JPH0682441U - 電磁スプリングクラッチ - Google Patents

電磁スプリングクラッチ

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Publication number
JPH0682441U
JPH0682441U JP2960993U JP2960993U JPH0682441U JP H0682441 U JPH0682441 U JP H0682441U JP 2960993 U JP2960993 U JP 2960993U JP 2960993 U JP2960993 U JP 2960993U JP H0682441 U JPH0682441 U JP H0682441U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
shaft body
armature
coil
winding frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP2960993U
Other languages
English (en)
Inventor
利昭 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ogura Clutch Co Ltd
Original Assignee
Ogura Clutch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ogura Clutch Co Ltd filed Critical Ogura Clutch Co Ltd
Priority to JP2960993U priority Critical patent/JPH0682441U/ja
Publication of JPH0682441U publication Critical patent/JPH0682441U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁スプリングクラッチの生産性を向上す
る。 【構成】 アーマチュア14を焼結合金材料からなる鍔
付き円筒状の形状とし、アーマチュア14の鍔部14a
外周面とコア5の外極部5a内面との間にエアギャップ
Gを構成した。また、コイルボビン7の巻枠部7aから
中心方向に延設されたフランジ部7cを、コア5と鍔付
き円筒状の軸受8とで挟持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、同一軸線上に配置された駆動部材と従動部材に巻き締められるコ イルスプリングを有する電磁スプリングクラッチ、特に複写機やプリンターなど の紙送り機構に組込まれる軽負荷使用の電磁スプリングクラッチに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁スプリングクラッチは、矩形状鋼板を断面コ字状に折り曲げた形状 のコアに、電磁コイルが巻回されたコイルボビンを嵌合するとともに、コアの折 り曲げられた一対の外極部先端間に平板状鋼板からなるヨークを嵌合固定した構 造の励磁装置を備えている。
【0003】 そして、ヨークの中心に穿設された貫通孔内面に端部が挿入されている円筒状 アーマチュアを、電磁コイルの磁束によりコア側やコアが支持される駆動部材ま たは従動部材となる軸体に設けたフランジ部に磁気吸着することにより、コイル スプリングを駆動部材と従動部材に巻き締めるようにしている(特開昭63−5 7927号公報・特開昭63−293328号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようなコアとヨークからなる励磁装置を備えた電磁スプリングクラッチ では、コイルボビンの巻枠部の側面にヨークが構成されるため、コアにヨークを 嵌合固定するときにコイルボビンの巻枠部に過度の荷重が作用しないようにしな ければならず、作業に手数がかかり励磁装置の生産性が悪い。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、このような問題を解決することを目的とするものであり、アーマ チュアを焼結合金材料からなる鍔付き円筒状の形状とするとともに、コイルボビ ンには巻枠部から中心方向に延設されたフランジ部を設け、このフランジ部をコ アとこのコアを駆動部材または従動部材に支持するための鍔付き円筒状軸受とで 挟持することにより、従来必要であったヨークを削減した。
【0006】
【作用】
電磁コイルに通電されると、アーマチュアはコア側や駆動部材または従動部材 に磁気吸着され、アーマチュアにフックが掛止されたコイルスプリングは駆動部 材と従動部材に巻き締められるので回転が伝達される。
【0007】
【実施例】
図1乃至図5はこの考案の電磁スプリングクラッチの一実施例を示したもので あり、図1は背面図、図2は図1のA−A線となる上半分断面とした側面図、図 3は要部を拡大した断面図、図4はコアの正面図、図5は図3のB−B線となる 軸体とロータの嵌合部分の断面図である。以下、これら図面に基づきこの考案を 説明する。
【0008】 電磁スプリングクラッチ1は、紙送り機構の駆動源であるモータ側の駆動軸2 上に非磁性材料からなる円筒状軸体3が装着されており、図示せぬねじにより一 体回転可能となっている。 軸体3の外周面は段付き状になっており、軸線方向略中央の大径部3aに対し て一方の円筒部分(図2において左側)には励磁装置4が支持され、また他方の 円筒部分(図2において右側)には歯車12が支持されている。
【0009】 励磁装置4は、矩形状の冷間または熱間の圧延鋼板を断面コ字状に折り曲げた 形状からなるコア5を有する。このコア5は円弧状に絞り加工された外極部5a と半径方向外側に延設された回り止め片5bが形成されている。
【0010】 コア5には電磁コイル6が巻枠部7aに巻回されたコイルボビン7が内設され ており、このコイルボビン7は、コア5の底部に形成された切欠き部5c(図1 参照)に突起7bが掛止されるとともに、巻枠部7aから中心方向に延設された フランジ部7cがコア5の底部とこの底部に穿設された貫通孔に圧入嵌合された 鍔付き円筒状の軸受8に挟持されている。 なお、符号9は樹脂材製のスペーサであり、符号10はスナップリングである 。
【0011】 一方、歯車12は、軸体3の大径部3aの外径寸法と略同一な外径寸法からな る円筒状ボス部12aを有し、軸体3に嵌合されてスナップリング11で抜け止 めされている。そして、これら軸体3の大径部3aと歯車12のボス部12aに 亘って、コイルスプリング13が配置されている。
【0012】 コイルスプリング13の一方のフックは歯車12のボス部12aに掛止されて おり、他方のフックはアーマチュア14に掛止されている。
【0013】 アーマチュア14は焼結合金材料、詳細には無含油の純鉄系焼結合金材料から なる鍔付き円筒状の焼結体であり、図3のように、コア5の外極部5a内面と所 定のエアギャップGをおいて半径方向に対向する環状な鍔部14aと、コイルボ ビン7の巻枠部7a内周面とコイルスプリング13の外周面との間に挿入された 円筒部14b、歯車12の側面に摺接される環状な突部14cが形成されている 。
【0014】 このような構造からなるアーマチュア14は、電磁コイル6に通電すると磁束 Cにより軸体3に装着されたロータ15に磁気吸着される。 ロータ15は、冷間や熱間の圧延鋼板をプレス打抜き加工したものであって、 図5のように、ロータ15には略小判形状の軸孔が穿設されており、軸体3に一 体回転可能に嵌合されている。
【0015】 以上のような構造からなる電磁スプリングクラッチ1は、電磁コイル6に通電 してアーマチュア14をロータ15に磁気吸着すると、駆動軸2とともにアーマ チュア14は回転しそのアーマチュア14に一方のフックが掛止されているコイ ルスプリング13が軸体3と歯車12に巻き締められる。そして、駆動軸2の回 転が歯車12に伝達される。
【0016】 なお、歯車12を駆動側の部材として構成した場合は、アーマチュア14がロ ータ15に磁気吸着されてそのアーマチュア14に掛止されたコイルスプリング 13の一方のフックが制動されることにより、コイルスプリング13は軸体3と 歯車12に巻き締められる。
【0016】
【考案の効果】
本考案の電磁スプリングクラッチは、アーマチュアを焼結合金材料からなる鍔 付き円筒状の形状とするとともに、コイルボビンの巻枠部から中心方向に延設さ れたフランジ部をコアと鍔付き円筒状の軸受とで挟持するようにしたので、従来 必要であったヨークが削減でき生産性の向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例である電磁スプリングクラ
ッチの背面図である。
【図2】図1のA−A線となる上半分断面とした側面図
である。
【図3】図2の要部を拡大した断面図である。
【図4】図1乃至図3に示されたコアの正面図である。
【図5】図3のB−B線となる軸体とロータの嵌合部分
の断面図である。
【符号の説明】
5 コア 6 電磁コイル 7 コイルボビン 8 軸受 13 コイルスプリング 14 アーマチュア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向略中央に円筒状の大径部3aが
    形成された軸体3と、この軸体3の大径部3a側面に当
    接された鍔付き円筒状の軸受8を介して前記軸体3に支
    持された断面略コ字形を呈する形状のコア5と、このコ
    ア5に内設されるとともに電磁コイル6が巻回された巻
    枠部7aとこの巻枠部7aから中心方向に延設されたフ
    ランジ部7cを有し、そのフランジ部7cが前記コア5
    の底部とこの底部に穿設された貫通孔に圧入嵌合された
    前記軸受8の鍔部とで挟持されたコイルボビン7と、こ
    のコイルボビン7の巻枠部7a内に挿入された円筒部1
    4bと前記コア5の外極部5a内面と所定のエアギャッ
    プGをおいて半径方向に対向する環状な鍔部14aとを
    有する焼結合金材料からなるアーマチュア14と、この
    アーマチュア14に一方のフックが掛止され、前記軸体
    3の大径部3aと前記軸体3と同一軸線上に配置された
    部材12のボス部12aとに巻き締められるコイルスプ
    リング13とを構成したことを特徴とする電磁スプリン
    グクラッチ。
JP2960993U 1993-05-10 1993-05-10 電磁スプリングクラッチ Pending JPH0682441U (ja)

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JP2960993U JPH0682441U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 電磁スプリングクラッチ

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JP2960993U JPH0682441U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 電磁スプリングクラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0682441U true JPH0682441U (ja) 1994-11-25

Family

ID=12280813

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JP2960993U Pending JPH0682441U (ja) 1993-05-10 1993-05-10 電磁スプリングクラッチ

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JP (1) JPH0682441U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100835154B1 (ko) * 2006-08-04 2008-06-04 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 동력 전달 기구

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100835154B1 (ko) * 2006-08-04 2008-06-04 가부시키가이샤 도요다 지도숏키 동력 전달 기구

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