JPH0681976B2 - スリーブ形ゴム緩衝器 - Google Patents
スリーブ形ゴム緩衝器Info
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- JPH0681976B2 JPH0681976B2 JP2044280A JP4428090A JPH0681976B2 JP H0681976 B2 JPH0681976 B2 JP H0681976B2 JP 2044280 A JP2044280 A JP 2044280A JP 4428090 A JP4428090 A JP 4428090A JP H0681976 B2 JPH0681976 B2 JP H0681976B2
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- JP
- Japan
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- elastic body
- shock absorber
- type rubber
- rubber shock
- sleeve
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
- F16F13/1481—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially characterised by features of plastic springs, e.g. presence of cavities or stiffeners; characterised by features of flexible walls of equilibration chambers, i.e. membranes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2226/00—Manufacturing; Treatments
- F16F2226/04—Assembly or fixing methods; methods to form or fashion parts
- F16F2226/045—Press-fitting
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Springs (AREA)
- Insulators (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Luminescent Compositions (AREA)
- Steroid Compounds (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスリーブ形ゴム緩衝器に関し、特に、軸平行に
配列されて相互に取囲み、半径方向相互間隔を有する2
個の接続部を具備し、半径方向に順次続く弾性ゴム材料
の2個の弾性体が上記間隔から成る間隙に設けられ、そ
の内の外側弾性体がおおむね十字形に形成された輪郭で
流体入り隔室を取囲み、上記外側弾性体の少なくとも2
個の相対する隔室が緩衝孔を経て連通し、上記外側弾性
体と内側弾性体の間に中間素地を設けて成る液圧緩衝式
スリーブ形ゴム緩衝器に関する。
配列されて相互に取囲み、半径方向相互間隔を有する2
個の接続部を具備し、半径方向に順次続く弾性ゴム材料
の2個の弾性体が上記間隔から成る間隙に設けられ、そ
の内の外側弾性体がおおむね十字形に形成された輪郭で
流体入り隔室を取囲み、上記外側弾性体の少なくとも2
個の相対する隔室が緩衝孔を経て連通し、上記外側弾性
体と内側弾性体の間に中間素地を設けて成る液圧緩衝式
スリーブ形ゴム緩衝器に関する。
(従来の技術) 上記のスリーブ形ゴム緩衝器は西ドイツ特許出願公開第
3046419号により公知である。その場合中間素地も接続
部も環状に閉じており、強固に形成され、熱加硫により
弾性体と結合されている。このため加硫に続く冷却段階
で弾性体に内部応力が生じる。従って耐久性と音響効果
高周波振動の絶縁があまり充分でない。
3046419号により公知である。その場合中間素地も接続
部も環状に閉じており、強固に形成され、熱加硫により
弾性体と結合されている。このため加硫に続く冷却段階
で弾性体に内部応力が生じる。従って耐久性と音響効果
高周波振動の絶縁があまり充分でない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的とするとことは、耐久性と音響効果高周波
振動の絶縁の改善が得られるように上記のスリーブ形ゴ
ム緩衝器を改良することである。
振動の絶縁の改善が得られるように上記のスリーブ形ゴ
ム緩衝器を改良することである。
(課題を解決するための手段) この目的は本発明に基づき、冒頭に挙げた種類のスリー
ブ形ゴム緩衝器において請求項1の特徴によって達成さ
れる。従属請求項は有利な実施態様に関するものであ
る。
ブ形ゴム緩衝器において請求項1の特徴によって達成さ
れる。従属請求項は有利な実施態様に関するものであ
る。
本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器においては、中間
素地が2個の相対する2つ割筒状体から成り、これらの
2つ割筒状体が外側弾性体の輪郭に対して左右対称に配
列され、2つ割筒状体と外側弾性体が不可分に結合さ
れ、内側弾性体が外側弾性体を半径方向に圧縮しなが
ら、2つ割筒状体が取囲む自由空間に軸方向に圧入され
ている。このようにして本発明に基づくスリーブ形ゴム
緩衝器の弾性体においては引張応力が完全に回避され
る。これにより、良好な耐久性の達成が大幅に改善され
る。また2つ割筒状体の形の中間素地を使用することに
よって、2つの弾性体は直列接続の内部で相互に弾性的
に固定される。これにより、動剛性が減少し、その結果
音響効果高周波振動の絶縁が改善される。
素地が2個の相対する2つ割筒状体から成り、これらの
2つ割筒状体が外側弾性体の輪郭に対して左右対称に配
列され、2つ割筒状体と外側弾性体が不可分に結合さ
れ、内側弾性体が外側弾性体を半径方向に圧縮しなが
ら、2つ割筒状体が取囲む自由空間に軸方向に圧入され
ている。このようにして本発明に基づくスリーブ形ゴム
緩衝器の弾性体においては引張応力が完全に回避され
る。これにより、良好な耐久性の達成が大幅に改善され
る。また2つ割筒状体の形の中間素地を使用することに
よって、2つの弾性体は直列接続の内部で相互に弾性的
に固定される。これにより、動剛性が減少し、その結果
音響効果高周波振動の絶縁が改善される。
弾性的性質を一層改善するために弾性体は互いに異なる
ばね弾性のゴム品種から成ることができる。内側弾性体
が特に明瞭な減衰特性を有するゴムから成り、外側弾性
体が特に減衰特性が特に低い程度のゴムから成るなら
ば、この点で有利であることが判明した。
ばね弾性のゴム品種から成ることができる。内側弾性体
が特に明瞭な減衰特性を有するゴムから成り、外側弾性
体が特に減衰特性が特に低い程度のゴムから成るなら
ば、この点で有利であることが判明した。
本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器には互いに独立に
運動し得る2個の中間素地が含まれているから、互いに
独立に設計することができ、2つの互いに異なる周波数
範囲で吸収効果を得ることができる。更に液体入り隔室
の間の連絡孔を導管状に形成し、別の周波数範囲で連絡
孔が取囲む液量に共振運動が生じるように、またその結
果一層の吸収効果が生じるように設計することが可能で
ある。この吸収効果は前述の効果と同様に、特に有害な
周波数の振動を抑制するために利用される。その場合適
用される設計規則は公知である。
運動し得る2個の中間素地が含まれているから、互いに
独立に設計することができ、2つの互いに異なる周波数
範囲で吸収効果を得ることができる。更に液体入り隔室
の間の連絡孔を導管状に形成し、別の周波数範囲で連絡
孔が取囲む液量に共振運動が生じるように、またその結
果一層の吸収効果が生じるように設計することが可能で
ある。この吸収効果は前述の効果と同様に、特に有害な
周波数の振動を抑制するために利用される。その場合適
用される設計規則は公知である。
2つ割筒状体のすき間で弾性体は膜状に形成された緩衝
器から成ることができる。緩衝壁の周方向延長の少なく
とも中央区域が内側弾性体との間に間隙を有する。この
間隙が形成する間隙は空気で満たされ、大気と連通する
ことが好ましい。この事は緩衝器の延長を横切ってスリ
ーブ形ゴム緩衝器に伝達される音響効果高周波数振動の
遮断を促す。
器から成ることができる。緩衝壁の周方向延長の少なく
とも中央区域が内側弾性体との間に間隙を有する。この
間隙が形成する間隙は空気で満たされ、大気と連通する
ことが好ましい。この事は緩衝器の延長を横切ってスリ
ーブ形ゴム緩衝器に伝達される音響効果高周波数振動の
遮断を促す。
別の実施態様によれば、外側弾性体は2つ割筒状体の区
域に、一体を成して隔室の中に突出するストップクッシ
ョンを具備し、ストップクッションがスリーブ形ゴム緩
衝器の対称軸に対して左右対称に配列されていることと
する。これによって超過荷重が効果的に防止される。対
称軸が荷重方向と平行に、かつ相対する隔室対の一方の
中央を通って伸張することが好ましい。
域に、一体を成して隔室の中に突出するストップクッシ
ョンを具備し、ストップクッションがスリーブ形ゴム緩
衝器の対称軸に対して左右対称に配列されていることと
する。これによって超過荷重が効果的に防止される。対
称軸が荷重方向と平行に、かつ相対する隔室対の一方の
中央を通って伸張することが好ましい。
2つ割筒状体の少なくとも一方の端部に案内部材を配列
することができる。その場合案内部材は内側弾性体を内
側から支える接続部に固定される。特に2つの接続部の
望ましくない大きな軸方向変位をこうして効果的に防止
することができる。
することができる。その場合案内部材は内側弾性体を内
側から支える接続部に固定される。特に2つの接続部の
望ましくない大きな軸方向変位をこうして効果的に防止
することができる。
上記の案内部材がフランジ状に形成され、環状突起を具
備し、この環状突起が2つ割筒状体の外側を取囲むなら
ば特に好適であることが判明した。使用に基づく隔たり
運動の大きさがこれによって所定の範囲に制限される。
用途によってはこの事が有利である。適当な案内部材を
スリーブ形ゴム緩衝器の両端に設けることが好ましい。
この場合は用途のために使用するときに、同時に外側弾
性体に対する内側弾性体の相対変位を阻止する。
備し、この環状突起が2つ割筒状体の外側を取囲むなら
ば特に好適であることが判明した。使用に基づく隔たり
運動の大きさがこれによって所定の範囲に制限される。
用途によってはこの事が有利である。適当な案内部材を
スリーブ形ゴム緩衝器の両端に設けることが好ましい。
この場合は用途のために使用するときに、同時に外側弾
性体に対する内側弾性体の相対変位を阻止する。
2つ割筒状体は、対称軸に対して前述の意味で左右対称
に配列された、おおむね円の切片状の輪郭を有する。当
該の円の切片の角度は90°ないし160°であることが好
ましい。
に配列された、おおむね円の切片状の輪郭を有する。当
該の円の切片の角度は90°ないし160°であることが好
ましい。
(実施例及び作用) 次に図面に示す実施例に基づいて本発明の主題を詳述す
る。
る。
第1図ないし第3図に示すスリーブ形ゴム緩衝器は軸平
行に配列されて互いに取囲む2個の接続部1、2を具備
する。接続部1、2は半径方向相互間隔を有する。間隔
が形成する隙間に2個の半径方向に順次続く、ゴム弾性
材料の弾性体3、4が設けられている。その内の外側弾
性体4はおおむね十字形に形成された輪郭で液体入り隔
室5を取囲み、その際、外側弾性体4の2個の、X方向
に相対する隔室は導管状に形成された緩衝孔6によって
連通し、外側及び内側弾性体4、3の間に中間素地7が
設けられている。中間素地7は2個の2つ割筒状体7.1
及び7.2から成る。2つ割筒状体は垂直方向に伸張する
仮想の平面で左右対称に配列され、好ましくは成形と固
化の時に加硫により外側弾性体4と不可分に結合されて
いる。弾性体4の固化の後、2つ割筒状体7.1、7.2は対
称面で相互に間隔Aを有する。外側弾性体4と2つ割筒
状体7.1、7.2は製造の際に第1図に示す輪郭を有する。
弾性体4の輪郭は前述の特徴のほかにストップクッショ
ン8を有する。ストップクッション8は2つ割筒状体7.
1及び7.2の周方向延長の範囲内に設けられ、外側弾性体
4と一体に形成されている。その輪郭はおおむね円の切
片状に画定され、スリーブ形ゴム緩衝器の対称面に対し
て左右対称に配列されている。同時に対称面はX方向、
即ち、荷重方向に相前後して隔室を中央で分断する。
行に配列されて互いに取囲む2個の接続部1、2を具備
する。接続部1、2は半径方向相互間隔を有する。間隔
が形成する隙間に2個の半径方向に順次続く、ゴム弾性
材料の弾性体3、4が設けられている。その内の外側弾
性体4はおおむね十字形に形成された輪郭で液体入り隔
室5を取囲み、その際、外側弾性体4の2個の、X方向
に相対する隔室は導管状に形成された緩衝孔6によって
連通し、外側及び内側弾性体4、3の間に中間素地7が
設けられている。中間素地7は2個の2つ割筒状体7.1
及び7.2から成る。2つ割筒状体は垂直方向に伸張する
仮想の平面で左右対称に配列され、好ましくは成形と固
化の時に加硫により外側弾性体4と不可分に結合されて
いる。弾性体4の固化の後、2つ割筒状体7.1、7.2は対
称面で相互に間隔Aを有する。外側弾性体4と2つ割筒
状体7.1、7.2は製造の際に第1図に示す輪郭を有する。
弾性体4の輪郭は前述の特徴のほかにストップクッショ
ン8を有する。ストップクッション8は2つ割筒状体7.
1及び7.2の周方向延長の範囲内に設けられ、外側弾性体
4と一体に形成されている。その輪郭はおおむね円の切
片状に画定され、スリーブ形ゴム緩衝器の対称面に対し
て左右対称に配列されている。同時に対称面はX方向、
即ち、荷重方向に相前後して隔室を中央で分断する。
外側弾性体4を画定する壁体は2つ割筒状体7.1及び7.2
の中間帯で膜状の薄い構造の緩衝壁4.1として形成さ
れ、半径方向外側へ湾曲している。製造の時に緩衝壁に
付与された輪郭はおおむね半円形であると言える。
の中間帯で膜状の薄い構造の緩衝壁4.1として形成さ
れ、半径方向外側へ湾曲している。製造の時に緩衝壁に
付与された輪郭はおおむね半円形であると言える。
外側の接続部2は2つの部分から形成され、閉じた円筒
形の外管2.2のほかに窓付き管2.1を包含する。窓付き管
2.1は外管2.2に水密に挿入され、隔室5の区域に半径方
向外側へ開放した貫通孔を具備する。窓付き管2.1は更
に緩衝孔6の出入り口及び緩衝孔6の全長にわたりその
輪郭の一部を取囲む(第3図)。この輪郭は全く変化が
ないから、緩衝孔は全体として導管状に形成されてお
り、或る周波数の振動が伝達されると収容された液量が
共振させられる。
形の外管2.2のほかに窓付き管2.1を包含する。窓付き管
2.1は外管2.2に水密に挿入され、隔室5の区域に半径方
向外側へ開放した貫通孔を具備する。窓付き管2.1は更
に緩衝孔6の出入り口及び緩衝孔6の全長にわたりその
輪郭の一部を取囲む(第3図)。この輪郭は全く変化が
ないから、緩衝孔は全体として導管状に形成されてお
り、或る周波数の振動が伝達されると収容された液量が
共振させられる。
内側弾性体3はホース状に形成され、第3図に示すよう
に管状に形成された内側接続部1の上に支承される。2
つ割筒状体7.1,7.2が取囲む自由空間10に挿入すると2
つ割筒状体の半径方向引き離し運動を生じ、外側及び内
側弾性体の双方に予圧応力を発生する。この事を弾性体
の区域にウェブの拡張により図示した。下部区域に配設
された外側弾性体4のウェブは、上部区域に配設された
ウェブよりも周方向に大きな延長を有する。このため内
側弾性体を挿入すると下側ウェブの区域に外側ウェブに
比して小さな半径方向予圧が生じ、内側接続片1の軸線
が寸法Eだけ上側へ相対的に変位する。この寸法Eは、
用途のために支持荷重を加えたときに中心位置に少なく
とも近似的に完全に復帰するように設定されている。こ
のためその後は任意の方向の相対運動が一様な大きさに
なる。同時に外側弾性体4の緩衝壁4.1の当初の半円形
輪郭が偏平になる。外側弾性体の半径方向内側の側面と
内側弾性体3の外面との間には、その際に少なくとも中
央区域に空気で満たされた間隔が維持される。
に管状に形成された内側接続部1の上に支承される。2
つ割筒状体7.1,7.2が取囲む自由空間10に挿入すると2
つ割筒状体の半径方向引き離し運動を生じ、外側及び内
側弾性体の双方に予圧応力を発生する。この事を弾性体
の区域にウェブの拡張により図示した。下部区域に配設
された外側弾性体4のウェブは、上部区域に配設された
ウェブよりも周方向に大きな延長を有する。このため内
側弾性体を挿入すると下側ウェブの区域に外側ウェブに
比して小さな半径方向予圧が生じ、内側接続片1の軸線
が寸法Eだけ上側へ相対的に変位する。この寸法Eは、
用途のために支持荷重を加えたときに中心位置に少なく
とも近似的に完全に復帰するように設定されている。こ
のためその後は任意の方向の相対運動が一様な大きさに
なる。同時に外側弾性体4の緩衝壁4.1の当初の半円形
輪郭が偏平になる。外側弾性体の半径方向内側の側面と
内側弾性体3の外面との間には、その際に少なくとも中
央区域に空気で満たされた間隔が維持される。
外側接続部の水密の外管2.2への窓付き管2.1の挿入は、
下へ圧縮した状態で行うことが好ましい。これによって
隔室5と緩衝孔6が組立の後に液体が完全に満たされる
ことが保証される。続いて緩衝孔6から軸方向に張り出
す端部の区域で外管2.2を第3図に示すように内側へ折
り曲げる。隔室5と緩衝孔6に収容された液量はこうし
て密封され、スリーブ形ゴム緩衝器は基本的に既に使用
可能である。
下へ圧縮した状態で行うことが好ましい。これによって
隔室5と緩衝孔6が組立の後に液体が完全に満たされる
ことが保証される。続いて緩衝孔6から軸方向に張り出
す端部の区域で外管2.2を第3図に示すように内側へ折
り曲げる。隔室5と緩衝孔6に収容された液量はこうし
て密封され、スリーブ形ゴム緩衝器は基本的に既に使用
可能である。
更に2つ割筒状体7.1及び7.2の両端は案内部材9によっ
て取囲まれる。案内部材9は内側弾性体3を内側から支
える接続部1に固定されている。案内部材9はフランジ
状に形成され、間隔を置いて2つ割筒状体を心外れに取
囲む環状突起9.1を具備する(第3図)。
て取囲まれる。案内部材9は内側弾性体3を内側から支
える接続部1に固定されている。案内部材9はフランジ
状に形成され、間隔を置いて2つ割筒状体を心外れに取
囲む環状突起9.1を具備する(第3図)。
上述のスリーブ形ゴム緩衝器の性質について次の事が挙
げられる。
げられる。
外側弾性体4を実質的に構成するウェブと緩衝壁4.1の
横方向可撓性が良好であるため、X方向及び/又はY方
向に伝達される音響効果振動に関して、このスリーブ形
緩衝器は特に良好な絶縁挙動を特徴とする。
横方向可撓性が良好であるため、X方向及び/又はY方
向に伝達される音響効果振動に関して、このスリーブ形
緩衝器は特に良好な絶縁挙動を特徴とする。
このスリーブ形ゴム緩衝器は硬さが大きいので、Y方向
に伝達される1ミリメートルを超える振幅の振動に関し
て優れているから、この方向の束縛力を特に有利に伝達
することができる。
に伝達される1ミリメートルを超える振幅の振動に関し
て優れているから、この方向の束縛力を特に有利に伝達
することができる。
このような使用状態で緩衝孔の中で往復変位させられる
液量の卓越した減衰効果と、2つ割筒状体7.1及び7.2か
ら成り、半径方向外側にも内側にも弾性可撓に支えられ
た慣性質量に基づき、他方ではX方向に伝達される振幅
1ミリメートル以上の振動に関して限られた可撓性が生
じる。
液量の卓越した減衰効果と、2つ割筒状体7.1及び7.2か
ら成り、半径方向外側にも内側にも弾性可撓に支えられ
た慣性質量に基づき、他方ではX方向に伝達される振幅
1ミリメートル以上の振動に関して限られた可撓性が生
じる。
(発明の効果) このようにして本発明に基づくスリーブ形ゴム緩衝器の
弾性体によれば、引張応力が完全に回避され、耐久性が
大幅に改善される。また本発明に基づくスリーブ形ゴム
緩衝器によれば、2つ割筒状体の形の中間素地を使用す
ることによって、2つの弾性体が直列接続の内部で相互
に弾性的に固定されため、動剛性が減少し、その結果音
響効果高周波振動の絶縁が改善される。
弾性体によれば、引張応力が完全に回避され、耐久性が
大幅に改善される。また本発明に基づくスリーブ形ゴム
緩衝器によれば、2つ割筒状体の形の中間素地を使用す
ることによって、2つの弾性体が直列接続の内部で相互
に弾性的に固定されため、動剛性が減少し、その結果音
響効果高周波振動の絶縁が改善される。
第1図は外側接続部の一部と共に加硫され、内径区域に
更に2個の2つ割筒状体を加硫して設けた外側弾性体の
横断面図、 第2図は第1図に示した部分を含む使用可能なスリーブ
形ゴム緩衝器の横断面図、 第3図は第2図に示したスリーブ形ゴム緩衝器の縦断面
図を示す。 1…内側接続部、2…外側接続部、 2.1…窓付き管、2.2…外管、 3…内側弾性体、4…外側弾性体、 4.1…緩衝壁、5…隔室、 6…緩衝孔、7…中間素地、 7.1,7.2…2つ割筒状体、 8…ストップクッション、 9…案内部材、9.1…環状突起、 10…自由空間、
更に2個の2つ割筒状体を加硫して設けた外側弾性体の
横断面図、 第2図は第1図に示した部分を含む使用可能なスリーブ
形ゴム緩衝器の横断面図、 第3図は第2図に示したスリーブ形ゴム緩衝器の縦断面
図を示す。 1…内側接続部、2…外側接続部、 2.1…窓付き管、2.2…外管、 3…内側弾性体、4…外側弾性体、 4.1…緩衝壁、5…隔室、 6…緩衝孔、7…中間素地、 7.1,7.2…2つ割筒状体、 8…ストップクッション、 9…案内部材、9.1…環状突起、 10…自由空間、
Claims (8)
- 【請求項1】軸平行に配列されて相互に取囲み、半径方
向相互間隔を有する2個の接続部を具備し、半径方向に
順次続く弾性ゴム材料の2個の弾性体が上記間隔から成
る間隙に設けられ、その内の外側弾性体がおおむね十字
形に形成された輪郭で流体入り隔室を取囲み、上記外側
弾性体の少なくとも2個の相対する隔室が緩衝孔を経て
連通し、上記外側弾性体と内側弾性体の間に中間素地を
設けて成る液圧緩衝式スリーブ形ゴム緩衝器において、 上記中間素地が2個の相対する2つ割筒状体(7.1,7.
2)から成り、これらの2つ割筒状体が上記外側弾性体
(4)の輪郭に対して左右対称に配列され、上記2つ割
筒状体(7.1,7.2)と上記外側弾性体(4)が不可分に
結合されており、上記内側弾性体(3)が上記外側弾性
体(4)を半径方向に圧縮しながら、2つ割筒状体(7.
1,7.2)が取囲む自由空間(10)に圧入されていること
を特徴とするスリーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項2】上記外側及び内側弾性体(4,3)が互いに
異なるゴム弾性のゴム品種から成ることを特徴とする請
求項1に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項3】上記2つ割筒状体(7.1,7.2)のすき間で
上記外側弾性体(4)が膜状に薄く形成された緩衝壁
(4.1)から成り、上記緩衝壁(4.1)が周方向延長の少
なくとも中央部で上記内側弾性体(3)との間に間隙を
有することを特徴とする請求項1ないし2に記載のスリ
ーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項4】上記外側弾性体(4)が上記2つ割筒状体
(7.1,7.2)の区域に、一体に突設されて隔室(5)の
中に突出するストップクッション(8)を具備し、上記
ストップクッション(8)が対称軸に対して左右対称に
配列されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載のスリーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項5】上記2つ割筒状体(7.1,7.2)の少なくと
も一方の端部に案内部材(9)が組込まれ、上記案内部
材(9)が上記内側弾性部材(3)を内側から支える接
続部(1)に固定されていることを特徴とする請求項1
ないし4に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項6】案内部材(9)がフランジ状に形成されて
おり、環状突起(9.1)を具備し、上記環状突起が上記
2つ割筒状体(7.1,7.2)の外側を取囲むことを特徴と
する請求項5に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。 - 【請求項7】上記2つ割筒状体(7.1,7.2)がおおむね
半円形に画定された輪郭を有することを特徴とする請求
項1ないし6のいずれかに記載のスリーブ形ゴム緩衝
器。 - 【請求項8】上記2つ割筒状体(7.1,7.2)の両端に上
記案内部材(9)が組込まれていることを特徴とする請
求項5ないし6に記載のスリーブ形ゴム緩衝器。
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