP 15755495A JP 3186950 B2 JP3186950 B2 JP 3186950B2
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Zojirushi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁調理器や誘導加熱炊
飯器等の誘導加熱調理器、詳しくはその小物負荷検知に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱調理器では、誘導加熱コイルの
近傍に通常の鍋負荷以外のスプーン等の小物が置かれた
場合にその小物が加熱されないように、予め小物負荷を
検知して加熱を停止するようになっている。例えば、特
公昭58−835公報に示す誘導加熱調理器における小
物検知を図3において説明する。低周波交流電源1の交
流電圧は整流回路2により全波整流されて直流電圧に変
換され、該直流電圧は入力コンデンサ3を介してインバ
ータ回路4で高周波電圧に変換された後、誘導加熱コイ
ル5に印加される。正規負荷の場合、インバータ回路4
の入力側に設けられた入力コンデンサ3における入力コ
ンデンサ電圧Vcの電圧波形は図4中Aで示すように全
波波形であるが、小物負荷になるとゼロクロス点近傍で
入力コンデンサの放電電圧が残るため、図4中Bで示す
ようにVcminが発生する。そこで、入力コンデンサ
電圧の電圧レベルを一定の閾値V+hと比較して、図4
中Cで示すようにゼロクロス点毎に一定の出力が得られ
れば正規負荷とし、同図4中Dで示すように出力が得ら
れなければ小物負荷であると検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部か
ら侵入する高調波によって低周波交流電源電圧に歪みが
生じると、図5中Aで示すように入力コンデサ電圧Vc
にも歪みが生じるため、入力コンデンサ電圧がゼロクロ
ス点で閾値V+hよりも高くなり、図5中Cで示すよう
に正規負荷であっても一定出力が得られず、誤って小物
負荷と検知されてしまうことがあった。本発明は、かか
る問題点に鑑みてなされたもので、交流電源電圧に歪み
が生じても誤動作することなく正確に小物負荷を検知す
ることができる誘導加熱調理器を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、低周波交流電源電圧を直流電圧に変換す
る整流回路と、該整流回路で変換された直流電圧を入力
コンデンサを介して高周波電圧に変換するインバータ回
路と、該インバータ回路で変換された高周波電圧が印加
され、負荷を誘導加熱する誘導加熱コイルと、前記入力
コンデンサの電圧レベルを検知する入力コンデンサ電圧
検知回路と、前記低周波交流電源電圧の電圧レベルを検
知する電源電圧検知回路と、前記低周波交流電源電圧の
ゼロクロス点を検知するゼロクロス検知回路とを備え、
前記ゼロクロス検知回路で検知されたゼロクロス点で、
前記電源電圧検知回路で検知された電源電圧の電圧レベ
ルに定電圧を加えた電圧レベルと、前記入力コンデンサ
電圧検知回路で検知された入力コンデンサ電圧の電圧レ
ベルとを比較して小物負荷の検知を行うようにしたもの
である。
【0005】
【作用】前記電源電圧検知回路で検知される電源電圧の
ゼロクロス点近傍における電圧レベルは、正規負荷であ
るか小物負荷であるかによっては変化しない。これに対
し、前記入力コンデンサ電圧検知回路で検知される入力
コンデンサ電圧のゼロクロス点近傍における電圧レベル
は、小物負荷になると入力コンデンサの放電電圧が残っ
て正規負荷よりも高くなる。電源電圧に歪みが生じれ
ば、入力コンデンサ電圧にも同じ傾向で歪みが生じる。
したがって、ゼロクロス点近傍で電源電圧の電圧レベル
と入力コンデンサ電圧の電圧レベルとを比較し、入力コ
ンデンサ電圧が電源電圧よりも低いときは正規負荷、入
力コンデンサ電圧が電源電圧よりも高いときは小物負荷
と検知することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明にかかる誘導加熱炊飯器の電気回
路を示す。低周波交流電源1には全波整流回路2が接続
され、該整流回路2には入力コンデンサ3が接続される
とともにインバータ回路4が接続されている。インバー
タ回路4は高周波スイッチング素子としてトランジスタ
を用いる公知の回路である。インバータ回路4には鍋負
荷を加熱するための誘導加熱コイル5が接続されてい
る。なお、6はインバータ回路4のトランジスタを制御
する制御回路である。
【0007】前記低周波交流電源1には、そのゼロクロ
ス点を検知するゼロクロス検知回路7と、電源電圧検知
回路8とが設けられている。電源電圧検知回路8は、交
流波形を全波波形に整流した状態で電源電圧を検知する
ために、電源1の両端に接続された抵抗R1及びR2と、
該抵抗R1とR2の中点Mと接地との間に接続された抵抗
3と、前記中点Mと5Vの定電圧ライン(Vd)との
間に接続された抵抗R4とからなっている。この電源電
圧検知回路8の前記中点Mで検知される電源電圧V0
比較器9の一方の基準入力端子に接続されている。この
比較器9の他方の比較入力端子には、入力コンデンサ3
のプラス側に接続された入力コンデンサ電圧検知回路1
0より入力コンデンサ電圧Vcが入力されるようになっ
ている。比較器9の出力端子はアンド回路からなる判定
器11の一方の入力端子に接続され、該判定器11の他
方の入力端子には前記ゼロクロス検知回路7からのゼロ
クロス検知信号が入力されるようになっている。判定器
11の出力端子は前記制御回路6に入力されるようにな
っている。
【0008】次に、前記構成からなる炊飯器の誘導加熱
動作及び小物負荷検知動作について説明する。電源1の
低周波交流電圧は整流回路2によって全波整流された
後、入力コンデンサ3を介してインバータ回路4に供給
され、ここで高周波電圧に変換される。この高周波電圧
が誘導加熱コイル5に印加されると、その近傍に置かれ
た負荷に交番磁界が作用し、負荷に渦電流が発生して発
熱する。これにより、負荷が鍋負荷であれば内容物が調
理されるが、スプーン等の小物であればその物自体が発
熱する。したがって、誤って調理器の上にスプーン等の
小物を落としたような場合には、それを取り上げるとき
に人に火傷を負わせることがあり、危険である。
【0009】しかし、この実施例の調理器では、以下に
説明するように小物負荷が自動的に検知されて発熱が停
止される。すなわち、比較器9の基準入力端子には図2
中Aに示すような全波波形の電源電圧V0が入力され
る。これを具体的に説明すると、電源1より交流電流が
矢印a方向に流れるときは、電源電圧検知回路8内では
1からR3に向かって電流が流れ、矢印b方向に流れる
ときはR2からR3に向かって電流が流れる。したがっ
て、中点Mには常に同一方向に電流が流れる結果、全波
波形の電源電圧V0が比較器9に入力される。なお、
a,b方向に流れる電流がゼロクロス近傍になって減少
してくると、定電圧ラインから抵抗R4を介して電圧V
dが作用するので、図2Aに示すように、ゼロクロス点
近傍では零電圧とはならずに、Veが残った波形が得ら
れる。これは、ゼロクロス点近傍でV0とVcが共にゼ
ロVになることを防止するものである。電圧Veは抵抗
4とR3の分電圧、すなわちVd×R3/(R4+R3
である。
【0010】一方、比較器9の比較入力端子には、入力
コンデンサ電圧検出回路10より図2Aに示すように入
力コンデンサ3の入力コンデンサ電圧Vcが入力され
る。この入力コンデンサ電圧Vcは、電源電圧V0より
も電圧レベルがやや低いが、当該入力コンデンサ電圧V
cと同一周期の全波波形である。電源電圧V0に歪みが
生じると、同じ傾向で入力コンデンサ電圧Vcにも歪み
が生じるので、電源電圧V0と入力コンデンサ電圧Vc
の大小関係は変化しない。また、歪みが発生しても小物
負荷と誤って検知されるようなことはない。
【0011】小物負荷の場合は、図2中Bに示すよう
に、入力コンデンサ電圧Vcのゼロクロス点近傍にVc
minの電圧が残るので、電源電圧V0よりも高くな
る。この結果、比較器9は図2中Dに示すように、Hの
信号を判定器11の一方の入力端子に出力する。同時
に、判定器11の他方の入力端子にはゼロクロス検知信
号が入力されるので、アンド回路が成立し、判定器11
はHの信号を制御回路6に出力し、制御回路6はインバ
ータ回路4に停止信号を出力する。これにより、小物負
荷の発熱が防止される。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電源電圧の電圧レベルと入力コンデンサ電圧
の電圧レベルとを比較して小物負荷の検知を行うように
したので、電源電圧に歪みが生じても正確に小物検知を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の誘導加熱調理器の電気回路図であ
る。
【図2】 本発明の小物検知動作を示す波形図である。
【図3】 従来の誘導加熱調理器の電気回路図である。
【図4】 従来の歪なしの場合の小物検知動作を示す波
形図である。
【図5】 従来の歪み有りの場合の小物検知動作を示す
波形図である。
【符号の説明】
1…低周波交流電源、2…整流回路、3…入力コンデン
サ、4…インバータ回路、5…誘導加熱コイル、6…制
御回路、7…ゼロクロス検知回路、8…電源電圧検知回
路、9…比較器、10…入力コンデンサ電圧検出回路、
11…判定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−208774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 6/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低周波交流電源電圧を直流電圧に変換す
    る整流回路と、 該整流回路で変換された直流電圧を入力コンデンサを介
    して高周波電圧に変換するインバータ回路と、 該インバータ回路で変換された高周波電圧が印加され、
    負荷を誘導加熱する誘導加熱コイルと、 前記入力コンデンサの電圧レベルを検知する入力コンデ
    ンサ電圧検知回路と、 前記低周波交流電源電圧の電圧レベルを検知する電源電
    圧検知回路と、 前記低周波交流電源電圧のゼロクロス点を検知するゼロ
    クロス検知回路とを備え、 前記ゼロクロス検知回路で検知されたゼロクロス点で、
    前記電源電圧検知回路で検知された電源電圧の電圧レベ
    ルに定電圧を加えた電圧レベルと、前記入力コンデンサ
    電圧検知回路で検知された入力コンデンサ電圧の電圧レ
    ベルとを比較して小物負荷の検知を行うようにしたこと
    を特徴とする誘導加熱調理器。
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