JPH0682162A - 連続焼成炉 - Google Patents

連続焼成炉

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JPH0682162A
JPH0682162A JP23467292A JP23467292A JPH0682162A JP H0682162 A JPH0682162 A JP H0682162A JP 23467292 A JP23467292 A JP 23467292A JP 23467292 A JP23467292 A JP 23467292A JP H0682162 A JPH0682162 A JP H0682162A
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furnace
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baking
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Isao Yano
功 谷野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】炉内雰囲気を均一かつ効率よく雰囲気ガスに置
換することができるとともに、雰囲気制御も確実に行え
る連続焼成炉の提供。 【構成】炉体2内に連続した焼成通路3を形成するとと
もに、この焼成通路3を、該通路3の天井から垂下させ
た隔壁4によって焼成領域5毎に間仕切りした連続焼成
炉であって、各焼成領域5の天井側には焼成領域5内に
雰囲気ガスを供給する雰囲気ガス供給部8を設け、隔壁
4の底部には焼成領域5内の排ガスを外部に排気する排
気口9を設けている連続焼成炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシャー式連続炉や
ローラーハース炉といった連続焼成炉に係り、詳しくは
その排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プッシャー式連続炉として、
図3に示すものがある。このプッシャー式連続炉50
は、断熱材からなる炉体51とこの炉体51内に連続し
て形成された焼成通路52とを備えている。焼成通路5
2は炉体51の天井から垂下して設けられた隔壁53に
よって各焼成領域54毎に間仕切られており、各焼成領
域54の天井部には加熱体としてのヒータ55と、この
ヒータ55による加熱状態を検出する熱電対56とが配
設されている。さらに、各焼成領域54の天井部には焼
成領域54に雰囲気ガスを供給する雰囲気ガス供給管5
7と、焼成領域54内の排ガスを外部に排気する排気口
58が開口している。
【0003】このプッシャー式連続炉50は、焼成物が
収められた匣鉢100を台板101に載せて順次焼成通
路52内に搬入することによって焼成を行うようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプッシャー
式焼成炉50は、炉内雰囲気が各焼成領域54の天井角
部(図中符号Bの部分)で澱みを生じやすく、また、排
気口58は、雰囲気ガス供給管57と同じく、焼成領域
54の天井部に設けられているために、雰囲気ガス供給
管57から供給された雰囲気ガスが焼成領域54内を循
環することなく排気口58から排気される現象(いわゆ
るショートパス現象)が生じやすくなっていた。そのた
め、炉内を所望の雰囲気に置換することは難しく、確実
に置換するためには、雰囲気ガス供給管57から大量の
雰囲気ガスを送り込む必要があった。
【0005】また各焼成領域54は、焼成通路52の天
井から垂下している隔壁53によって一様個別に間仕切
られているものの、連続焼成炉としての構造上、完全に
区切ることは不可能である。そのため、雰囲気を各焼成
領域54毎に完全分離することができず、さらには、焼
成領域54の温度を精度よく制御することが困難であっ
た。
【0006】本発明は、このように課題に鑑みてなされ
たものであって、炉内雰囲気を均一かつ効率よく雰囲気
ガスに置換することができるとともに、雰囲気制御も確
実に行える連続焼成炉の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、炉体内に連続した焼成通路を形成すると
ともに、この焼成通路を、該通路の天井から垂下させた
隔壁によって焼成領域毎に間仕切りした連続焼成炉であ
って、前記各焼成領域の天井側には焼成領域内に雰囲気
ガスを供給する雰囲気ガス供給部を設けており、前記隔
壁には焼成通路内の排ガスを外部に排気する排気口を設
けており、以上のものから連続焼成炉を構成した。
【0008】
【作用】上記構成によれば、各焼成領域の天井側に設け
た雰囲気ガス供給部から焼成領域内に供給された雰囲気
ガスは、焼成領域内を下方に向かって満遍なく循環した
のち、隔壁底部に設けられた排気口から外部に排気され
る。
【0009】また、隔壁底部に流れ込む排ガスの流れに
よって各焼成領域内の雰囲気は隣接する焼成領域から遮
断されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例であるプッシ
ャー式連続炉断面図である。このプッシャー式連続炉1
は、断熱材からなる炉体2とこの炉体2内に連続して形
成された焼成通路3とを備えている。焼成通路3は炉体
2の天井から垂下して設けられた隔壁4によって各焼成
領域5毎に間仕切られており、各焼成領域5の天井側に
は加熱体としてのヒータ6と、このヒータ6による加熱
状態を検出する熱電対7とが配設されている。さらに、
各焼成領域5の天井側には焼成領域5に雰囲気ガスを供
給する雰囲気ガス供給管8が配設されている。雰囲気ガ
ス供給管8の上部には雰囲気ガス噴出口8aが開口して
いる。
【0011】以上の構成は従来例とほぼ同様である。次
に本実施例の特徴となる構成を述べる。すなわち、各隔
壁4には排気口9が設けられている。排気口9は隔壁4
の底面4aに計2つ設けられている。これら排気口9は
隔壁4の長手方向に沿って縦列状に配置されている。排
気口9はこのようにして設けられることにより、焼成領
域5それぞれの間に、ほぼ焼成領域5の幅いっぱいに広
がって配設されている。また、隔壁4内には各排気口9
に連通した隔壁側排気通路10が形成されている。そし
て、炉体2の天井側には隔壁側排気通路10と連通した
中間排気室11と、この中間排気室11に集められた排
ガスを外部に排出する炉体側排気通路12とが形成され
ている。なお、図中、20は焼成物を収納する匣鉢であ
り、21は匣鉢20を載置する台板である。
【0012】このように構成されたプッシャー式焼成炉
1の焼成工程においては、焼成領域5の天井側に設けれ
た雰囲気ガス供給管8の雰囲気ガス噴出口8aから焼成
領域5の天井に向けて噴出された雰囲気ガスは、焼成領
域5の天井に当たって周囲に拡散する。そして、拡散し
た雰囲気ガスは下降して満遍なく焼成領域5に行き亘っ
たのち、排ガスとなって隔壁底面4aに開口した排気口
9に吸い込まれる。排気口9に吸い込まれた排ガスは、
隔壁側排気通路10、中間排気室11、および炉体側排
気通路12を経て、外部に排出される。このとき、排気
口9は焼成領域5のほぼ幅いっぱいに広がって設けられ
ているので、排気口9に吸い込まれた排ガスの流れも焼
成領域5のほぼ幅いっぱいとなる。そのため、焼成領域
5内の雰囲気はこの排ガス吸入の流れによって遮断され
て、隣接する焼成領域5に流入することはなく、各焼成
領域5の雰囲気はそれぞれ分離されることになる。した
がって、雰囲気ガス供給管8から供給される雰囲気ガス
の量と排気口9を介して排気される排ガスの量とを適量
に調整することにより、各焼成領域5に任意の雰囲気環
境を形成することが可能になる。
【0013】なお、排気口9を有する隔壁4は、焼成温
度が1000℃以上であれば、Al23やSiCなどか
ら形成され、焼成温度が1000℃以下ならば、インコ
ネルなどの耐熱合金から形成される。
【0014】くわえて、上記実施例は本発明をプッシャ
ー式焼成炉において実施していたが、本発明はこれに限
るわけではなく、例えば、ローラーハース炉や、低温焼
付炉であるメッシュベルト炉においても実施できること
はいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各焼成
領域の天井側に設けた雰囲気ガス供給部から焼成領域内
に供給された雰囲気ガスは、焼成領域内を下方に向かっ
て満遍なく循環したのち、隔壁底部に設けられた排気口
から外部に排気されるので、焼成領域を均一かつ効率よ
く所定に雰囲気に置換することができるようになった。
本発明の出願者がプッシャー式焼成炉において実験した
ところによると、焼成領域内の酸素濃度を100ppm
以下にするために必要な窒素の量は従来例の連続焼成炉
の場合、30Nm3/Hrであったのに対して、本発明
の連続焼成炉では、20Nm3/Hrであった。
【0016】また、隔壁底部に流れ込む排ガスの流れに
よって各焼成領域内の雰囲気は隣接する焼成領域から遮
断されることになったので、雰囲気ガスの供給量、およ
び排ガスの排出量を適量に調整するという比較的簡単な
作業によって、焼成領域を所定の雰囲気環境にすること
ができるようになった。
【0017】さらには、隣接する焼成領域からの雰囲気
ガスの流入を防止できるので焼成領域内の温度に乱れが
生じにくくなり、その分、焼成領域の温度制御精度が向
上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプッシャー式焼成炉の構造
を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例のプッシャー式焼成炉の構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
2 炉体 3 焼成通路 4 隔壁 5 焼成領域 8 雰囲気ガス供給管 9 排気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉体(2)内に連続した焼成通路(3)を
    形成するとともに、この焼成通路(3)を、該通路
    (3)の天井から垂下させた隔壁(4)によって焼成領
    域(5)毎に間仕切りした連続焼成炉であって、 前記各焼成領域(5)の天井側には焼成領域(5)内に
    雰囲気ガスを供給する雰囲気ガス供給部(8)を設けて
    おり、 前記隔壁(4)の底部には焼成領域(5)内の排ガスを
    外部に排気する排気口(9)を設けていることを特徴と
    する連続焼成炉。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008114335A1 (ja) * 2007-02-21 2008-09-25 Ibiden Co., Ltd. 加熱炉及びハニカム構造体の製造方法
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JP2014214988A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 東海高熱工業株式会社 連続焼成炉
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JP7013608B1 (ja) * 2021-03-29 2022-02-14 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 連続焼成炉

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