JPH0681749U - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JPH0681749U
JPH0681749U JP2866791U JP2866791U JPH0681749U JP H0681749 U JPH0681749 U JP H0681749U JP 2866791 U JP2866791 U JP 2866791U JP 2866791 U JP2866791 U JP 2866791U JP H0681749 U JPH0681749 U JP H0681749U
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JP
Japan
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ink ribbon
bobbin
cassette
flange
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP2866791U
Other languages
English (en)
Inventor
茂 田中
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写プリンタ用のインクリボンカセットに
収容されているインクリボンの傷やしわの発生の原因と
なるたるみの発生を確実に防止する。 【構成】 インクリボンカセット7のインクリボン8を
巻きつけるボビン9の一端部にコイルバネ93を設け、
ボビン9の他端部のフランジ9あるいはこれと向い合う
カセット7の内壁の少くともいずれか一方にゴム等の摩
擦部材層94を形成・固定する。通常時は、ボビン9の
フランジ91の面が摩擦部材層94を介してカセット内
壁と圧接し、ボビン9の回転を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、インクリボンカセットに関し、特にインクリボンのたるみ防止機 構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では映像信号から1フィールドあるいは1フレーム分の情報、すなわち静 止画をハードコピーするビデオプリンタが普及しつつある。この種のプリンタは 熱転写方式のプリンタが主であるが、他の映像機器とシステムを組んで用いる場 合があり、一緒にラックの中に収容する方が好ましい。したがって、操作は前面 から行い、給紙、排紙およびインクリボンカセットの出し入れも前面から行える フロントローディングタイプの構造が求められる。その一例を図3に示す。1は プリンタ筐体で、2はフロントパネルである。フロントパネル2には操作部3、 ハードコピー前の給紙ケース4、ハードコピーを取り出す排紙口5が設けられて いる。また、6はインクリボンカセット7の着脱口61に設けられた扉である。 カセット7には窓部71が設けられており、この窓部71を横切ってインクリボ ン8が走行するようになっている。
【0003】 図4にインクリボンカセット7のローディング状態を示す。10はライン型の プリンタヘッド、11はプラテン、12および13は印刷される紙41を走行さ せるためのキャップスタンとローラである。インクリボンカセット7の窓部71 の一対の端部にはインクリボン8を巻いて収容するボビン9,9が設けられてい る。インクリボンカセット7が熱転写プリンタ内に装着されて動作を開始すると 、インクリボン8はロッド14により押し下げられ8′のようになる。プリンタ ヘッド10は10′のように回転し、プラテン11との間に紙41とインクリボ ン8′を挟持するような形でインクリボン8′に当接する。プリント終了後は元 の状態に復帰する。
【0004】 インクリボン8は非常に薄く、取扱い上、傷やしわが発生しやすい。特にたる みがあると、装着時にプリンタの機構部分に触れたりすることがあり、プリント の仕上りに影響を及ぼすことになる。そこで、従来はインクリボンカセットに図 5に示すようなたるみ防止の構造を設けていた。
【0005】 ボビン9のフランジ91の外面に放射状に溝92を設けておき、このフランジ 面と対向するカセット7の内壁面に溝92と合致係合する突起72を設けていた 。そして、ボビン9の反対側の端部にはコイルバネ93を介在させ、通常時には フランジ91側にボビン9を押しやる付勢力を与えている。これによって、溝9 2と突起72が係合し、ボビン9の不要な回転を抑え、インクリボン8にたるみ が発生するのを防止していた。プリンタへの装着時にはボビン9は回転シャフト 16と結合し、このとき溝92と突起72との係合状態は解除される。したがっ て、ボビン9,9は回転可能となり、リボン8が窓部71を横切って走行可能と なる。回転シャフト16はプリンタのリボン巻取機構を構成しその駆動源によっ て回転される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示すような回転防止構造の場合、ボビン9のフランジ91の面に放射状 に複数の溝92…を設けているが、この溝92…のピッチは例えば30度の間隔 で設けられているため、その角度30度の範囲で、ボビン9,9が突起72と溝 91との係合の隙間に応じてガタ付くことがあり、インクリボン8のたるみを完 全に取り除くことは困難であった。その結果、インクリボンカセット7をプリン タに装着する際、その機構部分にインクリボン8が接触したりすると、インクリ ボン8に傷やしわが発生することがあり、プリントの画質に影響を及ぼす問題が 生じていた。
【0007】 この考案は以上の点に鑑み提案されたもので、インクリボンのたるみを従来の 構造のものに比べてより確実に抑えることができ、プリントの画質に影響を及ぼ さないインクリボンカセットの構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、中央に窓部を有し、この窓部の一対の 端部にそれぞれボビンを収納し、窓部を横切って走行するように両ボビン間に巻 かれた熱転写プリンタ用のインクリボンを収容したインクリボンカセットの構造 において、ボビンの一端部とカセット内壁との間に介在されボビンの他端部側に ボビンを押しやる付勢力を与えるバネ部材を有し、ボビンの他端部のフランジ面 あるいはこの面と向い合うカセット内壁の少なくとも一方に摩擦部材層を固定し てなり、通常時は上記付勢力により摩擦部材層を介してフランジ面がこれと向い 合うカセット内壁に圧接され、熱転写プリンタへの装着によりボビンのフランジ 面が上記付勢力に抗してカセット内壁への圧接から離脱されることを特徴とした ものである。
【0009】
【作用】
この考案のインクリボンカセットによれば、通常時においてボビンのフランジ 面が摩擦部材層を介してリボンカセットの内壁に圧接されるため、任意の位置で ボビンを確実に停止・ロックさせることが可能となり、両ボビン間に張り渡され ているインクリボンは一定の張力を持ってたるみを生じることなく保持される。 また、熱転写プリンタへの装着により、ボビンのフランジ面がカセット内壁から 離脱し、該内壁との圧接から解除されるので、ボビンをリボンの巻取り方向へ支 障なく回転させることができる。
【0010】
【実施例】
図1および図2は本考案の一実施例を示すもので、従来構造を示す図5と対応 する個所は同一符号にて示す。ボビン9の一端に設けられたフランジ91の外側 面にはゴム等の高摩擦を持つ摩擦部材層94が接着剤により固定・形成されてい る。プリンタに装着しない通常時の状態においては、ボビン9の他端側に設けら れているコイルバネ93の付勢力により、ボビン9は、フランジ91がこれと向 い合うインクリボンカセット7の内壁と圧接する側へ押しやられている。そのた め、フランジ91は摩擦部材層94を介して内壁に圧接され、ボビン9の回転が 阻止される。次に、プリンタに装着された時は回転シャフト16とボビン9が結 合し、その際にボビン9がコイルバネ93の方向にその付勢力に抗して押し込め られる。したがって、フランジ91がカセット内壁から離脱し、カセット内壁と の圧接状態は解除され、所定の動作によりインクリボンの走行が可能となる。す なわち、ボビン9,9は、リボン巻取機構の回転シャフト16の回転で、リボン 巻取方向へ回転可能となる。
【0011】 この実施例においては、フランジ91側に摩擦部材層94を固定しているが、 他の実施例としてフランジ91と向い合うカセット7の内壁面に摩擦部材層を固 定することも可能である。更には、フランジ91と内壁面の両方に設けることも 可能である。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明により明らかな通り、本考案によれば、フランジ面が摩擦部材層を 介してリボンカセットの内壁に圧接される構造を有しているため、通常状態でボ ビンを任意の位置に停止ロックすることができる。その結果、両ボビン間の窓部 に露出するインクリボンを一定の張力を保って張り渡すことができ、従来のよう にたるみを発生することが無い。したがって、インクリボンに傷やしわを発生さ せることを防ぎ、インクリボンカセットの取扱時の操作性も良くなり、ハードコ ピーの画質の信頼性を高めることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るインクリボンカセットの
構造を示す一部切欠平面図である。
【図2】同実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】本考案に係るインクリボンカセットを適用する
フロントローディングタイプの熱転写プリンタを示す外
観斜視図である。
【図4】同熱転写プリンタの内部構造を示す説明図であ
る。
【図5】従来例を示す一部切欠平面図である。
【符号の説明】
7 インクリボンカセット 71 窓部 8 インクリボン 9 ボビン 91 フランジ 93 コイルバネ 94 摩擦部材層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に窓部を有し、この窓部の一対の端
    部にそれぞれボビンを収納し、前記窓部を横切って走行
    するように前記両ボビン部に巻かれた熱転写プリンタ用
    のインクリボンを収容したインクリボンカセットにおい
    て、前記ボビンの一端部とカセット内壁との間に介在さ
    れ前記ボビンの他端部側に前記ボビンを押しやる付勢力
    を与えるバネ部材を有し、前記ボビンの他端部のフラン
    ジ面あるいはこの面と向い合うカセット内壁の少くとも
    一方に摩擦部材層を形成してなり、通常時は前記付勢力
    により前記摩擦部材層を介して前記フランジ面が向い合
    うカセット内壁に圧接され、熱転写プリンタへの装着に
    より前記フランジ面が前記付勢力に抗して前記カセット
    内壁から離脱されることを特徴とするインクリボンカセ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記摩擦部材層がゴム部材からなること
    を特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
JP2866791U 1991-03-30 1991-03-30 インクリボンカセット Pending JPH0681749U (ja)

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